説明

フィルタ装置

【課題】気体に含まれる不純物を、高性能を維持し、小型、低コストのフィルタ装置ならびにメンテナンス性の良いフィルタ装置を提供する。
【解決手段】気体中の不要物を除去するフィルタ装置と、フィルタ装置は、気体流路方向に向けて前記気体流れ方向に垂直な断面積が、前記気体排出口側より前記開口部側が大きくなるよう形成されているフィルタ収納部と気体吸入口を有する脱着自在のフィルタ蓋部と、複数のフィルタと、フィルタを前記フィルタ収納部から脱着するためのフィルタ保持部から成り、フィルタの脱着作業がし易くなりメンテナンス性が向上する。さらに前記フィルタ支持体に孔を設けることにより、フィルタに流入する気体の偏流が抑制できるので、フィルタの利用率が向上し、小型化、低コスト化が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池や給湯器などの気体の吸気路に設けられ、吸入気中の不純物を除去するためのフィルタを備えたフィルタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のフィルタ装置としては、燃料電池や給湯器などに対する吸入空気中の大部分の不純物が、まず不純物除去容量の大きな上流側のフィルタにより大まかに除去された後、残りの不純物が不純物除去効率の高い下流側のフィルタにより除去されている(例えば、特許文献1参照)。また、フィルタ装置内に不純物の種類(例えば酸性不純物、アルカリ性不純物、塵埃)ごとに専用のフィルタを設け、複数のフィルタを積層して構成しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
図5は、特許文献1に記載された従来の燃料電池のフィルタ装置を示すものである。図5に示すように、燃料電池のフィルタ装置26のケース31は、一側面を開口した第1ケース形成体32と、その第1ケース形成体32の開口部を開閉可能に覆う第2ケース形成体33とから構成されている。第1ケース形成体32にはインレット34が形成されるともに、第2ケース形成体33にはアウトレット35が形成されている。インレット34とアウトレット35との間に位置するように、ケース31内にはフィルタユニット36が配置され、燃料電池6への吸入空気がフィルタユニット36を通過することにより、同吸入空気中に含まれる不純物が除去されるようになっている。図5に示すように、フィルタユニット36は、吸入空気流の上流側に配置された上流側フィルタ37と、その上流側フィルタ37に対して吸入空気流の下流側に隣接配置された下流側フィルタ38とから構成されている。そして、上流側フィルタ37は、下流側フィルタ38よりも不純物除去容量が大きくなるように構成され、下流側フィルタ38は上流側フィルタ37よりも不純物除去効率が高くなるように構成されている。
【0004】
図6は、特許文献2に記載された従来の燃料電池のフィルタ装置10を示すものである。図6に示すように、従来の燃料電池のフィルタ装置10は、酸化剤ガスまたは大気中に含まれるアルカリ性不純物を除去するアルカリ性不純物除去フィルタ49と、酸化剤ガスまたは大気中に含まれる酸性不純物を除去する酸性不純物除去フィルタ41と、アルカリ性不純物除去フィルタと酸性不純物除去フィルタとの間に配置されたスペーサー45と、酸化剤ガスまたは大気中に含まれる粉塵を除去する除塵フィルタ42と、アルカリ性不純物除去フィルタ49および酸性不純物除去フィルタ41の前段に粉塵を除去する粗フィルタ48を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−159281号公報
【特許文献2】特開2005−322506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の技術では、1種類の不純物を除去するためにガス除去能力の高いフィルタと不純物除去効率の高いフィルタに分割して構成するため、複数のフィルタをフィルタ装置のケース内に配置する必要がある。また、除去する不純物の種類が複数種類(例えば、酸性不純物、アルカリ性不純物、塵埃)とした場合、必要なフィルタの種類も複数となる。しかしながら、上記従来のフィルタ装置では、メンテナンス作業を行う場合
に、フィルタ装置のメンテナンス性が悪いという課題を有していた。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するもので、メンテナンス性の良いフィルタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来の技術では、フィルタ装置を継続して使用すると、フィルタの性能が低下し、フィルタ装置をメンテナンスする場合がある。この場合、フィルタ装置自体を交換するメンテナンス作業を行うことも考えられるが、コスト削減や省資源化の観点から、フィルタ装置のケース内に配置されたフィルタ部材を交換することが好ましい。
【0009】
