説明

プラスチック製のランプカバーを有する原動機付き車両用照明灯火

プラスチック製のランプカバー(2’)と前記ランプカバー(2’)の表面の背後に装着されるンプユニット(3’、4’)とを有する原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプユニット(3’、4’)が、前記ランプカバー(2’)のプラスチックにより、形状を係合させて少なくとも部分的にくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定して前記ランプカバー(2’)に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック製のランプカバーと、このランプカバーの表面の背後に装着されるランプユニットとを備える原動機付き車両(自動車、オートバイ等)用照明灯火に関する。
【背景技術】
【0002】
従来構造の原動機付き車両用照明灯火は、実質的にランプハウジングと、このランプハウジングにはめ込まれるランプユニットと、ランプハウジングを封止するランプカバーとにより構成されている。その際にランプユニットは、少なくとも一つの照明手段(例:白熱灯、発光ダイオード、電界発光フィルム)と、場合によりリフレクタと、照明手段の受入れ手段(例:ランプソケット)と、場合により照明手段を動作させるための電気回路と、一般にはランパハウジングを貫通して外部に取り廻される原動機付き車両用照明灯火の電気接続部とから成っている。特に照明手段として発光ダイオードが使用される場合は、電気回路の回路担体が同時に発光ダイオードを受け入れるために利用されることが多い。原動機付き車両用照明灯火のランプカバーは、原動機付き車両用照明灯火を車両外部に対して機械的に確実に防湿密封する機能とならび、多くはレンズ機能を併せ持っている。その際にはランプカバーに適切な材料を使用してこれを適切に成形することにより、所望の配光性能および/または屈折光を実現している。
【0003】
原動機付き車両用照明灯火は、原動機付き車両の製造工程において、かなりのコスト要因となっているが、なぜなら原動機付き車両用灯火のプランニング、準備、および車両への組付けに際しては、設計、組付け、および調達に関して、一般にはかなりの経費が発生するからである。
【0004】
設計上の観点からは、車両側とランプ側の双方に取付け要素(例:クランプ、クリップ、ボルト締結部)を備えなければならない。これらの取付け要素の本来の準備とならび、車両の全体コンセプトにおいては、取付け要素が占有する空間、さらには組付け時の取付け要素まわりの作業性を確保するために必要な空間についても、計画に盛り込まなければならない。
【0005】
調達経費は、例えば原動機付き車両用照明灯火の全コンポーネント、ないしは完成品としての原動機付き車両用照明灯火の組付けに対応した準備とならび、取付け要素の準備のために発生する。
組付け作業の枠内では、最初に車両全体に、各種原動機付き車両用照明灯火を取付け要素により取り付けられなければならない。続いて原動機付き車両の美的外観を確保するために、多段階の工程で原動機付き車両用照明灯火の接合部の寸法を、隣接する全ての原動機付き車両部品に対して厳密に調整してやらなければならない。
【0006】
上述の様々な問題の一部を解決するために、原動機付き車両用照明灯火のランプハウジングまたはランプカバーのいずれかを、原動機付き車両の外板の一部であるプラスック構成部品に一体化することが知られている。例えば特許文献1から、ランプカバーを射出成形法によりプラスチック製バンパに一体化した原動機付き車両用照明灯火が知られている。それにより、特に接合部の寸法調整を不要としている。
【0007】
しかし特許文献1に従った原動機付き車両用照明灯火では、一つのコンポーネントが一体化される点を除き、上記で説明した原動機付き車両用照明灯火の従来構造が基本的に踏襲されている。確かに原動機付き車両用照明灯火の一つのコンポーネント、ここではランプカバーが、外板に一体化されるようにはなっている。しかし、原動機付き車両用照明灯火の他の二つの主要コンポーネント、ここではランプハウジングとランプユニットは、依然として外板には一体化されない別体のコンポーネントとして構成されている。このため、原動機付き車両用照明灯火の上述の短所の大半は、そのままとなっている。特に取付け要素を依然として必要とするために、何よりも特に取付け要素とその作業性のために、かなり大きな空間容積を備えてやらなければならない。それに加え、原動機付き車両用照明灯火の特定のコンポーネントおよび取付け要素については、依然として相応の調達経費をかけて、組付け準備を行った上で組み付けなければならない。
【0008】
