説明

ピアツーピアコンピュータ環境の資源の利用

ピアツーピアコンピュータ環境の資源の活用。ピアツーピアコンピュータ環境への接続は、開ノードコンピュータシステムにおいて、第1プロトコルを用いて確立される。サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境と連携していないユーザコンピュータシステムから、開ノードコンピュータシステムにおいて、第2プロトコルを用いて受信される。サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いて完了する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
コンピュータシステムは、様々な技術を利用する他のコンピュータシステムにネットワーク接続され、様々な技術を利用する他のコンピュータにサービスを提供するように構成される。例えば、コンピュータシステムのグループは、クライアントコンピュータシステムにサービスを提供する一般的なネットワークトポロジを利用する一般的なコンピュータサーバのように動作する。そのようなサーバーコンピュータシステムのグループは、サーバーファームとして広く知られている。他の例では、コンピュータシステムのグループは、ピアツーピアコンピュータ環境で構成されている。このような環境では、コンピュータシステムは、ピアツーピアコンピュータ環境からサービスを要求するために、通常、ピアツーピアコンピュータ環境に入らなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【図1】図1は、本技術の形態に従ったピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用する例示的な環境のブロック図を示している。
【0003】
【図2】図2は、本技術の形態に従ったピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用する例示的な方法のフローチャートを示している。
【0004】
【図3】図3は、本技術の形態に従ったピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用する例示的な方法のフローチャートを示している。
【0005】
【図4】図4は、本技術の形態が実装された例示的なコンピュータシステムの図を示している。
【0006】
形態の記述において参照される図面は、特に断らない限り、スケールの通りでないものとして理解されるべきであろう。
【発明を実施するための形態】
【0007】
これから本技術の形態について詳細に説明される。本技術の形態の例は添付の図面で説明されている。本技術は様々な形態と組み合わせて述べられるが、当然のことながら、それらは本技術をこれらの形態に限定することを意図したものではない。一方で、本技術は、添付の請求の範囲で定義されるような様々な形態の精神と範囲に含まれる、変形、修正及び均等をカバーする意図である。
【0008】
更に、本形態の以下の記述において、本発明の完全な理解のために、多くの具体的詳細について説明する。しかしながら、本技術は、これらの具体的詳細なしに実施されることができる。他の例においてよく知られた方法、手順、部品及び回路は、本形態の特徴をいたずらに不明瞭としないために、詳細に述べられていない。
【0009】
以下の議論から明らかなように、別に特に述べられていなければ、「確立する」、「受信する」、「完了する」、「要求する」、「アクセスする」、「更新する」のような語を使用した議論は、コンピュータシステム又は同様の電子計算装置の動作及び処理で参照される。コンピュータシステム又は同様の電子計算装置は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを扱い、コンピュータシステムメモリ又はレジスタ、又は他の情報格納、送信又は表示機器内の物理量として同様に表される他のデータに変換する。本技術の形態は、例えば光学的及び機械的計算機のような他のコンピュータシステムの利用にもとても適している。
[議論の概要]
【0010】
本技術の形態は、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのものである。典型的なピアツーピアコンピュータ環境は、それぞれ様々な接続能力を有するノードとして知られるピアコンピュータシステムにより構成されることができる。ユーザコンピュータシステムは、データを交換するため、サービスを要求するため、あるいは別のピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するために、ピアツーピアコンピュータ環境と接続することが望ましい。そのようにするために、ユーザコンピュータシステムは、ピアツーピアコンピュータ環境のノードとなることにより、ピアツーピアコンピュータ環境に参加することが必要であるかもしれない。本技術は、ユーザコンピュータシステムがピアツーピアコンピュータ環境に参加する又はそのノードになる必要なしに、ユーザコンピュータシステムに対してピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用することを許容する。
【0011】
ユーザコンピュータシステムは、インターネットを介して他のコンピュータシステムにアクセスするために、ウェブブラウザアプリケーションを利用することができる。それを行うにあたり、ユーザは、他のコンピュータシステムのサービス又は資源にアクセスするためにウェブブラウザアプリケーションにインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)アドレスを入力する。ウェブブラウザアプリケーションは、ユーザからドメイン名を受信し、ドメイン名システム(DNS:Domain Name System)サーバに最初にコンタクトし、そして二値識別子を利用して実際のIPアドレスにリダイレクトされる。ウェブブラウザアプリケーションは、サーバーファームでホストされたウェブページにアクセスするために利用されることができる。本技術のある形態において、ウェブブラウザアプリケーションは、サーバファームの代りにウェブページや他のサービスをホスティングするピアツーピアコンピュータ環境に案内される。
