説明

ネットワーク・ベースの情報のIP電話へのダウンローディング

氏名、電話番号、映画の上映時間または運転方向などのネットワーク・ベースの情報をIP電話にダウンロードするための方法および装置を提供する。1つの実施形態において、IP電話はセッション開始プロトコル(SIP)をサポートし、VoIPサービス・プロバイダはディレクトリ・サービスを提供する。情報は一旦IP電話によって受信されると、ユーザの電話記録の中の任意の別の項目と全く同じように、ユーザによって使用され、閲覧されることが可能なユーザの電話記録の中のクリック可能な項目となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に通信ネットワークに関し、より詳細にはネットワーク・ベースの情報をインターネット・プロトコル(例えばVoIP)電話にダウンロードすることを可能にする方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線と有線との両方のIP電話のユーザは、電話機自体に記憶された電子電話帳および記録の中の項目にある「送信」ボタンをクリックすることによって電話をかけることがよくある。これらの電子電話帳および記録は受信された呼び出し、受信されなかった呼び出し、およびダイヤルされた呼び出しを含む。これは特に、ハンズフリーの状態の発信者に当てはまることである。しばしばユーザはディレクトリ・サービス(電話番号案内サービス)にダイヤルして情報を要求し、ユーザの要求に対する口頭による情報の応答を与えられる。しかしながら、口頭による情報は、特に応答が長く複雑なものである場合、記憶して使用することが難しい場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、ユーザによって要求されたネットワーク・ベースの情報をインターネット・プロトコル(例えばVoIP)電話にダウンロードすることを可能にする方法および装置に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの実施形態において、本発明は氏名、電話番号、映画の上映時間または運転方向などのネットワーク・ベースの情報をIP電話にダウンロードすることを可能にする。概して、そのようなネットワーク・ベースの情報のダウンローディングはディレクトリ・サービスとして閲覧されることが可能である。1つの実施形態において、IP電話はセッション開始プロトコル(SIP)をサポートし、VoIPサービス・プロバイダはディレクトリ・サービスを提供する。情報は一旦IP電話によって受信されると、ユーザの電話記録の中の任意の別の項目と全く同じようにユーザによって使用され、閲覧されることが可能な、ユーザの電話記録の中のクリック可能な項目となる。
【0005】
本発明の教示は、以下の詳細な説明を添付の図面と合わせて考慮することによって、容易に理解されることができる。
理解を容易にするために、可能な箇所では、同一の参照符号が図面に共通の同一の要素を示すために使用されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明をより良く理解するために、図1は本発明に関連するVoIPネットワークなどの例示的なネットワークを示す。VoIPネットワークは、インターネット・プロトコル/マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(IP/MPLS)・ベースの中核バックボーン・ネットワーク上で、様々な種類のアクセス・ネットワークを介してキャリア(サービス・プロバイダ)のVoIP中核インフラストラクチャに接続された、様々な種類の顧客エンドポイント・デバイスを含んでもよい。概括的に定義すると、VoIPネットワークとは、IPネットワーク上で音声信号をパケット化されたデータとして搬送することが可能なネットワークである。IPネットワークは、データ・パケットを交換するためにインターネット・プロトコルを使用するネットワークとして概括的に定義される。
【0007】
顧客エンドポイント・デバイスは、時間分割多重(TDM)ベースか、またはIPベースのいずれかのデバイスであることが可能である。TDMベースの顧客エンドポイント・デバイス122、123、134および135は、典型的にTDM電話か、または構内交換機(PBX)を含む。IPベースの顧客エンドポイント・デバイス144および145は、典型的にIP電話か、またはPBXを含む。端末アダプタ(TA)132および133はアナログ電話、およびデジタル加入者回線(DSL)またはケーブル・ブロードバンド・アクセス・ネットワークなどのパケット・ベースのアクセス・ネットワーク技術のようなTDM顧客エンドポイント・デバイス間の必要な相互作用機能を提供するために使用される。TDMベースの顧客エンドポイント・デバイスは公衆交換電話網(PSTN)120、121か、またはTA132または133を介するブロードバンド・アクセス・ネットワークのいずれかを使用して、VoIPサービスにアクセスする。IPベースの顧客エンドポイント・デバイスは、VoIPゲートウェイまたはルータ142および143をそれぞれ備えたローカル・エリア・ネットワーク(LAN)140および141を使用して、VoIPサービスにアクセスする。
【0008】