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、フィルタ装置のケース内に配置されたフィルタ部材を交換する場合に、以下の課題があることを見出した。フィルタ装置を通流するガスがフィルタ部材を確実に通過するように、フィルタ部材の周縁部とケースとは十分に密着するように配置されている。そのため、ケース内に収納されたフィルタ部材を取り出す作業は容易ではない。従って、フィルタ装置のケース内に配置されたフィルタ部材を交換する作業は煩雑になり、フィルタ装置のメンテナンス性が悪いという課題を有することを本発明者らは見出した。
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかるフィルタ装置は、気体流れ方向の一方に開口部を有し、他方に気体排出口を有する筒状のフィルタ収納部と、前記開口部を覆うように配置され、気体吸入口を有する板状のフィルタ蓋部と、前記フィルタ収納部の内部に配置された1つ以上のフィルタ部材と、その一端が前記フィルタ部材を保持するように取り付けられ、その他端が前記1つ以上のフィルタ部材より前記フィルタ蓋部側に突出して配置されるフィルタ保持部と、を有するものである。
【0011】
これによって、フィルタ蓋をフィルタ収納部からはずし、フィルタ保持部を手前に引き出すことにより、容易にフィルタ部材を交換することができる。さらに、フィルタ収納部が気体排出口に取り付けられた継ぎ手(図示ぜず)に接続されたままでもフィルタ部材を交換することができる。
【0012】
また、本発明の請求項2にかかるフィルタ装置は、前記フィルタ収納部の内部に、複数のフィルタ部材が前記気体流路方向に積層して配置され、前記フィルタ保持部は、前記複数のフィルタ部材のうち、最も前記気体排出口側に位置する第1フィルタ部材を保持するように取り付けられたものである。
【0013】
複数のフィルタを有するフィルタ装置の場合、フィルタを取り出す作業は、より困難になり、メンテナンス性が悪くなる。上記構成によって、フィルタ保持部を手前に引き出すとき、複数のフィルタを一度にまとめて取り外すことができ、複数のフィルタを容易に交換することができる。そのため、フィルタ装置のメンテナンス性をより向上することができる。
【0014】
また、本発明の請求項3にかかるフィルタ装置は、前記フィルタ保持部の一端は、前記第1フィルタ部材に接続されたものである。
【0015】
これによって、フィルタ保持部を手前に引き出すとき、複数のフィルタ部材を一度にまとめて取り外すことにより、より簡便な構成で複数のフィルタ部材を容易に交換することができる。
【0016】
また、本発明の請求項4にかかるフィルタ装置は、前記第1フィルタ部材の前記気体排
出口側に、複数の貫通孔を有する板状の支持体が配置されており、前記フィルタ保持部の一端は、前記支持体に接続されたものである。
【0017】
これによって、フィルタ保持部はフィルタ部材を交換した場合でもフィルタ保持部及び支持体を再度利用することができる。
【0018】
また、本発明の請求項5にかかるフィルタ装置は、前記フィルタ収納部は、前記気体流れ方向に垂直な断面積が、前記気体排出口側より前記開口部側が大きくなるよう形成されている。
【0019】
これによって、フィルタ蓋をフィルタ収納部からはずし、フィルタ保持部を手前に引き出すとき、フィルタ部材を引き出す方向にフィルタ収納部の断面積が大きくなるので、より簡単にフィルタ部材を交換することができ、メンテナンス性をより向上させることができる。
【0020】
また、前記フィルタ装置は、燃料電池の空気供給経路に配設したものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明のフィルタ装置は、フィルタ装置のケース内に配置されたフィルタ部材を交換する際にメンテナンス性の良いフィルタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態1におけるフィルタ装置の断面図
【図2】同実施の形態1における燃料電池システムの概略構成図
【図3】同実施の形態1におけるフィルタ装置のA−A断面図
【図4】本発明の実施の形態2におけるフィルタ装置の断面図
【図5】従来技術の一例を示す模式図
【図6】従来技術の他の一例を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するために必要となる構成要素のみを抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
【0024】
(実施の形態1)
図2は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの概略構成図を示すものである。図2において、燃料電池装置1には固体高分子電解質型燃料電池よりなる燃料電池6と、燃料電池を加湿する加湿器5と、燃料電池6の作動を制御する制御装置7とが装備されている。 燃料電池6には、水素ガスが高圧ボンベ8により供給される。また、燃料電池6には、その吸気路に設けられたフィルタ装置10及び気体供給装置4を介して酸素含有ガスとしての空気が供給される。そして、燃料電池6では、高圧ボンベ8から供給された水素と、フィルタ装置10で二酸化硫黄(SO2)等の不純物が除去された空気との電気化学反応によって、電気エネルギーが取り出される。燃料電池6で発生した直流電力は、インバータ9により交流電力に変換される。
