説明

ビニールハウス及びビニールハウスの使用方法

【課題】空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウス及びその使用方法を提供する。
【解決手段】ビニールハウスが、かまぼこ形状のビニールシートと、ビニールシートの内面に格子状に接合され、管状の断面形状であって、空気を送ると膨らんでビニールシートをかまぼこ形状に形成する風船チューブ構造体と、ビニールシートの上部に相当する位置に接合する上部水風船と、ビニールシートの下部に相当する位置の風船チューブ構造体に接合する下部水風船とを備えている。上部水風船は、風船チューブ構造体がしぼんだ時に水が入れられ、下部水風船は、常に水が入れられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作物の育苗・栽培のために用いるビニールハウス及びそのビニールハウスの使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
作物等の育苗・栽培において、作物等を吹雪や暴風から守り、さらに作物等の育苗・栽培に適した気温に調整された空間を形成することを目的とする図1に示すようなビニールハウス1が用いられる。従来のビニールハウス1は、金属や塩化ビニール等で作られたパイプ2を地中12’に差し込んで固定し、パイプ2に透明のビニールシート4を被せた構造である。ビニールハウス1の内部の空間を温調するために、ビニールハウス1の外部に温風器6が備えてあり、温風送風管8を介して、温風がビニールハウス1の内部に送られる。ビニールハウス1の内部では、作物16が作物枠10に区切られて置かれ、作業者14が農薬散布等の作業を行う。
【0003】
特許文献1に、金属等の剛性材料からなる線材を組み合わせて構成した支持枠体上に、可撓性膜体を載置して前記支持枠体内を気密的に覆蓋するとともに、前記可撓性膜体内にエアを送り込む送風機を前記支持枠体に設けたことを特徴とするエアテントハウスが開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−10713号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウス及びそのビニールハウスの使用方法を提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウスの内部に外気を送り、空間の気温を調整することができるビニールハウスを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウスに空気を供給する送風機に必要な電力が、太陽光を電気に変換する太陽光発電パネルから供給されるビニールハウスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】
本発明によるビニールハウス(1’)は、かまぼこ形状のビニールシート(26,28)と、ビニールシート(26,28)の内面に格子状に接合され、管状の断面形状であって、空気を送ると膨らんでビニールシート(26,28)をかまぼこ形状に形成する風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)と、ビニールシート(26,28)の上部に相当する位置に接合する上部水風船(30)と、ビニールシート(26,28)の下部に相当する位置の風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)に接合する下部水風船(24)とを具備し、上部水風船(30)は、風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)がしぼんだ時に水(30’)が入れられ、下部水風船(24)は、常に水(24’)が入れられる。
【0010】
本発明によるビニールハウス(1’)は、風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)に空気を送る風船チューブ構造体用送風管(36)を備えた送風機(34)を備えている。
【0011】
本発明によるビニールハウス(1’)は、風船チューブ構造体用送風管(36)は、風船チューブ構造体用送風管(36)から分岐して空間内に外気を送るビニールハウス内用送風管(38)を備えている。
【0012】
本発明によるビニールハウス(1’)は、ビニールハウス内用送風管(38)は、空間(32)の内部に送る外気の量を調節するバルブ(40)を備えている。
【0013】
本発明によるビニールハウス(1’)は、送風機(34)に電力を供給するために、太陽光を電気に変換する太陽光発電パネル(44)を備えている。
【0014】
本発明によるビニールハウス(1’)の使用方法は、かまぼこ形状のビニールシート(26、28)の内面に格子状に接合された、管状の断面形状を有する風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)に空気を送って風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)を膨らませるステップと、ビニールシート(26,28)の下部に相当する位置の風船チューブ構造体に接合する下部水風船(24)に水(24’)を入れるステップとを備えている。