【0012】
ある形態において、本技術は、少なくとも一つの開ノードを有するピアツーピアコンピュータ環境を備える。ある開ノードは、ピアツーピアコンピュータ環境でのピア又はノードであるコンピュータシステムと定義され、ピアツーピアコンピュータ環境の一部でないコンピュータシステムを含むインターネットのどこからでも接続される能力を有する。ある形態では、開ノードは、ユーザコンピュータシステムとピアツーピアコンピュータ環境との間のブリッジのように動作する。ブリッジのように動作することにより、開ノードは、その開ノードがあるプロトコルを用いてピアツーピアコンピュータ環境と通信している間でも、ユーザコンピュータシステムに対し、異なるプロトコルを使用する開ノードとの通信を許容する。これは、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を同時に利用している間、ユーザコンピュータシステムに対し、ピアツーピアコンピュータ環境を気づかせないことができる。本技術の他の優位性は、ユーザコンピュータシステムが、ピアツーピアコンピュータ環境にアクセスすることを許容するどんな追加的なソフトウェア又はアプリケーションをダウンロード又はインストールする必要なしに、ピアツーピアコンピュータ環境からのサービスを要求し、享受することを許容している。
【0013】
以下の議論では、本技術の様々な形態に用いるピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するコンピュータシステムと共に及び内部で使用される様々なハードウェア、ソフトウェア及びファームフェアの部品を示す。更に、システム及び方法は、以下で議論されるハードウェア、ソフトウェア及びファームフェアの部品のいくつか含む、すべてを含む及びすべて含まないこととしてもよい。
【0014】
当然のことながら、ピアツーピアコンピュータ環境は当業者によく知られたものであり、ピアツーピアネットワークとしてもよく知られ、しばしばP2Pとして略される。当然のことながら、ピアツーピアコンピュータ環境は複合的なコンピュータシステムを含み、指定されたプロトコルを用いて互いの通信のタイプを変化させるルーター及びスイッチを含んでいてもよい。ある形態では、ピアツーピアコンピュータ環境は、中間のネットワークホストやサーバなしに、ピアに直接利用可能な(処理能力、ディスク保存及びネットワーク帯域等のような)資源の一部を形成する参加者により構成されるネットワークアーキテクチャに配されている。ある形態では、ピアツーピア技術は、一群のノードを管理するために用いられる。
[ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用する形態]
【0015】
図1を参照すると、ピアツーピアコンピュータ環境の資源の利用において使用されるユーザコンピュータシステム及びピアツーピアコンピュータ環境のブロック図が示されている。環境100は、DNS105と、ユーザコンピュータシステム110と、開ノード115、及びノード120、125及び130とを含んでいる。環境100は、本技術の異なる形態で用いられる又は用いられない部品を含み、環境100は、本技術を限定するものと解釈されるべきではない。
【0016】
ある形態では、環境100はユーザコンピュータシステム110を含む。ユーザコンピュータシステム110は、サーバーコンピュータシステム又はパーソナルコンピュータシステムを含むコンピュータシステムであってもよい。ユーザコンピュータシステム110は、データを演算し、他の同様なマシンとネットワークを介して通信することのできるどのような型のマシンであってもよい。ある形態では、ユーザコンピュータシステム110は、バーチャルコンピュータである。ユーザコンピュータシステム110は、サービスを実行するための限られた数の資源を有していてもよい。そのような資源は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)使用量、メモリ使用量、帯域幅、記憶容量等である
【0017】
ある形態では、ユーザコンピュータシステム110は、第1プロトコルを用いてコンピュータネットワークを介して他のコンピュータシステムのサービスを要求する。そのようなサービスは、データを交換すること、データベースにアクセスすること、ウェブページにアクセスすること、マルチメディアデータをストリーミングすること等を含んでいてもよい。例えば、ピアツーピアコンピュータは、キーがアセットのURLで、値を実データとして、HTTPデューティを介したコンテントデリバリーネットワーク(CDN:Content Delivery network)を実行することができる。ある形態では、ユーザコンピュータシステム110は、そのようなサービスを要求するために、ウェブブラウザアプリケーションを使用してもよい。ある形態では、ウェブブラウザアプリケーションは、最初にDNSクエリを用いてドメイン名システム(DNS:Domain Name System)サーバ105にコンタクトする。DNS105は、ユーザコンピュータシステムにDNSレスポンスで応答し、ユーザコンピュータシステム110を開ノード115のような他のコンピュータシステムにリダイレクトする。通信線135は、DNSクエリとレスポンスの両方のために利用されることができる。ある形態では、DNS105は、バークレーインターネットネームドメイン(BIND:Berkeley Internet Name Domain)である。当然のことながら、ユーザコンピュータシステム110で用いられる第1プロトコルは、限定するものではないが、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP:HyperText Transfer Protocol)に基づいたプロトコル、ユーザデータグラムプロトコル(UDP:User Datagram Protocol)に基づいたプロトコル、通信制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)に基づいたプロトコル、セッション初期化プロトコル(Session Initiation Protocol)等である。ある形態では、最初のプロトコルは、通信線145を介して行われる
