説明

フラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段

【課題】軟弱なフィルム状であって種々の方向に湾曲しているフラットチューブの未シール端を容易、かつ、確実に開口させるようにしたフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段を提供する。
【解決手段】フラットチューブ31をその未シール端55が上になるようにした姿勢でチューブクランプ5に挟持させ、該フラットチューブにおける未シール端の近傍部31bに当接体103を当接させた後、該フラットチューブにおける未シール端に上方よりエアノズル105を介して圧縮空気を吹き付けることにより該フラットチューブの未シール端を開口させることを特徴とする、フラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段(チューブ開口装置)に関するものであり、更に詳しくは、フラットチューブにシャンプー、リンス、歯磨き、調味料等の液体を充填し、該フラットチューブをシールするフラットチューブ充填機において、該フラットチューブの未シール端を開口させるチューブ開口手段に係るものである。
【0002】
本発明において、「フラットチューブ」とは、一端にスパウトを備え、他端を未シール端とした柔軟な合成樹脂製の包装袋であって、充填前においては全体がフラットな状態にあるものをいう。
【0003】
本発明において、「未シール端」とは、シールされていない端をいうものとする。
【0004】
フラットチューブにはシャンプー、リンス、歯磨き、調味料等の液体を充填した後、未シール端をシールする。フラットチューブの使用者は、スパウトより内容物を取り出して使用する。
【背景技術】
【0005】
PETボトル、ガラス瓶、缶等の容器に飲料水等の液体を充填する装置は、例えば特開2007−238153号公報等に示す如く、従来より種々のものが知られている。
【0006】
しかして、フラットチューブにシャンプー、リンス、歯磨き、調味料等の液体を充填し、該フラットチューブをシールするようにした好ましいフラットチューブ充填機は、本出願人の知る限りにおいて、従来存在しない。
【特許文献1】特開2007−238153号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
フラットチューブは、内容物の充填前においては、軟弱なフィルム状であって、種々の方向に湾曲しているため、フラットチューブ充填機における取り扱いが極めて困難である。
【0008】
フラットチューブに液体を充填するためには、該フラットチューブを保持した状態でその未シール端を開口させることが必要であるが、軟弱なフィルム状であって種々の方向に湾曲しているフラットチューブの未シール端を開口させることは特に困難である。
【0009】
以上の如き状況の下で、本発明は、軟弱なフィルム状であって種々の方向に湾曲しているフラットチューブの未シール端を容易、かつ、確実に開口させるようにしたフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段を提供しようとしてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は、下記の如きフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段を提供するものである。
【0011】
(1)フラットチューブをその未シール端が上になるようにした姿勢でチューブクランプに挟持させ、該フラットチューブにおける未シール端の近傍部に当接体を当接させた後、該フラットチューブにおける未シール端に上方よりエアノズルを介して圧縮空気を吹き付けることにより該フラットチューブの未シール端を開口させることを特徴とするフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段(請求項1)。
【0012】
(2)前記チューブクランプを一定の方向に送り、前記当接体を該チューブクランプの進路の側傍に配設し、前記エアノズルを該チューブクランプの進路の上方における該当接体の近傍に配設する(請求項2)。
【0013】
(3)前記当接体は前記チューブクランプの進路の両側傍に配設する(請求項3)。
【0014】
(4)前記各当接体は相互の間隔が狭い当接部を有し、該当接部をフラットチューブにおける未シール端の近傍部に当接させ、前記エアノズルはチューブクランプの進路の上方における該当接部の後方に配設する(請求項4)。
【0015】
