説明

プラズマディスプレイパネル

【課題】立体画像表示装置用に最適な、残光時間が短く、輝度、コントラストおよび色純度に優れたプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】少なくとも前面側が透明な一対の基板を放電セル24が形成されるように対向配置して放電セル24を複数に仕切るための隔壁22を少なくとも一方の基板に配置し、隔壁22により仕切られた放電セル24で放電が発生するように基板に電極群を配置して、赤色蛍光体層23aと、緑色蛍光体層と、緑色蛍光体層とを有するPDPであって、赤色蛍光体層23a、緑色蛍光体層、および青色蛍光体層は、それぞれ発光層32と波長選択層31と反射層30とにより構成され、発光層32を形成する蛍光体の1/10残光時間が4msec以下である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空紫外線によって励起される蛍光体層を有するプラズマディスプレイ装置に関し、特に立体テレビの画質向上と、動画像の応答性を向上させたプラズマディスプレイパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと呼ぶ)を用いたプラズマディスプレイ装置は、高精細化、大画面化の実現が可能であることから、100インチクラスのテレビジョン受像機などの製品化が進んでいる。
【0003】
PDPは前面板と背面板とで構成されている。前面板は、硼硅酸ナトリウム系ガラスのガラス基板と、その一方の主面上に形成された表示電極と、表示電極を覆ってコンデンサとしての働きをする誘電体層と、誘電体層上に形成された酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層とで構成されている。一方、背面板は、排気および放電ガス封入用の細孔を設けたガラス基板と、その一方の主面上に形成されたアドレス電極と、アドレス電極を覆う下地誘電体層と、下地誘電体層上に形成された隔壁と、各隔壁間に形成された赤色、緑色および青色それぞれに発光する蛍光体粒子が積層された蛍光体層とで構成されている。
【0004】
前面板と背面板とは、その電極形成面側を対向させてその周囲を封着部材によって封着され、隔壁で仕切られた放電空間には放電がスとしてのネオン(Ne)−キセノン(Xe)の混合ガスが55kPa〜80kPaの圧力で封入されている。
【0005】
PDPは、表示電極に映像信号電圧を選択的に印加させて放電ガスを放電させ、その放電によって発生した紫外線が各色蛍光体を励起して赤色、緑色、青色の発光をさせてカラー画像表示を実現している。
【0006】
一方、近年はPDPを用いたテレビなどの大画面化とともに、フルスペックハイビジョンなどの高精細化や立体画像表示への応用などが進んでいる。特に、PDPは液晶パネルに較べて高速駆動が容易であり、そのためにPDPと液晶シャッター眼鏡とを組み合わせた立体画像表示装置などの開発が活発化している。
【0007】
このような立体画像表示装置としてPDPを用いる場合、その画像品質として、蛍光体の残光時間にまつわる動画像品質と、輝度とコントラストなどの高品質化の両立が求められている。
【0008】
このような、立体画像表示装置用の短残光時間の蛍光体に関しては特許文献1などに開示されている。さらに、PDPの輝度とコントラストを向上させるために、反射層とカラーフィルター層を積層し、その上に蛍光体層を形成させた例が特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−185275号公報
【特許文献2】特開2002−208355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、立体画像表示装置用の特許文献1に開示された蛍光体では、残光時間は短くすることができるが、輝度が低下するといった課題を有していた。また、特許文献2に開示された蛍光体層の構成では、コントラストの改善は見られるが、立体画像表示装置用として用いた場合の残光時間が長く、輝度も低いといった課題を有していた。
【0011】
本発明は、このような課題を解決して、立体画像表示装置用に好適で、残光時間が短く、輝度、コントラストおよび色純度に優れたPDPを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明のPDPは、少なくとも前面側が透明な一対の基板を放電空間が形成されるように対向配置して放電空間を複数に仕切るための隔壁を少なくとも一方の基板に配置し、隔壁により仕切られた放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置して、赤色蛍光体層と、緑色蛍光体層と、緑色蛍光体層とを有するPDPであって、赤色蛍光体層、緑色蛍光体層、および青色蛍光体層は、それぞれ放電空間側から発光層と波長選択層と反射層とにより構成され、発光層を形成する蛍光体の1/10残光時間が4msec以下である。
【0013】
このような構成によれば、残光時間が短く、かつ、高輝度で高コントラストな立体画像表示装置に好適なPDPを実現することができる。
【0014】
