プレート状物品用のプラグインパッケージング方法及びパッケージングセット
本発明は、特にプレート状物品のためのパッケージング方法とパッケージング構造体あるいはパッケージングセットとを提供する。特に、本発明は、パッケージング方法及びパッケージングセットに関するものであり、具体的には、異なるサイズのプレート状の物品のまわりに配置されうると同時に、緩衝装置、スペーサ、滑り止め装置及び静的安定装置として作用する、とりわけプラグイン接続タイプのパッケージングセットに関するものである。パッケージング構造体はさらに、搬送コンテナのベースプレート及びカバーを備えており、型にはまらない内側パッケージングセットに適合するのと同時に、従来のパレットに適するように構成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にプレート状物品のためのパッケージング方法とパッケージング構造体あるいはパッケージングセットとに関するものである。特に、本発明は、パッケージング方法及びパッケージングセットに関するものであり、具体的には、異なるサイズのプレート状物品のまわりに配置されうると同時に、緩衝装置、スペーサ、滑り止め装置及び静的安定装置として作用する、とりわけプラグイン接続タイプのパッケージングセットに関するものである。パッケージング構造体はさらに、搬送コンテナのベースプレート及びカバーを備えており、該搬送コンテナは、型にはまらない内側パッケージングセットに適合するのと同時に、従来のパレットに適するように構成されている。
【背景技術】
【0002】
着実に上昇する廃棄物処理コストと、生産者及び顧客間で高まる環境意識と、充填材料あるいは詰め物材料を使用することによってコンテナ内で物品を固定する、時間及び費用のかかる方法とを考慮すると、ヨーロッパにおける全ての政治的かつ経済的フォーラムで取り扱われている、新たなパッケージング方法を考え出す必要性がある。
【0003】
オフセット印刷版などのデリケートなプレート状物品用の従来のコンテナパッケージングは、2つの大きな問題を含んでいる。
【0004】
第1の問題は、変化するプレートサイズである。最大で200の標準サイズがそれぞれのコンテナ内に収容されなければならず、これは、購買、貯蔵及び収容、ならびに選択のためのロジスティックな問題を構成する。さらにまた、コンテナ内で移動することによって生じる衝撃及び摩擦が、プレートに損傷を与え、したがってそれらを顧客にとって役立たなくするおそれがある。
【0005】
搬送中の損傷の危険性を減少させるため、費用及び時間のかかるスペーシング及び詰め物方法が開発され、これが図17〜20に示されている。従来のコンテナは、機械プレートスタッキングを可能にするために1つの側部に開放する低いリムを有した繊維ボード基部からなっている。プレートをコンテナ基部上に配置するのに応じて、リムは、直立させられて固定されなければならない。このステップ及びパッケージング工程のすべてのさらなるステップは、異なるコンテナサイズのために手動でやり遂げなければならない。それから、適当な段ボールリングが、詰め物材料の適用を可能にしてコンテナを静的に安定させるために、高さを高くしたフレームとしてのコンテナリムに嵌め込まれる。プレートスタックとフレームとの間に形成されたスペースは、柔らかい段ボール材料で満たされる。プレートを衝撃及び移動から確実に保護するためには、最大で10センチメートルのスペースが、この材料で詰め物をされなければならない。多くの場合、必要な充填材料の量は、1日につき1トンである。さらに、適当なサイズを有する柔らかい段ボール材料が、コンテナカバーに対するスペーシング及び絶縁材料として作用するように、プレートスタックの上部に置かれなければならない。これはさらに、特に大きいサイズのコンテナが必要とされる場合、材料の柔らかさは緩衝効果を提供するがコンテナカバーを静的に安定させず、したがって、互いの上部にコンテナをスタックしたり、他の重い物品をカバーの上部に積み重ねたりすることが不可能になる点において不利である。
【0006】
調達コストと時間のかかる労働集約型の方法と搬送及び収容中の困難性とを別にして、必要な大量の充填材料は、環境的及び生態学的な不適合、廃棄物処理及び廃棄物焼却に関する問題などの、生産者及び顧客の両方にとって多くの他の否定的な影響を当然含んでいる。
【0007】
特許文献1は、パッケージング用のスロット付き仕切部装置を開示している。特に、特許文献1は、収容及び緩衝領域を開示する方の三次元パッケージングコンテナ内での繰り返し使用のための、組み立てられたスロット付き仕切部装置を開示している。該装置は、繰り返し使用の間及び繰り返し使用中に、それ自身の不注意な分解を排除するように構成されており、位置合わせされたスロットの利用を通じて互いを動作可能に受け入れる、第1及び第2の連動パネル部材の利用に依存している。第1及び第2のスペーサロッキングエレメントは、仕切部装置を開示する第1及び第2のパネルの組立体に応じて、互いに位置合わせされており、該仕切部装置は、第1及び/または第2のパネルの互いのいかなる再組み立て及び再取り付けもなしに、すべての構造部分がさらなる搬送動作における再利用でも無傷に維持されるようにしている。
