説明

プリクラッシュシートベルト装置

【課題】ウェビングに張力が発生するまでの時間が短い、拘束性能の高いプリクラッシュシートベルト装置を提供する。
【解決手段】プリクラッシュシートベルト装置100はディファレンシャルギア110を有し、これは、モータ120からの入力を受けて回転するリングギア150と、リングギアに連動して回転するデフケース160と、デフケースに向かい合って設置された2つのピニオンギア170、180と、2つのピニオンギアに噛み合う2つのサイドギア190、200と、第1サイドギア190に連動して回転する連動ギア210と、連動ギアの回転を規制し、第1サイドギアから連動ギアに加わるトルクが所定の値を超えると連動ギアの回転規制を解除する回転規制手段220と、2つのピニオンギアの逆回転を防止するワンウェイクラッチ282、284とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両衝突の可能性を判断して車両衝突が生じる前に作動するプリクラッシュシートベルト装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1によると、プリクラッシュシートベルト装置のウェビングを巻き取るモータリトラクタは以下のように作動する。すなわち、車両が衝突に至る可能性があると判断されると、リトラクタはモータを正転駆動させ、これによってモータ駆動系の伝達を有効にし、ウェビングを巻き取る。一方、衝突の可能性がないと判断すると、リトラクタはモータを逆転(反転)駆動させ、モータ駆動系の伝達を無効にする。
【0003】
特許文献1のような従来の駆動系は、モータの小さい駆動力を、高い減速比を用いてギアにて減速して増幅することで、ウェビングを巻き取るのに十分な巻取力を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−326479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1に記載のような技術では、モータ駆動系の伝達を有効/無効のいずれかに切り替える手段は、モータが作動し始めてから実際にモータ駆動力がウェビングの巻取に寄与するまでに時間を要していた。これは高い巻取力を確保するために高い減速比を用いているため、それだけ、巻取速度が低下してしまうためである。
【0006】
プリクラッシュ式のシートベルト装置では、ウェビングの巻取開始までの迅速さが非常に重要であるため、改善が望まれる。当初から高い巻取速度と高い巻取力とを両立させるためには、モータを大型化すればよいが、これには当然コストがかかるし、設置スペースもかさんでしまう。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、車両衝突の可能性が判断されてから、実際にウェビングに張力が発生するまでの時間が短縮され、拘束性能が向上させることが可能なプリクラッシュシートベルト装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、モータから入力されるトルクをリトラクタに出力してウェビングを巻き取らせるディファレンシャルギアを有するプリクラッシュシートベルト装置において、ディファレンシャルギアは、モータからの入力を受けて回転するリングギアと、リングギアに連動して回転するデフケースと、デフケースに向かい合って自転可能に設置され、デフケースの回転によって公転する第1および第2の2つのピニオンギアと、デフケースに向かい合って自転可能に設置され、2つのピニオンギアに噛み合う第1および第2の2つのサイドギアと、第1のサイドギアに連動して回転する連動ギアと、連動ギアの回転を規制し、第1のサイドギアから連動ギアに加わるトルクが所定の値を超えると連動ギアの回転規制を解除する回転規制手段と、2つのピニオンギアを、回転規制中の第1のサイドギアと噛み合って公転する際の自転方向だけに専ら自転可能とする逆回転規制手段と、を備え、第2のサイドギアがリトラクタにトルクを出力することを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、リトラクタにトルクを出力する際の減速比が、ディファレンシャルギアによって適切に変化する。すなわちモータ駆動初期は減速比を小さくして巻取速度を高速化可能である。したがって車両衝突の可能性が判断されてから、実際にウェビングに張力が発生するまでの時間が短縮され、拘束性能が向上する。その後、リトラクタの負荷トルクが上昇し、高い巻取力が必要になった時点で減速比を大きくし、ウェビングの巻取力を大きくすることが可能である。
【0010】
従来の駆動系は、一定の減速比を用い、一定のウェビング巻取力を確保していた。しかし減速比が一定であるため、高い巻取速度が望まれるモータ駆動初期に、望ましい巻取速度が得られない問題があった。本発明はこれを解決するものである。
【0011】
上記回転規制手段は、連動ギアに当接して連動ギアの回転を規制するレバーと、レバーを連動ギアに付勢し、所定の値を超えるトルクが連動ギアに加わるとレバーを連動ギアから離脱させるスプリングと、離脱したレバーに、スプリングの付勢力に抗する徐々に減衰する力を加え、レバーが連動ギアに再び当接するのを遅延させるダンパと、を含むとよい。