アクセス・ネットワークはTDMベースか、またはパケット・ベースのいずれかのネットワークであることが可能である。TDM PSTN120または121は、従来の電話回線を介して接続されたTDM顧客エンドポイント・デバイスをサポートするために使用される。フレーム・リレー、ATM、イーサネット(登録商標)またはIPなどのパケット・ベースのアクセス・ネットワークは、例えばVoIPゲートウェイおよびルータ142を備えた140などの顧客LANを介して、IPベースの顧客エンドポイント・デバイスをサポートするために使用される。DSLまたはケーブルなどのパケット・ベースのアクセス・ネットワーク130または131は、TA132または133とともに使用される場合、TDMベースの顧客エンドポイント・デバイスをサポートするために使用される。
【0009】
中核VoIPインフラストラクチャはボーダー要素(BE)112および113、呼び出し制御要素(CCE)111、およびVoIP関連のサーバ114などの複数の主要なVoIP構成要素を含む。BEはVoIP中核インフラストラクチャの端部に存在し、様々な種類のアクセス・ネットワーク上で顧客エンドポイントとインタフェースする。典型的に、BEはメディア・ゲートウェイとして実装され、信号通信、メディア制御、安全対策、ならびに呼び出し承認制御および関連の機能を実行する。CCEはVoIPインフラストラクチャ内に存在し、基礎を成すIP/MPLSベースの中核バックボーン・ネットワーク110上で、セッション開始プロトコル(SIP)を使用してBEに接続されている。典型的に、CCEはメディア・ゲートウェイ・コントローラとして実装され、ネットワーク全体の呼び出し制御関連の機能を実行するだけでなく、必要な場合には適切なVoIPサービス関連のサーバとやりとりする。CCEはSIPバックトゥバック・ユーザ・エージェントとして機能し、CCEはすべてのBEとCCEとの間のすべての呼び出し区間のための信号通信エンドポイントである。CCEは、例えばE.164音声ネットワーク・アドレスのIPアドレスへの変換など、特定のサービス特性機能を必要とする呼び出しを完了するために、様々なVoIP関連のサーバとやりとりすることを必要としてもよい。
【0010】
異なるキャリアから発信されるか、または異なるキャリアで終端する呼び出しについては、それらの呼び出しはPSTN120および121の相互接続か、またはパートナーIPキャリア160の相互接続を通して処理されることが可能である。発信または終端するTDM呼び出しについては、それらの呼び出しは他のキャリアとの既存のPSTN相互接続を介して処理されることが可能である。発信または終端するVoIP呼び出しについては、それらの呼び出しは他のキャリアとのパートナーIPキャリア・インタフェース160を介して処理されることが可能である。
【0011】
どのようにして異なる構成要素がVoIP呼び出しをサポートするために動作するのかを示すために、以下の呼び出しシナリオは、2つの顧客エンドポイントの間でどのようにしてVoIP呼び出しが設定されるのかを示すために使用される。位置AのIPデバイス144を使用する顧客は、TDMデバイス135を使用する位置Zの別の顧客に電話をかける。呼び出しの設定の間、設定信号通信メッセージはLAN140、VoIPゲートウェイ/ルータ142および関連のパケット・ベースのアクセス・ネットワークを通して、IPデバイス144からBE112に送信される。次いでBE112は、SIPが使用される場合であればSIP−INVITEメッセージなどの設定信号通信メッセージをCCE111に送信する。CCE111は呼び出される側の情報を見て、この呼び出しを完了するための情報を得るために、必要なVoIPサービス関連のサーバ114に問合せを行う。BE113が呼び出しの完了に関与しなければならない場合、CCE111は、SIPが使用される場合であればSIP−INVITEメッセージなどの別の呼び出し設定メッセージをBE113に送信する。呼び出し設定メッセージを受信すると、BE113はブロードバンド・ネットワーク131を介して、呼び出し設定メッセージをTA133に転送する。次いでTA133は適切なTDMデバイス135を識別し、そのデバイスに電話をかける。位置Zで呼び出される側によって呼び出しが一旦受け入れられると、SIPが使用される場合であればSIP−ACKメッセージなどの呼び出し承認信号通信メッセージは逆方向でCCE111に返信される。CCE111は呼び出し承認メッセージを受信した後、次いでSIPが使用される場合であればSIP−ACKメッセージなどの呼び出し承認信号通信メッセージを呼び出し側に向けて送信する。さらにCCE111はまた、呼び出しデータの交換がBE112とBE113との間で直接進行することが可能となるように、呼び出しの必要な情報をBE112とBE113との両方に提供する。呼び出し信号通信経路150と呼び出しデータ経路151とは、例示的に図1に示される。一旦2つのエンドポイントの間で呼び出しが設定されると、実際の直接のデータ交換のためにCCE111がデータ経路の中にある必要はないので、呼び出し信号通信経路と呼び出しデータ経路とは異なるということに注意されたい。
【0012】
関連のアクセス・ネットワーク型の任意のエンドポイント・デバイス型を使用する位置Aの顧客は、同じく関連のネットワーク型の任意のエンドポイント・デバイス型を使用する位置Zの別の顧客と通信することができるということに注意されたい。例えば、パケット・ベースのアクセス・ネットワーク140のIP顧客エンドポイント・デバイス144を使用する位置Aの顧客は、PSTNアクセス・ネットワーク121のTDMエンドポイント・デバイス123を使用する位置Zの別の顧客を呼び出すことができる。BE112と113とは、例えばSS7からSIPへの変換およびSIPからSS7への変換などの必要な信号通信プロトコルの変換、ならびにTDM音声形式からIPベースのパケット音声形式への転換およびIPベースのパケット音声形式からTDM音声形式への転換などのメディア形式の転換に対して責任を負う。
