説明

ネットワーク間でのサービス連携装置、サービス連携方法、サービス連携プログラム

【課題】通信ネットワーク上のサービスエレメントと情報ネットワーク上のサービスエレメントとを複合したサービスを容易に提供するサービス連携装置を提供する。
【解決手段】サービスエレメントを有する通信ネットワークと情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携装置であって、サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶手段と、サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成手段と、サービス合成手段から前記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークインターフェイス手段と、サービス合成手段から前記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークインターフェイス手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク側のサービスと情報ネットワーク側のサービスとを相互に連携して利用可能とする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高速・広帯域なブロードバンドネットワークの普及、端末装置の処理能力向上などにより、数多くの機器がネットワークに接続され、さまざまなサービスがネットワークを介して利用できるようになっている。
そこで、ネットワーク上に存在する複数のサービスから、任意のサービス(サービスエレメント)を組み合わせ、まとまったひとつのサービスとして提供する方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
ところで、従来の通信ネットワークにおけるサービスは、通信ネットワーク特有の信号(ISUP(ISDN User Part)、INAP(Intelligent Network Application Protocol)、H.323、SIP(Session Initiation Protocol)、MEGACO(Media Gateway Control)等)を使用してネットワーク内の機器を制御することでサービスを実現している。
【0004】
一方、WEBサービスや企業内のシステムに代表される情報ネットワークにおけるサービスは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の信号によって情報通信を行っている。
【0005】
また、ネットワーク上に設置されたサービスアプリケーションとの通信制御は、ソフトウェアプラットフォームから提供されるAPI(Application Program Interface)やライブラリ関数を利用する場合が多く、個々のサービスアプリケーションは、通信ネットワークと情報ネットワークとのいずれかのみのネットワークインターフェイスを備えている場合が多い。
【特許文献1】特開2003−167804号公報
【特許文献2】特開2005−71052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ネットワーク上のサービスアプリケーションは上記通信ネットワークと情報ネットワークとのいずれかに特化したインターフェイスを備えているが、上記特許文献1および特許文献2に示す連携方法はこれらの違いを考慮したものとなっていないため、通信ネットワーク上のサービスエレメントと情報ネットワーク上のサービスエレメントとを複合したサービスを提供することはできない。
【0007】
また、サービスの追加の際には、異なるネットワーク上のサービスエレメントを構成に組み込むために、プログラムの再編や装置の再起動などを行っていた。
すなわち、通信ネットワークと情報ネットワークとのいずれかにのみ対応しているサービスを双方に対応させるためには、プログラムの書き換え、サービス実行ファイルの再生成、サービスの一時停止とサービス実行ファイルの置換、ソフトウェアプラットフォームとサービス実行ファイルを連結するために装置の再起動などの作業が必要となり、サービスを更新・追加する際の逐次的なメンテナンスは難しい構成となっている。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、通信ネットワーク上のサービスエレメントと情報ネットワーク上のサービスエレメントとを複合したサービスを容易に提供することを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明は、ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、上記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携装置であって、一または複数の上記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶手段と、上記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成手段と、上記サービス合成手段から上記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークインターフェイス手段と、上記サービス合成手段から上記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークインターフェイス手段とを備えたことを特徴とするサービス連携装置。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶手段と、上記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶手段と、上記サービスエレメント状態情報記憶手段と上記ライフサイクル情報記憶手段とから読み出した情報から、上記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のサービス連携装置。
