説明

ハンドオーバ操作における資源管理のための方法および機器

【課題】成功裏のハンドオーバの後にシステム資源を管理する方法および機器を提供すること
【解決手段】ハンドオーバ操作中の資源管理のための方法および機器は、第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバを開始するステップを含む。ポリシー更新メッセージが送信され、ポリシー更新確認メッセージが受信される。GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)メッセージおよびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージが送信され、GTPおよびRAB解放肯定応答が受信される。第2のアクセスネットワーク内のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用の接続が確立される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
場合によってはUE(ユーザ機器)とすることができるWTRU(無線送受信ユニット)は、通信中にしばしばハンドオーバされる。このハンドオーバは、トラステッド非3GPP(非第3世代パートナーシッププロジェクト)IP(インターネットプロトコル)アクセスシステムから、3GPPアクセスシステム(E−UTRAN(進化型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク))へ、および3GPPアクセスシステム(E−UTRAN)からトラステッド非3GPP IPアクセスシステムへと行われ得る。
【0003】
さらに、このハンドオーバはローミングシナリオ中または非ローミングシナリオ中に行われ得る。図1は、ネットワークアーキテクチャ100の一例を示す。図1および本明細書で以下に定義するように、次の基準点が適用される。
【0004】
S2a:トラステッド非3GPP IPアクセスとPDN(パケットデータネットワーク)GW(ゲートウェイ)との間の関連の制御およびモビリティサポートをユーザプレーンに提供する。
【0005】
S2b:ePDG(進化型パケットデータゲートウェイ)とPDN GWとの間の関連の制御およびモビリティサポートをユーザプレーンに提供する。
【0006】
S2c:WTRUとPDN GWとの間の関連の制御およびモビリティサポートをユーザプレーンに提供する。この基準点は、トラステッドおよび/またはアントラステッド非3GPPアクセスおよび/または3GPPアクセスの上に実装される。
【0007】
S5:サービングGWとPDN GWとの間のトンネリングおよびトンネル管理をユーザプレーンに提供する。このS5は、モビリティに起因する、そしてサービングGWが必須のPDN接続のためにノンコロケーテッド(non−collocated)PDN GWに接続する必要がある場合、サービングGWリロケーション用に使用される。
【0008】
S6a:このインタフェースは認証および許可のために、MME(モビリティ管理エンティティ)とHSS(ホーム加入者サーバ)との間に定められる。
【0009】
S6c:HPLMN(ホームパブリックランドモバイルネットワーク)内のPDN GWと、モビリティに関係する認証が必要な場合のための3GPP AAA(認証、許可、および会計)サーバとの間の基準点。この基準点は、モビリティパラメータの記憶を取得/要求するためにも使用することができる。
【0010】
S6d:VPLMN(訪問先パブリックランドモバイルネットワーク)内のサービングゲートウェイと、モビリティに関係する認証が必要な場合のための3GPP AAAプロキシとの間の基準点。この基準点は、モビリティパラメータの記憶を取得/要求するためにも使用することができる。
【0011】
S7:PCRF(ポリシーおよび課金規則機能)からPCEF(ポリシーおよび課金実行点)へのQoS(サービス品質)ポリシーおよび課金規則の転送を行う。このPCEFの割り当ては研究中(FFS:For Further Study)である。
【0012】
S8b:ホームを経由するトラフィックに関するローミングの場合のローミングインタフェースである。VPLMNおよびHPLMN内のゲートウェイ間の関連の制御をユーザプレーンに提供する。
【0013】
S9:HPLMNからの動的制御ポリシーをVPLMN内で実施するためのS7基準点のローミング改変体(roaming variant)を示す。
【0014】
SGi:PDNゲートウェイとパケットデータネットワークとの間の基準点である。このパケットデータネットワークは、例えばIMS(IPマルチメディアサブシステム)サービスを提供するための、事業者以外の公的もしくは民間のパケットデータネットワーク、または事業者間パケットデータネットワークとすることができる。この基準点はGiおよびWi機能に対応し、任意の3GPPおよび非3GPPアクセスシステムをサポートする。
【0015】
Wa*:アントラステッド非3GPP IPアクセスと3GPP AAAサーバ/プロキシとを接続し、アクセス認証、許可、および課金関連情報を安全な方法で移送する。
【0016】
Ta*:トラステッド非3GPP IPアクセスと3GPP AAAサーバ/プロキシとを接続し、アクセス認証、許可、モビリティパラメータ、および課金関連情報を安全な方法で移送する。
【0017】
Wd*:3GPP AAAプロキシと3GPP AAAサーバとを、場合によっては中間ネットワークを介して接続する。Wdと比較した場合の違いはFFSである。
【0018】
Wm*:この基準点は3GPP AAAサーバ/プロキシとePDGとの間に位置し、AAAシグナリング(モビリティパラメータ、トンネル認証データおよび許可データの移送)に使用される。
【0019】
Wn*:アントラステッド非3GPP IPアクセスとePDGとの間の基準点である。開始されるトンネルに関するこのインタフェース上のトラフィックは、ePDGに向けて強制される必要がある。
【0020】
Wx*:この基準点は3GPP AAAサーバとHSSとの間に位置し、認証データを移送するために使用される。
【0021】
訪問先ネットワークに静的/動的ポリシーを提供するためにS6、S8、およびS9を使用することは検討中である。示される2つのS7インタフェースが異なるかどうかも検討中である。E−UTRAN用のS1インタフェースは、両方のアーキテクチャで同じである。
【0022】
図2は、3GPPアクセスUTRANからトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへの、従来型のハンドオーバについての信号図200である。このハンドオーバシナリオはS2a基準点を伴い、FACoA(外部エージェントケアオブアドレス)を伴うMIP4(モバイルIP4)およびPMIPv6を使用するシナリオを含む。MIPv4のFACoAモードに関しては、非3GPPシステム内のFAとHPLMN内のPDN GWとの間に、S2aが通るとみなすことができる。WTRUが3GPPアクセスシステム内で接続される間は、PMIPv6またはGTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)がS5上で使用される。非ローミングシナリオに関しては、S2c上で使用されるDSMIPv6(デュアルスタックモバイルIPv6)プロトコルは、PMIPv6を用いるS2aインタフェース上のDSMIPv6規格に準拠する。このシグナリングは次の通りである。
【0023】
1.WTRUがトラステッド非3GPP IPアクセスを見つけ、現在使用しているUTRANアクセスから、その見つけられたトラステッド非3GPP IPアクセスシステムへのハンドオーバを開始することを決定する。WTRUがトラステッド非3GPP IPアクセスを見つけることを支援するメカニズムは、ネットワークの探索および選択(Network Discovery and Selection)の節に明記される。
この時点で、アップリンクおよびダウンリンク両方のユーザデータが次のものを介して伝送される。それは、WTRUとソースアクセスネットワークとの間のベアラ、ソース3GPPアクセスネットワーク、サービングGW、およびPDN GW間の1つまたは複数のGTPトンネルである。
【0024】
2.最初の非3GPPアクセス固有のL2手順が行われる。これらの手順は非3GPPアクセスに固有であり、3GPPの範囲外である。
【0025】
3.EAP認証手順が、WTRU、トラステッド非3GPP IPアクセス、および3GPP AAAサーバを伴って開始され、実行される。ローミングケースでは、いくつかのAAAプロキシが伴うことがある。この認証手順の一環として、使用される必要があるPDN GWのIPアドレスが、トラステッド非3GPP IPアクセス内のPMAに伝えられる。
【0026】
4.成功裏の認証および許可の後に、L3アタッチ手順がトリガされる。
【0027】
5.トラステッド非3GPP IPアクセスのPMA機能が、プロキシバインディング更新メッセージをPDN GWに送信する。
【0028】
