説明

フォトブックデータ作成システム

【課題】動画から通常サイズ(一画面サイズ)以上のパノラマ画像を取得でき、それを用いたフォトブックデータを容易に作成できるシステムを提供する。
【解決手段】フォトブックデータ作成システムは、動画のデータから、当該動画の1シーンである画像を複数抽出し、それらの画像を合成することで、個々の画像よりも広いパノラマ合成画像を作成する(パノラマ合成処理)。パノラマ合成画像は、所定のサイズに切り出され(画像切り出し処理)、切り出されたパノラマ合成画像がフォトブックの表紙・裏表紙ページおよび中ページの画像データに合成されることにより、フォトブックデータが作成される(フォトブックデータ作成処理)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真等の画像を印刷して製本化したフォトブックの作成を支援するフォトブックデータ作成システムに関し、特に、フォトブックに用いる画像を動画から抽出する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常の写真よりも広い範囲を撮影したパノラマ写真が一般に知られている。パノラマ写真の作成方法としては、デジタルカメラのパノラマ撮影機能を用いて撮影するのが一般的であるが、通常サイズの複数の写真を合成してパノラマ写真を作成する技術も知られている(例えば、下記の特許文献1)。従来、パノラマ写真のプリントは、写真店で銀塩方式により行われるのが一般的であったが、近年では、昇華型プリンターでも長尺サイズ(例えば通常のLサイズの2倍サイズ)のプリントが可能となっている(例えば、下記の特許文献2)。
【0003】
また近年、写真などの画像(静止画)を複数組み合わせて製本化した、いわゆる「フォトブック」が普及しつつある。例えば下記の特許文献3には、動画から静止画を抽出し、それを用いてフォトブックを作成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3947290号公報
【特許文献2】特開2004−82610号公報
【特許文献3】特開2006−333065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
用紙にプリントされたパノラマ写真は、通常の写真よりも横幅が広いため、通常の写真と共に収納したりアルバムに収めたりすることが難しい。
【0006】
一方、フォトブックは、作成者が各ページのレイアウトを自由に構成でき、1つのページに複数の画像を配置するのはもちろん、パノラマ写真のような横幅の広い画像を見開きの2ページに跨らせて配置することも可能である。よって、フォトブックはパノラマ写真を収めるのに適した手段と言える。
【0007】
上記のように、特許文献3では、動画から静止画を抽出してフォトブックを作成する技術が開示されているが、この技術では通常サイズ(一画面サイズ)の画像が抽出される。例えば、広範囲の景色を、ムービーカメラを用いたパン撮影によって、連続性のある動画として撮影することがあるが、特許文献3の技術では、そのような連続性のある動画からも通常サイズの画像しか抽出されず、パン撮影した景色を1枚の画像として鑑賞することはできない。
【0008】
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、動画から通常サイズ(一画面サイズ)以上のパノラマ画像を取得でき、それを用いたフォトブックデータを容易に作成できる、フォトブックデータ作成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るフォトブックデータ作成システムは、動画のデータから、当該動画の1シーンである画像を複数抽出する手段と、前記複数の画像を合成することで、個々の前記画像よりも広いパノラマ画像を作成する手段と、フォトブックの表紙・裏表紙ページおよび中ページのいずれかの画像データを作成する手段と、表紙・裏表紙ページおよび中ページのいずれかの画像データに前記パノラマ画像を合成する手段とを備えるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、動画から一画面サイズ以上のサイズのパノラマ画像を抽出でき、それを用いたフォトブックデータを容易に作成することができる。例えば、ムービーカメラで景色をパン撮影した動画から、その景色のパノラマ写真を抽出し、フォトブックの見開き2ページに掲載することも容易に行うことができる。動画では、パン撮影した景色を時間を追って一部ずつしか見ことしかできないが、本発明によればパノラマ写真により一目で鑑賞できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施の形態1に係るフォトブックデータ作成システムの構成図である。
