バッテリ固定装置及びそれを用いる電子装置
【課題】本発明は、バッテリの取り替えに便利で、且つバッテリを破損させないバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るバッテリ固定装置は、ケース及びバッテリを備えた電子装置に応用され、且つバッテリを収容する収容部を有するカバー部と、該カバー部に設けられ、且つカバー部をケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備える。
【解決手段】本発明に係るバッテリ固定装置は、ケース及びバッテリを備えた電子装置に応用され、且つバッテリを収容する収容部を有するカバー部と、該カバー部に設けられ、且つカバー部をケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、バッテリ固定装置に関し、特にタブレットパソコンに用いられるバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
タブレットパソコンは、多機能を備え、且つ小型であるため、携帯に便利であり、消費者から人気を得ている。このタブレットパソコンは、空間を節約するために、バッテリを薄くして、且つ粘着剤を利用して、該バッテリを前記タブレットパソコンのケースの内壁に直接粘着させる。そのため、前記タブレットパソコンのバッテリを取り替える際、既にバッテリがケースに粘着しているため、外力によって、無理やり前記バッテリをケースから取り外さなければならない。これにより、バッテリが湾曲や破損して再利用できず、従って、資源が浪費されることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
以上の問題点に鑑みて、バッテリの取り替えに便利で、且つバッテリを破損させないバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
前記課題を解決するために、本発明に係るバッテリ固定装置は、ケース及びバッテリを備える電子装置に応用され、且つバッテリを収容する収容部を有するカバー部と、該カバー部に設けられ、且つカバー部をケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備える。
【０００５】
また、前記課題を解決するために、本発明に係る電子装置は、上述の前記バッテリ固定装置を備える。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の前記バッテリ固定装置では、バッテリを、バッテリ固定装置によって、電子装置のケースに装着させれば、前記バッテリを取り替える際に、カバー部を開けて、前記バッテリを前記カバー部から取り出した後、前記カバー部を前記ケースから分離させれば良い。このように、本発明の前記バッテリ固定装置は取り替えに便利であり、且つ前記バッテリが外力によって破損するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明に係る電子装置の組立図である。
【図２】本発明に係るバッテリ固定装置の斜視図である。
【図３】本発明において、バッテリを取り替える際の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面に基づいて、本発明に係るバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置について詳細に説明する。
【０００９】
図１乃至図３を参照すると、本発明に係る電子装置１００は、ケース１０と、バッテリ固定装置２０と、バッテリ３０と、を備える。前記バッテリ３０は、前記バッテリ固定装置２０によって、前記ケース１０に装着される。本実施形態において、前記電子装置１００は、タブレットパソコンである。
【００１０】
前記バッテリ固定装置２０は、カバー部２１と、前記カバー部２１に設けられている固定部２２及び連接部２３と、を備え、前記カバー部２１は、前記バッテリ３０の形状に対応する収容空間２１１を含む。前記収容空間２１１は、前記バッテリ３０を収容する。前記収容空間２１１のサイズは、前記バッテリ３０を強固に固定することができればよく、前記収容空間２１１の強固な固定によって、前記バッテリ３０は、前記カバー部２１から離脱しない。本実施形態において、前記カバー部２１は、プラスチック、薄い金属片のようなフレキシブル材料からなる。また、前記カバー部２１は、前記バッテリ３０の電極部（図示せず）を露出させる開口端（図示せず）を有する。他の実施形態において、前記カバー部２１は、非フレキシブル材料からなることもできる。
【００１１】
前記固定部２２は、前記カバー部２１の１つの外側面に設けられ、且つ前記カバー部２１を、着脱可能に前記電子装置１００のケース１０の内側壁に装着するために使用される。本実施形態において、前記固定部２２は、前記カバー部２１の外側面に設けられた粘着剤であり、前記カバー部２１は、前記固定部２２の粘着作用によって、前記ケース１０の内側壁に固定される。他の実施形態において、前記固定部２２は、前記カバー部２１を、前記ケース１０の内側壁に着脱可能に固定することができる他の吸着構造（例えば、吸盤）でも良い。