6.PDN GWは、このプロキシバインディング更新を処理し、WTRU用のバインディングキャッシュエントリを作成する。このPDN GWは、WTRU用のIPアドレスを割り当てる。次いで、このPDN GWは、WTRUに対して割り当てられる1つまたは複数のIPアドレスを含むプロキシバインディング肯定応答を、トラステッド非3GPP IPアクセス内のPMA機能に送信する。この割り当てられるIPアドレスは、3GPPアクセス上で前にWTRUに割り当てられていたIPアドレスと同じである。
【0029】
7.トラステッド非3GPP IPアクセスとPDN GWとの間に、PMIPv6トンネルが設定される。
【0030】
8.L3アタッチ手順が完了する。WTRUとPDN GWとの間のIP接続が、トラステッド非3GPP IPアクセス上でアップリンク方向およびダウンリンク方向に対して設定される。
【0031】
9.3GPP標準内に規定される手順に基づく必要な手順を実行することにより、ソース3GPPアクセスに関する資源クリーンアップが開始される。PDN GWは、WTRUのためのIP接続を保つべきである。
【0032】
図3は、非ローミングシナリオに関する、トラステッド非3GPP IPアクセスから、PMIPv6を用いるE−UTRANへの従来型のハンドオーバについての信号図300である。このシグナリングは次の通りである。
【0033】
1.このUEは、トラステッド非3GPPアクセスシステムを使用し、PDN GWによって供給されている。
【0034】
2.このUEが、E−UTRANアクセスシステムを見つけ、自らの現在のセッションを、現在使用している非3GPPアクセスシステムから、その見つけられたE−UTRANアクセスシステムに転送(すなわちハンドオーバ)することを決定する。このUEが、E−UTRANアクセスシステムを見つけることを支援するメカニズム。
【0035】
3.このUEが、E−UTRANによりEPS内のMMEインスタンスにルートされるアタッチ要求を送信する。
【0036】
4.MMEがHSSと連絡し、そのUEを認証する。この認証手順の一環として、使用される必要があるPDN GWのIPアドレスがMMEに伝えられる。
【0037】
5.成功裏の認証の後に、このMMEはHSSとともに位置更新手順を実行する。
【0038】
6.このMMEはサービングGWを選択し、デフォルトベアラ作成要求(IMSI、MMEコンテキストID)メッセージをその選択したサービングGWに送信する。このデフォルトベアラ作成要求メッセージは、HSSによって提供されたPDN GWのIPアドレスも含める。
【0039】
7.MMEからのデフォルトベアラ作成要求に基づいて、サービングGWが、プロキシバインディング更新を送信することにより、PDN GWに対するPMIPv6登録手順を開始する。
【0040】
8.そのPDN GWはプロキシバインディングACKで応答し、自らのモビリティバインディングを更新し、これは非3GPPアクセスネットワークからのPMIPv6トンネルを、サービングGWに効果的に切替える。このプロキシバインディングACKでは、PDN GWは、そのUEに対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスで応答する。PMIPv6トンネルが、今はPDN GWとサービングGWとの間に存在する。
【0041】
9.サービングGWが、デフォルトベアラ作成応答メッセージをMMEに返す。このメッセージは、UEのIPアドレスも含む。このメッセージは、バインディングが成功していることをMMEに指示する役割も果たす。
【0042】
10.MMEが、E−UTRANを介してアタッチ受付メッセージをUEに送信する。
【0043】
11.無線ベアラおよびS1−Uベアラが設定される。
【0044】
12.UEがE−UTRANを介してデータ通信を再開する。
【0045】
図4は、非ローミングシナリオに関する、E−UTRANから、PMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスへの従来型のハンドオーバについての信号図400である。このシグナリングは次の通りである。
【0046】
1.このUEは、トラステッド非3GPPアクセスシステムを使用し、PDN GWによって供給されている。
【0047】
2.このUEが、E−UTRANアクセスシステムを見つけ、自らの現在のセッションを、現在使用している非3GPPアクセスシステムから、その見つけられたE−UTRANアクセスシステムに転送(すなわちハンドオーバ)することを決定する。このUEが、E−UTRANアクセスシステムを見つけることを支援するメカニズムは、3GPP標準内に規定される。
【0048】
3.TS23.401内に規定されるように、このUEが、E−UTRANによりEPS内のMMEインスタンスにルートされるアタッチ要求を送信する。
【0049】
4.MMEがHSSと連絡し、そのUEを認証する。この認証手順の一環として、使用される必要があるPDN GWのIPアドレスがMMEに伝えられる。
【0050】
5.成功裏の認証の後に、このMMEはHSSとともに位置更新手順を実行する。
【0051】
6.このMMEはサービングGWを選択し、デフォルトベアラ作成要求(IMSI、MMEコンテキストID)メッセージをその選択したサービングGWに送信する。このデフォルトベアラ作成要求メッセージは、HSSによって提供されたPDN GWのIPアドレスも含む。
【0052】
7.MMEからのデフォルトベアラ作成要求に基づいて、サービングGWが、プロキシバインディング更新を送信することにより、PDN GWに対するPMIPv6登録手順を開始する。
【0053】
8.そのPDN GWはプロキシバインディングACKで応答し、自らのモビリティバインディングを更新し、これは非3GPPアクセスネットワークからのPMIPv6トンネルを、サービングGWに効果的に切替える。このプロキシバインディングACKでは、PDN GWは、そのUEに対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスで応答する。PMIPv6トンネルが、今はPDN GWとサービングGWとの間に存在する。
【0054】
9.サービングGWが、デフォルトベアラ作成応答メッセージをMMEに返す。このメッセージは、UEのIPアドレスも含む。このメッセージは、バインディングが成功していることをMMEに指示する役割も果たす。
【0055】
10.MMEが、E−UTRANを介してアタッチ受付メッセージをUEに送信する。
【0056】
11.無線ベアラおよびS1−Uベアラが設定される。
【0057】
12.UEがE−UTRANを介してデータ通信を再開する。
【0058】
図5は、従来型の非ローミングシナリオにおける、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスシステムから、3GPPアクセスシステムへのハンドオーバを実施するための従来手順についての信号図500である。このシナリオでは、非ローミングシナリオでDSMIPv6を使用するトラステッド非3GPPアクセスシステム(例えばE−UTRAN)でセッションが開始する。その後、そのセッションは3GPPアクセスシステムにハンドオーバする。このシグナリングは次の通りである。
【0059】
1.このUEは、トラステッド非3GPPアクセスシステムを使用する。このUEは、PDN GWとのDSMIPv6セッションを有する。
【0060】
2.このUEが3GPPアクセスシステムを見つけ、現在使用しているトラステッド非3GPPアクセスシステムから、その見つけられた3GPPアクセスシステムにハンドオーバすることを決定する。このUEが、3GPPアクセスシステムを見つけることを支援するメカニズムは、3GPP標準内に規定される。
【0061】
3.このUEが、3GPPによりEPC内のMMEインスタンスにルートされるアタッチ要求を送信する。
【0062】
4.MMEがHSS/3GPP AAAと連絡し、そのUEを認証する。この認証手順の一環として、3GPPアクセスで使用される必要があるPDN GWのIPアドレスがMMEに伝えられる。
【0063】
5.成功裏の認証の後に、このMMEはHSSとともに位置更新手順を実行する。
【0064】
6.このMMEはサービングGWを選択し、デフォルトベアラ作成要求(IMSI、MMEコンテキストID、およびPDN GWのIPアドレスを含む)メッセージをその選択したサービングGWに送信する。
【0065】
7.a)IETFベースのS5に関しては、サービングGWが、プロキシバインディング更新を送信することにより、PDN GWに対するPMIPv6登録手順を開始する。ユーザのNAIがステップ6で含まれていない場合、サービングGWは他の手段によりユーザのNAIを得る必要がある。
【0066】
b)GTPベースのS5に関しては、サービングGWが、ベアラ作成要求メッセージをPDN GWに送信する。
【0067】
8.a)IETFベースのS5に関しては、そのPDN GWはプロキシバインディングACKで応答し、自らのモビリティバインディングを更新し、これは非3GPPアクセスネットワークからのDSMIPv6トンネルを、サービングGWへのPMIPv6トンネルに効果的に切替える。このプロキシバインディングACKでは、PDN GWは、そのUEに対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスを含める。
