説明

プラテンローラ押圧装置およびこれを備えた熱昇華型プリンタ

【課題】プラテンローラの軸方向に沿って、サーマルヘッドを等しい圧力で押しつけることが可能なプラテンローラ押圧装置およびこれを備えた熱昇華型プリンタを提供する。
【解決手段】バネ押さえ部材3とサーマルヘッド2との間に配置されたバネ部材41,42,43を、バネ押さえ部材3により押圧することで、サーマルヘッド2をプラテンローラ5に押しつけるプラテンローラ押圧装置であって、バネ部材41は、プラテンローラ5の中央となる位置に配置されている。サーマルヘッド2がプラテンローラ5に当接すると、プラテンローラ5の中央部分がわずかに撓むが、バネ押さえ部材3がバネ部材41を押圧する押圧力が、サーマルヘッド2の中央部分を、プラテンローラ5の中央部分の撓みに沿うようにして撓ませていくので、サーマルヘッド2は、プラテンローラ5の軸方向に沿って、隙間を生じることなく、また、等しい圧力で押しつけられていく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけるプラテンローラ押圧装置およびこれを備えた熱昇華型プリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
熱昇華型プリンタにおいては、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に用紙を搬送し、所定の温度に上昇させたサーマルヘッドをプラテンローラに押しつけることで、用紙とプラテンローラとの間に挿入されているフィルムに塗布されたインクを、昇華させて用紙に転写することによって、用紙に印字を行っている。
【0003】
このような熱昇華型プリンタにおいては、サーマルヘッドと、サーマルヘッドの上方に設けられたバネ押さえ部材との間にバネ部材を配置し、このバネ部材をバネ押さえ部材により押圧することで、サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
(特許文献1)においては、プラテンローラの軸方向に沿って、サーマルヘッドとバネ受け部材との間に、4つのバネ部材が等間隔に配置されており、バネ受け部材がバネ部材を押圧することで、サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけている。
【特許文献1】特許第3355703号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、プラテンローラの両端部は熱昇華型プリンタ装置の画像形成部に軸支されている。そこで、サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけると、プラテンローラ中央部分が撓んでしまうという問題が発生する。これにより、プラテンローラの中央部とこれに対向するサーマルヘッドの中央部との間にわずかな隙間が生じたり、サーマルヘッドとプラテンローラとの密着の度合いにばらつきが生じたりし、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押圧力が、プラテンローラの中央部分で不足し、用紙に均一にインクを転写することができずに、この部分において、印字が形成されなかったりかすれたりしてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、プラテンローラの軸方向に沿って、サーマルヘッドを等しい圧力で押しつけることが可能なプラテンローラ押圧装置およびこれを備えた熱昇華型プリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプラテンローラ押圧装置は、バネ押さえ部材とサーマルヘッドとの間に配置されたバネ部材を、前記バネ押さえ部材により押圧することで、前記サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけるプラテンローラ押圧装置であって、前記バネ部材は、少なくとも、前記プラテンローラの中央部となる位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バネ部材が少なくともプラテンローラの中央となる位置に配置されているので、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に隙間が生じて、サーマルヘッドとプラテンローラとの密着の度合いにばらつきが生じたり、サーマルヘッドのプラテンローラへの押しつけ力にばらつきが生じたりすることなく、サーマルヘッドをプラテンローラに均一に押しつけることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の請求項1の発明のプラテンローラ押圧装置は、バネ押さえ部材とサーマルヘッドとの間に配置されたバネ部材を、バネ押さえ部材により押圧することで、サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけるプラテンローラ押圧装置であって、バネ部材は、少なくとも、プラテンローラの中央部となる位置に配置されていることを特徴とする。
【0010】
バネ押さえ部材が、バネ部材を押圧すると、サーマルヘッドがプラテンローラに押しつけられていく。プラテンローラは両端部が軸支されているので、両端部に対して中央部が沈み込んで行くように中央部分がわずかに撓む。
【0011】