【0008】
オフセット印刷版などのプレート状物品は光及び温度の変動の影響に非常にデリケートであり、さらに衝撃及び摩擦が防止されなければならないため、過去数年内に様々な新しいパッケージング方法が開発され、試され、かつ使用されてきており、関心の焦点はほとんど独占的に耐光性パッケージングの問題にある。結果として生じた一連の、全く特定のかつ結果的にしばしば非常に高価な内側パッケージングセットは、満足のいく方法で光及び温度の感度の問題を解決したが、上述した不具合を有する従来のコンテナは、依然として外側パッケージングセットとして使用されている。この文脈においては、特許文献2〜11が参照される。
【特許文献1】米国特許第4795083号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1081550号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1184718号明細書
【特許文献4】欧州特許出願公開第1207122号明細書
【特許文献5】欧州特許出願公開第1138520号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開第0744344号明細書
【特許文献7】欧州特許出願公開第0718683号明細書
【特許文献8】欧州特許出願公開第0292007号明細書
【特許文献9】欧州特許出願公開第0955564号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2001/0032797号明細書
【特許文献11】独国特許出願公開第19526335号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は、改良されたパッケージングセット及び改良されたパッケージング方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、本発明の特徴によって達成される。
【0011】
本発明は、組み立てられたときにフレームを形成する少なくとも4つの仕切部を備えたパッケージング構造体を提供するというアイデアに基づいており、該フレームが、パッケージされるプレート状物品のための変化可能なサイズの長方形の受け入れ領域を仕切る。各仕切部は、2つの対向する縁部と、前記縁部に実質的に垂直に延びる少なくとも2つの仕切部スロットとを備えている。第1及び第4の仕切部の少なくとも2つの仕切部スロットは、前記2つの対向する縁部の1つに配置され、かつ前記1つの縁部に実質的に垂直に延びる一方、第2及び第3の仕切部の少なくとも2つの仕切部スロットは、1つの縁部に配置された仕切部スロットが他の縁部の仕切部スロットに対角的に対向するようにして2つの対向する縁部に配置され、かつ前記両縁部に垂直に延びている。
【0012】
本発明のパッケージング方法によれば、まず、第2の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第1の仕切壁の縁部に設けられた仕切部スロットに挿入される。それから、第3の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第2の仕切部の他の縁部に設けられた仕切部スロットに挿入される。第4の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第3の仕切部の他の縁部に設けられた仕切部スロットに続いて挿入されるのと同時に、第4の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットが、第1の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットに挿入される。言い換えると、複数の仕切部は、時計回りあるいは反時計回りに円周方向で相互接続される。
【0013】
パッケージされかつ発送されるプレートは、様々な異なるフォーマットあるいはサイズを有しているが、本発明によるパッケージング構造体のコンポーネントは、標準化された形状を有している。本発明によるさらなる利点としては、周知のパッケージング方法と比較して、パッケージされるプレート状物品の損傷の危険性が増大することなく、充填材料の量を最小限に減少させることができる。さらに、本発明は、パッケージング作業員及び物品を取り出す顧客の両方の作業をかなり容易化する。さらに、パッケージング工程中の手作業が最小化され、これは、オートメーションによって経費を節減する総合的な試みに対応する。パッケージング工程中は、1人のみが5つの短い連続的なステップを実行する必要がある。