【0012】
上記構成によれば、回転規制手段は、リトラクタの負荷トルクが小さいときにはレバーおよびギアを用いて連動ギアの回転を規制する。負荷トルクの上昇によって連動ギアに加わるトルクが上昇し、レバーと連動ギアとの摩擦力を無効化すると、スプリングは押しのけられ、連動ギアの回転規制を解除する。
【0013】
解除された回転規制はすぐには回復せず、ダンパによって徐々に元に戻る。連動ギアが自由に回転し減速比が大きくなったことで得られる大きなウェビングの巻取力をしばらく維持するためである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、車両衝突の可能性が判断されてから、実際にウェビングに張力が発生するまでの時間が短縮され、拘束性能が向上させることが可能なプリクラッシュシートベルト装置を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態であるプリクラッシュシートベルト装置の概略構成を例示する図である。
【図2】図1のプリクラッシュシートベルト装置の初期動作を説明する図である。
【図3】図1のプリクラッシュシートベルト装置の後期動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。(さらに、信号や電流はそれらが通る線路の符号によって表記するものとする。)
【0017】
(プリクラッシュシートベルト装置)
図1は、本発明の実施形態であるプリクラッシュシートベルト装置の概略構成を例示する図である。図1(a)はプリクラッシュシートベルト装置100の全体構成を例示する図である。プリクラッシュシートベルト装置100はディファレンシャルギア110を有する。ディファレンシャルギア110は、モータ120からドライブピニオン122を介して入力されるトルクを、クラッチ機構130の側に出力し、これを介してリトラクタ140に出力する。リトラクタ140は得られた出力トルクによってウェビング(図示省略)を巻き取る。
【0018】
(ディファレンシャルギア)
ディファレンシャルギア110はリングギア150を備え、これは、モータ120からの入力を受けて回転する。デフケース(ディファレンシャルケース)160は矩形の複数のプレートで略立方体形状に形成されていて、リングギア150に結合されている。デフケース160はリングギア150が回転すると、これに連動して回転する。
【0019】
デフケース160は第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180を収容していて、これらは、デフケース160に向かい合って配置されている傘歯歯車である。デフケース160が回転すると2つのピニオンギア170、180は公転する。ここで「公転」とはデフケース160の回転に伴ってピニオンギア170、180がそれら自体の姿勢および位置を変化させるよう回転することを意味する。本実施形態では、ピニオンギア170、180が公転すると、それらの頭部および軸部が交互に図1の紙面から突出する方向に向けられる。
【0020】
第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180は、デフケース160に自転可能にも設置されている。ここで「自転」とは第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180がそれらの姿勢および位置を変化させることなく、それら自体の回転軸の周りを回転することを意味する。
【0021】
デフケース160は、2つのピニオンギア170、180に噛み合う第1サイドギア190および第2サイドギア200を収容している。2つのサイドギア190、200も傘歯歯車であり、デフケース160に向かい合って自転可能に設置されている。
【0022】
第1サイドギア190には、これと一体の、連動して回転する連動ギア210が結合されている。第1サイドギア190および連動ギア210は、リングギア150とは同軸であるが、回転軸はそれぞれ別々であり、リングギア150から直接トルクを受けない。
【0023】
第2サイドギア200は、クラッチ機構130を介してリトラクタ140にトルクを出力する。
【0024】
(回転規制手段)
図1(b)は図1(a)の回転規制手段220の概略構成を例示する図である。回転規制手段220は、連動ギア210の回転を規制する装置である。回転規制手段220は、連動ギア210に当接して連動ギア210の回転を規制するレバー230を含む。
【0025】
回転規制手段220はスプリング240も含み、これは、レバー230を連動ギア210に付勢する。これによってレバー230は、摩擦力で連動ギア210を規制している。ただし、所定の値を超えるトルクが連動ギア210に加わると、上記の摩擦力が無効になり、レバー230は連動ギア210から離脱する。
【0026】
回転規制手段220はダンパ250も含む。ダンパ250は、離脱したレバー230に、スプリング240の付勢力に抗する徐々に減衰する力を加え、レバー230が連動ギア210に再び当接するのを遅延させる。