【0018】
ある形態では、ユーザコンピュータシステム110は、通信線145により、説明されたような開ノード115にアクセスする。ある形態では、開ノード115は、ピアツーピアコンピュータ環境のノード又はピアであるコンピュータシステムであり、ピアツーピアコンピュータ環境の他のノードにより接続されていてもよい。ある形態では、開ノード115は、第1プロトコルを介して着信を聞くサーバーの構成要素を備えている。このように、開ノード115は、ユーザコンピュータシステム110と、ノード120,125及び130との間でブリッジのように動作する。ある形態では、通信線150に示されるように開ノード115と、ノード120,125及び130とは、ピアツーピアコンピュータ環境を形成する。したがって、開ノード115は、サービスをホスティングし、クライアントコンピュータシステムからの要求を受信するサーバーファーム内のサーバと同様に動作すると共に、開ノードは同時にピアツーピアコンピュータ環境のノードとしても動作する。ユーザコンピュータシステム110は、開ノード115と、ノード120,125及び130とがピアツーピアコンピュータ環境を形成していることを認識しないかもしれない。当然のことながら、環境100は、ピアツーピアコンピュータ環境に1以上の開ノードを含むことができる。
【0019】
ある形態では、ユーザコンピュータシステム110とノード120,125及び130とは、それぞれ通信線150を用いて第2プロトコルを用いて互いに通信する。第2プロトコルは、ピアツーピアプロトコルに限定されず、ピアツーピアゴシッププロトコル、ビットトレントプロトコル等とすることもできる。ある形態では、第2プロトコルは、ユーザコンピュータシステム110及び開ノード115の両方により利用される上述した第1プロトコルと異なるプロトコルである。
【0020】
ある形態では、開ノード115は、通信線140を用いてDNS105と通信する。ある形態では、そのような通信はピアツーピアコンピュータ環境での現在利用可能な開ノードのリストでDNS105を更新することを含む。ある形態では、開ノード115は、ある限られた期間でピアツーピアコンピュータ環境の一部である。従って、もし、DNS105が、もはや開ノード115がピアツーピアコンピュータ環境の一部でない期間にユーザコンピュータシステム110から要求を受信する場合に、DNS105は、開ノード115又はピアツーピアコンピュータ環境に属する他のコンピュータシステムにより更新された開ノードのリストを用いて、開ノード115と異なる開ノードにリダイレクトすることができる。このように、本技術は、ピアツーピアコンピュータ環境の動的撹拌トポロジの期間にユーザコンピュータシステム110にサービスを供給することができる。
【0021】
ある形態では、ピアツーピアコンピュータ環境のいずれのノードが、ピアツーピアコンピュータ環境の利用可能な開ノードのリストで、DNS105を更新してもよい。ある形態では、ピアツーピアコンピュータ環境のあるノードは、ピアツーピアコンピュータ環境の利用可能な開ノードのリストを有するDNS105を更新する責務を負っている。ある形態において、DNS105は、所定のプロトコルを提供することのできるピアツーピアコンピュータ環境の開ノードのIPアドレスを返すゾーンファイルを介して構成される。ある形態では、ネームサーバゾーンは、中間DNSサービスに結果を長い時間キャッシュさせないようにするために、短い有効期間(TTL:time to live)値を保持するように構成される。
【0022】
ある形態では、ノード120,125及び130は、ピアツーピアコンピュータ環境のピア又はノードであるコンピュータシステムである。当然のことながら、ノード120,125及び130は、それぞれ互いに異なる様々な資源及び能力を有していてもよい。当然のことながら、ノード120,125及び130は、インターネットにアクセスすることを含む十分なネットワーク能力を有していてもよいし、制限付きのネットワーク能力を有していてもよい。例えば、ノード130は、ノード120とのみネットワーク接続されていてもよい。ある形態では、ピアツーピアコンピュータ環境は、ノード120,125及び130だけに限られず、いくつのノードを有していてもよい。
【0023】
ある形態では、ピアツーピアコンピュータ環境は、ピアツーピアコンピュータ環境が分散型態様でデータを保存し取得するのに効率的に使用されるように、第2プロトコルをOpenDHT又はChordとすることができる分散型ハッシュテーブル(DHT:Distributed Hash Table)として使用される。そして、ストレージインフラストラクチャーは、ピアツーピアコンピュータ環境のノードとピアツーピアコンピュータ環境のノードでないユーザコンピュータシステムとの両方により、連絡先リスト、存在情報又は分散型通信プラットフォームを構築するときに必要となる他のトークンを保存するために活用されることができる。
[動作]
【0024】
図2は、本発明の一形態に従って、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するための処理200を説明するフローチャートである。ある形態では、処理200は、コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令の制御下で処理装置及び電子部品により実行されるコンピュータに実装された方法である。コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令は、例えば、コンピュータ使用可能揮発性及び不揮発性メモリのようなデータ保存機能に存在する。しかしながら、コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令は、どのような型のコンピュータ使用可能保存媒体であっても存在することができる。ある形態において、処理200は、図1の開ノード115により実行される。ある形態において、方法は、実行された際にコンピュータシステムにその方法を実行させる命令が一体化されて保持されるコンピュータ使用可能保存媒体に存在してもよい。