【0068】
b)GTPベースのS5に関しては、そのPDN GWは、サービングGWに対するベアラ作成応答メッセージで応答する。このベアラ作成応答は、そのUEに対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスを含む。
【0069】
9.サービングGWが、デフォルトベアラ作成応答メッセージをMMEに返す。このメッセージは、UEのIPアドレスも含む。このメッセージは、バインディングが成功していることをMMEに指示する役割も果たす。
【0070】
10.MMEが、3GPPアクセスを介してアタッチ受付メッセージをUEに送信する。3GPPアクセスシステムが、無線ベアラ設定手順を開始する。3GPPアクセスシステムが、アタッチ完了メッセージで応答する。
【0071】
11.このUEが非3GPPアクセスシステム内にいた間に作成された、このUEのDSMIPv6バインディングの登録を取り消すために、このUEは、PDN GWにBUを送信することができる。
【0072】
図6は、非ローミングシナリオにおける、3GPPアクセスシステムから、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスシステムへのハンドオーバを実施するための従来手順についての信号図600である。このシナリオでは、S5上のGTPもしくはPMIPv6を使用する、またはS5を使用しない(コロケートされたサービングGWおよびPDN GW)、3GPPアクセス(例えばE−UTRAN)でセッションが開始する。このセッションは、PMIPv6を使用しないトラステッド非3GPPアクセスシステムにハンドオーバし、UEは3GPPアクセスシステム内で使用していたのとは別のプレフィックスを受信する。その後、このUEは、IPセッションを維持するために同じPDN GWとDSMIPv6を開始する。このシグナリングは次の通りである。
【0073】
1.このUEは、3GPPアクセスシステムを使用する。このUEは、S5インタフェース上でサポートされるIPアドレスを有する。
【0074】
2.この時点で、このUEが、非3GPPアクセス手順を開始することを決定する。この決定は、例えばこのUEのローカルポリシーなど、任意の数の理由に基づく。
【0075】
3.このUEが、非3GPPアクセスシステムにおけるアクセス認証および許可を実行する。3GPP AAAサーバが、非3GPPシステム内でのアクセスのためにこのUEを認証し、許可する。ホストベースモビリティに関するPDN GWの選択および取得は、依然としてFFSであることに留意されたい。
【0076】
4.この非3GPPアクセスシステムはPMIPv6対応ではなく、またはPMIPv6を使用しないと決める。したがって、このUEは3GPPアクセスシステム内で使用していたIPアドレスとは別のIPアドレスを得る。このUEが3GPPシステムのアドレスとは同じでないIPアドレスを得るため、このUEは、自らのIPセッションを維持するためにDSMIPv6手順を開始することを決定する。
【0077】
5.このUEは、MIPv6ブートストラッピング手順を使用して、PDN GWのアドレスを知ることができる。
【0078】
6.このUEは、ステップ5で見つけたPDN GWと、IKEv2 SAおよびIPSec SAの確立を行うこともできる。これは、UEとPDN GWとの間にSAを確立するために、RFC4877を使用する場合に起こる。このステップは、3GPP AAAシステムによる認証および許可を伴うことができる。
【0079】
7.このUEが、自らのCoAを登録するために、PDN GWにDSMIPv6 BUメッセージを送信する。PDN GWは、このUEを認証および許可し、このUEが3GPPアクセス内で使用していたIPアドレス(ホームアドレス)を含むBAを返信する。
【0080】
8.このUEは、同じIPアドレスを使用してIPサービスを続ける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0081】
したがって、成功裏のハンドオーバの後にシステム資源を管理する方法および機器を提供することが有益である。
【課題を解決するための手段】
【0082】
ハンドオーバ操作中の資源管理のための方法および機器を開示する。この方法は、第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバを開始するステップを含む。ポリシー更新メッセージが送信され、ポリシー更新確認メッセージが受信される。GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)メッセージおよびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージが送信され、GTPおよびRAB解放肯定応答が受信される。第2のアクセスネットワーク内のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用の接続が確立される。
【0083】
より詳細な理解は、添付の図面と組み合わせて例として与えられる以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】ネットワークアーキテクチャの一例を示す図である。
【図2】3GPPアクセスUTRANからトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへの、従来型のハンドオーバについての信号図である。
【図3】非ローミングシナリオに関する、トラステッド非3GPP IPアクセスから、PMIPv6を用いるE−UTRANへの従来型のハンドオーバについての信号図である。
【図4】非ローミングシナリオに関する、E−UTRANから、PMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスへの従来型のハンドオーバについての信号図である。
【図5】従来型の非ローミングシナリオにおける、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスシステムから、3GPPアクセスシステムへのハンドオーバを実施するための従来手順についての信号図である。
【図6】非ローミングシナリオにおける、3GPPアクセスシステムから、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスシステムへのハンドオーバを実施するための従来手順についての信号図である。
【図7】互いに無線通信するWTRUと基地局との機能ブロック図の一例を示す図である。
【図8A】3GPPアクセス(UTRAN)から、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへの、PMIPv6を用いるS2a上のハンドオーバについての信号図である。
【図8B】3GPPアクセス(UTRAN)から、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへの、PMIPv6を用いるS2a上のハンドオーバについての信号図である。
【図9A】トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、PMIPv6を用いるE−UTRANへのハンドオーバについての信号図である。
【図9B】トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、PMIPv6を用いるE−UTRANへのハンドオーバについての信号図である。
【図10A】E−UTRANから、PMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図10B】E−UTRANから、PMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図11A】S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図11B】S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図12A】3GPPアクセスネットワークから、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図12B】3GPPアクセスネットワークから、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図である。
【図13】LTE_RAの更新手順についての信号図である。
【発明を実施するための形態】
【0085】
以後言及する際、用語「WTRU(無線送受信ユニット)」は、UE(ユーザ機器)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのユーザ装置を含むが、これだけに限定されることはない。以後言及する際、用語「基地局」は、ノードB、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのインタフェース接続装置を含むが、これだけに限定されることはない。