【0011】
請求項3記載の発明は、上記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶手段と、任意の上記サービスエレメントを実行する場合、対応する最大処理時間を上記ターンアラウンド記憶手段から読み出し、上記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と上記最大処理時間を比較する実行時間監視手段と、上記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載のサービス連携装置。
【0012】
請求項4記載の発明は、ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、上記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携方法であって、一または複数の上記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶ステップと、上記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成ステップと、上記サービス合成ステップによる上記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、上記サービス合成ステップによる上記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップとを備えたことを特徴とするサービス連携方法。
【0013】
請求項5記載の発明は、上記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶ステップと、上記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶ステップと、上記サービスエレメント状態情報記憶ステップと上記ライフサイクル情報記憶ステップとで記憶した情報を読み出し、上記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定ステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のサービス連携方法。
【0014】
請求項6記載の発明は、上記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶ステップと、任意の上記サービスエレメントを実行する場合、上記ターンアラウンド記憶ステップで記憶した最大処理時間を読み出し、上記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と上記最大処理時間を比較し続ける実行時間監視ステップと、上記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視ステップとを備えることを特徴とする請求項5に記載のサービス連携方法。
【0015】
請求項7記載の発明は、ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、上記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携プログラムであって、一または複数の上記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶ステップと、上記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成ステップと、上記サービス合成ステップによる上記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、上記サービス合成ステップによる上記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップとをコンピュータに実行させる事を特徴とするサービス連携プログラム。
【0016】
請求項8記載の発明は、上記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶ステップと、上記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶ステップと、上記サービスエレメント状態情報記憶ステップと上記ライフサイクル情報記憶ステップとで記憶した情報を読み出し、上記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定ステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のサービス連携プログラム。
【0017】
請求項9記載の発明は、上記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶ステップと、任意の上記サービスエレメントを実行する場合、上記ターンアラウンド記憶ステップで記憶した最大処理時間を読み出し、上記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と上記最大処理時間を比較し続ける実行時間監視ステップと、上記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視ステップとを備えることを特徴とする請求項8に記載のサービス連携プログラム。
【0018】
請求項10記載の発明は、ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、上記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携方法であって、一または複数の任意の上記サービスエレメントに、順次サービス実行要求を送信するシナリオ実行ステップと、上記シナリオ実行ステップによる上記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、上記シナリオ実行ステップによる上記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップとを備えたことを特徴とするサービス連携方法。