【0025】
202において、ピアツーピアコンピュータ環境への接続は、開ノードコンピュータシステムにおいて第1プロトコルを用いて確立される。例えば、これは図1の開ノード115と、ノード120,125及び130と、通信線150とを用いて確立してもよい。ある形態において、第1プロトコルはピアツーピアプロトコルである。
【0026】
204において、サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境と現時点で連携していないユーザコンピュータシステムから開ノードコンピュータシステムで受信される。ここで要求は第2プロトコルを使用して受信される。例えば、これは、図1の開ノード115、ユーザコンピュータシステム110及び通信線145を用いて確立されてもよい。ある形態では、第2プロトコルはHTTPに基づくプロトコルである。
【0027】
206において、サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用して完了する。例えば、これは、図1のユーザコンピュータシステム110と、開ノード115と、ノード120,125及び130と、通信線145及び150とを用いて達成されてもよい。
【0028】
208において、ドメイン名サーバは、ピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードリストで更新される。当然のことながら、ステップ208は、処理200に独立して行うことができ、また、ステップ202、204及び206と並行に行うことができる。ある形態では、ステップ208は、ピアツーピアコンピュータ環境の動作中に2〜3回発生する。例えば、これは図1の開ノード115、DNS105及び通信線140を用いて達成される。ある形態では、DNS105は、ピアツーピアコンピュータ環境と連携したどのピアコンピュータシステムによっても開ノードのリストで更新される。第1プロトコルを用いてユーザコンピュータシステムと接続することができ、第2プロトコルを使用してピアコンピュータシステムと接続される開ノードによるDNSの更新により、DNSは、ユーザコンピュータシステムからの着信ドメイン名要求を、ユーザコンピュータシステムがピアツーピアコンピュータ環境と接続されていることを認識することなく、開ノードにリダイレクトすることが可能である。
【0029】
図2は、本発明の一形態に従って、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するための処理300を説明するフローチャートである。ある形態では、処理300は、コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令の制御下で処理装置及び電子部品により実行されるコンピュータに実装された方法である。コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令は、例えば、コンピュータ使用可能揮発性及び不揮発性メモリのようなデータ保存機能に存在する。しかしながら、コンピュータ使用可能な及びコンピュータ実行可能な命令は、どのような型のコンピュータ使用可能保存媒体であっても存在することができる。ある形態において、処理300は、図1のユーザコンピュータシステム110及び開ノード115により実行される。ある形態において、方法は、実行された際にコンピュータシステムにその方法を実行させる命令が一体化されて保持されるコンピュータ使用可能保存媒体に存在してもよい。
【0030】
302において、サービスは、第1プロトコルを用いたコンピュータネットワークを介して要求される。ここで、サービスは、現時点でピアツーピアコンピュータ環境と連携していないユーザコンピュータシステムにおいて要求される。例えば、これは、図1のユーザコンピュータシステム110と、通信線135及び145とを用いて確立される。ある形態では、ユーザコンピュータシステムは最初に図1のDNS105のようなDNSサーバとコンタクトする。ある形態では、第1プロトコルは、HTTPに基づいたプロトコルである。
【0031】
304において、ピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードコンピュータシステムは、ユーザコンピュータシステムによるサービスの要求に応答してアクセスされる。ある形態では、開ノードコンピュータシステムは図1の開ノード115である。
【0032】
306において、開ノードコンピュータシステムは、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いるサービスを完了し、開ノードコンピュータシステムからのサービスの要求の完了を受信する。もしある期間内に要求の完了が起こらなかった場合に、ユーザコンピュータシステムが要求を再び繰り返すようなタイムアウトシステムが導入されてもよい。DNSサーバは、引き続き起こる要求が成功することの可能性を高めるため、同じ開ノードに再び返信することを避けるように構成される。
[例示的コンピュータシステム環境]
【0033】
図4を参照すると、例えば、コンピュータ利用可能媒体内に存在するコンピュータ読取可能及びコンピュータ実行可能命令により構成された通信を提供するための技術の形態の一部が示されている。すなわち、図4は、本技術の形態を実装して利用されるコンピュータの型の一例を示している。
【0034】
図4は、本技術の形態で使用される例示的コンピュータシステム400を示している。当然のことながら、図4のシステム400は例示のみであり、本技術の形態は、一般目的のネットワーク化されたコンピュータシステム、ピアツーピアネットワーク化されたコンピュータシステム、組み込みコンピュータシステム、ルータ、スイッチ、サーバ装置、ユーザ装置、様々な中間装置/アーチファクト、スタンドアロンコンピュータシステム、携帯電話、PDA(Personal Data Assistants)、ネットワークTVその他を含む多くの異なるコンピュータシステム上で又は内部で動作することができる。図4に示すように、図4のコンピュータシステム400は、フロッピーディスク(登録商標)、コンパクトディスク及びこれらを組み合わせたようなもののような周辺コンピュータ読取可能媒体402を有するものによく適合している。