【００１２】
前記連接部２３は、前記カバー部２１のいずれか一つの側壁に設けられる。本実施形態において、前記連接部２３は、前記固定部２２が設けられている側壁に対向する側壁２１２に設けられている。前記側壁２１２は、第一側壁２１２０及び第二側壁２１２１を含む。前記連接部２３は、前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１と連接されている。すなわち、前記連接部２３は、前記第一側壁２１２０と前記第二側壁２１２１との間に位置している。本実施形態において、前記連接部２３と、前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１と、は一体成形され、前記連接部２３と前記第一側壁２１２０との間及び前記連接部２３と前記第二側壁２１２１との間のそれぞれには、一列に配列している貫通孔２３１が設けられている。各々の貫通孔２３１の形状はＶ形である。
【００１３】
また、前記貫通孔２３１は、他の配列方法によって配列しても良く、また、各々の貫通孔２３１の形状は、三角形、菱形、矩形、Ｘ形、Ｙ形であることもできる。前記貫通孔２３１は、外力によって、前記連接部２３を前記側壁２１２から引き裂くために設けられる。即ち、前記貫通孔２３１に沿って側壁２１２を引き裂くことによって、前記連接部２３を前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１から分離できるようにする。これにより、前記カバー部２１は開いて、前記バッテリ３０を前記カバー部２１から取り出すことができる。他の実施形態において、前記連接部２３は、面ファスナー又は他のファスナー等であることができる。
【００１４】
本発明の前記バッテリ固定装置２０では、前記バッテリ３０を、該バッテリ固定装置２０によって、前記電子装置１００のケース１０に装着させれば、前記バッテリ３０を取り替える際に、前記カバー部２１を開けて、前記バッテリ３０を前記カバー部２１から取り出した後、前記カバー部２１を前記ケース１０から分離させれば良い。このように、本発明の前記バッテリ固定装置２０はバッテリの取り替えに便利であり、且つ前記バッテリ３０が外力によって破損するのを防ぐことができる。
【００１５】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正もまた本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【符号の説明】
【００１６】
１００ 電子装置
１０ ケース
２０ バッテリ固定装置
３０ バッテリ
２１ カバー部
２１１ 収容空間
２１２ 側壁
２１２０ 第一側壁
２１２１ 第二側壁
２２ 固定部
２３ 連接部
２３１ 貫通孔
【技術分野】
【０００１】
本発明は、バッテリ固定装置に関し、特にタブレットパソコンに用いられるバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
タブレットパソコンは、多機能を備え、且つ小型であるため、携帯に便利であり、消費者から人気を得ている。このタブレットパソコンは、空間を節約するために、バッテリを薄くして、且つ粘着剤を利用して、該バッテリを前記タブレットパソコンのケースの内壁に直接粘着させる。そのため、前記タブレットパソコンのバッテリを取り替える際、既にバッテリがケースに粘着しているため、外力によって、無理やり前記バッテリをケースから取り外さなければならない。これにより、バッテリが湾曲や破損して再利用できず、従って、資源が浪費されることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
以上の問題点に鑑みて、バッテリの取り替えに便利で、且つバッテリを破損させないバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
前記課題を解決するために、本発明に係るバッテリ固定装置は、ケース及びバッテリを備える電子装置に応用され、且つバッテリを収容する収容部を有するカバー部と、該カバー部に設けられ、且つカバー部をケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備える。
【０００５】
また、前記課題を解決するために、本発明に係る電子装置は、上述の前記バッテリ固定装置を備える。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の前記バッテリ固定装置では、バッテリを、バッテリ固定装置によって、電子装置のケースに装着させれば、前記バッテリを取り替える際に、カバー部を開けて、前記バッテリを前記カバー部から取り出した後、前記カバー部を前記ケースから分離させれば良い。このように、本発明の前記バッテリ固定装置は取り替えに便利であり、且つ前記バッテリが外力によって破損するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明に係る電子装置の組立図である。
