説明

ブラシ付き化粧料容器

【課題】固形化した化粧料を容器内で粉砕でき、ブラシ部へスムーズに粉砕された化粧料が移行してブラシに流出し、顔面等に滑らかに化粧料を塗布できる化粧料容器の提供する。
【解決手段】化粧料容器Aは、容器本体1とブラシ部6と粉砕手段8とを有し、前記容器本体は上部開口部を備え、前記ブラシ部は、容器本体の上部開口部にブラシ61を上方に向けて取り付けられ、上部開口部の内周が凹凸面であり、容器本体の上部開口部には粉砕具81を有し、該粉砕具の外周が凹凸面であり、粉砕手段は、容器本体の上部開口部内周の凹凸面と粉砕具外周の凹凸面とで構成され、化粧料が充填された容器本体から粉砕手段に移行した化粧料は、上部開口部の凹凸面と粉砕具の凹凸面との間で粉砕され、粉砕された化粧料がブラシ部のブラシに流出するように構成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料、特に固形化された粉体化粧料を収容すると共に収容された化粧料をブラシ側へ流出させて顔面等に塗布するためのブラシ付き化粧料容器(以下、単に「化粧料容器」という。)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、下記特許文献1に示されるように筒内に螺旋状の撹拌子のみを備えた粉体用塗布具や、下記特許文献2に示されるように筒内に螺旋状の撹拌子を備え、筒内周壁に沿って周回する撹拌子を備えた粉体用塗布具が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特公平7−16645号公報
【特許文献2】特開2001−347214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1及び2に示される粉体用塗布具においては、粉体化粧料を撹拌するだけで粉砕するものではなかった。したがって、容器内で固形化した粉体化粧料は撹拌子によって粒状化されることはあっても粉体状に粉砕されることはないので、粒状化された化粧料がブラシ部へ通ずる排出孔等で詰まったり、また、化粧料が粒状化していることにより化粧料が顔面等に具合良く塗布できないという欠点があった。
【0005】
そこで、本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、固形化した化粧料を容器内で粉砕でき、ブラシ部へスムーズに粉砕された化粧料が移行してブラシに流出し、顔面等に滑らかに化粧料を塗布できる化粧料容器を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る化粧料容器は、容器本体と、容器本体の上部に取り付けられるブラシ部と、容器本体とブラシ部との間に構成される粉砕手段とを有し、前記容器本体は、粉砕手段に向けての化粧料の出口となる上部開口部を備え、前記ブラシ部は、容器本体の上部開口部の先端にブラシを上方に向けて取り付けられ、容器本体の上部開口部は、その内周が凹凸面となっており、容器本体の上部開口部には、上部開口部に回転可能に近接収納される粉砕具を有し、該粉砕具は、その外周が凹凸面となっており、粉砕手段は、容器本体の上部開口部内周の凹凸面と粉砕具外周の凹凸面とで構成され、化粧料が充填された容器本体から粉砕手段に移行した化粧料は、容器本体の上部開口部と粉砕具とを相互に逆回転させることにより、上部開口部の凹凸面と粉砕具の凹凸面との間において粉砕され、粉砕された化粧料がブラシ部のブラシに流出するように構成したものである。
【0007】
