説明

ハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法

【課題】バーコードや2次元コードを読み取るバーコードスキャン機能以外にキー入力機能を有する場合、バーコードスキャン操作時に、キーの誤操作を防止可能なハンディスキャナターミナルを提供する。
【解決手段】本体1の裏面先端部に備えたバーコードスキャン部2によるバーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時には操作者の手の指等が接触することがなく、本体1の表面に備えたキー3の操作時には操作者の手の指等が接触可能な位置としてあらかじめ定めた位置に、手の指等の接触を検知する接触センサ5を備える。接触センサ5の設置位置は本体1の裏面または側面とする。接触センサ5にて手の指等の接触を検知した場合は、キー3の操作を有効にし、バーコードスキャン部2の読み取り操作を無効にする一方、接触センサ5にて手の指等の接触を検知していない場合は、キー3の操作を無効にし、バーコードスキャン部2の読み取り操作を有効にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法に関し、特に、キー誤操作を防止可能なハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
バーコードや2次元コード等の光学情報を読み取る機能を備えた携帯型のスキャナ端末すなわちハンディスキャナターミナルは、特許文献1の特開2004−326545号公報「携帯端末装置」にも記載のように、一般的に、その本体の先端部にスキャナを備え、かつ、本体の表面側の上方に表示器、表面側の中央から下方にキーボードが配置されている。したがって、ハンディスキャナターミナルの本体の握り部を手に持って、対象のバーコードや2次元コード等をスキャンしようとした際に、本体の表面中央から下方に配置されているキーボードを掌で覆うように持ってしまうため、キーボードのいずれかのキーが掌に触れて、キーを誤操作してしまうことがある。
【特許文献1】特開2004−326545号公報(第4−7頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述したように、従来のハンディスキャナターミナルにおいては、商品等のバーコードや2次元コードの読み取り操作を行う際の持ち方でハンディスキャナターミナル本体の握り部を持つと、本体の表面中央から下方に配置されているキーボードを掌で覆うようになるため、特に、本体を強く握った場合などにおいては、本体の表面に配置されたキーボードのいずれかキーを掌で押すような操作がなされて、当該キー情報が誤入力されてしまい、ハンディスキャナターミナルの読み取り動作が正常にできなくなるのみならず、場合によっては、ハンディスキャナターミナル自体の操作ができなくなってしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バーコードや2次元コード等の光学情報を読み取るバーコードスキャン機能以外に、データを入力するキー入力機能をも備えたハンディスキャナターミナルにおいて、バーコードや2次元コード等の光学情報を読み取る操作を行う際に、キーの誤操作を防止することが可能なハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法を提供することを、その目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の課題を解決するため、本発明によるハンディスキャナターミナルは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0006】
(1)本体の裏面先端部にバーコードおよび/または2次元コードを読み取るバーコードスキャン部を備えるとともに、本体の表面にデータ入力を行うキーを備えたハンディスキャナターミナルにおいて、本体裏面先端部に備えられた前記バーコードスキャン部によるバーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時には操作者の手の指や掌が接触することがなく、本体表面に備えられたキー操作時に操作者の手の指または掌が接触することが可能な位置としてあらかじめ定めた位置に、手の指または掌の接触を検知する接触センサを備えているハンディスキャナターミナル。
【発明の効果】
【0007】
本発明のハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法によれば、操作者がキー操作を行う場合には手の指または掌を接触することができ、バーコード読み取り操作を行う場合には接触することができない位置としてあらかじめ定めた位置に、手の指または掌で接触することによりキー操作を有効にする接触センサを搭載しているので、以下のような効果を得ることができる。
【0008】
バーコード読み取り機能とキー操作機能とを備えたハンディスキャナターミナルの場合、一般的に、ハンディスキャナターミナルの本体表面側の中央から下方部に配置されているキーを操作する場合の本体の持ち方と本体裏面側の先端部に配置されているバーコードスキャン部によるバーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を行う場合の本体の持ち方とは異なっている。したがって、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を行う場合の本体の持ち方で、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作中に、たとえ、操作者が、本体を強く握ってしまうことなどによって、手の指または掌で誤っていずれかのキーを押してしまったとしても、本体の裏面あるいは側面等のしかるべき位置に搭載されている接触センサには手の指や掌が触れることがないので、キー操作は無効な状態になって、キーの誤入力を確実に防止することができる。
【0009】
