説明

バルブ開閉表示装置

【課題】操作ハンドルの中心部におけるスピンドルの移動距離(出没量の差)が小さいものにおいてもバルブの開閉状態を確実に視認することのできるバルブ開閉表示装置を提供する。
【解決手段】バルブ開閉表示装置は、筒状の支持本体と、開閉表示部と、開閉表示部を操作する操作部とを有している。第1及び第2の操作部材41、42は、一方の端部がスピンドル102に取り付けられ、他方の端部は、筒状支持本体2のガイド部13から外方へと突出して、くの字状に折曲され、くの字状に折曲された第1及び第2の作用線部41、42の先端部が第1及び第2の表示板31、32に取り付けられ、操作ハンドル101を回転することにより生じるスピンドル102の移動により、第1及び第2の操作部材41、42が移動して、第1及び第2の表示板31、32を開状態と閉状態との間で回転させ、バルブ100の開閉を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体移送配管に設置されて作動されるゲートバルブ、ベローズバルブ等のような、バルブ開閉のための操作ハンドルの回転操作により操作ハンドルの中心部からスピンドルが出没自在に移動するスピンドルバルブにおいて、バルブの開閉を目視により確認することのできるバルブ開閉表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、石油精製プラントなどの施設においては、油、水、蒸気等の流体を移送する流体移送配管には、流体の流れを制御するために、図4に示すように、ゲートバルブ、ベローズバルブ等のような、操作ハンドル101の中心部からスピンドル102が出没自在に移動するスピンドルバルブ100が多数設置されている。
【0003】
通常、このようなバルブ100においては、バルブ本体に操作ハンドルの操作状況、或いは、弁体の開閉状況を目視し得るように、バルブの開閉表示装置が設置されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
特許文献1に記載のバルブの開閉表示装置は、「常時閉」の表示具が、全閉状態における弁棒の突出部の突出量に相当するときのみ装着できるように構成し、完全に開弁していないときは、表示具が正常に装着されない構成とされている。
【0005】
特許文献2に記載のバルブは、操作ハンドルにより回転されるスピンドルの回転を多条ねじにより角筒に伝達し、角筒が弁体を上下動させる構造とし、操作ハンドルの上面に設けた指針が操作ハンドルと共に回転し、スピンドル、角筒などの外側に配置された袋ナットに設けたマーク、或いは、弁本体に設けられたマークと一致したときに、全閉或いは全開を認識する構成とされる。
【特許文献1】特開平8−296765号公報
【特許文献2】特開2000−179744号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、スピンドルバルブであっても、例えば、ベローズバルブなどにおいては、バルブの開状態と閉状態とにおけるスピンドルの移動距離(出没量の差)(△H)(図4参照)が僅かに5mm程度とされるものがある。このような場合には、スピンドルの出没量の差を単に観察しただけでは、バルブの開閉状態を確実に視認することはできない。
【0007】
特許文献1に記載の構成は、スピンドルの移動距離(出没量の差)(△H)が5mm程度とはされているが、バルブの開状態と閉状態とを認識するには、作業者が「常時閉」の表示具をバルブに設置することが必要であり、作業性が悪い。
【0008】
また、特許文献2に記載のバルブは、スピンドルの上下方向の移動距離(H)が、5mm程度の小さいものであるとしても、その構造が複雑である。また、操作ハンドルに設けた指針と、袋ナットに設けたマーク、或いは、弁本体に設けられたマークとの一致により全閉或いは全開を認識する構成は、視認性の点で問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、操作ハンドルの中心部におけるスピンドルの移動距離(出没量の差)が小さいものにおいてもバルブの開閉状態を確実に視認することのできるバルブ開閉表示装置を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、構造が簡単で、作動が安定しており、耐久性にも優れたバルブ開閉表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は本発明に係るバルブ開閉表示装置にて達成される。要約すれば、本発明は、バルブ開閉のための操作ハンドルの回転操作により、操作ハンドルの中心部からスピンドルが出没自在に移動するバルブにおいて、バルブの開閉を目視により確認するためのバルブ開閉表示装置であって、
