説明

バッテリ電圧値の予測方法及び車両用電源制御装置

【課題】バッテリが放電している場合に、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測することができるバッテリ電圧値の予測方法の提供。
【解決手段】車両に搭載された負荷へバッテリから略一定の電流が供給される場合に、検出したバッテリの電圧値(S1)及び出力電流値(S5)に基づき、バッテリの時系列的な電圧値を予測する。バッテリから電流の供給が開始されたとき(S7)に、その電流の値を検出し(S5)、検出した電流の値に基づき、バッテリの濃度分極により電圧値が最低になるまでの所要時間を算出し(S9)、算出した所要時間が経過するまでのバッテリ電圧値の変化を、検出した電流の値に基づく指数関数に近似させ(S15)、所要時間が経過した後のバッテリの電圧値の変化を、検出した電流の値及びバッテリの定格容量に基づく一次関数に近似させ(S17)、バッテリの時系列的な電圧値を予測する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載された負荷へバッテリから略一定の電流が供給される場合に、検出したバッテリの電圧値及び出力電流値に基づき、バッテリの時系列的な電圧値を予測するバッテリ電圧値の予測方法、及びその方法を実行する車両用電源制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両用電源では、オルタネータ(車載発電機)が、エンジンに連動して発電する。その発電電圧は、オルタネータに付設されたレギュレータが、オルタネータの界磁電流を調節することにより定電圧制御され、また昇降圧制御される。
オルタネータが発電した電力は、オルタネータ内で整流された後、バッテリに充電されると共に、車両に搭載された負荷に供給される。
近時、車両の走行状態に応じて、オルタネータの発電電圧を昇降させて、バッテリへの充電量を制御する充電制御が行われるようになっている。また、推定したバッテリの残容量等に応じて、車載負荷への電力供給を制御する負荷制御も行われている。
【0003】
特許文献1には、バッテリの電圧−電流特性について、エンジンのクランキング時及び走行時に測定を行い、バッテリの内部抵抗の変化を逐次計測する車両用バッテリ状態推定装置が開示されている。測定して得られた電流−電圧特性の傾きから、放電時の内部抵抗と開放電圧とを推定して負荷制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−55532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両用電源では、エンジンが駆動している間、車両に搭載された負荷に供給される電力は、オルタネータから賄われるので、バッテリから電力が供給されることはあまりない。しかし、充電制御が行われ、発電電圧を低下させているときに、電動パワーステアリング装置等の大負荷が作動すると、オルタネータから賄い切れなくて、バッテリからも電力が供給されることがある。
そのような場合、大電流がバッテリから放出されるが、そのまま放置しても、エンジンの駆動に関して不具合が発生する虞がないか、バッテリの電圧値を予測する必要がある。しかし、バッテリが放電する場合、濃度分極に起因して電圧が指数関数的に変化する過渡領域が存在する為、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測するのは難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1〜4発明では、バッテリが放電している場合に、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測することができるバッテリ電圧値の予測方法を提供することを目的とする。
第5,6発明では、バッテリが放電している場合に、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測することができる車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係るバッテリ電圧値の予測方法は、バッテリの電圧値及び出力電流値を検出し、車両に搭載された負荷へバッテリから略一定の電流が供給される場合に、検出した前記電圧値及び出力電流値に基づき、前記バッテリの時系列的な電圧値を予測するバッテリ電圧値の予測方法において、前記バッテリから前記電流の供給が開始されたときに、該電流の値を検出し、検出した電流の値に基づき、前記バッテリの濃度分極により電圧値が最低になるまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が経過するまでの前記バッテリの濃度分極に伴う電圧値の変化を、前記検出した電流の値に基づく指数関数に近似させ、前記所要時間が経過した後の前記バッテリの電圧値の変化を、前記検出した電流の値及び前記バッテリの定格容量に基づく一次関数に近似させ、前記バッテリの時系列的な電圧値を、前記指数関数及び一次関数を算出して予測することを特徴とする。