【0025】
次に、フィルタ装置10の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるフィルタ装置の断面図を示すものである。フィルタ装置10のフィルタ収納部11は、樹脂成型されている。空気2の流路の方向の一方を開放した開口部12と気体排出
口15とを有している。次にフィルタ収納部11には、フィルタ部材13があり、第1フィルタ部材13a(粗フィルタ)、第2フィルタ部材13b(アルカリ性不純物除去フィルタ)、第3フィルタ部材13c(酸性不純物除去フィルタ)、及び、第4フィルタ部材13d(除塵フィルタ)を気体排出口15から開口部12に向けて順に積層して構成されている。フィルタ部材13のうちフィルタ収納部11の開口部12から最も奥側に配設された第1フィルタ部材13aと気体排出口15との間には、支持体18が配置されている。この支持体18は、持ち手14aを有したフィルタ保持部14と接合されている。支持体18は、複数の貫通孔16を有した板材で構成されている。また、フィルタ装置10は、気体吸入口3を有したフィルタ蓋部17で覆われている。
【0026】
また、フィルタ収納部11は、気体流れ方向に垂直な断面積が、気体排出口側より開口部側が大きくなるよう勾配が設けられている(図示せず)。これにより、フィルタ部材13を引き出す方向にフィルタ収納部11の断面積が大きくなるため、フィルタ部材13の取り出しを容易に行うことができる。
【0027】
また、貫通孔16は、気体吸入口3と気体排出口15の同軸点を中心に外周方向に向けて略同心円状に孔径を大きくした構成であってもよい。これにより、フィルタ部材に吸入される気体は、支持体に開口した複数の貫通孔を通過し、フィルタ部材内の一部に気体の流れが偏る偏流が起こることを抑制できる。そのため、フィルタ部材の利用率を向上させることができる。
【0028】
以上のように構成された燃料電池のフィルタ装置について、以下そのメンテナンス方法、作用について説明する。
【0029】
まず、第1フィルタ部材13a、第2フィルタ部材13b、第3フィルタ部材13c、第4フィルタ部材13dは、空気中の不純物を吸着し正常な状態にして燃料電池に空気を送る。不純物の吸着量が所定の量に到達すると各フィルタ部材はその機能が低下し、一定期間で定期的に新しいフィルタ部材に交換することが好ましい。フィルタ部材の交換時期としては設置環境によりバラツキがあるが、1年から2年で交換することが一般的である。フィルタ部材の交換時期を長くするには、フィルタ部材の不純物除去容量を大きくする必要があり、フィルタ装置の大型化に繋がる。燃料電池装置1を小型化するためには、フィルタ装置10をできるだけ小さくすることが好ましい。
【0030】
以下にフィルタ部材の脱着の動作について説明する。図1において、フィルタ蓋部17は、例えばネジによってフィルタ収納部11と締結されている(図示せず)。まず、フィルタ蓋部17をフィルタ収納部11から取り外す。そして、開口部12の周囲に配置されている持ち手14aを引き出す。持ち手14aを引き出して、フィルタ保持部14及び支持体18を引き出すことによって、第1フィルタ部材13a、第2フィルタ部材13b、第3フィルタ部材13c、第4フィルタ部材13dをまとめてフィルタ収納部11から引き出すことができる。また、さらにフィルタ収納部11の気体排出口15が配管に接続されたままであっても、フィルタ部材を交換することができる。
【0031】
また、本実施の形態ではフィルタ収納部11は樹脂成形され、気体流れ方向に垂直な断面積が、気体排出口側より開口部側が大きくなるよう勾配が設けられており、フィルタ保持部14を引き出す時は引き出し方向に断面積が広がっていく構成となるため、メンテナンス作業がより容易となるよい。また、フィルタ部材13を交換した後に、フィルタ部材及びフィルタ保持部14を押し込むときは、押し込み方向に断面積が小さくなっていく構成となるため、フィルタ部材13の装着が容易になる。
【0032】
また、支持体18は、複数の貫通孔16を有した板状の部材であるので、フィルタ部材
13に吸入される気体は、フィルタ保持部14に開口した複数の貫通孔16を通過するため、フィルタ部材13内での偏流を抑制できる。
【0033】
また、支持体18の貫通孔16は、気体吸入口3と気体排出口15の同軸点を中心に外周方向に向けて略同心円状に孔径を大きくしたものであることにより、支持体18でフィルタ部材13のA−A断面により均一に気体が流れるので、フィルタ部材13内での偏流を抑制できる。これにより、フィルタ部材13の利用率を向上させフィルタ装置を小型化、低コスト化することができる。
【0034】
また、燃料電池のフィルタ装置10は、空気経路に配設したものであることにより、設置場所により不純物の成分が大きく相違する大気中であっても、フィルタ装置で多種の不純物を除去することができる。