【0035】
図4のシステム400は、情報を通信するためのアドレス/データバス404と、情報と命令を処理するためのバス404と結合された処理装置406Aとを含んでいる。図4に示されるように、システム400は、複数の処理装置406A,406B及び406Cが存在する複数処理装置の環境にもよく適している。反対に、システム400は例えば処理装置406Aのような単一の処理装置を有するものにもよく適している。処理装置406A,406B及び406Cは、どんな様々な型のマイクロプロセッサであってもよい。システム400は、処理装置406A,406B及び406Cのための情報及び命令を保存するためのバス404と結合された、例えばRAM(Random Access Memory)であるコンピュータ使用可能揮発性メモリ408のようなデータ保存機能も含む。
【0036】
システム400は、また、処理装置406A,406B及び406Cのための静的情報及び命令を保存するためのバス404と結合された、例えばROM(Read Only Memory)であるコンピュータ使用可能不揮発性メモリを含む。また、システム400に存在するのは、情報及び命令を保存するためのバス404と結合された(例えば、磁気又は光学ディスク及びディスクドライブである)データ保存ユニット412である。システム400は、また、処理装置406A、又は処理装置406A,406B及び406Cと情報及び命令選択の通信を行うためのバス404に結合された英数字と機能キーを含む任意の英数字入力装置414を含む。システム400はまた処理装置406A、又は処理装置406A,406B及び406Cとユーザ入力情報及び命令選択の通信を行うためのバス404に結合された任意のカーソル制御装置416を含む。本形態のシステム400は、また、表示情報のためのバス404に結合された任意の表示装置418を含む。
【0037】
図4をまた参照するが、図4の任意の表示装置418は、ユーザに認識可能なグラフィック画像及び英数字を作り出すためのLCD(Liquid Crystal Device)、CRT(Cathode Ray Tube)、プラズマ表示装置その他の表示装置とすることができる。任意のカーソル制御装置416は、コンピュータユーザに、表示装置418の表示スクリーン上の視覚可能シンボル(カーソル)の動きを動的に示すことを許容する。カーソル制御装置416の多くの実装は、トラックボール、マウス、タッチパッド、ジョイスティック、又は与えられた方向又は移動の仕方の動きを示すことのできる英数字入力装置414の特殊キーを含み当業者によく知られている。代替的には、当然ながら、カーソルは、特殊キー及びキーシーケンスコマンドを用いて英数字入力装置414からの入力を介して移動及び/又は有効化される
【0038】
システム400は、例えば音声コマンドのような他の手段により、カーソルを動かさせることにもよく適している。システム400は、また、外部構成要素と組み合わされるシステム400のためのI/Oデバイス420を含む。例えば、ある形態では、I/Oデバイス420は、システム400と、限定しないがインターネットのような外部ネットワークとの間の有線又は無線の通信を可能にするモデムである。システム400は、また、一群のノード又はピアツーピアコンピュータ環境における動作によく適している。
【0039】
図4をまた参照するが、システム400の様々な他の構成要素が示されている。より詳しくは、存在する場合には、オペレーティングシステム422、アプリケーション424、モジュール426及びデータ428が典型的には一又はいくつかの、例えばRAM(Random Access Memory)であるコンピュータ使用可能揮発性メモリ408及びデータ保存ユニット412の組み合わせの内部に存在するものとして示されている。しかしながら、当然のことながら、いくつかの形態では、オペレーティングシステム422は、ネットワーク上やフラッシュドライブ上のような他の場所に保存されてもよく、更に、オペレーティングシステム422は、例えば、インターネットに接続されることにより離れた場所からアクセスされてもよい。ある形態では、本技術は、例えば、RAM408内のメモリ区域及びデータ保存ユニット412内のメモリ領域内のアプリケーション424又はモジュール426として保存される。本技術の形態は、上述のシステム400の一つ又はそれ以上の要素に適用されることができる。
【0040】
コンピューティングシステム400は、適したコンピューティング環境のただの一つの例であり、本技術の使用又は機能の範囲に関してどのような限定もするものではない。コンピューティング環境400は、例示的なコンピューティングシステム400で説明された構成要素のどのような一つ又は組み合わせに関するどのような従属又は要件を有するものとしても解釈されない。
【0041】
本技術の形態は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能命令の一般的コンテキストで記述されることができる。一般的に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等であり、それらは特定のタスクを実行する、又は特定の抽象的データ形式を実装する。本技術の形態は、タスクが、通信ネットワークを介して関連づけられたリモート処理装置により実行される分散型コンピューティング環境で実施されることもできる。分散型コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルとメモリ保存装置を含むリモートコンピュータ保存媒体との両方に配置されていてもよい。
【0042】
主題は、ある言語で構造的特徴及び/又は方法論的行為に特化して述べられたが、当然のことながら、添付の請求の範囲で定義された主題は、上述の特化された特徴又は行為に限られる必要はない。むしろ、上述の特化された特徴及び行為は、請求の範囲を実装する例示的形式として開示されている。ここで述べられたすべての要素、部品及びステップは、好ましくは含まれる。当然のことながら、これらの要素、部品及びステップのいずれも、当業者に明らかなように、他の要素、部品及びステップに置き換えられてもよいし、すべて削除されてもよい。