筒状の支持本体と、開閉表示部と、開閉表示部を操作する操作部とを有し、
前記筒状の支持本体は、軸線方向に沿って貫通穴が形成されており、前記貫通穴の一端部が前記バルブに取り付けられ、前記貫通穴の他端部は前記操作部のガイド部とされ、
前記表示部は、支持軸に取り付けられて開状態と閉状態との間で回転可能とされた第1及び第2の表示板を備えており、
前記操作部は、前記筒状支持本体の前記貫通穴を貫通して配置された第1及び第2の操作部材を備えており、
前記第1及び第2の操作部材は、一方の端部が前記スピンドルに取り付けられ、他方の端部は、前記筒状支持本体の前記ガイド部から外方へと突出して、くの字状に折曲され、
前記くの字状に折曲された第1及び第2の操作部材の先端部が前記第1及び第2の表示板に取り付けられ、
前記操作ハンドルを回転することにより生じる前記スピンドルの移動により、前記第1及び第2の操作部材が移動して、前記表示部の前記第1及び第2の表示板を開状態と閉状態との間で回転させ、バルブの開閉を表示することを特徴とするバルブ開閉表示装置である。
【0012】
本発明の一実施態様によれば、前記第1及び第2の操作部材は、弾性を有した線材にて作製される作用線部材である。
【0013】
本発明の他の実施態様によれば、前記第1及び第2の作用線部材の前記くの字状に折曲された線材部分は、(a)前記ガイド部にて拘束されることにより弾性力に抗して互いの方へと近接する方向に移動され、前記第1及び第2の表示板は、互いに180°をなす開状態から、互いが合わさった閉状態へと移動し、(b)前記ガイド部の拘束を解除されることにより弾性力にて互いに離間する方向へと移動され、前記第1及び第2の表示板は、互いが合わさった閉状態から、互いに180°をなす開状態へと移動する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、操作ハンドルの中心部におけるスピンドルの移動距離(出没量の差)が小さいものにおいてもバルブの開閉状態を確実に視認することができる。また、構造が簡単で、作動が安定しており、耐久性にも優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係るバルブ開閉表示装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0016】
実施例1
図1〜図3に、本発明に係るバルブ開閉表示装置1の一実施例を示す。
【0017】
本実施例にて、バルブ開閉表示装置1は、筒状の支持本体2と、開閉表示部3と、開閉表示部3を操作する操作部4とを備えている。
【0018】
図1(a)は、開閉表示部3が開状態を示し、図1(b)は、開閉表示部3が閉状態を示している。
【0019】
図1(a)を参照すると、筒状の支持本体2は、軸線方向に沿って貫通穴11が形成されている。貫通穴11の一端部、即ち、図1にて支持本体2の下方端部の貫通穴12には、ネジ溝が形成され、ネジ穴とされる。貫通穴11の他端部、即ち、図1(a)にて支持本体2の上方端部の貫通穴13は、小径とされ、詳しくは後述するが、図1(a)、(b)にて理解されるように、操作部4を構成する上下方向に移動する操作部材41、42のガイド部を形成している。
【0020】
支持本体2は、その下端ネジ穴12が、ハンドル押さえナット103(図4参照)の代わりに、スリーブ104に螺合固定される。つまり、本実施例では、ハンドル押さえナット103をスリーブ104から取り外し、その部分に支持本体2を取り付ける。
【0021】
