説明

バイパス漏れ保護性を高めたタンポン用綿撒糸

バイパス漏れ保護性を高めた綿撒糸を与える少なくとも1つの高められた特徴部分を有するタンポン用綿撒糸が提供される。高められた特徴部分は、限定的ではないが、形状、吸収性及びこれらの組合せを含む。また、バイパス漏れ保護性を高めたタンポン用綿撒糸を構成するための少なくとも1つの方法も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、タンポン用綿撒糸に関する。特に、本発明は、バイパス漏れ保護性(bypass leakage protection)を高めたタンポン用綿撒糸に関する。
【背景技術】
【0002】
体内(in-vivo)試験と体外(in-vitro)試験との両方が、現在のタンポン用綿撒糸はバイパス漏れを十分に保護しないことを示している。体内試験は、一般的な女性が膣腔内にタンポン用綿撒糸を深く入れ過ぎ、このタンポン用綿撒糸が流動体(fluid)を吸収するのに最適な位置に配置されないことを示している。また、体外試験は、タンポン用綿撒糸の膨張が最適でないことを示している。さらに、これら洞察に関して、タンポン用綿撒糸が、早期の漏れ、即ちバイパス漏れする傾向にあることが知られている。
【0003】
従来技術において、バイパス漏れに対処しようとする多くの試みがなされている。このような例は、膣内に挿入される使用者の体に合わせて設計された様々な予備膨張形状、圧縮形状を有するタンポン用綿撒糸を与えることを含む。予備膨張形状を有するタンポン用綿撒糸に特有の1つの欠点は、このような形状により、予備形状の綿撒糸を代表的な円筒形のアプリケータのバレル内に収容するのが困難であり得ることである。また、予備膨張形状を有するタンポン用綿撒糸は、いったんアプリケータに収容されると、このような形状により、アプリケータのバレルの内壁に余分な力を与える可能性があり、代わって、この力が、取り出し中に、アプリケータからタンポン用綿撒糸を取り出すためのさらなる力を必要とする過度の摩擦を生じる可能性がある。必要なさらなる力は、アプリケータの使用を困難にし、いくつかの場合には、実際に、アプリケータの変形を生じる可能性があり、このアプリケータの使用を非常に困難にしてしまう。
【0004】
それ故、タンポンの技術において、バイパス漏れを低減させる、又は完全に防ぐ、というタンポン用綿撒糸の必要性を保ち、さらに、従来技術に関する欠点も回避する必要がある。本発明は、このような必要性に対処する。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、バイパス漏れ保護性を高めたタンポン用綿撒糸を提供する。
【0006】
また、本発明は、綿撒糸の基部での吸収力を高めたこのようなタンポン用綿撒糸を提供する。
【0007】
さらに、本発明は、綿撒糸の基部での膨張力を高めたこのようなタンポン用綿撒糸を提供する。
【0008】
さらに、本発明は、所望の綿撒糸の形状が予備膨張を起こすこのようなタンポン用綿撒糸を提供する。
【0009】
さらに、本発明は、綿撒糸の全長と全幅との少なくとも一方に亘って繊維の質量分配(weight distribution)を変化させたこのようなタンポン用綿撒糸を提供する。
【0010】
また、本発明は、バイパス漏れ保護性を高めたタンポン用綿撒糸を組立てるための方法も提供する。
【0011】
本発明のこれら及び他の効果及び利点が、バイパス漏れ保護性を高めた綿撒糸を与える少なくとも1つの高められた特徴部分を含むタンポン用綿撒糸により提供される。このような高められた特徴部分は、限定的ではないが、形状、吸収性又はこれらの組合せを含むことができる。また、本発明は、バイパス漏れ保護性が高められたタンポン用綿撒糸を構成するための少なくとも1つの方法も提供する。
【0012】
本発明は、限定的ではないが、綿撒糸の基部での高められた吸収力、綿撒糸の基部での高められた膨張力及びこれらの組合せを含む少なくとも1つの高められた特徴部分を有する様々な種類のタンポンに対して設計された特有のタンポン用綿撒糸を提供する。このような高められた特徴部分は、所定のパッドのレイアップ比(lay-up ratio)、繊維の質量分配比(weight distribution ratio)及びこれらの組合せを有するタンポン用綿撒糸を構成することにより果される。このような少なくとも1つの高められた特徴部分の結果として、バイパス漏れ保護性を高めたタンポン用綿撒糸が与えられる。さらに、このような高められた特徴部分は、所望の綿撒糸の形状、即ちこの綿撒糸の予備膨張力を損なわない。それ故、本発明のタンポンアプリケータを収容するために、アプリケータの改良が必要とされない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明に係るタンポン用綿撒糸を形成する前の、タンポン用綿撒糸に対して置かれるパッドの上面図である。