【特許文献1】米国出願公開特許第2002/008539号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、原動機付き車両用照明灯火とその組付けのために備えなければならない空間容積が最小限化されるように、原動機付き車両の外板のプラスック構成部品に嵌め込まれ、またはこれに取り付けられる、原動機付き車両用照明灯火を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この課題は、ランプユニットが、ランプカバーのプラスチックにより、形状を係合させて少なくとも部分的にくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定してランプカバーに取り付けられる、本発明に従った原動機付き車両用灯火により解決される。
【0011】
それにより、原動機付き車両の組付け工程において、ランプカバーまたは外板に対するランプユニットの位置を、取付け要素によりわざわざ固定することが不要となる。取付け要素および取付けに結び付いた組付け工程が省略されることにより、原動機付き車両用照明灯火のために備えなければならない空間容積は、従来技術に対して大幅に縮小されるようになる。
【0012】
一方では、原動機付き車両用照明灯火が車両内部に向かって占有する空間すらも、ランプユニットの容積だけにより定義されるようになる。この空間に追加されるのは、本発明に従った装置の特定の実施形態においては、ランプユニットを車両内部に対して覆うプラスチック皮膜だけとなる。しかしプラスチック皮膜が備えられるにせよ、その空間容積は、ランプユニットから通常は大幅に突出している典型的な取付け要素の空間容積と比べると比較的僅かである。それに加え、取付け要素の放棄により、組付け時の取付け要素まわりの作業性を確保するための空間を備える必要性もなくなる。
【0013】
本発明の有利な展開構成例においては、ランプユニットが、車両内部と向き合った側においても、ランプカバーのプラスチックによりくるみ込まれることにより、ランプカバーのプラスチックがランプハウジングの機械損傷および水分の侵入を防ぐ機能を果たすようになっている。この目的のためには、その代案として、ランプユニットの車両内部と向き合った側をプラスチックまたは金属製のハウジングにより覆い、ランプユニットを実施することもできる。
【0014】
いずれの場合も本発明に従った原動機付き車両用照明灯火のランプユニットは、車両の外側から見るとランプカバーの表面の背後に配置され、ランプユニットの表面により保護されている。
【0015】
ランプユニット自体を、その奥行きを僅かにして実施する場合は、使用に供されなければならない空間容積に対する要求が極めて小さい、本発明に従った原動機付き車両用照明灯火が得られるようになる。一般にこれが叶えられるのは、照明手段として無機発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、および/または電界発光フィルム(ELフィルム)を使用した、リフレクタのない原動機付き車両用照明灯火の場合である。奥行きが僅かなランプユニットを使用することにより、原動機付き車両用照明灯火の奥行きも僅かに抑えることができる。原動機付き車両の取付け空間のプランニングにおいては、本発明に従った奥行きが僅かな原動機付き車両用照明灯火を、原動機付き車両用照明灯火が一体化されるプラスチック構成部品の僅かな膨出部として配慮できるようになる。ランプユニットの奥行きが僅かであり、ランプカバーとランプユニットの合計厚さがこれらを取り囲んでいる外板の板厚を超えない場合は、そのような膨出部すらも消失する。
【0016】
本発明に従った原動機付き車両用照明灯火は、ランプユニットが、従来技術において広く一般に行われているように、プラスチック部品の製造後に初めてこれと接合されるのではなく、むしろ少なくともランプカバー、場合によっては両方のプラスチック部品を製造するための射出成形法に既に包摂されることにより、製造することができる。
【0017】
本発明の第1の変形例においては、ランプカバーとこれを取り囲む外板とが、多成分系射出成形法で製造される単一のプラスチック構成部品として構成されている。そこでは製造工程において、ランプユニットが射出成形法に包摂されることにより、成立するプラスチック構成部品において、ランプユニットが、ランプカバーのプラスチックにより、形状を係合させてその全体または一部をくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定してランプカバーに取り付けられるようになっている。当然ながらプラスチックにより完全にくるみ込まれる場合は、ランプユニットがランプカバーの内部に封入されることにより、ランプユニットのランプカバーへの位置を固定した取付けが行われる。ランプユニットから相応の接続部をプラスチックの外部に取り廻すことにより、車載エレクトロニクスによるランプユニットへの給電およびその動作制御の可能性を保証している。
【0018】