【発明の効果】
【0019】
このように、本発明によれば、個々のサービスエレメントへの実行要求を連携するサービス連携装置と、通信ネットワークと情報ネットワークとの通信を、互いに最適なプロトコルに変換するインターフェイス機能部とを分けた構成としたので、サービス連携装置は、ネットワークの違いを意識することなく、通信ネットワーク上のサービスエレメントと情報ネットワーク上のサービスエレメントとを複合して実行させ、また最適なサービスエレメントを利用したサービスを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の説明において、「サービステンプレート」とは、任意のサービスのメタ設計図であって、一または複数のサービスエレメントを実行する組み合わせや順序などの情報であり、例えばXMLベースのワークフロー記述言語であるBPEL(Business Process Execution Language for Web Services)の仕様に従ってもよいし、これを拡張しても良いし、解析可能な規則性を持った情報であればそれ以外のフォーマットでも良い。
【0021】
すなわち、システム管理者やサービス提供者は、機能の単純な複数のサービスエレメントをネットワーク上に配置しておけば、サービステンプレートを追加・内容を変更することで、提供するサービスの追加・変更を行うことが可能となる。
「サービスエレメント」とは、ネットワークに接続されたサービスプログラムの実体であり、外部からの要求情報を受信し、なんらかの情報処理動作を行う。サービスエレメントとは、例えば、インターネット上に公開された、航空券予約サービス、通信速度測定サービス、各種情報のXML提供サービスなどのWEBサービスである。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。
ネットワークサービスプラットフォーム3(以下、NWサービスプラットフォーム3)は、ネットワークサービス連携を行う基盤であり、少なくともシナリオサーバ4と、通信ネットワークインターフェイス機能部6と、情報ネットワークインターフェイス機能部7と、一または複数のシナリオエンジン20とを有する。
シナリオサーバ4は、要求に応じた一連のサービステンプレートを実行するサーバであり、サービス連携装置5と、サービステンプレート記憶部14とを有する。
【0023】
サービス連携装置5は、要求に応じたサービスエレメントに実行要求情報を送信する装置であり、サービス合成部11と、サービスエレメント情報記憶部12と、名前解決情報記憶部13を有する。
サービス合成部11は、サービス連携装置5がサービス実行要求情報を受信すると、受信したサービス実行要求情報に対応するサービスエレメントをサービステンプレート記憶部14から検出して実行する。
【0024】
サービスエレメント情報記憶部12は、所在情報記憶部15と、ターンアラウンドタイム情報記憶部16と、サービスエレメント状態情報記憶部17と、ライフサイクル情報記憶部18とを有する(図2)。
所在情報記憶部15は、任意のサービスエレメントにアクセス・実行するための所在場所に関する情報であり、例えばアプリケーションサーバのサーバ名、IP(Internet Protocol)アドレスやURL(Uniform Resource Locator)、またはそれらのポート番号などの情報を、サービスエレメント識別情報に対応付けて記憶する。
【0025】
ターンアラウンドタイム情報記憶部16は、サービスエレメントが処理を実行して完了するまでの許容時間を、サービスエレメント識別情報に対応付けて記憶する。サービス連携装置5は、サービスエレメントの実行時間が、この許容時間の情報を超えた場合にはエラーと認識する。この許容時間の情報は、システム管理者、またはそれぞれのサービス管理者が、例えば事前に任意のサービスエレメントの実行時間の最大値を計測し、予め値を登録しておく。
サービスエレメント状態情報記憶部17は、シナリオサーバ4が実行要求する各サービスエレメントの状態情報であり、各サービスエレメントの状態に対応して、例えば保守中、故障中などを表す情報をサービスエレメント識別情報に対応付けて記憶する。サービス連携装置5は、このサービスエレメントの状態情報を読み出すことで、サービスエレメントが現在使用できる状態にあるかどうかの判定を行うことができる。
【0026】
また、ライフサイクル情報記憶部18は、各サービスエレメントの使用有効期間をサービスエレメント識別情報に対応付けて記憶する。システム管理者やサービス提供者は、この使用有効期間情報を書き換えることで、例えば、期間限定サービスなどのサービス期間を設定することができる。
名前解決情報記憶部13は、サービステンプレート記憶部14に記憶された要求名と、サービス名とをサービス識別情報に対応付けて記憶する。また、サービステンプレート記憶部14は、さらに年齢、地域などの情報をサービス識別情報に対応付けて記憶しても良い。これによりサービス合成部11は、例えば、同一の要求名であったとしてもユーザの年齢や地域などを判定条件に含んで、実行するサービスエレメントを検出することができる。
【0027】
サービステンプレート記憶部14は、一または複数のサービステンプレートと、サービステンプレート識別情報と対応付けて記憶する。
通信ネットワークインターフェイス機能部6は、通信系プロトコル(ISUP、INAP、H.323、SIP、MEGACO等)による通信制御機能を有し、要求に従って通信ネットワーク1を介してサービス装置8との通信を行う。すなわち、通信ネットワークインターフェイス機能部6は、サービス合成部11からサービス装置8への通信情報を、通信系プロトコルへ変換して送信する。また、サービス装置8からサービス合成部11への通信系プロトコルによる通信情報を、サービス合成部11が利用する通信プロトコルに変換する。
