パッケージ封緘具及び封緘方法
【課題】繰り返し開閉できるが、容易には再開され得ないように閉じられるパッケージを提供する。
【解決手段】再閉可能開封表示パッケージは、パッケージの第1の封緘具(46)を開閉することにより繰り返し開閉される。パッケージを閉じ、更に開けた証拠を表示したいときは、容易には開けられ得ない第2の封緘具(50)を閉じる。再閉可能開封表示パッケージは、スライダ部材(40)が付されたジッパー封緘具(42)を含む封緘組み立て部品(38)を有する。
【解決手段】再閉可能開封表示パッケージは、パッケージの第1の封緘具(46)を開閉することにより繰り返し開閉される。パッケージを閉じ、更に開けた証拠を表示したいときは、容易には開けられ得ない第2の封緘具(50)を閉じる。再閉可能開封表示パッケージは、スライダ部材(40)が付されたジッパー封緘具(42)を含む封緘組み立て部品(38)を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、米国を除くすべての指定国については、米国法人レイノルズコンシューマープロダクツインクを出願人として、米国のみについては、米国市民ポール アダム スプラグ、及びピータ ジョン ブーランジャーを出願人として、更に、2005年11月1日に出願された米国特許仮出願第60/732,376号を基礎とする優先権を主張して、2006年10月31日付PCT国際特許出願として、出願されたものである。
【0002】
本開示は、一般的には封緘具付きパッケージに関し、特に、開封表示付き再閉可能パッケージ及び開封表示付きパッケージを使用する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
再閉可能パッケージは便利である。なぜならば、内容物を保存し、収容するために閉じられ、また封をされ得るからである。再閉可能パッケージは、何度も繰り返し開閉され得ることから有利でもある。しかし、パッケージの内容物の安全性や完全性を維持することが望まれるようないくつかの適用においては、再閉可能パッケージは、繰り返し開閉されること、また容易に再度開けられないように閉じられる得ることが望まれる。
このようにして、パッケージは開封の証拠を残す。なぜならば、パッケージは、毀損されずに再開されることができないからである。
例えば、法的手続きにも使用できる証拠をパッケージに残すことが望まれる。このことは、パッケージの中に内容物を収容するために繰り返しパッケージを開閉すること、内容物がもはやアクセスされなくなった場合は、内側に収容された証拠が、パッケージを毀損することなくアクセスされる、すなわち改ざんされることを防止するようにパッケージを閉じることを要求する。同様に、パッケージを毀損することなく再開されることを防止するように閉じられるまでは繰り返し開閉できるパッケージに、現金や証券類を収容することが望まれる。セキュリティパッケージの他の適用例も存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、繰り返し開閉できるが、容易には再開され得ないように閉じられるパッケージに対するニーズは存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(要約)
ある実施形態においては、柔軟なパッケージとともに用いられる封緘組み立て部品が開示される。この封緘組み立て部品は、1つのジッパー封緘具を有しており、このジッパー封緘具は、選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有している。このジッパー封緘具は、第1及び第2のジッパープロフィールが形成された第1及び第2の封緘具を有している。封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置へ軸上を移動し得るスライダ部材も含む。第1のジッパープロフィールが形成される第1の封緘具は、スライダ部材が第1の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。
第2のジッパープロフィールが形成される第2の封緘具は、スライダ部材が第2の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。そして、スライダ部材が、第1の軸位置にあるときは、第2の封緘具は噛み合わないように組み立てられ配置されている。
【0006】
他の実施形態においては、選択的に咬合するように組み立てられ配置され、第1及び第2のの封緘具を形成するジッパー封緘具が開示されている。第1の封緘具は、選択的に噛み合い又は分離されるように組み立てられ配置されている。そして、第2の封緘具は、選択的に噛み合い一度噛み合うと分離され得ないように組み立てられ配置されている。
【0007】
他の実施形態においては、底部、内部空間、及び内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁を含む柔軟なパッケージが開示されている。柔軟なパッケージは、開口部に封緘組み立て部品も有する。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を含み、ジッパー封緘具は、選択的に咬合するように組み立てられ配置され、第1及び第2の封緘具を形成する第1及び第2のジッパープロフィールを有する。スライダ部材は、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置へ軸上を移動し得る。
第1の封緘具は、スライダ部材が第1の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。
第2の封緘具は、スライダ部材が第2の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。そして、スライダ部材が、第1の軸位置にあるときは、第2の封緘具は噛み合わないように組み立てられ配置されている。
【0008】
更に他の実施形態においては、パッケージの使用方法が開示されている。パッケージは、内部空間及び開口部を形成する包囲壁及び開口部に位置する封緘組み立て部品を含む。
封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具及びジッパー封緘具上で操作されるスライダ部材を含む。
パッケージの使用方法には、スライダ部材を掴み、スライダ部材をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込み、スライダ部材を、第1の封緘具及び第2の封緘具を含むジッパー封緘具に当接させることが含まれる。この方法には更に、第1の封緘具を閉じ第2の封緘具を永続的に閉じるために第1の向きに向かってスライダ部材を移動することも含まれる。
【0009】
更に他の実施形態においては、柔軟なパッケージとともに使用される封緘組み立て部品が開示されている。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を有し、ジッパー封緘具は、第1及び第2の噛み合い位置に対して選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有する。
第1の噛み合い位置は、咬合されかつ選択的に分離され得る第1及び第2のジッパープロフィールを含む。第2の噛み合い位置は、咬合されかつ分離され得ない第1及び第2のジッパープロフィールを含む。スライダ部材は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へジッパー封緘具を移動させるために、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするように位置する。
【0010】
他の実施形態においては、柔軟なパッケージが開示されている。柔軟なパッケージは、底部、内部空間及び内部空間へのアクセスを供給する開口部を形成する包囲壁を含む。柔軟なパッケージは、開口部に封緘組み立て部品も有する。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を含み、ジッパー封緘具は、選択的に第1及び第2のの噛み合い位置に対して咬合するように組み立てられ配置される第1及び第2のジッパープロフィールを有する。
第1の噛み合い位置は、咬合されかつ選択的に分離され得る第1及び第2のジッパープロフィールを含む。第2の噛み合い位置は、咬合されかつ分離され得ない第1及び第2のジッパープロフィールを含む。スライダ部材は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へジッパー封緘具を移動させるために、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするように位置する。
【0011】
更に他の実施形態においては、パッケージの使用方法が開示されている。パッケージは、内部空間及び開口部を形成する包囲壁及び開口部に位置する封緘組み立て部品を含む。
封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具及びジッパー封緘具上で操作されるスライダ部材を含む。そして、ジッパー封緘具は、第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む。パッケージの使用方法には、スライダ部材を掴み、ジッパー封緘具を第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へ移動するために第1の向きに向かってスライダ部材を側面に沿って移動することを含む。
【0012】
本発明の前記要約は、本発明の例示された各実施形態を説明するためのものではない。後記する図及び詳細説明がより詳細にこれらの実施形態を例示する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(詳細な説明)
本発明は、多様なパッケージアレンジメントに対して適用可能であると信じられている。本発明は、ポリマーパッケージのシールメカニズムに使用される際に特に効果があると考えられている。このようなパッケージアレンジメントに対する適用例の説明を通じて、本発明の多様な実施形態の評価が最もよく得られる。
【0014】
(第1の実施形態)
図1は、パッケージ20を示している。パッケージ20は、典型的には柔軟なポリマーフィルムから作られる第1のパネル部22とそれに対向する第2のパネル部(図2)を含む。いくつかの製造適用例においては、パッケージ20の内側30(図2)に3方が閉じられた収納部を形成するために、第1及び第2のパネル部は、折り線に沿って折り曲げられたうえで、エッジ26、28にてヒートシールされる。折り線は、底のエッジ32となる。
代替的には、ポリマーフィルムの2つのパネル部22,24が、エッジ26、28及び底のエッジ32においてヒートシールされる。パネル部22,24は、パッケージ内部30を形成する包囲壁34を有する。開口部36を通じてパッケージ20の内部30へのアクセスがなされる。封緘組み立て部品38は、開口部36に隣接するパッケージ20の一部である。
【0015】
図2は、本開示に従って組み立てられた封緘組み立て部品38の一例を示している。封緘組み立て部品38は、スライダ部材40及びジッパー封緘具42を含む。図1には、開口部36に沿って包囲壁34に取り付けられた封緘組み立て部品38が示されている。例えば、封緘組み立て部品38は、包囲壁34に対してヒートシールされ得る。他の取り付け方法も可能である。
【0016】
ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51及び内面53も形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。第1の封緘具46と第2の封緘具50の多くの実施形態が使用可能である。第1の封緘具46の1つの使用可能な実施形態は図2に示される再閉可能封緘具である。再閉可能封緘具とは、ジッパー操作によりそのようにすることを選択されとき、繰り返し噛み合わせられ、分離され得る封緘具のことである。
図2に示される実施形態において、第1の封緘具46は、第1のジッパープロフィール44上に第1の鉤形プロフィール部材260を含み、第2のジッパープロフィール48上に第2の鉤形プロフィール部材262を含む。特にこの実施形態においては、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262は、J字形の断面を有している。
図2に示される実施形態において、第1の封緘具46は、第2のジッパープロフィール48の第1の鉤形プロフィール部材260に隣接した位置に第1の封緘ポスト264を更に含む。隙間266が第1の封緘ポスト264と第2の鉤形プロフィール部材262との間に形成されている。隙間266は、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262が噛み合うときに、第1の鉤形プロフィール部材を係入するように形状と配置が定められる。
【0017】
第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262は、選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている。特に、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262を咬合させるために第1の鉤形プロフィール部材260の端部268が、第2の鉤形プロフィール部材262の対向する端部270と噛み合う。
第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262を分離するには、第1の鉤形プロフィール部材260と第2の鉤形プロフィール部材262を変形しスライドさせて当接状態から外すのに十分な力が封緘具46に対して分離方向に働かなければならない。後記するように、いくつかの実施形態においては、スライダ部材は部材260、262を分離するために用いられる。
【0018】
第2の封緘具50もまた、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。封緘具50の多くの実施形態が使用可能である。ある使用可能な実施形態においては、封緘具50は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に沿って第1の再閉可能な封緘具46に近接している。
ある使用可能な実施形態においては、封緘具50は、図2に示される実施形態に従って組み立てられる封緘具である。図2に示される実施形態においては、第2の封緘具50は、噛み合わされた後は分離されない。
【0019】
図2、3を参照すると、封緘具50は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。第1のジッパープロフィール44は、第1の封緘部材228を有する。第1の封緘部材228は、先端がより幅の広い頭部232となっている首部230、先端が指部236となっている第1の腕部234、及び先端が指部240となっている第2の腕部238を有する。第1の封緘部材228は、第1の腕部234と第2の腕部238と離間しているとともに、これらの間に位置する。第2のジッパープロフィール48は、先端が一組の鉤部244、246となっている第1の脚部242、第1の脚部242からは距離をおいて位置し、その先端に一組の鉤部250、252を有する第2の脚部248を含む。
第2の封緘具50が図4に示すように噛み合った位置にあるとき、第2の封緘具50は、(i)第1の腕部234と第1の封緘部材228の間に位置する第1の脚部242、(ii)頭部232と第1の腕部の指部236にそれぞれ噛み合う、第1の脚部の対になった鉤部244、246、(iii)第2の腕部238と第1の封緘部材228の間に位置する第2の脚部248、及び(iv)頭部232と第2の腕部の指部240にそれぞれ噛み合う、第2の脚部の対になった鉤部250、252を含む。
【0020】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、外面51を通じて1つ又はそれ以上の第1及び第2の封緘具46、50を選択的に圧締するように組み立てられている。スライダ部材40は、図2の方向A、方向Bに示されたように、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする。
図2に示される実施形態においては、スライダ部材40は、図2の方向C、方向Dに示されたように、第1の軸位置から第2の軸位置へ移動する。スライダ部材40の多くの実施形態が使用可能である。スライダ部材40のある使用可能な実施形態の斜視図が図5に示されている。図5に示された実施形態においては、スライダ部材40は、天井壁96、天井壁96から延設される第1の側壁98、及び天井壁96から延設される第2の側壁100を含む。天井壁96は、外面104と内面106を含む。内面106は図6で明示される。
図5に示されるスライダ部材40の実施形態においては、スライダ部材40の第1の側壁98の端部200は足部202となっており、第2の側壁100の端部204は脚部206となっている。
【0021】
天井壁96、第1の側壁98及び第2の側壁100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画策される。スライダ部材40の第1及び第2の側壁98、100は、ジッパー圧締面124間の幅122を決定する。
【0022】
スライダ部材40は、第1の軸位置と第2の軸位置の間を移動し得る。図2に示された実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44に第1の外側溝部208が、第2のジッパープロフィール48に第2の外側溝部210が形成されている。第1及び第2の外側溝部208、210は、第1の封緘具46と第2の封緘具50の間に位置する。
図2、3に示されるようにスライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、第1の側壁の足部202は、第1の溝部208に収まっており、第2の側壁の足部206は、第2の溝部210に係合しており、ジッパー圧締面124は、第1の封緘具46に対して圧締力を及ぼしている。
【0023】
示されている実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44上の第1の外付け突起部212及び第2のジッパープロフィール48上の第2の外付け突起部214(図2〜4)も含む。第2の封緘具50は、第1及び第2の外付け突起部212、214と第1の封緘具46との間に位置する。
図4に示されるように、スライダ部材40が第2の軸位置にあるとき、第1の突起部212は第1の側壁の足部202と第2の封緘具50の間にあり、第2の突起部214は第2の側壁の足部206と第2の封緘具50の間にある。
【0024】
ある実施形態においては、スライダ部材40は、鋤部すなわちスプリッタ120を含む。スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿って図2のBの方向にスライドするとき、ジッパー封緘具42を少なくとも部分的に分離するように、スプリッタ120は組み立てられている。
スプリッタ120のある実施形態が図6に示されている。示されているスプリッタ120は、天井壁96の内面106から延設されており、一般的には楔形をしている。スプリッタ120は、内面106からスプリッタ120が突き出た距離として定義されるスプリッタの深さ121によって特徴付けられる。スライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、スプリッタ120が第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53には当接するが、第1及び第2の封緘具46、50には当接しないように、スプリッタの深さ121は決定される。
内面53に対して分離する方向の力を及ぼしながらスライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿って第1の向きとは反対の第2の向きにスライドするとき、第1の封緘具46を分離するように、スプリッタ120は組み立てられ配置されている。第2の封緘具50が閉じられている場合、第1及び第2のジッパープロフィール44、48は十分な硬さを有しないので、スライダ部材40が第2の向きに向かってジッパー封緘具42に沿って移動するとき内面53に対する分離力が第2の封緘具50を分離することはない。
【0025】
使用時、スライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、スライダ部材40のジッパー圧締面124(図5)は、ジッパー封緘具42の外面51(図2)と噛み合い、第1の封緘具46の近傍で外面51に沿ってスライド可能なように配置される。スライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿って図2の方向Aに向かってスライドするとき、ジッパー圧締面124は、一般的に外面51に沿ってジッパー封緘具42に当接し、第1の封緘具46に対して絞り込む力すなわち圧締力を及ぼす。この力が第1及び第2のの鉤形プロフィール部材260、262を咬合させる。
【0026】
ユーザは、スライダ部材40が第1の軸位置にある間はスライダ部材40を掴み、それをBの方向にジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドさせることによって、第1の封緘具46を第1の噛み合い位置から分離することができる。スプリッタ120は、第1及び第2のジッパープロフィール46、50に対し、第1の封緘具46を分離するのに充分な分離力を及ぼす。代替的にユーザは、封緘組み立て部品38を掴んで分離方向に充分な力を手動で及ぼしてもかまわない。
【0027】
スライダ部材40が第2の軸位置にあり、図2に示されるようにジッパー封緘具42上を方向Dに向かって移動するとき、スライダ部材40のジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42の外面51と噛み合い、第1の封緘具46と第2の封緘具50の両者の近傍で外面51に沿ってスライド可能なように配置される。図2のAの方向にスライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドするとき、ジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42と当接し、第1の封緘具46及び第2の封緘具50に対して圧縮する力すなわち圧締力を及ぼす。その結果、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262が噛み合うように第1の封緘具46を噛み合わせ、第2の封緘具50も噛み合せる。
