説明

パンタイプ調理食品およびスプレッドタイプ調味料の形態の代用食

本発明は、エネルギーおよび栄養の摂取量を含む、栄養素を含有する代用食に関する。前記代用食は、調理用のパンまたはケーキタイプの食品5と、スプレッドまたはクリームタイプの調味料との組合せの形態をとり、これらは、水と混合する2種の別々の粉末混合物から得られる。調理用食品を製造するための混合物の成分は、電子レンジで2.5〜6分間調理した後にパンまたはケーキが得られるように供給され、混合物10の成分は、調理感受性の微量栄養素を含むスプレッドまたはクリームが得られるように供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
代用食は、実施している規則に従って低カロリーダイエット(hypocaloric diet)を行っている人の必要栄養すべてに亘るように必須栄養素を供給することにより、完全食に取って代わることを意図している。本発明は、薄切りパンまたはサンドイッチの標準形態で出される食事を得るために、水と混合した粉末から準即席に(quasi−instantaneously)作製できる、体重管理用代用食に関する。
【背景技術】
【0002】
現在知られているほとんどの代用食では、粉末を水と混合して、冷たいままで、または温めた後で摂取する甘いまたは塩辛い流動食(liquid foodstuff)を得る。したがって、代用食は、食品を咀嚼することを要し、咀嚼により消費者に、飲むだけではなく食べるという感覚を与える固形食(solid meal)の形態をとらない。言い換えると、最も普及している現在の代用食は、通常の食事に対して二重に逸脱(break)している。その理由は、そうした代用食は、一方では、取り込んだ栄養およびエネルギーの摂取量を明確に確立し、他方では、食事が飲み物に取って代わり、結果として、食事の伝統的慣習、より一般的には、さまざまな料理や食製品を順次摂取することを含む、食料品の味および食感(texture)に基づく手法を当然好む、人間の摂食様式の伝統的慣習から逸脱するからである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、消費者が咀嚼せざるを得ない固形の代用食である。これには2つの利点がある。すなわち、(i)第1の利点は、咀嚼は、食物摂取を制御する神経中枢に感知されることである。咀嚼は満腹感を高め、食物摂取を制限するので、減量のためのダイエットによる規則性が促進される。(ii)第2の利点は、固形の代用食はより慣習的な食事の論理で形成される食料品に取って代わることで、さらに、提案された構成の1つにおいて、少なくとも西洋文化においては必須この上ないとみなされている基本食品、つまりパンを提案することである。この提案された製品により、低カロリーであり、十分でバランスのとれた内容物を形成しつつ、パンまたは同等物に基づく従来食の楽しみおよび習慣を守ることが可能となる、すなわち、その製品は、健康食を代替する代用食の伝統的な側面を実際に有している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
明らかに、代用食は、エネルギーおよび栄養の摂取量すべてを含むように設計されており、既述のように主に、パンまたはケーキタイプの焼上げ用食料品と、スプレッドまたはクリームタイプの付随食料品との組合せの形態で出され、こうした食料品は、水と混合する2種の別個の粉末混合物から得られ、焼上げ用食料品を作製するための混合物の成分は、電子レンジで2.5〜6分間焼上げた後にパンまたはケーキが得られるように供給され、スプレッドまたはクリームを得るための混合物の成分は、調理感受性の(cooking−sensitive)微量栄養素を含むことを特徴とする。
【0005】
特に、パンは多様な形態で、たとえばボール状の塊または平坦な塊(flat loaf)として出されてもよく、焼上げ時間は前記形状に応じてさまざまとなりうる。
【0006】
両方の粉末を水と混合すると、2種の異なったペースト状製品が得られるが、その一方を高速焼上げして、食事のベースのための固形食感をもたせ、次いで、それを薄切りまたは断片にカットし、食事または使用者の味覚に応じて甘いまたは塩辛い、第2のペースト状または流動混合物をその上に載せてもよい。
【0007】
両方の粉末混合物は、当然のことながら、別々に包装する。以下では、パンおよびスプレッドからなる優先的な実施例に基づいて本発明を説明するが、たとえばクリーム付きケーキ、とりわけカスタード付きチョコレート・ケーキなどの本発明の他の等価形態も適用することができる。