【図２】本発明に係るバッテリ固定装置の斜視図である。
【図３】本発明において、バッテリを取り替える際の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面に基づいて、本発明に係るバッテリ固定装置及びそれを用いた電子装置について詳細に説明する。
【０００９】
図１乃至図３を参照すると、本発明に係る電子装置１００は、ケース１０と、バッテリ固定装置２０と、バッテリ３０と、を備える。前記バッテリ３０は、前記バッテリ固定装置２０によって、前記ケース１０に装着される。本実施形態において、前記電子装置１００は、タブレットパソコンである。
【００１０】
前記バッテリ固定装置２０は、カバー部２１と、前記カバー部２１に設けられている固定部２２及び連接部２３と、を備え、前記カバー部２１は、前記バッテリ３０の形状に対応する収容空間２１１を含む。前記収容空間２１１は、前記バッテリ３０を収容する。前記収容空間２１１のサイズは、前記バッテリ３０を強固に固定することができればよく、前記収容空間２１１の強固な固定によって、前記バッテリ３０は、前記カバー部２１から離脱しない。本実施形態において、前記カバー部２１は、プラスチック、薄い金属片のようなフレキシブル材料からなる。また、前記カバー部２１は、前記バッテリ３０の電極部（図示せず）を露出させる開口端（図示せず）を有する。他の実施形態において、前記カバー部２１は、非フレキシブル材料からなることもできる。
【００１１】
前記固定部２２は、前記カバー部２１の１つの外側面に設けられ、且つ前記カバー部２１を、着脱可能に前記電子装置１００のケース１０の内側壁に装着するために使用される。本実施形態において、前記固定部２２は、前記カバー部２１の外側面に設けられた粘着剤であり、前記カバー部２１は、前記固定部２２の粘着作用によって、前記ケース１０の内側壁に固定される。他の実施形態において、前記固定部２２は、前記カバー部２１を、前記ケース１０の内側壁に着脱可能に固定することができる他の吸着構造（例えば、吸盤）でも良い。
【００１２】
前記連接部２３は、前記カバー部２１のいずれか一つの側壁に設けられる。本実施形態において、前記連接部２３は、前記固定部２２が設けられている側壁に対向する側壁２１２に設けられている。前記側壁２１２は、第一側壁２１２０及び第二側壁２１２１を含む。前記連接部２３は、前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１と連接されている。すなわち、前記連接部２３は、前記第一側壁２１２０と前記第二側壁２１２１との間に位置している。本実施形態において、前記連接部２３と、前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１と、は一体成形され、前記連接部２３と前記第一側壁２１２０との間及び前記連接部２３と前記第二側壁２１２１との間のそれぞれには、一列に配列している貫通孔２３１が設けられている。各々の貫通孔２３１の形状はＶ形である。
【００１３】
また、前記貫通孔２３１は、他の配列方法によって配列しても良く、また、各々の貫通孔２３１の形状は、三角形、菱形、矩形、Ｘ形、Ｙ形であることもできる。前記貫通孔２３１は、外力によって、前記連接部２３を前記側壁２１２から引き裂くために設けられる。即ち、前記貫通孔２３１に沿って側壁２１２を引き裂くことによって、前記連接部２３を前記第一側壁２１２０及び前記第二側壁２１２１から分離できるようにする。これにより、前記カバー部２１は開いて、前記バッテリ３０を前記カバー部２１から取り出すことができる。他の実施形態において、前記連接部２３は、面ファスナー又は他のファスナー等であることができる。
【００１４】
本発明の前記バッテリ固定装置２０では、前記バッテリ３０を、該バッテリ固定装置２０によって、前記電子装置１００のケース１０に装着させれば、前記バッテリ３０を取り替える際に、前記カバー部２１を開けて、前記バッテリ３０を前記カバー部２１から取り出した後、前記カバー部２１を前記ケース１０から分離させれば良い。このように、本発明の前記バッテリ固定装置２０はバッテリの取り替えに便利であり、且つ前記バッテリ３０が外力によって破損するのを防ぐことができる。
【００１５】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正もまた本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【符号の説明】
【００１６】
１００ 電子装置
１０ ケース
２０ バッテリ固定装置
３０ バッテリ
２１ カバー部
２１１ 収容空間
２１２ 側壁
２１２０ 第一側壁
２１２１ 第二側壁
２２ 固定部
２３ 連接部
２３１ 貫通孔
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ケース及びバッテリを備える電子装置に応用されるバッテリ固定装置において、