【0028】
情報ネットワークインターフェイス機能部7は、WEB系プロトコル(HTTP、SMTP、FTP、CORBA等)による通信制御機能を有し、要求に従って情報ネットワーク2を介してアプリケーションサーバ9との通信を行う。すなわち、情報ネットワークインターフェイス機能部7は、サービス合成部11からアプリケーションサーバ9への通信情報を、通信系プロトコルへ変換して送信する。また、アプリケーションサーバ9からサービス合成部11への情報系プロトコルによる通信情報を、サービス合成部11が利用する通信プロトコルに変換する。
通信ネットワーク1は、通信系プロトコルによってデータの送受信を行うネットワークである。
情報ネットワーク2は、WEB系プロトコルによってデータの送受信を行うネットワークである。
【0029】
サービス装置8は、通信ネットワーク1に接続され、受信したサービス要求情報に従って情報処理動作を行う。サービス装置8は、一または複数のサービスエレメント(SE)を有する(サービスエレメント61、サービスエレメント71)。
アプリケーションサーバ(AS)9は、情報ネットワーク2に接続され、受信したサービス要求情報に従って情報処理動作を行う。アプリケーションサーバ9は、一または複数のサービスエレメント(SE)を有する(サービスエレメント91)。
【0030】
シナリオエンジン20は、ひとつのシナリオを有し、シナリオに予め登録された複数のサービスエレメントの実行要求を送信する。シナリオサーバ4が汎用的に複数のサービステンプレートを実行するのに対し、シナリオエンジン20は各々ひとつのシナリオを実行するように構成し、単体で動作するものとする。すなわち、シナリオエンジン20が実行する処理手順のシナリオは、シナリオエンジン20が解釈可能な情報として存在すれば足り、必ずしも外部から解析可能なXMLフォーマット等で表現されている必要はない。このため、プログラムソース中にサービスエレメントの実行順序や所在情報などが組み込まれているような構成としても良い。
【0031】
シナリオエンジン20は、シナリオサーバ4と同様に、通信ネットワークインターフェイス機能部6や情報ネットワークインターフェイス機能部7を介してサービスエレメントに実行要求を送信する。すなわち、シナリオエンジン20を追加することで、シナリオサーバ4上にサービステンプレートを作成しなくても、個別にサービスの追加を行うことができる。
また、シナリオサーバ4は、シナリオエンジン20へシナリオ実行要求を送信することができ、シナリオエンジン20も、シナリオサーバ4へサービステンプレート実行要求を送信することができる。
【0032】
次に、本実施の形態にかかるサービス連携システムを図面を参照して説明する。
図3、図4、図5は、本実施の形態にかかるサービス連携システムの動作例を示すシーケンス図である。
サービス合成部11は、ユーザ端末から送信されるサービス実行要求情報を受信すると、サービステンプレート記憶部14の情報を読み出し(ステップS1)、サービステンプレート記憶部14から、受信したサービス実行要求に対応するサービステンプレート識別情報と、一または複数の要求名とを検出する(ステップS2)。
【0033】
サービス合成部11は、上記取得した要求名を名前解決情報記憶部13に送信して(ステップS3)、要求名に対応するサービス名を、名前解決情報記憶部13から取得する(ステップS4、ステップS5)。
次に、サービス合成部11は、サービスエレメント情報記憶部12から、上記サービス名に対応するサービスエレメント識別情報を検出する(ステップS6、ステップS7、ステップS8)。また、サービス合成部11は、サービスエレメント情報記憶部12から、上記取得したサービスエレメント識別情報に対応する所在情報を取得し、サービスエレメントのアドレスを特定する(ステップS9、ステップS10、ステップS11)。
【0034】
また、サービス合成部11は、サービスエレメント情報記憶部12から、上記取得したサービスエレメント識別情報に対応するサービスエレメント状態情報を検出し(ステップS12、ステップS13)、サービスエレメントが利用可能かどうかの状態の判定処理を行う(ステップS14)。ここで、サービス合成部11は、サービスエレメントが現在使用できない状態にあることを検出した場合には、サービスコンポーネントの実行要求を中心し、中止処理を行う。
【0035】
また、サービス合成部11は、サービスエレメント情報記憶部12から、上記取得したサービスエレメント識別情報に対応するライフサイクル情報を取得し(ステップS15、ステップS16)、サービスエレメントが使用可能かどうかの判定処理を行う(ステップS17)。ここで、サービス合成部11は、サービスエレメントが現在使用できない状態にあることを検出した場合には、サービスコンポーネントの実行要求を中心し、中止処理を行う。あるいは、サービス合成部11は、上記使用可能かどうかの判定で、使用可能であると判定した場合には、サービスエレメント情報記憶部12から、サービスエレメント識別情報に対応するターンアラウンドタイム情報を取得する(ステップS18、ステップS19)。
【0036】
サービス合成部11は、ここまでで任意のサービスエレメントに対応する所在情報と、状態情報と、ライフサイクル情報と、ターンアラウンドタイム情報とを取得すると、所在情報から、サービスエレメントの所在場所が、通信ネットワーク1に接続されたサービス装置8であるか、情報ネットワーク2に接続されたアプリケーションサーバ9であるかを判定する。
【0037】
サービス合成部11は、サービスエレメントの所在場所がサービス装置8であった場合、通信ネットワークインターフェイス機能部6にサービスエレメント実行要求情報を送信する(ステップS20)。
通信ネットワークインターフェイス機能部6は、上記サービスエレメント実行要求情報を受信すると、このサービスエレメント実行要求情報をサービス装置8の通信系プロトコルに合わせた情報に変換し、サービス装置8にサービスエレメント実行要求情報を送信する。サービス装置8は、上記サービスエレメント実行要求情報を受信すると、処理実行を開始する。
【0038】
