説明

バイアル瓶供給装置

【課題】 オペレータによるバイアル瓶の過剰投入を防止できるバイアル瓶供給装置を提供する。
【解決手段】 バイアル瓶2を収納する収納容器12と、該収納容器12内のバイアル瓶2を排出する排出部と、バイアル瓶2を補充するための投入口12bとを備えたバイアル瓶供給装置3において、投入口12bを開閉可能な扉14と、収納容器12内に進入して該収納容器12内を排出部側の補充制限空間Bと投入口12b側の補充可能空間Aに分離する規制位置と、収納容器12内から退避する退避位置とに移動可能な規制板15と、扉14の開放動作に連動して規制板15を規制位置に移動させ、扉14の閉塞動作に連動して規制板15を退避位置に移動させる第1リンク機構17,18,22とを設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤充填装置に設けられ、多数のバイアル瓶を収納し、該バイアル瓶を1つずつ取り出して錠剤の充填に供するバイアル瓶供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バイアル瓶に錠剤を充填する充填装置などは、オペレータが投入したバイアル瓶を収納し、1つずつ排出して装置内の充填部に供給するバイアル瓶供給装置を備えている。特許文献1に記載されている従来のバイアル瓶供給装置は、底板が傾斜した箱形のホッパに、底板の下端からバイアル瓶を垂直上方に掻き出す取出装置が設けられている。従来のバイアル瓶供給装置には、取出装置が複数のバイアル瓶を掻き出しそうになったときに、余分なバイアル瓶を掻き落とす相乗防止部材が設けられているが、オペレータがホッパ内に、過剰なバイアル瓶を投入してしまうと、余りに多くのバイアル瓶が取出装置によって掻き上げられ、相乗防止部材がうまく機能せず、バイアル瓶が供給できなかったり、装置内で詰まりを起こしたりする問題があった。
【特許文献1】特開平11−70901号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、前記問題点に鑑みて、本発明は、オペレータによるバイアル瓶の過剰投入を防止できるバイアル瓶供給装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するために、第1の手段は、
バイアル瓶を収納する収納容器と、該収納容器内のバイアル瓶を排出する排出部と、バイアル瓶を補充するための投入口とを備えたバイアル瓶供給装置において、
前記前記投入口を開閉可能な扉と、
前記収納容器内に進入して該収納容器内を排出部側の補充制限空間と投入口側の補充可能空間に分離する規制位置と、前記収納容器内から退避する退避位置とに移動可能な規制板と、
前記扉の開放動作に連動して前記規制板を規制位置に移動させ、前記扉の閉塞動作に連動して前記規制板を退避位置に移動させる第1リンク機構とを設けたものである。
【0005】
第1の手段において、扉を開放すると、リンク機構により規制板が収納容器内に進入し、収納容器内が排出部側の補充制限空間と投入口側の補充可能空間に分離される。投入口から補充可能空間にバイアル瓶を補充すると、バイアル瓶は規制板によって補充制限空間に入るのが規制されるので、バイアル瓶の過剰投入を防止することができる。
【0006】
第2手段では、前記規制板は、上端に設けた水平軸が前記収納容器の上部に回動可能に取り付けられ、規制位置では垂直になり、退避位置では水平になる。
【0007】
第3の手段では、前記扉は、下端を略中心として上端が前記収納容器から離反するように前記収納容器に回動可能に取り付けられた前板と、該前板と前記収納容器の側部の隙間を塞ぐ側板とからなる。
【0008】
第4の手段では、前記第1リンク機構は、前記規制板の水平軸から軸直角方向に延伸するレバーと、前記扉の側板に設けられ、前記レバーと当接するカム部とからなる。
【0009】
第4の手段では、前記補充可能空間の底に、収納容器の底壁に近接しかつ平行な下動位置と、該可動位置よりもさらに排出部に向かって下向きに傾斜する上動位置とに移動可能な可動底板と、
前記扉の開放動作に連動して前記可動底板を下動位置に移動させ、前記扉の閉塞動作に連動して前記可動底板を上動位置に移動させる第2リンク機構とをさらに設けた。
【発明の効果】
【0010】
