説明

フロアパネル

【課題】フロアパネルの重量化や高コスト化を招くことなく、フロアパネルの周縁部の強度を向上させて、フロアパネル上に加えられた荷重によりその周縁部が変形するのを防止できるフロアパネルを提供する。
【解決手段】それぞれが周縁部22c,24cを有する天板22と箱状部材24の互いの周縁部22c,24c同士が締結されることにより、天板22と箱状部材24の内側との間に空間が形成されるフロアパネル20において、天板22と箱状部材24それぞれの周縁部22c,24cを幅広の平面状に形成した状態から、天板22と箱状部材24の周縁部22c,24c同士を互いに重ねた状態のまま、その周縁部22c,24cの先端側が箱状部材24側に向かってその断面が渦巻き状になるよう巻き込まれて形成されたカール部22dを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フリーアクセスフロア構造に用いられるフロアパネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
フロアパネルは、建築構造物の一部を構成するコンクリート基材等により形成された基礎床面の上方に空間を隔てて設けられる、フリーアクセスフロア構造の床面に用いられるものである。
【0003】
図7から図10は、従来のフロアパネル2を説明するために参照する図である。
従来のフロアパネル2は、図7にその上面図、図8にその下面図、図9にその側面図を示すように、天板4と底板6(箱状部材)により構成されていた。これらの天板4と底板6は共に鋼板材を用いて形成されていた。
【0004】
図7及び図8に示すように、従来のフロアパネル2は、それらの図中下側の側辺部に、略矩形状に入り込むよう切り欠かれた切欠き部8が形成されていた。
【0005】
この切欠き部8は、フロアパネル2の図中下方に隣接する不図示のフロアパネルに同様に形成された切欠き部と対向して、共に1つの開口部を形成するようになっており、このような開口部にはコンセントボックス等の機器が設けられるようになっていた。
【0006】
また、フロアパネル2の切欠き部8にコンセントボックス等の機器が設けられない場合には、切欠き部8を閉塞する不図示の蓋が嵌め込まれて、その蓋の上面が天板4の上面4aと同一平面を形成するようになっていた。
【0007】
フロアパネル2の底板6は、図10に示すように、その底板部6aの周端部から図中上方に向かって略垂直に立ち上がるよう折り曲げられた側板部6bが形成されており、この側板部6bの上端部には、図中水平方向外側に向かって略垂直に折り曲げられたフランジ状の周縁部6cが形成されていた。
【0008】
したがって、フロアパネル2の底板6は、天板4が無いものと考えれば、その上方のフランジ状の周縁部6cより平面方向の、底板部6aに対向する上方側の面が開口した内部空間10を有するように、その中央部が下方に向かって凹んだ箱状に形成されていた。
【0009】
図8及び図10に示すように、底板6の底板部6aには、その底板部6aから天板4側(図10中上方)に向かって、伏せたお椀のように肉厚が盛り上がった複数の補強部6eが形成されていた。
【0010】
これらの補強部6eは、底板部6aから天板4に向かうにつれて徐々にその水平面における径が小さくなるよう形成されており、その径が最も小さくなった頂上部6fが天板4の下面4bに接触して固着することにより、その補強部6eがフロアパネル2の上方からの荷重に対する強度を向上させることができるようになっていた。
【0011】
図10に示すように、その天板4の周縁部4cよりその先端側にさらに連続する部分は、その周縁部4cの下面4bに重なって接触している底板6の周縁部6cよりその先端側にさらに連続する部分と共に、90度位の角度で図中下方に折り曲げられて形成された側板部4eが配置されていた。
【0012】
そして、上記側板部4eの図中下端部よりその先端側にさらに連続する部分には、それを図中底板6の周縁部6cの下方に対向する側に巻き込まれてできた、断面が円弧状のカール部4dが形成されていた。このカール部4dの先端側の外周面4fは、底板6の側板部6bの外側面6gに接触するようになっていた。
【0013】
従来のフロアパネル2は、図7,8に示すようなその4つの辺部において、カール部4d及び側板部4eが形成されることにより、天板4と底板6の互いの周縁部4c,6cが一体的に締結されるようになっていた。
【0014】
このような従来のフロアパネル2は、図10に示すように、天板4と、底板6の底板部6aと側板部6b及び補強部6eにより、その内部に形成された内部空間10を有する中空状に形成されていた。
【0015】
従来のフロアパネル2は、上記のような構造とすることにより、天板4と底板6を側板部4eとカール部4dにより締結すると共に、底板6の側板部6bと補強部6eによってフロアパネル2の上方からの荷重に耐える強度を持たせることができるように一応はなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】登録実用新案第3010981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、この従来のフロアパネル2においては、その天板4や底板6の板厚にもよるが、天板4の周縁部4cと底板6の周縁部6cが、単に重なって水平方向外側に伸びているだけだったので、天板4や底板6の周縁部4c,6cの上下方向の強度が不足するという問題があった。