【0043】
概して、この文書は、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用する方法を説明している。ピアツーピアコンピュータ環境の接続は開ノードコンピュータシステムにおける第1プロトコルを用いて確立される。サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境と現時点で連携していないユーザコンピュータシステムから開ノードコンピュータシステムで受信される。ここで要求は第2プロトコルを使用して受信される。サービスの要求は、ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用して完了される。
【0044】
この文書は、少なくとも以下のコンセプトを開示した。
[コンセプト1]
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
開ノードコンピュータシステムにおいて第1プロトコルを用いてピアツーピアコンピュータ環境との接続を確立し、
前記開ノードコンピュータシステムにおいて、ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムから、第2プロトコルを用いてサービスの要求を受信し、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いて前記サービスの要求を完了する、ことを備えるコンピュータに実装された方法。
[コンセプト2]
コンセプト1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト3]
コンセプト2に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記ピアツーピアプロトコルは、ゴシッププロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト4]
コンセプト1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ビットトレントプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト5]
コンセプト1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト6]
コンセプト1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト7]
コンセプト1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト8]
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
ピアツーピアコンピュータ環境と連携したコンピュータシステムを用いてピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードのリストでドメイン名サーバを更新し
前記開ノードは、第1プロトコルを用いてユーザコンピュータシステム接続可能であり、第2プロトコルを用いて前記ピアツーピアコンピュータ環境と連携したピアコンピュータシステムと接続可能である、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト9]
コンピュータシステムにピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するステップを実行させるための命令が一体化されて保持されるコンピュータ利用可能保存媒体であって、
開ノードコンピュータシステムにおいて第1プロトコルを用いてピアツーピアコンピュータ環境との接続を確立し、
前記開ノードコンピュータシステムにおいて、ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムから、第2プロトコルを用いてサービスの要求を受信し、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いて前記サービスの要求を完了する、を備えるコンピュータに実装された方法。
[コンセプト10]
コンセプト9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト11]
コンセプト10に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記ピアツーピアプロトコルは、ゴシッププロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト12]
コンセプト9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ビットトレントプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト13]
コンセプト9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト14]
コンセプト9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト15]
コンセプト9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
[コンセプト16]
コンピュータシステムにピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するステップを実行させるための命令が一体化されて保持されるコンピュータ利用可能保存媒体であって、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
ピアツーピアコンピュータ環境と連携したコンピュータシステムを用いてピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードのリストでドメイン名サーバを更新し