また、サービス合成部11は、サービスエレメント実行要求情報の送信時から時間の経過時間を監視する(ステップS21)。サービス合成部11は、この経過時間が上記で取得したターンアラウンドタイム情報が表す時間を超えたことを検出した場合にはサービスの実行を中止し、エラーとして処理する。
【0039】
また、サービス合成部11は、上記でサービスエレメント実行要求情報を送信すると、通信ネットワークインターフェイス機能部6に、サービス装置8とのセッション状態情報を要求する(ステップS22)。通信ネットワークインターフェイス機能部6は、上記セッション状態情報の要求を受信すると、通信ネットワークインターフェイス機能部6とサービス装置8とのセッション状態情報をサービス合成部11に送信する(ステップS23)。サービス合成部11は、上記セッション状態情報を受信する(ステップS24)。サービス合成部11は、受信したセッション状態情報が、システム管理者が予め定める一定のエラー状態情報であるか否かの検出を行う。このとき、セッション状態情報がエラー状態情報であることを検出した場合には、サービスの実行を中止し、エラーとして処理する。
【0040】
サービス装置8は、処理実行を完了すると、通信ネットワークインターフェイス機能部6にサービス完了結果情報を送信する(ステップS25)。通信ネットワークインターフェイス機能部6は、上記サービス完了結果情報を受信すると、サービス合成部11にサービス完了情報を送信する。
また、サービス合成部11は、サービステンプレート記憶部14から複数の要求名を取得した(ステップS2)場合には、取得した全ての要求名について、上記名前解決情報記憶部13からのサービス名取得(ステップS3)から、上記サービス完了情報の受信(ステップS25)までの過程を繰り返す。
【0041】
あるいは、サービス合成部11が取得したサービスエレメントの所在情報が、情報ネットワーク2に接続されたアプリケーションサーバ9を示していた場合は、サービス合成部11は、情報ネットワークインターフェイス機能部7へサービスエレメント実行要求情報を送信する(ステップS26)。
【0042】
情報ネットワークインターフェイス機能部7は、上記サービスエレメント実行要求情報を受信すると、このサービスエレメント実行要求情報をアプリケーションサーバ9の情報系プロトコルに合わせた情報に変換し、アプリケーションサーバ9にサービスエレメント実行要求情報を送信する。アプリケーションサーバ9は、上記サービスエレメント実行要求情報を受信すると、処理実行を開始する。
また、サービス合成部11は、サービスエレメント実行要求情報の送信時から時間の経過を監視する(ステップS27)。経過時間が上記で取得したターンアラウンドタイムを超えたことを検出した場合には、サービスの実行を中止し、エラーとして処理する。
【0043】
また、サービス合成部11は、上記でサービスエレメント実行要求情報を送信すると、情報ネットワークインターフェイス機能部7に、アプリケーションサーバ9とのセッション状態情報を要求する(ステップS28)。情報ネットワークインターフェイス機能部7は、上記セッション状態情報の要求を受信すると、情報ネットワークインターフェイス機能部7とアプリケーションサーバ9とのセッション状態情報をサービス合成部11に送信する(ステップS29)。サービス合成部11は、上記セッション状態情報を受信する(ステップS30)。サービス合成部11は、受信したセッション状態情報が、システム管理者が予め定める一定のエラー状態情報であることを検出した場合には、サービスの実行を中止し、エラーとして処理する。
【0044】
アプリケーションサーバ9が処理実行を完了すると、情報ネットワークインターフェイス機能部7にサービス完了結果情報を送信する(ステップS31)。情報ネットワークインターフェイス機能部7は、上記サービス完了情報を受信すると、サービス合成部11にサービス完了情報を送信する。
【0045】
このように、サービス連携装置5からサービスエレメントへアクセスするためのインターフェイス機能部を設けたので、サービス連携装置5は、サービスエレメント所在の通信プロトコルの違いを意識することなく、最適なサービスエレメントを組み合わせてサービスを構築することができる。
【0046】
また、サービス合成部11は、サービスエレメントの状態情報とライフサイクル情報とを参照して、処理実行を継続するかどうかを判定するようにしたので、システム管理者またはサービス提供者は、サービスエレメント状態情報記憶部17の状態情報とライフサイクル情報記憶部18のライフサイクル情報とのいずれかの値を変更することで、各サービスエレメントの動作の同期をとりながらサービスエレメントの変更や追加を行うことができる。すなわち、任意のサービスエレメントの変更や追加の作業を行う際、このサービスエレメントを利用するサービステンプレートが実行中であったとしても、このサービステンプレートは正常に処理を中止するので、通信エラーなどの状態を引き起こすことがない。
【0047】
また、稼動中のサービスエレメントと同様の処理動作を行うサービスエレメントをネットワーク上に設置し、緊急時の待機系のサービスエレメントとしておけば、サービステンプレートの所在情報を変更し、ホットスタンバイとして利用することができる。
また、サービス合成部11は、予め定められたターンアラウンドタイム情報と比較しながらサービスエレメントに実行要求を送信し、また、実行要求送信後はサービスエレメントとのセッション状態を監視するようにしたので、ネットワークの通信異常や処理異常などのなんらかのエラー発生を検出することができる。
【0048】
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかるシナリオエンジン20からサービス連携装置5へのサービス実行要求について説明する。
シナリオエンジン20は、シナリオ名と、一または複数のサービスエレメント名とが対応づけられたシナリオテーブルを有する。ユーザ端末から送信されるシナリオ実行要求情報を受信すると、シナリオエンジン20は上記シナリオテーブルを参照し(ステップS32)、サービスエレメントの所在情報を検出する。