【0018】
このため、フロアパネル2の天板4や底板6の周縁部4c,6cの上方から大きな荷重が加えられた際に、その上方からの荷重に耐えられないときは、周縁部4c,6cの側板部4e側の端部が、側板部6b側の端部の高さより下方に変位して、周縁部4c,6cの側板部6b側の端部が、天板4の中央側の平面に対して“へ”の字状に折れ曲がるように変形するおそれがあった。
【0019】
このような天板4や底板6の周縁部4c,6cの強度を向上させて、それらが上記のように変形するのを防止するためには、それらの板厚を厚くすることが考えられるが、そうすると今度はその分、フロアパネル2の重量が重くなると共に、そのコストが高くなって、フロアパネルの重量化や高コスト化を招くという問題があった。
【0020】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フロアパネルの重量化や高コスト化を招くことなく、フロアパネルの周縁部の強度を向上させて、フロアパネル上に加えられた荷重によりその周縁部が変形するのを防止できるフロアパネルを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネルは、
それぞれが周縁部を有する天板と箱状部材の互いの周縁部同士が締結されることにより、天板と箱状部材の内側との間に空間が形成されるフロアパネルにおいて、
前記天板と前記箱状部材それぞれの周縁部を幅広の平面状に形成した状態から、前記天板と箱状部材の周縁部同士を互いに重ねた状態のまま、その周縁部の先端側が前記箱状部材側に向かってその断面が渦巻き状になるよう巻き込まれて形成されたカール部を備えた
ことを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明によるフロアパネルは、
前記カール部は、前記天板の上面から前記カール部の中心部に巻き込まれた前記周縁部の先端部までその断面が渦巻き状に連続するように形成されたことを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明によるフロアパネルは、
前記カール部は、前記箱状部材の側部でかつその上端部の位置に形成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0024】
このような本発明のフロアパネルによれば、
それぞれが周縁部を有する天板と箱状部材の互いの周縁部同士が締結されることにより、天板と箱状部材の内側との間に空間が形成されるフロアパネルにおいて、
前記天板と前記箱状部材それぞれの周縁部を幅広の平面状に形成した状態から、前記天板と箱状部材の周縁部同士を互いに重ねた状態のまま、その周縁部の先端側が前記箱状部材側に向かってその断面が渦巻き状になるよう巻き込まれて形成されたカール部を備えたことにより、
フロアパネルの重量化や高コスト化を招くことなく、フロアパネルの周縁部の強度を向上させて、フロアパネル上に加えられた荷重によりその周縁部が変形するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施の形態に係るフロアパネル20を示す図であって、図2におけるB−B線矢視の部分断面図である。
【図2】図1に示すフロアパネル20全体の上面図である。
【図3】図1に示すフロアパネル20全体の下面図である。
【図4】図1に示すフロアパネル20全体の側面図である。
【図5】図1に示すフロアパネル20におけるカール部22dを形成する前の状態の天板22の周縁部22cと底板24の周縁部24cを示す断面図である。
【図6】図1に示すフロアパネル20と、このフロアパネル20を支持する支持脚32とにより構成されたフリーアクセスフロア構造30の斜視図である。
【図7】従来のフロアパネル2の上面図である。
【図8】図7に示すフロアパネル2の下面図である。
【図9】図7に示すフロアパネル2の側面図である。
【図10】図7に示すフロアパネル2におけるA−A線矢視の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明に係るフロアパネルを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図6は、本発明の一実施の形態に係るフロアパネル20について説明するために参照する図である。
【0027】
本実施の形態に係るフロアパネル20は、図1に示すように、天板22と底板24(箱状部材)の互いの周縁部22c,24c同士が一体的に巻き込まれるように加工されて、カール部22dを形成することにより互いに締結されている。
【0028】
そして、本実施の形態に係るフロアパネル20は、前記従来のフロアパネル2のような、水平方向外側に伸びた長さ部分を有する周縁部4c,6cや、上下方向に伸びた側板部4e等を有していない点において、従来のフロアパネル2と異なっている。
【0029】
フロアパネル20の底板24は、その周縁部24cより平面方向の内側(中央側)が開口した内部空間26を有するように、その周縁部24cの平面方向の内側が下方に凹んでできた底板部24aを有するような箱状に形成されている。
【0030】
このため、天板22と底板24の互いの周縁部22c,24c同士が互いに締結されることにより、フロアパネル20は互いの間に内部空間26を有する中空状に形成されることになる。
【0031】