【図2】実施の形態1に係るフォトブックデータ作成方法を示すフロー図である。
【図3】パノラマ合成処理のフロー図である。
【図4】パン撮影される風景の一例を示す図である。
【図5】パン撮影して得られる動画の一例を示す図である。
【図6】フォトブックの構成例を示す図である。
【図7】フォトブックの表紙・背表紙ページおよび中ページの構成例を示す図である。
【図8】第1画像表示処理後における表示部の表示例を示す図である。
【図9】第2画像選択処理時における表示部の表示例を示す図である。
【図10】合成前処理の一例を示す図である。
【図11】画像切り出し処理の一例を示す図である。
【図12】フォトブックの各ページのレイアウトの一例を示す図である。
【図13】フォトブックの各ページのレイアウトの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るフォトブックデータ作成システム10の構成図である。当該フォトブックデータ作成システム10は、動画から通常サイズ(一画面サイズ)以上のサイズのパノラマ画像を抽出し、それを用いてフォトブック作成用のデータ(フォトブックデータ)を生成するものである。
【0013】
図1の如く、フォトブックデータ作成システム10は、記憶部1、入力部2、操作部3、画像処理部4および表示部5を備えている。記憶部1は、フォトブックに掲載する画像を抽出するもととなる動画のデータや、抽出した画像のデータ、生成したフォトブックデータ等を格納するものである。入力部2は、ユーザが、作成するフォトブックのサイズおよび掲載する画像のサイズなどの数値データや、フォトブックの表紙や背表紙に配置するテキストデータなどを入力するためのものである。操作部3は、表示部5に表示された画像の指定および編集に係る操作や、表示部5に表示されたGUI(Graphical User Interface)の操作などを行うためのものである。画像処理部4は、ユーザによる入力部2および操作部3の操作に従って、記憶部1に格納された動画から画像(静止画)を抽出したり、複数の画像データを合成したり、それらの画像データを用いてフォトブックデータを作成するなどの処理を行うものである。
【0014】
なお、フォトブックデータ作成システム10は、汎用のパーソナルコンピュータ等によっても実現可能である。その場合、記憶部1はハードディスク等の記録媒体、入力部2はキーボード、操作部3はマウスなどのポインティングデバイス、画像処理部4はCPU(Central Processing Unit)、表示部5はディスプレイ装置に相当する。
【0015】
以下、フォトブックデータ作成システム10を用いたフォトブックデータ作成方法を、図2および図3のフロー図に基づいて説明する。
【0016】
ここで、記憶部1には、既にフォトブック用の画像を抽出するもととなる動画が格納されているものとする。動画としては、例えば図4のような風景を、ムービーカメラを用いてパン撮影したものが挙げられる。図4の景色を左から右へとパン撮影した場合、図5に示す動画が得られる。図5の動画では、最初は図4の景色の左部分の画像が現れ、時間と共に映像が左へとスクロールして、当該景色の中央部分の画像、左部分の画像が順次現れることになる。
【0017】
また図6は、フォトブックの構成を示す図である。フォトブックは、表紙および裏表紙を構成する1つの表紙・裏表紙ページ20と、見開き2ページを構成する複数の中ページ21とによって構成される。つまりフォトブックは、二つ折りにした複数の中ページ21を順に重ねて接着剤などで張り合わせたものを、表紙・裏表紙ページ20で挟み込んで綴じることによって製本される。
【0018】
各ページの画像の配置は任意でよいが、本実施の形態では、表紙・裏表紙ページ20および中ページ21のそれぞれの全体に、動画から抽出したパノラマ画像を1つずつ掲載させるものとする。
【0019】