【0015】
本発明によるビニールハウス(1’)の使用方法は、かまぼこ形状のビニールシート(26,28)の内面に格子状に接合された、管状の断面形状を有する風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)から空気を抜いて風船チューブ構造体(18、20a、20b、20c、22)をしぼませるステップと、ビニールシート(26,28)の上部に相当する位置に接合する上部水風船(30)に水(30’)を入れるステップとを備えている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウス及びそのビニールハウスの使用方法が提供される。
【0017】
本発明によれば、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウスの内部に外気を送り、空間の気温を調整することができるビニールハウスが提供される。
【0018】
本発明によれば、空気の供給によって膨らみ、空気を排出することによりたたむことができるビニールハウスに空気を供給する送風機に必要な電力が、太陽光を電気に変換する太陽光発電パネルから供給されるビニールハウスが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
添付図面を参照して、本発明によるビニールハウスを実施するための最良の形態を以下に説明する。
【0020】
(実施形態)
図2は、本発明に係るビニールハウス1’の側面図を示す。図3は、本発明に係るビニールハウス1’の図2におけるA−A’断面図を示す。本発明に係るビニールハウス1’の構造について説明する。管状の断面形状の風船チューブ構造体が縦横に一定の間隔で格子状に交叉している。つまり、地表12に垂直な方向を軸方向とする風船チューブ構造体と、地表12に平行な方向を軸方向とする風船チューブ構造体が一定の間隔で交叉している。図2に示すように、ビニールハウス1’の長手方向を前後とすれば、前後の場所に配置される、地表12に垂直な方向を軸方向とする縦風船チューブ構造体22と、その前後の場所以外に配置される、地表12に垂直な方向を軸方向とする縦風船チューブ構造体18と、地表12に平行な方向を軸方向とする横方向風船チューブ構造体20a・20b・20cとが、一定の間隔で格子状に交叉して配置されている。各風船チューブ構造体は、内部空間がつながっており、一箇所から空気を供給すれば全ての風船チューブ構造体が膨らむようになっている。空気の供給手段については後述する。なお、風船チューブ構造体の生地の材質は、布地に塩化ビニールをコーティングした生地や、布地にポリエチレンをコーティングした生地が例示される。
【0021】
風船チューブ構造体に空気を供給し、膨らませると、図3に示すようにアーチ形状を断面とし、全体としてはかまぼこ形状の骨格をなすような形状が形成される。縦風船チューブ構造体18・22及び横風船チューブ構造体20a・20b・20cの外側には、上部透明ビニールシート26が接合されている。また、ビニールハウス1’の前後の半円状の部分ににおいては、縦風船チューブ構造体22の外側に、前後透明ビニールシート28が接合される。
【0022】
ビニールハウス1’の外部に、送風機34を設置し、縦風船チューブ構造体18・22及び横風船チューブ構造体20a・20b・20cのいずれかの一箇所に、風船チューブ構造体用送風管36が差込まれている。送風機34が稼働し、空気が風船チューブ構造体用送風管36を通って、各風船チューブ構造体に送り込まれると、各風船チューブ構造体は膨らむ。各風船チューブ構造体が膨らんだ結果、上部透明ビニールシート26及び前後透明ビニールシート28の内面に接合されている風船チューブ構造体が骨格となって立体的な形状をつくりあげ、全体の外観がかまぼこ形状のビニールハウス1’が形成される。
【0023】
かまぼこ形状のビニールハウス1’が形成された結果、空間32が形成される。空間32は、作業者14が立って作業をすることができる高さが確保される。また、空間32には、作物16及び作物を取り囲む作物枠10を置くことができる。
【0024】
ビニールハウス1’が風を受けても、飛ばないようにビニールハウス1’の下部の地表12に近いところに、下部水風船24を設ける。下部水風船24は、風船チューブ構造体と同じように管状の断面形状をしており、下部水風船24の中に水24’をためておくことができる。水24’が、ビニールハウス1’をその場所に固定するための重りとなるのである。その下部水風船24をビニールハウス1’の下部の左右であって、図2に示すようにビニールハウス1’の前後方向に配置する。下部水風船24は、縦風船チューブ構造体18・22に接合されている。また、下部水風船24の生地の材質は、風船チューブ構造体と同じ材質であり、布地に塩化ビニールをコーティングした生地や、布地にポリエチレンをコーティングした生地が例示される。つまり、横風船チューブ構造体20a・20b・20cと同様な形態と材質で、ビニールハウス1’の下部に配置したものが、下部水風船24なのである。