また、上記本発明に係る化粧料容器において、容器本体は、内部が化粧料の収容部となる中空円筒状をなし、下端開口部は開閉可能な底蓋を有し、ブラシ部は、ブラシと、ブラシを取り付けるブラシ台とを有し、ブラシ台は、容器本体と嵌合し、化粧料を一時滞留させる化粧料滞留中空部を有する容器本体連結部と、ブラシ取付部とを有し、容器本体連結部は、粉砕具を取り付けるための被取付部が形成され、ブラシ取付部は、立設された柱部を有し、柱部は、容器本体連結部の化粧料滞留中空部と柱部上面とを連通する化粧料排出用の貫通孔を有しており、粉砕具は、逆円錐状をなし、容器本体連結部の被取付部への取付部を有し、粉砕具の取付部は、容器本体連結部の被取付部に取り付けたときに、容器本体の化粧料収容部から容器本体連結部の化粧料滞留中空部へ化粧料が流出する流出口が形成されるように構成してもよい。
【0008】
さらに、上記本発明に係る化粧料容器において、容器本体は、外筒と、外筒内に収納される内筒と、外筒と内筒との間における内筒の下部外周に遊嵌される環状スペーサとを有し、外筒は、中空筒状であって、下部内周には凹凸溝が形成され、上部内周にはブラシ台の回転止め及び抜け止め段部が形成され、内筒は、中空円筒状をなし、その内部は化粧料の収容部であり、下部外周にはネジ溝が形成され、上部開口部の外周には凹凸溝が形成され、内筒の上部開口部の内周には凹凸面が形成され、環状スペーサは、その外周に前記外筒の下部内周の凹凸溝に嵌合する凹凸溝が形成され、底蓋は、前記内筒の下部外周のネジ溝に螺合するネジ溝を内周面に有すると共に内筒の外径より径大の外径を有する蓋筒部を有し、ブラシ台は、容器本体の内筒と嵌合し、容器本体連結部は、その外径が容器本体の外筒の内径より径小に形成され、その下部内周に容器本体の内筒の上部開口部外周の凹凸溝に嵌合する凹凸溝が形成され、粉砕具を取り付けるための被取付部として、上部内周に上下方向の凸状畦2個一組からなる嵌入ガイドが周方向等間隔に複数箇所形成され、ブラシ取付部は、容器本体連結部に延設された有底の円筒状外枠を有し、柱部は円筒状外枠内の中央に立設され、柱部を除く円筒状外枠の底部にブラシが取り付けられ、柱部は、中央にブラシが取り付けられる有底孔を有し、該有底孔の周囲に化粧料排出用の貫通孔は設けられ、粉砕具は、内筒の上部開口部に回転可能に近接収納され、粉砕具の上方には、容器本体連結部の嵌入ガイドに嵌入可能な複数の嵌入片が延長形成され、化粧料が容器本体連結部の化粧料滞留中空部へ流出する流出口は、嵌入片が嵌入ガイドに嵌入したときに各嵌入片の基部同士の間に形成されるように構成してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る化粧料容器は、固形化した化粧料を粉砕手段により容器内で粉末状に粉砕でき、粉砕された粉末状の化粧料がスムーズにブラシ部へ移行してブラシに流出し、顔面等に滑らかに粉末化粧料を塗布することができる。したがって、当該化粧料容器に充填された粉末化粧料が固形化した場合はもちろん、固形化した粉末化粧料を当該化粧料容器に収容し、粉砕手段により粉末状に粉砕して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例1に係る化粧料容器の概略斜視図である。
【図2】実施例1に係る化粧料容器の分解正面図である。
【図3】実施例1に係る化粧料容器の分解斜視図である。
【図4】実施例1に係る化粧料容器の半裁分解斜視図である。
【図5】実施例1に係る化粧料容器における内筒、粉砕具及びブラシ部を組み立てる手順を示す中央縦断面図である。
【図6】図5に示す組立状態において、環状スペーサ及び底蓋を組み立てる手順を示す中央縦断面図である。
【図7】図6に示す組立状態において、外筒を組み立てる手順を示す中央縦断面図である。
【図8】実施例1に係る化粧料容器の中央縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る化粧料容器の好適な実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
図1において、Aは本実施例における化粧料容器を示す。化粧料容器Aは、容器本体1と、容器本体1の上部に取り付けられるブラシ部6と、容器本体1とブラシ部6との間に構成される粉砕手段8と、容器本体1の上端に嵌め込まれるキャップ9とで構成される。ブラシ部6の上端にはブラシ61が取り付けられている。なお、図2〜図8はブラシ61を省略して表した図である。