第1の手段の発明によれば、投入口から補充可能空間に投入されたバイアル瓶は規制板によって補充制限空間に入るのが規制されるので、バイアル瓶の過剰投入を防止することができ、排出部での詰まりや、供給不足が発生しない。
【0011】
第2の手段の発明によれば、規制板が水平な退避位置から垂直な規制位置に移動する簡単な動作で補充可能空間と補充制限空間を形成することができる。また、規制板が垂直な規制位置から水平な退避位置に移動する際に、補充可能空間内で規制板によって移動が拘束されていたバイアル瓶を補充規制空間に容易に移動させることができる。
【0012】
第3の手段の発明よれば、扉は上端が収納容器から離反するように回動可能に取り付けられた前板と、該前板と収納容器の側部の隙間を塞ぐ側板とから構成したので、扉は開放されると上向きの開口を形成する。このため、収納可能空間だけでなく、扉の内側にもバイアル瓶を投入することができ、オペレータはバイアル瓶を投入しやすくなり、多くのバイアル瓶を投入することができる。
【0013】
第4の手段の発明によれば、第1リンク機構はレバーと該レバーと当接するカム部とからなるので、扉の開放動作に連動して規制板は自重で収納容器内に垂下する。このため、収納容器中に多くのバイアル瓶が残存しているときに扉を開放しても、規制板は残存しているバイアル瓶に当たり、収納容器内に垂下しない。従って、規制板の回動によってバイアル瓶を傷つけることも、排出部に過剰な圧力が加わり供給不良を起こすこともない。
【0014】
第5の手段の発明によると、扉の開放動作に連動して可動底板が下動位置に移動するので、補充可能空間の容積を増大し、十分な量のバイアル分を充填することができる。また、扉の閉塞動作に連動して可動底板が上動位置に移動するので、補充可能空間に充填されたバイアル瓶を扉と可動底板によって排出部側に押し込むことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1,図2は、本発明のバイアル瓶供給装置を備える錠剤充填装置1を示す。錠剤充填装置1は、処方データに基づいてバイアル瓶2に錠剤を充填するもので、3つのバイアル瓶供給装置3と、第1搬送装置4と、バイアル瓶支持装置5と、ラベリング装置5Aと、第2搬送装置6と、第3搬送装置7と、規則正しく配列された多数の錠剤カセット8と、第4搬送装置9と、キャッピング装置10と、3段に配設された取出口11とを備えている。
【0016】
本発明のバイアル瓶供給装置3は、後で詳細に説明するが、多数のバイアル瓶2をランダムに収容でき、排出コンベア13により必要に応じてバイアル瓶2を第1搬送装置4に供給する。第1搬送装置4は、各バイアルバイアル瓶供給装置3から排出されたバイアル瓶2をバイアル瓶支持装置5に供給する。ラベリング装置5Aは、バイアル瓶支持装置5に支持されたバイアル瓶2を回転させながら、その周囲にラベルを貼着する。第2搬送装置6は、ラベルが貼られたバイアル瓶2をバイアル瓶支持装置5から受け取って垂直に持ち上げ、第3搬送装置7に受け渡す。第3搬送装置7は、バイアル瓶2を指定された錠剤カセット8に移動させ、錠剤カセット8から排出される指定された数量の錠剤をバイアル瓶2で受け取る。第4搬送装置9は、第3搬送装置7から錠剤が入ったバイアル瓶2を受け取り、キャッピング装置10に移動させる。キャッピング装置10は、バイアル瓶2にキャップを螺合させて封止する。さらに第4搬送装置は、キャップが締め付けられたバイアル瓶2をいずれかの取出口11に載置して、患者またはオペレータが錠剤が充填されたバイアル瓶2を取り出せるようにする。
【0017】
図3は、本発明の実施形態のバイアル瓶供給装置3と、第1搬送装置4と、バイアル瓶支持装置5を示す。バイアル瓶供給装置3は、バイアル瓶2を収納する収納容器12と、収納容器12内のバイアル瓶2を1つずつ取り出して第1搬送装置4に排出する排出コンベア13とからなり、排出コンベア13が設けられた部分が、バイアル瓶2を排出する排出部になっている。
【0018】
収納容器12は、図4に示すように、全体が矩形の箱形形状で、上方が開口している。収納容器12の前方の前壁12aの上半分に、投入口12bが形成されている。収納容器12の底壁12cは、投入口12b側から排出コンベア13に向かって下方に傾斜している。底壁12cには、図5に示すように、内部に収容されたバイアル瓶2を攪拌する回転駆動可能な円盤12dが設けられている。