【0013】
無線と有線との両方のIP電話のユーザは、電話機自体に記憶された電子電話帳および記録の中の項目にある「送信」ボタンをクリックすることによって、電話をかけることがよくある。これらの電子電話帳および記録は受信された呼び出し、受信されなかった呼び出し、およびダイヤルされた呼び出しを含む。これは特に、ハンズフリーの状態の発信者に当てはまることである。しばしばユーザはディレクトリ・サービスにダイヤルして情報を要求し、ユーザの要求に対する口頭による情報の応答を与えられる。しかしながら、口頭による情報は、特に応答が長く複雑なものである場合、記憶して使用することが難しい場合がある。この臨界(criticality)に対処するために、本発明はセッション開始プロトコル(SIP)ベースのインターネット・プロトコル(VoIP)電話に、ユーザにディレクトリ・サービスを提供するVoIPサービス・プロバイダから、氏名、電話番号、映画の上映時間または運転方向などのネットワーク・ベースの情報をダウンロードすることを可能にする。情報は一旦IP電話によって受信されると、ユーザの電話記録の中の任意の別の項目と全く同じようにユーザによって使用され、閲覧されることが可能な、ユーザの電話記録の中のクリック可能な項目となる。
【0014】
図2は、SIPベースのIP電話によるネットワーク・ベースのディレクトリ情報要求の例を示す。発信者はネットワーク・ディレクトリ・サービスを呼び出してディレクトリ情報230を要求するために、有線または無線のいずれかのSIPベースのIP電話221を使用する。次いで、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバ211は要求された情報を調べ、発信者に要求された情報をダウンロードするための選択肢を提供する。発信者は情報をダウンロードするための選択肢を選ぶ。次いで、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバ211はSIPメッセージを使用してIP電話221に情報231を送信する。一旦IP電話221が要求された情報のダウンローディングを完了すると、情報はIP電話221の電話記録の中のクリック可能な項目となる。その後情報は、電話記録の中の任意の別の項目と全く同じように、ユーザによって取り出され、閲覧されるか、または使用されることができる。
【0015】
図3は、SIPベースのIP電話を使用する発信者により、ネットワーク・ベースのディレクトリ情報を要求し、ダウンロードするための方法300の流れ図を示す。方法300は工程305で始まり、工程310に進む。
【0016】
工程310で、発信者は情報を要求するために、例えばAT&TなどのVoIPサービス・プロバイダによってサポートされるディレクトリ・サービスを呼び出す。要求は氏名、電話番号、アドレス、飲食店および劇場などの施設名、映画の上映時間、運転方向その他などのネットワーク・ベースの情報を含んでもよい。
【0017】
工程320で、一旦要求された情報が識別されると、発信者は要求された情報をダウンロードするための選択肢を提供される。例えば人工的に作られた音声を使用するネットワークが「要求された情報をダウンロードしますか?」という音声を発信者に提示する場合など、選択肢は聴覚的に発信者に提示されることも可能である。代替として、メッセージまたはアイコンが発信者のIP電話のスクリーンに提示されることが可能な場合など、選択肢は視覚的に提示されることも可能である。
【0018】
工程330で、発信者は要求された情報をダウンロードするための選択肢を受け入れる。例えば、発信者はダウンロードするための選択肢を受け入れるために、「はい」と言うか、またはIP電話上のボタンをクリックすることができる。
【0019】
工程340で、ダウンロードされた情報は、ユーザが後で使用するための電話記録の項目として、SIPベースのIP電話によって記憶される。記憶された情報は、発信者によって選択的に閲覧されることが可能である。記憶された情報は電話番号である場合、その後発信者によって選択されることが可能であり、IP電話は記憶された電話番号を自動的にダイヤルする。情報は例えば運転方向など、電話番号よりも複雑なものである場合、その後記憶された方向をクリックすることによって、IP電話が例えばIP電話内の音声シンセサイザを使用して発信者に運転方向を聴覚的に述べるようになる。方法は工程350で終了する。
【0020】
図4は、例えばサービス・プロバイダによって操作されるディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバにより、IP電話からのネットワーク・ベースのディレクトリ情報要求を処理するための方法400の流れ図を示す。方法400は工程405で始まり、工程410に進む。
【0021】
工程410で、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバは発信者からの情報要求を受信する。要求は氏名、電話番号、アドレス、飲食店および劇場などの施設名、映画の上映時間、運転方向その他のネットワーク・ベースの情報を含んでもよい。