【0014】
複数のプレートは、選択されたパレットに依存して、必要に応じてスタックされていてもよい。パッケージングセットの内側がプレートのフォーマットに適合されるため、適切な大きさのコンテナを選択する必要がない。示されたパッケージング構造体は、特定の材料からなる必要がない。材料が十分な強度及び剛性を示す限り、それが有用性及び市場価格に応じて選択されていてもよい。さらに、パッケージングユニットは、取り出しが行われたときに損傷しないため、異なる製品のためにリサイクル及び再利用されてもよい。
【0015】
本発明は、多機能で、サイズが変化可能とされ、取扱いが容易で、時間及びコストを抑え、可能であれば天然資源を保護するためにリサイクル可能な材料からなる、工業的用途のための外側パッケージングセット及び方法を提供する。
【0016】
本発明は、以下で図面を参照しつつ説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
好ましい実施例において、本発明によるパッケージングセットは、図1〜3の例で示されるように、以下のコンポーネントを備えている。パレット上に配置されたベースプレートと、スロット付き縦仕切部1と、スロット付き横仕切部2と、スロット付き縦仕切部3と、スロット付き縦仕切部4と、カバーとを備えている。4つの仕切部1〜4によって形成された受け入れ領域を仕切るならば、さらなる縦仕切部1及び/またはさらなる横仕切部4が必要となる。追加の仕切部1及び/または4の配置は、図7〜9に示されている。好ましくは、ベースプレート、仕切部、及びカバーは、3重の段ボールからなっている。
【0018】
パッケージングセットのすべてのコンポーネントは、相互接続可能となるように構成されている。仕切部は、好ましくは長方形の形状を有し、スロットに関して平行なすべての仕切部が、同一の側部長さを有している。縦仕切部1及び3と横仕切部2及び4とのそれぞれは、スロットに垂直な同一の側部長さを有している。仕切部及びベースプレート及びカバーの正確な寸法は、使用されるパレットのサイズによって決定される。
【0019】
ベースプレートは、好ましくは、ボトムプレートがスライドするのを防止するために、4つのネジによってパレットに固定されている。ボトムプレートのサイズは、パレットがベースプレートのリムを越えて突出するように選択されており、カバーの縁部がパレットに載置され、カバーがボトムプレートによって固定位置で保持されて移動を防止されるようになっている。好ましくは、カバーの縁部が、パレットの縁部と同一平面上にあるべきである。仕切部は、ボトムプレート上で互いに嵌め込まれている。スロットに垂直な方向における仕切部の側部長さは、ボトムプレートのサイズに適合されている。仕切部は、パッケージされるプレート状物品のための受け入れ領域として機能する長方形の内側領域を形成する。プレート状物品の配置は、図3〜10に示されている。
【0020】
図13〜16は、仕切部1〜4の好ましい実施例を示している。この実施例では、仕切部は、それぞれの縁部11,21,22,31,32,42に、多数の仕切部スロット111,112,211,212,311,312,411,412を有している。したがって、形成された受け入れ領域のサイズは、仕切部を互いに嵌め込むために使用されるスロットの選択によって変化可能である。特に、図面に示された仕切部のそれぞれは、互いに同一の距離だけ離間させられた同一の数の仕切部スロットの有する2つのグループを備えている。示された例では、縦仕切部1及び3のそれぞれは、2×13個のスロットを備え、横仕切部2及び4のそれぞれは、2×9個のスロットを備えている。スロットが延びる方向に平行な縁部に対する仕切部スロットの位置は、縦仕切部1及び3と横仕切部2及び4とのそれぞれにおいて同一である。
【0021】
好ましくは、仕切部のそれぞれが、縁部の中央にスロットを備えており、該仕切部スロットは、追加の仕切部を受け入れるために該縁部に配置されている。これらの追加のスロットは、仕切部によって形成された受け入れ領域を仕切るため、第1あるいは第4の仕切部1あるいは4のタイプとされるさらなる仕切部を受け入れるように機能する。図1b、5及び6と特に図7〜9とは、追加の仕切部を配置する異なるオプションを示している。
【0022】
仕切部スロットは、仕切部を互いに完全に嵌め込むために適当な長さを有しているべきである。好ましくは、仕切部スロットのそれぞれが、仕切部スロットに平行な縁部の長さの少なくとも半分に一致する長さを有している。
【0023】
図13〜16に示される4つの仕切部によって形成された受け入れ領域の多数の可能サイズが、図3aに示されている。受け入れ領域を仕切るためのさらなる仕切部の使用により、図7〜9による受け入れ領域は、縦あるいは横の方向において、半分あるいは4分の1に分割される。例えば、図13〜16に示される仕切部が使用されるならば、400以上の異なるフォーマットが得られる。追加の仕切部が縦及び横の仕切りのために使用されるならば、異なる可能性の数が2倍あるいは4倍になる。したがって、非常に多数の異なる大きさのプレート状物品が、同一のパッケージングセットで問題なくパッケージされることができる。
【0024】
カバーの高さは、スロットが延びる方向に平行な仕切部の側部長さに適合されている。受け入れ領域のサイズは、ボトムプレート及びカバーのサイズを変更することなく、仕切部の配置の関数として変化可能である。受け入れ領域とカバーとの間のスペースは、緩衝装置として機能する。これらの外側領域のサイズは、受け入れ領域にとって選択されたサイズの関数として変化する。いかなる追加の詰め物材料あるいは充填材料の必要もないように、これらの領域が緩衝装置として機能する。
【0025】
パッケージングセットは、縦仕切部1のセットアップから始まるように組み立てられ、その後、仕切部2〜4のいずれもが、図1aに示すように反時計回りに、あるいは図4に示すように時計回りに挿入される。縦及び横の仕切部の長さは、ボトムプレートの縦及び横の側部長さに一致する。仕切部2〜4は、上部から所望のスロット内へ連続して挿入される。
【0026】
プレート状物品のスタックが仕切部の組み立ての前に既にボトムプレート上に設けられているならば、仕切部は、スタックのまわりに配置される。スタックは、ボトムプレート上で中央に配置される必要はない。スロット付きの相互差し込み可能な仕切部のフレームがスタックのまわりに連続して配置されるため、スタックがボトムプレートと平行に配置されているだけで十分である。図10から明らかなように、スタックは、仕切部が配置される順序に依存して、組立中にいかなる側部からでも容易にアクセス可能である。
【0027】
受け入れ領域を仕切るための追加の仕切部が設けられるならば、それらは、フレームの完全な組立体に上部から挿入されてもよい。このためには、ボトムプレート上に配置された様々なジョイント間に十分なスペースが存在しなければならず、該スペースは仕切部の厚みに一致する。小さなプレート状物品のパッケージングを容易にするためには、受け入れ領域を仕切るための仕切部から組み立てを始めることができる。これは、図6に示されている。このためには、仕切部1及び4が、スロット付きのセクションが上部を指し示すように、ボトムプレート上で交差するように配置される。このように形成された十字の縁部にプレート状物品がそれから配置され、その後、仕切部1〜4がプレート状物品のスタックのまわりで組み立てられる。しかしながら、上述した方法とは対照的に、仕切部が挿入される順序は逆になる、つまり仕切部4から始まる。さらに、仕切部は逆さまに挿入される、つまり底面が上部を指すようになる。
【0028】
パッケージングセットは、2分未満で、1人で完全に組み立てることができる。仕切部で形成されたパッケージングセットあるいはフレームは、完全な組立中のいかなる時も持ち上げる必要がないため、どんな助けも不要である。
【0029】
相互差し込み可能なフレームがタイトにプレート状物品を取り囲み、仕切部の外側端部がカバーの側部壁から所定距離をおいて固定されて、衝撃及び移動に対する保護がなされるため、詰め物材料あるいは充填材料は必要ではない。仕切部がカバーを上部へも支持するため、静的な安定がこの方向においても達成される。したがって、カバーが組み立てられて完全なパッケージングセットがパレットに固定されるとすぐに、内部フレームが固定され、かつパッケージされた物品を移動及び衝撃から保護する。
【0030】
本発明のパッケージングセットは、オフセット印刷版などの異なるサイズの多数のデリケートなプレート状物品が材料の過剰な消費なしに搬送されなければならない場合、パッケージング工程が自動化及び/または簡略化されなければならない場合、また、搬送を容易にするために標準のパレットが用いられる場合に、役立つことが証明された。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1a】本発明によるパッケージングセットを示し、組立中のパッケージングセットのコンポーネントの配置を示す図である。
【図1b】本発明によるパッケージングセットを示し、4つの仕切部と2つの追加の差し込み仕切部とからなるフレームを示す図である。
【図2】パレット上でのベースプレートの配置、サイズ及び固定を示す図である。
【図3】その上に4つの仕切部からなるフレームを有するパレット上でのベースプレートを示す図であり、仕切部によって形成された内側の長方形が、パッケージされるプレート状物品のための受け入れ領域を形成している図である。