示された実施形態において、第2の封緘具50が噛み合っているとき、(i)第1の脚部242は、第1の腕部234と第1の封緘部材228の間に位置し、(ii)第1の脚部242の対になった鉤部244、246は、頭部232と第1の腕部の指部236にそれぞれ噛み合い、(iii)第2の脚部248は、第2の腕部238と第1の封緘部材228の間に位置し、及び(iv)第2の脚部248の対になった鉤部250、252は、頭部232と第2の腕部の指部240にそれぞれ噛み合う。
このようにして第1及び第2の封緘具46、50が噛み合った後、ジッパー封緘具42から取り外され廃棄され得るようにスライダ部材の形状が決められる。一度第2の封緘具50が噛み合うと、第2の封緘具は容易には分離され得ない。
【0028】
(第2の実施形態)
封緘組み立て部品38の多くの他の実施形態が使用可能である。1つの使用可能な実施形態が、図7、8に示されている。図7、8に示される実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。これらは、第1の封緘具46と第2の封緘具50を形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は、選択的に交合するように組み立てられ配置されている。第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置において形成されている。第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置において形成されている。
図7に示される封緘具46の実施形態は、再閉可能な封緘具である。再閉可能とは、封緘具46はジッパーの操作によりそのように選択された時は、繰り返し噛み合わされ分離され得ることを意味する。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51を含む。
図7、図8において示される実施形態においては、第1のジッパープロフィール44は、複数の第1の封緘部材400を含む。第1の封緘部材400のそれぞれは、1つの脚部402を含み、その脚部402の終端から足部の第1の対404、406が延設され、その脚部402の足部の第1の対404、406から離間した位置に足部の第2の対408、410が付されている。
図9に示されるように、第2のジッパープロフィール48は、複数の第2の封緘部材414を含む。第2の封緘部材414のそれぞれは、1つの腕部416を含み、その腕部416の終端から指部の第1の対418、420が延設され、その腕部416の指部の第1の対418、420から離れた部分に指部の第2の対422、424が付されている。一般的には、足部の第2の対408、410と指部の第2の対422、424は、足部の第1の対404、406と指部の第1の対418、420よりも剛性が大きい。
【0029】
ある実施形態においては、第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対404、406のそれぞれは矢の形をしており、第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対418、420のそれぞれも矢の形をしている。いくつかの実施形態においては、第1及び第2の封緘部材400、414のそれぞれは、潤滑剤を含む物質を含む。例えば、第1及び第2の封緘部材400、414は、表面潤滑性を供給するために、製造後およそ2時間から24時間の間表面に塗られる油脂を含む物質を含んでもよい。
【0030】
図10、11に示される封緘組み立て部品38の実施形態において、複数の第1の封緘部材400は、少なくとも第1の脚部402aを含み、更には、足部404a、406a、408a、410a及び第2の脚部402bを含み、更には、足部404b、406b、408b、410bを含む。複数の第2の封緘部材414は、少なくとも第1の腕部416aを含み、更には、指部418a、420a、422a、424a及び第2の腕部416bを含み、更には、指部418b、420b、422b、424bを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図10)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第1の足部406b、
(iii)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第1の足部404a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部406aを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図11)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第2の足部410b、
(iii)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第2の足部408a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部410aを含む。
【0031】
図12、13に示される他の実施形態において、複数の第1の封緘部材は、更には少なくとも第3の脚部402cを含み、更には、第1の足部404c、406c、及び第2の足部408c、410cを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図12)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1及び第3の脚部402a、402cの間に位置する第2の腕部416bのような少なくとも1つの第2の封緘部材414、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第1の足部406b、
(iv)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第1の足部404a、
(v)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部406a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部420bと第2の腕部の第2の指部424bの間に位置する第3の脚部の第1の足部404cを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図13)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1及び第3の脚部402a、402cの間に位置する第2の腕部416bのような少なくとも1つの第2の封緘部材414、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第2の足部410b、
(iv)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第2の足部408a、
(v)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部410a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部420bと第2の腕部の第2の指部424bの間に位置する第3の脚部の第2の足部408cを含む。
【0032】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、第1及び第2の封緘具46、50のうちの1つ又はそれ以上を、外面51を通じて選択的に圧締するように組み立てられている。
図14の方向A及び方向Bによって示されるように、スライダ部材40は、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする位置にある。図15には、スライダ部材40の使用可能な実施形態の斜視図が示されている。図15に示されている実施形態においては、スライダ部材40は、天井壁96、天井壁96から延設される第1の側壁98、天井壁96から延設される第2の側壁100を含む。天井壁96は、外面104及び内面106を含む。図15に示されるスライダ40の実施形態においては、スライダ部材40の第1の側壁98は、足部202の付された端部200を形成し、第2の側壁100は、足部206の付された端部204を形成する。
【0033】
天井壁96、第1の側壁98及び第2の側壁100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画定される。スライダ40の第1及び第2の側壁98、100は、ジッパー圧締面124間の幅を決定する第1の幅122を画定する。第1及び第2の側壁98、100がジッパー封緘具42の少なくとも一部を圧締するように、第1の幅122が決められる。
【0034】
第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を実現するための多くの使用可能な実施形態が存在する。図7、14に示されている実施形態においては、図10、12に示されるように、封緘組み立て部品38を掴み、ジッパー封緘具が第1の噛み合い位置に入るのに充分な圧締力を手動で及ぼすことにより、ユーザは第1の噛み合い位置を実現する。第1の噛み合い位置に入るためには、第1の足部406bと第1の指部418b、第1の足部404aと第1の指部420a、及び第1の足部406aと第1の指部418bのそれぞれが変形した上で相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
典型的には、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に入れるのに必要な力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるためには不充分である。なぜならば、足部の第1の対404、406及び指部の第1の対418、420は、足部の第2の対408、410及び指部の第2の対422、424ほどには剛性が大きくないからである。
【0035】
ユーザは、封緘組み立て部品38を掴み分離方向に向かって充分な力を手動で及ぼすことによって第1の封緘具46を分離し得る。
【0036】
ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ40をスライドすることによって、第2の噛み合い位置が実現される。スライダ40のジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるための圧締力をジッパー封緘具の外面51に対して及ぼす。
図12、13に示される実施形態においては、第2の噛み合い位置に入るためには以下の条件を満たす必要がある。
(i)第2の足部410b及び第1の指部418aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ii)第1の足部406b及び第2の指部422aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iii)第2の足部408a及び第1の指部420aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iv)第1の足部404a及び第2の指部424aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(v)第1の足部406a及び第2の指部422bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vi)第1の足部404c及び第2の指部424bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vii)第2の足部410b及び第1の指部418aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(viii)第2の足部408a及び第1の指部420aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ix)第2の足部410a及び第1の指部418bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(x)第2の足部408c及び第1の指部420bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
足部の第2の対408、410及び指部の第2の対422、424は、比較的剛性が大きいので、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、ジッパー封緘具42は容易には分離され得ない。加えて、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、スライダ40は封緘組み立て部品38から取り外され得る。
【0037】
(第3の実施形態)
封緘具38の他の多くの使用可能な実施形態が存在する。1つの使用可能な実施形態が図16〜18に示されている。図16〜18に示される実施形態において、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。これらは第1の封緘具46と第2の封緘具50を形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。
第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置によって形成され、第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置によって形成される。ある実施形態においては、第1の封緘具46は、再閉可能な封緘具であり、第2の封緘具50は、一度噛み合うと容易には分離され得ない封緘具である。再閉可能な封緘具とは、ジッパー操作の選択によって繰り返し噛み合い分離されることが可能な封緘具である。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51、内面53及び複数の突起帯部55を形成する。
【0038】
図18、図19に示される実施形態において、第1のジッパープロフィール44は複数の第1の封緘部材300を含む。
第1の封緘部材300のそれぞれは、1つの脚部302を含み、その脚部302の終端から足部の第1の対304、306が延設され、その脚部302の足部の第1の対304、306から離れた部分に足部の第2の対308、310が付されている。
図20を参照すると、第2のジッパープロフィール48は、複数の第2の封緘部材314を含む。第2の封緘部材314のそれぞれは、1つの腕部316を含み、その腕部316の終端から指部の第1の対318、320が延設され、その腕部316の指部の第1の対318、320から離れた部分に指部の第2の対322、324が付されている。一般的に、足部の第2の対308、310と指部の第2の対322、324は、足部の第1の対304、406と指部の第1の対318、320よりも剛性が大きい。好ましくは、突起帯部55のそれぞれは、内面53に付された各足部302又は各腕部316を裏打ちする外面51上の位置に配置される。
【0039】
ある実施形態においては、第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対304、306のそれぞれは矢の形をしており、第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対318、320のそれぞれも矢の形をしている。いくつかの実施形態においては、第1及び第2の封緘部材300、314のそれぞれは、潤滑剤を含む物質を含む。例えば、第1及び第2の封緘部材300、314は、表面潤滑性を供給するために、製造後およそ2時間から24時間までに表面に塗られる油脂を含む物質を含んでもよい。
【0040】
図21、22に示される封緘組み立て部品38の実施形態において、複数の第1の封緘部材300は、少なくとも第1の脚部302aを含み、更には、足部304a、306a、308a、310a及び第2の脚部302bを含み、更には、足部304b、306b、308b、310bを含む。複数の第2の封緘部材314は、少なくとも第1の腕部316aを含み、更には、指部318a、320a、322a、324a及び第2の腕部316bを含み、更には、指部318b、320b、322b、324bを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図21)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第1の足部306b、
(iii)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第1の足部304a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部306aを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図22)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第2の足部310b、
(iii)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第2の足部308a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部310aを含む。
【0041】
図23、24に示される他の実施形態において、複数の第1の封緘部材は、更には少なくとも第3の脚部302cを含み、更には、第1の足部304c、306c、及び第2の足部308c、310cを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図23)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1及び第3の脚部302a、302cの間に位置する第2の腕部316bのような少なくとも1つの第2の封緘部材314、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第1の足部306b、
(iv)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第1の足部304a、
(v)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部306a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部320bと第2の腕部の第2の指部324bの間に位置する第3の脚部の第1の足部304cを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図24)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1及び第3の脚部302a、302cの間に位置する第2の腕部316bのような少なくとも1つの第2の封緘部材314、
(iii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第2の足部310b、
(iv)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第2の足部308a、
(v)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部310a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部320bと第2の腕部の第2の指部324bの間に位置する第3の脚部の第2の足部308cを含む。
【0042】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、第1及び第2の封緘具46、50のうちの1つ又はそれ以上を、外面51を通じて選択的に圧締するように組み立てられている。図17の方向A及び方向Bによって示されるように、スライダ部材40は、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする位置にある。図25には、スライダ部材40の使用可能な実施形態の斜視図が示されている。
図25に示されている実施形態においては、スライダ部材40は、封緘組み立て部品38の上部に沿ってスライドする位置にある天井壁96、天井壁96に付属し、封緘組み立て部品38の側面に沿ってスライドする位置にある第1の側壁98、及び、天井壁96に付属し、ジッパー封緘具42の側面に沿って図17の方向A及びBの向きにスライドする位置にある第2の側壁100を含む。天井壁96、第1の側壁98及び第2の100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画定される。スライダ部材40は、天井壁96の少なくとも一部に固定されているクリップ108、及び第2の側壁100を更に含む。
クリップ108は、図17に示されている方向C及び方向Dの方向に向かって、第1の位置から第2の位置に移動可能である。第1の位置は、クリップ108がジッパー封緘具42から離れている状態を含む。第2の位置は、クリップ108がジッパー封緘具42と噛み合っている状態を含む。
【0043】
クリップ108の多くの実施形態が可能である。図25に、クリップ108の1つの実施形態の斜視図が示されている。図25に示された実施形態において、クリップ108は、第1の壁110、第1の壁110から延設される第1の脚部112、及び第1の壁110から延設される第2の脚部114を含む。図25にて示される実施形態は、天井壁96固定されたクリップ108を示している。スライダ部材40の天井壁96をクリップの第1の壁100に固定する可動ヒンジ116がこの実施形態には示されている。
【0044】
