説明

フライドポテト専用ホルダー

【課題】フライドポテトを装入された紙製容器は、容器本体の形状に安定性がないため、走行中の自動車内では置き場所に困っていた。また、片手に容器を持ちながらの片手運転は、安全運転上実行し難い。また、同乗者に保持を委ねると、同乗者に余計な負担をかけることになる。
本発明は、走行中の自動車内において、フライドポテトを装入された紙製容器の置き場所を保持するために利用できるフライドポテト専用ホルダーを提供する。
【解決手段】フライドポテト専用ホルダー本体の後部にクリップ用差し込み口を設け、クリップ用差し込み口にクリップを装着し係合部を設け、フライドポテト専用ホルダー本体の底部にスライドパーツを設け、フライドポテト専用ホルダー本体の前部・後部・両側部に通気孔を設け、フライドポテト専用ホルダー本体前部の上部中央に切欠部を設けたことを特徴とするフライドポテト専用ホルダー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車内にあるエアコンの吹き出し口のガイド板に取り付け、フライドポテトを装入された紙製容器を保持するために利用することができるフライドポテト専用ホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ファーストフード店のドライブスルーなどでフライドポテトを購入した際に、運転者は走行中の自動車内において、フライドポテトを装入された紙製容器を片手に持ちながら自動車のハンドルを操作し、操作をしながら食べるという状況でした。又は、自動車内の助手席やダシュボードの上などの空いたスペースに、フライドポテトを装入された紙製容器を横に倒して置き食べる。又は、同乗者にフライドポテトを装入された紙製容器の保持を委ねていました。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは、次のような欠点があった。
ファーストフード店のドライブスルーなどでフライドポテトを購入した際に、フライドポテトを装入された紙製容器は、紙製容器本体の形状に安定性がないため、走行中の自動車内では置き場所に困り、助手席やダッシュボードの上などの空いているスペースに置いた場合、揺れる自動車内では、紙製容器内からフライドポテトが、こぼれ出したりこぼれ落ちる心配があり、安心感のある状態で運転しフライドポテトを食べることができなかった。また、片手にフライドポテトを装入された紙製容器を持ち、運転の合間にフライドポテトを食べるという片手運転も、ハンドル操作が不安定になり危険なため、安全運転上実行し難い。また、同乗者が居る場合、フライドポテトを装入された紙製容器の保持を委ねると、同乗者に余計な負担をかけることになるばかりか、同乗者が保持している紙製容器内のフライドポテトを運転者が食べるという形態は、運転者にとってもあまり快適な状態ではなかった。
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
フライドポテト専用ホルダー本体の後部にクリップ用差し込み口を設け、クリップ用差し込み口にクリップを装着し係合部を設け、フライドポテト専用ホルダー本体の底部にスライドパーツを設け、フライドポテト専用ホルダー本体の前部・後部・両側部に通気孔を設け、フライドポテト専用ホルダー本体前部の上部中央に切欠部を設ける。
本発明は、以上の構成よりなるフライドポテト専用ホルダーである。
【発明の効果】
【0006】
フライドポテト専用ホルダーを、自動車内にあるエアコンの吹き出し口のガイド板に取り付けることにより、いつでもフライドポテトを装入された紙製容器を安定した状態で置くことが可能になり、走行中の車の揺れなどで、紙製容器内に装入されたフライドポテトが、こぼれ出したりこぼれ落ちたりして車内を汚してしまう心配もなくなります。フライドポテト専用ホルダーが、フライドポテトを装入された紙製容器を安定した状態で保持することで、それにおいて運転者は安心した状態で運転ができ、同乗者にフライドポテトを装入された紙製容器の保持を委ねて負担をかける必要もなくなり、快適な状態でフライドポテトを食べることが可能になります。運転者の片手運転や、食べながらの運転等を減少又は防ぐことができるようになります。同乗者も、安心・安全・快適にフライドポテトを食べることが可能になります。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の表側斜視図
【図2】本発明の裏側斜視図
【図3】本発明の底部図
【図4】本発明のクリップの図
【図5】本発明の取り付けた状態を示す図
【図6】本発明の使用状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の説明をする。
(イ)箱形をしたフライドポテト専用ホルダー本体(1)の後部を、左右方向に開口する ようにクリップ用差し込み口(2)を設ける。
(ロ)クリップ用差し込み口(2)に、開閉可能で脱着自在なフックタイプのクリップ( 8)二本を差し込んで左右方向に装着し、脱着自在に取り付けられる係合部(3) を設ける。
(ハ)箱形をしたフライドポテト専用ホルダー本体(1)の底部の中央に、伸縮調整が可 能なスライドパーツ(4)を設ける。
(ニ)箱形をしたフライドポテト専用ホルダー本体(1)の前部・後部・両側部に、穴を 開口させ通気孔(5)を設ける。
(ホ)フライドポテト専用ホルダー本体(1)前部の上部中央に、半円形の切欠部(6) を設ける。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、フライドポテト専用ホルダー本体(1)のクリップ用差し込み口(2)に、クリップ(8)を差し込んで装着し係合部(3)を設けます。自動車内にあるエアコンの吹き出し口のガイド板(7)に、フライドポテト専用ホルダー本体(1)の後部にある係合部(3)を差し込み、取り付けます。
車種によって吹き出し口の角度が異なりますので、フライドポテト専用ホルダー本体(1)が水平になるように、フライドポテト専用ホルダー本体(1)の底部にあるスライドパーツ(4)で、傾きを調整し固定します。
ファーストフード店のドライブスルーなどで購入したフライドポテトを自動車内で食べる時は、フライドポテトを装入された紙製容器(9)のまま、フライドポテト専用ホルダー本体(1)の中へセットして保持します。フライドポテト専用ホルダー本体(1)に設けられている切欠部(6)により、フライドポテトを装入された容器(9)の出し入れが、スムーズに行えます。フライドポテト専用ホルダー本体(1)を使用していないときも、通気孔(5)が設けられていますので、エアコンの吹き出し口を塞いで風を通す妨げになるようなことはありません。
【符号の説明】
【0009】
1 フライドポテト専用ホルダー本体、2 クリップ用差し込み口、3 係合部、4 スライドパーツ、5 通気孔、6 切欠部、7 吹き出し口のガイド板、8 クリップ、9 フライドポテトを装入された紙製容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フライドポテト専用ホルダー本体の後部にクリップ用差し込み口を設け、クリップ用差し込み口にクリップを装着し係合部を設け、フライドポテト専用ホルダー本体の底部にスライドパーツを設け、フライドポテト専用ホルダー本体の前部・後部・両側部に通気孔を設け、フライドポテト専用ホルダー本体前部の上部中央に切欠部を設けたフライドポテト専用ホルダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−223172(P2012−223172A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105673(P2011−105673)
【出願日】平成23年4月18日(2011.4.18)
【出願人】(511114508)
【Fターム(参考)】