勿論、支持本体2は、この方法以外の方法でバルブ100に取り付けても良い。例えば、支持本体2にネジ穴12を形成する代わりに六角形状に成形し、ハンドル押さえナット103の外周(六角形状)に嵌着させても良い。
【0022】
次に、図2(a)を参照すると、表示部3の一実施例を示す。本実施例によると、表示部3は、例えば、半径Rの略半円形状をした第1、第2の表示板31、32を備えている。第1の表示板31は、直径部の両端部に円形状に巻き込まれ、それぞれ中心に貫通穴33a、34aが形成された両端軸挿入部33、34を備えている。第2の表示板32は、第1の表示板31の両軸挿入部33、34の間に位置するようにして巻き込まれ、中心に貫通穴35aが形成された中央軸挿入部35を備えている。第1の表示板31の両端軸挿入部33、34と、第2の表示板32の中央軸挿入部35を、それぞれの貫通穴33a、34a及び35aが直線上に整列するようにして組み合わせ、各貫通穴33a、34a及び35aを挿通して支持軸36を通す。これにより、第1、第2の表示板31、32は、支持軸36を中心として回転可能とされ、互いに180°とされる開状態と、互いが合わさった閉状態との間で回転することができる。
【0023】
また、第1、第2の表示板31、32は、それぞれ、中央部に位置して、板材を巻き込んで、中心に貫通穴37a、38aが形成された支持取付部37、38が固着されている。支持取付部37、38には、次に説明するが、操作部4を構成する操作部材41、42の一端部が装着固定される。
【0024】
操作部4は、図2(b)にその一実施例が示されるが、本実施例では、弾性を有した線材にて作製される第1及び第2の操作部材、即ち、第1及び第2の作用線部材41、42を備えている。第1及び第2の作用線部材41、42は、略同形状とされ、略Y字形状に対称配置されている。第1及び第2の作用線部材41、42は、一方の端部、即ち、第1の端部41a、42aがスピンドル102に取り付けられ、他方の端部、即ち、第2の端部41b、42bは、前記筒状支持本体2のガイド部(貫通穴)13から外方へと突出している(図1(a)、(b)参照)。
【0025】
つまり、第1及び第2の作用線部材41、42は、下方端領域にて撚り合わせられて一体とされた軸部43を形成する。この軸部43を形成する第1及び第2の作用線部材41、42の内の一方が、或いは、両方の作用線部材41、42が、この軸部43から、図中下方に延在して作用線部材41、42の第1の端部41a、42aを形成する。この第1の端部41a、42aは、所定径を有した螺旋状に成形された螺旋取付部44を構成する。この螺旋取付部44は、後述するように、スピンドル102の頂部ネジ部102a(図1参照)に螺合される。場合によっては、第1の端部41a、42aは、ねじ止め、或いは、溶接などによってスピンドル頂部102aに取り付けることもできる。
【0026】
作用線部材41、42の軸部43から、図中上方に「Y字状」に拡開しながら延在する第1及び第2の作用線部材41、42は、所定の位置にて、今度は、反対方向に、即ち、「くの字」を形成するように折曲される。「くの字」に形成された線材部分45、46の先端は「U字状」に折曲され、「U字状」の線材部分47、48は、「くの字」部分45、46の線材部分に対して90°方向へと略水平方向に、或いは、垂直方向に折曲され、作用線部材41、42の第2の端部41b、42bを形成する。第2の端部41b、42bである「U字状」の線材部分47、48の先端部47a、48aは、即ち、「U字状」に折曲された線材部分の外側部分の線材47a、48aは、図2(a)に示すように、第1、第2の表示板31、32における支持取付部37、38の貫通穴37a、38aにそれぞれ挿通して固定される。つまり、線材部分47、48の先端部47a、48aは、第1、第2の表示板31、32の表示板取付部を構成する。
【0027】
上述したように、作用線部材41、42は、第1の端部41a、42aである螺旋取付部44がスピンドル102の頂部ネジ部102aに螺合して取り付けられ、第2の端部41b、42bである表示板取付部47a、48aが第1、第2表示板31、32に取り付けられる。図1(a)に示すように、筒状支持本体2の上方開口部13の直径(d)は、作用線部材41、42の「くの字」に形成された線材部分45、46の幅(W)より小とされる。