「当接部の後方」とは、チューブクランプの送り方向における当接部の下流方向、すなわち、図6における上方をいう。したがって、チューブクランプに挟持されたフラットチューブは、当接部に当接した直後にエアノズルの下方に至る。
【0016】
(5)前記エアノズルは複数個列設する(請求項5)。
【発明の効果】
【0017】
[請求項1の発明]
フラットチューブは、軟弱なフィルム状であって種々の方向に湾曲しているが、未シール端が上になるようにした姿勢でチューブクランプに挟持させたときには、大きく湾曲し、該未シール端が若干開く傾向がある。この状態で、フラットチューブにおける未シール端の近傍部に当接体を当接させたときには、該未シール端は若干開口する。若干開口した未シール端に上方から圧縮空気を吹き付けることにより、該未シール端は確実に大きく開口する。図6において、未シール端55の開口部を符号31aに示す。
【0018】
[請求項2の発明]
フラットチューブは、チューブクランプに挟持された状態で一定の方向に送られる際に、チューブクランプの側傍に配設された当接体に当接し、該チューブクランプの進路の上方における該当接体の近傍に配設されたエアノズルを介して若干開口したフラットチューブの未シール端に上方から圧縮空気が吹き付けられるのであるが、上記請求項1の発明と同様の効果が発揮される。
【0019】
エアノズルの配設位置は、各セクションの停止部である必要がなく、移動中間点でよいため、フラットチューブ充填機が構造上複雑にならないという効果がある。
【0020】
[請求項3の発明]
当接体はチューブクランプの進路の両側傍に配設されるため、チューブクランプに挟持されたときにフラットチューブがいずれの方向に湾曲した場合でも、該フラットチューブはチューブクランプの進路におけるいずれか一方の側傍に配設された当接体に当接する。
【0021】
[請求項4の発明]
フラットチューブは当接体における当接部に当接するのであるが、上記請求項3の発明と同様の効果を発揮する。
【0022】
[請求項5の発明]
エアノズルは複数個列設されているため、フラットチューブの未シール端には順次圧縮空気が吹き付けられる。したがって、該未シール端は一層確実に開口する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
まず、フラットチューブのチューブ開口手段が組み込まれるフラットチューブ充填機の一例について、図1を参照して、概略的に説明する。
【0024】
基台1上には、間欠的に回転する回転盤3を配設し、該回転盤3に多数のチューブクランプ5を取り付ける。
【0025】
回転盤3の周囲には、フラットチューブをチューブクランプ5に導入する導入装置7と、フラットチューブに液体を充填する充填装置9と、プレヒート装置11と、ヒートシール装置13と、冷却装置15と、マーキング装置17と、排出装置19とを配設する。
【0026】
フラットチューブの未シール端を開口させるチューブ開口手段101は、導入装置7と充填装置9との間に配設される。
【0027】
符号21に示すものは導入装置7のコンベヤ、符号23に示すものは充填装置9のタンク、符号25、27に示すものはそれぞれ排出装置19のコンベヤである。
【0028】
上記事例においては、フラットチューブ31は、作業員29により、導入装置7のコンベヤ21に供給される。
【0029】
上記事例においては、フラットチューブは、導入装置7にてチューブクランプ5に導入される。チューブクランプ5に導入されたフラットチューブは、チューブ開口手段101により未シール端が開口される。続いて、フラットチューブは、充填装置9にて未シール端より液体を充填され、以後、プレヒート装置11と、ヒートシール装置13と、冷却装置15と、マーキング装置17とを経て排出装置19より製品として排出される。
【0030】
以下、フラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段101について説明する。
【0031】
フラットチューブ31をその未シール端55が上になるようにした姿勢でチューブクランプ5に挟持させる。
【0032】
フラットチューブ31における未シール端55の近傍部31bに当接体103を当接させた後、該フラットチューブ31における未シール端55に上方よりエアノズル105を介して圧縮空気を吹き付けることにより該フラットチューブ31の未シール端55を確実に開口させる。
【0033】
チューブクランプ5の位置を固定し、当接体103をチューブクランプ5に挟持させたフラットチューブ31に接離させるようにしてもよいが、図示の事例においては当接体103の位置を固定し、チューブクランプ5を送ることによりフラットチューブ31を当接体103に当接させるようにしている。
