説明

プラメードとプラムスカッシュ

[課題]梅干をベースにした飲み物を開発したい。
[解決手段]梅干の種子以外の部分を潰して、湯または水に溶かして、漉した抽出液に、砂糖などを加えて、適当に水で割ったものを、或いは、それに炭酸ガスを圧入したものを、適当な容器に詰めた、プラメードおよびプラムスカッシュと呼ぶことにする、梅干インタクトドリンクおよび梅干カーボナイトドリンク。

【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の属する技術分野]
本発明は梅干を原料とした水割りと炭酸割りのソフトドリンクである。
【0002】
[従来の技術]
本発明のような思想のものはなかった。
【0003】
[発明が解決しようとする課題]
コンビニで瓶詰の温かいレモネードを求めて飲んで美味しかった。家で作って飲んでみたが、コーヒーや紅茶やココアばかりであったので、新鮮な飲み味であった。
レモンもよいが、和製的なものは出来ないかと、思い付いたのが本発明である。直ぐ試してみると、レモネードとは違った厚みの味となって、大変美味しかった。
半年くらい前に塩分を含んだソフトドリンクの必要性に気づき、味噌汁やコンソメスープなどの缶詰を考えてみたが、どうも少し泥臭かった。
それに対して、本発明は非常にすっきりしていて、疲れたときや気分転換に従来の缶ドリンクを凌ぐものではないかと思われる程である。
従来のジュース類やカフェインドリンク類やサイダー類などでは旨味と言うものは出せなかったが、梅干は漬物なので、漬け込み中に少し発酵して若干の旨味があり、ソフトドリンクとしては、塩分があることと共に、全くの新種である。
そして、梅干を潰して湯か水に溶いたものを濾紙で漉すことを思い付いて、試してみると、それは奇麗な透明なピンク液となり、これは行けると益々自信を深めた次第である。
【0004】
[課題を解決するための手段]
本発明は「特許請求の範囲」に簡潔に纏めてある。
【0005】
[発明の実施の形態]
これも「特許請求の範囲」の通りである。
【0006】
[発明の効果]
本発明は塩分とクエン酸の同時に摂れる初めてのソフトドリンクであることは既に述べた通りである。
クエン酸は、われわれが食物から栄養素を摂り、酸素を呼吸して、身体の組織と機能を維持する即ち新陳代謝とエネルギー代謝を維持する上に重要な役割を担っているし、亦体内のカルシュームの吸収を能くする作用を持っていると言う。
また、塩分は今日出来るだけ控えるように喧伝されているが、動物が生体を維持するにはなくてはならない物質であり、どの動物も一定の濃度を保っている。何故一定なのか解かるものがないが、私は恐らく大気圧に対してそうある必要があるのではないかと思っている。
食塩(NaCl)は、NaOHのような塩基にもなるし、HClのような酸にもなるので、NaやKやCaやFeやMgなどが食物から摂るのが不足する場合とか、HPOやHSOが不足した場合にはHClで以てそれを補う働きをする。従って、体内の酸化とアルカリ化のバランスを保つ役割をしている。
亦、食塩は、NaCl+NH+CO+HO→NaHCO+NHClの化学反応を呈するので、炭水化物や脂肪や蛋白質が消化・燃焼して、結局COとNHとHOとなって排泄されるのであるが、その排泄が十分でない場合、例えば運動不足などで呼吸が十分でない場合には、酸性塩やアンモニウム塩として排泄されるのではないかと思われる。
このように見てくると、クエン酸と塩分をどうも体の調子が悪い場合や疲れた場合などに適当に上手に摂ることは効き目のあることのように思える。
そう言う薬効性も然ることながら兎に角美味しいので、新規なソフトドリンクとして大いに嗜み味わって貰えるものと確信している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
梅干の種子以外の部分を潰して、湯または水に溶かして、漉した抽出液に、砂糖などを加えて、適当に水で割ったものを、適当な容器に詰めた、プラメードと呼ぶことにする、梅干インタクトドリンク。
【請求項2】
「請求項1」における抽出液に、砂糖などを加えて、適当に水で割ったものに、炭酸ガスを圧入したものを、適当な容器に詰めた、プラムスカッシュと呼ぶことにする、梅干カーボナイトドリンク。

【公開番号】特開2004−173666(P2004−173666A)
【公開日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−382697(P2002−382697)
【出願日】平成14年11月25日(2002.11.25)
【出願人】(594052526)
【出願人】(502234662)
【出願人】(502378678)
【出願人】(502395365)
【Fターム(参考)】