説明

プリンタ

【課題】用紙の搬送動作や切断動作などに伴って用紙屑や埃等が発生する。これらの紙屑や埃等がプラテンローラに付着することで、用紙の搬送力の低下又は印字品質に影響を与えることのないプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタ101は、用紙に印字を行う印字ヘッド112と、前記印字ヘッド112が実行する印字動作を制御する印字制御部と、前記用紙が搬送される搬送路を介して前記印字ヘッド112に対向配置され、回転駆動することで前記用紙を搬送するプラテンローラ104と、前記搬送路上であって前記プラテンローラ104に当接可能な位置に設けられた当接部材110と、前記当接部材110を前記プラテンローラ104に当接する方向である第1の方向及び前記プラテンローラ104から離間する方向である第2の方向のいずれかの方向に駆動する駆動機構と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プラテンローラに付着する埃等を除去する当接部材を備えたプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、印字ヘッドとプラテンローラの間に用紙を介在させてプラテンローラを回転駆動することにより、用紙搬送を行い、印字ヘッドにて印字を行うプリンタが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−310848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらのプリンタにおいては、用紙の搬送動作や切断動作等に伴って紙屑や埃等が発生する。これらの紙屑や埃等がプラテンローラに付着することで、用紙の搬送力の低下又は印字品質に影響を与えるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態のサーマルプリンタは、用紙に印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドが実行する印字動作を制御する印字制御部と、前記用紙が搬送される搬送路を介して前記印字ヘッドに対向配置され、回転駆動することで前記用紙を搬送するプラテンローラと、前記搬送路上であって前記プラテンローラに当接可能な位置に設けられた当接部材と、前記当接部材を前記プラテンローラに当接する方向である第1の方向及び前記プラテンローラから離間する方向である第2の方向のいずれかの方向に駆動する駆動機構と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本実施形態のプリンタの構造を示す側面図。
【図2】本実施形態のプラテンローラと当接部材の関係を示す図。
【図3】本実施形態のプリンタの電気的接続を示すブロック図。
【図4】本実施形態の記憶部のメモリテーブルを示す図。
【図5】本実施形態にかかる当接部材によるプラテンローラの清掃処理の流れを示すフローチャート。
【図6】本実施形態にかかる当接部材によるプラテンローラの清掃処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るプリンタの一実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、感熱紙であるレシート用紙に印字を行うレシートプリンタに適用した例を用いて説明する。
【0008】
図1は、レシートプリンタ101の構造を示す側面図である。レシートプリンタ101は、POS端末11の本体に組み込まれた本体ハウジング102、カバー102a、用紙収納部103、プラテンローラ104、印字機構105、搬送路106、カッター機構107、排紙口108、ピンチローラ109、当接部材であるブラシ110を有する。
【0009】
レシートプリンタ101は、本体ハウジング102の上面部分に開閉自在なカバー102aを有する。また、本体ハウジング102内部の背面側(図1中の右側)には、ロール状に巻回されたレシート用紙RTを収納する用紙収納部103を有する。レシートプリンタ101は、いわゆる投げ込み式のプリンタである。レシート用紙RTは、カバー102aが開けられた状態で用紙収納部103に収納される。そして、レシート用紙RTの端部が引き出され、カバー102を本体ハウジング102に向かって閉動作させることにより用紙セットを行う。カバー102aには、閉状態で本体ハウジング102に当接するピンチローラ109が設けられている。ピンチローラ109は、引き出されたレシート用紙RTの端部を押さえ付ける。
【0010】
本体ハウジング102の内部は、用紙収納部103と本体ハウジング102の前面側(図1中の左側)に設けられた排紙口108とを連絡して、レシート用紙RTが搬送される搬送路106が形成されている。搬送路106に沿った位置には、レシート用紙RTを搬送して印字を行う印字機構105が設けられている。印字機構105は、駆動モータにより回転駆動されるプラテンローラ104と、このプラテンローラ104に対向配置されたサーマルヘッド112とを主として構成される。サーマルヘッド112は、スプリング(図示せず)によって弾性的に押圧されており、搬送経路106を搬送されるレシート用紙RTを介してプラテンローラ104に当接する。
【0011】
レシート用紙RTは、プラテンローラ104の回転によって搬送経路106に沿って搬送される。このとき、プラテンローラ104は、本体ハウジング102に内蔵されたステッピングモータの回転力がギアなどで構成された動力伝達機構(図示せず)を介して伝達されることによって、回転駆動される。