【0049】
上記サービスエレメントの所在情報が、通信ネットワーク1に接続されていることを示す場合(ステップS33)、シナリオエンジン20は、通信ネットワークインターフェイス機能部6にサービスエレメント実行要求情報を送信する(ステップS34)。サービスエレメントの実行が完了すると、通信ネットワークインターフェイス機能部6は、シナリオエンジン20にサービス完了情報を送信する(ステップS35)。
【0050】
あるいは、上記サービスエレメントの所在情報が、情報ネットワーク2に接続されていることを示す場合(ステップS36)、シナリオエンジン20は、情報ネットワークインターフェイス機能部7にサービスエレメント実行要求情報を送信する(ステップS37)。サービスエレメントの実行が完了すると、通信ネットワークインターフェイス機能部6は、シナリオエンジン20にサービス完了情報を送信する(ステップS38)。
【0051】
また、上記サービスエレメントの所在情報は、サービス連携装置5を示すことができる。この場合、シナリオエンジン20は、サービス連携装置5にサービス実行要求情報を送信する(ステップS39、ステップS40)。以降、サービス連携装置5が、図3、図4、図5で示したようにサービスエレメントを実行する(ステップS41からステップS45)。
【0052】
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかるサービス連携装置5からシナリオエンジン20へのサービス実行要求について説明する。
所在情報記憶部15が記憶する所在情報は、シナリオエンジン20を示すことができる。すなわち、任意のサービステンプレートには、サービスエレメントとしてサービス装置8とアプリケーションサーバ9とシナリオエンジン20とを組み合わせることができる。このとき、サービス連携装置5は、図3、図4、図5で示したように通信ネットワークインターフェイス機能部6と情報ネットワークインターフェイス機能部7と通信を行った後(ステップS46からステップS50)、シナリオエンジン20にシナリオ実行要求情報を送信する(ステップS51)。以降、シナリオエンジン20は、図6で示したようにサービスエレメントを実行する(ステップS52からステップS57)。
【0053】
上記に説明したとおり、この実施形態によれば、提供先である通信ネットワーク及び情報ネットワークのサービスをサービス提供者自らがサービスエレメントを作成し、その情報をプラットフォームに登録することにより、ネットワークを限定せず、サービス利用者が求めるサービスにより良いサービスエレメントをプラットフォームが選択することが可能であり、またサービスをネットワーク間で連携して動作させることにより新しいサービスが展開でき、サービス提供者側、サービス利用者側ともにネットワーク利用の需要拡大が期待できる。
【0054】
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりサービス連携を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0055】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】サービス連携装置の構成例である。
【図3】サービス連携のシーケンス図である。
【図4】サービス連携のシーケンス図である。
【図5】サービス連携のシーケンス図である。
【図6】シナリオエンジンによるサービス連携方法のシーケンス図である。
【図7】サービス連携装置からシナリオエンジンを動作させるシーケンス図である。
【符号の説明】
【0057】
1 通信ネットワーク
2 情報ネットワーク
3 NWサービスプラットフォーム
4 シナリオサーバ
5 サービス連携装置
6 通信ネットワークインターフェイス機能部
7 情報ネットワークインターフェイス機能部
8 サービス装置
9 アプリケーションサーバ
11 サービス合成部
12 サービスエレメント情報記憶部
13 名前解決情報記憶部
14 サービステンプレート記憶部
15 所在情報記憶部
16 ターンアラウンドタイム情報記憶部
17 サービスエレメント状態情報記憶部
18 ライフサイクル情報記憶部
20 シナリオエンジン
61、71、91 サービスエレメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、前記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携装置であって、
一または複数の前記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶手段と、
前記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成手段と、
前記サービス合成手段から前記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークインターフェイス手段と、
前記サービス合成手段から前記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークインターフェイス手段と
を備えたことを特徴とするサービス連携装置。
【請求項2】
前記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶手段と、
前記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶手段と、
前記サービスエレメント状態情報記憶手段と前記ライフサイクル情報記憶手段とから読み出した情報から、前記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のサービス連携装置。
【請求項3】
前記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶手段と、
任意の前記サービスエレメントを実行する場合、対応する最大処理時間を前記ターンアラウンド記憶手段から読み出し、前記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と前記最大処理時間を比較する実行時間監視手段と、