前記開ノードは、第1プロトコルを用いてユーザコンピュータシステム接続可能であり、第2プロトコルを用いて前記ピアツーピアコンピュータ環境と連携したピアコンピュータシステムと接続可能である、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト17]
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
前記ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムにおいて、第1プロトコルを用いてコンピュータネットワークを介して、サービスを要求し、
前記ユーザコンピュータシステムによる前記サービスの要求に応答して、前記ピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードコンピュータシステムにアクセスし、
前記開ノードコンピュータシステムが、前記ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いるサービスを完了して、前記開ノードコンピュータシステムからサービスの要求の完了を受信する、ことを備えるコンピュータに実装された方法。
[コンセプト18]
コンセプト17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記サービスの要求は、最初にドメイン名サーバにコンタクトする、ことを特徴とすることを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト19]
コンセプト17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記サービスの要求は、前記サービスを要求するためにウェブブラウザアプリケーションを使用する、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト20]
コンセプト17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルではない、ことを特徴とする、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト21]
コンセプト17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記ピアツーピアコンピュータ環境は、ピアツーピアプロトコルを用いて、通信し、資源を割り当て、サービスを供給する、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト22]
コンセプト17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト23]
コンセプト17に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
[コンセプト24]
コンセプト17に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
開ノードコンピュータシステムにおいて第1プロトコルを用いてピアツーピアコンピュータ環境との接続を確立し、
前記開ノードコンピュータシステムにおいて、ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムから、第2プロトコルを用いてサービスの要求を受信し、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いて前記サービスの要求を完了する、ことを備えるコンピュータに実装された方法。
【請求項2】
請求項1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項3】
請求項2に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記ピアツーピアプロトコルは、ゴシッププロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項4】
請求項1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ビットトレントプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項5】
請求項1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項6】
請求項1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項7】
請求項1に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第2プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項8】
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
ピアツーピアコンピュータ環境と連携したコンピュータシステムを用いてピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードのリストでドメイン名サーバを更新し
前記開ノードは、第1プロトコルを用いてユーザコンピュータシステム接続可能であり、第2プロトコルを用いて前記ピアツーピアコンピュータ環境と連携したピアコンピュータシステムと接続可能である、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項9】
コンピュータシステムにピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するステップを実行させるための命令が一体化されて保持されるコンピュータ利用可能保存媒体であって、
開ノードコンピュータシステムにおいて第1プロトコルを用いてピアツーピアコンピュータ環境との接続を確立し、