また、接触センサ5により手の指または掌の接触を検知している場合は、キーの入力操作を行おうとしている状態にあって、バーコードや2次元コードの読み取り動作を行う状態ではないので、バーコードスキャン部に備えられている発光ダイオード(LED)を消灯することによって、消費電力を低減することを可能とするとともに、動作時間をより長く延長させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明によるハンディスキャナターミナルおよび該ハンディスキャンターミナルの動作制御方法の好適な実施例について添付図を参照して説明する。なお、本発明によるハンディスキャナターミナルは、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り用のスキャナ機能専用端末に限るものではなく、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り機能とキー入力機能との双方をそれぞれ異なる部位に備えている携帯型情報端末であれば、如何なる種類の端末であっても構わなく、例えば、携帯電話機であっても良いし、PDA(Personal Digital Assistants)であっても良い。
【0011】
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、本体の裏面先端部にバーコードスキャン部、本体の表面にキーおよび表示部を搭載するハンディスキャナターミナルにおいて、本体の裏面または側面に、手の指または掌が接触することにより、キー入力を可能な状態にするための接触センサを搭載していることを主要な特徴としている。ここで、ハンディスキャナターミナルは、携帯用として電池駆動型の端末であっても良いし、親機から供給される電源によって駆動するタイプであっても構わない。
【0012】
かくのごとき接触センサを搭載することにより、キー入力が必要な場合にのみ該接触センサに手の指または掌を接触させて、キー操作を有効とするキー入力操作状態に切り替えて、キー入力を許可し、一方、キー入力が不要な場合には、該接触センサに手の指や掌が接触しないように、本体を持つことにより、キー操作を無効にし、キーの誤入力を防止することができる。
【0013】
つまり、ハンディスキャナターミナルの利用シーンとしては、「バーコードまたは2次元コードスキャン」モードと「キー入力」モードとの2つのモードにパターン分けすることができるので、それぞれのモードに応じて、ハンディスキャナターミナルの持ち方を変更して、本体を把持するようにすれば良い。ここで、後述するように、バーコードまたは2次元コードをスキャンする場合と、キー入力を行う場合とでは、本体の持ち方は、一般的には、異なる持ち方とされているので、接触センサを搭載する位置として、キー入力を行う場合の持ち方をした場合に、手の指または掌が接触し、バーコードまたは2次元コードをスキャンする場合には、手の指も掌も接触しないような位置に配置すれば良い。
【0014】
(実施例の構成)
次に、本発明によるハンディスキャナターミナルの実施例を図1、図2を用いて説明する。図1は、本発明によるハンディスキャナターミナルの表面側の構成とキー入力を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図であり、図2は、本発明によるハンディスキャナターミナルの裏面側の構成とキー入力を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。ここで、図1、図2におけるハンディスキャナターミナル本体の持ち方は、携帯端末等においては一般的な親指操作によってキー入力を行う場合の持ち方を示している。
【0015】
図1、図2に示すように、本実施例のハンディスキャナターミナルの本体1は、本体裏面側の先端部には、バーコードおよび/または2次元コードの光学情報を読み取るためのバーコードスキャン部2を、また、本体表面側の中央部から下方部にかけては、文字キー、数字キー、ファンクションキー等からなるデータ入力用のキー3を、また、本体表面側の上方部には、液晶パネル等からなるデータ表示用の表示部4を備えるとともに、本体裏面側の中央部には、キー操作を有効とするキー入力操作状態に切り替えて、キー入力を許可するか否かを検出するために、手の指または掌の接触を検知する接触センサ5を搭載している。
【0016】
なお、図2に示すように、本体裏面側の中央部に搭載された接触センサ5は、キー入力を行う場合の本体の持ち方をした場合、人差し指と中指との腹の部分で当該接触センサ5に接触される状態となっている例を示しているが、かかる場合のみに限るものではなく、例えば、人差し指の指先で接触させるように、図2の本体裏面側の上方部との境界近傍の中央左寄りの位置、あるいは、図2の本体左側側面部の上方部との境界近傍の位置に搭載するようにしても良い。
【0017】
また、図3は、本発明によるハンディスキャナターミナルの表面側の構成とスキャン操作を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図であり、図4は、本発明によるハンディスキャナターミナルの裏面側の構成とスキャン操作を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。
【0018】
図3、図4に示すように、本体裏面側の先端部に備えられているバーコードスキャン部2を操作して、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り動作を行う場合には、図1、図2のキー入力を行う場合の本体1の持ち方(掌が本体裏面側になる持ち方)とは逆の持ち方であり、掌が本体表面側のキー3の中央から下方を覆うように、本体1を持つことになる。したがって、スキャン操作を行う場合には、本体裏面側の中央に搭載されている接触センサ5に手の指や掌が接触しない状態になり、キー操作が無効な状態になる。
【0019】