【0008】
このバッテリ電圧値の予測方法では、車両に搭載された負荷へバッテリから略一定の電流が供給される場合に、検出したバッテリの電圧値及び出力電流値に基づき、バッテリの時系列的な電圧値を予測する。バッテリから略一定の電流の供給が開始されたときに、その電流の値を検出し、検出した電流の値に基づき、バッテリの濃度分極により電圧値が最低になるまでの所要時間を算出する。算出した所要時間が経過するまでのバッテリの濃度分極に伴う電圧値の変化を、検出した電流の値に基づく指数関数に近似させ、所要時間が経過した後のバッテリの電圧値の変化を、検出した電流の値及びバッテリの定格容量に基づく一次関数に近似させ、バッテリの時系列的な電圧値を、指数関数及び一次関数を算出して予測する。
【0009】
第2発明に係るバッテリ電圧値の予測方法は、前記所要時間が開始されるときの前記指数関数が算出する初期電圧値は、前記所要時間が開始される前に検出した前記バッテリの電圧値から、A×(バッテリの内部抵抗値)×(前記電流の値)により算出した電圧降下分を減算した電圧値であることを特徴とする(A=1.4〜2.0)。
【0010】
このバッテリ電圧値の予測方法では、所要時間が開始されるときの指数関数が算出する初期電圧値は、所要時間が開始される前に検出したバッテリの電圧値から、A×(バッテリの内部抵抗値)×(検出した電流の値)により算出した電圧降下分を減算した電圧値である。
【0011】
第3発明に係るバッテリ電圧値の予測方法は、前記所要時間が経過したときの前記バッテリの電圧値は、前記初期電圧値から内部抵抗値×(前記電流の値)B /Dを減算して算出することを特徴とする(B=0.5〜0.7,D=50〜70)。
【0012】
第4発明に係るバッテリ電圧値の予測方法は、前記所要時間は、E/(前記電流の値)により算出することを特徴とする(E=300〜700)。
【0013】
第5発明に係る車両用電源制御装置は、バッテリの電圧値及び出力電流値を検出し、検出した電圧値及び出力電流値に基づき、前記バッテリから車両に搭載された複数の負荷への電力供給を制御する車両用電源制御装置において、第1発明乃至第4発明のバッテリ電圧値の予測方法の何れか1つを実行して、前記バッテリの電圧値を予測するように構成してあることを特徴とする。
【0014】
この車両用電源制御装置では、バッテリの電圧値及び出力電流値を検出し、検出した電圧値及び出力電流値に基づき、バッテリから車両に搭載された複数の負荷への電力供給を制御する。第1発明乃至第4発明のバッテリ電圧値の予測方法の何れか1つを実行して、バッテリの電圧値を予測する。
【0015】
第6発明に係る車両用電源制御装置は、前記バッテリ電圧値の予測方法の実行開始から所定時間後の予測したバッテリ電圧値が、所定電圧値以下であるか否か判定する手段を備え、該手段が所定電圧値以下であると判定したときに、任意の負荷への電力供給を抑制するように構成してあることを特徴とする。
【0016】
この車両用電源制御装置では、バッテリ電圧値の予測方法の実行開始から所定時間後の予測したバッテリ電圧値が、所定電圧値以下であるか否か判定し、所定電圧値以下であると判定したときに、任意の負荷への電力供給を抑制する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るバッテリ電圧値の予測方法によれば、バッテリが放電している場合に、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測することができるバッテリ電圧値の予測方法を実現することができる。また、バッテリ電圧値が下限ライン以下に低下する以前に、負荷制御が必要であるか否かを判定できるので、大電流負荷の作動による急激な電圧降下に対しても、正確な負荷制御(負荷削減)を可能とすることができる。
【0018】
本発明に係る車両用電源制御装置によれば、バッテリが放電している場合に、バッテリの電圧値を小さな誤差で予測することができる車両用電源制御装置を実現することができる。また、バッテリ電圧値が下限ライン以下に低下する以前に、負荷制御が必要であるか否かを判定できるので、大電流負荷の作動による急激な電圧降下に対しても、正確な負荷制御(負荷削減)を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係るバッテリ電圧値の予測方法及び車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す車両用電源制御装置の動作の例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す車両用電源制御装置の動作の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るバッテリ電圧値の予測方法及び車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源制御装置は、図示しないエンジンに連動して、オルタネータ(交流発電機)1が発電し、その発電電圧は、オルタネータ1に付設されたレギュレータ2が、オルタネータ1の界磁電流を調節することにより定電圧制御され、また昇降圧制御される。
【0021】
オルタネータ1が発電した電力は、オルタネータ1内で整流され、ヒューズF0を通じて、バッテリ4(開放型液式鉛電池)に充電される。電流検出器3が、バッテリ4の入出力電流値を検出して、充電制御ECU(Electronic Control Unit)12に与える。充電制御ECU12内の電圧検出手段5が、バッテリ4の電圧値を検出する。
【0022】
充電制御ECU12は、車速検出器18が検出した車両の速度値を与えられる。充電制御ECU12は、与えられた速度値に基づき、アイドリング、加速走行、定常走行及び減速走行の各車両状態を判定し、判定した車両状態に応じた発電モードで発電するように、レギュレータ2及びオルタネータ1を制御する充電制御を行う。
発電モードは、加速走行のようにエンジンの負荷が大きいときは、発電電圧を降下させ、減速走行のようにエンジンの負荷が小さいときは、発電電圧を上昇させるように定められており、これによりエンジンの負荷を軽減し、車両の燃費向上を図っている。
【0023】
バッテリ4の出力電圧は、例えば、ヒューズF1及びFET(電界効果トランジスタ)15を通じてデフォッガ(負荷)8に、ヒューズF2及びFET16を通じてヘッドランプ(負荷)9に、ヒューズF3、FET17及びワイパースイッチSW4を通じてワイパーモータ(負荷)10にそれぞれ印加される。バッテリ4の出力電圧は、その他の負荷へもそれぞれのヒューズを通じて印加される。
【0024】
動作速度切換えの為にワイパースイッチSW4により切換えられるワイパーモータ10の各コイルには、各環流ダイオードD1,D2が逆並列に接続されている。
デフォッガスイッチSW1、ランプスイッチSW2及びワイパースイッチSW4の各オン/オフ信号は、制御部13に与えられる。
【0025】
制御部13は、マイクロコンピュータを備えており、デフォッガスイッチSW1のオン信号を与えられている期間、FET15をオンにし、ランプスイッチSW2のオン信号を与えられている期間、FET16をオンにし、ワイパースイッチSW4のオン信号を与えられている期間、FET17をオンにする。また、制御部13内の電圧検出手段14が、バッテリ4の電圧値を検出し、電流検出器3が検出したバッテリ4の入出力電流値が与えられる。
【0026】
以下に、このような構成の車両用電源制御装置の動作例を、それを示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部13は、エンジン始動の際は、例えば、クラッキング時に電流検出器3が検出した電流値と、電圧検出手段14が検出したバッテリ4の電圧値に基づく降下電圧値とにより、バッテリ4の内部抵抗値rを算出しておく。
制御部13は、エンジンが始動した後は、電圧検出手段14でバッテリ4の電圧値Vbを検出し(S1)、検出した電圧値Vbを例えば1秒間記憶しておく(S3)。
【0027】
制御部13は、次に、電流検出器3でバッテリ4の入出力電流値Iを検出し(S5)、検出した電流値Iが、大負荷が作動していることを示す所定の出力電流値Is以上であるか否かを判定する(S7)。所定の出力電流値Is以上でなければ、電圧検出手段14でバッテリ4の電圧値Vbを検出する(S1)。
制御部13は、検出した電流値Iが所定の出力電流値Is以上であれば(S7)、バッテリ4の濃度分極により電圧値Vbが最低になるまでの図3に示す所要時間tpを、次式により算出する(S9)。
tp=E/I (E=300〜700)
ここで、Eは、実験により求めた定数(秒/アンペア)であり、バッテリの種類及びサイズに依存する。
【0028】
制御部13は、次に、エンジン始動時に算出したバッテリ4の内部抵抗値rと、1秒前に記憶した電圧値Vb(S3)と、検出した電流値I(S5)とを使用して、所要時間tpが開始されるとき(t=0)の図3に示すバッテリ4の初期電圧値Voを、次式により算出する(S11)。
Vo=Vb−A×r×I (A=1.4〜2.0)
ここで、Aは、実験により求めた定数(無次元)であり、鉛バッテリであれば一定である。A×r×Iは、内部抵抗rによる電圧降下分である。
【0029】
制御部13は、次に、算出したバッテリ4の初期電圧値Vo(S11)と、バッテリ4の内部抵抗値rと、検出した電流値I(S5)とを使用して、所要時間tpが経過したとき(t=tp)の図3に示すバッテリ4の電圧値Vpを、次式により算出する(S13)。
Vp=Vo−r×IB /D (B=0.5〜0.7,D=50〜70)
ここで、B,Dは、実験により求めた定数(無次元)であり、鉛バッテリであれば一定である。
【0030】
制御部13は、次に、図3に示すt=0〜tpの、濃度分極により指数関数的に変化する過渡領域におけるバッテリ4の電圧値V(t)を、次式により算出する(S15)。
V(t)=Vp+(Vo−Vp)exp(−I×t/F) (F=90〜110)
ここで、Fは、実験により求めた定数(アンペア・秒)であり、バッテリの種類及びサイズに依存する。
【0031】
制御部13は、次に、図3に示すt=tp〜の、一次関数的に変化する領域におけるバッテリ4の電圧値V(t)を、次式により算出する(S17)。
V(t)=Vp−(I×β/C)×(t−tp) (C=50〜60、β=0.88(新品)、β=0.98(劣化品))
ここで、Cは、バッテリ4の定格容量(アンペア・秒)であり、βは鉛バッテリの新品/劣化品により異なる定数(ボルト)である。
【0032】
制御部13は、次に、電流Iの供給が開始されてから所定時間後(t=td)の、バッテリ4の電圧値V(td)を算出する(S19)。次いで、算出した電圧値V(td)が、所定電圧値Vd以下であるか否かを判定し(S21)、所定電圧値Vd以下であれば、負荷制御を行なう(S23)。尚、所定電圧値Vdは、エンジンの駆動に関して不具合が発生するバッテリ電圧値に基づき定める。負荷制御は、例えば、重要でない負荷から、電力供給の停止、又は供給電圧のPWM(Pulse Width Modulation)制御による削減等を行う。
【0033】
制御部13は、負荷制御を行なった(S23)後、電流検出器3でバッテリ4の入出力電流値Iを検出し(S25)、検出した電流値Iが0以下であるか否かを判定する(S27)。検出した電流値Iが0以下でなければ、負荷制御を行なう(S23)。
制御部13は、電圧値V(td)が所定電圧値Vd以下でなければ(S21)、電流検出器3でバッテリ4の入出力電流値Iを検出する(S25)。
制御部13は、検出した電流値Iが0以下であれば(S27)、負荷制御を停止した(S29)後、電圧検出手段14でバッテリ4の電圧値Vbを検出する(S1)。
【0034】
尚、本実施の形態では、電流の供給が開始されてから所定時間後の、バッテリの電圧値を予測し、予測した電圧値が、所定電圧値以下であるときに、負荷制御を行なっているが、予測した電圧値が、所定電圧値以下になるまでの所要時間を算出し、算出した所要時間に基づき、負荷制御の実行を決めても良い。
【符号の説明】
【0035】
1 オルタネータ(交流発電機)
2 レギュレータ
3 電流検出器
4 バッテリ
5 電圧検出手段
8 デフォッガ(負荷)
9 ヘッドランプ(負荷)
10 ワイパーモータ(負荷)
12充電制御ECU
13 制御部
14 電圧検出手段
15,16,17 FET
18 車速検出器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリの電圧値及び出力電流値を検出し、車両に搭載された負荷へバッテリから略一定の電流が供給される場合に、検出した前記電圧値及び出力電流値に基づき、前記バッテリの時系列的な電圧値を予測するバッテリ電圧値の予測方法において、
前記バッテリから前記電流の供給が開始されたときに、該電流の値を検出し、検出した電流の値に基づき、前記バッテリの濃度分極により電圧値が最低になるまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が経過するまでの前記バッテリの濃度分極に伴う電圧値の変化を、前記検出した電流の値に基づく指数関数に近似させ、前記所要時間が経過した後の前記バッテリの電圧値の変化を、前記検出した電流の値及び前記バッテリの定格容量に基づく一次関数に近似させ、前記バッテリの時系列的な電圧値を、前記指数関数及び一次関数を算出して予測することを特徴とするバッテリ電圧値の予測方法。
【請求項2】
前記所要時間が開始されるときの前記指数関数が算出する初期電圧値は、前記所要時間が開始される前に検出した前記バッテリの電圧値から、A×(バッテリの内部抵抗値)×(前記電流の値)により算出した電圧降下分を減算した電圧値である請求項2記載のバッテリ電圧値の予測方法(Aは実数)。
【請求項3】
前記所要時間が経過したときの前記バッテリの電圧値は、前記初期電圧値から内部抵抗値×(前記電流の値)B /Dを減算して算出する請求項2記載のバッテリ電圧値の予測方法(B,Dは実数)。
【請求項4】
前記所要時間は、E/(前記電流の値)により算出する請求項1乃至3の何れか1項に記載のバッテリ電圧値の予測方法(Eは実数)。
【請求項5】
バッテリの電圧値及び出力電流値を検出し、検出した電圧値及び出力電流値に基づき、前記バッテリから車両に搭載された複数の負荷への電力供給を制御する車両用電源制御装置において、
請求項1乃至4の何れか1項に記載されたバッテリ電圧値の予測方法を実行して、前記バッテリの電圧値を予測するように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
【請求項6】
前記バッテリ電圧値の予測方法の実行開始から所定時間後の予測したバッテリ電圧値が、所定電圧値以下であるか否か判定する手段を備え、該手段が所定電圧値以下であると判定したときに、任意の負荷への電力供給を抑制するように構成してある請求項5記載の車両用電源制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−223612(P2010−223612A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−68407(P2009−68407)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】