さらに、緑色蛍光体層の発光層を形成する緑色蛍光体が、ZnSiO:Mnと、(Y、Gd)Al12:Tb、(Y、Gd)Al12:Ce、あるいは(Y、Gd)Al(BO:Tbのうちのいずれか一つとの混合蛍光体であることが望ましい。このような構成によれば、残光時間の長い緑色蛍光体の残光時間を4ms以下にして、高輝度を実現することができる。
【0015】
さらに、波長選択層は、無機材料により構成され、発光層からの赤色発光に対して760±5nmにピークを持つ可視光を、発光層からの緑色発光に対して555±5nmにピークを持つ可視光を、発光層からの青色発光に対して450±5nmにピークを持つ可視光をそれぞれ通過させることが望ましい。このような構成により、輝度、コントラスト、および色純度に優れたPDPを実現することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明のPDPによれば、立体画像表示装置用のPDPとして、残光時間が短く動画像品質に優れ、高輝度、高コントラストの画像品質を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施の形態におけるPDPの構造を示す分解斜視図である。
【図2】同PDPの蛍光体層の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の一実施の形態におけるPDPについて図面を用いて説明する。
【0019】
(実施の形態)
図1は、実施の形態におけるPDPの構造を示す分解斜視図である。図1に示すように、PDP10は、前面基板11と背面基板17とから構成されている。ガラス製の前面基板11上には、走査電極12と維持電極13とで対をなす表示電極対14が互いに平行に複数対形成されている。この走査電極12および維持電極13は、走査電極12−維持電極13−維持電極13−走査電極12の配列で繰り返すパターンで形成されている。走査電極12は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)などの導電性金属酸化物からなる幅の広い透明電極12aの上に、導電性を高めるために銀(Ag)などの金属を含む幅の狭いバス電極12bを積層して形成されている。維持電極13も同様に、幅の広い透明電極13aの上に幅の狭いバス電極13bを積層して形成されている。
【0020】
さらに、表示電極対14を覆うように誘電体層15および酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層16が形成されている。誘電体層15は、膜厚が約40μmの酸化ビスマス(Bi)系低融点ガラスまたは酸化亜鉛(ZnO)系低融点ガラスで形成されている。保護層16は、膜厚が約0.8μmの酸化マグネシウム(MgO)を主体とするアルカリ土類金属酸化物からなる薄膜層であり、誘電体層15をイオンスパッタから保護するとともに放電開始電圧などの放電特性を安定させるために設けられている。
【0021】
ガラス製の背面基板17上には、銀(Ag)などを主成分とする導電性の高い材料からなる互いに平行な複数のデータ電極18が形成され、データ電極18を覆うように下地誘電体層19が形成されている。下地誘電体層19は、誘電体層15と同様の酸化ビスマス(Bi)系低融点ガラスなどであってもよい。
【0022】
下地誘電体層19上には縦隔壁22aと横隔壁22bとにより井桁状に構成された隔壁22が形成され、下地誘電体層19の表面と隔壁22の側面とには、赤色、緑色、青色に発光する赤色蛍光体層23a、緑色蛍光体層23b、青色蛍光体層23cが形成されている。なお、詳細を後述するように、赤色蛍光体層23a、緑色蛍光体層23b、青色蛍光体層23cは、下地誘電体層19側から、反射層30、波長選択層31、発光層32とで構成されている。
【0023】
隔壁22は、例えば低融点ガラス材料を用いて約0.12mmの高さに形成されている。また、実施の形態では、画面サイズが42インチクラスのフルハイビジョンテレビに合わせて、隔壁22の高さは0.1mm〜0.15mm、また隣接する隔壁22のピッチは0.15mmとしている。
【0024】
前面基板11と背面基板17とは、表示電極対14とデータ電極18とが交差するように対向配置され、その外周部をフリットなどの封着材(図示せず)によって封着され内部に放電空間が形成されている。放電空間にはキセノン(Xe)などを含む放電ガスが約6×10Paの圧力で封入されている。放電空間は隔壁22によって複数の区画に仕切られており、表示電極対14とデータ電極18とが交差する部分に放電セル24が形成されている。そしてこれらの放電セル24が放電、発光することにより画像が表示される。なお、PDP10の構造は上述したものに限られるわけではなく、隔壁22の形状がストライプ状であってもよい。
【0025】
図2は、実施の形態における蛍光体層23の構成を示す断面図であり、例えば、赤色蛍光体層23aを例として説明する。図2に示すように、隔壁22と下地誘電体層19に囲まれた放電セル24には、下地誘電体層19と隔壁22の側壁を覆って反射層30が設けられている。また、反射層30を覆って波長選択層31が設けられ、さらに、波長選択層31を覆って発光層32が設けられている。すなわち、赤色蛍光体層23aは波長選択層31を覆って設けられ、波長選択層31が反射層30を覆って設けられている。