【0008】
代用食のこの形態により、消費者は、たとえば朝食で、ジャムを載せた薄切りパンと同様の摂取様式を続けることにより、通常のタイプの食物摂取を保つことができる。そこで、本発明によるスプレッドは、ジャムの外観をとるように設計されよう。本発明の別の形態により、たとえば、昼食の代わりにサンドイッチ軽食をとるという、急いでいる人の習慣が、野菜スプレッド付き薄切りパンで作製された代用食に取って代わることができる。
【0009】
本発明による代用食の一部を加熱または調理しないことにより、調理感受性の要素を、スプレッドを作ることを意図した粉末混合物に配分し、それによって代用食の一定の重要な微量栄養素の完全性を保証する、すなわちそれら自体の特徴および特性を保つことが可能になる限り、その非加熱または非調理は必須である。パンとスプレッドとの間の、本発明の代用食品(food substitute)の成分の分配は、とりわけこの基準に従って行われる。
【0010】
成分を互いに配分するために考慮に入れるべき別の基準は、該成分は一緒になって、規制要件に照らして、代用食品の名前を取得するために必要な要素をすべて含有するべきであることが認識されているので、パンの作製、したがって他方の粉末混合物に関する。すなわち、パンは、数分を超えない可能な限り短時間の焼上げ時間の終わりに摂取することができるべきである。
【0011】
第1の粉末混合物の素材の特定の組合せを特に調べ、速い焼上げパンを得るように適合させた。実際、素材および調製方法のこの組合せにより、調製および焼上げは、電気オーブンまたはパン製造機で焼上げる伝統的なパンの場合より10倍から20倍速い。
【0012】
良好な堅さおよび良好な官能特性(organoleptic property)をパンに付与するために、パンを作製するための粉末混合物は、少なくとも以下の素材:
−小麦粉、
−タンパク質、
−植物油、
−繊維、
−デンプン、
−塩、
−ピロリン酸ナトリウム、
−重炭酸ナトリウム、
−パン香味料(BREAD flavor)
を含む。
【0013】
より具体的には、先行する組成物は、次の素材:
−小麦粉、
−大豆タンパク質単離物、
−大豆油、
−乳タンパク質、
−アカシア繊維および小麦繊維、
−キャッサバ・デンプン(manioc starch)、
−塩、
−ピロリン酸ナトリウム、
−重炭酸ナトリウム、
−パン香味料
を含んでもよい。
【0014】
さらにより具体的には、非常に良好な堅さおよび食感を付与するために、パンを作製するための粉末混合物の割合が、100gの粉末に対して以下:
−36〜78gの小麦粉、
−14〜34gの大豆タンパク質単離物、
−3〜8gの大豆油、
−2〜6gの乳タンパク質、
−1〜5gのアカシア繊維および小麦繊維、
−0.5〜2gのキャッサバ・デンプン、
−0.3〜0.9gの塩、
−0.35〜0.9gのピロリン酸ナトリウム、
−0.2〜0.55gの重炭酸ナトリウム、
−0.26〜0.4gのパン香味料
であるべきということが、試験の後でわかった。
【0015】
また、本発明の好ましい実施形態では、パンを作製するための粉末混合物は、常に100gに対して以下の量:
−60.350gの小麦粉、
−23.871gの大豆タンパク質単離物、
−5.125gの大豆油、
−4.375gの濃縮乳タンパク質、
−3.000gのアカシア繊維および小麦繊維、
−1.250gのキャッサバ・デンプン、
−0.625gの塩、
−0.625gのピロリン酸ナトリウム、
−0.375gの重炭酸ナトリウム、
−0.325gのパン香味料
を含有するであろう。
【0016】
また、製品に付加価値を付与するために、本発明のパンに以下の素材:ガラナ、ローヤル・ゼリー、アセロラおよび/または酵素製剤の少なくとも1つ、ならびにそれらの混合物を組み込むことが可能である。
【0017】
ガラナは、脂肪の減量(destocking)を促進し、痩せるためのダイエット中に活力を保つための著しいエネルギー付与効果を有する。ローヤル・ゼリーは、微量栄養素の天然源であり、免疫系を強化する天然の抗生物質を含有する。アセロラは、ビタミンCの天然源である。最後に、酵素複合体は、代用食の消化を促進し、これらはタンパク質および複合糖類(complex sugars)中に富むことにより、胃排出を遅らせる。
【0018】