【0013】
図2〜図4は、化粧料容器Aの分解図であり、図2はその正面図であり、図3は斜視図であり、図4は上下方向に半裁した斜視図である。図5〜図7は各パーツの組立の手順を示す中央縦方向に切断した断面図である。
【0014】
容器本体1は、外筒2と、外筒2内に収納される内筒3と、外筒2と内筒3との間における内筒3の下部外周に遊嵌される環状スペーサ4と、粉体化粧料の充填口となる内筒3の下部開口部31に螺合して下部開口部31を閉塞する底蓋5とから構成される。外筒2は、中空円筒状であって、その下部内周には凹凸溝21が形成され、上部内周にはブラシ部6を取り付けたときに回転及び抜け止めとなる凸段部22が形成されている。内筒3は、その内部が粉体化粧料の収容部32となる中空円筒状をなし、下部開口部外周にはネジ溝33が形成されている。また、粉砕手段8に向けての粉体化粧料の出口となる上部開口部34の外周には凹凸溝35が形成され、上部開口部34の内周は凹凸面36となっている。環状スペーサ4は、その外周に前記外筒2の下部内周の凹凸溝21に嵌合する凹凸溝41が形成されている。底蓋5は、前記内筒3の下部外周のネジ溝33に螺合するネジ溝51を有し、内筒3の外径より径大の外径を有する蓋筒部52を有している。
【0015】
そして、図2〜図4及び図6において矢符aで示すように、内筒3の下部外周に、環状スペーサ4を嵌装すると、図6における矢符gで示すように、内筒3に環状スペーサ4を取り付けた状態となる。また、図2〜図4及び図7において矢符bで示すように、環状スペーサ4を嵌装した内筒3に外筒2を嵌装して、環状スペーサ4の凹凸溝41と外筒2の凹凸溝21とを嵌合すると、図7における矢符hで示すように、内筒3に外筒2を取り付けた状態となる。さらに図2〜図4及び図6において矢符cで示すように、底蓋5のネジ溝51を内筒3下部のネジ溝33に螺着させることにより、内筒3に底部5を取り付けた状態となる。
【0016】
前記ブラシ部6は、ブラシ61と、ブラシ61を取り付けるブラシ台62とから構成される。ブラシ台62は、図2〜図5に示すように、容器本体連結部63と、ブラシ取付部70とからなり、容器本体連結部63は、その内周側が容器本体1の内筒3の外周側と嵌合し、化粧料を一時滞留させる化粧料滞留中空部64を有する。容器本体連結部63は、外径が容器本体1の外筒2の内径より径小に形成され、その下部内周に容器本体1の内筒3の上部開口部外周の凹凸溝35に嵌合する凹凸溝65が形成されている。容器本体連結部63の上部内周には、粉砕具81を取り付けるための粉砕具81の被取付部である嵌入ガイド66が形成されている(図4、図5)。嵌入ガイド66は上下方向の凸状畦2個一組からなり、周方向等間隔に3箇所形成されている。また、容器本体連結部63の上部外周には、外筒内周の凸段部22と嵌合する溝段部67が形成されている。ブラシ取付部70は、容器本体連結部63に延設された有底の円筒状外枠71と、円筒状外枠71内の中央に立設された円柱部72とを有し、円柱部72を除く円筒状外枠71の底部73にブラシ61が取り付けられている。円柱部72は、中央にブラシ61が取り付けられる有底孔74を有し、該有底孔74の周囲に容器本体連結部63の化粧料滞留中空部64と円柱部72上面とを連通する化粧料排出用の貫通孔75を有している。
【0017】
粉砕具81は、内筒3の上部開口部34に回転可能に近接収納され、逆円錐状をなしており、その外周面は凹凸面82となっている。該粉砕具81の上方には容器本体連結部63の嵌入ガイド66に嵌入可能な粉砕具81の取付部である3つの嵌入片83が延長形成されている。嵌入片83は、嵌入片83を嵌入ガイド66に嵌入したときに各嵌入片83の基部84同士の間に、内筒3に収容されている化粧料が容器本体連結部63の化粧料滞留中空部64へ流出する流出口85が形成されるように構成されている。粉砕手段8は、容器本体内筒3の上部開口部内周の凹凸面36と粉砕具外周凹凸面82とで構成される。