表紙・裏表紙ページ20および中ページ21の構成例を図7に示す。表紙・裏表紙ページ20および中ページ21は、どちらも1枚の用紙で作成できるが、表紙・裏表紙ページ20には、綴じ込む中ページ21の厚みに相当する幅の背表紙部が設けられ、その分だけ中ページ21よりも幅が広くなる。表紙・裏表紙ページ20にパノラマ画像を掲載する場合、表紙・裏表紙ページ20の幅と同じ(中ページ21の幅よりも広い)パノラマ画像を、表紙、背表紙および裏表紙に跨るように配置してもよいし、中ページ21と同じ幅のパノラマ画像を、無地の背表紙を挟んで表紙と裏表紙に分離して配置してもよい。また背表紙には、フォトブックのタイトル等の文字を配設してもよい。なお、中ページ21が薄い(ページ数が少ない)場合には、表紙・裏表紙ページ20の背表紙は省略してもよい。
【0020】
ユーザは、まず、入力部2および操作部3を用いて、作成するフォトブックのサイズや、該フォトブックの各ページに配置する画像のサイズなどを設定する(S1;フォトブックサイズ設定処理)。さらにユーザは、該フォトブックの表紙・裏表紙ページおよび中ページそれぞれのタイプ(背景色、背景画像など)を設定する(S2;ページタイプ設定処理)。これらの設定方法は、ユーザが任意に設定する方法でもよいし、幾つかのテンプレートからユーザが好みに近いものを選択する方法であってもよい。
【0021】
続いて、フォトブックデータ作成システム10は、記憶部1に格納されている動画データから、複数の画像(静止画)データを抽出し、それらを合成したパノラマ画像(パノラマ合成画像)を作成する(S3;パノラマ合成処理)。
【0022】
図3は、パノラマ合成処理(S3)の詳細を示すフロー図である。パノラマ合成処理では、2つの画像の合成が行われるが、ベースとなる合成される側の画像を「第1画像」、第1画像へ合成する側の画像を「第2画像」とそれぞれ定義する。パノラマ合成画像は、第1画像を第2画像の左右いずれかに繋ぎ合わせる合成処理によって生成される。
【0023】
パノラマ合成処理では、まず、表示部5における第1画像と第2画像の表示位置の配置順を選択する(S301;配置順選択処理)。例えば、第1画像の右側に第2画像を繋ぎ合わせるのであれば、第1画像を左側、第2画像を右側、と設定する。逆に、第1画像の左側に第2画像を繋ぎ合わせるのであれば、第1画像を右側、第2画像を左側、と設定する。
【0024】
続いて、ユーザが、動画の映像の中から第1画像を選択する(S302;第1画像選択処理)。この処理は、記憶部1から読み出した動画を表示部5上で実際に再生しながら、所望のシーンが現れた時点で、ユーザがそのシーンの映像を第1画像として選択することにより行われる。選択された第1画像は、静止画のデータとして画像処理部4に取り込まれる(S303:第1画像取り込み処理)。
【0025】
上記の第1画像選択処理(S302)では、ユーザが所望のシーンを確実に選択できるように、動画をスロー再生やコマ送りできるようにするとよい。また、第1画像として所望のシーンを選択できるまで、何度もやり直し可能にするとよい。
【0026】
画像処理部4に取り込まれた第1画像は、表示部5における配置順選択処理(S301)で選択された位置に表示される(S304;第1画像表示処理)。例えば、配置順選択処理(S301)で第1画像が左側に選択された場合、図8のように表示部5の画面左側に第1画像が表示される。図8の例では、図5に示した動画の冒頭部分が第1画像として選択されている。
【0027】
ユーザはさらに、動画の映像の中から、第1画像に合成させる第2画像を選択する(S305;第2画像選択処理)。この処理も、表示部5上で実際に動画を再生しながら、所望のシーンが現れた時点で、ユーザがそのシーンの映像を第2画像として選択することにより行われる。
【0028】
図8のように第1画像が表示部5の画面左側に配置されている場合、第2画像選択のための動画再生は、図9の如く表示部5の画面右側で行われる。ユーザは、例えば図9の最下段のように、動画再生映像の左端が第1画像の右端と一致するシーンを探し、それを第2画像として選択する。選択された第2画像は、静止画のデータとして画像処理部4に取り込まれる(S306:第2画像取り込み処理)。
【0029】
第2画像選択処理(S305)においても、所望のシーンを確実に選択できるように、動画をスロー再生やコマ送りできるようにするとよい。また、第2画像として所望のシーンを選択できるまで、何度もやり直し可能にするとよい。