【0012】
カッター機構107は、プラテンローラ104よりも搬送方向下流側であって本体ハウジング102の排紙口108に設けられている。カッター機構107は、プラテンローラ104の回転によって用紙搬送方向に搬送されて排紙口108から排紙されるレシート用紙RTを切断する。カッター機構107は、平板形状である固定刃と可動刃とにより構成される。カッター機構107は、ステッピングモータ110とは別のモータ(図示せず)の駆動によって動力が伝達されて、可動刃の摺動動作によりレシート用紙RTを切断する。
【0013】
当接部材であるブラシ110は、プラテンローラ104からみて用紙搬送方向下流であってカッター機構107よりも上流側に配置されている。ブラシ110は、後述するソレノイド305の鉄心の先端に取り付けられており、例えば、除電性を有する繊維等で構成されている(図2参照)。ブラシ110は、プラテンローラ104と当接することにより、プラテンローラ104に付着した埃や紙屑などを除去し、また、プラテンローラ104に帯電する静電気を除電する。ブラシ110は、ソレノイドに印加される電圧がオン/オフされることで、プラテンローラ104に当接する方向とプラテンローラから離間する方向にブラシの向きを変更可能(言い換えるとプラテンローラ104に当接する位置とプラテンローラ104から離間する位置に移動可能)となっている。つまりソレノイド306は、電圧が印加されるとプラテンローラ104に当接する方向に延出し、印加されている電圧がオフするとプラテンローラから離間する位置に位置する。
【0014】
図3は、レシートプリンタ101の電気的接続を示すブロック図である。レシートプリンタ101は、CPU301が設けられており、このCPU301に、ROM302、RAM303、画像メモリ304、ソレノイド305、サーマルヘッド306、プラテン用モータ307、カッター用モータ308、時間を計時する計時部309がシステムバス310を介して接続されている。また、インターフェース311を介して上位機器であるPOS端末に接続されている。
【0015】
CPU301は、各種演算処理を実行してこのCPU301に接続されている各部を集中的に制御する。例えば、サーマルヘッドにより実行される印字動作を制御する。CPU301は印字制御部に相当する。ROM302は、レシートプリンタの制御動作プログラム等といった固定データを固定的に格納する。RAM303は、可変データを書換え自在に格納する。また、RAM303は、図4に示すメモリテーブルを有する。詳細には、カッター機構による用紙切断回数を計数する切断回数カウンタAのメモリエリア及び用紙切断回数に関する切断回数閾値Fを記憶するメモリエリア、当接部材を駆動させるか否か判断するための基準時間Tを記憶するメモリテーブルを有する。この当接部材を駆動させるか否か判断するための基準時間とは、例えば、プリンタが印字動作を開始してから所定の時間経過した場合に当接部材を第1の方向に駆動するか否か判断するための基準となる時間を意味する。なお、CPU301は、ROM302に格納された制御プログラムに従って、RAM303をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
【0016】
また、CPU301は、POS端末から転送される印字データをドットパターンからなる画像データに変換して画像メモリ304に展開する。CPU301は、画像メモリ304に展開された複数のドットパターンからなる画像データから1ライン毎のデータをヘッドコントローラ(図示せず)に出力し、ヘッドコントローラは、ドットパターンの有るドットに対応するサーマルヘッドの発熱体を発熱駆動する。
【0017】
ソレノイド305は、プラテンローラ104から見て用紙搬送方向下流側に設けられており、ソレノイド305の鉄心の先端には、矩形状の板材に当接部材であるブラシ110が取り付けられている(図2参照)。ソレノイド305の鉄心は電圧が加わると、プラテンローラ104に当接する方向である第1の方向に延出する。一方、印加されている電圧がオフされるとプラテンローラ104から離間する方向である第2の方向に駆動する。これにより、ソレノイド305の鉄心の先端に設けられている当接部材は、プラテンローラ104に当接又は離間する。
【0018】
プラテン用モータ307は、プラテンローラ104を回転駆動させるための駆動源となるモータである。カッター用モータ308は、カッター機構107を駆動させる。具体的には可動刃を摺動動作させるためのモータである。
【0019】
図5は、当接部材によるプラテンローラ104の清掃処理の流れを示すフローチャートである。以下のフローチャートの処理はCPU301により実行される。
【0020】
まず、プリンタのCPU301は上位機器であるPOS端末41からインターフェース311を介して転送される印字データが受信されることを待機する(Act501)。CPU301は印字データを受信すると(Act501のYes)、受信した印字データをドットパターンからなる画像データに変換して画像メモリ304に展開し、印字動作を開始する(Act502)。
【0021】
次に、CPU301は、予め設定されている用紙カット位置に到達したか否かを判断する(Act503)。用紙カット位置に到達していない場合は(Act503のNo)、画像メモリ304に展開されている画像データを全て印字したか否かを判断し(Act509)、印字が終了していない場合は(Act509のNo)、Act502に戻り画像メモリ304に展開されている画像データの印字を継続する。一方、CPU301は、用紙カット位置に到達したと判断した場合は(Act503のYes)、一旦、サーマルヘッド306による用紙への印字を停止させ、カッター機構107を駆動させて(言い換えると、可動刃を駆動させて)用紙を切断する(Act504)。カッター機構107を駆動させて用紙を切断した後、RAM303に形成されているメモリエリアの用紙切断回数カウンタAのカウンタ値を1だけ計数する(Act505)。なお、用紙切断回数カウンタAの値は初め初期値として0が記憶されている。
【0022】
次に、CPU301は、用紙切断回数カウンタAにて計数されている用紙切断回数がRAM303のメモリテーブルに記憶されている用紙切断回数閾値Fを超えたか否かを判断する(Act506)。比較の結果、用紙切断回数カウンタAにて計数されている用紙切断回数がRAM303のメモリテーブルに記憶されている用紙切断回数閾値Fを超えていないと判断した場合(Act506のNo)、Act509に進み、画像メモリ304に展開されている画像データを全て印字したか否かを判断し(Act509)、印字が終了していない場合は(Act509のNo)、Act502に戻り画像メモリ304に展開されている画像データの印字を継続する。
【0023】
一方、Act506での比較の結果、用紙切断回数カウンタAにて計数されている用紙切断回数がRAM303のメモリエリアに記憶されている用紙切断回数閾値Fを超えている場合(Act506のYes)、CPU301は、図示しない電源回路を介してソレノイド305に対して電圧を印加するよう制御する(Act507)。これにより、ソレノイド305は、ソレノイド305の鉄心がプラテンローラ104に当接する方向に伸び出でて、ソレノイド305の鉄心の先端に設けられたブラシがプラテンローラ104に当接する。ここでCPU301は、印字停止に伴って停止していたプラテンローラ104を再度回転駆動させる。これにより、当接部材がプラテンローラ104に当接することにより、プラテンローラ104に付着した埃や紙屑等が取り除かれる。
【0024】
次に、CPU301は、印字が終了したか否かを判断し(Act508)、印字が終了していない場合、(Act508のNo)、Act502の処理に戻る。一方、CPU301は、印字をすべき印字データの印字終了を示す印字終了コマンドを受信しており、印字が終了したと判断した場合(Act509)、ソレノイドに対して印加している電圧をオフし、プラテンローラ104に当接する方向に伸び出ているソレノイド305の鉄心をプラテンローラ104から離間する方向に駆動させる。以上により、プラテンローラ104の清掃処理が終了する。
【0025】
次に、第2の実施形態を図6を用いて説明する。なお、図6は、当接部材によるプラテンローラ104の清掃処理の流れを示すフローチャートである。図5と異なる点は、図5はカッター機構107による用紙切断回数により当接部材の駆動を切り替える構成としているのに対し、図6のフローチャートでは、計時部であるタイマー309を用いて所定時間が経過した後、当接部材の駆動を切り替える構成としている点である。以下、図6を用いて詳細に説明する。なお、図5の処理と同様に以下のフローチャートの処理は、CPU301により実行される。
【0026】
プリンタのCPU301は、POS端末41からインターフェース11を介して転送される印字データが受信されることを待機し(Act601)、印字データを受信すると(Act601のYes)、受信した印字データをドットパターンからなる画像データに変換して画像メモリ304に展開した後、印字動作を開始する(Act602)。
【0027】
次に、印字動作を開始させた後、CPU301はタイマー309を作動させる(Act603)。タイマー309はサーマルヘッド306により用紙に対して印字が行われる印字動作の時間を計時する。この間、用紙はプラテンローラ104の回転駆動により搬送方向に搬送されると共に、画像メモリ304に展開された画像データが用紙に印字される。
【0028】
次に、CPU301は、予め定められた所定の基準時間が経過したか否かを判断する(Act604)。ここで、基準時間とは、プリンタが印字動作を開始してから所定の時間経過した場合に当接部材を第1の方向に駆動するか否か判断するための基準となる時間である。基準時間は、予めキーボード等を介して任意に設定可能である。本実施形態では、例えば、基準時間を10秒と設定されているものとして以下説明をする。
【0029】
CPU301は、基準時間が経過していると判断した場合(Act604のYes)、ソレノイド305に対して電圧を印加するよう制御する。これにより、ソレノイド305は、ソレノイド305の鉄心がプラテンローラ104に当接する方向に伸び出でて、ソレノイド305の鉄心の先端に設けられたブラシ110がプラテンローラ104に当接する。例えば、RAM303のメモリテーブルに記憶されている基準時間が10秒の場合、連続印字動作が10秒以上継続すると、ソレノイド305に電圧が印加される。これにより、ソレノイド305がプラテンローラ104に近接する方向に進出し、ソレノイド306の鉄心の先端に設けられたブラシ110がプラテンローラ104に当接される。係る場合、印字動作が継続され、実際に用紙に対して印字がされている状態でソレノイド305の先端に設けられた鉄心が当接することとなる。
【0030】
次にCPU301は、印字が終了したか否かを判断し(Act606)、印字が終了していない場合、(Act606のNo)、At604の処理に戻る。一方、CPU301は、印字をすべき印字データの印字終了を示す印字終了コマンドを受信して、印字が終了したと判断した場合(Act606のYes)、ソレノイド306に対して印加している電圧をオフする(Act607)。これにより、プラテンローラ104に当接する方向に伸び出ているソレノイド306の鉄心はプラテンローラ104から離間する方向に駆動する。続いて、CPUはタイマー309をオフする(Act608)。以上により、プラテンローラ104の清掃処理が終了する。
【0031】
以上、本実施形態によれば、搬送路上のプラテンローラに当接可能な位置に設けられた当接部材であるブラシと、この当接部材のブラシをプラテンローラに当接する方向とプラテンローラから離間する方向との間で変位可能に駆動する駆動機構とを備えていることから、この当接部材が当接することによりプラテンローラに付着した埃や紙屑等を除去することが可能となる。
【0032】
また、本実施形態によれば、用紙を切断するカッター機構の用紙切断回数をカウントして、所定の回数分、用紙が切断された後に駆動機構を駆動させることでこの駆動機構の先端に設けられている当接部材をプラテンローラに当接させるように構成したので、常に当接部材がプラテンローラに接触している状態を防ぐことができプラテンローラが磨耗するおそれが軽減される。また、用紙切断回数が増加するとプラテンローラに紙屑が付着する可能性が多くなるが、このような場合に予め当接部材を当接させるための基準となる用紙切断回数を設定しておくことで、予め定められた回数に到達した場合に当接部材がプラテンローラと当接してプラテンローラを清掃することが出来る。これにより、カッター機構により用紙切断が複数回行われた後に、プラテンローラに付着した紙屑等を取り除くことが可能となる。
【0033】
また、本実施形態によれば、タイマーにて計時された時間が、プリンタが印字動作を開始してから所定の時間経過した場合に当接部材を第1の方向に駆動するか否か判断するための基準となる時間である基準時間に到達した場合、当接部材をプラテンローラに当接する方向に駆動させるため、印字が継続される時間に応じて、プラテンローラに付着した埃や紙屑等を除去することが可能となる。また、印字継続時間が長くなるにつれて、プラテンローラに帯電する静電気量も増加するが、かかる場合であっても、予め定められた印字時間が経過すると除電性を有する当接部材がプラテンローラに当接するため、プラテンローラに帯電した静電気を除電することが可能となる。
【0034】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0035】
101 レシートプリンタ
104 プラテンローラ
105 印字機構
106 搬送路
107 カッター機構
110 当接部材
301 CPU
302 ROM
303 RAM
305 ソレノイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙に印字を行う印字ヘッドと、
前記印字ヘッドが実行する印字動作を制御する印字制御部と、
前記用紙が搬送される搬送路を介して前記印字ヘッドに対向配置され、回転駆動することで前記用紙を搬送するプラテンローラと、
前記搬送路上であって前記プラテンローラに当接可能な位置に設けられた当接部材と、
前記当接部材を前記プラテンローラに当接する方向である第1の方向及び前記プラテンローラから離間する方向である第2の方向のいずれかの方向に駆動する駆動機構と、
を備えることを特徴とするプリンタ
【請求項2】
前記プラテンローラに対して用紙搬送方向の下流側に設けられ、前記用紙を切断するカッター機構と、
前記カッター機構による用紙切断回数を計数するカウンタと、
予め定められた値であって用紙切断回数に関する閾値を記憶する第1の記憶部と、をさらに備え、
前記駆動機構は、
前記カウンタにて計数する前記用紙切断回数が前記記憶部に記憶されている用紙切断回数に関する閾値を超えた場合、前記当接部材を前記第1の方向に駆動することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
【請求項3】
印字動作が行なわれている時間を計時する計時部と、
前記当接部材を駆動させるか否か判断するための基準時間を記憶する第2の記憶部と、をさらに備え
前記駆動機構は、
前記計時部により計時された時間が前記第2の記憶部に記憶されている基準時間に到達した場合、前記当接部材を前記第1の方向に駆動することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
【請求項4】
前記駆動機構は、
前記印字制御部が前記印字データの印字終了を示す印字終了コマンドを受信した場合、前記当接部材を前記第2の方向に駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のプリンタ。
【請求項5】
前記当接部材は、
前記プラテンローラよりも前記用紙搬送方向下流側に設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のプリンタ。
【請求項6】
前記駆動機構は、ソレノイドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−49517(P2013−49517A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−188326(P2011−188326)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】