【0086】
図7は、WTRU110と基地局120との機能ブロック図700の一例である。図7に示すように、WTRU110は基地局120と通信する。
【0087】
典型的なWTRU内で見つけることができる構成要素に加え、WTRU110は、プロセッサ115、受信機116、送信機117、およびアンテナ118を含む。受信機116および送信機117は、プロセッサ115と通信する。アンテナ118は、無線データの送受信を助けるために、受信機116および送信機117の両方と通信する。WTRU110のプロセッサ115は、ハンドオーバを行うように構成される。
【0088】
典型的な基地局内で見つけることができる構成要素に加え、基地局120は、プロセッサ125、受信機126、送信機127、およびアンテナ128を含む。受信機126および送信機127は、プロセッサ125と通信する。アンテナ128は、無線データの送受信を助けるために、受信機126および送信機127の両方と通信する。この基地局のプロセッサ125は、ハンドオーバを行うように構成される。
【0089】
図8A〜図8Bは、3GPPアクセス(EUTRAN)から、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへの、PMIPv6を用いるS2a上のハンドオーバについての信号図800である。この信号図800中で通信する装置には、WTRU110、3GPPアクセス装置130、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク140、SGSN150、サービングSAE GW160、PDN SAE GW170、HSS/AAAサーバ180、およびPCRF190が含まれる。
【0090】
WTRU110がトラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140を見つけ、現在使用しているUTRANアクセスから、その見つけられたトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバを開始することを決定する(815)。この時点で、アップリンクおよびダウンリンク両方のユーザデータは、WTRU110とソースアクセスネットワークとの間のベアラ、ソース3GPPアクセスネットワーク130、サービングSAE GW160、およびPDN SAE GW170間の1つまたは複数のGTPトンネルを介して伝送される(810)。
【0091】
次いで、WTRU110とトラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140との間で、最初の非3GPPアクセス固有のL2手順が行われる(820)。これらの手順は非3GPPアクセスに固有であり、3GPPの範囲外である。
【0092】
EAP認証および許可手順が、WTRU110、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140、および3GPP HSS/AAAサーバ180を伴って開始され、実行される(825)。ローミング状況では、いくつかのAAAプロキシが伴うことがある。この認証手順の一環として、使用されるPDN SAE GW170のIPアドレスが、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140内のPMA(プロキシモバイルIPエージェント)に伝えられ得る。
【0093】
成功裏の認証および許可の後に、L3(レイヤ3)アタッチ手順がトリガされる(830)。トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークのPMA機能が、プロキシバインディング更新メッセージ(835)をPDN SAE GW170に送信し、PDN SAE GW170は、このプロキシバインディング更新メッセージを処理し、WTRU110用のバインディングキャッシュエントリを作成する。次いで、このPDN SAE GW170は、WTRU110用のIPアドレスを割り当て、プロキシバインディングACK(肯定応答)メッセージ(840)を、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140内のPMA機能に送信する。このプロキシバインディングACKメッセージ(840)は、WTRU110に対して割り当てられる1つまたは複数のIPアドレスを含むことができる。この割り当てられるIPアドレスは、3GPPアクセスネットワーク130からハンドオーバされる前にWTRU110に割り当てられていたIPアドレスと同じものとすることができる。
【0094】
トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140とPDN SAE GW170との間に、PMIPv6トンネルが設定される(845)。新たなGWを示すポリシー更新メッセージ(850)がPDN SAE GW170からPCRF190に送信される。次いでPCRF190が、ポリシー更新確認メッセージ855をPDN SAE GW170に送信する。このPCRF190は、その新たなGWを含むポリシー情報更新メッセージ(860)を、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク140に送信する。そのトラステッド非3GPPアクセスネットワーク140が、ポリシー更新確認メッセージ(865)をPCRF190に送信する。
【0095】
ステップ870で、GTPトンネルエンドポイントおよびRAB(無線アクセスベアラ)の資源が解放される。PDN SAE GW170が、GTPおよびRAB解放メッセージ(875)をSGSN150に送信し、そのSGSN150はRAB解放メッセージ(876)を3GPPアクセスネットワーク130に転送して、トンネルエンドポイントおよび無線資源を解放する。次いで、3GPPアクセスネットワーク130が、RAB解放ACKメッセージ(877)をSGSN150に送信し、そのSGSN150がそのメッセージをGTPおよびRAB解放ACKメッセージ(878)の形でPDN SAE GW170に転送する。
【0096】
この段階で、L3アタッチ手順が完了する(ステップ880)。WTRU110とPDN SAE GW170との間のIP接続が、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク140上でアップリンク方向およびダウンリンク方向の両方に対して設定される(885)。次いで、必要な3GPP解放手順を実行することにより、ソース3GPPアクセスネットワーク130に関する資源クリーンアップが開始される(890)。この時点で、PDN SAE GW170は、WTRU110のためのIP接続を保つべきである。
【0097】
図9A〜図9Bは、トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、PMIPv6を用いるE−UTRANへのハンドオーバについての信号図900である。この信号図900中で通信する装置には、WTRU110、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135、E−UTRAN145、MME(モビリティ管理エンティティ)155、サービングGW165、旧MME175、PDN GW185、HSS/AAAサーバ186、およびPCRF190が含まれる。
【0098】
このシナリオでは、このWTRU110は、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135を使用した状態で開始し、PMIPv6トンネル上でPDN GW185によって供給されている(ステップ910)。WTRU110が、LTE E−UTRANアクセスネットワーク145を見つけ、ハンドオーバにより、自らの現在のセッションを、現在使用している非3GPPアクセスシステムから、その見つけられたE−UTRANアクセスネットワークに転送することを決定する(ステップ915)。
【0099】
WTRU110が、E−UTRANアクセスネットワーク145によりMME155にルートされるアタッチ要求メッセージ(920)を送信し、これを受けてMME155はHSS/AAA186と連絡し、そのWTRU110を認証する(ステップ925)。この認証手順の一環として、PDN GW185のIPアドレスがMME155に伝えられる。成功裏の認証の後に、このMME155はHSS/AAA186とともに位置更新手順を実行し、この手順には加入者データを取得することが含まれる(ステップ926)。
【0100】
このMME155はサービングGW165を選択し、HSS/AAA186によって提供されたPDN GW185のIPアドレスも含む、デフォルトベアラ作成要求(IMSI、MMEコンテキストID)メッセージ(930)をその選択したサービングGW165に送信する。
【0101】