これらの補足の成分を、100gの粉末に対して0.05g〜0.3gの程度の重量割合に従って添加する。
【0019】
スプレッドを作製するための、同様に水に希釈した第2の粉末混合物を、いかなる調理工程にもさらさないので、それにより前述のように、調理感受性の微量栄養素を完全に保つことが保証可能である。この粉末は、ビタミン、ミネラル、スプレッドにフレーバーを付与する、たとえば野菜、果実、チョコレート、香味料など、ならびに炭水化物および添加物などの成分を含む。
【0020】
ビタミンおよびミネラルは、付け合わせ(accompaniment)の、甘いおよび塩辛い調製品のための共通のベースとして使用する。
【0021】
甘いおよび塩辛い付け合わせの差異は、混合野菜、果実、香味料および添加物のそれぞれの割合、ならびにチョコレートの添加量に由来する。
【0022】
味および食感試験によってとりわけ実証された1つの可能性によると、スプレッドを作製するための粉末混合物中のこれらの要素の相対的割合は、100gに対して、以下:
−49〜88gの野菜、果実、チョコレート、炭水化物、香味料および添加物、
−0.15〜0.35gのビタミン、
−10.5〜25gのミネラル
と等しく選択することができる。
【0023】
より具体的には、スプレッドを作製するための100gの粉末混合物は、
−0.239gのビタミン、
−18.04gのミネラル、
−81.71gの野菜、果実、チョコレート、炭水化物、香味料および添加物
からなる。
【0024】
ミネラルに関しては、ミネラルは以下の化合物:クエン酸三カリウム、無水リン酸一カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三カルシウム、硫酸鉄III、クエン酸亜鉛、グルコン酸マンガン、硫酸銅、ヨウ化カリウムおよび亜セレン酸ナトリウムによって供給される。しかしながら、これらを他の同等のミネラル物質に取って代えてもよい。
【0025】
ビタミンと同様に、これらのミネラルに対する身体の必要性は、すべてのミネラルにおいて同一ではない。本発明によると、代用食は、スプレッドを作る100gの粉末混合物に対して、以下の量:
−7.5〜12.5gのクエン酸三カリウム、
−3〜5gの無水リン酸一カルシウム、
−2〜3.4gの炭酸マグネシウム、
−0.45〜0.8gのリン酸三カルシウム、
−0.09〜0.15gの硫酸鉄III、
−0.05〜0.09のクエン酸亜鉛、
−0.02〜0.0375gのグルコン酸マンガン、
−0.005〜0.009gの硫酸銅、
−0.00028〜0.0005gのヨウ化カリウム、
−0.000175〜0.0003gの亜セレン酸ナトリウム
に従ってミネラルを供給する。
【0026】
また、本発明の好ましい実施形態において、スプレッドは、常に100gに対して以下の量のミネラル:
−10.250gのクエン酸三カリウム、
−4.225gの無水リン酸一カルシウム、
−2.718gの炭酸マグネシウム、
−0.625gのリン酸三カルシウム、
−0.120gの硫酸鉄III、
−0.072gのクエン酸亜鉛、
−0.03075gのグルコン酸マンガン、
−0.00737gの硫酸銅、
−0.000375gのヨウ化カリウム、
−0.000237gの亜セレン酸ナトリウム
を含有する。
【0027】
本発明によると、スプレッドを作製するための粉末混合物は、少なくとも以下のビタミン:
−アスコルビン酸、
−ビタミンE、
−ニコチンアミド、
−ビタミンAアセテート、
−ビタミンB5、
−ビタミンD3、
−ビタミンB6、
−ビタミンB2、
−ビタミンB1、
−ビタミンB9、
−ビオチン
−シタミン(citamin)B12
を含む。
【0028】
ビタミンの必要性は同一ではない。実際、ビタミンのある一定の過剰量は、当人にとって危険である。結果として、ビタミンの供給は、100gに対して以下の量:
−0.06〜0.135gのアスコルビン酸、
−0.04〜0.09gのビタミンEおよびその誘導体、
−0.02〜0.045gのニコチンアミドおよびその誘導体、
−0.01〜0.024gのビタミンAおよびその誘導体、
−0.008〜0.019gのビタミンB5およびその誘導体、
−0.0025〜0.006gのビタミンD3およびその誘導体、
−0.002〜0.005gのビタミンB6およびその誘導体、
−0.0017〜0.004gのビタミンB2およびその誘導体、
−0.0017〜0.004gのビタミンB1およびその誘導体、
−0.00027〜0.00006gのビタミンB9およびその誘導体、