【図2】図2は、本発明に従って形成されたタンポン用綿撒糸の一実施の形態の側面図である。
【図3】図3は、本発明に従って形成されたタンポン用綿撒糸の他の実施の形態の側面図である。
【図4】図4は、本発明に従って形成されたタンポン用綿撒糸のさらなる他の実施の形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照して、本発明が、参照符号10により一般的に示されたパッドのレイアップにより例示されている。パッドのレイアップ10は、少なくとも1つの底部パッド12と、少なくとも1つの上部パッド14とを有する。パッドのレイアップ10は、これら少なくとも1つの底部パッド12と少なくとも1つの上部パッド14とによる十字形のパッド形状で図示されているが、十字形に限定されることなく、山形(chevron)、菱形、円形、楕円形、正方形、長方形及びこれらの組合せを含むいかなる適切な形状に形成されても良いことが理解されるであろう。
【0015】
所定のパッドのレイアップ比で、かつこれらパッドの夫々の面積に基づいて、少なくとも1つの底部パッド12に少なくとも1つの上部パッド14を与えることによって、高められたバイパス漏れ保護性を与える様々な所望のタンポン用綿撒糸の形状が果され得ることが、予期せず明らかとなった。ここで、面積は、長さ×幅として定義される(深さのファクタはない)。パッドのレイアップ比は、前記少なくとも1つの底部パッド12対前記少なくとも1つの上部パッド14の比として定義され、前記少なくとも1つのパッドの面積は、単一の平面として計算される。それ故、複数のパッドの積み重ねが果されることができるが、この積み重ねは、前記少なくとも1つのパッドの計算された面積を増加させない。
【0016】
再び図1を参照すると、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、長さ15と幅16とを有する。また、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、長さ17と幅18とを有する。
【0017】
一実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約2インチ(約5.08センチメートル)ないし約6インチ(約15.24センチメートル)の長さ15を有する。他の実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約3.5インチ(約8.89センチメートル)ないし約5.0インチ(約12.7センチメートル)の長さを有する。さらなる他の実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約4インチ(約10.16センチメートル)の長さを有する。
【0018】
一実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の幅16を有する。他の実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約1.5インチ(約3.81センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の幅を有する。さらなる他の実施の形態では、前記少なくとも1つの上部パッド14の各々は、約2インチ(約5.08センチメートル)の長さを有する。
【0019】
一実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の長さ17を有する。他の実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約2インチ(約5.08センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の長さを有する。さらなる他の実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約2.5インチ(約6.35センチメートル)の長さを有する。
【0020】
一実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の幅18を有する。他の実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約1.5インチ(約3.81センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の幅を有する。さらなる他の実施の形態では、前記少なくとも1つの底部パッド12の各々は、約2インチ(約5.08センチメートル)の幅を有する。
【0021】
本発明の一実施の形態では、前記パッドのレイアップ比は、約1:1.2ないし約1:2.25である。本発明の他の実施の形態では、前記パッドのレイアップ比は、約1:1.6である。