本発明のプラテンローラ押圧装置は、バネ部材が、バネ押さえ部材とサーマルヘッドとの間であって、プラテンローラの中央となる位置に配置されているので、バネ押さえ部材がこのバネ部材を押圧すると、その押圧力が、プラテンローラの中央部分に対向するサーマルヘッドの略中央部分にかかり、サーマルヘッドの中央部分が、プラテンローラの中央部分の撓みに沿うようにして撓んでいく。これにより、サーマルヘッドは、プラテンローラの軸方向に沿って、隙間を生じることなく等しい圧力で押しつけられる。これにより、サーマルヘッドとプラテンローラとの密着の度合いにばらつきが生じたり、サーマルヘッドのプラテンローラへの押しつけ力にばらつきが生じたりすることを防ぐことができ、熱昇華型プリンタで印字を行った際に、用紙に均一にインクを転写することができ、印字が形成されなかったりかすれたりすることを防止することができる。
【0012】
本発明の請求項2の発明は、本発明の請求項1の発明において、バネ部材は、プラテンローラの両端部となる位置にも配置されていることを特徴とする。
【0013】
バネ部材がプラテンローラの両端部にも配置されることにより、サーマルヘッドは少なくとも3つの接触点でプラテンローラに押しつけられていく。これにより、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押しつけ力を詳細に調整することができる。
【0014】
本発明の請求項3の発明は、本発明の請求項2の発明において、プラテンローラの中央となる位置に配置されたバネ部材は、プラテンローラの両端部となる位置に配置されるバネ部材とバネ自由長、バネ外径、バネ線径、バネ巻数、バネ材料もしくは、バネ定数のいずれか1つ以上が異なるものであることを特徴とする。
【0015】
例えば、プラテンローラの両端部となる位置に配置されたバネ部材に対して、中央となる位置に配置されたバネ部材のバネ自由長が長いものを用いれば、プラテンローラの軸方向に沿って等しい押しつけ力でサーマルヘッドを押しつける際に、サーマルヘッドの略中央部分の撓み量を精度良く調整することができる。また、同様に、バネ部材のバネ定数が高いものを用いれば、サーマルヘッドの略中央部分の撓み量を精度良く調整することができる。このように、プラテンローラの中央となる位置に配置されたバネ部材と、プラテンローラの両端部となる位置に配置されたバネ部材とにおいて、バネ全長やバネ外径、バネ線径、バネ巻数、バネ材料やバネ定数のいずれか1つ以上が異なるものを用いれば、簡単な構成で精度良くサーマルヘッドをプラテンローラに押しつけることができる。
【0016】
本発明の請求項4の発明は、本発明の請求項2の発明において、バネ押さえ部材には、バネ部材を押圧する部分に凸部または凹部が設けられていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項5の発明は、本発明の請求項2の発明において、サーマルヘッドには、バネ部材が当接する部分に凸部または凹部が設けられていることを特徴とする。
【0018】
このように、バネ押さえ部材もしくはサーマルヘッドに凸部や凹部を設けることによって、バネ部材の圧縮量を調整してサーマルヘッドの略中央部分の撓み量を精度良く調整することができる。従って、本発明によれば、簡単な構成で精度良くサーマルヘッドをプラテンローラの軸方向に沿って均一な押圧力で押しつけることができる。
【0019】
本発明の請求項6の発明は、本発明の請求項1から請求項5のいずれかの発明において、バネ部材は、プラテンローラの中央となる位置に配置されたバネ部材を中心に、等間隔に全体で奇数個となるように配置されていることを特徴とする。
【0020】
この構成により、さらに、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押しつけ力をプラテンローラの軸方向に沿って微調整することができる。
【0021】
本発明の請求項7の発明の熱昇華型プリンタは、本発明の請求項1から請求項6のいずれかの発明に記載のプラテンローラ押圧装置を備えたことを特徴とする。
【0022】
上記プラテンローラ押圧装置を備えたことにより、用紙に均一にインクを転写することができ、印字が形成されなかったりかすれたりすることを防止することができる。
【0023】
また、従来、熱昇華型プリンタの薄型化を図るためにプラテンローラの径を小さくすると、それに伴ってプラテンローラがより撓みやすくなってしまい、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に隙間が生じて印字が不均一になりやすいという問題が生じていたが、本発明の熱昇華型プリンタによれば、上記プラテンローラ押圧装置を備えたことにより、プラテンローラが撓みやすいものであっても、精度良くプラテンローラの軸方向に沿ってサーマルヘッドを均一に押しつけることができるので、プラテンローラの径を小さくして熱昇華型プリンタの薄型化を図ることもできる。
【0024】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における熱昇華型プリンタに備えられるプラテンローラ押圧装置について説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる熱昇華型プリンタの画像形成部を示す分解斜視図であり、図2は本発明の実施の形態のプラテンローラ押圧装置の正面図である。
【0025】
図1、図2に示すように、本実施の形態におけるプラテンローラ押圧装置1は、熱昇華型プリンタの画像形成部10の構成要素であるサーマルヘッド2およびバネ押さえ部材3と、このサーマルヘッド2およびバネ押さえ部材3との間に配置されるバネ部材41,42,43とにより構成されている。
【0026】
サーマルヘッド2は、画像形成部10に両端部が軸支されたゴム製のプラテンローラ5の上方に配置され、金属製の板材からなるヒートシンク6に保持されている。このサーマルヘッド2とプラテンローラ5とはほぼ同じ長さに形成されている。
【0027】
バネ押さえ部材3は、サーマルヘッド2の上方に配置されている。バネ押さえ部材3は、サーマルヘッド2とほぼ同じ形状に形成されており、バネ押さえ部材3のサーマルヘッド2側の面には、バネ部材41,42,43が3箇所に配置されている。