【0019】
収納容器12の上部には規制板15が設けられている。規制板15は、収納容器12の両側の側壁12eに、水平、且つ、扉14と排出部とを結んだ方向に直角に架け渡した水平軸16に一端が固定されており、水平軸16を中心に回動可能である。また、収納容器12の側壁12eを貫通した水平軸16の端部には、水平軸16から垂直に延伸するレバー17が設けられ、このレバー17により規制板15を回動させられるようになっている。さらに、レバー17は、後述するカム部22によって回動させられるように、端部にカムフォロワ18が設けられている。
【0020】
収納容器12の投入口12bには、内扉14が設けられ、該内扉14の前方に外扉14aが設けられ、これらにより二重構造の扉が構成されている。外扉14aは、図5に示すように、収納容器12の前壁12aの前方に、下端に設けた支軸14bを中心に回動可能に取り付けられている。外扉14aの外面にはハンドル14cが取り付けられ、内面の両側端の近傍には垂直方向のスリット14dが形成された突出片14eが取り付けられている。
【0021】
内扉14は、図4に示すように、収納容器12の投入口12bを閉じて前壁12aの一部をなす長方形の前板20と、前板20の両端から直角に収納容器12の側壁12eと平行に延伸する2枚の側板21とからなっている。内扉14は、側板21の下端に設けた支軸19を中心に収納容器12の側壁12eに回動可能に取り付けられている。前板20の上端は、収納容器12に向かって傾斜している。側板21の上端には、前記外扉14aのスリット14dに嵌るローラ21aが取り付けられている。側板21の中央には、前記支軸19を中心とする円弧状のスリット21bが形成され、該スリット21bには収納容器12の側壁12eに設けたローラ19aが嵌められ、これにより内扉14は一定開度以上開放されないようになっている。側板21の支軸19より下方には、突出片21cが延伸している。両側板21は、支軸19を要とする扇形であり、その縁は、カムフォロワ18に係合して、レバー17を前部斜め下向きから後部斜め下向きに回動させる板カムとなるカム部22となっている。
【0022】
図3に示すように、カム部22は、扇型の弧の一部である円弧部22aと、扇型の斜辺から張り出して円弧部22aと滑らかに接続する突出部22bとからなっている。このカム部22と前記規制板15のレバー17は、内扉14の開閉動作と連動して規制板15を略水平な退避位置と垂直な規制位置とに移動させる第1リンク機構を構成している。
【0023】
収納容器12の底壁12cには、図5に示すように、円盤12dと前壁12aの間に、可動底板26が設けられている。可動底板26は、その傾斜方向の下端の両側端に設けた支軸26aが収納容器12の側壁12eに回動可能に取り付けられることにより、底壁12cに接近した下動位置と底壁12cから離れた上動位置の間で回動可能になっている。可動底板26の両側端の中央には操作軸26bが設けられ、該操作軸26bは両側壁12eに形成された円弧状のスリット27を通って外方に突出している。操作軸26bは、両側壁12eの外面に支軸28を中心に回動可能に設けたリンクレバー29の一端に回動可能に取り付けられている。リンクレバー29の他端はピン30を介してリンク棒31の一端に回動可能に取り付けられ、リンク棒31の他端はピン32を介して内扉14の突出片21cに連結されている。このリンクレバー29とリンク棒31は、内扉14に開閉動作と連動して可動底板26を上動位置と下動位置に移動させる第2リンク機構を構成している。
【0024】
排出コンベア13は、収納容器12の後方の壁に設けられ、収納容器12に面する部分が垂直上方に進行する無端ベルト23にバイアル瓶2をそれぞれ1つだけ搭載可能な搭載部材24を一定の間隔で取り付けたベルトコンベアである。また、収納容器12の側壁には、排出コンベア13の無端ベルト23からバイアル瓶2の径よりも僅かに大きな間隔を開けるように相乗防止棒25が架け渡されている。
【0025】
このバイアル瓶供給装置3は前板20が設けられた面だけが外部に露出するように錠剤充填装置1に組み込まれる。
【0026】