前記開ノードコンピュータシステムにおいて、ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムから、第2プロトコルを用いてサービスの要求を受信し、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いて前記サービスの要求を完了する、を備えるコンピュータに実装された方法。
【請求項10】
請求項9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項11】
請求項10に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記ピアツーピアプロトコルは、ゴシッププロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項12】
請求項9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ビットトレントプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項13】
請求項9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項14】
請求項9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項15】
請求項9に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータ利用可能保存媒体。
【請求項16】
コンピュータシステムにピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するステップを実行させるための命令が一体化されて保持されるコンピュータ利用可能保存媒体であって、
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
ピアツーピアコンピュータ環境と連携したコンピュータシステムを用いてピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードのリストでドメイン名サーバを更新し
前記開ノードは、第1プロトコルを用いてユーザコンピュータシステム接続可能であり、第2プロトコルを用いて前記ピアツーピアコンピュータ環境と連携したピアコンピュータシステムと接続可能である、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項17】
ピアツーピアコンピュータ環境の資源を利用するためのコンピュータに実装された方法であって、前記方法は、
前記ピアツーピアコンピュータ環境と現在連携していないユーザコンピュータシステムにおいて、第1プロトコルを用いてコンピュータネットワークを介して、サービスを要求し、
前記ユーザコンピュータシステムによる前記サービスの要求に応答して、前記ピアツーピアコンピュータ環境に配置された開ノードコンピュータシステムにアクセスし、
前記開ノードコンピュータシステムが、前記ピアツーピアコンピュータ環境の資源を用いるサービスを完了して、前記開ノードコンピュータシステムからサービスの要求の完了を受信する、ことを備えるコンピュータに実装された方法。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記サービスの要求は、最初にドメイン名サーバにコンタクトする、ことを特徴とすることを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項19】
請求項17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記サービスの要求は、前記サービスを要求するためにウェブブラウザアプリケーションを使用する、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項20】
請求項17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ピアツーピアプロトコルではない、ことを特徴とする、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項21】
請求項17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記ピアツーピアコンピュータ環境は、ピアツーピアプロトコルを用いて、通信し、資源を割り当て、サービスを供給する、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項22】
請求項17に記載のコンピュータに実装された方法であって、
前記第1プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項23】
請求項17に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第2プロトコルは、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。
【請求項24】
請求項17に記載のコンピュータ利用可能保存媒体であって、
前記第1プロトコルは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に基づくプロトコルである、ことを特徴とするコンピュータに実装された方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−516900(P2013−516900A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548034(P2012−548034)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/061861
【国際公開番号】WO2011/084835
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(512178798)タンゴメ、インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】