【0028】
上記構成にて、スピンドル102が最も突出した状態とされるバルブ開状態が図1(a)及び図3(a)に示される。第1、第2の表示板31、32は、支持軸36を中心として回動し、互いに180°の開状態に維持されている。
【0029】
操作ハンドル101の上面には、既設の開閉方向を示す表示プレート(銘板)105(図3をも参照)が付設されている。操作ハンドル101は、この表示プレート105で示される開或いは閉方向に従って回転操作される。
【0030】
今、バルブ100を閉状態とするために所定の方向、本実施例では、図3にて時計方向に操作ハンドル101が回転されると、スピンドル102が下方へと移動する。それにより、作用線部材41、42も又下方へと移動される。
【0031】
本実施例によると、第1及び第2の作用線部材41、42の「くの字」部分は、筒状支持本体の上方開口部、即ち、ガイド部13より上方(外側)に位置している。上述したように、「Y字状」に拡開した両線材41、42の幅(W)は、筒状支持本体2の上方開口部、即ち、ガイド部13の穴径(d)よりも大とされているので、作用線部材41、42が下方に移動するにつれて、第1及び第2の作用線部材41、42は、ガイド部13にて案内されることにより線材の弾性力に抗して拘束され、互いの方へと近接する。
【0032】
従って、図1(a)、(b)にて理解されるように、作用線部材41、42の第2の端部41b、42b、即ち、表示板取付部47a、48aも又互いの方へと近接し、それによって、第1、第2の表示板31、32は、支持軸36を中心として回動し、互いに180°とされる開状態から、次第に、互いが合わさった閉状態へと回転を始める。
【0033】
操作ハンドル101を回転することによりバルブ100が閉状態なったとき、表示部3の第1、第2の表示板31、32は、支持軸36を中心として回動し、図1(b)、及び、図3(b)に示すように、互いが合わさった閉状態となる。
【0034】
次に、バルブ100を開状態とするために所定の方向、本実施例では、図3、図4にて反時計方向に操作ハンドル101が回転されると、スピンドル102が上方へと移動する。それにより、作用線部材41、42も又上方へと移動される。
【0035】
第1及び第2の作用線部材41、42の「くの字」部分は、作用線部材41、42が上方に移動するにつれて、ガイド部13による拘束が解除され、線材41、42の弾性力にて拡開し、第1、第2の表示板31、32は互いに離間する方向へと移動され、互いが合わさった閉状態から、互いに180°をなす開状態へと移動する。
【0036】
本実施例によれば、例えば、表示板31、32の開状態の色を赤色とし、筒状支持本体2の上方開口部周辺2aの色を黄色とする。このような色分けを行っておけば、バルブ100が閉成され、表示板31、32が閉状態となったときには、作業者には黄色が視認され、バルブ100が開成され、表示板31、32が開状態となったときには、作業者には赤色が視認されることとなり、極めて、視認性に優れたものとなる。勿論、表示板31、32には、「開」などといった文字を印刷しておくことも可能である。作業者は、バルブが開成され、表示板31、32が開状態となったときには、「開」の文字を視認することができる。
【0037】
ここで、本実施例における開閉表示装置1における表示板31、32、作用線部材41、42等の具体的寸法形状の一例を示せば、次の通りである。ただ、本発明の開閉表示装置1は、これに限定されるものではない。
【0038】
・表示部
第1、第2の表示板
材質:厚さ 0.5mmのアルミ板
半径(R): 15mm
・操作部
第1、第2の作用線部材
材質:線径 1mmのステンレス線材
全高さ(H): 35mm
軸部の高さ(H1): 20mm
Y字部の高さ(H2): 5mm
くの字部の高さ(H3)長さ:15mm
Y字部の角度α: 105度
くの字部の角度β: 120度
【0039】
上記本実施例の構成によれば、バルブ100の開状態と閉状態とにおけるスピンドル102の移動距離(出没量の差)(△H)が僅かに5mm程度とされるベローズバルブにおいても、十分表示にて開閉表示が達成された。