すなわち、フロアパネル20は、図2にその上面図、図3にその下面図、図4にその側面図を示すように、主として、天板22と底板24により構成されており、これらの天板22と底板24は共に鋼板材を用いて形成されている。
【0032】
図2に示すように、フロアパネル20の天板22は、図7に示す前記従来のフロアパネル2における切欠き部8が設けられていないため、略正方形の板状に形成されている。
【0033】
フロアパネル20の底板24は、図5に示すように、その底板部24aの周端部より図中上方に向かって、略垂直に立ち上がるよう折り曲げられた側板部24bが形成されている。
【0034】
そして、上記側板部24bの上端部には、図中水平方向外側に向かって略垂直に折り曲げられ、フロアパネル20の製造過程の途中において一時的に水平方向外側に長く突出するような、幅広状の周縁部24cが形成されている。
【0035】
これらの側板部24bと周縁部24cは、底板24をプレス加工する工程において同時に形成されるようになっている。
【0036】
また図5に示すように、上記底板24の幅広状の周縁部24cの上には、天板22の周縁部22cの下面22bが接触するよう配置され、その周縁部22cの先端が底板24の周縁部24cの先端と揃うように配置されている。
【0037】
そして、天板22の周縁部22cは、底板24の周縁部24cと同様に、図中水平方向外側に向かって、フロアパネル20の製造過程の途中において一時的に長く突出するよう幅広状に形成されている。
【0038】
そして、図5中水平方向外側に向かって長く突出するように形成された周縁部22c,24cは、その先端側が底板24の側板部24b側に向かって、図中下方に一体的に巻き込まれて、その断面が渦巻き状になるように加工された、図1に示すようなカール部22dが形成されるようになっている。
【0039】
すなわち、図1に示すように、天板22の周縁部22cの先端部22eは、その周縁部22cの下面22b側に重ね合わされた底板24の周縁部24cの先端部24eと共に、その周縁部24cを内側にして巻き込んでいくことにより、カール部22dが形成されるようになっている。
【0040】
このようにして形成されたカール部22dにおいては、天板22の周縁部22cは、天板22の上面22aから、カール部22dの中心部に巻き込まれた周縁部22cの先端部22eまで、その断面が渦巻き状に連続するように形成されている。
【0041】
底板24の周縁部24cも、側板部24b側の端部の下面から、カール部22dの中心部に巻き込まれた周縁部24cの先端部24eまで、その断面が渦巻き状に連続するように形成されている。
【0042】
このようなカール部22dは、天板22の周縁部22cの先端部22eを底板24の周縁部24cの先端部24eと共に折り曲げる作業を複数回行なうことにより、周縁部22c,24cの折り曲げ始点(図1中のS点)から最終的に360度を越える角度まで徐々に折り曲げて形成されるようになっている。
【0043】
図1に示すように、天板22の周縁部22cの先端部22eは、その外周側に位置する天板22の周縁部22cの長さ途中の位置まで巻き重ねられており、これらの間に挟み込まれた状態の底板24の周縁部24cも、その外周側に位置する底板24の周縁部24cの長さ途中の位置まで巻き重ねられている。
【0044】
このため、フロアパネル20の底板24の側板部24bの側部で、かつその上端部の位置において、天板22の周縁部22cと底板24の周縁部24cが巻き重ねられた後のカール部22dが形成されるようになっている。
【0045】
フロアパネル20は、図2に示す天板22の4つの辺部それぞれに沿って軸線が配置されたカール部22dが形成されることにより、天板22と底板24の互いの周縁部22c,24cが一体的に締結されるようになっている。
【0046】
本実施の形態に係るフロアパネル20の内部空間26の内部には、図1に示すように、所定の厚さを有する平板状の補強部材28が、天板22の下面22bと、底板24の底板部24aの上面との間に挟まれて配置されている。
【0047】
そして補強部材28は、その上面と天板22の下面22bとの間、及び、補強部材28の下面と底板部24aの上面との間の接着剤を介して、それらに接着されることにより固定されている。
【0048】
この補強部材28には、木質材料が用いられており、例えば、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形したパーティクルボードを用いることができる。
【0049】
図6に示すように、本実施の形態に係るフロアパネル20は、その四隅部を下側から支持して、基礎床面31の上方に空間を隔てて配置させる支持脚32と共にフリーアクセスフロア構造30を構成するようになっている。
【0050】
このフリーアクセスフロア構造30の支持脚32は、パネル調整台34と、脚部36により構成されている。そして、支持脚32のパネル調整台34は、その支持面上に、複数のフロアパネル20の底板部24aの底面24d四隅部のいずれか1つずつが載置されて、この底面24dの四隅部を介してフロアパネル20にその上方から加えられる荷重を、複数の支持脚32により支持するようになっている。
【0051】
このようなフロアパネル20は、図1に示すように、天板22と底板24の底板部24aとの間に補強部材28が挟まれているため、その上方から荷重が加えられた際に、補強部材28を介してその荷重を支持脚32により支持することができる。
【0052】