前記バッテリ固定装置は、前記バッテリを収容する収容部を有するカバー部と、前記カバー部に設けられ、且つ前記カバー部を前記ケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備えることを特徴とするバッテリ固定装置。
【請求項２】
前記バッテリ固定装置は、連接部をさらに備え、前記連接部は、前記カバー部のいずれか一つの側壁に設けられ、前記側壁は、第一側壁及び第二側壁を含み、前記連接部は、前記第一側壁及び前記第二側壁と連接され、前記連接部と前記第一側壁との間及び前記連接部と前記第二側壁との間のそれぞれには、貫通孔が一列に配列されていることを特徴とする請求項１に記載のバッテリ固定装置。
【請求項３】
前記バッテリ固定装置は、連接部をさらに備え、前記連接部は、前記カバー部のいずれか一つの側壁に設けられ、前記側壁は、第一側壁及び第二側壁を含み、前記連接部は、前記第一側壁及び前記第二側壁と連接され、前記連接部が、面ファスナー又はファスナーであることを特徴とする請求項１に記載のバッテリ固定装置。
【請求項４】
前記固定部は、前記カバー部の１つの外側面に設けられている粘着剤であり、前記カバー部は、前記粘着剤の粘着作用によって、前記ケースの内側壁に固定されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のバッテリ固定装置。
【請求項５】
前記固定部は、前記カバー部の１つの外側面に設けられている吸着構造であり、前記カバー部は、前記吸着構造の吸着作用によって、前記ケースの内側壁に固定されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のバッテリ固定装置。
【請求項６】
請求項１〜５のうちの何れかの一項に記載のバッテリ固定装置を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項１】
ケース及びバッテリを備える電子装置に応用されるバッテリ固定装置において、
前記バッテリ固定装置は、前記バッテリを収容する収容部を有するカバー部と、前記カバー部に設けられ、且つ前記カバー部を前記ケースの内側壁に着脱可能に固定する固定部と、を備えることを特徴とするバッテリ固定装置。
【請求項２】
前記バッテリ固定装置は、連接部をさらに備え、前記連接部は、前記カバー部のいずれか一つの側壁に設けられ、前記側壁は、第一側壁及び第二側壁を含み、前記連接部は、前記第一側壁及び前記第二側壁と連接され、前記連接部と前記第一側壁との間及び前記連接部と前記第二側壁との間のそれぞれには、貫通孔が一列に配列されていることを特徴とする請求項１に記載のバッテリ固定装置。
【請求項３】
前記バッテリ固定装置は、連接部をさらに備え、前記連接部は、前記カバー部のいずれか一つの側壁に設けられ、前記側壁は、第一側壁及び第二側壁を含み、前記連接部は、前記第一側壁及び前記第二側壁と連接され、前記連接部が、面ファスナー又はファスナーであることを特徴とする請求項１に記載のバッテリ固定装置。
【請求項４】
前記固定部は、前記カバー部の１つの外側面に設けられている粘着剤であり、前記カバー部は、前記粘着剤の粘着作用によって、前記ケースの内側壁に固定されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のバッテリ固定装置。
【請求項５】
前記固定部は、前記カバー部の１つの外側面に設けられている吸着構造であり、前記カバー部は、前記吸着構造の吸着作用によって、前記ケースの内側壁に固定されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のバッテリ固定装置。
【請求項６】
請求項１〜５のうちの何れかの一項に記載のバッテリ固定装置を備えることを特徴とする電子装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２０１３−８９５９５（Ｐ２０１３−８９５９５Ａ）
【公開日】平成２５年５月１３日（２０１３．５．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−２１０６２０（Ｐ２０１２−２１０６２０）
【出願日】平成２４年９月２５日（２０１２．９．２５）
【出願人】（５１０２８３５５７）富泰華工業（深▲セン▼）有限公司 (5)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年５月１３日（２０１３．５．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２４年９月２５日（２０１２．９．２５）
【出願人】（５１０２８３５５７）富泰華工業（深▲セン▼）有限公司 (5)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
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