なお、接触センサ5を、本体裏面側の中央ではなく、例えば、図2や図4の本体裏面側の上方部との境界近傍の中央左寄りの位置、あるいは、図2や図4の本体左側側面部の上方部との境界近傍の位置に搭載するようにしても、キー入力を行う場合には、人差し指の指先で接触センサ5に接触することができるが、スキャン操作を行う場合には、接触センサ5に接触することができない状態になり、本体裏面側の中央部に搭載する場合と同等になる。
【0020】
(実施例の動作の説明)
次に、本実施例のハンディスキャナターミナルの動作についてさらに説明する。ハンディスキャナターミナルの操作者がキー入力操作をしようとして、図1、図2に示すような持ち方で、ハンディスキャナターミナルの本体1を握った場合、前述したように、本体裏面側の中央に搭載された接触センサ5に手の指または掌が接触したことが検知されるので、本体表面部の中央から下方部に向かって配置されているキー3の操作が可能な状態に設定される。したがって、図1に示すように、キー3の親指操作により、任意の文字、数字を入力したり、あるいは、ファンクションキーの操作によって機能を切り替えたりすることができる。
【0021】
一方、ハンディスキャナターミナルの操作者が、バーコードおよび/または2次元コードのスキャン操作をしようとして、図3、図4に示すような持ち方で、ハンディスキャナターミナルの本体1を握った場合、本体裏面側の中央に搭載された接触センサ5に手の指や掌が接触しないので、接触センサ5には、手の指や掌の接触が検知されず、キー3の操作は無効な状態に設定される。このため、たとえ、本体表面部の中央から下方部に向かって配置されているキー3の操作を行ったとしても、あるいは、不用意に手の指または掌がキー3に接触したとしても、キーの入力を受け付けられない。したがって、図3、4に示すような持ち方で、スキャン操作を行っている最中に、ハンディスキャナターミナルの本体1を強く握る等によって、誤って、手の指または掌がキー3を押してしまったとしても、キーが誤入力されることを確実に防止することができる。
【0022】
(本実施例の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り機能とキー入力機能とを少なくとも備えているハンディスキャナターミナルにおいて、本体1の裏面または側面のしかるべき位置に、手の指または掌で接触することによりキー操作を有効にする接触センサ5を搭載しているので、次のような効果を得ることができる。
【0023】
ハンディスキャナターミナルの本体1の表面の中央から下方部に配置されているキー3を操作する場合の本体1の持ち方と本体1の裏面の先端部に配置されているバーコードスキャン部2による読み取り操作を行う場合の本体1の持ち方とは、図1ないし図4に示すように、一般的には異なっているので、バーコードスキャン部2による読み取り操作を行う場合の図3、図4に示す持ち方で、読み取り操作中に、本体1を強く握ってしまうことなどにより、手の指または掌で誤っていずれかのキー3を押してしまったとしても、本体1の裏面あるいは側面のしかるべき位置に搭載されている接触センサ5に手の指や掌が触れることがないので、キー操作は無効な状態になって、キーの誤入力を確実に防止することができる。
【0024】
なお、接触センサ5により手の指または掌の接触を検知している場合は、キー3の操作を許可されている状態であり、ハンディスキャナターミナルの操作者は、バーコードスキャン部2による読み取り操作ではなく、キー3による入力操作を行おうとしている状態にある。したがって、かかるキー入力操作許可状態においては、バーコードスキャン部2によるバーコードや2次元コードの読み取り動作を行うことがないので、バーコードスキャン部2に備えられている発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を点灯しておく必要はない。
【0025】
したがって、接触センサ5により手の指や掌の接触を検知している場合は、バーコードスキャン部2に備えられている発光ダイオード(LED)を消灯することによって、消費電力を低減することを可能とするとともに、動作時間をより長く延長させることもできるようにしても良い。
【0026】
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、バーコードおよび/または2次元コードを読み取る機能とデータ入力機能とを有するハンディスキャンターミナルの動作制御方法として、手の指または掌の接触を検知する接触センサを備え、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時またはキー操作時のいずれか一方の操作時において操作者の手の指や掌が該接触センサに接触することが可能な位置としてあらかじめ定めた位置に該接触センサが配置され、該接触センサへの操作者の手の指や掌の接触の有無により、キー操作、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作のいずれか一方を有効な状態に設定し、他方を無効に設定するようにしても良いし、また、前記接触センサへの手の指や掌の接触の有無に応じて、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を無効な状態に設定した場合、バーコードスキャン用に備えられている発光ダイオードを消灯させるようにしても良い。また、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて、次のような構成として表現できる。
(2)前記接触センサを設置する位置が、本体裏面または本体側面である上記(1)のハンディスキャナターミナル。
(3)前記接触センサにて手の指または掌の接触を検知した場合は、キー操作を有効な状態に設定し、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を無効な状態に設定する上記(1)または(2)のハンディスキャナターミナル。
(4)前記接触センサにて手の指や掌の接触を検知していない場合は、キー操作を無効な状態に設定し、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を有効な状態に設定する上記(1)または(2)のハンディスキャナターミナル。