【0022】
本発明の他の重要な態様は、前記少なくとも1つの底部パッド12と前記少なくとも1つの上部パッド14との間の繊維の質量分配比である。繊維の質量分配比は、前記少なくとも1つの底部パッド12の繊維の質量分配対前記少なくとも1つの上部パッド14の繊維の質量分配の比として定義される。
【0023】
本発明に係わる一実施の形態では、前記繊維の質量分配比は、約0.5:1ないし約2:1である。本発明の他の実施の形態では、前記繊維の質量分配比は、約0.75:1ないし約1.5:1である。本発明のさらなる他の実施の形態では、前記繊維の質量分配比は、約1:1である。
【0024】
前記少なくとも1つの底部パッド及び少なくとも1つの上部パッドを形成するために使用される適切な材料は、限定的ではないが、セルロース、レーヨン、コットン、パルプ、高吸収性樹脂、吸収発泡体及びこれらの組合せを含む。
【0025】
必要であれば、タンポン用綿撒糸は、液体透過性のカバースティックを有することができる。適切なカバースティック材料は、限定的ではないが、レーヨン、コットン、複合繊維又は既知の他の適切な天然繊維又は合成繊維を含むことができる。レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらの混合物が、カバースティック材料としての使用に特に適している。
【0026】
以下の例では、本発明に係わる様々な実施の形態が説明される。これら例は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0027】
水分に晒された後の綿撒糸の形状は、本発明に係わり上述された比に従って変化することができる。
【0028】
例1
約1:1.2のパッドのレイアップ比と、約0.75:1の繊維の分配比とを有するタンポン用綿撒糸20が、形成されることができる。図2を参照すると、このような比を有するタンポン用綿撒糸20は、わずかに涙滴又は円筒形状である直線的な側壁を有する。
【0029】
例2
約1:2.25のパッドのレイアップ比と、約1.5:1の繊維の分配比とを有するタンポン用綿撒糸30が、形成されることができる。図3を参照すると、このような比を有するタンポン用綿撒糸30は、涙滴形状を有する。
【0030】
例3
約1:1.6のパッドのレイアップ比と、約1:1の繊維の分配比とを有するタンポン用綿撒糸40が、形成されることができる。図4を参照すると、このような比を有するタンポン用綿撒糸40は、涙滴形状に対して段階的に減少した複数の層状(multi-tiered)形状を有する。
【0031】
比較例4ないし6
本発明のタンポン用綿撒糸と比較するために使用される比較例として使用されるために、いくつかの市販のタンポン用綿撒糸が小売店から購入された。比較例4のタンポン、即ちタンポン用綿撒糸は、P&G社から入手可能なTampaxオリジナル(スーパー)タンポンである。比較例5のタンポン、即ちタンポン用綿撒糸は、P&G社から入手可能なTampax Pearl(スーパー)無香料タンポンである。比較例6は、Kimberly Clark社から入手可能なKotex Securityスーパータンポンである。
【0032】
例7
約60のタンポン用綿撒糸が、本発明に従って形成され、試験された。これらは、例1に示したものと類似している。これらタンポン用綿撒糸は、約1:1.25のパッドのレイアップ比と、約1:1の繊維の分配比とを有するように形成された。特に、底部パッド(2.25インチ×2.5インチの第1のGalaxy-basedウェブ)と上部パッド(4インチ×1.75インチの第2のGalaxy-basedウェブ)とが、これらタンポン用綿撒糸を形成するために使用された。ハロゲン水分分析器(Mettler-Toledo)により測定された上部(即ち内部)パッドの水分は、約9.78%であった。また、底部(即ち外部)パッドの水分は、11.55%であった。タンポン用綿撒糸の質量は、2.60g(平均値)±0.03g(標準偏差)であった。これらタンポン用綿撒糸は、全て、本発明に係わりここで説明されたようにして構成された。
【0033】