本発明の第2の変形例は、ランプユニットがランプカバーのプラスチックだけによりくるみ込まれてランプカバーに取り付けられるのではなくて、むしろそれに加えてさらに、ランプユニットの一部がこれを取り囲む外板のプラスチックによってもくるみ込まれ、それによりランプカバーにも、また外板にも取り付けられる点で、上述の第1の変形例とは相違している。本発明のこの第2の変形例は、両方のプラスチックコンポーネントに嵌め込まれるランプユニットにより、ランプカバーと外板間の接続部の強度を増大できるという長所を有している。ほかにもそれにより、ランプカバーの、その周縁部領域における照射がより有利なものとなるが、なぜなら、車両周辺部にランプカバーの周縁部領域を通して光を放出しなければならない照明手段を、回路担体の最外側の縁部に配置する必要がなくなるからである。
【0019】
本発明の第3の変形例においては、ランプカバーおよび外板を製造するために、多成分系射出成形法を適用する必要性が皆無となるように、本発明に従った原動機付き車両用照明灯火が構成される。ランプカバーおよび外板は、その代わりに、差し当たっては別体として製造することができるプラスチック構成部品として実施される。外板には、ランプカバーの受入れに適した開口部が備えられ、その中にランプカバーをインサート部品として後からはめ込むことができるようになっている。ランプユニットは、本発明の第1変形例において既にそうであったように、ランプカバーのプラスチックにより形状を係合させてその全体または一部をくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定してランプカバーに取り付けられている。ランプユニットを一体化したランプカバーは、その受入れに適した外板の開口部の中にはめ込まれ、脱着自在なまたは永久的なスナップイン式接続部、接着部または溶接部、または射出成形法(例:一体化射出成形〈スパッタリング〉またはインサート成形〈モールドイン〉)により、外板に取り付けられる。ランプユニットを一体化したランプカバーの外板への取付けは、製造工程において、外板、およびランプユニットを一体化したランプカバーを別々に製造した後に行うことができる。
【0020】
本発明に従った原動機付き車両用照明灯火の照明手段としては、無機または有機の発光ダイオード、ならびに電界発光フィルムが非常に適している。そのような照明手段により、ランプユニットの形状を平型に構成することが許容される。それに加え一方では、特に特定の種類の発光ダイオードについては、照明手段が非常に頑丈であるために、射出成形法においてプラスチックによりくるみ込む際の相応の製造条件下で、照明手段が損傷することはない。他方では、本発明に従った原動機付き車両用照明灯火の実施形態の大半においては、照明手段の交換が極めてコスト高なものとならざるを得ないという事情が、発光ダイオードが作動信頼性に優れるとともにその耐用期間が長いために、実際に短所となることはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
次に本発明を添付図面に基づいて詳しく説明する。
図1には、本発明の第1変形例に従った原動機付き車両用照明灯火の横断面が略図で示されている。本発明に従った原動機付き車両用照明灯火のランプカバー2、およびランプカバー2を取り囲んでいる原動機付き車両の外板に属するプラスチック要素1は、多成分系射出成形法により単一のプラスチック構成部品として製造される。従ってランプカバー2は、原動機付き車両の外板に属するプラスチック要素1に直接嵌め込まれている。回路担体3に装着された照明手段4(ここでは発光ダイオード)を有するランプユニットは、ランプカバー2のプラスチックにより、形状を係合させて部分的にくるみ込まれている。そのためにランプユニット3、4は、製造工程において、ランプカバー2を一体化した外板1を製造するための多成分系射出成形法に適宜包摂されるようになっている。形状を係合させてくるみ込むことにより、ランプユニット3、4はランプカバー2に位置を固定して取り付けられる。車両の外側から見て、ランプユニット3、4は完全に、ランプカバー2の表面の背後に配置されている。車載エレクトロニクスによるランプユニット3、4への給電およびその動作制御のために、回路担体3には相応の電気接続部が備えられている。
【0022】
図2にも同様に、本発明の第1変形例に従った原動機付き車両用照明灯火の横断面が略図で示されている。そこでは回路担体3’と、これに装着された照明手段4’とから成るランプユニットが、本発明に従った原動機付き車両用照明灯火のランプカバー3’、4’の内部に完全に封入されている。それによりランプユニット3’、4’は、車両内部と向き合った側においてもランプカバー2’のプラスチックによりくるみ込まれているために、ランプカバー2’のプラスチックはランプユニット3’、4を、ランプハウジング同然に、機械損傷と水分の浸入から保護するようになっている。しかしながら、車載エレクトロニクスによるランプユニット3’、4’への給電およびその動作制御の可能性は、電気接続部5’をランプユニット3’、4’からランプカバー2’のプラスチックの外側へ取り廻すことにより、依然として保証されている。ランプカバー2’は、図1に示される本発明に従った原動機付き車両用照明灯火と同様に、図2に示される本発明に従った原動機付き車両用照明灯火においても、原動機付き車両の外板に属するプラスチック要素1’と一緒に多成分系射出成形法で製造することにより、単一のプラスチック構成部品として実施されている。