【0028】
バネ部材41は、プラテンローラ5の中央となる位置に対向するバネ押さえ部材3とサーマルヘッド2との間に、また、バネ部材42,43は、プラテンローラ5の両端部となる位置に対向するバネ押さえ部材3とサーマルヘッド2との間にそれぞれ1箇所ずつ配置されている。バネ部材41,42,43はバネ定数およびバネ自由長がすべて同じものである。
【0029】
次に、図3は、本発明の実施の形態1に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図3を用いて、プラテンローラ押圧装置1がプラテンローラ5を押圧する様子について説明する。
【0030】
画像形成部10内に用紙が搬送され、サーマルヘッド2とプラテンローラ5との間に用紙が挿入されると、バネ押さえ部材3がサーマルヘッド2の方に移動し、バネ部材41,42,43がバネ押さえ部材3とサーマルヘッド2との間で圧縮されていく。そして、サーマルヘッド2がプラテンローラ5に当接する。プラテンローラ5は両端部が画像形成部10に軸支されているので、サーマルヘッド2がプラテンローラ5に当接すると、プラテンローラ5の中央部分がわずかに撓み、両端部に対して中央部が沈み込んで行く。このとき、プラテンローラ押圧装置1には、プラテンローラ5の中央となる位置にバネ部材41が配置されているので、バネ押さえ部材3がバネ部材41を押圧すると、その押圧力が、プラテンローラ5の中央部分と対向するサーマルヘッド2の中央部分にかかり、サーマルヘッド2の中央部がプラテンローラ5の中央部分の撓みに沿うようにして撓んでいく。そして、サーマルヘッド2は、プラテンローラ5の軸方向に沿って、隙間を生じることなく、また、等しい圧力で押しつけられていく。これにより、サーマルヘッド2は、プラテンローラ5との密着の度合いにばらつきが生じたり、プラテンローラ5への押しつけ力にばらつきが生じたりすることなく、プラテンローラ5へ精度よく押しつけられる。
【0031】
このようにして、本実施の形態におけるプラテンローラ押圧装置1によれば、サーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って均一に押しつけることができ、サーマルヘッド2とプラテンローラ5との間に挿入された用紙に、印字の不形成やかすれを生じることなく均一にインクを転写することができる。
【0032】
なお、サーマルヘッド2の中央部と両端部とのプラテンローラ5に対する押しつけ力が均等になりにくい場合は、図4は、本発明の実施の形態2に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図5は、本発明の実施の形態3に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図5に示すように、バネ部材41と対向するバネ押さえ部材3の中央部分に凸部31を設けたり、バネ部材42,43と対向するバネ押さえ部材3の両端部にそれぞれ凹部32,33を設けたりしてもよい。これにより、バネ押さえ部材3とサーマルヘッド2との間でバネ部材41,42,43が圧縮される量が調整され、プラテンローラ5の軸方向に沿って、サーマルヘッド2のプラテンローラ5に対する押しつけ力を均等にすることができる。また、図6は、本発明の実施の形態4に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図7は、本発明の実施の形態5に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図7に示すようにサーマルヘッド2に凸部21や凹部22,23を設ける構成としても、上述した場合と同様の効果を得ることができる。
【0033】
このように、バネ押さえ部材3もしくはサーマルヘッド2に凸部21,31や凹部22,23,32,33を設けることによって、サーマルヘッド2の中央部分の撓み量を精度良く調整することができ、簡単な構成で精度良くサーマルヘッド2をプラテンローラ5に押しつけることができる。
【0034】
また、図9は、本発明の実施の形態7に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図9に示すように、画像形成部10内に配置された基板(図示せず)とサーマルヘッド2とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと称す。)7がプラテンローラ押圧装置1の一端側に取り付けられている場合、FFC7のハーネス(図示せず)によってバネ押さえ部材3が上方に引っ張られて、この一端側のバネ部材42のプラテンローラ5に対する押圧力が十分でない場合は、バネ部材42に対向する部分のバネ押さえ部材3に凸部34を設けることによって、サーマルヘッド2のプラテンローラ5に対する押圧力を調整することができ、サーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って等しい押圧力で押しつけることも可能である。この凸部はもちろんサーマルヘッド2側に設けてもよい。
【0035】
このように、プラテンローラ押圧装置1に他の部材が装着されることにより、サーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って等しい押圧力が得られない場合には、バネ押さえ部材3やサーマルヘッド2に凸部や凹部などの段差を設け、これらを組み合わせることによって、サーマルヘッド2がプラテンローラ5を等しい圧力で押圧するようにバネ部材の圧縮量を調整してもよい。
【0036】