上記の例のタンポンアプリケータを形成するために、夫々のパッドは、本発明に従って十字形のパッドの形状で構成され、注意深く計量された。ハウニ(Hauni)マシンを使用して、この十字形のパッドのタンポン用綿撒糸が、円筒形のタンポン綿撒糸を形成するように、適切にサイズが設定された(約0.25インチ(約0.635センチメートル))溝付きラムを使用して、円筒形状の移送チューブ内に送られ、折り畳まれた。そして、この綿撒糸は、他のラムを使用して暖められたオーブンチューブ(内径約0.5インチ(約1.27センチメートル)、華氏約220度)内に再び移動されて、予備加熱IRコンベヤオーブン(赤外線加熱技術、LLC)により伝熱された。そして、このようにして加熱され、圧縮された円筒形のタンポン用綿撒糸は、わずかに大きな直径のストリンガチューブへと移動された。このチューブ内では、ナランコートされた(Nalan-coated)ひもがつけられて結ばれるように、針が通される。ひもを付けた後、タンポン用綿撒糸は、標準的なGentle Glide(商標)プラスチックアプリケータに与えられる。そして、このアプリケータの花弁部(petal)が、華氏約200度に加熱され、これらの形状に近いように、形作られる。完成したタンポン用綿撒糸は、少なくとも1日間、収容される。そして、試験が、上述のように行われた。
【0034】
シンジャイナ吸収性(Syngyna absorbency)が、米国官報のPart 801, 801.430で概略が述べられたように、FDAに指示された代表的な試験過程に従って評価された。このような20のタンポン用綿撒糸に対して測定されたシンジャイナ吸収性は、超吸収性のタンポン用綿撒糸と一致し、10.93±0.29グラムであった。
【0035】
容積(positive displacement)試験として知られているような、改良されたシンジャイナ吸収性テストが行われた。通常のFDA過程に対し、この改良では、タンポン用綿撒糸が入れられるコンドームの周りのチューブの内部で27℃の水分を絶えず循環させる代わりに、シンジャイナチューブの上部よりも3インチ(7.62センチメートル)高い所に配置されたビュレットに水が入れられた。このビュレット内の水分レベルは、シンジャイナ試験の開始時にはゼロセベルであるように調節された。そして、図3の涙滴形状と同様の形状を形成するように膨張されたタンポン用綿撒糸となるように、チューブ内の水分レベルが増加された。この増加は、30秒毎に監視された。
【0036】
この試験の目的は、シンジャイナ吸収性実験中に急速に膨張されるタンポン用綿撒糸の体積を確認することと、比較例4ないし6の比較可能な市販のタンポン用綿撒糸に対するこれらの結果を比較することとである。
【0037】
以下の表1に、これら試験の結果を示す。これら例の各々に対して、20のタンポン用綿撒糸が、上述の過程を使用して試験された。タンポン用綿撒糸の質量は、製造元から製造元へとわずかに変化するので、公平な方法で増加率を示すために、表1は、標準化された勾配を、即ち平均的な綿撒糸の質量で割った容積増加率対時間の比を示している。この表が示すように、本発明のタンポン用綿撒糸は、既存の市販の製品よりも統計的にかなり高い増加率を示している。著しくは、平均容積率(average positive displacement rate)が0.145よりも大きい。好ましくは、平均容積率が約0.2よりも大きい。
【表1】

【0038】
本発明に係わるタンポン用綿撒糸は、表1で例7により例示されるように、タンポン用綿撒糸の底部近くで非常に優れた吸収力を有する。このようにして各タンポン用綿撒糸の吸収材料を構成した結果、バイパス漏れを低減させる綿撒糸の膨張性を高める。
【0039】
体内試験における容積は、本発明のタンポン用綿撒糸が、他の手段で形成されたタンポン用綿撒糸よりもかなり速く膨張することを示している。さらに、体内試験と共に、改良された質量及び面積の分配により、膨張中にこれらタンポン用綿撒糸が受け、観測される形状は、本発明のタンポン用綿撒糸が、最も適切なプラグであり、かくしてより効果的なバイパス漏れ保護性を与えることを示している(図を見よ)。
【0040】
本発明が、少なくとも1つの例示的な実施の形態を参照して説明されてきたが、当業者にとって、本発明の範囲から逸脱することなく、同等の及び代わりの構成要素が与えられることが理解されるであろう。さらに、様々な修正が、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の教示に係わる状況又は材料を用いて形成されることができるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの底部パッドと、
少なくとも1つの上部パッドと、
約1:1.2ないし約1:2.25のパッドのレイアップ比とを具備するタンポン用綿撒糸。
【請求項2】
前記パッドのレイアップ比が、約1:1.6である請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項3】
前記少なくとも1つの上部パッドの各々が、約2インチ(約5.08センチメートル)ないし約6インチ(約15.24センチメートル)の長さと、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項4】
前記少なくとも1つの上部パッドの各々が、約3.5インチ(約8.89センチメートル)ないし約5インチ(約12.7センチメートル)の長さと、約1.5インチ(約3.81センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項5】