【0034】
すなわち、図示の事例においては、チューブクランプ5を一定の方向に送り、当接体103を該チューブクランプ5の進路の側傍に配設し、前記エアノズル105を該チューブクランプ5の進路の上方における該当接体103の近傍に配設している。
【0035】
当接体103は、好ましくは、チューブクランプ5の進路の両側傍に配設する。図6において符号31aに示すものは未シール端31の開口部である。
【0036】
図6に示す当接体103、103は、相互の間隔が狭くなっている当接部103a、103aを有し、該当接部103a、103aがフラットチューブ31に当接するようにしている。
【0037】
図6に示す事例においては、エアノズル105はチューブクランプ5の進路の上方における該当接部103a、103aの後方に配設されている。
【0038】
図6に示す当接体103、103は、例えば、丸棒を折曲させてなるものである。
【0039】
エアノズル105は、好ましくは、チューブクランプ5の進路の上方における当接体103の近傍に複数個列設する。
【0040】
図6に示す事例においては、エアノズル105は、チューブクランプ5の進路の上方における当接体103の近傍に2個列設されている。
【0041】
次に、チューブクランプ5について説明する。
【0042】
符号61に示すものは支軸である。支軸61は、支持台63上に立設されている。図示の事例における支持台63は、回転盤3に取り付けられている。
【0043】
支軸61には第一保持杆65と第二保持杆67とを水平方向にそれぞれ回動自在に取り付ける。
【0044】
第一保持杆65と第二保持杆67との相対向する一端65a、67aにはそれぞれフラットチューブ31の側縁32、32を保持する側縁保持手段69、71を備えさせる。
【0045】
各側縁保持手段69(71)は、一例として、図7、図8に示すように、支持体73(75)における対向する側縁保持手段71(69)に臨む面に略V状溝77(79)を上下方向に形成し、該略V状溝77(79)の中央にフラットチューブ31の側縁32を挿入するスリット81(83)を上下方向に形成してなるものとする。
【0046】
第一保持杆65と第二保持杆67との相対向する他端65b、67bにはそれぞれローラー85、87を回転自在に立設する。
【0047】
前記支軸61は側縁保持手段69(71)とローラー85(87)との間に介在させる。
【0048】
第一保持杆65における支軸61と側縁保持手段69との中間部と、第二保持杆67における支軸61と側縁保持手段71との中間部との間にばね93を取り付ける。図示の事例においては、第一保持杆65における支軸61と側縁保持手段69との中間部にばね端保持具89を立設し、第二保持杆67における支軸61と側縁保持手段71との中間部にばね端保持具91を立設し、これらのばね端保持具89、91間にばね93を取り付けている。
【0049】
ばね93は、側縁保持手段69、71が相互に接近する方向に第一保持杆65と第二保持杆67とに力を及ぼす。換言すれば、ばね93は、常時、チューブクランプ5を閉じる方向に第一保持杆65と第二保持杆67を回動させる傾向を有する。
【0050】
第一保持杆65のローラー85と第二保持杆67のローラー87との近傍には作動杆95を該ローラー85、87に接離する方向に進退自在に配設する。
【0051】
作動杆95は、一例として、エアシリンダ97により進退するようになす。
【0052】
作動杆95は、前進したときにこれらのローラー85、87を該ローラー85、87間の間隔が開く方向に前記ばね93の力に抗して押すことにより第一保持杆65と第二保持杆67とを該側縁保持手段69、71が相互に離れる方向に回動させるようになす。
【0053】
すなわち、チューブクランプ5は、作動杆95が前進したときに開き、作動杆95が後退したときにばね93の力により閉じる。作動杆95は、好ましくは、前部にテーパ部98を備えている。符号96に示すものは補助板である。
【0054】
図7、図8に示す事例においては、チューブクランプ5は支持台63上に一対配設され、これらのチューブクランプ5、5が共通のシリンダ97により同時に作動するようにしている。
【0055】
また、図7、図8に示す事例においては、シリンダ97と作動杆95は、回転盤3の上方に固定された支持体99に取り付けられている。この事例においては、回転盤3に多数のチューブクランプ5が取り付けられており、該支持体99に取り付けられているシリンダ97と作動杆95が順次、各チューブクランプ5を作動させるようにしている。
【0056】
次に、チューブクランプ5にフラットチューブ31を導入するための導入装置7について説明する。