また、図8は、本発明の実施の形態8に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図であって、(a)は押圧する前、(b)は押圧している状態を示し、図8に示すように、バネ部材41のバネ全長を、バネ部材42,43のバネ全長よりも長くしたり、バネ部材41のバネ定数が他のバネ部材42,43よりも高いものを用いたりすることにより、上記実施の形態と同じように、プラテンローラ5の軸方向に沿ってサーマルヘッド2を押しつける際に、サーマルヘッド2の略中央部分の撓み量を精度良く調整することができ、サーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って等しい押圧力で押しつけることができる。
【0037】
なお、本実施の形態においては、バネ部材41,42,43は3箇所に配置されていたが、より精度よくサーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って押しつけるために、バネ部材41,42の間やバネ部材41,43の間にさらに新たなバネ部材を配置したりして、バネ部材41を中心に、等間隔に全体で奇数個となるように配置してもよい。そして、すべてのバネ部材のバネ定数が同じであれば、端部に配置されたバネ部材42,43からバネ部材41にかけて、次第にバネ自由長が長くなるようにするか、バネ自由長が同じであれば、次第にバネ定数が高くなるように選択してバネ部材を配置すれば、さらに精度よくサーマルヘッド2をプラテンローラ5の軸方向に沿って均一に押しつけることができる。また、バネ外径、バネ線径、バネ巻数、バネ材料などが異なるものを用いれば、容易にサーマルヘッド2のプラテンローラ5への押圧力を軸方向に沿って均一なものとなるように調整することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、熱昇華型プリンタの画像形成部に配置されるプラテンローラを押圧するプラテンローラ押圧装置として用いることができる。特に、プラテンローラの軸方向に沿って、サーマルヘッドを等しい圧力で押しつけることが可能なプラテンローラ押圧装置として熱昇華型プリンタに好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱昇華型プリンタ装置の画像形成部を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係るプラテンローラ押圧装置の正面図
【図3】本発明の実施の形態1に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【図4】本発明の実施の形態2に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【図5】本発明の実施の形態3に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【図6】本発明の実施の形態4に係るプラテンローラ押圧装置の正面図
【図7】本発明の実施の形態5に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【図8】本発明の実施の形態6および8に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【図9】本発明の実施の形態7に係るプラテンローラ押圧装置のプラテンローラを押圧する様子を説明する図
【符号の説明】
【0040】
1 プラテンローラ押圧装置
2 サーマルヘッド
3 バネ押さえ部材
5 プラテンローラ
6 ヒートシンク
7 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
10 画像形成部
21 凸部
22,23 凹部
31,34 凸部
32,33 凹部
41,42,43 バネ部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バネ押さえ部材とサーマルヘッドとの間に配置されたバネ部材を、前記バネ押さえ部材により押圧することで、前記サーマルヘッドをプラテンローラに押しつけるプラテンローラ押圧装置であって、
前記バネ部材は、少なくとも、前記プラテンローラの中央部となる位置に配置されていることを特徴とするプラテンローラ押圧装置。
【請求項2】
前記バネ部材は、前記プラテンローラの両端部となる位置にも配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプラテンローラ押圧装置。
【請求項3】
前記プラテンローラの中央となる位置に配置されるバネ部材は、前記プラテンローラの両端部となる位置に配置されるバネ部材とバネ自由長、バネ外径、バネ線径、バネ巻数、バネ材料もしくは、バネ定数のいずれか1つ以上が異なるものであることを特徴とする請求項2に記載のプラテンローラ押圧装置。
【請求項4】
前記バネ押さえ部材には、前記バネ部材を押圧する部分に凸部または凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のプラテンローラ押圧装置。
【請求項5】
前記サーマルヘッドには、前記バネ部材が当接する部分に凸部または凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のプラテンローラ押圧装置。
【請求項6】
前記バネ部材は、前記プラテンローラの中央となる位置に配置されたバネ部材を中心に、等間隔に全体で奇数個となるように配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載のプラテンローラ押圧装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかの項に記載のプラテンローラ押圧装置を備えた熱昇華型プリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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