【0027】
図1(a)に例示する2つのピニオンギア170、180は、回転規制中の第1サイドギア190と噛み合って公転する際の自転方向だけに専ら自転可能である。すなわち、第1ピニオンギア170は、図1において傘歯が右から左へ移動するようにのみ回転(自転)し、逆方向には回転不能である。第2ピニオンギア180は、図1において傘歯が左から右へ移動するようにのみ回転(自転)し、逆方向には回転不能である。ピニオンギア170、180の自転方向は、後述の図2および図3に矢印で図示する通りである。
【0028】
(プリクラッシュシートベルト装置の動作)
図2および図3は、図1のプリクラッシュシートベルト装置100の動作を順を追って説明する図である。図2(a)に例示するように、プリクラッシュシートベルト装置100は、衝突の可能性を検知すると、所定のセンサ(図示省略)から信号を受け、まずモータ120が回転する。図2(b)に例示するように、回転規制手段220は、モータ120の駆動初期には、レバー230およびスプリング240を用いて連動ギア210の回転を規制している。
【0029】
モータ駆動初期はウェビングに緩みがあるため、リトラクタ140の負荷トルクが小さい。したがって小さい巻取力しか必要としないが、巻取速度は高速にすることが求められる。図2(a)の×印252で示すように、連動ギア210が回転規制されているため、×印254で示すように、第1サイドギア190は自転しない。自転せず静止している第1サイドギア190上を、公転する第1ピニオンギア170、第2ピニオンギア180が走行し、矢印260、270に示すように自転する。これらピニオンギア170、180の自転によって、第2サイドギア200が矢印280に示すように自転し、リトラクタ140にトルクを出力する。
【0030】
図2および図3では、ピニオンギア170、180、サイドギア190、200の回転速度をそれぞれ矢印260等で示す。これら矢印の長さによって、各ギアの回転速度の大きさを模式的に表している。
【0031】
図2の時点では減速比が小さいため、作動速度が高速で、出力されるトルクは小さい。モータ駆動初期は小さい巻取力しか必要としないため、問題とならない。一方、第2サイドギア200は矢印280で示すように高速に自転するため、リトラクタは素早くウェビングを巻取可能である。したがって、車両衝突の可能性が判定されてから、ウェビングに張力が発生するまでの時間が短縮され、プリクラッシュシートベルト装置の拘束性能は高いものとなっている。
【0032】
(負荷トルクの上昇)
ウェビングの緩みが少なくなり、リトラクタ140の負荷トルクが上昇すると、第2サイドギア200を回転させることが徐々に困難になる。ただしリトラクタ140の負荷トルクが所定の値を超えない限りは図2の状態は保たれ、連動ギア210は回転規制手段220によって依然として自由な回転を規制される。
【0033】
リトラクタ140の負荷トルクが大きくなるにつれて、第1サイドギア190を回転させようとするトルクも上昇する。この第1サイドギア190の回転トルクが、連動ギア210を回転規制していた回転規制手段220のスプリング240の付勢力に打ち克つほど大きくなると、図3(b)に例示するように、回転規制手段220のレバー230を押しのけ、連動ギア210の回転規制が解除される。
【0034】
ところで、第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180には、逆回転をしないように、逆回転規制手段として、第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180の回転軸にそれぞれワンウエイクラッチ282、284が設けられている。これらワンウエイクラッチ282、284によって、第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180は、回転規制中の第1サイドギア190と噛み合って公転する際の自転方向(図2の矢印260、270の方向)だけに専ら自転可能である。ワンウェイクラッチ282、284は逆回転規制手段の一例であり、逆回転を防止可能な手段であれば他のいかなる手段を用いてもよい。
【0035】
このように第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180は逆回転できないので、リトラクタ140の負荷トルクが所定の値を超えると、ピニオンギア170、180は図3(a)の×印290、300で示すように逆回転できずに停止する。回転規制手段220による連動ギア210の回転規制が解除されているので、モータ120の回転動力は、リングギア150、デフケース160に伝達され、さらに矢印320、310、322に示すように第1サイドギア190、第2サイドギア200、連動ギア210およびとに伝達され、これらが一体となって回転する。このとき減速比は大きくなるので、図2に比較すると高トルク且つ低速の状態で、リトラクタ140が回転する。
【0036】