【0057】
フラットチューブ31を送るコンベヤ7の端部21a近傍にはフラットチューブ31の案内枠33を配設する。
【0058】
案内枠33は、一側部とこれに対向する他側部とに、それぞれ開口部35、37を備えている。少なくとも他側部の開口部37は、案内枠33の下端39まで開口している。図2参照。
【0059】
案内枠33の下端39近傍にはフラットチューブ31を受けるチューブ受け41を進退自在に配設する。
【0060】
チューブ受け41は、一例として板状体とし、エアシリンダ43により進退するようになす。
【0061】
チューブ受け41は、前進したときには、案内枠33の下端39を塞ぐ位置に達し、案内枠33内を落下するフラットチューブ31を受ける(図2参照)。チューブ受け41は、後退したときには、案内枠33の下端39から離れ、フラットチューブ31の案内枠33からの下降を許す。
【0062】
案内枠33の一側方には該案内枠33内のフラットチューブ31に当接する支持体45を該フラットチューブ31に対し接離自在に配設する。
【0063】
支持体45は、一例として板状体とし、エアシリンダ47により案内枠33内のフラットチューブ31に対し接離自在とする。支持体45は、案内枠33の開口部35を通過して案内枠33内のフラットチューブ31に接離する。
【0064】
案内枠33の他側方には該案内枠33内のフラットチューブ31を吸着する吸着装置のバキュームパッド49を支持体45に対向させた状態で該フラットチューブ31に対し接離自在に配設する。
【0065】
バキュームパッド49は、エアシリンダ51により案内枠33内のフラットチューブ31に接離する。
【0066】
案内枠33の近傍にはフラットチューブ31を挟持する前記チューブクランプ5を配設し、吸着装置のバキュームパッド49を該チューブクランプ5に対し接離する方向に移動自在となす。
【0067】
チューブクランプ5は、好ましくは、案内枠33の下方に配設し、前記バキュームパッド49はエアシリンダ52により昇降自在となす
【0068】
フラットチューブ31は、前述の如く、一端にスパウト53を備え、他端を未シール端55とした包装袋であるが、前記コンベヤ7の端部よりスパウト53を下方に向けた姿勢(図9〜図11に示す姿勢)で前記案内枠33内に落下させる。換言すれば、フラットチューブ31は、スパウト53を前にした姿勢でコンベヤ7上に供給する。
【0069】
コンベヤ7は、好ましくは、複数の桟57を所定の間隔を置いて送り方向と直角の水平方向に配設してなるものを使用する。図1、図2参照。
【0070】
図示のコンベヤ7は、2レーンタイプのものである。
【0071】
フラットチューブ31が案内枠33内に落下するときには、チューブ受け41は、案内枠33の下端39を塞ぐ位置に前進している。したがって、案内枠33内に落下したフラットチューブ31のスパウト53はチューブ受け41に当接する。すなわち、フラットチューブ31はチューブ受け41によりスパウト53を下方に向けた姿勢で保持される。
【0072】
続いて、支持体45が前進し、案内枠33の開口部35を通過して案内枠33内のフラットチューブ31に当接する。
【0073】
支持体45が案内枠33内のフラットチューブ31に当接し、該フラットチューブ31を支持しているときに、吸着装置のバキュームパッド49が前進し、案内枠33の開口部37を通過して案内枠33内のフラットチューブ31に当接し、該フラットチューブ31を吸着する。
【0074】
吸着装置のバキュームパッド49がフラットチューブ31を吸着保持したときに、支持体45が後退してフラットチューブ31から離れると共に、チューブ受け41が後退し、案内枠33の下端39から離れる。
【0075】
しかる後、吸着装置のバキュームパッド49は、フラットチューブ31を吸着した状態で、チューブクランプ5に接近し、該フラットチューブ31をチューブクランプ5に導入する。
【0076】
図示の事例においては、吸着装置のバキュームパッド49は、フラットチューブ31を吸着した状態で、チューブクランプ5まで下降し、該フラットチューブ31をチューブクランプ5に導入する。
【0077】
吸着装置のバキュームパッド49は、フラットチューブ31をチューブクランプ5に導入した後、エアを吐き出してフラットチューブ31から離れて元の位置まで戻る。
【0078】
以上により、フラットチューブ31は、スパウト53を下方に向けた姿勢でチューブクランプ5により保持される。
【0079】