−0.00006〜0.00015gのビオチンおよびその誘導体、
−0.000003〜0.000007gのビタミンB12およびその誘導体
に従って行う。
【0029】
本発明の好ましい実施形態において、スプレッドは、以下の量のビタミン:
−0.09633gのアスコルビン酸、
−0.06505gのビタミンEおよびその誘導体、
−0.03315gのニコチンアミドおよびその誘導体、
−0.01694gのビタミンAおよびその誘導体、
−0.01355gのビタミンB5およびその誘導体、
−0.00413gのビタミンD3およびその誘導体、
−0.00349gのビタミンB6およびその誘導体、
−0.002915gのビタミンB2およびその誘導体、
−0.002877gのビタミンB1およびその誘導体、
−0.000454gのビタミンB9およびその誘導体、
−0.000104gのビオチンおよびその誘導体、
−0.000005gのビタミンB12およびその誘導体
を含有する。
【0030】
野菜、果実、薬味(seasoning)または香味料を組成物に添加することもできる。本発明に特異的な可能性によると、スプレッドは、以下の素材:
−スプレッドを塩辛くする場合には、粉末トマト、ズッキーニ・フレーク、アカシア繊維もしくは粉末グリルド・オニオン、細切れのグリーン・オリーブ、粉末ニンジンまたは粉末セロリ;
−甘いスプレッドにするためには、粉末イチゴ、粉末ラズベリー、粉末ブルーベリー、ビートの根着色剤、イチゴ香味料、ラズベリー香味料、ブラックベリー香味料またはデキストロース
の少なくとも1つまたはそれらの組合せに基づいてもよい。
【0031】
しかしながら、たとえばチョコレートなどの他の成分も当然使用することができる。
【0032】
1つの可能性によると、本発明の代用食は、以下の成分:
−クエン酸三カリウム
−無水リン酸一カルシウム
−炭酸マグネシウム
−リン酸三カルシウム
−硫酸鉄III
−アスコルビン酸
−クエン酸亜鉛
−ビタミンE
−ニコチンアミド
−グルコン酸マンガン
−ビタミンA
−ビタミンB5
−硫酸銅
−ビタミンD3
−ビタミンB6
−ビタミンB2
−ビタミンB1
−ビタミンB9
−ヨウ化カリウム
−亜セレン酸ナトリウム
−ビオチン
−ビタミンB12
を実際に含有する。
【0033】
この代用食は、2つの工程の特定の方法によって得られる。パンおよびスプレッドの実施例では、第1の工程は、以下の方法でパンを作製することからなる:
−パンを作製できる粉末48gを容器内に流し込む;
−60mlの水を添加する;
−ボール状の塊、平坦な塊または任意の他の形状になるまで、得られた生地を混合する;
−調製した成形物を電子レンジに入れる;
−これを2.5〜6分間、750Wで焼上げる。
【0034】
これらは一例として提示する量であり、商業的に入手可能な第1の粉末混合物の添加量48gの存在に基づき、これは第2の混合物に関する下記の実施例に対しても当てはまる。
【0035】
また、水を少なくとも部分的に入れたグラスを、前記調製した成形物の近辺に置くことが可能である。
【0036】
第2の段階では、消費者は、以下の工程:
−45mlの冷水を容器に流し込む工程、
−撹拌しながら、16gの第2の粉末混合物をゆっくりと添加して、均一ペーストを得る工程
に従ってスプレッドを調製する。
【0037】
次に、消費者は、食事の準備をするために、薄切りパンまたはサンドイッチを作製するかのように、甘いまたは塩辛い付け合わせをパンの上に塗る。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本発明による第1の実施例によると、ボール状のパンの塊を作製することを意図する組成物は、以下を含有する:
【表1】

【0039】
次いで、塩辛い付け合わせの組成物を、以下の素材および量で作製することができる:
【表2−1】

【表2−2】

【0040】
甘い付け合わせの場合、本発明に従って適用する実施例によると、組成物は以下となりうる:
【表3−1】

【表3−2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エネルギーおよび栄養の摂取量すべてを含む、栄養素を組み込んだ代用食において、パンまたはケーキタイプの焼上げ用食料品と、スプレッドまたはクリームタイプの付け合わせ食料品との組合せとして出され、前記各食料品は、水と混合する2種の別個の粉末混合物から得られ、調理用食料品を作製するための混合物の成分は、電子レンジで2.5〜6分間焼上げた後にパンまたはケーキが得られるように供給され、スプレッドまたはクリームを得るための混合物の成分は、調理感受性の微量栄養素を含むことを特徴とする、代用食。