【0018】
そして、図2〜図5における矢符dで示すように、粉砕具81における嵌入片83を容器本体連結部63の嵌入ガイド66に嵌入することにより、図5における矢符jで示すように、ブラシ部6に粉砕具81を取り付けた状態となる。また、図2〜図5における矢符eで示すように、容器本体連結部63における下部内周の凹凸溝65と容器本体1の内筒3の上部開口部外周の凹凸溝35とを嵌合させることにより、図5における矢符kで示すように、粉砕具81を取り付けたブラシ部6を容器本体1の内筒3に取り付けた状態となる。さらに、図2〜図4における矢符fで示すように、本体容器1の外筒2にキャップ9を嵌めることにより図1及び図8に示す化粧料容器Aが完成する。
【0019】
当該化粧料容器Aを逆さにして、容器本体1の内筒3内の収容部32に充填された化粧料を粉砕手段8側に移行させ、ブラシ部6に対して底蓋5を回転させることにより、化粧料を容器本体1の内筒3における上部開口部内周の凹凸面36と粉砕具81外周面の凹凸面82とが互いに逆方向に回転し、各凹凸面の間に移行した化粧料が粉砕され、粉砕された化粧料が粉砕手段8における流出口85から化粧料滞留中空部64に移行し、化粧料滞留中空部64に移行した化粧料はブラシ部6の化粧料排出用の貫通孔75からブラシ61内に流出する。図8における矢符Lは化粧料の流れを示す。
【0020】
以上のように本実施例に係る化粧料容器Aを構成したので、固形化した化粧料を粉砕手段8により容器内で粉末状に粉砕でき、粉砕された粉末状の化粧料がスムーズにブラシ部6へ移行してブラシに流出し、粉末状の化粧料を顔面等に滑らかに塗布することができる。
【0021】
なお、本発明に係る化粧料容器は、上記の実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を逸脱しない範囲における様々な実施形態が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明に係る化粧料容器は、これに粉末化粧料を充填した化粧料入りの容器として製品とすることはもちろん、化粧料を充填していない空の容器を製品とし、使用者が化粧料、特に固形した化粧料を充填して使用することもできる。
【符号の説明】
【0023】
A・・・・化粧料容器
1・・・・容器本体
2・・・・外筒 21・・・外筒下部内周の凹凸溝
22・・・外筒上部内周の凸段部
3・・・・内筒 31・・・内筒の下部開口部
32・・・化粧料の収容部 33・・・内筒下部開口部内周のネジ溝
34・・・内筒の上部開口部 35・・・内筒上部開口部外周の凹凸溝
36・・・内筒上部開口部内周の凹凸面
4・・・・環状スペーサ 41・・・環状スペーサ外周の凹凸溝
5・・・・底蓋 51・・・底蓋のネジ溝
52・・・底蓋の蓋筒部
6・・・・ブラシ部 61・・・ブラシ
62・・・ブラシ台 63・・・容器本体連結部
64・・・化粧料滞留中空部 65・・・容器本体連結部下部内周の凹凸溝
66・・・嵌入ガイド 67・・・溝段部
70・・・ブラシ取付部 71・・・円筒状外枠
72・・・円柱部 73・・・円筒状外枠の底部
74・・・円柱部の有底孔 75・・・円柱部の貫通孔
8・・・・粉砕手段 81・・・粉砕具
82・・・粉砕具外周の凹凸面 83・・・嵌入片
84・・・嵌入片の基部 85・・・流出口
9・・・・キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、容器本体の上部に取り付けられるブラシ部と、容器本体とブラシ部との間に構成される粉砕手段とを有し、
前記容器本体は、粉砕手段に向けての化粧料の出口となる上部開口部を備え、
前記ブラシ部は、容器本体の上部開口部の先端にブラシを上方に向けて取り付けられ、