【0030】
第1画像と第2画像との合成の前に、両者の重なり具合などの微調整を行う(S307;合成前処理)。パン撮影の際の手振れや、ムービーカメラのレンズによる歪みなどの影響により、第2画像の端部と第1画像の端部とが一致しないことがしばしば起こり得るが、ここではその補正処理が行われる。例えば上方向の手振れによって、図10のように、第2画像中の映像が、第1画像に対して下方向にずれている場合、ユーザの編集操作により、第2画像を上にずらすことによって、第1画像の右端と第2画像の左端とをずれなく繋ぎ合わせることができる。
【0031】
合成前処理(S307)は、画像処理部4が、第1画像および第2画像を解析して自動的に行うようにしてもよい。例えば図10の場合であれば、画像処理部4が、第1画像の右端部分と第2画像の左端部分とのマッチングを行い、その一致度が最大になるように、第1画像および第2画像の位置合わせや歪み補正を行うようにすれば、自動化が可能である。その場合、合成前処理(S307)の全部を自動化せずに、ユーザがある程度調整を施した後の微調整を自動化してもよい。
【0032】
合成前処理(S307)が完了すると、第1画像と第2画像を繋ぎ合わせる合成処理が行われる(S308;合成処理)。その結果、第1画像と第2画像を合成したパノラマ合成画像が得られるが、それに更に別の画像を合成して、より広範囲のパノラマ合成画像を作成したい場合には(S309においてNo)、合成処理(S308)で得たパノラマ合成画像を、次の合成のベースとなる「第1画像」として規定し(S310)、ステップS301と同様に当該第1画像とそれに合成する第2画像の、表示部5における表示位置の配置順を選択し(S311;配置順選択処理)、上記のステップS304〜S308を繰り返し実行する。
【0033】
合成すべき画像の全てが合成され、パノラマ合成画像が完成すれば(S309においてYes)、パノラマ合成処理(図2のステップS3)は終了する。
【0034】
上の説明では、第1画像および第2画像の選択処理(S302,S305)において、動画を実際に再生しながらシーンの選択を行う例を示したが、例えば動画データが静止画データの集合として扱われており、且つ、画像処理部4のメインメモリの容量がふんだんにある場合には、それらの静止画データを画像処理部4が予め取り込んでおき、その中から最適な画像を第1画像または第2画像として選択する手法をとってもよい。
【0035】
先のパノラマ合成処理(S3)で得られたパノラマ合成画像は、表示部5に表示される(S4;パノラマ合成画像表示処理)。パノラマ合成処理(S3)で合成前処理(S307)および合成処理(S308)が繰り返し行われると、図11に示すように、得られるパノラマ合成画像30は、複雑な形状となる場合がある。
【0036】
ユーザは、操作部3を操作し、フォトブックサイズ設定処理(S1)で設定した画像サイズのアスペクト比を有する矩形の枠31を、表示部5に表示されたパノラマ合成画像30の上で移動および拡大・縮小させながら、パノラマ合成画像30上の所望の範囲を選択する。画像処理部4は、その選択された範囲の画像を切り出して取り込み、記憶部1に格納する(S5;画像切り出し処理)。これにより、作成するフォトブックに掲載するためのパノラマ画像(パノラマ合成画像)のデータが取得される。
【0037】
本実施の形態のように、フォトブックの表紙・裏表紙ページ20および中ページ21のそれぞれの全体にパノラマ合成画像を1つずつ掲載する場合、画像の切り出し範囲を指定する枠31は、表紙・裏表紙ページ20または中ページ21と同じ形状になる。
【0038】
上記したように、画像の切り出し範囲を指定する枠31は、拡大・縮小が可能であり、そのサイズは実際にフォトブックに掲載される画像サイズと一致しなくてよく、少なくとも画像のアスペクト比が一致していればよい。枠31によって切り出された画像サイズが実際にフォトブックに掲載する画像サイズと異なる場合には、拡大・縮小処理によって画像サイズを調整してから記憶部1に保存してもよい。あるいは、パノラマ合成画像をフォトブックにレイアウトする際に拡大・縮小処理を行うことを前提として、切り出されたままのサイズで記憶部1に保存してもよい。
【0039】
フォトブック用に作成すべきパノラマ合成画像が他にもある場合には(ステップS6においてNo)、上記のステップS3〜S5が繰り返し実行される。
【0040】