MME155からのデフォルトベアラ作成要求に基づいて、サービングGW165が、プロキシBU(バインディング更新)メッセージ(935)を送信することにより、PDN GW185に対するPMIPv6登録手順を開始する。そのPDN GW185はプロキシバインディングACK(935)で応答し、自らのモビリティバインディングを更新し、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135からのPMIPv6トンネルを、サービングGW165に効果的に切替える。このプロキシバインディングACKメッセージ(936)では、PDN GW185は、WTRU110に対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスで応答する。PMIPv6トンネルが、今はPDN GW185とサービングGW165との間に存在する。
【0102】
サービングGW165が、WTRU110のIPアドレスを含むデフォルトベアラ作成応答メッセージ(940)をMME155に返す。さらにこのメッセージは、バインディングが成功していることをMME155に指示する役割も果たす。
【0103】
PDN GW185はポリシー更新メッセージ(941)をPCRF190に送信し、PCRF190はポリシー更新確認メッセージ(942)をPDN GW185に送信することによって応答する。
【0104】
MME155が、E−UTRAN145を介してアタッチ受付メッセージ(943)をWTRU110に送信する。このアタッチ受付メッセージ(943)は、WTRU110のIPアドレスを含む。
【0105】
次いで、PCRF190が、新たなGWについての情報を含むポリシー情報更新メッセージ(950)をサービングGW165に送信し、無線ベアラおよびS1ベアラが設定され(ステップ955)、そのサービングGWが、ポリシー更新確認メッセージ(956)をPCRF190に送信する。
【0106】
ハンドオフを完了するために、PDN GW185は、トンネルエンドポイントおよび無線資源解放要求メッセージ(960)を、トラステッド非3GPP IPアクセスエンティティ135に送信し、このエンティティ135は、解放についての解放ACK(肯定応答)メッセージ(965)をPDN GW185に返す。次いで無線ベアラおよびS1ベアラが設定され(ステップ970)、PMIPv6トンネルが確立される(ステップ975)。
【0107】
図10A〜図10Bは、E−UTRANから、PMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図1000である。この信号図1000中で通信する装置には、WTRU110、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135、E−UTRAN145、MME155、サービングGW165、PDN GW185、HSS/AAAサーバ186、およびPCRF190が含まれる。このシナリオでは、アップリンクおよびダウンリンク両方のユーザデータが次のものを介して伝送される。それは、WTRU110とソースアクセスネットワークとの間の無線ベアラおよびSIベアラ(1011)、ならびにソース3GPPアクセスネットワーク、サービングGW165、およびPDN GW185間の1つまたは複数のGTPトンネル(1010)である。
【0108】
WTRU110がトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135を見つけ、現在使用しているEUTRANアクセスネットワーク145から、その見つけられたトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135へのハンドオーバを開始することを決定する(ステップ1015)。最初の非3GPPアクセス固有のL2手順が行われる(ステップ1020)。
【0109】
EAP認証手順が、WTRU110、トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135、および3GPP HSS/AAAサーバ186を伴って開始され、実行される(ステップ1025)。ローミングケースでは、いくつかのAAAプロキシが伴うことがある。この認証および許可手順の一環として、使用されるPDN GW1025のIPアドレスが、トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135内のPMAに伝えられる。成功裏の認証および許可の後に、L3アタッチ手順がトリガされる(ステップ1030)。
【0110】
トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135のPMA機能が、プロキシバインディング更新メッセージ(1035)をPDN GW185に送信し、そのPDN GW185は、このプロキシバインディング更新を処理し、WTRU110用のバインディングキャッシュエントリを作成し、WTRU110用のIPアドレスを割り当てる。次いで、このPDN GW185は、WTRU110に対して割り当てられる1つまたは複数のIPアドレスを含むプロキシバインディング肯定応答メッセージ(1040)を、トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135内のPMA機能に送信する。この割り当てられるIPアドレスは、3GPPアクセス上でWTRU110に割り当てられていたIPアドレスと同じである。
【0111】
トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135とPDN GW185との間に、PMIPv6トンネルが設定される(ステップ1045)。
【0112】
PDN GW185はポリシー更新メッセージ(1046)をPCRF190に送信し、PCRF190はポリシー更新確認メッセージ(1047)で応答する。次いで、PCRF190が、新たなGWについての情報を含むポリシー情報更新メッセージ(1048)をトラステッド非3GPP IPアクセスエンティティ135に送信する。そのトラステッド非3GPP IPアクセスエンティティは、ポリシー更新確認メッセージ(1050)をPCRF190に返信する。
【0113】
ハンドオフを完了するために、PDN GW185は、トンネルエンドポイントおよび無線資源解放要求メッセージ(1055)をサービングGW165に送信し、このサービングGW165は、GTP(GPRSトンネルプロトコル)およびRAB(無線アクセスベアラ)解放要求メッセージ(1060)をMME155に転送し、このメッセージはE−UTRAN145に転送される。E−UTRAN145が、GTPおよびRAB解放ACKメッセージ1065をMME155に送信し、このMME155は解放ACKメッセージ(1070)をPDN GW185に転送する。この時点で、L3アタッチ手順が完了する(ステップ1075)。WTRU110とPDN GW185との間のIP接続が、トラステッド非3GPP IPアクセスエンティティ135上でアップリンク方向およびダウンリンク方向に対して設定される。
【0114】
図11A〜図11Bは、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークから、3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図1100である。この信号図1100中で通信する装置には、WTRU110、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135、E−UTRAN145、MME(モビリティ管理エンティティ)155、サービングGW165、旧MME175、PDN GW185、HSS/AAAサーバ186、およびPCRF190が含まれる。
【0115】
このシナリオでは、WTRU110とPDN GW185との間のDSMIPv6トンネル1110により、非ローミングシナリオでDSMIPv6を使用するトラステッド非3GPPアクセスシステム(例えばE−UTRAN)でセッションが開始する。
【0116】
ステップ1115で、WTRU110が3GPPアクセスシステムを見つけ、現在使用しているトラステッド非3GPPアクセスシステム135から、その見つけられた3GPPアクセスシステムにハンドオーバすることを決定する。WTRU110が、3GPPアクセスシステムによりMME155にルートされるアタッチ要求メッセージ(1120)を送信する。MME155がHSS/AAAサーバ186と連絡し、そのWTRU110を認証する(ステップ1125)。この認証手順の一環として、3GPPアクセスで使用されるPDN GW185のIPアドレスがMME155に伝えられる。成功裏の認証の後に、MME155はHSS/AAAサーバ186とともに位置更新手順を実行する(ステップ1130)。
【0117】
このMME155はサービングGW165を選択し、デフォルトベアラ作成要求(IMSI、MMEコンテキストID、およびPDN GWのIPアドレスを含む)メッセージ(1135)をその選択したサービングGW165に送信する。
【0118】