容器本体の上部開口部は、その内周が凹凸面となっており、
容器本体の上部開口部には、上部開口部に回転可能に近接収納される粉砕具を有し、該粉砕具は、その外周が凹凸面となっており、
粉砕手段は、容器本体の上部開口部内周の凹凸面と粉砕具外周の凹凸面とで構成され、
化粧料が充填された容器本体から粉砕手段に移行した化粧料は、容器本体の上部開口部と粉砕具とを相互に逆回転させることにより、上部開口部の凹凸面と粉砕具の凹凸面との間において粉砕され、粉砕された化粧料がブラシ部のブラシに流出するように構成してなる
ことを特徴とするブラシ付き化粧料容器。
【請求項2】
容器本体は、内部が化粧料の収容部となる中空円筒状をなし、下端開口部は開閉可能な底蓋を有し、
ブラシ部は、ブラシと、ブラシを取り付けるブラシ台とを有し、
ブラシ台は、容器本体と嵌合し、化粧料を一時滞留させる化粧料滞留中空部を有する容器本体連結部と、ブラシ取付部とを有し、
容器本体連結部は、粉砕具を取り付けるための被取付部が形成され、
ブラシ取付部は、立設された柱部を有し、
柱部は、容器本体連結部の化粧料滞留中空部と柱部上面とを連通する化粧料排出用の貫通孔を有しており、
粉砕具は、逆円錐状をなし、容器本体連結部の被取付部への取付部を有し、
粉砕具の取付部は、容器本体連結部の被取付部に取り付けたときに、容器本体の化粧料収容部から容器本体連結部の化粧料滞留中空部へ化粧料が流出する流出口が形成されるように構成した
ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ付き化粧料容器。
【請求項3】
容器本体は、外筒と、外筒内に収納される内筒と、外筒と内筒との間における内筒の下部外周に遊嵌される環状スペーサとを有し、
外筒は、中空筒状であって、下部内周には凹凸溝が形成され、上部内周にはブラシ台の回転止め及び抜け止め段部が形成され、
内筒は、中空円筒状をなし、その内部は化粧料の収容部であり、下部外周にはネジ溝が形成され、上部開口部の外周には凹凸溝が形成され、内筒の上部開口部の内周には凹凸面が形成され、
環状スペーサは、その外周に前記外筒の下部内周の凹凸溝に嵌合する凹凸溝が形成され、
底蓋は、前記内筒の下部外周のネジ溝に螺合するネジ溝を内周面に有すると共に内筒の外径より径大の外径を有する蓋筒部を有し、
ブラシ台は、容器本体の内筒と嵌合し、
容器本体連結部は、その外径が容器本体の外筒の内径より径小に形成され、その下部内周に容器本体の内筒の上部開口部外周の凹凸溝に嵌合する凹凸溝が形成され、粉砕具を取り付けるための被取付部として、上部内周に上下方向の凸状畦2個一組からなる嵌入ガイドが周方向等間隔に複数箇所形成され、
ブラシ取付部は、容器本体連結部に延設された有底の円筒状外枠を有し、柱部は円筒状外枠内の中央に立設され、柱部を除く円筒状外枠の底部にブラシが取り付けられ、
柱部は、中央にブラシが取り付けられる有底孔を有し、該有底孔の周囲に化粧料排出用の貫通孔は設けられ、
粉砕具は、内筒の上部開口部に回転可能に近接収納され、粉砕具の上方には、容器本体連結部の嵌入ガイドに嵌入可能な複数の嵌入片が延長形成され、
化粧料が容器本体連結部の化粧料滞留中空部へ流出する流出口は、嵌入片が嵌入ガイドに嵌入したときに各嵌入片の基部同士の間に形成されるように構成した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシ付き化粧料容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−125445(P2012−125445A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280318(P2010−280318)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(599079702)株式会社ジャックアンドベティ (1)
【Fターム(参考)】