【請求項2】
パンを作製するための粉末混合物が、少なくとも以下の素材:
小麦粉、
タンパク質、
植物油、
繊維、
デンプン、
塩、
ピロリン酸ナトリウム、
重炭酸ナトリウム、
パン香味料
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の代用食。
【請求項3】
パンを作製するための粉末混合物が、少なくとも以下の素材:
小麦粉、
大豆タンパク質単離物、
大豆油、
乳タンパク質、
アカシア繊維および小麦繊維、
キャッサバ・デンプン、
塩、
ピロリン酸ナトリウム、
重炭酸ナトリウム、
パン香味料
を含むことを特徴とする、請求項2に記載の代用食。
【請求項4】
パンを作製するための100gの粉末混合物が、以下の素材:
36〜78gの小麦粉、
14〜34gの大豆単離物、
3〜8gの大豆油、
2〜6gの乳タンパク質、
1〜5gのアカシア繊維および小麦繊維、
0.5〜2gのキャッサバ・デンプン、
0.3〜0.9gの塩、
0.35〜0.9gのピロリン酸ナトリウム、
0.2〜0.55gの重炭酸ナトリウム、
0.26〜0.4gのパン香味料
を含むことを特徴とする、請求項3に記載の代用食。
【請求項5】
パンを作製するための100gの粉末混合物が、
60.350gの小麦粉、
23.871gの大豆タンパク質単離物、
5.125gの大豆油、
4.375gの濃縮乳タンパク質、
3.000gのアカシア繊維および小麦繊維、
1.250gのキャッサバ・デンプン、
0.625gの塩、
0.625gのピロリン酸ナトリウム、
0.375gの重炭酸ナトリウム、
0.325gのパン香味料
からなることを特徴とする、請求項4に記載の代用食。
【請求項6】
100gの第1の粉末混合物が、0.05g〜0.3gの範囲の量に従って、以下の素材:ガラナ、ローヤル・ゼリー、アセロラおよび/もしくは酵素製剤の少なくとも1つ、またはそれらの混合物を含有することを特徴とする、請求項5に記載の代用食。
【請求項7】
スプレッドを作製するための粉末混合物が、少なくとも
ビタミン、
ミネラル、
炭水化物、
添加物、および
スプレッドにフレーバーを付与する成分、野菜、果実、チョコレート、香味料タイプの成分
を含むことを特徴とする、前記請求項の一項に記載の代用食。
【請求項8】
スプレッドを作製するための100gの粉末混合物が、
49〜88gの野菜、果実、チョコレート、炭水化物および添加物、
0.15〜0.35gのビタミン、
10.25〜25gのミネラル
からなることを特徴とする、請求項7に記載の代用食。
【請求項9】
スプレッドを作製するための100gの粉末混合物が、
0.239gのビタミン、
18.04gのミネラル、
81.71gの野菜、果実、チョコレート、炭水化物、香味料および添加物
からなることを特徴とする、請求項8に記載の代用食。
【請求項10】
スプレッドを作製するための粉末混合物が、ミネラルを供給するために、少なくとも以下の成分:
クエン酸三カリウム、
無水リン酸一カルシウム、
炭酸マグネシウム、
リン酸三カルシウム、
硫酸鉄III、
クエン酸亜鉛、
グルコン酸マンガン、
硫酸銅、
ヨウ化カリウム、
亜セレン酸ナトリウム
を含むことを特徴とする、請求項7から9の一項に記載の代用食。
【請求項11】
スプレッドを作製するための100gの粉末混合物に対して、ミネラルの供給が
7.5〜12.5gのクエン酸三カリウム、
3〜5gの無水リン酸一カルシウム、
2〜3.4gの炭酸マグネシウム、
0.45〜0.8gのリン酸三カルシウム、
0.09〜0.15gの硫酸鉄III、
0.05〜0.09gのクエン酸亜鉛、
0.02〜0.0375gのグルコン酸マンガン、
0.005〜0.009gの硫酸銅、
0.00028〜0.0005gのヨウ化カリウム、
0.000175〜0.0003gの亜セレン酸ナトリウム
であることを特徴とする、請求項10に記載の代用食。
【請求項12】
スプレッドを作製するための100gの粉末混合物に対して、ミネラルの供給が
10.250gのクエン酸三カリウム、
4.225gの無水リン酸一カルシウム、
2.718gの炭酸マグネシウム、
0.625gのリン酸三カルシウム、
0.12gの硫酸鉄III、
0.072gのクエン酸亜鉛、
0.03075gのグルコン酸マンガン、