【0040】
作用線部材41、42の寸法形状を適宜変更することにより、即ち、作用線部材41、42の軸部線材部分43、「くの字」線材部分45、46の寸法形状を変更することにより、表示部3の第1、第2の表示板31、32の開閉度合いを調整することができる。
【0041】
本実施例によれば、構造が簡単である。また、作用線部材41、42の弾性変形を利用したものであり、作動が安定している。また、錆発生の少ない、又、耐候性に優れた材料を使用することができ、耐候性及び耐久性にも優れている。
【0042】
更に、二つの表示板31、32の開閉により、色分け表示も可能であり、視認性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係るバルブ開閉表示装置の一実施例の概略構成断面図であり、図1(a)は、バルブの開状態を示し、図1(b)は、バルブの閉状態を示す。
【図2】図2(a)は、バルブ開閉表示装置の表示部の第1及び第2の表示板と、操作部の第1及び第2の作用線部材との構成を示す斜視図であり、図2(b)は、操作部の第1及び第2の作用線部材の全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るバルブ開閉表示装置の一実施例の概略構成斜視図であり、図3(a)は、バルブの開状態を示し、図3(b)は、バルブの閉状態を示す。
【図4】従来のベローズバルブの斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1 バルブ開閉表示装置
2 支持本体
3 開閉表示部
4 操作部
11 貫通穴
13 ガイド部
31、32 第1及び第2の表示板
41、42 第1及び第2の作用線部材(操作部材)
100 バルブ
101 操作ハンドル
102 スピンドル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バルブ開閉のための操作ハンドルの回転操作により、操作ハンドルの中心部からスピンドルが出没自在に移動するバルブにおいて、バルブの開閉を目視により確認するためのバルブ開閉表示装置であって、
筒状の支持本体と、開閉表示部と、開閉表示部を操作する操作部とを有し、
前記筒状の支持本体は、軸線方向に沿って貫通穴が形成されており、前記貫通穴の一端部が前記バルブに取り付けられ、前記貫通穴の他端部は前記操作部のガイド部とされ、
前記表示部は、支持軸に取り付けられて開状態と閉状態との間で回転可能とされた第1及び第2の表示板を備えており、
前記操作部は、前記筒状支持本体の前記貫通穴を貫通して配置された第1及び第2の操作部材を備えており、
前記第1及び第2の操作部材は、一方の端部が前記スピンドルに取り付けられ、他方の端部は、前記筒状支持本体の前記ガイド部から外方へと突出して、くの字状に折曲され、
前記くの字状に折曲された第1及び第2の操作部材の先端部が前記第1及び第2の表示板に取り付けられ、
前記操作ハンドルを回転することにより生じる前記スピンドルの移動により、前記第1及び第2の操作部材が移動して、前記表示部の前記第1及び第2の表示板を開状態と閉状態との間で回転させ、バルブの開閉を表示することを特徴とするバルブ開閉表示装置。
【請求項2】
前記第1及び第2の操作部材は、弾性を有した線材にて作製される作用線部材であることを特徴とする請求項1のバルブ開閉表示装置。
【請求項3】
前記第1及び第2の作用線部材の前記くの字状に折曲された線材部分は、
(a)前記ガイド部にて拘束されることにより弾性力に抗して互いの方へと近接する方向に移動され、前記第1及び第2の表示板は、互いに180°をなす開状態から、互いが合わさった閉状態へと移動し、
(b)前記ガイド部の拘束を解除されることにより弾性力にて互いに離間する方向へと移動され、前記第1及び第2の表示板は、互いが合わさった閉状態から、互いに180°をなす開状態へと移動する、
ことを特徴とする請求項2のバルブ開閉表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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