前記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視手段と
を備えることを特徴とする請求項2に記載のサービス連携装置。
【請求項4】
ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、前記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携方法であって、
一または複数の前記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶ステップと、
前記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成ステップと、
前記サービス合成ステップによる前記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、
前記サービス合成ステップによる前記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップと
を備えたことを特徴とするサービス連携方法。
【請求項5】
前記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶ステップと、
前記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶ステップと、
前記サービスエレメント状態情報記憶ステップと前記ライフサイクル情報記憶ステップとで記憶した情報を読み出し、前記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定ステップと
をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のサービス連携方法。
【請求項6】
前記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶ステップと、
任意の前記サービスエレメントを実行する場合、前記ターンアラウンド記憶ステップで記憶した最大処理時間を読み出し、前記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と前記最大処理時間を比較し続ける実行時間監視ステップと、
前記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視ステップと
を備えることを特徴とする請求項5に記載のサービス連携方法。
【請求項7】
ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、前記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携プログラムであって、
一または複数の前記サービスエレメントの実行順序の情報を含むサービステンプレートを記憶するサービステンプレート記憶ステップと、
前記サービステンプレートから抽出したサービスエレメントへサービス実行要求を送信するサービス合成ステップと、
前記サービス合成ステップによる前記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、
前記サービス合成ステップによる前記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップと
をコンピュータに実行させる事を特徴とするサービス連携プログラム。
【請求項8】
前記サービスエレメントの実行可否状態を記憶するサービスエレメント状態情報記憶ステップと、
前記サービスエレメントの使用可能期間であるライフサイクルを記憶するライフサイクル情報記憶ステップと、
前記サービスエレメント状態情報記憶ステップと前記ライフサイクル情報記憶ステップとで記憶した情報を読み出し、前記サービスエレメントの使用可/不可を判定するライフサイクル判定ステップと
をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のサービス連携プログラム。
【請求項9】
前記サービスエレメントの最大処理時間を記憶するターンアラウンドタイム記憶ステップと、
任意の前記サービスエレメントを実行する場合、前記ターンアラウンド記憶ステップで記憶した最大処理時間を読み出し、前記サービスエレメントの実行開始後、開始から経過した時間と前記最大処理時間を比較し続ける実行時間監視ステップと、
前記サービスエレメントへセッション状態を問い合わせるセッション状態監視ステップと
を備えることを特徴とする請求項8に記載のサービス連携プログラム。
【請求項10】
ネットワーク上のサービス機能単位であるサービスエレメントを有する通信ネットワークと、前記サービスエレメントを有する情報ネットワークとに接続されたネットワーク環境におけるサービス連携方法であって、
一または複数の任意の前記サービスエレメントに、順次サービス実行要求を送信するシナリオ実行ステップと、
前記シナリオ実行ステップによる前記通信ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する通信ネットワークアクセス仲介ステップと、
前記シナリオ実行ステップによる前記情報ネットワーク上のサービスエレメントへのサービス実行要求をプロトコル変換する情報ネットワークアクセス仲介ステップと
を備えたことを特徴とするサービス連携方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−123221(P2008−123221A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−305778(P2006−305778)
【出願日】平成18年11月10日(2006.11.10)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】