示されている実施形態において、スライダ部材40の天井壁96は、天井壁96を貫通する開口部118を含む。スライダ部材40の第1及び第2の脚部112、114が空洞102の中に入り込むように開口部118の大きさが決められる。スライダ部材40の第1の側壁98は、クリップ108の第1の脚部112を受容する第1の溝部134を形成する。スライダ部材40の第2の側壁100は、クリップ108の第2の脚部114を受容する第2の溝部136を形成する。
【0045】
クリップ108は、図25に示される第1の位置から、図26に示される第2の位置に移動可能である。第1の位置では、クリップ108は作用外である。第2の位置では、クリップ108は、ジッパー封緘具42と噛み合う位置にある。図25に示される実施形態において、クリップ108の第1の位置では、第1及び第2の脚部112、114は、開口部118の外側にあり、クリップの第1の壁110は、天井壁96に対してある角度をなしている。
クリップ108が第2の位置にあるとき、第1及び第2の脚部112、114は、少なくとも一部が空洞102の中に入り込み、第2の封緘具に当接され、クリップの第1の壁110は、天井壁96に当接する。特に示された実施形態においては、第1及び第2の脚部112、114は、実質的に全体が空洞102の中に入り込んでおり、クリップの第1の壁110は、天井壁96に当接している。天井壁96の開口部118を貫通してクリップ108を移動することによってクリップ108は第2の位置に運ばれる。
【0046】
ある実施形態においては、スライダ40の第1及び第2の壁98、100は、複数の第1のジッパー圧締領域127を形成する複数の溝部127を形成する。第1のジッパー圧締領域127は、スライダ40がジッパー封緘具42に沿ってスライドし、第1及び第2のジッパープロフィール44、48を第1の噛み合い位置に入れるときに突起帯部55に対して充分な圧力を及ぼすようにサイズが決められる。
さらに、クリップ108の第1及び第2の側壁112、114は、第2のジッパー圧締領域129を決定する第2の幅123を決定する。スライダ40がジッパー封緘具42に沿ってスライドし、第1及び第2のジッパープロフィール44、48を第2の噛み合い位置に入れるとき、突起帯部55に対し充分な力を及ぼすように第2のジッパー圧締領域129のサイズが決められる。
【0047】
ある実施形態においては、スライダ部材40は、鋤すなわちスプリッタ120を含む。スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿ってスライドするとき、ジッパー封緘具42の少なくとも一部を分離するようにスプリッタ120が組み立てられ配置されている。
図27に、スプリッタ120の1つの実施形態が示されている。示されているスプリッタ120は、天井壁96の内面106から延設されており、一般的には楔形をしている。スプリッタ120は、スプリッタ120が内面106から突起した距離であるスプリッタの深さ121によって特徴付けられる。スプリッタ120が第1の又は第2の封緘46、50に当接しないように、スプリッタの深さは決められる。
スライダ部材40が第1の向きとは反対の第2の向きにジッパー封緘具42の側面に沿って移動するとき、図17の方向Bに向かって内面53に対して分離方向に力を及ぼすことによって第1の封緘具46を分離するように、スプリッタ120は組み立てられ配置されている。スライダ部材40が第2の向きに向かってジッパー封緘具42に沿って移動するとき、第2の封緘50に対して充分な分離力を及ぼさないようにスプリッタ120の形状が決められる。
【0048】
使用時、ユーザは、クリップ108を第1の位置に維持してスライダ40を掴み、第1の向きAに向かってジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ部材40をスライドすることにより、第1の噛み合い位置を実現する。すると、スライダ40の側壁98、100上の溝部125から第1及び第2のジッパープロフィールの突起帯部55に対して圧締力が作用する。この圧締力は、第1の封緘具46を第1の噛み合い位置に入れるのに充分である。
第1の噛み合い位置に入るためには、第1の足部306bと第1の指部318b、第1の足部304aと第1の指部320a、及び第1の足部306aと第1の指部318bのそれぞれが変形した上で相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
典型的には、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に入れるのに必要な力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるためには不充分である。なぜならば、足部の第1の対304、306及び指部の第1の対318、320は、足部の第2の対308、310及び指部の第2の対322、324ほどには剛性が大きくないからである。
【0049】
ユーザは、クリップ108を第1の位置に維持したままスライダ40を掴み、ジッパー封緘具42の側面に沿って方向Bに向かってスライダ40をスライドすることにより。第1の封緘具46を第1の噛み合い位置から分離し得る。スプリッタ120は、第1の封緘具46を分離するのに充分な分離力を、第1及び第2のジッパープロフィール46、50の内面53に対して及ぼす。代替的にユーザは、封緘組み立て部品38を掴み、分離方向に充分な力を手動で及ぼすことによって第1の封緘具46を分離し得る。
【0050】
第2の噛み合い位置は、クリップ108を掴み、開口部118を通じ、第1及び第2の溝部134、136の内側の第2の位置にクリップ108を落とし込むことによって実現される。ユーザは、このとき、スライダ40を掴み、第1の向きA又は第2の向きBの何れかに向かって、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ40をスライドする。このことが、クリップ108の第2の圧締領域129から第1及び第2のジッパープロフィール44、48の突起帯部55に対する圧締力を発生させる。この圧締力は、第1の封緘具46が第1の噛み合い位置に入り込み、第2の封緘具50が第2の噛み合い位置に入り込むために充分である。
図23、24に示される実施形態においては、第2の噛み合い位置に入るためには以下の条件を満たす必要がある。
(i)第2の足部310b及び第1の指部318aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ii)第1の足部306b及び第2の指部322aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iii)第2の足部308a及び第1の指部320aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iv)第1の足部304a及び第2の指部324aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(v)第1の足部306a及び第2の指部322bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vi)第1の足部304c及び第2の指部324bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vii)第2の足部310b及び第1の指部318aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(viii)第2の足部308a及び第1の指部320aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ix)第2の足部310a及び第1の指部318bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(x)第2の足部308c及び第1の指部320bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
足部の第2の対308、310及び指部の第2の対322、324は、比較的剛性が大きいので、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、ジッパー封緘具42は容易には分離され得ない。加えて、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、スライダ40は封緘組み立て部品38から取り外され得る。
【0051】
(第4の実施形態)
他の実施形態において、パッケージ20を使用する方法が開示されている。図1を参照すると、パッケージ20は、内部空間30を形成する包囲壁34、開口部36、及び開口部36に位置する封緘組み立て部品38を含む。封緘組み立て部品38は、ジッパー封緘具42、及びジッパー封緘具42上に操作可能に取り付けられたスライダ部材40を含む。ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1及び第2の封緘具46、50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。ある実施形態においては、第2の封緘具50は、噛み合った後は分離され得ない。
【0052】
ある実施形態においては、この方法は、スライダ部材40を掴み、スライダ部材40を図2の方向Dに向かってジッパー封緘具42に対して軸方向に押し込み、ジッパー封緘具42に対してスライダ部材40を噛み合わせるステップを含む。この方法では、ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を含む。
図2に示される実施形態において、スライダ部材は足部202が付された端部200及び足部206が付された端部204を含む。さらに、ジッパー封緘具は、第1及び第2の外付け突起部212、214を含む。スライダ部材40をジッパー封緘具42に対して軸方向に押し込むと、足部202、206は、突起部212、214を乗り越えて移動する。
この方法は、第1の封緘具46を閉じ、かつ、第2の封緘具50を永続的に閉じるために第1の向きに向かって側面的にスライダ部材40を移動するステップをさらに含む。スライダ部材40は、スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿ってスライドするとき第1及び第2のジッパープロフィール44、48の両者に対して圧締力を及ぼすジッパー圧締領域124を有する。この圧締力は、第2の封緘具50を噛み合わせるのに充分である。第2の封緘具50は、ある実施形態においては、一度噛み合った後は分離され得ない。
【0053】
この方法の他の実施形態において、スライダ部材40をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込むステップの前に、この方法は、図2の方向Aのように第1の向きに向かって側面的にスライダ部材40を移動して、第1の封緘具46のみを閉じ、第2の封緘具50は閉じずにおくステップを含む。
図2に示される実施形態において、スライダ部材40をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込む前に、スライダ40の足部202、206は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に沿った溝部208、210の中に入り込んでいる。スライダ部材40がこの位置にあるとき、ジッパー圧締領域124は、第1の封緘具46の近傍にあるが、第2の封緘具50の近傍にはない。スライダ部材40が第1の向きに向かって側面的に移動するとき、圧締力は第1の封緘具46に対してのみ及び、第1の封緘具46のみを閉じ、第2の封緘具50を閉じることはない。
【0054】
この方法の更なる実施形態において、第1の封緘具46のみを閉じ第2の封緘具50を閉じないでおくためにスライダ部材40を側面的に第1の向きに移動するステップの後かつ、スライダ部材40を軸方向に押し込む前に、スライダ部材40は第1の封緘具46を開けるために、図2の方向Bのように、第1の向きとは反対の第2の向きに向かって側面的に移動される。
ある実施形態においては、スライダ40は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53に当接するように配置された楔形スプリッタ120を含む。スライダ40が図2の方向Bのような方向に移動されるとき、スプリッタ120は内面53に対して分離力を及ぼし、第1の封緘具46を分離させる。
【0055】
(第5の実施形態)
他の実施形態において、パッケージ20を使用する方法が開示されている。図16を参照すると、パッケージ20は、内部空間30を形成する包囲壁34、開口部36、及び開口部36に位置する封緘組み立て部品38を含む。封緘組み立て部品38は、ジッパー封緘具42、及びジッパー封緘具42上を操作可能なスライダ部材40を含む。ジッパー封緘具は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1の封緘具46及び第2の封緘具50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。ジッパー封緘具42は、第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む。第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置によって形成され、第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置によって形成される。
ある実施形態においては、第1の封緘具46は、再閉可能な封緘具であり、第2の封緘具50は、一度噛み合うと容易には分離され得ない封緘具である。スライダ部材40は、図25示されるジッパー圧締領域127のようなジッパー圧締領域を含む。スライダ部材40は、第1の位置から第2の位置に移動可能なクリップ108も含む。
図25に示される実施形態において、クリップ108は、1組の脚部112、114を有する。この1組の脚部112、114はそれらの間にジッパー圧締領域124を決定する。図16に示される実施形態において、クリップ108が第1の位置にあるとき、クリップ108はジッパー封緘具42に当接していない。図26に示される実施形態において、クリップ108が第2の位置にあるとき、脚部112、114は、ジッパー圧締領域124がジッパー封緘具42に当接しないように配置される。
【0056】
この方法は、クリップ108を第2の位置に維持し、ジッパー封緘具を第1の噛み合い位置に維持したままスライダ部材40を掴み、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって移動し、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置にジッパー封緘具42を移動するステップを含む。スライダ部材40が第1の向きに向かって移動するとき、クリップ108のジッパー圧締面124は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に対して圧締力を及ぼし、その結果、ジッパー封緘具42は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置に入り込む。ジッパー圧締面127によって及ぼされる圧締力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるのに充分である。
【0057】
この方法の他の実施形態において、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置に移動するステップの前に、この方法は、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップを含む。
【0058】
この方法の他の実施形態において、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップの前に、この方法は、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に移動するステップを含む。クリップ108が第1の位置にあり、かつスライダ部材40が第1の向きに側面的に移動するとき、スライダ40のジッパー圧締面127は、ジッパー封緘具42に対して圧締力を及ぼし、その結果、ジッパー封緘具42は第1の噛み合い位置に入り込む。しかしながら、面127によって及ぼされる圧締力は、ジッパー封緘具を第2の噛み合い位置に入り込ませるには不充分である。
【0059】
更に他の実施形態において、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップの前に、この方法は、スライダ部材40を図17の方向Bのような第2の向きに側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置から分離するステップを含む。
ある実施形態においては、スライダ40は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53に当接するように配置されている楔形のスプリッタ120を含む。スライダ部材40が図17の方向Bのような方向に向かって移動するとき、スプリッタ120は、内面53に対して分離力を及ぼし、第1の封緘具46が分離される。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】ジッパー封緘具とスライダ部材を含む封緘組み立て部品を有するパッケージの斜視図である。
【図2】図1に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図3】スライダ部材が第1の軸位置にある、図1に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図4】スライダ部材が第2の軸位置にある、図1に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図5】図1に示されたスライダ部材の斜視図である。
【図6】図1に示されたスライダ部材の代替的な斜視図である。
【図7】ジッパー封緘具の代替的実施形態の断面図である。
【図8】図7に示されたジッパー封緘具の第1のジッパープロフィールの断面図である。
【図9】図7に示されたジッパー封緘具の第2のジッパープロフィールの断面図である。
【図10】第1の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図11】第2の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図12】第1の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図13】第2の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図14】図7に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図15】図14に示されたジッパー封緘具のスライダ部材の斜視図である。
【図16】封緘組み立て部品の代替的な実施形態を有するパッケージの斜視図である。
【図17】図16に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図18】図16に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図19】図18に示されたジッパー封緘具の第1のジッパープロフィールの断面図である。
【図20】図18に示されたジッパー封緘具の第2のジッパープロフィールの断面図である。
【図21】第1の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図22】第2の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図23】第1の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図24】第2の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図25】クリップが作用外の第1の位置にある、図16に示されたスライダの斜視図である。
【図26】クリップが作用する第2の位置にある、図16に示されたスライダの斜視図である。
【図27】図16に示されたスライダの代替的な斜視図である。
【技術分野】
【0001】
本願は、米国を除くすべての指定国については、米国法人レイノルズコンシューマープロダクツインクを出願人として、米国のみについては、米国市民ポール アダム スプラグ、及びピータ ジョン ブーランジャーを出願人として、更に、2005年11月1日に出願された米国特許仮出願第60/732,376号を基礎とする優先権を主張して、2006年10月31日付PCT国際特許出願として、出願されたものである。
【0002】
本開示は、一般的には封緘具付きパッケージに関し、特に、開封表示付き再閉可能パッケージ及び開封表示付きパッケージを使用する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
再閉可能パッケージは便利である。なぜならば、内容物を保存し、収容するために閉じられ、また封をされ得るからである。再閉可能パッケージは、何度も繰り返し開閉され得ることから有利でもある。しかし、パッケージの内容物の安全性や完全性を維持することが望まれるようないくつかの適用においては、再閉可能パッケージは、繰り返し開閉されること、また容易に再度開けられないように閉じられる得ることが望まれる。
このようにして、パッケージは開封の証拠を残す。なぜならば、パッケージは、毀損されずに再開されることができないからである。
例えば、法的手続きにも使用できる証拠をパッケージに残すことが望まれる。このことは、パッケージの中に内容物を収容するために繰り返しパッケージを開閉すること、内容物がもはやアクセスされなくなった場合は、内側に収容された証拠が、パッケージを毀損することなくアクセスされる、すなわち改ざんされることを防止するようにパッケージを閉じることを要求する。同様に、パッケージを毀損することなく再開されることを防止するように閉じられるまでは繰り返し開閉できるパッケージに、現金や証券類を収容することが望まれる。セキュリティパッケージの他の適用例も存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、繰り返し開閉できるが、容易には再開され得ないように閉じられるパッケージに対するニーズは存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(要約)