前記少なくとも1つの上部パッドの各々が、約4インチ(約10.16センチメートル)の長さと、約2インチ(約5.08センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項6】
前記少なくとも1つの底部パッドの各々が、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の長さと、約1インチ(約2.54センチメートル)ないし約4インチ(約10.16センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項7】
前記少なくとも1つの底部パッドの各々が、約2インチ(約5.08センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の長さと、約1.5インチ(約3.81センチメートル)ないし約3インチ(約7.62センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項8】
前記少なくとも1つの底部パッドの各々が、約2.5インチ(約6.35センチメートル)の長さと、約2インチ(約5.08センチメートル)の幅とを有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項9】
約0.5:1ないし約2:1の繊維の質量分配比をさらに具備する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項10】
約0.75:1ないし約1.5:1の繊維の質量分配比をさらに具備する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項11】
約1:1の繊維の質量分配比をさらに具備する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項12】
前記少なくとも1つの底部パッドと、前記少なくとも1つの上部パッドとが、十字形、山形、菱形、円形、楕円形、正方形、長方形及びこれらの組合せからなるグループから選択されたパッドのレイアップ形状を有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項13】
前記少なくとも1つの底部パッドと、前記少なくとも1つの上部パッドとが、十字形のパッドのレイアップ形状を有する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項14】
前記少なくとも1つの底部パッドと、前記少なくとも1つの上部パッドとが、セルロース、レーヨン、コットン、パルプ、高吸収性樹脂、吸収発泡体及びこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項15】
液体透過性のカバースティックをさらに具備する請求項1のタンポン用綿撒糸。
【請求項16】
少なくとも1つの底部パッドと、
少なくとも1つの上部パッドと、
約1:1.2のパッドのレイアップ比と、
約0.75:1の繊維の分配比とを具備するタンポン用綿撒糸。
【請求項17】
少なくとも1つの底部パッドと、
少なくとも1つの上部パッドと、
約1:2.25のパッドのレイアップ比と、
約1.5:1の繊維の分配比とを具備するタンポン用綿撒糸。
【請求項18】
少なくとも1つの底部パッドと、
少なくとも1つの上部パッドと、
約1:1.6のパッドのレイアップ比と、
約1:1の繊維の分配比とを具備するタンポン用綿撒糸。
【請求項19】
少なくとも1つの底部パッドと、
少なくとも1つの上部パッドと、
0.15よりも大きな平均容積率とを具備するタンポン用綿撒糸。
【請求項20】
前記平均容積率は、約0.2よりも大きい請求項19のタンポン用綿撒糸。
【請求項21】
約1:1.25のパッドのレイアップ比をさらに具備する請求項19のタンポン用綿撒糸。
【請求項22】
約1:1の繊維の分配比をさらに具備する請求項19のタンポン用綿撒糸。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−508974(P2010−508974A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536296(P2009−536296)
【出願日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際出願番号】PCT/US2007/023540
【国際公開番号】WO2008/057581
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】