第1搬送装置4は、図3に示すように、各バイアル瓶供給装置3から供給されるバイアル瓶2を受け止めて搬送する小ベルトコンベア4aと、各小ベルトコンベア4aから搬送されるバイアル瓶2を受け止めてバイアル瓶支持装置5まで搬送する大ベルトコンベア4bとからなっている。
【0027】
バイアル瓶支持装置5は、大小異なるサイズのバイアル瓶2のネック部を支持するフォーク状の可動枠5aで構成されている。可動枠5aは、駆動モータ5bにより駆動するベルト5cに取り付けられ、第1搬送装置4から搬送されてくるバイアル瓶2を受け取る受取り位置と、受け取ったバイアル瓶2をラベリング装置5A(図2参照)と対向させるラベリング位置と、ラベリングしたバイアル瓶2を第2搬送装置6(図2参照)に受け渡す受渡し位置に水平移動可能になっている。可動枠5aの下方には、可動枠5aが受取り位置からラベリング位置まで移動する際にバイアル瓶2をフォーク先端に移動させる案内板5dが設けられている。
【0028】
次に、前記構成からなるバイアル瓶供給装置3の動作について説明する。
図4,図5に示すように、外扉14aを開放すると、外扉14aは支軸14bを中心に回動する。内扉14は、ローラ21aがスリット14dの上端から下端に向かって移動しながら、下端の支軸19を中心に回動して上部を前方に引き出すようにして開放され、収納容器12から突出して上を向いた開口を構成する。内扉14の開放動作により、規制板15のレバー17のカムフォロワ18がカム22の円弧部22aから突出部22bに転動する結果、規制板15は自重によりほぼ垂直下向きの規制位置に移動する。この状態で、規制板15は、収納容器12の上部空間を投入口12b側の補充可能空間Aと、排出部側の補充制限空間Bとに区分し、扉14から排出コンベア13に至る経路を収納容器12の底面と規制板15の下端との間の狭い隙間に制限する。水平軸16に接続されているレバー17は、規制板15が垂下されたときに垂直下向きよりもやや前方に傾斜した状態になるようになっている。さらに、内扉14の開放動作により、リンク棒31を介してリンクレバー29が回動する結果、可動底板26は下動位置に移動する。
【0029】
図4のように、扉14を開放した状態で、オペレータは、扉14が創出した開口からバイアル瓶2を投入する。このとき、可動底板26は下動位置にあるので、補充可能空間Aの容積が増大しているので、より多くのバイアル瓶2を補充することができる。補充可能空間Aに投入されたバイアル瓶2は可動底板26上を滑って規制板15の下端をくぐり、補充制限空間Bに滑り落ちる。補充可能空間A内で、バイアル瓶2が規制板15の下端より上まで充填されたとき、バイアル瓶2の重さでは、オペレータが無理矢理に押し込まない限り、規制板15を後方に押し上げることはできない。このため、図5に示すように、オペレータが規制板15の手前の補充可能空間Aいっぱいにバイアル瓶2を投入しても、規制板15の後方には、規制板15の下端までしかバイアル瓶2が供給されず、規制板15の裏側には、バイアル瓶2が供給されない補充制限空間B(デッドスペース)が残る。これにより、排出コンベア13にバイアル瓶2が過剰に供給されることがなく。相乗防止棒25を乗り越えて搭載部材24に2つ以上のバイアル瓶2が搭載された状態で、排出される事態を防止できる。また、排出コンベア13に対してバイアル瓶2が過剰な圧力で供給されて排出コンベア13が過負荷になったり、バイアル瓶2が損傷するおそれもない。
【0030】
バイアル瓶2を投入した図5の状態から、外扉14aを閉塞すると、外扉14aは支軸14bを中心に回動する。内扉14は、ローラ21aがスリット14dの下端から上端に向かって移動しながら、下端の支軸19を中心に回動して収納容器12の投入口12bを閉塞する。内扉14の閉塞動作により、側板21のカム部22の突出部22bがレバー17のカムフォロワ18を後方に押してレバー17を回動させ、規制板15を後退させる。図6,図7に示すように、扉14を完全に閉塞すると、規制板15は、水平軸16の後方にほぼ水平になるように退避位置に移動する。さらに、内扉14の閉塞動作により、リンク棒31を介してリンクレバー29が回動する結果、可動底板26は下動位置に移動する。
【0031】