ある実施形態においては、柔軟なパッケージとともに用いられる封緘組み立て部品が開示される。この封緘組み立て部品は、1つのジッパー封緘具を有しており、このジッパー封緘具は、選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有している。このジッパー封緘具は、第1及び第2のジッパープロフィールが形成された第1及び第2の封緘具を有している。封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置へ軸上を移動し得るスライダ部材も含む。第1のジッパープロフィールが形成される第1の封緘具は、スライダ部材が第1の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。
第2のジッパープロフィールが形成される第2の封緘具は、スライダ部材が第2の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。そして、スライダ部材が、第1の軸位置にあるときは、第2の封緘具は噛み合わないように組み立てられ配置されている。
【0006】
他の実施形態においては、選択的に咬合するように組み立てられ配置され、第1及び第2のの封緘具を形成するジッパー封緘具が開示されている。第1の封緘具は、選択的に噛み合い又は分離されるように組み立てられ配置されている。そして、第2の封緘具は、選択的に噛み合い一度噛み合うと分離され得ないように組み立てられ配置されている。
【0007】
他の実施形態においては、底部、内部空間、及び内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁を含む柔軟なパッケージが開示されている。柔軟なパッケージは、開口部に封緘組み立て部品も有する。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を含み、ジッパー封緘具は、選択的に咬合するように組み立てられ配置され、第1及び第2の封緘具を形成する第1及び第2のジッパープロフィールを有する。スライダ部材は、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置へ軸上を移動し得る。
第1の封緘具は、スライダ部材が第1の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。
第2の封緘具は、スライダ部材が第2の軸位置にあり、第1の向きに向かってジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されている。そして、スライダ部材が、第1の軸位置にあるときは、第2の封緘具は噛み合わないように組み立てられ配置されている。
【0008】
更に他の実施形態においては、パッケージの使用方法が開示されている。パッケージは、内部空間及び開口部を形成する包囲壁及び開口部に位置する封緘組み立て部品を含む。
封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具及びジッパー封緘具上で操作されるスライダ部材を含む。
パッケージの使用方法には、スライダ部材を掴み、スライダ部材をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込み、スライダ部材を、第1の封緘具及び第2の封緘具を含むジッパー封緘具に当接させることが含まれる。この方法には更に、第1の封緘具を閉じ第2の封緘具を永続的に閉じるために第1の向きに向かってスライダ部材を移動することも含まれる。
【0009】
更に他の実施形態においては、柔軟なパッケージとともに使用される封緘組み立て部品が開示されている。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を有し、ジッパー封緘具は、第1及び第2の噛み合い位置に対して選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有する。
第1の噛み合い位置は、咬合されかつ選択的に分離され得る第1及び第2のジッパープロフィールを含む。第2の噛み合い位置は、咬合されかつ分離され得ない第1及び第2のジッパープロフィールを含む。スライダ部材は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へジッパー封緘具を移動させるために、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするように位置する。
【0010】
他の実施形態においては、柔軟なパッケージが開示されている。柔軟なパッケージは、底部、内部空間及び内部空間へのアクセスを供給する開口部を形成する包囲壁を含む。柔軟なパッケージは、開口部に封緘組み立て部品も有する。封緘組み立て部品は1つのジッパー封緘具を含み、ジッパー封緘具は、選択的に第1及び第2のの噛み合い位置に対して咬合するように組み立てられ配置される第1及び第2のジッパープロフィールを有する。
第1の噛み合い位置は、咬合されかつ選択的に分離され得る第1及び第2のジッパープロフィールを含む。第2の噛み合い位置は、咬合されかつ分離され得ない第1及び第2のジッパープロフィールを含む。スライダ部材は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へジッパー封緘具を移動させるために、ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするように位置する。
【0011】
更に他の実施形態においては、パッケージの使用方法が開示されている。パッケージは、内部空間及び開口部を形成する包囲壁及び開口部に位置する封緘組み立て部品を含む。
封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具及びジッパー封緘具上で操作されるスライダ部材を含む。そして、ジッパー封緘具は、第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む。パッケージの使用方法には、スライダ部材を掴み、ジッパー封緘具を第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置へ移動するために第1の向きに向かってスライダ部材を側面に沿って移動することを含む。
【0012】
本発明の前記要約は、本発明の例示された各実施形態を説明するためのものではない。後記する図及び詳細説明がより詳細にこれらの実施形態を例示する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(詳細な説明)
本発明は、多様なパッケージアレンジメントに対して適用可能であると信じられている。本発明は、ポリマーパッケージのシールメカニズムに使用される際に特に効果があると考えられている。このようなパッケージアレンジメントに対する適用例の説明を通じて、本発明の多様な実施形態の評価が最もよく得られる。
【0014】
(第1の実施形態)
図1は、パッケージ20を示している。パッケージ20は、典型的には柔軟なポリマーフィルムから作られる第1のパネル部22とそれに対向する第2のパネル部(図2)を含む。いくつかの製造適用例においては、パッケージ20の内側30(図2)に3方が閉じられた収納部を形成するために、第1及び第2のパネル部は、折り線に沿って折り曲げられたうえで、エッジ26、28にてヒートシールされる。折り線は、底のエッジ32となる。
代替的には、ポリマーフィルムの2つのパネル部22,24が、エッジ26、28及び底のエッジ32においてヒートシールされる。パネル部22,24は、パッケージ内部30を形成する包囲壁34を有する。開口部36を通じてパッケージ20の内部30へのアクセスがなされる。封緘組み立て部品38は、開口部36に隣接するパッケージ20の一部である。
【0015】
図2は、本開示に従って組み立てられた封緘組み立て部品38の一例を示している。封緘組み立て部品38は、スライダ部材40及びジッパー封緘具42を含む。図1には、開口部36に沿って包囲壁34に取り付けられた封緘組み立て部品38が示されている。例えば、封緘組み立て部品38は、包囲壁34に対してヒートシールされ得る。他の取り付け方法も可能である。
【0016】
ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51及び内面53も形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。第1の封緘具46と第2の封緘具50の多くの実施形態が使用可能である。第1の封緘具46の1つの使用可能な実施形態は図2に示される再閉可能封緘具である。再閉可能封緘具とは、ジッパー操作によりそのようにすることを選択されとき、繰り返し噛み合わせられ、分離され得る封緘具のことである。
図2に示される実施形態において、第1の封緘具46は、第1のジッパープロフィール44上に第1の鉤形プロフィール部材260を含み、第2のジッパープロフィール48上に第2の鉤形プロフィール部材262を含む。特にこの実施形態においては、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262は、J字形の断面を有している。
図2に示される実施形態において、第1の封緘具46は、第2のジッパープロフィール48の第1の鉤形プロフィール部材260に隣接した位置に第1の封緘ポスト264を更に含む。隙間266が第1の封緘ポスト264と第2の鉤形プロフィール部材262との間に形成されている。隙間266は、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262が噛み合うときに、第1の鉤形プロフィール部材を係入するように形状と配置が定められる。
【0017】
第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262は、選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている。特に、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262を咬合させるために第1の鉤形プロフィール部材260の端部268が、第2の鉤形プロフィール部材262の対向する端部270と噛み合う。
第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262を分離するには、第1の鉤形プロフィール部材260と第2の鉤形プロフィール部材262を変形しスライドさせて当接状態から外すのに十分な力が封緘具46に対して分離方向に働かなければならない。後記するように、いくつかの実施形態においては、スライダ部材は部材260、262を分離するために用いられる。
【0018】
第2の封緘具50もまた、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。封緘具50の多くの実施形態が使用可能である。ある使用可能な実施形態においては、封緘具50は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に沿って第1の再閉可能な封緘具46に近接している。
ある使用可能な実施形態においては、封緘具50は、図2に示される実施形態に従って組み立てられる封緘具である。図2に示される実施形態においては、第2の封緘具50は、噛み合わされた後は分離されない。
【0019】
図2、3を参照すると、封緘具50は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。第1のジッパープロフィール44は、第1の封緘部材228を有する。第1の封緘部材228は、先端がより幅の広い頭部232となっている首部230、先端が指部236となっている第1の腕部234、及び先端が指部240となっている第2の腕部238を有する。第1の封緘部材228は、第1の腕部234と第2の腕部238と離間しているとともに、これらの間に位置する。第2のジッパープロフィール48は、先端が一組の鉤部244、246となっている第1の脚部242、第1の脚部242からは距離をおいて位置し、その先端に一組の鉤部250、252を有する第2の脚部248を含む。
第2の封緘具50が図4に示すように噛み合った位置にあるとき、第2の封緘具50は、(i)第1の腕部234と第1の封緘部材228の間に位置する第1の脚部242、(ii)頭部232と第1の腕部の指部236にそれぞれ噛み合う、第1の脚部の対になった鉤部244、246、(iii)第2の腕部238と第1の封緘部材228の間に位置する第2の脚部248、及び(iv)頭部232と第2の腕部の指部240にそれぞれ噛み合う、第2の脚部の対になった鉤部250、252を含む。
【0020】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、外面51を通じて1つ又はそれ以上の第1及び第2の封緘具46、50を選択的に圧締するように組み立てられている。スライダ部材40は、図2の方向A、方向Bに示されたように、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする。
図2に示される実施形態においては、スライダ部材40は、図2の方向C、方向Dに示されたように、第1の軸位置から第2の軸位置へ移動する。スライダ部材40の多くの実施形態が使用可能である。スライダ部材40のある使用可能な実施形態の斜視図が図5に示されている。図5に示された実施形態においては、スライダ部材40は、天井壁96、天井壁96から延設される第1の側壁98、及び天井壁96から延設される第2の側壁100を含む。天井壁96は、外面104と内面106を含む。内面106は図6で明示される。
図5に示されるスライダ部材40の実施形態においては、スライダ部材40の第1の側壁98の端部200は足部202となっており、第2の側壁100の端部204は脚部206となっている。
【0021】
天井壁96、第1の側壁98及び第2の側壁100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画策される。スライダ部材40の第1及び第2の側壁98、100は、ジッパー圧締面124間の幅122を決定する。
【0022】
スライダ部材40は、第1の軸位置と第2の軸位置の間を移動し得る。図2に示された実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44に第1の外側溝部208が、第2のジッパープロフィール48に第2の外側溝部210が形成されている。第1及び第2の外側溝部208、210は、第1の封緘具46と第2の封緘具50の間に位置する。
図2、3に示されるようにスライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、第1の側壁の足部202は、第1の溝部208に収まっており、第2の側壁の足部206は、第2の溝部210に係合しており、ジッパー圧締面124は、第1の封緘具46に対して圧締力を及ぼしている。
【0023】
示されている実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44上の第1の外付け突起部212及び第2のジッパープロフィール48上の第2の外付け突起部214(図2〜4)も含む。第2の封緘具50は、第1及び第2の外付け突起部212、214と第1の封緘具46との間に位置する。
図4に示されるように、スライダ部材40が第2の軸位置にあるとき、第1の突起部212は第1の側壁の足部202と第2の封緘具50の間にあり、第2の突起部214は第2の側壁の足部206と第2の封緘具50の間にある。
【0024】
ある実施形態においては、スライダ部材40は、鋤部すなわちスプリッタ120を含む。スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿って図2のBの方向にスライドするとき、ジッパー封緘具42を少なくとも部分的に分離するように、スプリッタ120は組み立てられている。
スプリッタ120のある実施形態が図6に示されている。示されているスプリッタ120は、天井壁96の内面106から延設されており、一般的には楔形をしている。スプリッタ120は、内面106からスプリッタ120が突き出た距離として定義されるスプリッタの深さ121によって特徴付けられる。スライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、スプリッタ120が第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53には当接するが、第1及び第2の封緘具46、50には当接しないように、スプリッタの深さ121は決定される。
内面53に対して分離する方向の力を及ぼしながらスライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿って第1の向きとは反対の第2の向きにスライドするとき、第1の封緘具46を分離するように、スプリッタ120は組み立てられ配置されている。第2の封緘具50が閉じられている場合、第1及び第2のジッパープロフィール44、48は十分な硬さを有しないので、スライダ部材40が第2の向きに向かってジッパー封緘具42に沿って移動するとき内面53に対する分離力が第2の封緘具50を分離することはない。
【0025】
使用時、スライダ部材40が第1の軸位置にあるとき、スライダ部材40のジッパー圧締面124(図5)は、ジッパー封緘具42の外面51(図2)と噛み合い、第1の封緘具46の近傍で外面51に沿ってスライド可能なように配置される。スライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿って図2の方向Aに向かってスライドするとき、ジッパー圧締面124は、一般的に外面51に沿ってジッパー封緘具42に当接し、第1の封緘具46に対して絞り込む力すなわち圧締力を及ぼす。この力が第1及び第2のの鉤形プロフィール部材260、262を咬合させる。
【0026】
ユーザは、スライダ部材40が第1の軸位置にある間はスライダ部材40を掴み、それをBの方向にジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドさせることによって、第1の封緘具46を第1の噛み合い位置から分離することができる。スプリッタ120は、第1及び第2のジッパープロフィール46、50に対し、第1の封緘具46を分離するのに充分な分離力を及ぼす。代替的にユーザは、封緘組み立て部品38を掴んで分離方向に充分な力を手動で及ぼしてもかまわない。
【0027】
スライダ部材40が第2の軸位置にあり、図2に示されるようにジッパー封緘具42上を方向Dに向かって移動するとき、スライダ部材40のジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42の外面51と噛み合い、第1の封緘具46と第2の封緘具50の両者の近傍で外面51に沿ってスライド可能なように配置される。図2のAの方向にスライダ部材40がジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドするとき、ジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42と当接し、第1の封緘具46及び第2の封緘具50に対して圧縮する力すなわち圧締力を及ぼす。その結果、第1及び第2の鉤形プロフィール部材260、262が噛み合うように第1の封緘具46を噛み合わせ、第2の封緘具50も噛み合せる。
示された実施形態において、第2の封緘具50が噛み合っているとき、(i)第1の脚部242は、第1の腕部234と第1の封緘部材228の間に位置し、(ii)第1の脚部242の対になった鉤部244、246は、頭部232と第1の腕部の指部236にそれぞれ噛み合い、(iii)第2の脚部248は、第2の腕部238と第1の封緘部材228の間に位置し、及び(iv)第2の脚部248の対になった鉤部250、252は、頭部232と第2の腕部の指部240にそれぞれ噛み合う。
このようにして第1及び第2の封緘具46、50が噛み合った後、ジッパー封緘具42から取り外され廃棄され得るようにスライダ部材の形状が決められる。一度第2の封緘具50が噛み合うと、第2の封緘具は容易には分離され得ない。
【0028】
(第2の実施形態)
封緘組み立て部品38の多くの他の実施形態が使用可能である。1つの使用可能な実施形態が、図7、8に示されている。図7、8に示される実施形態においては、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。これらは、第1の封緘具46と第2の封緘具50を形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は、選択的に交合するように組み立てられ配置されている。第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置において形成されている。第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置において形成されている。
図7に示される封緘具46の実施形態は、再閉可能な封緘具である。再閉可能とは、封緘具46はジッパーの操作によりそのように選択された時は、繰り返し噛み合わされ分離され得ることを意味する。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51を含む。
図7、図8において示される実施形態においては、第1のジッパープロフィール44は、複数の第1の封緘部材400を含む。第1の封緘部材400のそれぞれは、1つの脚部402を含み、その脚部402の終端から足部の第1の対404、406が延設され、その脚部402の足部の第1の対404、406から離間した位置に足部の第2の対408、410が付されている。
図9に示されるように、第2のジッパープロフィール48は、複数の第2の封緘部材414を含む。第2の封緘部材414のそれぞれは、1つの腕部416を含み、その腕部416の終端から指部の第1の対418、420が延設され、その腕部416の指部の第1の対418、420から離れた部分に指部の第2の対422、424が付されている。一般的には、足部の第2の対408、410と指部の第2の対422、424は、足部の第1の対404、406と指部の第1の対418、420よりも剛性が大きい。
【0029】