【0023】
図3には、本発明の第2変形例に従った原動機付き車両用照明灯火の横断面図が示されている。本発明のこの第2変形例は、回路担体13とこれに装着される照明手段14とにより構成されるランプユニットが、ランプカバー12のプラスチックによってだけではなく、むしろさらにそれに追加して、ランプユニットを取り囲んでいる外板11のプラスチックによっても部分的にくるみ込まれている点で、第1変形例と実質的に相違している。従ってランプユニット13、14の固定も、ランプカバー12と外板11との共同により実現されるようになっている。それに加えて、ランプカバー12と外板11間の機械式接続部が、両者にくるみ込まれたランプユニット13、14により補強されるようになっている。ランプカバー12の表面の周縁部領域の背後に個々の照明手段14が配置されることによって、ランプカバー12のその周縁部領域における車両外側から見て良好な照射が実現される。回路担体13が外板11のプラスチックの内部まで突出しているために、周縁部領域の良好な照射のために発光ダイオード14を回路担体13の最外側の縁部に配置する必要はない。ここでも電気接続部15により、ランプユニット13、14への給電およびその動作制御を可能としている。
【0024】
図4には、本発明の第3変形例に従った原動機付き車両用照明灯火の横断面図が示されている。図示の例においてはランプカバー102が接着部により外板101に取り付けられている。本発明のこの第3変形例の主な特徴は、外板101およびランプカバー102を製造するために、多成分系射出成形法が一切不要である点にある。その代わりにラランプカバ102および外板101は、差し当たり別体として製造されるプラスチック構成部品として実施されている。外板101には、製造工程において、ランプカバーの受入れに適した開口部が既に設けられており、ランプカバー102はその中にインサート部品としてはめ込まれている。回路担体103と照明手段104とから成るランプユニットは、ランプカバー102のプラスチックにより形状を係合させてくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定してランプカバー102に取り付けられている。そのためにランプユニット103、104は、既に本発明の第1および第2変形例がそうであったように、ランプカバー102を製造するための射出成形法に適宜包摂されるようになっている。
【0025】
ランプユニット103、104を一体化したインサート部品であるランプカバー102は、図4に示される例においては、接着部により外板101に取り付けられている。製造工程において、この接着工程は、外板101およびランプユニット103、104を一体化したインサート部品であるランプカバー102を別々に製造した後に行われる。そのために接着剤106が、外板101とランプカバー102の間に塗布される。接着部のために、図示の例においては、ランプカバー102に、接着用フランジ107と、調整用のリブとしてのウェブ108が備えられている。ランプユニット103、104を一体化したインサート部品であるランプカバー102は、接着部に代えて、それ以外については同様の方法で、スナップイン式接続部、溶接部、または射出成形法(例:一体化射出成形またはインサート射出成形)により、外板101の開口部の中に取り付けるようにしてもよい。
【0026】
特に図5に示されるスナップイン式接続部を使用することにより、さらに別の様々な長所がもたらされる。一方では製造工程のほぼ任意の地点で、ランプユニット103’、104’を一体化したランプカバー102’を、僅かな工数で外板101’にはめ込む、および/または一時的に再び外板101’から取り外すことが可能となる。それにより例えば外板101’を塗装する場合には、ランプカバー102’にマスキングを施す必要性が回避されるようになる。他方ではスナップイン式接続部を使用することにより、故障または損傷の場合の、ランプユニット103’、104’を一体化したランプカバー102’の孤立的な交換が可能となる。
【0027】
スナップイン式接続部は、図5に示されるように、少なくとも一つのロック要素106’をランプカバー102’に、このロック要素106’を受け入れる適切な凹所107’を外板のプラスチックに備えることにより実現される。ロック要素106’および凹所107’がどのように構成されるかにより、脱着自在なまたは永久的なスナップイン式接続部が達成される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1変形例に従った、ランプユニットの一部がランプカバーの内部に封入されている原動機付き車両用照明灯火の横断面略図である。
【図2】本発明の第1変形例に従った、ランプユニットが完全にランプカバーの内部に封入されている原動機付き車両用照明灯火の横断面略図である。
【図3】本発明の第2変形例に従った原動機付き車両用照明灯火の横断面略図である。
【図4】本発明の第3変形例に従った、ランプカバーが外板に一体化射出成形されている原動機付き車両用照明灯火の横断面略図である。