0.00737gの硫酸銅、
0.000375gのヨウ化カリウム、
0.000237gの亜セレン酸ナトリウム
であることを特徴とする、請求項11に記載の代用食。
【請求項13】
スプレッドを作製するための粉末混合物が、少なくとも以下のビタミン:
アスコルビン酸、
ビタミンE、
ニコチンアミド、
ビタミンA、
ビタミンB5、
ビタミンD3、
ビタミンB6、
ビタミンB2、
ビタミンB1、
ビタミンB9、
ビオチン、
ビタミンB12
を含むことを特徴とする、請求項7から12の一項に記載の代用食。
【請求項14】
スプレッドを作製するための粉末混合物が、100gの混合物に対して、以下のビタミン:
0.06〜0.135gのアスコルビン酸、
0.04〜0.09gのビタミンEおよびその誘導体、
0.02〜0.045gのニコチンアミドおよびその誘導体
0.01〜0.024gのビタミンAおよびその誘導体、
0.008〜0.019gのビタミンB5およびその誘導体、
0.0025〜0.006gのビタミンD3およびその誘導体、
0.002〜0.005gのビタミンB6およびその誘導体、
0.0017〜0.004gのビタミンB2およびその誘導体、
0.0017〜0.004gのビタミンB1およびその誘導体、
0.00027〜0.0006gのビタミンB9およびその誘導体、
0.00006〜0.00015gのビオチンおよびその誘導体、
0.000003〜0.000007gのビタミンB12およびその誘導体
を含むことを特徴とする、請求項13に記載の代用食。
【請求項15】
スプレッドを作製するための粉末混合物が、100gの混合物に対して、以下のビタミン:
0.09633gのアスコルビン酸、
0.06505gのビタミンEおよびその誘導体、
0.03315gのニコチンアミドおよびその誘導体、
0.01694gのビタミンAおよびその誘導体、
0.01355gのビタミンB5およびその誘導体、
0.00413gのビタミンD3およびその誘導体、
0.00349gのビタミンB6およびその誘導体、
0.002915gのビタミンB2およびその誘導体、
0.002877gのビタミンB1およびその誘導体、
0.000454gのビタミンB9およびその誘導体、
0.000104gのビオチンおよびその誘導体、
0.000005gのビタミンB12およびその誘導体
を含むことを特徴とする、請求項14に記載の代用食。
【請求項16】
塩辛いスプレッドとして使用する粉末混合物が、以下の素材:粉末トマト、ズッキーニ・フレーク、アカシア繊維もしくは粉末グリルド・オニオン、細切れのグリーン・オリーブ、粉末ニンジンまたは粉末セロリの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項7から15の一項に記載の代用食。
【請求項17】
甘いスプレッドとして使用する第2の粉末混合物が、以下の素材:粉末イチゴ、粉末ラズベリー、粉末ブルーベリー、ビートの根着色剤、イチゴ香味料、ラズベリー香味料、ブラックベリー香味料またはデキストロースの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項7から15の一項に記載の代用食。
【請求項18】
以下の成分:
クエン酸三カリウム
無水リン酸一カルシウム
炭酸マグネシウム
リン酸三カルシウム
硫酸鉄III
アスコルビン酸
クエン酸亜鉛
ビタミンE
ニコチンアミド
グルコン酸マンガン
ビタミンA
ビタミンB5
硫酸銅
ビタミンD3
ビタミンB6
ビタミンB2
ビタミンB1
ビタミンB9
ヨウ化カリウム
亜セレン酸ナトリウム
ビオチン
ビタミンB12
を含有することを特徴とする、請求項7から17の一項に記載の代用食。
【請求項19】
100gの第2の粉末混合物に対して、
粉末トマト:28.75g
ズッキーニ・フレーク:18.75g
アカシア繊維:10.498g
クエン酸三カリウム:10.250g
粉末グリルド・オニオン:10g
無水リン酸一カルシウム:4.225g
細切れのグリーン・オリーブ:3.125g
炭酸マグネシウム:2.718g
グアー・ガム:1.875g
大豆油:1.25g
デキストロース:1.25g
天然バジル香味料:1.25g
塩:1.094g
キサンタン・ガム:1g
粉末ニンジン:1g
リン酸三カルシウム:0.625g
ブロス香味料:0.625g
トマト・バジル・ガーリック薬味:0.469g
25%ビタミンCのアセロラ:0.279g
マルトデキストリン:0.209g