ある実施形態においては、第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対404、406のそれぞれは矢の形をしており、第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対418、420のそれぞれも矢の形をしている。いくつかの実施形態においては、第1及び第2の封緘部材400、414のそれぞれは、潤滑剤を含む物質を含む。例えば、第1及び第2の封緘部材400、414は、表面潤滑性を供給するために、製造後およそ2時間から24時間の間表面に塗られる油脂を含む物質を含んでもよい。
【0030】
図10、11に示される封緘組み立て部品38の実施形態において、複数の第1の封緘部材400は、少なくとも第1の脚部402aを含み、更には、足部404a、406a、408a、410a及び第2の脚部402bを含み、更には、足部404b、406b、408b、410bを含む。複数の第2の封緘部材414は、少なくとも第1の腕部416aを含み、更には、指部418a、420a、422a、424a及び第2の腕部416bを含み、更には、指部418b、420b、422b、424bを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図10)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第1の足部406b、
(iii)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第1の足部404a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部406aを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図11)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第2の足部410b、
(iii)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第2の足部408a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部410aを含む。
【0031】
図12、13に示される他の実施形態において、複数の第1の封緘部材は、更には少なくとも第3の脚部402cを含み、更には、第1の足部404c、406c、及び第2の足部408c、410cを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図12)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1及び第3の脚部402a、402cの間に位置する第2の腕部416bのような少なくとも1つの第2の封緘部材414、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第1の足部406b、
(iv)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第1の足部404a、
(v)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部406a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部420bと第2の腕部の第2の指部424bの間に位置する第3の脚部の第1の足部404cを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図13)は、
(i)第1及び第2の腕部416a、416bの間に位置する第1の脚部402aのような少なくとも1つの第1の封緘部材400、
(ii)第1及び第3の脚部402a、402cの間に位置する第2の腕部416bのような少なくとも1つの第2の封緘部材414、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部422aの間に位置する第2の脚部の第2の足部410b、
(iv)第1の腕部の第1の指部420aと第1の腕部の第2の指部424aの間に位置する第1の脚部の第2の足部408a、
(v)第2の腕部の第1の指部418bと第2の腕部の第2の指部422bの間に位置する第1の脚部の第2の足部410a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部420bと第2の腕部の第2の指部424bの間に位置する第3の脚部の第2の足部408cを含む。
【0032】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、第1及び第2の封緘具46、50のうちの1つ又はそれ以上を、外面51を通じて選択的に圧締するように組み立てられている。
図14の方向A及び方向Bによって示されるように、スライダ部材40は、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする位置にある。図15には、スライダ部材40の使用可能な実施形態の斜視図が示されている。図15に示されている実施形態においては、スライダ部材40は、天井壁96、天井壁96から延設される第1の側壁98、天井壁96から延設される第2の側壁100を含む。天井壁96は、外面104及び内面106を含む。図15に示されるスライダ40の実施形態においては、スライダ部材40の第1の側壁98は、足部202の付された端部200を形成し、第2の側壁100は、足部206の付された端部204を形成する。
【0033】
天井壁96、第1の側壁98及び第2の側壁100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画定される。スライダ40の第1及び第2の側壁98、100は、ジッパー圧締面124間の幅を決定する第1の幅122を画定する。第1及び第2の側壁98、100がジッパー封緘具42の少なくとも一部を圧締するように、第1の幅122が決められる。
【0034】
第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を実現するための多くの使用可能な実施形態が存在する。図7、14に示されている実施形態においては、図10、12に示されるように、封緘組み立て部品38を掴み、ジッパー封緘具が第1の噛み合い位置に入るのに充分な圧締力を手動で及ぼすことにより、ユーザは第1の噛み合い位置を実現する。第1の噛み合い位置に入るためには、第1の足部406bと第1の指部418b、第1の足部404aと第1の指部420a、及び第1の足部406aと第1の指部418bのそれぞれが変形した上で相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
典型的には、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に入れるのに必要な力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるためには不充分である。なぜならば、足部の第1の対404、406及び指部の第1の対418、420は、足部の第2の対408、410及び指部の第2の対422、424ほどには剛性が大きくないからである。
【0035】
ユーザは、封緘組み立て部品38を掴み分離方向に向かって充分な力を手動で及ぼすことによって第1の封緘具46を分離し得る。
【0036】
ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ40をスライドすることによって、第2の噛み合い位置が実現される。スライダ40のジッパー圧締面124は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるための圧締力をジッパー封緘具の外面51に対して及ぼす。
図12、13に示される実施形態においては、第2の噛み合い位置に入るためには以下の条件を満たす必要がある。
(i)第2の足部410b及び第1の指部418aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ii)第1の足部406b及び第2の指部422aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iii)第2の足部408a及び第1の指部420aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iv)第1の足部404a及び第2の指部424aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(v)第1の足部406a及び第2の指部422bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vi)第1の足部404c及び第2の指部424bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vii)第2の足部410b及び第1の指部418aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(viii)第2の足部408a及び第1の指部420aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ix)第2の足部410a及び第1の指部418bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(x)第2の足部408c及び第1の指部420bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
足部の第2の対408、410及び指部の第2の対422、424は、比較的剛性が大きいので、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、ジッパー封緘具42は容易には分離され得ない。加えて、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、スライダ40は封緘組み立て部品38から取り外され得る。
【0037】
(第3の実施形態)
封緘具38の他の多くの使用可能な実施形態が存在する。1つの使用可能な実施形態が図16〜18に示されている。図16〜18に示される実施形態において、ジッパー封緘具42は、第1のジッパープロフィール44と第2のジッパープロフィール48を含む。これらは第1の封緘具46と第2の封緘具50を形成する。第1の封緘具46と第2の封緘具50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。
第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置によって形成され、第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置によって形成される。ある実施形態においては、第1の封緘具46は、再閉可能な封緘具であり、第2の封緘具50は、一度噛み合うと容易には分離され得ない封緘具である。再閉可能な封緘具とは、ジッパー操作の選択によって繰り返し噛み合い分離されることが可能な封緘具である。第1及び第2のジッパープロフィール44、48は、外面51、内面53及び複数の突起帯部55を形成する。
【0038】
図18、図19に示される実施形態において、第1のジッパープロフィール44は複数の第1の封緘部材300を含む。
第1の封緘部材300のそれぞれは、1つの脚部302を含み、その脚部302の終端から足部の第1の対304、306が延設され、その脚部302の足部の第1の対304、306から離れた部分に足部の第2の対308、310が付されている。
図20を参照すると、第2のジッパープロフィール48は、複数の第2の封緘部材314を含む。第2の封緘部材314のそれぞれは、1つの腕部316を含み、その腕部316の終端から指部の第1の対318、320が延設され、その腕部316の指部の第1の対318、320から離れた部分に指部の第2の対322、324が付されている。一般的に、足部の第2の対308、310と指部の第2の対322、324は、足部の第1の対304、406と指部の第1の対318、320よりも剛性が大きい。好ましくは、突起帯部55のそれぞれは、内面53に付された各足部302又は各腕部316を裏打ちする外面51上の位置に配置される。
【0039】
ある実施形態においては、第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対304、306のそれぞれは矢の形をしており、第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対318、320のそれぞれも矢の形をしている。いくつかの実施形態においては、第1及び第2の封緘部材300、314のそれぞれは、潤滑剤を含む物質を含む。例えば、第1及び第2の封緘部材300、314は、表面潤滑性を供給するために、製造後およそ2時間から24時間までに表面に塗られる油脂を含む物質を含んでもよい。
【0040】
図21、22に示される封緘組み立て部品38の実施形態において、複数の第1の封緘部材300は、少なくとも第1の脚部302aを含み、更には、足部304a、306a、308a、310a及び第2の脚部302bを含み、更には、足部304b、306b、308b、310bを含む。複数の第2の封緘部材314は、少なくとも第1の腕部316aを含み、更には、指部318a、320a、322a、324a及び第2の腕部316bを含み、更には、指部318b、320b、322b、324bを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図21)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第1の足部306b、
(iii)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第1の足部304a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部306aを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図22)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第2の足部310b、
(iii)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第2の足部308a、及び
(iv)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部310aを含む。
【0041】
図23、24に示される他の実施形態において、複数の第1の封緘部材は、更には少なくとも第3の脚部302cを含み、更には、第1の足部304c、306c、及び第2の足部308c、310cを含む。
この実施形態においては、第1の噛み合い位置(図23)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1及び第3の脚部302a、302cの間に位置する第2の腕部316bのような少なくとも1つの第2の封緘部材314、
(iii)第1の腕部の第1の指部418aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第1の足部306b、
(iv)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第1の足部304a、
(v)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部306a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部320bと第2の腕部の第2の指部324bの間に位置する第3の脚部の第1の足部304cを含む。
この実施形態においては、第2の噛み合い位置(図24)は、
(i)第1及び第2の腕部316a、316bの間に位置する第1の脚部302aのような少なくとも1つの第1の封緘部材300、
(ii)第1及び第3の脚部302a、302cの間に位置する第2の腕部316bのような少なくとも1つの第2の封緘部材314、
(iii)第1の腕部の第1の指部318aと第1の腕部の第2の指部322aの間に位置する第2の脚部の第2の足部310b、
(iv)第1の腕部の第1の指部320aと第1の腕部の第2の指部324aの間に位置する第1の脚部の第2の足部308a、
(v)第2の腕部の第1の指部318bと第2の腕部の第2の指部322bの間に位置する第1の脚部の第2の足部310a、及び
(vi)第2の腕部の第1の指部320bと第2の腕部の第2の指部324bの間に位置する第3の脚部の第2の足部308cを含む。
【0042】
封緘組み立て部品38は、スライダ部材40を含む。スライダ部材40は、第1及び第2の封緘具46、50のうちの1つ又はそれ以上を、外面51を通じて選択的に圧締するように組み立てられている。図17の方向A及び方向Bによって示されるように、スライダ部材40は、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライドする位置にある。図25には、スライダ部材40の使用可能な実施形態の斜視図が示されている。
図25に示されている実施形態においては、スライダ部材40は、封緘組み立て部品38の上部に沿ってスライドする位置にある天井壁96、天井壁96に付属し、封緘組み立て部品38の側面に沿ってスライドする位置にある第1の側壁98、及び、天井壁96に付属し、ジッパー封緘具42の側面に沿って図17の方向A及びBの向きにスライドする位置にある第2の側壁100を含む。天井壁96、第1の側壁98及び第2の100により、ジッパー封緘具42を係入する空洞102が画定される。スライダ部材40は、天井壁96の少なくとも一部に固定されているクリップ108、及び第2の側壁100を更に含む。
クリップ108は、図17に示されている方向C及び方向Dの方向に向かって、第1の位置から第2の位置に移動可能である。第1の位置は、クリップ108がジッパー封緘具42から離れている状態を含む。第2の位置は、クリップ108がジッパー封緘具42と噛み合っている状態を含む。
【0043】
クリップ108の多くの実施形態が可能である。図25に、クリップ108の1つの実施形態の斜視図が示されている。図25に示された実施形態において、クリップ108は、第1の壁110、第1の壁110から延設される第1の脚部112、及び第1の壁110から延設される第2の脚部114を含む。図25にて示される実施形態は、天井壁96固定されたクリップ108を示している。スライダ部材40の天井壁96をクリップの第1の壁100に固定する可動ヒンジ116がこの実施形態には示されている。
【0044】
示されている実施形態において、スライダ部材40の天井壁96は、天井壁96を貫通する開口部118を含む。スライダ部材40の第1及び第2の脚部112、114が空洞102の中に入り込むように開口部118の大きさが決められる。スライダ部材40の第1の側壁98は、クリップ108の第1の脚部112を受容する第1の溝部134を形成する。スライダ部材40の第2の側壁100は、クリップ108の第2の脚部114を受容する第2の溝部136を形成する。
【0045】
クリップ108は、図25に示される第1の位置から、図26に示される第2の位置に移動可能である。第1の位置では、クリップ108は作用外である。第2の位置では、クリップ108は、ジッパー封緘具42と噛み合う位置にある。図25に示される実施形態において、クリップ108の第1の位置では、第1及び第2の脚部112、114は、開口部118の外側にあり、クリップの第1の壁110は、天井壁96に対してある角度をなしている。
クリップ108が第2の位置にあるとき、第1及び第2の脚部112、114は、少なくとも一部が空洞102の中に入り込み、第2の封緘具に当接され、クリップの第1の壁110は、天井壁96に当接する。特に示された実施形態においては、第1及び第2の脚部112、114は、実質的に全体が空洞102の中に入り込んでおり、クリップの第1の壁110は、天井壁96に当接している。天井壁96の開口部118を貫通してクリップ108を移動することによってクリップ108は第2の位置に運ばれる。
【0046】
ある実施形態においては、スライダ40の第1及び第2の壁98、100は、複数の第1のジッパー圧締領域127を形成する複数の溝部127を形成する。第1のジッパー圧締領域127は、スライダ40がジッパー封緘具42に沿ってスライドし、第1及び第2のジッパープロフィール44、48を第1の噛み合い位置に入れるときに突起帯部55に対して充分な圧力を及ぼすようにサイズが決められる。
さらに、クリップ108の第1及び第2の側壁112、114は、第2のジッパー圧締領域129を決定する第2の幅123を決定する。スライダ40がジッパー封緘具42に沿ってスライドし、第1及び第2のジッパープロフィール44、48を第2の噛み合い位置に入れるとき、突起帯部55に対し充分な力を及ぼすように第2のジッパー圧締領域129のサイズが決められる。
【0047】
ある実施形態においては、スライダ部材40は、鋤すなわちスプリッタ120を含む。スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿ってスライドするとき、ジッパー封緘具42の少なくとも一部を分離するようにスプリッタ120が組み立てられ配置されている。
図27に、スプリッタ120の1つの実施形態が示されている。示されているスプリッタ120は、天井壁96の内面106から延設されており、一般的には楔形をしている。スプリッタ120は、スプリッタ120が内面106から突起した距離であるスプリッタの深さ121によって特徴付けられる。スプリッタ120が第1の又は第2の封緘46、50に当接しないように、スプリッタの深さは決められる。
スライダ部材40が第1の向きとは反対の第2の向きにジッパー封緘具42の側面に沿って移動するとき、図17の方向Bに向かって内面53に対して分離方向に力を及ぼすことによって第1の封緘具46を分離するように、スプリッタ120は組み立てられ配置されている。スライダ部材40が第2の向きに向かってジッパー封緘具42に沿って移動するとき、第2の封緘50に対して充分な分離力を及ぼさないようにスプリッタ120の形状が決められる。
【0048】