【図5】本発明の第4変形例に従った、ランプカバーがスナップイン式接続部により外板に取り付けられている原動機付き車両用照明灯火の横断面略図である。
【符号の説明】
【0029】
1 外板
1’ 外板
2 ランプカバー
2’ ランプカバー
3 回路担体
3’ 回路担体
4 照明手段
4’ 照明手段
5 電気接続部
5’ 電気接続部
11 外板
12 ランプカバー
13 回路担体
14 照明手段
15 電気接続部
101 外板
101’ 外板
102 ランプカバー
102’ ランプカバー
103 回路担体
103’ 回路担体
104 照明手段
104’ 照明手段
105 電気接続部
105’ 電気接続部
106 接着剤
106’ ロック要素
107 接着用フランジ
107’ 凹所
108 ウェブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック製のランプカバーと、当該ランプカバーの表面の背後に装着されるランプユニットとを備える原動機付き車両用照明灯火において、
前記ランプユニットが、前記ランプカバーのプラスチックにより、形状を係合させて少なくとも部分的にくるみ込まれ、このくるみ込みにより位置を固定して前記ランプカバーに取り付けられることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項2】
請求項1に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプユニットが、回路担体と、当該回路担体に装着される少なくとも一つの照明手段とを備えて構成されることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項3】
請求項1または2に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプユニットが、前記ランプカバーのプラスチックにより、形状を係合させて完全にくるみ込まれことを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプカバーが、多成分系射出成形法により原動機付き車両のプラスチック製外板に嵌め込まれることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項5】
請求項4に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプユニットが、前記外板のプラスチックにより、形状を係合させて部分的にくるみ込まれることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項6】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプカバーが、原動機付き車両のプラスチック製外板の前記ランプカバー収容に適した開口部にはめ込まれることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項7】
請求項6に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプカバーが、スナップイン式結合により前記外板に取り付けられることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項8】
請求項6に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプカバーが、溶接結合または接着結合により前記外板に取り付けられることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。
【請求項9】
請求項6に記載の原動機付き車両用照明灯火において、前記ランプカバーが、一体化射出成形またはインサート成形により前記外板に取り付けられることを特徴とする、原動機付き車両用照明灯火。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−509535(P2008−509535A)
【公表日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525189(P2007−525189)
【出願日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【国際出願番号】PCT/EP2005/007039
【国際公開番号】WO2006/018067
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(391009671)バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト (194)
【氏名又は名称原語表記】BAYERISCHE MOTOREN WERKE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】