回転盤3の回転に伴い、チューブクランプ5に保持されたフラットチューブ31は、順次、チューブ開口手段101と、充填装置9と、プレヒート装置11と、ヒートシール装置13と、冷却装置15と、マーキング装置17とを通過し、所定の液体が充填された製品として排出装置19から排出される。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】フラットチューブ充填機の一例を示す平面図である。
【図2】同上の一部を示す側面図である。
【図3】チューブ開口手段とチューブクランプとを示す側面図である。
【図4】チューブ開口手段とチューブクランプとを示す正面図である。
【図5】フラットチューブが当接体に当接している状態を示す側面図である。
【図6】フラットチューブが当接体に当接している状態を示す平面図である。
【図7】開いた状態のチューブクランプの一例を示す平面図である。
【図8】開いた状態のチューブクランプの一例を示す平面図である。
【図9】フラットチューブの正面図である。
【図10】フラットチューブの側面図である。
【図11】フラットチューブの一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
【0081】
1 基台
3 回転盤
5 チューブクランプ
7 導入装置
9 充填装置
11 プレヒート装置
13 ヒートシール装置
15 冷却装置
17 マーキング装置
19 排出装置
21 コンベヤ
21a 端部
23 タンク
25 コンベヤ
27 コンベヤ
29 作業員
31 フラットチューブ
31a 開口部
31b 近傍部
32 側縁
33 案内枠
35 開口部
37 開口部
39 下端
41 チューブ受け
43 エアシリンダ
45 支持体
47 エアシリンダ
49 バキュームパッド
51 エアシリンダ
52 エアシリンダ
53 スパウト
55 未シール端
57 桟
61 支軸
63 支持台
65 第一保持杆
65a 一端
65b 他端
67 第二保持杆
67a 一端
67b 他端
69 側縁保持手段
71 側縁保持手段
73 支持体
75 支持体
77 略V状溝
79 略V状溝
81 スリット
83 スリット
85 ローラー
87 ローラー
89 ばね端保持具
91 ばね端保持具
93 ばね
95 作動杆
96 補助板
97 エアシリンダ
98 テーパ部
99 支持部材
101 チューブ開口手段
103 当接体
103a 当接部
105 エアノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラットチューブをその未シール端が上になるようにした姿勢でチューブクランプに挟持させ、該フラットチューブにおける未シール端の近傍部に当接体を当接させた後、該フラットチューブにおける未シール端に上方よりエアノズルを介して圧縮空気を吹き付けることにより該フラットチューブの未シール端を開口させることを特徴とするフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。
【請求項2】
前記チューブクランプを一定の方向に送り、前記当接体を該チューブクランプの進路の側傍に配設し、前記エアノズルを該チューブクランプの進路の上方における該当接体の近傍に配設したことを特徴とする請求項1に記載のフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。
【請求項3】
前記当接体は前記チューブクランプの進路の両側傍に配設したこと特徴とする請求項2に記載のフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。
【請求項4】
前記各当接体は相互の間隔が狭い当接部を有し、該当接部をフラットチューブにおける未シール端の近傍部に当接させ、前記エアノズルはチューブクランプの進路の上方における該当接部の後方に配設したことを特徴とする請求項3に記載のフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。
【請求項5】
前記エアノズルは複数個列設したことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のフラットチューブ充填機におけるチューブ開口手段。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−149345(P2009−149345A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329449(P2007−329449)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(592209755)金城機工株式会社 (5)
【Fターム(参考)】