説明

ハードコートフィルム、ハードコートフィルムの製造方法、偏光板及び表示装置

【課題】高硬度で、且つフィルムの巻き締まりによるブロッキングが抑制された平面性に優れるハードコートフィルム、及び該ハードコートフィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】透明フィルム基材上にハードコート層を有するハードコートフィルムにおいて、該ハードコート層の膜厚が、8μm以上、40μm以下であって、かつ該透明フィルム基材が、セルロースエステルの存在下、多塩基酸またはその無水物と多価アルコールとのエステル化反応、またはL−ラクチド、D−ラクチドの開環重合などを行わせることにより生成したセルロースエステル樹脂を含有することを特徴とするハードコートフィルム。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明フィルム基材上にハードコート層を有するハードコートフィルムにおいて、該ハードコート層の膜厚が、8μm以上、40μm以下であって、かつ該透明フィルム基材が下記一般式(1)または(2)で表される繰り返し単位を少なくとも一つ有するセルロースエステル樹脂を含有することを特徴とするハードコートフィルム。
【化1】

[式中、A、Bは、炭素数1〜12の2価の炭化水素基または、水酸基で置換された炭素数1〜12の2価の炭化水素基を表す。但しAとBは同じであっても異なっていてもよい。]
【請求項2】
前記透明フィルム基材が熱可塑性アクリル樹脂を含有し、該熱可塑性アクリル樹脂を前記セルロースエステル樹脂100質量部に対して10質量部以上含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項3】
前記透明フィルム基材が熱可塑性アクリル樹脂を含有し、該熱可塑性アクリル樹脂を前記セルロースエステル樹脂100質量部に対して50質量部以上含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項4】
前記ハードコート層が、重合性不飽和基を有する有機化合物によって表面処理された反応性シリカ粒子(Xa)を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
【請求項5】
前記ハードコート層のマルテンス硬さ(HMs)が、400N/mm以上、800N/mm以下で有ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
【請求項6】
前記透明フィルム基材の膜厚が10μm以上、30μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載のハードコートフィルムのハードコート層の形成において、光照射後、更に加熱処理する工程からなることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。
【請求項8】
前記加熱処理をする工程において搬送方向または巾手方向にハードコートフィルムを300N〜500N/mで張力することを特徴とする請求項7に記載のハードコートフィルムの製造方法。
【請求項9】
請求項1〜6のいずかれ1項に記載のハードコートフィルムを一方の面に用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項10】
請求項9に記載の偏光板を用いたことを特徴とする表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−139941(P2010−139941A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−318177(P2008−318177)
【出願日】平成20年12月15日(2008.12.15)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】