IETFベースのS5に関しては、サービングGW165が、プロキシバインディング更新メッセージ(1140)を送信することにより、PDN GW185に対するPMIPv6登録手順を開始する。ユーザのNAIが含まれていない場合、サービングGW165はユーザのNAIを得ることができる。PDN GW185はプロキシバインディングACKメッセージ(1145)で応答し、自らのモビリティバインディングを更新し、これは非3GPPアクセスネットワークからのDSMIPv6トンネルを、サービングGW165へのPMIPv6トンネルに効果的に切替える。このプロキシバインディングACKメッセージ(1145)では、PDN GW185は、WTRU110に対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスを含める。
【0119】
GTPベースのS5に関しては、サービングGW165が、ベアラ作成要求メッセージ(1146)をPDN GW185に送信し、そのPDN GW185は、サービングGW165に対するベアラ作成応答メッセージ(1147)で応答する。このベアラ作成応答メッセージ(1147)は、WTRU110に対して前に割り当てられていたものと同じIPアドレスまたはプレフィックスを含む。
【0120】
サービングGW165が、デフォルトベアラ作成応答メッセージ(1155)をMME155に返す。このメッセージは、WTRU110のIPアドレスも含む。このメッセージは、バインディングが成功していることをMME155に指示する役割も果たす。新たなGWを指示するポリシー更新メッセージ(1150)が、PDN GW185からPCRF190に送信される。PCRF190が、ポリシー更新確認メッセージ1156をPDN GW185に送信する。
【0121】
PCRF190がポリシー情報更新メッセージ1157をサービングGW165に送信し、サービングGW165は、ポリシー更新確認メッセージ1159で応答する。
【0122】
ステップ1158で、RB(無線ベアラ)およびS1−Uベアラの確立が行われ、EUTRAN内のアタッチメントが完了する。これは、MME155が、3GPPアクセスを介してWTRU110にアタッチ受付メッセージを送信し、3GPPアクセスシステムが無線ベアラ設定手順を開始することで起こり得る。3GPPアクセスシステムは、アタッチ完了メッセージで応答することができる。次いで、無線ベアラおよびS1ベアラが設定され(ステップ1160)、サービングGW165とPCRF190との間に、PMIPv6/GTPトンネルが確立される(ステップ1161)。
【0123】
PDN GW185が資源解放メッセージ(1165)をトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135に送信し、トラステッド非3GPP IPアクセスシステム135は、解放肯定応答メッセージ1170をPDN GW185に送信する。
【0124】
この時点で、WTRU110が非3GPPアクセスシステム内にいた間に作成された、WTRU110のDSMIPv6バインディングの登録を取り消すために、このWTRU110は、PDN GW185にBUを送信することができる(ステップ1175)。
【0125】
図12A〜図12Bは、3GPPアクセスネットワークから、S2c上のDSMIPv6を用いるトラステッド非3GPP IPアクセスネットワークへのハンドオーバについての信号図1200である。この信号図1100中で通信する装置には、WTRU110、トラステッド非3GPPアクセスネットワーク135、E−UTRAN145、MME(モビリティ管理エンティティ)155、サービングGW165、旧MME175、PDN GW185、HSS/AAAサーバ186、およびPCRF190が含まれる。このシナリオでは、S5上のGTPまたはPMIPv6を使用する3GPPアクセス(例えばE−UTRAN)でセッションが開始する。あるいは、サービングGW165およびPDN GW185がコロケートされるような場合には、S5は使用されない。このセッションは、PMIPv6を使用しないトラステッド非3GPPアクセスシステム135にハンドオーバし、WTRU10は、3GPPアクセスシステム内で使用していたのとは別のプレフィックスを受信する。その後、WTRU110は、IPセッションを維持するために同じPDN GW185とDSMIPv6を開始する。
【0126】
ステップ1210で、WTRU110は3GPPアクセスシステムを使用し、S5インタフェース上でサポートされるIPアドレスを有する。サービングGW165とPDN GW185との間に、PMIPv6/GTPトンネルが存在する。
【0127】
WTRU110がトラステッド非3GPPアクセスシステム135を見つけ、非3GPPアクセス手順を開始する(ステップ1215)。この決定は、WTRU110のローカルポリシーなど、いくつかの理由に基づくことができる。
【0128】
ステップ1220で、WTRU110が、非3GPPアクセスシステムにおけるアクセス認証および許可を実行する。3GPP HSS/AAAサーバ186が、非3GPPシステム内でのアクセスに関してWTRU110を認証し、許可する。
【0129】
WTRU110とトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135との間で、CoA構成(CoA configuration)(ステップ1225)が行われる。非3GPP IPアクセスシステム135は、PMIPv6対応でなくてよく、またはPMIPv6を使用しなくてもよい。したがって、WTRU110は、3GPPアクセスシステム内で使用していたIPアドレスとは別のIPアドレスを受信することができる。WTRU110が、3GPPシステムのアドレスとは同じでないIPアドレスを得るため、WTRU110は、自らのIPセッションを維持するためにDSMIPv6手順を開始することができる。
【0130】
ステップ1230で、WTRU110は、MIPv6ブートストラッピング手順を使用して、PDN GW185のアドレスを知ることができる。さらに、WTRU110は、このPDN GWと、IKEv2 SAおよびIPSec SAの確立を行うこともできる(ステップ1235)。これは、WTRU110とPDN GW185との間にSAを確立するために、RFC4877を使用する場合に起こる。このステップは、3GPP HSS/AAAシステム186による認証および許可も伴い得る(ステップ1236)。
【0131】
次いで、WTRU110は自らのCoAを登録するために、PDN GW185にDSMIPv6 BUメッセージ(1240)を送信する。PDN GW185は、WTRU110を認証および許可し、WTRU110が3GPPアクセスシステム内で使用していたIPアドレスまたはホームアドレスを含むBAを返信する。新たなGWを指示するポリシー更新メッセージ(1245)が、PDN GW185からPCRF190に送信され、PCRF190は、PDN GW185へのポリシー更新確認メッセージで応答する。
【0132】
次いで、このPCRF190はポリシー情報更新メッセージ(1246)をトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135に送信する。そのトラステッド非3GPP IPアクセスシステム135は、ポリシー更新確認メッセージをPCRF190に送信する。
【0133】
DSMIPv6トンネルが確立され(ステップ1250)、GTPトンネルエンドポイントおよびRAB資源が解放される(ステップ1255)。これは、PDN GW185が、GTPトンネルエンドポイントおよびRAB資源解放メッセージ1260をサービングGW165に送信し、これを受けてサービングGW165がRAB解放メッセージ1261をE−UTRAN145に転送することによって達成することができる。E−UTRAN145は、RAB解放肯定応答メッセージ1265をサービングGW165に送信し、サービングGW165は、GTPおよびRAB解放ACKメッセージ1270をPDN GW185に転送する。この時点でWTRU110は、同じIPアドレスを使用してIPサービスを続けることができる。
【0134】
図13は、LTE_RAの更新手順についての信号図1300である。図13中で通信する装置は、LTE WTRU110、eNode−B120、およびLTE MME/UPE155である。
【0135】
ステップ1310では、移動するLTE WTRU110が、LTE_IDLE状態(CELL_PCH)にある。LTE WTRU110が新たなLTE−RAに入り(すなわち自らのセルを変え)、新たなBCCH上にキャンプし、そのセルが属する新たなLTE_RAを特定するために、システム情報ブロードキャスト(CELL_ID)を受信する(ステップ1315)。
【0136】
ステップ1340では、LTE WTRU110はLTE−active状態(CELL_DCH)にあり、LTE WTRU110の一時的アイデンティティを含むLTE_RA更新メッセージ(1325)を送信することにより、LTE_RA更新手順を実行する。新たなeNode−B120が、ターゲットMME/UPE155を特定し(ステップ1330)、LTE_RA更新メッセージ(1335)を適切なMME/UPE155にルートする。ステップ1340で、このLTE MME/UPE155は、LTE WTRU110がLTE−active状態(CELL_DCH)にあると認識し、LTE WTRU110を新たなLTE_RAに割り当て、LTE WTRU110にLTE_IDLE状態に戻ることを命令するLTE_RA更新確認メッセージ1345を送信する。