仮に、ワンウェイクラッチ282、284が設けられていない場合、リトラクタ140の負荷トルクが所定の値を超えると、第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180は逆回転を始める。この回転トルクが、連動ギア210の回転規制手段のスプリング240付勢力を超えると、連動ギア210の回転規制が解除される。この連動ギア210が回転をはじめると、リトラクタ140に加わっている負荷トルクの為に、リトラクタ140側の第2サイドギア200の回転が停止する。これにより、連動ギア210と第1サイドギア190だけが回転をはじめ、リトラクタ140側に動力は伝わらない。つまり、第1ピニオンギア170および第2ピニオンギア180にワンウェイクラッチ282、284などの逆回転規制手段が設けられていないと、第1サイドギア190が空転するだけで、リトラクタ140には動力が伝達されない。
【0037】
このように本実施形態によれば、リトラクタ140にトルクを出力する際の減速比が、ディファレンシャルギア110によって適切に変化する。すなわち、リトラクタ140の負荷トルクの上昇に対応して、ディファレンシャルギア110の減速比が大きくなり、ウェビングの巻取力を大きくすることが可能である。とりわけ、モータ120の駆動初期には、高い巻取速度を確保できるという利点が得られる。
【0038】
従来の駆動系は、一定の減速比を用い、一定のウェビング巻取力を確保していた。しかし減速比が一定であるため、高い巻取速度が望まれるモータ駆動初期に、望ましい巻取速度が得られない問題があった。本実施形態はかかる問題を解決するものである。
【0039】
(回転規制の復活)
図3(b)のように連動ギア210の回転規制を解除した回転規制手段220は、解除した回転規制を、ダンパ250によって、再び図2(b)の状態にゆっくり戻す。これにより、連動ギア210が自由に回転し減速比が大きくなったことで得られる大きなウェビングの巻取力がしばらく維持される。
【0040】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
【0041】
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、車両衝突の可能性を判断して車両衝突が生じる前に作動するプリクラッシュシートベルト装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0043】
100 …プリクラッシュシートベルト装置
110 …ディファレンシャルギア
120 …モータ
130 …クラッチ機構
140 …リトラクタ
150 …リングギア
160 …デフケース
170 …第1ピニオンギア
180 …第2ピニオンギア
190 …第1サイドギア
200 …第2サイドギア
210 …連動ギア
220 …回転規制手段
230 …レバー
240 …スプリング
250 …ダンパ
282、284 …ワンウェイクラッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータから入力されるトルクをリトラクタに出力してウェビングを巻き取らせるディファレンシャルギアを有するプリクラッシュシートベルト装置において、
前記ディファレンシャルギアは、
前記モータからの入力を受けて回転するリングギアと、
前記リングギアに連動して回転するデフケースと、
前記デフケースに向かい合って自転可能に設置され、該デフケースの回転によって公転する第1および第2の2つのピニオンギアと、
前記デフケースに向かい合って自転可能に設置され、前記2つのピニオンギアに噛み合う第1および第2の2つのサイドギアと、
第1のサイドギアに連動して回転する連動ギアと、
前記連動ギアの回転を規制し、第1のサイドギアから該連動ギアに加わるトルクが所定の値を超えると該連動ギアの回転規制を解除する回転規制手段と、
前記2つのピニオンギアを、回転規制中の第1のサイドギアと噛み合って公転する際の自転方向だけに専ら自転可能とする逆回転規制手段と、
を備え、
第2のサイドギアが前記リトラクタにトルクを出力することを特徴とするプリクラッシュシートベルト装置。
【請求項2】
前記回転規制手段は、
前記連動ギアに当接して該連動ギアの回転を規制するレバーと、
前記レバーを前記連動ギアに付勢し、前記所定の値を超えるトルクが該連動ギアに加わると該レバーを該連動ギアから離脱させるスプリングと、
前記離脱したレバーに、前記スプリングの付勢力に抗する徐々に減衰する力を加え、該レバーが前記連動ギアに再び当接するのを遅延させるダンパと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリクラッシュシートベルト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−121527(P2011−121527A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−282096(P2009−282096)
【出願日】平成21年12月11日(2009.12.11)
【出願人】(503358097)オートリブ ディベロップメント エービー (402)
【復代理人】
【識別番号】110000349
【氏名又は名称】特許業務法人 アクア特許事務所
【Fターム(参考)】