【0025】
また、上部透明ビニールシート26の外側であって、かつ、ビニールハウス1’の最上部に上部水風船30を設ける。この上部水風船30も、管状の断面形状をしており、下部水風船24と同様に、中に水30’をためておくことができる。なお、上部水風船30は、図2に示すようにビニールハウス1’の前後方向に配置する。この水30’は、ビニールハウス1’を図3のように膨らませた時には抜いておく。ビニールハウス1’をしぼませた時や完全にたたんだ時に、水30’を上部水風船30に入れるのである。ビニールハウス1’をしぼませた時や完全にたたんだ時に関する説明は、後述する。
【0026】
ビニールハウス1’の外部に、温風器6を設置し、温風送風管8を介して、ビニールハウス1’の内部の空間32に温風を送る。温風器6は、電気抵抗を熱に変えることにより暖められた空気を送風装置により送り出す構造の物や、灯油などの燃料を燃焼させて暖められた空気を送風装置により送り出す構造の物が例示される。そのような暖められた空気(以下、温風)は、空間32の温度を適度に上げて、作物16の育苗を促進させるために必要である。降りそそぐ太陽光線によって、ビニールハウス1’の内部の空間32の気温が上がりすぎた場合、送風機34に接続された風船チューブ構造体用送風管36から分岐したビニールハウス内用送風管38を通して、外気を空間32に送り込んで空間32の気温を下げることができる。当然ながら、その際の空間32の気温が、外気の気温よりも低い場合、外気を空間32に送り込んで空間32の気温を下げる効果は無い。また、外気を空間32に送り込む量を調整すれば、空間32の気温を調整することができる。そこで、ビニールハウス内用送風管38にはバルブ40が備えてあり、手動あるいは自動により外気を空間32に送り込む量を調整することができる。
【0027】
当然ながらビニールハウス1’は屋外に設置するため、送風機34や温風器6を稼働させるための電力確保が必要となる。ビニールハウス1’の近くに、電力の供給を受けることができるコンセントがあって、送風機電源線42をそのコンセントに差し込むことができるのであればよいが、山中や田畑等においては、そのようなコンセントが無い場合が考えられる。図示しない発電機を稼働させて、送風機34や温風器6の電力は発電機から供給を受けることも考えられる。しかし、発電機を稼働させるためにはガソリン等の燃料を必要とするため、送風機34や温風器6が連続稼働するには、定期的な燃料補給が欠かせない。そこで、送風機電源線42を太陽光発電パネル44に接続することで、送風機34は太陽光発電パネル44から電力の供給を受けることができる。太陽光発電パネル44は、太陽光線のエネルギーを電気に変換する半導体光起電素子を複数個並べたものである。つまり、太陽光発電パネル44が、太陽光線のエネルギーを電気に変換し、その電気を図示しない蓄電池に送り続ける限り、送風機34は、連続稼働することができる。なお、太陽光発電パネル44を温風器6の図示しない温風器電源線に接続すれば、温風器6にも電力が供給される。
【0028】
次にビニールハウス1’の各風船チューブ構造体の空気を抜いて、ビニールハウス1’をしぼませた場合について説明する。図4は、本発明に係るビニールハウス1’がしぼんだ時の図2のA−A’断面図を示す。縦風船チューブ構造体18・22及び横風船チューブ構造体20a・20b・20cのいずれかの少なくとも一箇所に、図示しない空気を抜くための栓を設けて、その栓を抜くことで風船チューブ構造体内の空気を抜くことができる。あるいは、送風機34が風船チューブ構造体に空気を送風する際の送風機34のファンの回転方向と逆に回転するように、電気の流れを切り替えて、風船チューブ構造体内の空気を抜くこともできる。
【0029】
風船チューブ構造体内の空気を抜くと、風船チューブ構造体がしぼんで空間32は無くなり、各風船チューブ構造体及び各ビニールシートが、作物枠10に覆い被さる。そして、上部水風船30に、図示しないポンプが水30’を注入する。上部水風船30に入れられた水30’が重りとなって、しぼんだ各風船チューブ構造体及び各ビニールシートが、風を受けてばたつくことを抑える。このように、ビニールハウス1’をしぼませることを必要とする場合は、台風などの影響により風が強い日、作業者14が作業を行わないため空間32を必要としない日、夜間である。台風などの影響により風が強い日、図1に示すような従来のビニールハウス1が風をまともに受けると、ビニールハウス1のビニールシートが損傷を受けたりビニールハウス1が倒壊することがある。従来のビニールハウス1は、風を受ける面積が広いが、本発明に係るビニールハウス1’は、台風などの悪天候時にしぼませることができるため、全体に高さが低く、風を受ける面積が狭い。したがって、本発明に係るビニールハウス1’は、風の影響を受け難く損傷を受けない。また、作業者14が作業を行わない日や夜間は、空間32を必要としないので、ビニールハウス1’をしぼませる。その結果、ビニールハウス1’が膨らんだ場合に比べて、しぼんだ場合は温風器6で温風を送る量を減らすことができ、温風器6を稼働させるための電気代あるいは燃料代を節約することができる。
