バブリングによる活性化節水型散水装置
【課題】泡の炸裂により発生する水流(バブリング効果水流)を得うること。活性化水流により節水効果を得ること。
【解決手段】それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする。散水装置の内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設ける。
【解決手段】それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする。散水装置の内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、浴室用のシャワー、洗面化粧台・厨房等の水栓、散水装置のシャワーヘッドに関するものである。より詳しくは、バブリングによる活性化効果を高めた節水型散水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
シャワーヘッドの散水部において、空気を混入させることで、節水効果や水勢向上効果に優れた散水装置に関して、特開平2000−325251号「シャワーヘッド」(特許文献1)が公知である。
【特許文献1】特開平2000−325251号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記の公知技術においては、ヘッド周辺部の水勢が強くなり不均一な水勢分布となる問題点がある。
本発明は、ヘッド頭部の全面に均一な水勢を得ることを課題とする。更に、泡を含む水流とすることて活性化水流として節水効果を得ること、をおよび泡の炸裂により発生する水流(バブリング効果水流)を得ることを課題とする。
また、所望により一部エリアを強くした水勢を選択的に得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願第1発明は、それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする、超音波水を発生する散水装置を提供する。
本願第2発明は、第1発明に加えて、複数個の環状散水体11の内部に内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設け、切替弁機構の操作により、前記切替吐水板21の第1吐出口25と環状室3Aに通じる第2吐出口26とを選択的に開閉自在としたことを特徴とする、超音波水を発生する散水装置を提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、ヘッド頭部の全面に均一な水勢を得ることができるとともに、泡を内蔵する強い活性化水流を放出させることで、節水効果を生じるとともに泡の炸裂により発生する水流(バブリング効果水流)を得ることができる。
また、所望により一部エリアを強くした水勢を選択的に得るができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本願発明の散水装置1は、それぞれ散水項17をリング状に配置した第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置し、各環状散水体11A、11B、11Cは、中心寄りの第1各環状散水体11Aを最上段に位置させて階段状に、一部を下段に内層した状態で上部を突出させて、中心部を貫通するビス13によってベース10に固定されて一体化して構成している。
前記散水孔17は、給水一次側よりも二次側を大径とする二段貫通孔に形成されて、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとに分離され、大径部17Lにおける小径部17S寄りの位置で開口する横リング溝19に連通して、各環状散水体11の側面の開口pで外気に通じている。
【実施例】
【0007】
図1ないし図9を参照して、本願第1発明の実施例を説明する。
図1は本願発明の散水装置1Aを装備した浴室用シャワーヘッドAの側面を示し、図2は縦断面図である。
【0008】
図3および図4は、散水装置1Aを示し、第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置して構成し、各環状散水体11A、11B、11Cの表面にリング状に配置されている散水吐出口12A、12B、 12Cは図4に示すごとく、同心状配置である。
【0009】
各環状散水体11A、11B、11Cは、中心寄りの第1各環状散水体11Aを最上段に位置させて階段状に、一部を下段に内層した状態で上部を突出させて、中心部を貫通するビス13によってベース10に固定されて一体化し、散水装置1を構成している。
【0010】
図5は、第1段環状散水体11Aを示し、図6は、第2段環状散水体11Bを示し、図7は第3段環状散水体11Cを示す。
各環状散水体11について、
第1段環状散水体11Aには中心部にビス13を貫通するための中心孔16 Aが形成され、上半部14は、下半部15に対して側方へ突出してつば状となっている。
第2段環状散水体11Bには、第1段環状散水体11Aの下半部15を受入れる中心開口16Bが形成されている。
第3段環状散水体11Cには、第2段環状散水体11Bの下半部を受入れる中心開口16Cおよび段部16Eが形成されている。中心開口16Cには中心開口16Dが連続している。
【0011】
第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置して構成し、各環状散水体11A、11B、11Cの表面にリング状に配置されている散水吐出口12A、12B、 12Cに通じる散水孔17が形成されるが、該散水孔17は、給水一次側よりも二次側を大径とする二段貫通孔に形成されて、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとに分離されている。
【0012】
前記散水孔17には、大径部17Lにおける小径部17S寄りの位置に開口する横小孔18と横リング溝19とにより構成される通気孔 を介して、各環状散水体11の側面の開口pで外気に通じている。
【0013】
図1および図2を参照して、上記の横リング溝19は、各環状散水体11A、11B、11Cの側面(即ち、散水装置1の側面に)に露出している。
図3を参照して、散水装置1Cの内部には、パッキン9を介装して、中心開口16B、中心開 口16C、中心開口16Dにより形成される内室3を拡大して、散水孔17の下端(流入口)をの下方空間を拡大して、散水孔17への給水を確実にするとともに、漏水を防止している。
【0014】