【0022】
工程420で、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバは要求された情報を調べ、情報をダウンロードするための選択肢を発信者に提供する。ダウンロードするための選択肢は、上で説明されたように聴覚的または視覚的に発信者に送信されることが可能である。
【0023】
工程430で、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバは、発信者がダウンロードの選択肢を受け入れた後に、SIPメッセージを使用して要求された情報を発信者に送信する。方法は工程440で終了する。
【0024】
図5は、本明細書で説明される機能の実行において使用するのに適した汎用コンピュータの高度なブロック図を示す。図5に示されているように、システム500はプロセッサ要素502(例えばCPU)、例えばランダム・アクセス・メモリ(RAM)および/または読み取り専用メモリ(ROM)などのメモリ504、ディレクトリ・サービス・モジュール505、および様々な入力/出力デバイス506(例えば、以下のものに限定されるわけではないが、テープ・ドライブ、フロッピー(登録商標)・ドライブ、ハード・ディスク・ドライブまたはコンパクト・ディスク・ドライブ、レシーバ、トランスミッタ、スピーカ、ディスプレイ、音声シンセサイザ、出力ポート、および(キーボード、キーパッド、マウスその他の)ユーザ入力デバイスを含むストレージ・デバイス)を備える。
【0025】
本発明は、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、汎用コンピュータまたは任意のその他のハードウェア同等物を使用して、ソフトウェア/またはソフトウェアとハードウェアとの組合せにおいて実施されることが可能であることに留意されたい。1つの実施形態において、本発明のディレクトリ・サービス・モジュールまたはプロセス505は、上述の機能を実施するためにメモリ504の中にロードされ、プロセッサ502によって実行されることが可能である。そのようにして、本発明の(関連のデータ構造を含む)複数のデバイス・プロセス505のうちの単一のものは、例えばRAMメモリ、磁気または光ドライブまたはディスケットなどのコンピュータ可読媒体または記憶媒体(carrier)に記憶されることが可能である。
【0026】
1つの実施形態において、ダウンロードの回数はサービス・プロバイダによって追跡される。すなわち、サービス・プロバイダは要求されたディレクトリ・サービス情報の各々のダウンロードについて、発信者に料金を請求してもよい。
【0027】
上で様々な実施形態が説明されてきたが、それらは一例としてのみ示されたものであり、制限ではないということを理解されたい。したがって、好ましい実施形態の幅および範囲は、上述の例示的実施形態のうちのいずれによって制限されるべきではなく、冒頭の特許請求の範囲およびそれらの同等物によってのみ定義されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に関連する例示的なボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)ネットワークを示す図である。
【図2】本発明のSIPベースのIP電話によるネットワーク・ベースのディレクトリ情報の要求の例を示す図である。
【図3】SIPベースのIP電話を使用する発信者によって、ネットワーク・ベースの情報を要求し、ダウンロードするための方法の流れ図である。
【図4】ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバによって、IP電話からのネットワーク・ベースのディレクトリ情報の要求を処理する方法の流れ図である。
【図5】本明細書で説明される機能の実行において使用するのに適した汎用コンピュータの高度なブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークによって提供されるディレクトリ・サービス情報をダウンロードするための方法であって、
インターネット・プロトコル(IP)電話からディレクトリ・サービス情報を求める要求を受信する工程と、
要求されたディレクトリ・サービス情報を前記インターネット・プロトコル電話にダウンロードする工程とを含む方法。
【請求項2】
前記通信ネットワークはボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)ネットワークである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記IP電話はセッション開始プロトコル(SIP)をサポートする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ディレクトリ・サービス情報を求める前記要求は、ディレクトリ・サービス・アプリケーション・サーバによって受信される請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ダウンロードする工程は、前記要求されたディレクトリ・サービス情報をダウンロードするための申し入れが受け入れられた後にのみ実行される請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ダウンロードする工程は、前記要求されたディレクトリ・サービス情報を少なくとも1つのセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを使用して前記IP電話にダウンロードする工程を含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ダウンロードされたディレクトリ・サービス情報を前記IP電話の電話記録の中に記憶する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記IP電話による要求されたディレクトリ・サービス情報のダウンロード回数を追跡する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記IP電話による要求されたディレクトリ・サービス情報の前記ダウンロード回数を料金に関連させる工程をさらに含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ディレクトリ・サービス情報は氏名、電話番号、アドレス、施設名、映画の上映時間および運転方向のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
通信ネットワークによって提供されるディレクトリ・サービス情報をダウンロードするための装置であって、
インターネット・プロトコル(IP)電話からディレクトリ・サービス情報を求める要求を受信するための手段と、
要求されたディレクトリ・サービス情報を前記インターネット・プロトコル電話にダウンロードするための手段とを備える装置。
【請求項12】
前記通信ネットワークはボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)ネットワークである請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記IP電話はセッション開始プロトコル(SIP)をサポートする請求項11に記載の装置。
【請求項14】
プロセッサによって実行される場合に、通信ネットワークによって提供されるディレクトリ・サービス情報をダウンロードするための方法の工程を前記プロセッサに実行させる指示を含む、複数の指示を記憶しているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記工程は、
インターネット・プロトコル(IP)電話からディレクトリ・サービス情報を求める要求を受信する工程と、
要求されたディレクトリ・サービス情報をインターネット・プロトコル電話にダウンロードする工程とを含むコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項15】
前記通信ネットワークはボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)・ネットワークである請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な体。
【請求項16】
前記IP電話はセッション開始プロトコル(SIP)をサポートする請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項17】
前記ダウンロードする工程は、前記要求されたディレクトリ・サービス情報をダウンロードするための申し入れが受け入れられた後にのみ実行される請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項18】
前記ダウンロードする工程は、前記要求されたディレクトリ・サービス情報を少なくとも1つのセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを使用して前記IP電話にダウンロードする工程を含む請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記IP電話によって要求されたディレクトリ・サービス情報のダウンロード回数を追跡する工程と、
前記IP電話によって要求されたディレクトリ・サービス情報の前記ダウンロード回数を料金に関連させる工程とをさらに含む請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項20】
通信ネットワークによって提供されるディレクトリ・サービス情報を受信するための方法であって、
インターネット・プロトコル(IP)電話からディレクトリ・サービス情報を求める要求を送信する工程と、
前記要求されたディレクトリ・サービス情報を前記IP電話の電話記録の中に受信する工程とを含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−522557(P2008−522557A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−544519(P2007−544519)
【出願日】平成17年12月2日(2005.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/043525
【国際公開番号】WO2006/060604
【国際公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願人】(390035493)エイ・ティ・アンド・ティ・コーポレーション (130)
【氏名又は名称原語表記】AT&T CORP.
【Fターム(参考)】