粉末セロリ:0.125g
硫酸鉄III:0.12g
99%アスコルビン酸:0.09633g
挽いたグレー・ペッパー:0.094g
クエン酸亜鉛:0.07213g
挽いたオレガノ:0.069g
38.10%ビタミンE:0.06505g
99.7%ニコチンアミド:0.03315g
グルコン酸マンガン:0.03075g
9.75%ビタミンAアセテート:0.01694g
91.6%ビタミンB5:0.01355g
硫酸銅:0.007376g
0.25%ビタミンD3:0.004128g
82.8%ビタミンB6:0.00349g
99.20%ビタミンB2:0.002915g
78.98%ビタミンB1:0.002877g
91.15%ビタミンB9:0.000454g
ヨウ化カリウム:0.000375g
亜セレン酸ナトリウム:0.000237g
99.40%ビオチン:0.000104g
97%ビタミンB12:0.000005g
を含有することを特徴とする、請求項18に記載の代用食。
【請求項20】
100gの第2の粉末混合物に対して、
デキストロース:21.524g
マルトデキストリン:10.932g
クエン酸三カリウム:10.250g
キャッサバ・デンプン:9.383g
粉末イチゴ:9.25g
濃縮乳タンパク質:6.25g
チコリ・イヌリン:4.888g
無水リン酸一カルシウム:4.225g
グアー・ガム:3.75g
ビートの根着色剤:3g
イチゴ香味料:3g
ラズベリー香味料:3g
炭酸マグネシウム:2.718g
クエン酸:2.5g
ミネラル・フレーバー・マスキング:1.375g
粉末ラズベリー:0.75g
リン酸三カルシウム:0.625g
キサンタン・ガム:0.625g
ブラックベリー香味料:0.375g
カラメル・シュガー:0.363g
25%ビタミンCのアセロラ:0.279g
1%ベータ・カロテン:0.213g
粉末ブルーベリー:0.125g
硫酸鉄III:0.12g
99%アスコルビン酸:0.09633g
アセスルファムK:0.075g
クエン酸亜鉛:0.07213g
38.10%ビタミンE:0.06505g
スクラロース:0.056g
99.7%ニコチンアミド:0.03315g
グルコン酸マンガン:0.03075g
9.75%ビタミンAアセテート:0.01694g
91.6%ビタミンB5:0.01355g
硫酸銅:0.007376g
0.25%ビタミンD3:0.004128g
82.8%ビタミンB6:0.00349g
99.20%ビタミンB2:0.002915g
78.97%ビタミンB1:0.002877g
91.15%ビタミンB9:0.000454g
ヨウ化カリウム:0.000375g
亜セレン酸ナトリウム:0.000237g
99.40%ビオチン:0.000104g
97%ビタミンB12:0.000005g
を含有することを特徴とする、請求項18に記載の代用食。
【請求項21】
パンが、以下の工程:
パンを作製するための粉末48gを容器内に流し込む工程;
60mlの水を添加する工程;
ボール状の生地、平坦な生地または任意の他の形状になるまで、得られた生地を混合する工程;
調製した成形物を電子レンジに入れる工程;
2.5〜6分間、750Wで焼上げる工程
によって得られることを特徴とする、前記請求項に記載のパンおよびスプレッドタイプの代用食を調製するための方法。
【請求項22】
水が少なくとも部分的に入ったグラスを、調製した成形物の近辺に置くことを特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
スプレッドが、以下の工程:
45mlの冷水を容器に流し込む工程、
撹拌しながら、16gの第2の粉末混合物をゆっくりと添加する工程、
混合して均一ペーストを得る工程
によって得られることを特徴とする、請求項21および22の一項に記載の方法。

【公表番号】特表2013−507947(P2013−507947A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534754(P2012−534754)
【出願日】平成22年10月25日(2010.10.25)
【国際出願番号】PCT/FR2010/052279
【国際公開番号】WO2011/051610
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512087146)イーティ、アンド、ディーエス、カンパニー、リミティッド (1)
【Fターム(参考)】