使用時、ユーザは、クリップ108を第1の位置に維持してスライダ40を掴み、第1の向きAに向かってジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ部材40をスライドすることにより、第1の噛み合い位置を実現する。すると、スライダ40の側壁98、100上の溝部125から第1及び第2のジッパープロフィールの突起帯部55に対して圧締力が作用する。この圧締力は、第1の封緘具46を第1の噛み合い位置に入れるのに充分である。
第1の噛み合い位置に入るためには、第1の足部306bと第1の指部318b、第1の足部304aと第1の指部320a、及び第1の足部306aと第1の指部318bのそれぞれが変形した上で相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
典型的には、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に入れるのに必要な力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるためには不充分である。なぜならば、足部の第1の対304、306及び指部の第1の対318、320は、足部の第2の対308、310及び指部の第2の対322、324ほどには剛性が大きくないからである。
【0049】
ユーザは、クリップ108を第1の位置に維持したままスライダ40を掴み、ジッパー封緘具42の側面に沿って方向Bに向かってスライダ40をスライドすることにより。第1の封緘具46を第1の噛み合い位置から分離し得る。スプリッタ120は、第1の封緘具46を分離するのに充分な分離力を、第1及び第2のジッパープロフィール46、50の内面53に対して及ぼす。代替的にユーザは、封緘組み立て部品38を掴み、分離方向に充分な力を手動で及ぼすことによって第1の封緘具46を分離し得る。
【0050】
第2の噛み合い位置は、クリップ108を掴み、開口部118を通じ、第1及び第2の溝部134、136の内側の第2の位置にクリップ108を落とし込むことによって実現される。ユーザは、このとき、スライダ40を掴み、第1の向きA又は第2の向きBの何れかに向かって、ジッパー封緘具42の側面に沿ってスライダ40をスライドする。このことが、クリップ108の第2の圧締領域129から第1及び第2のジッパープロフィール44、48の突起帯部55に対する圧締力を発生させる。この圧締力は、第1の封緘具46が第1の噛み合い位置に入り込み、第2の封緘具50が第2の噛み合い位置に入り込むために充分である。
図23、24に示される実施形態においては、第2の噛み合い位置に入るためには以下の条件を満たす必要がある。
(i)第2の足部310b及び第1の指部318aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ii)第1の足部306b及び第2の指部322aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iii)第2の足部308a及び第1の指部320aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(iv)第1の足部304a及び第2の指部324aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(v)第1の足部306a及び第2の指部322bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vi)第1の足部304c及び第2の指部324bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(vii)第2の足部310b及び第1の指部318aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(viii)第2の足部308a及び第1の指部320aが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(ix)第2の足部310a及び第1の指部318bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
(x)第2の足部308c及び第1の指部320bが変形し、相互に乗り越えるようにスライドしなければならない。
足部の第2の対308、310及び指部の第2の対322、324は、比較的剛性が大きいので、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、ジッパー封緘具42は容易には分離され得ない。加えて、一度ジッパー封緘具42が第2の噛み合い位置に入ると、スライダ40は封緘組み立て部品38から取り外され得る。
【0051】
(第4の実施形態)
他の実施形態において、パッケージ20を使用する方法が開示されている。図1を参照すると、パッケージ20は、内部空間30を形成する包囲壁34、開口部36、及び開口部36に位置する封緘組み立て部品38を含む。封緘組み立て部品38は、ジッパー封緘具42、及びジッパー封緘具42上に操作可能に取り付けられたスライダ部材40を含む。ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1及び第2の封緘具46、50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。ある実施形態においては、第2の封緘具50は、噛み合った後は分離され得ない。
【0052】
ある実施形態においては、この方法は、スライダ部材40を掴み、スライダ部材40を図2の方向Dに向かってジッパー封緘具42に対して軸方向に押し込み、ジッパー封緘具42に対してスライダ部材40を噛み合わせるステップを含む。この方法では、ジッパー封緘具42は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を含む。
図2に示される実施形態において、スライダ部材は足部202が付された端部200及び足部206が付された端部204を含む。さらに、ジッパー封緘具は、第1及び第2の外付け突起部212、214を含む。スライダ部材40をジッパー封緘具42に対して軸方向に押し込むと、足部202、206は、突起部212、214を乗り越えて移動する。
この方法は、第1の封緘具46を閉じ、かつ、第2の封緘具50を永続的に閉じるために第1の向きに向かって側面的にスライダ部材40を移動するステップをさらに含む。スライダ部材40は、スライダ部材40がジッパー封緘具42に沿ってスライドするとき第1及び第2のジッパープロフィール44、48の両者に対して圧締力を及ぼすジッパー圧締領域124を有する。この圧締力は、第2の封緘具50を噛み合わせるのに充分である。第2の封緘具50は、ある実施形態においては、一度噛み合った後は分離され得ない。
【0053】
この方法の他の実施形態において、スライダ部材40をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込むステップの前に、この方法は、図2の方向Aのように第1の向きに向かって側面的にスライダ部材40を移動して、第1の封緘具46のみを閉じ、第2の封緘具50は閉じずにおくステップを含む。
図2に示される実施形態において、スライダ部材40をジッパー封緘具に対して軸方向に押し込む前に、スライダ40の足部202、206は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に沿った溝部208、210の中に入り込んでいる。スライダ部材40がこの位置にあるとき、ジッパー圧締領域124は、第1の封緘具46の近傍にあるが、第2の封緘具50の近傍にはない。スライダ部材40が第1の向きに向かって側面的に移動するとき、圧締力は第1の封緘具46に対してのみ及び、第1の封緘具46のみを閉じ、第2の封緘具50を閉じることはない。
【0054】
この方法の更なる実施形態において、第1の封緘具46のみを閉じ第2の封緘具50を閉じないでおくためにスライダ部材40を側面的に第1の向きに移動するステップの後かつ、スライダ部材40を軸方向に押し込む前に、スライダ部材40は第1の封緘具46を開けるために、図2の方向Bのように、第1の向きとは反対の第2の向きに向かって側面的に移動される。
ある実施形態においては、スライダ40は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53に当接するように配置された楔形スプリッタ120を含む。スライダ40が図2の方向Bのような方向に移動されるとき、スプリッタ120は内面53に対して分離力を及ぼし、第1の封緘具46を分離させる。
【0055】
(第5の実施形態)
他の実施形態において、パッケージ20を使用する方法が開示されている。図16を参照すると、パッケージ20は、内部空間30を形成する包囲壁34、開口部36、及び開口部36に位置する封緘組み立て部品38を含む。封緘組み立て部品38は、ジッパー封緘具42、及びジッパー封緘具42上を操作可能なスライダ部材40を含む。ジッパー封緘具は、第1の封緘具46及び第2の封緘具50を形成する第1のジッパープロフィール44及び第2のジッパープロフィール48を含む。第1の封緘具46及び第2の封緘具50は、選択的に咬合するように組み立てられ配置されている。ジッパー封緘具42は、第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む。第1の封緘具46は、ジッパー封緘具42の第1の噛み合い位置によって形成され、第2の封緘具50は、ジッパー封緘具42の第2の噛み合い位置によって形成される。
ある実施形態においては、第1の封緘具46は、再閉可能な封緘具であり、第2の封緘具50は、一度噛み合うと容易には分離され得ない封緘具である。スライダ部材40は、図25示されるジッパー圧締領域127のようなジッパー圧締領域を含む。スライダ部材40は、第1の位置から第2の位置に移動可能なクリップ108も含む。
図25に示される実施形態において、クリップ108は、1組の脚部112、114を有する。この1組の脚部112、114はそれらの間にジッパー圧締領域124を決定する。図16に示される実施形態において、クリップ108が第1の位置にあるとき、クリップ108はジッパー封緘具42に当接していない。図26に示される実施形態において、クリップ108が第2の位置にあるとき、脚部112、114は、ジッパー圧締領域124がジッパー封緘具42に当接しないように配置される。
【0056】
この方法は、クリップ108を第2の位置に維持し、ジッパー封緘具を第1の噛み合い位置に維持したままスライダ部材40を掴み、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって移動し、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置にジッパー封緘具42を移動するステップを含む。スライダ部材40が第1の向きに向かって移動するとき、クリップ108のジッパー圧締面124は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48に対して圧締力を及ぼし、その結果、ジッパー封緘具42は、第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置に入り込む。ジッパー圧締面127によって及ぼされる圧締力は、ジッパー封緘具42を第2の噛み合い位置に入れるのに充分である。
【0057】
この方法の他の実施形態において、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置から第2の噛み合い位置に移動するステップの前に、この方法は、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップを含む。
【0058】
この方法の他の実施形態において、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップの前に、この方法は、スライダ部材40を図17の方向Aのような第1の向きに向かって側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置に移動するステップを含む。クリップ108が第1の位置にあり、かつスライダ部材40が第1の向きに側面的に移動するとき、スライダ40のジッパー圧締面127は、ジッパー封緘具42に対して圧締力を及ぼし、その結果、ジッパー封緘具42は第1の噛み合い位置に入り込む。しかしながら、面127によって及ぼされる圧締力は、ジッパー封緘具を第2の噛み合い位置に入り込ませるには不充分である。
【0059】
更に他の実施形態において、クリップ108を第1の位置から第2の位置に移動するステップの前に、この方法は、スライダ部材40を図17の方向Bのような第2の向きに側面的に移動し、ジッパー封緘具42を第1の噛み合い位置から分離するステップを含む。
ある実施形態においては、スライダ40は、第1及び第2のジッパープロフィール44、48の内面53に当接するように配置されている楔形のスプリッタ120を含む。スライダ部材40が図17の方向Bのような方向に向かって移動するとき、スプリッタ120は、内面53に対して分離力を及ぼし、第1の封緘具46が分離される。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】ジッパー封緘具とスライダ部材を含む封緘組み立て部品を有するパッケージの斜視図である。
【図2】図1に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図3】スライダ部材が第1の軸位置にある、図1に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図4】スライダ部材が第2の軸位置にある、図1に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図5】図1に示されたスライダ部材の斜視図である。
【図6】図1に示されたスライダ部材の代替的な斜視図である。
【図7】ジッパー封緘具の代替的実施形態の断面図である。
【図8】図7に示されたジッパー封緘具の第1のジッパープロフィールの断面図である。
【図9】図7に示されたジッパー封緘具の第2のジッパープロフィールの断面図である。
【図10】第1の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図11】第2の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図12】第1の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図13】第2の噛み合い位置にある、図7に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図14】図7に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図15】図14に示されたジッパー封緘具のスライダ部材の斜視図である。
【図16】封緘組み立て部品の代替的な実施形態を有するパッケージの斜視図である。
【図17】図16に示された封緘組み立て部品の斜視図である。
【図18】図16に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図19】図18に示されたジッパー封緘具の第1のジッパープロフィールの断面図である。
【図20】図18に示されたジッパー封緘具の第2のジッパープロフィールの断面図である。
【図21】第1の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図22】第2の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の代替的な実施形態の断面図である。
【図23】第1の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図24】第2の噛み合い位置にある、図18に示されたジッパー封緘具の断面図である。
【図25】クリップが作用外の第1の位置にある、図16に示されたスライダの斜視図である。
【図26】クリップが作用する第2の位置にある、図16に示されたスライダの斜視図である。
【図27】図16に示されたスライダの代替的な斜視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟パッケージとともに用いる封緘組み立て部品であって、
前記封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具とスライダ部材を有し、
前記ジッパー封緘具は、
選択的に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有し、
前記第1及び第2のジッパープロフィールにより形成される第1及び第2の封緘具を含み、
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、
第1の軸位置から第2の軸位置に直交的に移動可能であり、
前記第1の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ前記ジッパー封緘具の側面に沿って第1の向きに向かって移動されるときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第2の軸位置にあり、かつ前記ジッパー封緘具の側面に沿って第1の向きに向かって移動されるときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあるときには噛み合わないように組み立てられ配置されている、
封緘組み立て部品。
【請求項2】
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の上部に沿ってスライドする天井壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第2の側壁と、
を含み、
前記天井壁、第1の側壁及び第2の側壁は、
前記ジッパー封緘具を係入する空洞を画定する、
請求項1に記載の封緘組み立て部品。
【請求項3】
前記スライダ部材は、
前記天井壁から延設されるスプリッタを更に含み、
前記スプリッタは、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具の側面に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって移動されるとき、前記第1の封緘具を分離するように組み立てられ配置されている、
請求項2に記載の封緘組み立て部品。
【請求項4】
前記スプリッタ及び前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ前記第2の向きに向かって前記ジッパー封緘具に沿って移動されるとき、前記第2の封緘具は前記スプリッタによって分離されないように組み立てられ配置されている、
請求項3に記載の封緘組み立て部品。
【請求項5】
前記第1の側壁は、足部付きの終端を形成し、
前記第2の側壁は、足部付きの終端を形成し、
前記ジッパー封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールに第1の外側溝部を形成し、
前記第2のジッパープロフィールに第2の外側溝部を形成し、
前記第1及び第2の外側溝部は、
前記第1の封緘具と前記第2の封緘具との間に位置し、
前記スライダ部材の前記第1の軸位置は、
前記第1の溝部に収容される前記第1の側壁の足部と、
前記第2の溝部に収容される前記第2の側壁の足部と、
を含む、
請求項2に記載の封緘組み立て部品。
【請求項6】
前記ジッパー封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール中に第1の外側に向いた突起を含み、
前記第2のジッパープロフィール中に第2の外側に向いた突起を含み、
前記第2の封緘具は、
第1及び第2の外側突起と第1の封緘具との間に位置し、
前記第2の軸位置は、
前記第1の側壁の足部と前記第2の封緘具との間に位置する前記第1の突起と、
前記第2の側壁の足部と前記第2の封緘具との間に位置する前記第2の突起と、
を含む、
請求項5に記載の封緘組み立て部品。
【請求項7】
前記第2の封緘具は、
噛み合わされた後分離されることができない、
請求項1に記載の封緘組み立て部品。
【請求項8】
前記第2の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールと、前記第2のジッパープロフィールを含み、
更に、噛み合い位置において、
前記第1の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、1対の鉤が前記頭部及び前記第1の腕部の指部と噛み合う第1の脚部と、
前記第2の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、1対の鉤が前記頭部及び前記第2の腕部の指部と噛み合う第2の脚部と
を含み、
前記第1のジッパープロフィールは、
先端に首部より幅の広い頭部が形成された首部を有する第1の封緘部材と、
先端に指部が形成された第1の腕部と、
先端に指部が形成された第2の腕部と、
を有し、
前記第2のジッパープロフィールは
先端に1対の鉤が形成された第1の脚部と、
先端に1対の鉤が形成された第2の脚部と、
を有し、
前記第1の封緘部材は、
前記第1及び第2の腕部の間に位置している、
請求項7に記載の封緘組み立て部品。
【請求項9】
前記第1の封緘具は、前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1の封緘具は、前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている、
請求項7に記載の封緘組み立て部品。
【請求項10】
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストが更に形成されており、
前記第1の鉤形プロフィール部材が前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入されて、前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合う、
請求項9に記載の封緘組み立て部品。
【請求項11】
請求項1に記載の封緘組み立て部品を有する柔軟パッケージであって、
前記柔軟パッケージは、
底部、内部空間、及び前記内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁と、