フォトブック用のパノラマ合成画像が全て取得されると(ステップS6においてYes)、次はそれらを用いたフォトブックデータを作成する処理に移行する。
【0041】
ユーザは、記憶部1に蓄積された画像から、フォトブックの各ページに掲載する画像を選択する(ステップS7;画像データ選択処理)。画像処理部4は、フォトブックサイズ設定処理(S1)で設定されたサイズおよびページタイプ設定処理(S2)で設定されたタイプの、表紙・裏表紙ページ20並びに中ページ21の画像データに、選択された画像のデータを合成する(S8;フォトブックデータ作成処理)。選択された画像が合成された表紙・裏表紙ページ20および中ページ21の画像データが、フォトブックデータとなる。ユーザは、フォトブックデータ作成システム10で作成したフォトブックデータを印刷し、それらを製本することによって、実際のフォトブックを作成することができる。
【0042】
本実施の形態に係るフォトブックデータ作成システム10によれば、簡単な編集作業によって、パン撮影された動画からを1枚のパノラマ画像(パノラマ合成画像)として再現することができる。また作成されたパノラマ画像は、フォトブックに掲載する画像サイズまたはアスペクト比で取得されるので、その後のフォトブックへのレイアウトも容易にでき、フォトブックデータの作成を容易に行うことができる。またフォトブックとして製本化されるので、印刷されたパノラマ画像の収納等に困ることはなく、手軽にパノラマ画像を鑑賞することができる。
【0043】
<実施の形態2>
実施の形態1のように、中ページ21(見開き2ページ)のそれぞれの全体にパノラマ画像を1つずつ掲載するようにすれば、迫力のあるフォトブックが得られるが、本発明において、表紙・裏表紙ページ20および中ページ21における画像のレイアウトはそれに限定されない。
【0044】
例えば図12のように、一つの中ページ21内に、パノラマ合成画像を複数に配置してもよい。図12のように同じ風景を異なる時間に撮影した動画から得たパノラマ合成画像を、一つの中ページ21内に並べて配置することで、風景が時間の経過とともに変化していく様子もあわせて楽しむことができる。その場合、パノラマ合成画像が配置されていない背景部分は、プリント用紙の色のままでもよいし、背景色や背景画像で装飾してもよい。また図13のように、中ページ21の全体に配置されるパノラマ合成画像を背景画像として扱い、その上に別に画像を配置してもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 記憶部、2 入力部、3 操作部、4 画像処理部、5 表示部、10 フォトブックデータ作成システム、20 表紙・裏表紙ページ、21 中ページ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画のデータから、当該動画の1シーンである画像を複数抽出する手段と、
前記複数の画像を合成することで、個々の前記画像よりも広いパノラマ画像を作成する手段と、
フォトブックの表紙・裏表紙ページおよび中ページのいずれかの画像データを作成する手段と、
表紙・裏表紙ページおよび中ページのいずれかの画像データに前記パノラマ画像を合成する手段とを備える
ことを特徴とするフォトブックデータ作成システム。
【請求項2】
前記フォトブックに掲載する画像サイズを設定する手段をさらに備え、
前記パノラマ画像を作成する手段は、
前記複数の画像を合成した合成画像から、前記フォトブックに掲載する画像サイズに対応するアスペクト比を有する矩形の前記パノラマ画像を切り出す手段を含む
請求項1記載のフォトブックデータ作成システム。
【請求項3】
前記合成画像を表示する手段をさらに備え、
前記パノラマ画像を切り出す手段は、
表示された前記合成画像に重ねて、移動および拡大・縮小が可能な前記矩形の枠を表示する手段と、
前記枠内の範囲を前記パノラマ画像として切り出す手段とを備える
請求項2記載のフォトブックデータ作成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−38528(P2013−38528A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−171552(P2011−171552)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】