図9に示す、中心開口21aおよび段部21bを有する外リング受台21を、第2段環状散水体11Bと第3段環状散水体11Cとの間に介装することにより、図10に示すごとく、内室3の容積を拡大できる。
【0015】
内室3は、ベース10の給水口4を介して、シャワーヘッドないの給水路5に連通している。
【0016】
散水孔17は、上記の実施例では、各環状散水体11について、それぞれ多数個をリング状配置したが、図19に示す節水装置1Cごとく、各1個としていもよいものである。
【0017】
散水孔17は、図21に示す如く外周方向(b図)、中心方向(c図)に傾斜させてもよいものである。
また、図20のb図、c図においては、大径部17Lおよび小径部17Sの両方を傾斜させたが、d図、e図においては、大径部17Lを垂直方向、小径部17Sを傾斜方向としている。
【0018】
図11ないし図18を参照して、本願第2発明の実施例を説明する。
図11は本願第2発明の散水装置1Bを装備した浴室用シャワーヘッドBの側面を示し、前述の本願第1発明の浴室用シャワーヘッドAに切替操作ボタン6を装備している。
【0019】
図12および図3を参照して、散水装置1Bは、本願第1発明の散水装置1Aの第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを装備し、ベース10に替えて、切替吐水板20を装備する。
【0020】
切替吐水板20には、図14および図15を参照して、上面に筒状隔壁23が形成されて内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画している(図13参照)。中心部にビス固定用のねじ孔24設けるとともに、および、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成している。なお、切替弁の作用しないところの常時吐出用の第3吐出口27を追加してもよい。
【0021】
図13を参照して、上記の第1吐出口25と第2吐出口26とを選択的に開閉するための切替弁機構27を設ける。
切替弁機構27は、切替操作ボタン6により移動操作される駆動片27の先端の弁体(球)28aを案内溝付のパッキン29に誘導させ、弁体(球)28aおよび案内溝付のパッキン29を介して、第1吐出口25と第2吐出口26とを選択的に開閉する。
【0022】
図23および図24は、第1吐出口25を「開」・第2吐出口26を「閉」とする弁作用状態を示す。
【0023】
図25および図26は、第1吐出口25を「閉」・第2吐出口26を「開」とする弁作用状態を示す。
【0024】
各部品の材質は、ステンレス、真鍮、砲金等の金属製品、樹脂製品等が適当であるが、他の材質としてもよいものである。
【0025】
実施例においては、一般浴室用として散水装置の外形を約40mmとしたが、浴室シャワー以外の各種用途にはその目的に対応して大型とすることができるものであり、各部品寸法は適宜の数値を選択できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本願第1発明の実施例を示す浴室用シャワーヘッドの側面図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】同じく散水装置の縦断面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】第1段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図である。
【図6】第2段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図7】第3段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図8】ベースを示し、a図は縦断面図、b図は平面図である。
【図9】リング受台を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図10】散水装置の要部の縦断面図である。
【図11】本願第2発明の実施例を示す浴室用シャワーヘッドの側面図である。
【図12】同じく要部の縦断面図である。
【図13】切替吐水板の縦断面図である。
【図14】同じく平面図である。
【図15】本願第2発明の散水装置の底面図で、環状室への第1吐出口を開とする弁作用状態で示す。
【図16】同じくの縦断面図である。
【図17】本願第2発明の散水装置の底面図で、中心室への第2吐出口を開とする弁作用状態で示す。
【図18】同じくの縦断面図である。リング受台を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図19】さらに他の実施例を示す散水装置の平面図である。
【図20】散水孔の種々の実施例を示す縦断面図である。
【図21】散水孔の吐出方向の変化を示し、a図は直進方向、b図は拡散方向、c図は中央集中方向を示す。
【符号の説明】
【0027】
1 散水装置
3 内室
3A 環状室
3B 中心室
6 切替操作ボタン
11 環状散水体
12 散水吐出口
17 散水孔
17L 大径部
17S 小径部
19 横リング溝19
20 切替吐水板
23 筒状隔壁
25 第1吐出口
26 第2吐出口
27 切替弁機構
p 開口
【技術分野】
【0001】
本願発明は、浴室用のシャワー、洗面化粧台・厨房等の水栓、散水装置のシャワーヘッドに関するものである。より詳しくは、バブリングによる活性化効果を高めた節水型散水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
シャワーヘッドの散水部において、空気を混入させることで、節水効果や水勢向上効果に優れた散水装置に関して、特開平2000−325251号「シャワーヘッド」(特許文献1)が公知である。
【特許文献1】特開平2000−325251号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記の公知技術においては、ヘッド周辺部の水勢が強くなり不均一な水勢分布となる問題点がある。
本発明は、ヘッド頭部の全面に均一な水勢を得ることを課題とする。更に、泡を含む水流とすることて活性化水流として節水効果を得ること、をおよび泡の炸裂により発生する水流(バブリング効果水流)を得ることを課題とする。
また、所望により一部エリアを強くした水勢を選択的に得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願第1発明は、それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする、超音波水を発生する散水装置を提供する。
本願第2発明は、第1発明に加えて、複数個の環状散水体11の内部に内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設け、切替弁機構の操作により、前記切替吐水板21の第1吐出口25と環状室3Aに通じる第2吐出口26とを選択的に開閉自在としたことを特徴とする、超音波水を発生する散水装置を提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、ヘッド頭部の全面に均一な水勢を得ることができるとともに、泡を内蔵する強い活性化水流を放出させることで、節水効果を生じるとともに泡の炸裂により発生する水流(バブリング効果水流)を得ることができる。
また、所望により一部エリアを強くした水勢を選択的に得るができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本願発明の散水装置1は、それぞれ散水項17をリング状に配置した第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置し、各環状散水体11A、11B、11Cは、中心寄りの第1各環状散水体11Aを最上段に位置させて階段状に、一部を下段に内層した状態で上部を突出させて、中心部を貫通するビス13によってベース10に固定されて一体化して構成している。
前記散水孔17は、給水一次側よりも二次側を大径とする二段貫通孔に形成されて、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとに分離され、大径部17Lにおける小径部17S寄りの位置で開口する横リング溝19に連通して、各環状散水体11の側面の開口pで外気に通じている。
【実施例】
【0007】
図1ないし図9を参照して、本願第1発明の実施例を説明する。
図1は本願発明の散水装置1Aを装備した浴室用シャワーヘッドAの側面を示し、図2は縦断面図である。
【0008】
図3および図4は、散水装置1Aを示し、第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置して構成し、各環状散水体11A、11B、11Cの表面にリング状に配置されている散水吐出口12A、12B、 12Cは図4に示すごとく、同心状配置である。
【0009】
各環状散水体11A、11B、11Cは、中心寄りの第1各環状散水体11Aを最上段に位置させて階段状に、一部を下段に内層した状態で上部を突出させて、中心部を貫通するビス13によってベース10に固定されて一体化し、散水装置1を構成している。
【0010】
図5は、第1段環状散水体11Aを示し、図6は、第2段環状散水体11Bを示し、図7は第3段環状散水体11Cを示す。
各環状散水体11について、
第1段環状散水体11Aには中心部にビス13を貫通するための中心孔16 Aが形成され、上半部14は、下半部15に対して側方へ突出してつば状となっている。
第2段環状散水体11Bには、第1段環状散水体11Aの下半部15を受入れる中心開口16Bが形成されている。
第3段環状散水体11Cには、第2段環状散水体11Bの下半部を受入れる中心開口16Cおよび段部16Eが形成されている。中心開口16Cには中心開口16Dが連続している。
【0011】
第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを同芯状配置して構成し、各環状散水体11A、11B、11Cの表面にリング状に配置されている散水吐出口12A、12B、 12Cに通じる散水孔17が形成されるが、該散水孔17は、給水一次側よりも二次側を大径とする二段貫通孔に形成されて、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとに分離されている。
【0012】
前記散水孔17には、大径部17Lにおける小径部17S寄りの位置に開口する横小孔18と横リング溝19とにより構成される通気孔 を介して、各環状散水体11の側面の開口pで外気に通じている。
【0013】
図1および図2を参照して、上記の横リング溝19は、各環状散水体11A、11B、11Cの側面(即ち、散水装置1の側面に)に露出している。
図3を参照して、散水装置1Cの内部には、パッキン9を介装して、中心開口16B、中心開 口16C、中心開口16Dにより形成される内室3を拡大して、散水孔17の下端(流入口)をの下方空間を拡大して、散水孔17への給水を確実にするとともに、漏水を防止している。
【0014】
図9に示す、中心開口21aおよび段部21bを有する外リング受台21を、第2段環状散水体11Bと第3段環状散水体11Cとの間に介装することにより、図10に示すごとく、内室3の容積を拡大できる。
【0015】
内室3は、ベース10の給水口4を介して、シャワーヘッドないの給水路5に連通している。
【0016】
散水孔17は、上記の実施例では、各環状散水体11について、それぞれ多数個をリング状配置したが、図19に示す節水装置1Cごとく、各1個としていもよいものである。
【0017】
散水孔17は、図21に示す如く外周方向(b図)、中心方向(c図)に傾斜させてもよいものである。
また、図20のb図、c図においては、大径部17Lおよび小径部17Sの両方を傾斜させたが、d図、e図においては、大径部17Lを垂直方向、小径部17Sを傾斜方向としている。
【0018】
図11ないし図18を参照して、本願第2発明の実施例を説明する。
図11は本願第2発明の散水装置1Bを装備した浴室用シャワーヘッドBの側面を示し、前述の本願第1発明の浴室用シャワーヘッドAに切替操作ボタン6を装備している。
【0019】
図12および図3を参照して、散水装置1Bは、本願第1発明の散水装置1Aの第1段環状散水体11A、第2段環状散水体11B、第3段環状散水体11Cを装備し、ベース10に替えて、切替吐水板20を装備する。
【0020】
切替吐水板20には、図14および図15を参照して、上面に筒状隔壁23が形成されて内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画している(図13参照)。中心部にビス固定用のねじ孔24設けるとともに、および、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成している。なお、切替弁の作用しないところの常時吐出用の第3吐出口27を追加してもよい。
【0021】
図13を参照して、上記の第1吐出口25と第2吐出口26とを選択的に開閉するための切替弁機構27を設ける。
切替弁機構27は、切替操作ボタン6により移動操作される駆動片27の先端の弁体(球)28aを案内溝付のパッキン29に誘導させ、弁体(球)28aおよび案内溝付のパッキン29を介して、第1吐出口25と第2吐出口26とを選択的に開閉する。
【0022】
図23および図24は、第1吐出口25を「開」・第2吐出口26を「閉」とする弁作用状態を示す。
【0023】
図25および図26は、第1吐出口25を「閉」・第2吐出口26を「開」とする弁作用状態を示す。
【0024】
各部品の材質は、ステンレス、真鍮、砲金等の金属製品、樹脂製品等が適当であるが、他の材質としてもよいものである。
【0025】
実施例においては、一般浴室用として散水装置の外形を約40mmとしたが、浴室シャワー以外の各種用途にはその目的に対応して大型とすることができるものであり、各部品寸法は適宜の数値を選択できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本願第1発明の実施例を示す浴室用シャワーヘッドの側面図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】同じく散水装置の縦断面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】第1段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図である。
【図6】第2段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図7】第3段環状散水体を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図8】ベースを示し、a図は縦断面図、b図は平面図である。
【図9】リング受台を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図10】散水装置の要部の縦断面図である。
【図11】本願第2発明の実施例を示す浴室用シャワーヘッドの側面図である。
【図12】同じく要部の縦断面図である。
【図13】切替吐水板の縦断面図である。
【図14】同じく平面図である。
【図15】本願第2発明の散水装置の底面図で、環状室への第1吐出口を開とする弁作用状態で示す。
【図16】同じくの縦断面図である。
【図17】本願第2発明の散水装置の底面図で、中心室への第2吐出口を開とする弁作用状態で示す。
【図18】同じくの縦断面図である。リング受台を示し、a図は縦断面図、b図は平面図で
【図19】さらに他の実施例を示す散水装置の平面図である。
【図20】散水孔の種々の実施例を示す縦断面図である。
【図21】散水孔の吐出方向の変化を示し、a図は直進方向、b図は拡散方向、c図は中央集中方向を示す。
【符号の説明】
【0027】
1 散水装置
3 内室
3A 環状室
3B 中心室
6 切替操作ボタン
11 環状散水体
12 散水吐出口
17 散水孔
17L 大径部
17S 小径部
19 横リング溝19
20 切替吐水板
23 筒状隔壁
25 第1吐出口
26 第2吐出口
27 切替弁機構
p 開口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、
各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、
上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする、超音波水を発生する散水装置。
【請求項2】
それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、
各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、
上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入し、
複数個の環状散水体11の内部に内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設け、
切替弁機構の操作により、前記切替吐水板21の第1吐出口25と環状室3Aに通じる第2吐出口26とを選択的に開閉自在としたことを特徴とする、超音波水を発生する散水装置。
【請求項1】
それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、
各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、
上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入することを特徴とする、超音波水を発生する散水装置。
【請求項2】
それぞれ直径を異にする複数個の環状散水体11を同心円状に配置してなり、
各環状散水体11にはその上端を散水吐出口とする散水孔17を貫通しており、該散水孔17は、散水吐出口12側の大径部17Lと給水側の小径部17Sとよりなる二段構造であり、
上記散水孔17における大径部17Lの小径部17S寄りの位置に側面より外気を流入し、
複数個の環状散水体11の内部に内室を環状室3Aと中心室3Bとに区画し、中心室3Bに通じる第1吐出口25と、環状室3Aに通じる第2吐出口26とを形成した切替吐水板21を設け、
切替弁機構の操作により、前記切替吐水板21の第1吐出口25と環状室3Aに通じる第2吐出口26とを選択的に開閉自在としたことを特徴とする、超音波水を発生する散水装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
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【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2006−346513(P2006−346513A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−171861(P2005−171861)
【出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【出願人】(505205937)有限会社 イーシーテクノ (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【出願人】(505205937)有限会社 イーシーテクノ (1)
【Fターム(参考)】
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