前記開口部に位置する封緘組み立て部品と、
を有し、
前記封緘組み立て部品は、
選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有し、前記第1及び第2のジッパープロフィールによって形成される第1及び第2の封緘具を含むジッパー封緘具と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置に直交的に移動できるスライダ部材と、
を含み、
前記第1の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ、第1の向きに向かって前記ジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第2の軸位置にあり、かつ、前記第1の向きに向かって前記ジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように、前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあるときには噛み合わないように組み立てられ配置されている、
柔軟パッケージ。
【請求項12】
請求項11に記載のパッケージの使用方法であって、
前記パッケージは、
内部空間を画定する包囲壁、開口部、及び前記開口部に位置する封緘組み立て部品を含み、
前記封緘組み立て部品は、
ジッパー封緘具、及び前記ジッパー封緘具上にて操作可能なスライダ部材を含み、
前記方法は、
スライダ部材を掴み、第1の封緘具及び第2の封緘具を含む前記ジッパー封緘具に対して前記スライダ部材を当接させるために前記ジッパー封緘具に対して軸方向に前記スライダ部材押し込むこと、
前記第1の封緘具を閉じ、前記第2の封緘具を永続的に閉じるために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動すること、
を有する、
パッケージの使用方法。
【請求項13】
軸方向に前記スライダ部材を押し込む前記ステップの前に、
前記第2の封緘具を閉じずに前記第1の封緘具のみを閉じるために、前記スライダ部材を前記第1の向きに側面的に移動することを更に有する、
請求項12に記載のパッケージの使用方法。
【請求項14】
前記第2の封緘具を閉じずに前記第1の封緘具のみを閉じるために、前記スライダ部材を前記第1の向きに側面的に移動する前記ステップの後、かつ、軸方向に前記スライダ部材を押し込む前記ステップの前に、
前記第1の封緘具を開けるために、前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって側面的に前記スライダ部材を移動することを更に有する、
請求項13に記載のパッケージの使用方法。
【請求項15】
柔軟パッケージとともに用いる封緘組み立て部品であって、
前記封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具とスライダ部材を有し、
前記ジッパー封緘具は、
選択的に第1及び第2の噛み合い位置に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有し、
前記第1の噛み合い位置は、
咬合され選択的に分離されることができる第1及び第2のジッパープロフィールを含み
前記第2の噛み合い位置は、
咬合され分離されることができない第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置へ移動する、
封緘組み立て部品。
【請求項16】
前記第1のジッパープロフィールは、
複数の第1の封緘部材を含み、
前記第1の封緘部材のそれぞれは、
終端に足部の第1の対が形成され、足部の前記第1の対から離間された位置に足部の第2の対が形成された脚部を含み、
前記第2のジッパープロフィールは、
複数の第2の封緘部材を含み、
前記第2の封緘部材のそれぞれは、
終端に指部の第1の対が形成され、指部の前記第1の対から離間された位置に指部の第2の対が形成された腕部を含む、
請求項15に記載の封緘組み立て部品。
【請求項17】
前記複数の第1の封緘部材は、
少なくとも1つの第1の脚部と1つの第2の脚部を含み、
前記複数の第2の封緘部材は、
少なくとも1つの第1の腕部と1つの第2の腕部を含み、
前記第1の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の腕部の間に位置する少なくとも前記第1の脚部を含み、
前記第1の脚部の足部の第1の対は、
前記第1の腕部の指部の第1の対及び前記第1の腕部の指部の第2の対と、前記第2の腕部の指部の第1の対及び前記第2の腕部の指部の第2の対との間に位置する、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項18】
前記複数の第1の封緘部材は、少なくとも第3の脚部を更に含み、
前記第1の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の脚部の間に位置する前記第1の腕部と、
前記第2及び第3の脚部の間に位置する前記第2の腕部と、
を含み、
前記第1の腕部の指部の第1の対は、
前記第1の脚部の足部の第1の対及び第1の脚部の足部の第2の対と、前記第2の脚部の足部の第1の対及び第2の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の腕部の指部の第1の対は、
前記第2の脚部の足部の第1の対及び第2の脚部の足部の第2の対と、前記第3の脚部の足部の第1の対及び第3の脚部の足部の第2の対との間に位置する、
請求項17に記載の封緘組み立て部品。
【請求項19】
前記第2の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の脚部の間に位置する前記第1の腕部と、
前記第2及び第3の脚部の間に位置する前記第2の腕部と、
を含み、
前記第1の腕部の指部の第2の対は、
前記第1の脚部の足部の第1の対及び前記第1の脚部の足部の第2の対と、前記第2の脚部の足部の第1の対及び前記第2の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の腕部の指部の第2の対は、
前記第2の脚部の足部の第1の対及び前記第2の脚部の足部の第2の対と、前記第3の脚部の足部の第1の対及び前記第3の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の脚部の足部の第2の対は、
前記第1の腕部の指部の第1の対及び前記第1の腕部の指部の第2の対と、前記第2の腕部の指部の第1の対及び前記第2の腕部の指部の第2の対との間に位置する、
請求項18に記載の封緘組み立て部品。
【請求項20】
前記第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対のそれぞれは、楔形であり、
前記第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対のそれぞれは、楔形である、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項21】
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の上部に沿ってスライドする天井壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第2の側壁と、
を含み、
前記天井壁、第1の側壁及び第2の側壁は、
前記ジッパー封緘具を係入する空洞を画定し、
前記スライダ部材は、
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁のうちの少なくとも1つに固定されたクリップを含み、
前記クリップは、
第1の位置から第2の位置に移動可能であり、
前記第1の位置は、
前記ジッパー封緘具から離れて位置する前記クリップを含み、
前記第2の位置は、
前記ジッパー封緘具に噛み合う前記クリップを含む、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項22】
前記ジッパー封緘具は、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿って第1の向きに向かって移動されるときに、前記第1の噛み合い位置に移動されるように組み立てられ配置されており、
前記ジッパー封緘具は、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿って第1の向きに向かって移動され、かつ、前記クリップが前記第2の位置にあるときに、前記第2の噛み合い位置に移動されるように組み立てられ配置されている、
請求項21に記載の封緘組み立て部品。
【請求項23】
前記スライダ部材は、
前記天井壁から延設されるスプリッタを更に含み、
前記スプリッタは、
前記スライダ部材がジッパー封緘具に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって移動されるとき、前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から分離された位置に分離するように組み立てられ配置されている、
請求項22に記載の封緘組み立て部品。
【請求項24】
前記クリップは、
第1の壁、前記第1の壁から延設される第1の脚部、及び前記第1の壁から延設される第2の脚部を含む、
請求項23に記載の封緘組み立て部品。
【請求項25】
前記クリップは、前記天井壁に固定されている、
請求項24に記載の封緘組み立て部品。
【請求項26】
前記天井壁に前記クリップを固定するために前記クリップの第1の壁と天井壁との間に可動ヒンジを更に有する、
請求項25に記載の封緘組み立て部品。
【請求項27】
前記クリップの前記第1の位置は、
前記空洞の外側に位置する前記第1及び第2の脚部と、
前記天井壁に対して角度をなしている前記クリップの第1の壁と、
を含み、
前記クリップの前記第2の位置は、
少なくとも一部が前記空洞の内側に位置し、前記第2の封緘具に対して当接される第1及び第2の脚部と、
前記クリップの第1の壁が、前記天井壁に当接している、
請求項26に記載の封緘組み立て部品。
【請求項28】
前記天井壁は、
開口部を形成し、
前記第1及び第2の脚部は、
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置へ移動するために、前記開口部を貫通して移動可能である、
請求項27に記載の封緘組み立て部品。
【請求項29】
前記第1及び第2の側壁は、
ジッパー圧搾領域を決定する第1の幅を決定し、
前記第1の幅は、
前記第1及び第2の側壁が前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置に移動させる大きさであり、
前記第1及び第2の側壁は、
ジッパー非圧搾領域を決定する第2の幅を決定し、
前記第2の幅は、
前記第1の幅より大きく、前記第1及び第2の側壁が前記ジッパー封緘具を前記第2の噛み合い位置に移動させない大きさである、
請求項28に記載の封緘組み立て部品。
【請求項30】
請求項15に記載の封緘組み立て部品を有する柔軟パッケージであって、
前記柔軟パッケージは、
底部、内部空間、及び前記内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁と、
前記開口部に位置する封緘組み立て部品と、
を有し、
前記封緘組み立て部品は、
選択的に第1及び第2の噛み合い位置に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有するジッパー封緘具を含み、
前記第1の噛み合い位置は、
咬合され選択的に分離されることができる前記第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記第2の噛み合い位置は、
咬合され分離されることができない前記第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記封緘組み立て部品は、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするスライダ部材を含む、
柔軟パッケージ。
【請求項31】
請求項30に記載のパッケージの使用方法であって、
前記パッケージは、
内部空間を画定する包囲壁、開口部、及び前記開口部に位置する封緘組み立て部品を含み、
前記封緘組み立て部品は、
ジッパー封緘具、及び前記ジッパー封緘具上にて操作可能なスライダ部材を含み、
前記方法は、
第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む前記ジッパー封緘具を有し、
前記方法は、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を掴み、第1の向きに向かって側面的に前記スライダ部材を移動することを有する、
パッケージの使用方法。
【請求項32】
第1の位置から第2の位置に移動可能なクリップを含む前記スライダ部材と、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動するステップの前に、
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動すること、
を更に有する、
請求項31に記載のパッケージの使用方法。
【請求項33】
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動する前記ステップの前に、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動すること、
を更に有する、
請求項32に記載のパッケージの使用方法。
【請求項34】
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動する前記ステップの前に、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から分離するために、前記スライダ部材を第2の向きに向かって側面的に移動すること、
を更に有する、
請求項33に記載のパッケージの使用方法。
【請求項35】
ジッパー封緘具を有する再閉可能パッケージに用いるスライダ部材であって、
前記スライダ部材は、
天井壁と
前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記天井壁から延設される第2の側壁と、
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁の少なくとも1つに固定され、作用外の第1の位置から、第2の位置に移動可能なクリップと、を有し、
前記第1及び第2の側壁は、ジッパー封緘具の外面上の突起帯部を受容する複数の溝部を有し
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、ジッパー封緘具を係入する空洞を画定し、
前記第2の位置は、前記ジッパー封緘具に対し当接されるように操作される前記クリップを含む、
スライダ部材。
【請求項36】
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿ってスライドするとき、前記ジッパー封緘具を少なくとも部分的に分離するように組み立てられ配置された、前記天井壁から延設されるスプリッタをさらに含む
請求項35に記載のスライダ部材。
【請求項37】
前記クリップは、
第1の壁と、
第1の壁から延設される第1の脚部と、
第1の壁から延設される第2の脚部と、
を含み、
前記クリップの前記第1の位置は、
前記空洞の外側にある前記第1及び第2の脚部を含み、
前記クリップの前記第2の位置は、
少なくとも一部が前記空洞の内側にある前記第1及び第2の脚部を含む、
請求項35に記載のスライダ部材。
【請求項38】
前記天井壁は、
開口部を形成し、
前記第1及び第2の脚部は、
前記クリップが前記第1の位置から前記第2の位置に移動するとき、前記開口部を通って移動する
請求項37に記載のスライダ部材
【請求項39】
第1及び第2のジッパープロフィールと、第1の封緘具と、第2の封緘具とを有するジッパー封緘具であって、
前記第1及び第2のジッパープロフィールは、第1及び第2の封緘具を形成し、選択的に咬合するように組み立てられ配置されており、
前記第1の封緘具は、選択的に噛み合い分離されるように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、選択的に噛み合い、噛み合った後は分離され得ないように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールを含み、
前記第1のジッパープロフィールは、
先端に首部より幅の広い頭部が形成された首部を有する第1の封緘部材と、
先端に指部が形成された第1の腕部と、
先端に指部が形成された第2の腕部と、
を有し、
前記第1の封緘部材は前記第1及び第2の腕部の間に位置し、
前記第2の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィールを含み、
前記第2のジッパープロフィールは、
先端に1対の鉤が付された第1の脚部と、
先端に1対の鉤が付された第2の脚部と、
を有し、
前記第2の封緘具は、噛み合い位置において、
前記第1の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、その対になった鉤が前記頭部及び前記第1の腕部の指部と噛み合う前記第1の脚部と、
前記第2の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、その対になった鉤が前記頭部及び前記第2の腕部の指部と噛み合う前記第2の脚部と、
を含み、
前記第1の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている
ジッパー封緘具。
【請求項40】
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストを更に含み、
前記第1の鉤形プロフィール部材は、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合ったとき、前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入される、
請求項39に記載のジッパー封緘具。
【請求項41】
前記第1の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されており、
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストを更に含み、
前記第1の鉤形プロフィール部材は、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合ったとき、前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入される、
請求項39に記載のジッパー封緘具。
【請求項1】
柔軟パッケージとともに用いる封緘組み立て部品であって、
前記封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具とスライダ部材を有し、
前記ジッパー封緘具は、
選択的に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有し、
前記第1及び第2のジッパープロフィールにより形成される第1及び第2の封緘具を含み、
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、
第1の軸位置から第2の軸位置に直交的に移動可能であり、
前記第1の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ前記ジッパー封緘具の側面に沿って第1の向きに向かって移動されるときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第2の軸位置にあり、かつ前記ジッパー封緘具の側面に沿って第1の向きに向かって移動されるときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあるときには噛み合わないように組み立てられ配置されている、
封緘組み立て部品。
【請求項2】
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の上部に沿ってスライドする天井壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第2の側壁と、
を含み、
前記天井壁、第1の側壁及び第2の側壁は、
前記ジッパー封緘具を係入する空洞を画定する、
請求項1に記載の封緘組み立て部品。
【請求項3】
前記スライダ部材は、
前記天井壁から延設されるスプリッタを更に含み、
前記スプリッタは、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具の側面に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって移動されるとき、前記第1の封緘具を分離するように組み立てられ配置されている、
請求項2に記載の封緘組み立て部品。
【請求項4】
前記スプリッタ及び前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ前記第2の向きに向かって前記ジッパー封緘具に沿って移動されるとき、前記第2の封緘具は前記スプリッタによって分離されないように組み立てられ配置されている、
請求項3に記載の封緘組み立て部品。
【請求項5】
前記第1の側壁は、足部付きの終端を形成し、
前記第2の側壁は、足部付きの終端を形成し、
前記ジッパー封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールに第1の外側溝部を形成し、
前記第2のジッパープロフィールに第2の外側溝部を形成し、
前記第1及び第2の外側溝部は、
前記第1の封緘具と前記第2の封緘具との間に位置し、
前記スライダ部材の前記第1の軸位置は、
前記第1の溝部に収容される前記第1の側壁の足部と、
前記第2の溝部に収容される前記第2の側壁の足部と、
を含む、
請求項2に記載の封緘組み立て部品。
【請求項6】
前記ジッパー封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール中に第1の外側に向いた突起を含み、