【0137】
LTE WTRU110が、LTE_RA更新完了メッセージ(1350)をLTE MME/UPE155に送信する。次いで、LTE WTRU110がLTE_IDLE状態(CELL_PCH)に再び入る(ステップ1360)。eNode−B120とLTE MME/UPE155との間の複数対複数関係の結果として、ネットワークアタッチメントの低減が生じ得る。
【0138】
諸特徴および要素を上記に特定の組合せにより説明したが、各特徴または要素を、他の特徴および要素なしに単独で、または他の特徴および要素を伴うもしくは伴わない様々な組合せで使用することができる。本発明で提供する方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読記憶媒体中に実施されるコンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM(読出し専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体記憶装置、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクやDVD(デジタル多機能ディスク)などの光学媒体が含まれる。
【0139】
適切なプロセッサには、例えば汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1個または複数個のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向けIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuits)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)および/または状態機械が含まれる。
【0140】
ソフトウェアに関連するプロセッサを、WTRU(無線送受信ユニット)、UE(ユーザ機器)、ターミナル、基地局、RNC(無線ネットワークコントローラ)または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバを実装するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカホン、振動装置、スピーカ、マイクロホン、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶ディスプレイ)ディスプレイユニット、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲーム機モジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(無線LAN)もしくはUWB(超広帯域)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアによって実装されるモジュールと組み合わせて使用することができる。
【0141】
実施形態
1.ハンドオーバ操作中の資源管理のための方法。
【0142】
2.第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバを開始するステップをさらに含む実施形態1に記載の方法。
【0143】
3.ポリシー更新メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から2のいずれかに記載の方法。
【0144】
4.ポリシー更新確認メッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から3のいずれかに記載の方法。
【0145】
5.GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)およびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から4のいずれかに記載の方法。
【0146】
6.GTPおよびRAB解放ACK(肯定応答)を受信するステップをさらに含む実施形態1から5のいずれかに記載の方法。
【0147】
7.第2のアクセスネットワーク内のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用の接続を確立するステップをさらに含む実施形態1から6のいずれかに記載の方法。
【0148】
8.ポリシー更新メッセージは、第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含む実施形態1から7のいずれかに記載の方法。
【0149】
9.第1のアクセスネットワーク内の資源を解放するステップをさらに含む実施形態1から8のいずれかに記載の方法。
【0150】
10.第1のネットワークは3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークであり、第2のネットワークはトラステッド非3GPP IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークである実施形態1から9のいずれかに記載の方法。
【0151】
11.ポリシー更新メッセージ、ポリシー更新確認メッセージ、GTPおよびRAB解放メッセージ、ならびに/またはGTPおよびRAB解放ACKが、S5インタフェースを介して送信される実施形態1から10のいずれかに記載の方法。
【0152】
12.第1のネットワークはトラステッド非3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークアクセスネットワークであり、第2のネットワークはLTE(ロングタームエボリューション)E−UTRAN(進化型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク)である実施形態1から11のいずれかに記載の方法。
【0153】
13.ポリシー更新メッセージ、ポリシー更新確認メッセージ、GTPおよびRAB解放メッセージ、ならびに/またはGTPおよびRAB解放ACKが、S2cインタフェースを介して送信される実施形態1から12のいずれかに記載の方法。
【0154】
14.第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバを開始するステップをさらに含む実施形態1から13のいずれかに記載の方法。
【0155】
15.ポリシー更新メッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から14のいずれかに記載の方法。
【0156】
16.ポリシー更新確認メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から15のいずれかに記載の方法。
【0157】
17.ポリシー情報更新メッセージを送信するステップをさらに含む実施形態1から16のいずれかに記載の方法。
【0158】
18.ポリシー情報更新確認メッセージを受信するステップをさらに含む実施形態1から17のいずれかに記載の方法。
【0159】
19.ポリシー更新メッセージは、第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含む実施形態1から18のいずれかに記載の方法。
【0160】
20.ポリシー情報更新メッセージは、第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含む実施形態1から19のいずれかに記載の方法。
【0161】
21.ポリシー更新メッセージ、ポリシー更新確認メッセージ、ポリシー情報更新メッセージ、および/またはポリシー情報更新確認メッセージが、S5インタフェースを介して送信される実施形態1から20のいずれかに記載の方法。
【0162】
22.第1のネットワークは3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークであり、第2のネットワークはトラステッド非3GPP IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークである実施形態1から21のいずれかに記載の方法。
【0163】
23.実施形態1から22のいずれかに記載の方法を行うように構成される基地局。
【0164】
24.受信機をさらに備える実施形態24に記載の基地局。
【0165】
25.送信機をさらに備える実施形態23〜24のいずれかに記載の基地局。
【0166】
26.受信機および送信機と通信するプロセッサであって、ポリシー更新メッセージを送信し、ポリシー更新確認メッセージを受信し、GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)およびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージを送信し、GTPおよびRAB解放ACK(肯定応答)を受信し、かつ/または第2のアクセスネットワーク内のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用の接続を確立する機能のいずれかを行うように構成される、プロセッサをさらに備える実施形態23〜25のいずれかに記載の基地局。