(5)前記接触センサにて手の指または掌の接触を検知した場合、前記バーコードスキャン部に備えられている発光ダイオードを消灯させる上記(1)ないし(3)のいずれかのハンディスキャナターミナル。
(6)バーコードおよび/または2次元コードを読み取る機能とデータ入力機能とを有するハンディスキャナターミナルの動作制御方法であって、手の指または掌の接触を検知する接触センサを備え、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時またはキー操作時のいずれか一方の操作時において操作者の手の指や掌が該接触センサに接触することが可能な位置としてあらかじめ定めた位置に該接触センサが配置され、該接触センサへの操作者の手の指や掌の接触の有無により、キー操作、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作のいずれか一方を有効な状態に設定し、他方を無効に設定するハンディスキャナターミナルの動作制御方法。
(7)前記接触センサへの手の指や掌の接触の有無に応じて、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を無効な状態に設定した場合、バーコードスキャン用に備えられている発光ダイオードを消灯させる上記(6)のハンディスキャナターミナルの動作制御方法。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明によるハンディスキャナターミナルの表面側の構成とキー入力を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。
【図2】本発明によるハンディスキャナターミナルの裏面側の構成とキー入力を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。
【図3】本発明によるハンディスキャナターミナルの表面側の構成とスキャン操作を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。
【図4】本発明によるハンディスキャナターミナルの裏面側の構成とスキャン操作を行う場合の本体の持ち方の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0028】
1 本体(ハンディスキャナターミナル本体)
2 バーコードスキャン部
3 キー
4 表示部
5 接触センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体の裏面先端部にバーコードおよび/または2次元コードを読み取るバーコードスキャン部を備えるとともに、本体の表面にデータ入力を行うキーを備えたハンディスキャナターミナルにおいて、本体裏面先端部に備えられた前記バーコードスキャン部によるバーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時には操作者の手の指や掌が接触することがなく、本体表面に備えられたキー操作時に操作者の手の指または掌が接触することが可能な位置としてあらかじめ定めた位置に、手の指または掌の接触を検知する接触センサを備えていることを特徴とするハンディスキャナターミナル。
【請求項2】
前記接触センサを設置する位置が、本体裏面または本体側面であることを特徴とする請求項1に記載のハンディスキャナターミナル。
【請求項3】
前記接触センサにて手の指または掌の接触を検知した場合は、キー操作を有効な状態に設定し、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を無効な状態に設定することを特徴とする請求項1または2に記載のハンディスキャナターミナル。
【請求項4】
前記接触センサにて手の指や掌の接触を検知していない場合は、キー操作を無効な状態に設定し、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を有効な状態に設定することを特徴とする請求項1または2に記載のハンディスキャナターミナル。
【請求項5】
前記接触センサにて手の指または掌の接触を検知した場合、前記バーコードスキャン部に備えられている発光ダイオードを消灯させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のハンディスキャナターミナル。
【請求項6】
バーコードおよび/または2次元コードを読み取る機能とデータ入力機能とを有するハンディスキャナターミナルの動作制御方法であって、手の指または掌の接触を検知する接触センサを備え、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作時またはキー操作時のいずれか一方の操作時において操作者の手の指や掌が該接触センサに接触することが可能な位置としてあらかじめ定めた位置に該接触センサが配置され、該接触センサへの操作者の手の指や掌の接触の有無により、キー操作、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作のいずれか一方を有効な状態に設定し、他方を無効に設定することを特徴とするハンディスキャナターミナルの動作制御方法。
【請求項7】
前記接触センサへの手の指や掌の接触の有無に応じて、バーコードおよび/または2次元コードの読み取り操作を無効な状態に設定した場合、バーコードスキャン用に備えられている発光ダイオードを消灯させることを特徴とする請求項6に記載のハンディスキャナターミナルの動作制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−152433(P2010−152433A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326820(P2008−326820)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】