前記第2のジッパープロフィール中に第2の外側に向いた突起を含み、
前記第2の封緘具は、
第1及び第2の外側突起と第1の封緘具との間に位置し、
前記第2の軸位置は、
前記第1の側壁の足部と前記第2の封緘具との間に位置する前記第1の突起と、
前記第2の側壁の足部と前記第2の封緘具との間に位置する前記第2の突起と、
を含む、
請求項5に記載の封緘組み立て部品。
【請求項7】
前記第2の封緘具は、
噛み合わされた後分離されることができない、
請求項1に記載の封緘組み立て部品。
【請求項8】
前記第2の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールと、前記第2のジッパープロフィールを含み、
更に、噛み合い位置において、
前記第1の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、1対の鉤が前記頭部及び前記第1の腕部の指部と噛み合う第1の脚部と、
前記第2の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、1対の鉤が前記頭部及び前記第2の腕部の指部と噛み合う第2の脚部と
を含み、
前記第1のジッパープロフィールは、
先端に首部より幅の広い頭部が形成された首部を有する第1の封緘部材と、
先端に指部が形成された第1の腕部と、
先端に指部が形成された第2の腕部と、
を有し、
前記第2のジッパープロフィールは
先端に1対の鉤が形成された第1の脚部と、
先端に1対の鉤が形成された第2の脚部と、
を有し、
前記第1の封緘部材は、
前記第1及び第2の腕部の間に位置している、
請求項7に記載の封緘組み立て部品。
【請求項9】
前記第1の封緘具は、前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1の封緘具は、前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている、
請求項7に記載の封緘組み立て部品。
【請求項10】
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストが更に形成されており、
前記第1の鉤形プロフィール部材が前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入されて、前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合う、
請求項9に記載の封緘組み立て部品。
【請求項11】
請求項1に記載の封緘組み立て部品を有する柔軟パッケージであって、
前記柔軟パッケージは、
底部、内部空間、及び前記内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁と、
前記開口部に位置する封緘組み立て部品と、
を有し、
前記封緘組み立て部品は、
選択的に咬合するように組み立てられ配置された第1及び第2のジッパープロフィールを有し、前記第1及び第2のジッパープロフィールによって形成される第1及び第2の封緘具を含むジッパー封緘具と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、第1の軸位置から第2の軸位置に直交的に移動できるスライダ部材と、
を含み、
前記第1の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあり、かつ、第1の向きに向かって前記ジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記スライダ部材が前記第2の軸位置にあり、かつ、前記第1の向きに向かって前記ジッパー封緘具の側面に沿って移動するときに噛み合うように、前記スライダ部材が前記第1の軸位置にあるときには噛み合わないように組み立てられ配置されている、
柔軟パッケージ。
【請求項12】
請求項11に記載のパッケージの使用方法であって、
前記パッケージは、
内部空間を画定する包囲壁、開口部、及び前記開口部に位置する封緘組み立て部品を含み、
前記封緘組み立て部品は、
ジッパー封緘具、及び前記ジッパー封緘具上にて操作可能なスライダ部材を含み、
前記方法は、
スライダ部材を掴み、第1の封緘具及び第2の封緘具を含む前記ジッパー封緘具に対して前記スライダ部材を当接させるために前記ジッパー封緘具に対して軸方向に前記スライダ部材押し込むこと、
前記第1の封緘具を閉じ、前記第2の封緘具を永続的に閉じるために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動すること、
を有する、
パッケージの使用方法。
【請求項13】
軸方向に前記スライダ部材を押し込む前記ステップの前に、
前記第2の封緘具を閉じずに前記第1の封緘具のみを閉じるために、前記スライダ部材を前記第1の向きに側面的に移動することを更に有する、
請求項12に記載のパッケージの使用方法。
【請求項14】
前記第2の封緘具を閉じずに前記第1の封緘具のみを閉じるために、前記スライダ部材を前記第1の向きに側面的に移動する前記ステップの後、かつ、軸方向に前記スライダ部材を押し込む前記ステップの前に、
前記第1の封緘具を開けるために、前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって側面的に前記スライダ部材を移動することを更に有する、
請求項13に記載のパッケージの使用方法。
【請求項15】
柔軟パッケージとともに用いる封緘組み立て部品であって、
前記封緘組み立て部品は、ジッパー封緘具とスライダ部材を有し、
前記ジッパー封緘具は、
選択的に第1及び第2の噛み合い位置に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有し、
前記第1の噛み合い位置は、
咬合され選択的に分離されることができる第1及び第2のジッパープロフィールを含み
前記第2の噛み合い位置は、
咬合され分離されることができない第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドし、前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置へ移動する、
封緘組み立て部品。
【請求項16】
前記第1のジッパープロフィールは、
複数の第1の封緘部材を含み、
前記第1の封緘部材のそれぞれは、
終端に足部の第1の対が形成され、足部の前記第1の対から離間された位置に足部の第2の対が形成された脚部を含み、
前記第2のジッパープロフィールは、
複数の第2の封緘部材を含み、
前記第2の封緘部材のそれぞれは、
終端に指部の第1の対が形成され、指部の前記第1の対から離間された位置に指部の第2の対が形成された腕部を含む、
請求項15に記載の封緘組み立て部品。
【請求項17】
前記複数の第1の封緘部材は、
少なくとも1つの第1の脚部と1つの第2の脚部を含み、
前記複数の第2の封緘部材は、
少なくとも1つの第1の腕部と1つの第2の腕部を含み、
前記第1の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の腕部の間に位置する少なくとも前記第1の脚部を含み、
前記第1の脚部の足部の第1の対は、
前記第1の腕部の指部の第1の対及び前記第1の腕部の指部の第2の対と、前記第2の腕部の指部の第1の対及び前記第2の腕部の指部の第2の対との間に位置する、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項18】
前記複数の第1の封緘部材は、少なくとも第3の脚部を更に含み、
前記第1の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の脚部の間に位置する前記第1の腕部と、
前記第2及び第3の脚部の間に位置する前記第2の腕部と、
を含み、
前記第1の腕部の指部の第1の対は、
前記第1の脚部の足部の第1の対及び第1の脚部の足部の第2の対と、前記第2の脚部の足部の第1の対及び第2の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の腕部の指部の第1の対は、
前記第2の脚部の足部の第1の対及び第2の脚部の足部の第2の対と、前記第3の脚部の足部の第1の対及び第3の脚部の足部の第2の対との間に位置する、
請求項17に記載の封緘組み立て部品。
【請求項19】
前記第2の噛み合い位置は、
前記第1及び第2の脚部の間に位置する前記第1の腕部と、
前記第2及び第3の脚部の間に位置する前記第2の腕部と、
を含み、
前記第1の腕部の指部の第2の対は、
前記第1の脚部の足部の第1の対及び前記第1の脚部の足部の第2の対と、前記第2の脚部の足部の第1の対及び前記第2の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の腕部の指部の第2の対は、
前記第2の脚部の足部の第1の対及び前記第2の脚部の足部の第2の対と、前記第3の脚部の足部の第1の対及び前記第3の脚部の足部の第2の対との間に位置し、
前記第2の脚部の足部の第2の対は、
前記第1の腕部の指部の第1の対及び前記第1の腕部の指部の第2の対と、前記第2の腕部の指部の第1の対及び前記第2の腕部の指部の第2の対との間に位置する、
請求項18に記載の封緘組み立て部品。
【請求項20】
前記第1の封緘部材の足部の第1及び第2の対のそれぞれは、楔形であり、
前記第2の封緘部材の指部の第1及び第2の対のそれぞれは、楔形である、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項21】
前記スライダ部材は、
前記ジッパー封緘具の上部に沿ってスライドする天井壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドする前記天井壁から延設される第2の側壁と、
を含み、
前記天井壁、第1の側壁及び第2の側壁は、
前記ジッパー封緘具を係入する空洞を画定し、
前記スライダ部材は、
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁のうちの少なくとも1つに固定されたクリップを含み、
前記クリップは、
第1の位置から第2の位置に移動可能であり、
前記第1の位置は、
前記ジッパー封緘具から離れて位置する前記クリップを含み、
前記第2の位置は、
前記ジッパー封緘具に噛み合う前記クリップを含む、
請求項16に記載の封緘組み立て部品。
【請求項22】
前記ジッパー封緘具は、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿って第1の向きに向かって移動されるときに、前記第1の噛み合い位置に移動されるように組み立てられ配置されており、
前記ジッパー封緘具は、
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿って第1の向きに向かって移動され、かつ、前記クリップが前記第2の位置にあるときに、前記第2の噛み合い位置に移動されるように組み立てられ配置されている、
請求項21に記載の封緘組み立て部品。
【請求項23】
前記スライダ部材は、
前記天井壁から延設されるスプリッタを更に含み、
前記スプリッタは、
前記スライダ部材がジッパー封緘具に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに向かって移動されるとき、前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から分離された位置に分離するように組み立てられ配置されている、
請求項22に記載の封緘組み立て部品。
【請求項24】
前記クリップは、
第1の壁、前記第1の壁から延設される第1の脚部、及び前記第1の壁から延設される第2の脚部を含む、
請求項23に記載の封緘組み立て部品。
【請求項25】
前記クリップは、前記天井壁に固定されている、
請求項24に記載の封緘組み立て部品。
【請求項26】
前記天井壁に前記クリップを固定するために前記クリップの第1の壁と天井壁との間に可動ヒンジを更に有する、
請求項25に記載の封緘組み立て部品。
【請求項27】
前記クリップの前記第1の位置は、
前記空洞の外側に位置する前記第1及び第2の脚部と、
前記天井壁に対して角度をなしている前記クリップの第1の壁と、
を含み、
前記クリップの前記第2の位置は、
少なくとも一部が前記空洞の内側に位置し、前記第2の封緘具に対して当接される第1及び第2の脚部と、
前記クリップの第1の壁が、前記天井壁に当接している、
請求項26に記載の封緘組み立て部品。
【請求項28】
前記天井壁は、
開口部を形成し、
前記第1及び第2の脚部は、
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置へ移動するために、前記開口部を貫通して移動可能である、
請求項27に記載の封緘組み立て部品。
【請求項29】
前記第1及び第2の側壁は、
ジッパー圧搾領域を決定する第1の幅を決定し、
前記第1の幅は、
前記第1及び第2の側壁が前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置に移動させる大きさであり、
前記第1及び第2の側壁は、
ジッパー非圧搾領域を決定する第2の幅を決定し、
前記第2の幅は、
前記第1の幅より大きく、前記第1及び第2の側壁が前記ジッパー封緘具を前記第2の噛み合い位置に移動させない大きさである、
請求項28に記載の封緘組み立て部品。
【請求項30】
請求項15に記載の封緘組み立て部品を有する柔軟パッケージであって、
前記柔軟パッケージは、
底部、内部空間、及び前記内部空間へのアクセスを提供する開口部を形成する包囲壁と、
前記開口部に位置する封緘組み立て部品と、
を有し、
前記封緘組み立て部品は、
選択的に第1及び第2の噛み合い位置に咬合するように組み立てられ配置されている第1及び第2のジッパープロフィールを有するジッパー封緘具を含み、
前記第1の噛み合い位置は、
咬合され選択的に分離されることができる前記第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記第2の噛み合い位置は、
咬合され分離されることができない前記第1及び第2のジッパープロフィールを含み、
前記封緘組み立て部品は、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために前記ジッパー封緘具の側面に沿ってスライドするスライダ部材を含む、
柔軟パッケージ。
【請求項31】
請求項30に記載のパッケージの使用方法であって、
前記パッケージは、
内部空間を画定する包囲壁、開口部、及び前記開口部に位置する封緘組み立て部品を含み、
前記封緘組み立て部品は、
ジッパー封緘具、及び前記ジッパー封緘具上にて操作可能なスライダ部材を含み、
前記方法は、
第1の噛み合い位置及び第2の噛み合い位置を含む前記ジッパー封緘具を有し、
前記方法は、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を掴み、第1の向きに向かって側面的に前記スライダ部材を移動することを有する、
パッケージの使用方法。
【請求項32】
第1の位置から第2の位置に移動可能なクリップを含む前記スライダ部材と、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から前記第2の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動するステップの前に、
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動すること、
を更に有する、
請求項31に記載のパッケージの使用方法。
【請求項33】
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動する前記ステップの前に、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置に移動するために、前記スライダ部材を第1の向きに向かって側面的に移動すること、
を更に有する、
請求項32に記載のパッケージの使用方法。
【請求項34】
前記クリップを前記第1の位置から前記第2の位置に移動する前記ステップの前に、
前記ジッパー封緘具を前記第1の噛み合い位置から分離するために、前記スライダ部材を第2の向きに向かって側面的に移動すること、
を更に有する、
請求項33に記載のパッケージの使用方法。
【請求項35】
ジッパー封緘具を有する再閉可能パッケージに用いるスライダ部材であって、
前記スライダ部材は、
天井壁と
前記天井壁から延設される第1の側壁と、
前記天井壁から延設される第2の側壁と、
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁の少なくとも1つに固定され、作用外の第1の位置から、第2の位置に移動可能なクリップと、を有し、
前記第1及び第2の側壁は、ジッパー封緘具の外面上の突起帯部を受容する複数の溝部を有し
前記天井壁、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、ジッパー封緘具を係入する空洞を画定し、
前記第2の位置は、前記ジッパー封緘具に対し当接されるように操作される前記クリップを含む、
スライダ部材。
【請求項36】
前記スライダ部材が前記ジッパー封緘具に沿ってスライドするとき、前記ジッパー封緘具を少なくとも部分的に分離するように組み立てられ配置された、前記天井壁から延設されるスプリッタをさらに含む
請求項35に記載のスライダ部材。
【請求項37】
前記クリップは、
第1の壁と、
第1の壁から延設される第1の脚部と、
第1の壁から延設される第2の脚部と、
を含み、
前記クリップの前記第1の位置は、
前記空洞の外側にある前記第1及び第2の脚部を含み、
前記クリップの前記第2の位置は、
少なくとも一部が前記空洞の内側にある前記第1及び第2の脚部を含む、
請求項35に記載のスライダ部材。
【請求項38】
前記天井壁は、
開口部を形成し、
前記第1及び第2の脚部は、
前記クリップが前記第1の位置から前記第2の位置に移動するとき、前記開口部を通って移動する
請求項37に記載のスライダ部材
【請求項39】
第1及び第2のジッパープロフィールと、第1の封緘具と、第2の封緘具とを有するジッパー封緘具であって、
前記第1及び第2のジッパープロフィールは、第1及び第2の封緘具を形成し、選択的に咬合するように組み立てられ配置されており、
前記第1の封緘具は、選択的に噛み合い分離されるように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、選択的に噛み合い、噛み合った後は分離され得ないように組み立てられ配置されており、
前記第2の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィールを含み、
前記第1のジッパープロフィールは、
先端に首部より幅の広い頭部が形成された首部を有する第1の封緘部材と、
先端に指部が形成された第1の腕部と、
先端に指部が形成された第2の腕部と、
を有し、
前記第1の封緘部材は前記第1及び第2の腕部の間に位置し、
前記第2の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィールを含み、
前記第2のジッパープロフィールは、
先端に1対の鉤が付された第1の脚部と、
先端に1対の鉤が付された第2の脚部と、
を有し、
前記第2の封緘具は、噛み合い位置において、
前記第1の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、その対になった鉤が前記頭部及び前記第1の腕部の指部と噛み合う前記第1の脚部と、
前記第2の腕部と前記第1の封緘具の間に位置し、その対になった鉤が前記頭部及び前記第2の腕部の指部と噛み合う前記第2の脚部と、
を含み、
前記第1の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されている
ジッパー封緘具。
【請求項40】
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストを更に含み、
前記第1の鉤形プロフィール部材は、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合ったとき、前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入される、
請求項39に記載のジッパー封緘具。
【請求項41】
前記第1の封緘具は、
前記第1のジッパープロフィール上に形成された第1の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された第2の鉤形プロフィール部材を含み、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材は、
選択的に噛み合い分離するように組み立てられ配置されており、
前記第1の封緘具は、
前記第2のジッパープロフィール上に形成された前記第1の鉤形プロフィール部材に隣接して、第1の封緘ポストを更に含み、
前記第1の鉤形プロフィール部材は、
前記第1及び第2の鉤形プロフィール部材が噛み合ったとき、前記第1の封緘ポストと前記第2の鉤形プロフィール部材との間の隙間に係入される、
請求項39に記載のジッパー封緘具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【公表番号】特表2009−513309(P2009−513309A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−538974(P2008−538974)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/042528
【国際公開番号】WO2007/053633
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(500575905)レイノルズ コンシューマー プロダクツ、インク. (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/042528
【国際公開番号】WO2007/053633
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(500575905)レイノルズ コンシューマー プロダクツ、インク. (4)
【Fターム(参考)】
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