【0167】
27.ポリシー更新メッセージは、第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含む実施形態23〜26のいずれかに記載の基地局。
【0168】
28.プロセッサは、第1のアクセスネットワーク内の資源を解放するようにさらに構成される実施形態23〜27のいずれかに記載の基地局。
【0169】
29.ポリシー更新メッセージ、ポリシー更新確認メッセージ、GTPおよびRAB解放メッセージ、ならびに/またはGTPおよびRAB解放ACKが、S5インタフェースを介して送信される実施形態23〜28のいずれかに記載の基地局。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバ操作中のPDN GW(パケットデータネットワーク ゲートウェイ)を使用した資源管理のための方法であって、
S2aインタフェース、S2cインタフェースおよびS5インタフェースのうちの少なくとも1つを備えるインタフェースを介して、前記PDN GWからPCRF(ポリシーおよび課金規則機能)へポリシー更新メッセージを送信するステップと、
前記PDN GWにおいて、ポリシー更新確認メッセージを前記インタフェースを介して前記PCRFから受信するステップと、
前記PDN GWを介して、前記第2のアクセスネットワーク上のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用のUE(ユーザ装置)および前記PDN GW間のIP(インターネットプロトコル)接続を確立するステップと、
前記PDN GWを介して、前記第1のアクセスネットワークに関連する資源を解放するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ポリシー更新メッセージは、前記第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記PDN GWが、GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)およびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージを送信するステップと、
前記PDN GWが、GTPおよびRAB解放ACK(肯定応答)を受信するステップと
をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記第1のアクセスネットワークは3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークであり、前記第2のアクセスネットワークはトラステッド非3GPP IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークであることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記第1のアクセスネットワークはトラステッド非3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークであり、前記第2のアクセスネットワークはLTE(ロングタームエボリューション)E−UTRAN(進化型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク)であることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記PDN GWと前記第2のアクセスネットワークの間にPMIPv6トンネルを確立するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】
第1のアクセスネットワークから第2のアクセスネットワークへのハンドオーバ操作中の資源管理のための機器であって、
受信機と、
送信機と、
前記受信機および前記送信機と通信するプロセッサとを備え、
前記プロセッサ、受信機、および送信機は、
S2aインタフェース、S2cインタフェースおよびS5インタフェースのうちの少なくとも1つを備えるインタフェースを介して、PDN GW(パケットデータネットワーク ゲートウェイ)からPCRF(ポリシーおよび課金規則機能)へポリシー更新メッセージを送信し、
前記インタフェースを介して前記PCRFからポリシー更新確認メッセージを受信し、
前記第2のアクセスネットワーク上のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送それぞれのためのUE(ユーザ装置)および前記機器間のIP(インターネットプロトコル)接続を確立し、
前記第1のアクセスネットワークに関連する資源を解放するように構成されることを特徴とする機器。
【請求項8】
前記ポリシー更新メッセージは、前記第2のアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含むことを特徴とする請求項7記載の機器。
【請求項9】
前記プロセッサ、受信機、および送信機は、
GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)およびRAB(無線アクセスベアラ)解放メッセージを送信し、
GTPおよびRAB解放ACK(肯定応答)を受信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項7記載の機器。
【請求項10】
前記第1のアクセスネットワークは3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークであり、前記第2のアクセスネットワークはトラステッド非3GPP IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークであることを特徴とする請求項7記載の機器。
【請求項11】
前記第1のアクセスネットワークはトラステッド非3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークであり、前記第2のアクセスネットワークはLTE(ロングタームエボリューション)E−UTRAN(進化型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク)であることを特徴とする請求項7記載の機器。
【請求項12】
前記プロセッサ、受信機、および送信機は、前記PDN GWと前記第2のアクセスネットワークの間にPMIPv6トンネルを確立するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項7記載の機器。
【請求項13】
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークからトラステッド非3GPP IP(インターネットプロトコル)アクセスネットワークへのハンドオーバ操作中のPDN GW(パケットデータネットワーク ゲートウェイ)を使用した資源管理のための方法であって、
S5インタフェースを介して、前記PDN GWからPCRF(ポリシーおよび課金規則機能)へポリシー更新メッセージを送信するステップと、
前記PDN GWで、ポリシー更新確認メッセージを前記S5インタフェースを介して前記PCRFから受信するステップと、
前記PDN GWを介して、前記トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク上のアップリンク伝送およびダウンリンク伝送用のUE(ユーザ装置)および前記PDN GW間のIP(インターネットプロトコル)接続を確立するステップと、
前記PDN GWを介して、前記3GPPアクセスネットワークに関連する資源を解放するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記PDN GWと前記トラステッド非3GPP IPアクセスネットワークの間にPMIPv6トンネルを確立するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記ポリシー更新メッセージは、前記トラステッド非3GPP IPアクセスネットワーク内のGW(ゲートウェイ)に関する情報を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図12A】
image rotate

【図12B】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2012−209962(P2012−209962A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−132120(P2012−132120)
【出願日】平成24年6月11日(2012.6.11)
【分割の表示】特願2010−513445(P2010−513445)の分割
【原出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】