このように扉14を閉塞すると、規制板15が上方に退避し、可動底板26が上動位置に移動するので、規制板15に流路が狭められてバイアル瓶2がブロックを起こしやすい状況が解消される。また、補充可能空間Aに投入されたバイアル瓶2は、図5に示す状態から、扉14のx方向の閉塞動作と、可動底板26のy方向の上動動作と、規制板15のz方向の退避動作により、規制板15によりデッドスペースとなっていた補充制限空間B側すなわち排出部側に押し込まれる。当然に、扉14の上に創出される補充可能空間Aよりも、規制板15の裏側の空間が十分に大きくなるように設計されており、扉14の上の空間いっぱいにバイアル瓶2を投入してから扉14を閉塞しても、相乗防止棒25を越えてバイアル瓶2が排出コンベア13に供給されることがないようになっている。
【0032】
カムフォロワ18は、規制板15の重量により側板21のカム部22に押し当てられているだけなので、収納容器12内にバイアル瓶2が多量に残存している状態で扉14を開放しても、規制板15は、バイアル瓶2に当接するとそれ以上回動することができず、バイアル瓶2を損傷しない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のバイアル瓶供給装置を備える錠剤充填装置の斜視図。
【図2】図1の錠剤充填装置の縦断面図。
【図3】バイアル瓶供給装置、第1搬送装置及びバイアル瓶支持装置の斜視図。
【図4】バイアル瓶供給装置の扉を開放した状態の斜視図。
【図5】図4のバイアル瓶供給装置の断面図。
【図6】バイアル瓶供給装置の扉を閉塞した状態の斜視図。
【図7】図6のバイアル瓶供給装置の断面図。
【符号の説明】
【0034】
1 錠剤充填装置
2 バイアル瓶
3 バイアル瓶供給装置
4 第1搬送装置
5 バイアル瓶支持装置
12 収納容器
12a 前壁
12b 投入口
12c 底壁
12d 円盤
12e 側壁
12f ローラ
13 排出コンベア
14 内扉
14a 外扉
15 規制板
16 水平軸
17 レバー(第1リンク機構)
18 カムフォロワ(第1リンク機構)
20 前板
21 側板
22 カム部(第1リンク機構)
26 可動底板
27 スリット
29 リンクレバー(第2リンク機構)
31 リンク棒(第2リンク機構)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイアル瓶を収納する収納容器と、該収納容器内のバイアル瓶を排出する排出部と、バイアル瓶を補充するための投入口とを備えたバイアル瓶供給装置において、
前記投入口を開閉可能な扉と、
前記収納容器内に進入して該収納容器内を排出部側の補充制限空間と投入口側の補充可能空間に分離する規制位置と、前記収納容器内から退避する退避位置とに移動可能な規制板と、
前記扉の開放動作に連動して前記規制板を規制位置に移動させ、前記扉の閉塞動作に連動して前記規制板を退避位置に移動させる第1リンク機構とを設けたことを特徴とするバイアル瓶供給装置。
【請求項2】
前記規制板は、上端に設けた水平軸が前記収納容器の上部に回動可能に取り付けられ、規制位置では垂直になり、退避位置では水平になることを特徴とする請求項1に記載のバイアル瓶供給装置。
【請求項3】
前記扉は、下端を略中心として上端が前記収納容器から離反するように前記収納容器に回動可能に取り付けられた前板と、該前板と前記収納容器の側部の隙間を塞ぐ側板とからなることを特徴とする請求項2に記載のバイアル瓶供給装置。
【請求項4】
前記第1リンク機構は、前記規制板の水平軸から軸直角方向に延伸するレバーと、前記扉の側板に設けられ、前記レバーと当接するカム部とからなることを特徴とする請求項3に記載のバイアル瓶供給装置。
【請求項5】
前記補充可能空間の底に、収納容器の底壁に近接しかつ平行な下動位置と、該可動位置よりもさらに排出部に向かって下向きに傾斜する上動位置とに移動可能な可動底板と、
前記扉の開放動作に連動して前記可動底板を下動位置に移動させ、前記扉の閉塞動作に連動して前記可動底板を上動位置に移動させる第2リンク機構とをさらに設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のバイアル瓶供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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