【0030】
また、本発明に係るビニールハウス1’は、上記のように一時的に高さを下げることができるので、ビニールハウス1’の上面を清掃する等のメンテナンスや、ビニールハウス1’の上面に寒冷紗を張る等の作業を容易に行うことができる。
【0031】
特に風が強い悪天候である場合、作物16を作物枠10とともにビニールハウス1’の外に退避することができる。作物枠10には、土壌と共に作物16が植えられており、作物枠10の底面に図示しない台車があり、作物枠10は移動可能である。作物16が作物枠10とともにビニールハウス1’の外に退避されれば、ビニールハウス1’は、完全にたたむことができる。図5は、本発明に係るビニールハウス1’がたたまれた時の図2のA−A’断面図を示す。ビニールハウス1’をたたんで、倉庫などの建物内に収容することもできるが、屋外にたたんでおく場合の方法を図5は示している。ビニールハウス1’をたたんだだけでは、風によりビニールハウス1’が飛んだり、ばたつきによる損傷が発生してしまう。よって、上部水風船30に、水30’が入れられ、下部水風船24にも、水24’が入れられておくことにより、上部水風船30及び下部水風船24が重りの役割を担う。さらに、たたんだビニールハウス1’にネット46をかぶせ、ネット46を地表12に固定具48で固定する。固定具48は、キャンプで使用されるテントの固定に用いるペグのような杭であればよい。このように収納することで、強い風により、ビニールハウス1’が飛んだり、損傷を受けたりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、従来のビニールハウスの断面図を示す。
【図2】図2は、本発明に係るビニールハウスの側面図を示す。
【図3】図3は、本発明に係るビニールハウスのA−A’断面図を示す。
【図4】図4は、本発明に係るビニールハウスがしぼんだ時のA−A’断面図を示す。
【図5】図5は、本発明に係るビニールハウスがたたまれた時のA−A’断面図を示す。
【符号の説明】
【0033】
1 :従来のビニールハウス
1’ :ビニールハウス
2 :パイプ
4 :ビニールシート
6 :温風器
8 :温風送風管
10 :作物枠
12 :地表
12’:地中
14 :作業者
16 :作物
18 :縦風船チューブ構造体
20a:横風船チューブ構造体
20b:横風船チューブ構造体
20c:横風船チューブ構造体
22 :縦風船チューブ構造体
24 :下部水風船
24’:水
26 :上部透明ビニールシート
28 :前後透明ビニールシート
30 :上部水風船
30’:水
32 :空間
34 :送風機
36 :風船チューブ構造体用送風管
38 :ビニールハウス内用送風管
40 :バルブ
42 :送風機電源線
44 :太陽光発電パネル
46 :ネット
48 :固定具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
かまぼこ形状のビニールシートと、
前記ビニールシートの内面に格子状に接合され、管状の断面形状であって、空気を送ると膨らんで前記ビニールシートをかまぼこ形状に形成する風船チューブ構造体と、
前記ビニールシートの上部に相当する位置に接合する上部水風船と、
前記ビニールシートの下部に相当する位置の風船チューブ構造体に接合する下部水風船とを具備し、
前記上部水風船は、前記風船チューブ構造体がしぼんだ時に水が入れられ、
前記下部水風船は、常に水が入れられる
ビニールハウス。
【請求項2】
前記風船チューブ構造体に空気を送る風船チューブ構造体用送風管を備えた送風機を具備する
請求項1に記載のビニールハウス。
【請求項3】
前記風船チューブ構造体用送風管は、前記風船チューブ構造体用送風管から分岐して前記空間の内部に外気を送るビニールハウス内用送風管を具備する
請求項2に記載のビニールハウス。
【請求項4】
前記ビニールハウス内用送風管は、前記空間内に送る前記外気の量を調節するバルブを具備する
請求項3に記載のビニールハウス。
【請求項5】
前記送風機に電力を供給するために、太陽光を電気に変換する太陽光発電パネルを具備する
請求項2乃至4のいずれか一項に記載のビニールハウス。
【請求項6】
かまぼこ形状のビニールシートの内面に格子状に接合された、管状の断面形状を有する風船チューブ構造体に空気を送って前記風船チューブ構造体を膨らませるステップと、
前記ビニールシートの下部に相当する位置の風船チューブ構造体に接合する下部水風船に水を入れるステップと
を具備する
ビニールハウスの使用方法。
【請求項7】
かまぼこ形状のビニールシートの内面に格子状に接合された、管状の断面形状を有する風船チューブ構造体から空気を抜いて前記風船チューブ構造体をしぼませるステップと、
前記ビニールシートの上部に相当する位置に接合する上部水風船に水を入れるステップと
を具備する
ビニールハウスの使用方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate