説明

ブーツ形状保持体

【課題】ブーツを一定の形状に保持するとともに、その間においてブーツ内底部を外気へ開放可能とすることにより、当該内底部からの悪臭を除去可能とし、さらにブーツの胴筒部に対して高さ調整が可能なブーツ形状保持体を提供する。
【解決手段】ブーツ3の胴筒部21に嵌挿されることにより当該胴筒部21の形状を保持するブーツ形状保持体において、弾性材料を円筒状とした本体部30と、本体部30の下端からさらに下方に向けて突出された少なくとも1の突出部32とを備え、突出部32は、上から下へ押圧することにより弾性収縮自在とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブーツを一定の形状に保持するためのブーツ形状保持体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ロングブーツ等を脱いで玄関等に置いた状態において、ブーツの胴筒部が容易に折り曲がってしまう。かかる状態で長時間放置しておくと、胴筒部における折れ曲がった箇所において皴が付き、さらには型崩れを起こしてしまう可能性もある。このため、ブーツを長時間に亘り使用しないときには、胴筒部が折れ曲がらないようにして保管する必要がある。
【0003】
従来においては、このようなブーツの胴筒部における折れ曲がりを防止するために、ブーツキーパーが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このブーツキーパーは、ブーツの胴筒部に嵌挿して胴筒部の形状を保持するものであって、胴筒部の足首関節付近に付いた皴を押し伸ばすための皴伸ばし部材を有している。また、特許文献2における開示技術では、圧縮空気注入・排出用バルブから空気を注入することにより、ブーツの胴筒部内において膨出可能な外形を備えた透明プラスチック製袋体により構成した形状保持具も提案されている。この特許文献2の開示技術では、圧縮空気の充填により袋体を膨出可能なので、これをブーツ胴筒部に嵌挿しておくことにより、ブーツは折れることなく、かつ自立して倒れることも無いため、その形状保持に大いに寄与することができる。
【0004】
ところで、足を嵌挿するかかとからつま先に至るまでのブーツ内底部は、足裏からの汗を吸収してしまう。かかるブーツを履いて歩き続けると摩擦が加わり、ブーツ内の温度が上昇し、汗による雑菌によって繁殖しやすい環境を作り出す原因となる。このような雑菌を繁殖させないようにするためには、内底部の湿気を放出しなければならない。
【0005】
しかしながら、この特許文献1の開示技術のブーツキーパーは、胴筒部より長い布袋を封入した柱状として構成している。このような構成からなるブーツキーパーをブーツの胴筒部に嵌挿すると、上述した内底部が外気から密閉された状態となる。特許文献2の開示技術も、袋体をブーツ胴筒部内で膨出させる構成としていることから、同様にブーツ内底部が外気から密閉された状態となる。
【0006】
その結果、ブーツ内底部における湿気を放出することができず、雑菌の繁殖の原因となり、悪臭を放つ原因ともなっていた。
【0007】
さらに、ブーツを展示品として陳列する際において、このブーツキーパーを消費者の視界から見えなくすることにより、自然に自立しているイメージを与えたい場合もある。特にブーツは、胴筒部が長いロングブーツ、胴筒部が短いハーフブーツ等、胴筒部の長さは多種多様である。このため、ブーツの胴筒部の長さがいかなる長さで構成されていても、消費者の視界から見えなくするように構成することが可能なブーツキーパーを提供する必要があった。
【特許文献1】特開2005−6915号公報
【特許文献2】特開2002−223813号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ブーツを一定の形状に保持するとともに、その間においてブーツ内底部を外気へ開放可能とすることにより、当該内底部からの悪臭を除去可能とし、さらにブーツの胴筒部に対して高さ調整が可能なブーツ形状保持体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願請求項1に係るブーツ形状保持体は、ブーツの胴筒部に嵌挿されることにより当該胴筒部の形状を保持するブーツ形状保持体において、弾性材料を円筒状とした本体部と、上記本体部の下端からさらに下方に向けて突出された少なくとも1の突出部とを備え、上記突出部は、上から下へ押圧することにより弾性収縮自在とされていることを特徴とする。
【0010】
本願請求項2に係るブーツ形状保持体は、ブーツの胴筒部に嵌挿されることにより当該胴筒部の形状を保持するブーツ形状保持体において、予め気体が封入されてなるプラスチックシートを円筒状とした本体部を備え、上記本体部は、封入された上記気体により定形性を呈し、上から下へ押圧することにより弾性収縮自在とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上述した構成からなる本発明では、定形性を呈するため、胴筒部は、折れることなく、かつ自立して倒れることも無いため、その形状を直立させた状態で保持することが可能となる。また、本発明では、突出部が上下に弾性収縮自在とされている。突出部と本体部とは内部空間が互いにつながっていることから、突出部を底から押圧すると、突出部自体が弾性収縮する。その結果、ブーツ形状保持体の高さを低くすることができ、突出部における気体は、本体部と送入されることになる。また、円筒状に構成されていることにより、ブーツ内底部と外気と開放可能とすることにより、当該内底部からの悪臭を除去することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態として、ブーツを一定の形状に保持するためのブーツ形状保持体について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
第1の実施の形態
【0014】
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態としてのブーツ形状保持体1の斜視図を示している。このブーツ形状保持体1は、主としてプラスチックシート10を円筒状に丸めて連結することにより構成されている。
【0015】
このプラスチックシート10は、通気性のないポリエチレン等の熱可塑性樹脂シートである。ちなみに、この熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン以外に、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、塩化ビニル、ポリカーボネート等から適宜選択するようにしてもよい。
【0016】
このプラスチックシート10は、図2に示すように予め気体が封入されてなる上下方向yに細長い短冊状の空気室11を幅方向xへ列状に配置させている。この空気室11は、プラスチックシート10を長方形のシート2枚により構成し、これらを互いに重ね合わせて熱圧着を上下方向に施すことにより構成されるものであるが、これに限定されるものではなく、他のいかなる周知の方法によりこれを具体化するものであってもよい。また、この図2の例において、空気室11は、プラスチックシート10の表面10bにおいて形成されている。即ち、空気室11は、断面からみたときに表面上において凸状に突出された形となるように構成されている。
【0017】
このようなプラスチックシート10を作製した後、これを幅方向xに丸める。このとき、図1に示すように、空気室11が形成されているプラスチックシート10の表面10bが内壁側に位置するように幅方向xに丸められることになる。そして、この幅方向xの端部は互いに連結されることにより、筒状に構成され、上下方向に貫通する貫通孔13が形成されることになる。
【0018】
このとき、プラスチックシート10における裏面10aには、空気室11が形成されてなく、平滑な面で構成されている。このため、プラスチックシート10を丸める際には、この裏面10aが外側に、また空気室11が設けられた表面10bが内側になるようにして、容易に円筒状に構成することが可能となる。
【0019】
この筒状に構成されたブーツ形状保持体1を実際に使用する際には、例えば図3に示すように、ブーツ2における胴筒部21にこれを嵌挿する。その結果、ブーツ形状保持体1を構成する空気室11は、図4に示す水平断面図に示すように、隣接する他の空気室11との間で互いに圧迫されることになる。この空気室11同士の圧迫により、空気室11は外側へ向けて押し出そうとする膨張力fが作用することになる。ブーツ形状保持体1の外側は、嵌挿した胴筒部21の内壁面と外接しているが、空気室11間の圧迫に基づく膨張力fが当該胴筒部21に負荷されることになる。その結果、胴筒部21には、常時外側に拡径しようとする力が働くことから、ブーツ2における胴筒部21は折れることなく、かつ自立して倒れることも無いため、その形状保持に大いに寄与することが可能となる。特に本発明では、ブーツ形状保持体1を胴筒部21から突出させることなく嵌挿することも可能となり、特に展示品として陳列等を行う際において、自然に自立しているイメージを消費者に与えることも可能となる。
【0020】
なお空気室11同士の圧迫により、所望の膨張力fが作用するように、空気室11の容積、サイズ、位置、間隔、配置個数、形状等が予め調整されている。各空気室11とも、安定した膨張力fを発揮させるために、これらサイズ、容積等の各寸法は均等となるように調整されていることが望ましい。また、空気室11は、互いに独立した空間として構成されていてもよいし、互いに連続した空間として構成されていてもよい。空気室11間を互いに連続させる場合には、空気室間11を互いに連結するバイパス等を設けるようにしてもよい。
【0021】
ちなみに、図3(b)に示すように、ブーツ2の胴筒部21が流線型を描いた形状とされている場合もある。かかる形状からなる胴筒部21にブーツ形状保持体1を嵌挿すると図3(b)に示すように空気室11の気体は、胴筒部21における凹みが生じている部分からふくらみがある部分へと分散していくことになる。特にこの空気室11は上下方向に短冊状となるように構成されていることから、空気室11に封入されている気体は上下方向へ容易に移動し、分散可能となる。このような空気室11を設けることにより、胴筒部21の流線型に沿って気体を分散させて膨張力を発揮させることができる。その結果、胴筒部21を構成する革に対して局所的に余計な膨張力が負荷することがなくなることから、胴筒部21を構成する革にもやさしい形状保持を実現することが可能となる。
【0022】
ちなみに、このブーツ形状保持体1は、幅方向xに丸めて円筒状で構成することにより、貫通孔13が形成されている。このため、図3に示すように、ブーツ2における内底を含む空間としての内底部23が、この貫通孔13を介して外気へと開放されるようになる。このとき、ブーツ形状保持体1を胴筒部21へ嵌挿する際において、これをかかと部24に到達しない高さまで上げておくことが望ましい。これにより、内底部23の外気に対する開放性を向上させることが可能となる。
【0023】
これにより、ブーツ2における内底部23における湿気を放出することが可能となり、雑菌の繁殖を防止することができ、悪臭を抑えることが可能となる。
【0024】
なお上述した実施の形態においては、あくまで空気室11は、プラスチックシート10の表面10bにおいて空気室11を構成する場合を例にとり説明をしている。この空気室11の表面10bが内壁を構成するように筒状に折り曲げることにより、内側に突出する空気室11間の圧迫の度合いを向上させることが可能となり、これにより膨張力fを発揮させることが可能となる。
【0025】
但し、プラスチックシート10の表面10bにおいて空気室11を構成しなくてもよい。例えば、表面10bに形成されているか否かに関わらず、単に空気室11を単に連続して数珠繋ぎ状で構成するようにしてもよい。
【0026】
第2の実施の形態
【0027】
図5(a)は、本発明を適用した第2の実施の形態としてのブーツ形状保持体3の斜視図を示している。このブーツ形状保持体3は、予め気体が封入されてなるプラスチックシートを円筒状とした本体部30と、本体部30の下端からさらに下方に向けて突出された少なくとも1の突出部32とを備えている。この円筒状に構成された本体部30には、貫通孔31が設けられている。また、以下の説明においては、突出部32が2つに亘り形成されている場合を例にとり説明をするが、これに限定されるものではなく、いかなる本数、容積、形状で構成するようにしてもよい。
【0028】
このプラスチックシートは、通気性のないポリエチレン等の熱可塑性樹脂シートである。ちなみに、この熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン以外に、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、塩化ビニル、ポリカーボネート等から適宜選択するようにしてもよい。
【0029】
本体部30は、空気が封入されていることにより、定形性を保持することが可能となる。また、突出部32は、予め気体が封入されてなるとともに、少なくとも本体部30と突出部32との間で気体を送入出可能とされている構成とされている。即ち、この突出部32の内部空間と、本体部30の内部空間とは互いにつながっている状態とされている。
【0030】
突出部32は、上下に弾性収縮自在とされている。突出部32と本体部30とは内部空間が互いにつながっていることから、突出部32を底から押圧すると、図5(b)に示すように、突出部32自体が弾性収縮する。その結果、ブーツ形状保持体3の高さを低くすることができる。その間、突出部32における気体は、本体部30へと送入されることになる。なお、この本体部30並びに突出部32に封入しておく気体の量を調整しておくことにより、突出部32を押し込んで収縮させ、本体部30へと送入させた気体により膨張力fを作用させるようにしてもよい。
【0031】
特に本発明では、本体部30よりも容積が小さい突出部32を設けておくことにより、当該突出部32を容易に伸縮自在とした構成とすることができる。
【0032】
なお、本体部30並びに突出部32は、ウレタン等の定形性を有する弾性材料から構成されていてもよい。突出部32を本体部30よりも小さい断面積で構成することにより、これを押圧したときに容易に弾性収縮可能となる。
【0033】
この筒状に構成されたブーツ形状保持体3を実際に使用する際には、例えば図6(a)に示すように、ブーツ2における胴筒部21にこれを嵌挿する。本体部30は、空気が封入されており定形性を保持していることから、胴筒部21は、折れることなく、かつ自立して倒れることも無いため、その形状を直立させた状態で保持することが可能となる。仮にブーツ2が図6(b)に示すようにハーフブーツ等のような胴筒部21が短いものである場合には、ブーツ形状保持体3を胴筒部21に嵌挿した後、これを上から下へ押圧することにより、突出部32を収縮させる。これにより、ブーツ形状保持体3の高さを押し下げることが可能となり、胴筒部21の長さに合わせることが可能となる。
【0034】
このため、ブーツ2を展示品として陳列する際において、このブーツ形状保持体3を消費者の視界から見えなくすることにより、自然に自立しているイメージを与えることも可能となる。また、ブーツ2が、胴筒部21が長いロングブーツであっても、胴筒部21が短いハーフブーツ等であっても、即ちブーツの胴筒部の長さがいかなる長さで構成されていても、突出部32の伸縮自在に構成したブーツ形状保持体3により高さ調整を行うことで、消費者の視界から見えなくするように構成することが可能となる。
【0035】
ちなみに、このブーツ形状保持体3は、筒状で構成することにより、貫通孔31が形成されている。このため、図6に示すように、ブーツ2における内底を含む空間としての内底部23が、この貫通孔13を介して外気へと開放されるようになる。これにより、ブーツ2における内底部23における湿気を放出することが可能となり、雑菌の繁殖を防止することができ、悪臭を抑えることが可能となる。
【0036】
図7(a),(b)は、第1の実施の形態並びに第2の実施の形態の双方の技術的思想を取り込んだブーツ形状保持体7を示している。
【0037】
ブーツ形状保持体7は、予め気体が封入されてなる上下方向yに細長い短冊状の空気室11を幅方向xへ複数列に亘り配置させている。この空気室11は、プラスチックシート10を長方形のシート2枚により構成し、これらを互いに重ね合わせて熱圧着を上下方向に施すことにより構成されるものである。また、一部の空気室11については、突出部32に対応した長さの分だけ延長されている。また、これら各空気室11は互いに図示しないバイパスを介して連続しており、少なくとも一の空気送入口を介して全体に亘り空気を送入可能とされている。
【0038】
このような平面形状からなるプラスチックシート10を、幅方向xに丸めて円筒状で構成することにより、図7(b)に示すような形態のブーツ形状保持体7とすることが可能となる。
【0039】
このブーツ形状保持体7では、隣接する空気室11の圧迫により外側への膨張力を負荷させることが可能となる。また、これと同時に突出部32が設けられていることから、これを弾性収縮自在にすることにより、高さ調整も可能となる。さらに、突出部32を押し込んで収縮させ、本体部30へと送入させた気体により膨張力fを作用させるようにしてもよい。
【0040】
第3の実施の形態
【0041】
図8(a),(b)は、本発明を適用した第3の実施の形態としてのブーツ形状保持体4の斜視図を示している。このブーツ形状保持体4は、予め気体が封入されてなるプラスチックシートを円筒状とした本体部40と、本体部40の側壁面下部に設けられた貫通孔42b、又は本体部の側壁下端に形成された溝部42aとを備えている。ちなみに、この溝部42aや貫通孔42bは、いかなる形状で構成されていてもよく、またいかなる個数で構成されていてもよい。貫通孔42bは、円筒状とした本体部40における貫通孔41に対して連結されている。貫通孔42bが設けられる箇所は、少なくともブーツ2における内底部23の位置との関係において予め調整されているが、少なくとも下半分の何れかの位置において形成されていることが望ましい。本体部40は、空気が封入されていることにより、定形性を保持することが可能となる。
【0042】
この筒状に構成されたブーツ形状保持体3を実際に使用する際には、例えば図9(a),(b)に示すように、ブーツ2における胴筒部21にこれを嵌挿する。本体部40は、空気が封入されており定形性を保持していることから、胴筒部21は、折れることなく、かつ自立して倒れることも無いため、その形状保持に大いに寄与することが可能となる。
【0043】
図9(a)は、ブーツ2における内底を含む空間としての内底部23が、溝部42a、ならびに貫通孔41を介して外気へと開放されるようになる。これにより、ブーツ2における内底部23における湿気を放出することが可能となり、雑菌の繁殖を防止することができ、悪臭を抑えることが可能となる。なお、この溝部42aの形状としては、製造容易性の観点から矩形状又は当該矩形の角を丸めた形状で構成されていることが望ましい。
【0044】
図9(b)は、ブーツ2における内底を含む空間としての内底部23が、貫通孔42b、
ならびに貫通孔41を介して外気へと開放されるようになる。これにより、ブーツ2における内底部23における湿気を放出することが可能となり、雑菌の繁殖を防止することができ、悪臭を抑えることが可能となる。
【0045】
なお、少なくとも2つの溝部42aを構成することにより、第2の実施の形態における突出部32と同様の機能を発揮させるようにしてもよいことは勿論である。
【0046】
さらに本実施の形態においては、本体部40における側面には、少なくとも1の貫通小孔がさらに形成されていてもよい。ここでいう本体部40の側面は胴筒部21の内壁に対面するものであるが、当該側面において貫通小孔を多数形成させておくことにより、胴筒部21における通気性、換気性を向上させることが可能となる。
【0047】
なお、この第3の実施の形態においては、本体部30につき、プラスチックシートの代替として、ウレタン等の定形性を有する弾性材料から構成されていてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態としてのブーツ形状保持体の斜視図である。
【図2】プラスチックシート上に配置させた空気室について説明するための図である。
【図3】筒状に構成されたブーツ形状保持体を実際にブーツにおける胴筒部に嵌挿した例を示す図である。
【図4】ブーツ形状保持体の水平断面図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施の形態としてのブーツ形状保持体の斜視図である。
【図6】第2の実施の形態における他の例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態並びに第2の実施の形態の双方の技術的思想を取り込んだブーツ形状保持体の例を示す図である。
【図8】本発明を適用した第3の実施の形態としてのブーツ形状保持体の斜視図である。
【図9】第3の実施の形態におけるブーツ形状保持体を実際に胴筒部に嵌挿した例を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
1 ブーツ形状保持体
2 ブーツ
10 プラスチックシート
11 空気室
13 貫通孔
21 胴筒部
23 内底部
24 かかと部
30 本体部
31 貫通孔
32 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブーツの胴筒部に嵌挿されることにより当該胴筒部の形状を保持するブーツ形状保持体において、
弾性材料を円筒状とした本体部と、
上記本体部の下端からさらに下方に向けて突出された少なくとも1の突出部とを備え、
上記突出部は、上から下へ押圧することにより弾性収縮自在とされていること
を特徴とするブーツ形状保持体。
【請求項2】
ブーツの胴筒部に嵌挿されることにより当該胴筒部の形状を保持するブーツ形状保持体において、
予め気体が封入されてなるプラスチックシートを円筒状とした本体部を備え、
上記本体部は、封入された上記気体により定形性を呈し、上から下へ押圧することにより弾性収縮自在とされていること
を特徴とするブーツ形状保持体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−253723(P2008−253723A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−220184(P2007−220184)
【出願日】平成19年8月27日(2007.8.27)
【分割の表示】特願2007−92398(P2007−92398)の分割
【原出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(506292642)株式会社イネドビジネスファッションプランニング (12)
【Fターム(参考)】