【0035】
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるフィルタ装置の断面図を示すものである。本発明の第2の実施の形態6にかかるフィルタ装置は、フィルタ保持部の一端が、第1フィルタ部材に接続されている態様を例示するものである。なお、その他の構成は、第1の実施の形態と同様の構成を有する。
【0036】
フィルタ装置10の構成について説明する。フィルタ収納部11には、フィルタ部材13があり、第1フィルタ部材13a(粗フィルタ)、第2フィルタ部材13b(アルカリ性不純物除去フィルタ)、第3フィルタ部材13c(酸性不純物除去フィルタ)、及び、第4フィルタ部材13d(除塵フィルタ)を気体排出口15から開口部12に向けて順に積層して構成されている。フィルタ部材13のうちフィルタ収納部11の開口部12から最も奥側に配設された第1フィルタ部材13aに、フィルタ保持部14が接合されている。
【0037】
この構成により、簡便な構成で、フィルタ装置のメンテナンス性を向上することができる。
【0038】
なお、本実施の形態では、フィルタ装置10は、フィルタ部材13とフィルタ蓋部17との間に持ち手14aを配置したが、これに限定されない。持ち手14aは、フィルタ部材13よりフィルタ蓋部17側に突出するように配置されていればよい。例えば、持ち手14aは、その一部がフィルタ収納部11とフィルタ蓋部17との間に挟まれるように配置されていてもよい。
【0039】
また、本実施の形態では、フィルタ装置10は、フィルタ部材13とフィルタ収納部11との間に互いに対向するように一対のフィルタ保持部14を配置したが、これに限定されない。フィルタ保持部14は、フィルタ部材13とフィルタ収納部11との間に1つ以上のフィルタ保持部14を配置すればよい。例えば、フィルタ保持部14は、フィルタ収納部11とフィルタ蓋部17との間に1つ又は3つのフィルタ保持部14が配置されていてもよい。
【0040】
また、本実施の形態では、固体高分子型燃料電池を用いた説明したが、これに限定されない。例えば、固体酸化物型燃料電池などの種々の燃料電池や給湯器にも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明にかかるフィルタ装置は、給湯器、自動車用燃料電池及び定置用燃料電池コージェネレーションシステムに有用である。
【符号の説明】
【0042】
1 燃料電池装置
2 空気
3 気体吸入口
4 気体供給装置
6 燃料電池
10 フィルタ装置
11 フィルタ収納部
13 フィルタ部材
13a 第1フィルタ部材
13b 第2フィルタ部材
13c 第3フィルタ部材
13d 第4フィルタ部材
14 フィルタ保持部
14a 持ち手
15 気体排出口
16 貫通孔
17 フィルタ蓋部
18 支持体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体流れ方向の一方に開口部を有し、他方に気体排出口を有する筒状のフィルタ収納部と、
前記開口部を覆うように配置され、気体吸入口を有する板状のフィルタ蓋部と、
前記フィルタ収納部の内部に配置された1つ以上のフィルタ部材と、
その一端が前記フィルタ部材を保持するように取り付けられ、その他端が前記1つ以上のフィルタ部材より前記フィルタ蓋部側に突出して配置されるフィルタ保持部と、
を有する、フィルタ装置。
【請求項2】
前記フィルタ収納部の内部に、複数のフィルタ部材が前記気体流路方向に積層して配置され、
前記フィルタ保持部は、前記複数のフィルタ部材のうち、最も前記気体排出口側に位置する第1フィルタ部材を保持するように取り付けられている、請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記フィルタ保持部の一端は、前記第1フィルタ部材に接続されている、請求項2に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記第1フィルタ部材の前記気体排出口側に、複数の貫通孔を有する板状の支持体が配置されており、
前記フィルタ保持部の一端は、前記支持体に接続されている、請求項2に記載のフィルタ装置。
【請求項5】
前記フィルタ収納部は、前記気体流れ方向に垂直な断面積が、前記気体排出口側より前記開口部側が大きくなるよう形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタ装置。
【請求項6】
前記フィルタ装置は、燃料電池の空気供給経路に配設したものである、請求項1〜5のいずれかに記載のフィルタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−55789(P2012−55789A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198466(P2010−198466)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】