また、図10に示す前記従来のフロアパネル2の周縁部は、天板4の周縁部4cと底板6の周縁部6cの、長さを有する2枚の水平部分が重ね合わされていただけなので、その水平の長さ部分の一番外側の部分(底板24の側板部24bから最も離れた部分)の上に大きな荷重が加えられると最も大きなモーメントの曲げ力が働くようになっている。
【0053】
これに対して、本実施の形態に係るフロアパネル20は、その側部でかつその上端部の位置にカール部22dが形成されていて、そのカール部22dにおける周縁部22cと24cは水平方向に伸びる長さ部分がほとんど無いのに等しいので、そのカール部22dの上に大きな荷重が加えられても、従来のフロアパネル2のように大きなモーメントの曲げ力が働くようにはなっていない。
【0054】
このため、フロアパネル20の側部でかつその上端部の位置にカール部22dを形成することにより、フロアパネル20の周縁部の強度を向上させることができるので、フロアパネル20の周縁部の上に大きな荷重が加えられても、その周縁部が変形することを防止することができる。
【0055】
このように、本実施の形態に係るフロアパネル20によれば、特に天板22や底板24の板厚を厚くしなくとも、フロアパネル20の周縁部の強度を向上させることができるので、フロアパネルの重量化や高コスト化を招くことなく、フロアパネルの周縁部の強度を向上させて、フロアパネル上に加えられた荷重によりその周縁部が変形するのを防止することができる。
【0056】
なお、上記本発明の一実施の形態に係るフロアパネル20は、天板22と底板24は共に鋼板材を用いて形成されていたが、他の金属材料を用いて形成されるようにしてもよく、或は強度を有する材料であれば金属以外の材料を用いて形成されるようにしてもよい。
【0057】
また、前記本発明の一実施の形態に係るフロアパネル20は、その内部空間26にパーティクルボードを用いた平板状の補強部材28が配置されていたが、その内部空間26にはパーティクルボード以外の他の木質材料、又は木質材料以外の材料により形成された補強部材が配置されるようになっていてもよい。
【0058】
また、前記本発明の一実施の形態に係るフロアパネル20における天板22と底板24は、上記のような構成のみに限定される必要はなく、例えば、底板24の底板部24aに前記従来のフロアパネル2の底板6の補強部6eのような補強構造が形成されて、木質材料等により形成された平板状の補強部材28を用いないように構成してもよい。
【0059】
また、図6においては、説明の便宜上、1つの支持脚32が3枚のフロアパネル20それぞれの隅部を支持する場合について説明したが、1つの支持脚32は4枚のフロアパネル20それぞれの隅部を同時に支持することができることはいうまでもなく、またそれが本来の支持脚32の使い方であることもいうまでもない。
【0060】
また、前記本発明の一実施の形態におけるフロアパネル20は、前記従来のフロアパネル2とは異なり側辺部に切欠き部8が形成されていない場合について説明したが、1つ又は複数の側辺部に、1つ又は複数の切欠き部が形成されるようになっていてもよい。
【符号の説明】
【0061】
2 フロアパネル
4 天板
4a 上面
4b 下面
4c 周縁部
4d カール部
4e 側辺部
4f 外側面
6 底板
6a 底板部
6b 側板部
6c 周縁部
6e 補強部
6f 頂上部
6g 外側面
8 切欠き部
10 内部空間
20 フロアパネル
22 天板
22b 下面
22c 周縁部
22d カール部
22e 先端部
24 底板
24a 底板部
24b 側板部
24c 周縁部
24d 底面
24e 先端部
26 内部空間
28 補強部材
30 フリーアクセスフロア構造
31 基礎床面
32 支持脚
34 パネル調整台
36 脚部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが周縁部を有する天板と箱状部材の互いの周縁部同士が締結されることにより、天板と箱状部材の内側との間に空間が形成されるフロアパネルにおいて、
前記天板と前記箱状部材それぞれの周縁部を幅広の平面状に形成した状態から、前記天板と箱状部材の周縁部同士を互いに重ねた状態のまま、その周縁部の先端側が前記箱状部材側に向かってその断面が渦巻き状になるよう巻き込まれて形成されたカール部を備えた
ことを特徴とするフロアパネル。
【請求項2】
前記カール部は、前記天板の上面から前記カール部の中心部に巻き込まれた前記周縁部の先端部までその断面が渦巻き状に連続するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
【請求項3】
前記カール部は、前記箱状部材の側部でかつその上端部の位置に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアパネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−96067(P2013−96067A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−236751(P2011−236751)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000233239)日立機材株式会社 (225)
【出願人】(511262267)石井プレス工業株式会社 (2)
【Fターム(参考)】