【0026】
なお、反射層30は、赤色蛍光体層23a、緑色蛍光体層23b、および青色蛍光体層23cとも同一材料で構成しているが、波長選択層31はその上に形成される発光層32の発光色により異なる材料としている。
【0027】
次に、発光の原理について図2を用いて説明する。発光色を決める機能を有する層は、最表面層である発光層32である。発光層32は、放電によって生成される真空紫外線を吸収して3原色である可視光に変換する蛍光体により構成されている。なお、蛍光体としては、後述するように、短残光時間の特性を有する蛍光体を用いている。
【0028】
図2に示すように、赤色蛍光体層23aから取り出される発光は、短残光蛍光体で構成された発光層32から取り出される発光40、41と外光反射光42の3種類ある。本発明の技術的特徴は、このような赤色蛍光体層23aの特徴として、これらの発光40、41と外光反射光42とを取り出すことによって、光取り出し効率を向上させて高効率、高色純度化を実現できることにある。
【0029】
まず、短残光蛍光体で構成された発光層32から直接取り出される発光40について説明する。PDP10の放電セル24内でのガス放電によって生成される真空紫外線(ピーク波長147nm、172nm)は、最表層の短残光蛍光体で構成された発光層32を励起する。ただし、真空紫外線は、発光層32へ進入後急速に吸収されて、数10nm程度進入したところで大きく減衰する。その過程において、短残光蛍光体で構成された発光層32を形成する母体材料に真空紫外線が吸収されて、発光中心に伝達される。そして、発光中心で可視光に変換されて、発光層32表面から発光40が得られる。これが、一般的な蛍光体の発光である。
【0030】
次に、短残光蛍光体で構成された発光層32の内部側への発光41について説明する。発光41は、短残光蛍光体で構成された発光層32からの内部側への発光を取り出したものである。発光層32から内部側への発光41は、波長選択層31において所望の波長帯域のみを透過し、波長選択層31を通過すると同時に、所望の色純度の良い波長帯域のみ取り出される。波長選択された発光41は、最内側の反射層30に到達して、進行方向を外部側に変換される。その結果、再度、波長選択層31、発光層32を通過して赤色蛍光体層23aから取り出される。すなわち、発光40は波長選択層31において、所望の波長帯域を通過しているので色純度が極めてよく、発光40に重畳されて赤色蛍光体層23aから取り出される。その結果、全体の発光の色純度と発光効率を高めることができる。
【0031】
次に、外光反射光42について説明する。外光が入射されると、一部は発光層32で反射されて取り出される。これは、従来の外光反射と特に変わらない。しかし、一部は発光層32を通過して、波長選択層31で所望の波長帯域に選択されて、反射層30で反射されて外部に取り出される。このため外光反射光42は、波長選択層31において、所望の波長帯域を通過し、色純度が極めてよく発光40、41に重畳されて、赤色蛍光体層23aより取り出される。その結果、全体の発光の色純度と発光効率およびコントラストを高めることができる。
【0032】
このように、本実施の形態によれば、赤色蛍光体層23aは、下地誘電体層19側から反射層30、波長選択層31、そして短残光時間特性を有する蛍光体により構成された発光層32により構成されている。その結果、光取り出し効率とコントラストと色純度とを高めて、残光時間が短く、かつ、高輝度で高コントラストな立体画像表示装置に好適なPDPを実現することができる。
【0033】
なお、反射層30は、発光層32から下地誘電体層19側に発せられた発光41もしくは、外光反射光42を発光層32の方向に変換する機能を有し、380nmから760nmを含む可視光波長領域を反射する機能を有する。材料的には化学的に安定で反射率としては発光層32よりも大きい金属酸化物であることが望ましい。その一例としては、Al、TiO、BaTiO、MoO、WO、SiO、MgOから選択された1種または、2種以上を含有していることが望ましく、また、その膜厚は0.3μm〜5μm程度が好ましい。
【0034】
また、波長選択層31は、発光層32から下地誘電体層19側に発せられた発光41、もしくは外光反射光42の、所定の波長帯域を選択して反射層30に通過させる機能を有する。その結果として、波長選択層31を通過した発光の色純度を向上させる機能を有する。波長選択層31は、赤色発光の発光層32に対しては760±5nmにピークを持つ可視光を透過させ、緑色発光の発光層32に対しては555±5nmにピークを持つ可視光を通過させ、さらに、青色発光の発光層32に対しては450±5nmにピークを持つ可視光を通過させるようにしている。また、それぞれの半値幅は、発光層32の発光の半値幅よりも小さくなるようにしている。
【0035】
このような特性を有する波長選択層31の材料としては、これらの構成物を製造する際に高温プロセスにさらされるために無機顔料などの無機材料が好ましい。より具体的には、赤色の波長選択層31としてFe、緑色の波長選択層31としてCoO−ZnO−MgO、青色の波長選択層31としてCoO 2Alが好ましい。
【0036】
次に、発光層32の詳細について説明する。発光層32は、真空紫外励起光を所望の可視光に変換する機能を有し、真空紫外線を吸収して効率よく発光中心へエネルギーを伝達する機能を有する母体結晶と、伝達されたエネルギーを可視光に変換する発光中心から構成される蛍光体である。真空紫外励起線は、147nm、172nmをピークとする波長帯域を有して、可視光は、赤色と緑色と青色の光の3原色であり、それぞれのピーク波長を760nm、550nm、450nm近辺に有するものである。
【0037】
本実施の形態では、このような可視光を発光し、残光時間を4ms以下とする蛍光体として以下の蛍光体を用いている。すなわち、緑色蛍光体としては、発光中心であるMnの濃度が多く、Mn/Zn組成比を0.09以上付活して残光時間が4ms以下のZnSiO:Mnと、残光時間が5ms以下の(Y、Gd)Al12:Tb、(Y、Gd)Al12:Ce、あるいは(Y、Gd)Al(BO:Tbのうちのいずれか一つとの混合蛍光体である。この混合蛍光体によって、緑色蛍光体の残光時間を4ms以下とすることができる。
【0038】
また、短残光化が容易な赤色蛍光体としては、残光時間が4ms以下の(Y、Gd)(P、V)O:Euを用い、さらに、青色蛍光体としては、残光時間が1ms以下のBaMgAl1017:Euを用いている。
【0039】
なお、短残光時間の蛍光体としては、上記波長でのピークを持つ3原色蛍光体であれば、上記材料には限らない。また、これらの蛍光体による発光層32の形成は、印刷法やインクジェット法のような一般的な工法を用いることができる。
【0040】
蛍光体層23として、上記実施の形態における反射層30、波長選択層31、発光層32の材料を組み合わせ、PDP10の輝度、コントラスト比、立体表示の場合の残像評価をした。これらの評価結果を表1に示す。なお、表1におけるPDP10の輝度の評価は、全てのPDP10の全白画面の輝度を測定し、比較例1の輝度値を1として相対輝度比として表1に示した。また、表1におけるPDP10のコントラスト比の評価は、画面の「白(最大輝度)輝度」と「黒(最小輝度)輝度」の輝度比で示した。また、立体表示の場合の残像評価は、白色バー画面をスクロールして目視で残像性能を評価した。
【0041】
【表1】

【0042】
表1の結果から、実施の形態における実施例1から実施例3では、比較例1、比較例2と比較して、高輝度、高コントラストで、しかも残像のない立体表示装置用に好適なPDPを実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のPDPによれば、動画像品質と、輝度、コントラストおよび色純度に優れた画像表示が可能となり、立体画像表示装置などに有用である。
【符号の説明】
【0044】
10 PDP
11 前面基板
12 走査電極
12a,13a 透明電極
12b,13b バス電極
13 維持電極
14 表示電極対
15 誘電体層
16 保護層
17 背面基板
18 データ電極
19 下地誘電体層
22 隔壁
22a 縦隔壁
22b 横隔壁
23 蛍光体層
23a 赤色蛍光体層
23b 緑色蛍光体層
23c 青色蛍光体層
24 放電セル
30 反射層
31 波長選択層
32 発光層
40,41 発光
42 外光反射光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも前面側が透明な一対の基板を放電空間が形成されるように対向配置して前記放電空間を複数に仕切るための隔壁を少なくとも一方の基板に配置し、前記隔壁により仕切られた前記放電空間で放電が発生するように前記基板に電極群を配置して、赤色蛍光体層と、緑色蛍光体層と、緑色蛍光体層とを有するプラズマディスプレイパネルであって、前記赤色蛍光体層、前記緑色蛍光体層、および前記青色蛍光体層は、それぞれ前記放電空間側から発光層と波長選択層と反射層とにより構成され、前記発光層を形成する蛍光体の1/10残光時間が4msec以下であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
【請求項2】
前記緑色蛍光体層の発光層を形成する緑色蛍光体が、ZnSiO:Mnと、(Y、Gd)Al12:Tb、(Y、Gd)Al12:Ce、あるいは(Y、Gd)Al(BO:Tbのうちのいずれか一つとの混合蛍光体であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項3】
前記波長選択層は、無機材料により構成され、前記発光層からの赤色発光に対して760±5nmにピークを持つ可視光を、前記発光層からの緑色発光に対して555±5nmにピークを持つ可視光を、前記発光層からの青色発光に対して450±5nmにピークを持つ可視光をそれぞれ通過させることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−192428(P2011−192428A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−55716(P2010−55716)
【出願日】平成22年3月12日(2010.3.12)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】