【図3a】本発明によるパッケージングセットの4つの仕切部によって形成された長方形の受け入れ領域の様々な可能サイズを示す図である。
【図4】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、図1aを側方から逆にして見た図である。
【図5】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、図1bを側方から逆にして見た図である。
【図6】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、2つの追加の仕切部が、長方形の受け入れ領域を形成する4つの仕切部の前方の受け入れ領域をさらに仕切るようにセットアップされた図である。
【図7】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図8】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図9】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図10】プレート状物品のスタックを示す図であり、3つの仕切部がスタックの3つの側部に配置された図である。
【図11】プレート状物品のスタックを示す図であり、カバーがパレットに固定された図である。
【図12】プレート状物品のスタックを示す図であり、カバーの幻影が、4つの仕切部で形成されたフレームによる静的な安定を示す図である。
【図13】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部1が、2×13個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図14】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部2が、2×9個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図15】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部3が、2×13個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図16】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部4が、2×9個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図17】従来のパッケージングセットに示す図であり、プレート状物品とコンテナとの間のスペースが段ボールで満たされた図である。
【図18】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【図19】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【図20】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1,2,3,4 仕切部
11,12,21,22,31,32,41,42 縁部
111,112,211,212,311,312,411,412 仕切部スロット
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にプレート状物品のためのパッケージング方法とパッケージング構造体あるいはパッケージングセットとに関するものである。特に、本発明は、パッケージング方法及びパッケージングセットに関するものであり、具体的には、異なるサイズのプレート状物品のまわりに配置されうると同時に、緩衝装置、スペーサ、滑り止め装置及び静的安定装置として作用する、とりわけプラグイン接続タイプのパッケージングセットに関するものである。パッケージング構造体はさらに、搬送コンテナのベースプレート及びカバーを備えており、該搬送コンテナは、型にはまらない内側パッケージングセットに適合するのと同時に、従来のパレットに適するように構成されている。
【背景技術】
【0002】
着実に上昇する廃棄物処理コストと、生産者及び顧客間で高まる環境意識と、充填材料あるいは詰め物材料を使用することによってコンテナ内で物品を固定する、時間及び費用のかかる方法とを考慮すると、ヨーロッパにおける全ての政治的かつ経済的フォーラムで取り扱われている、新たなパッケージング方法を考え出す必要性がある。
【0003】
オフセット印刷版などのデリケートなプレート状物品用の従来のコンテナパッケージングは、2つの大きな問題を含んでいる。
【0004】
第1の問題は、変化するプレートサイズである。最大で200の標準サイズがそれぞれのコンテナ内に収容されなければならず、これは、購買、貯蔵及び収容、ならびに選択のためのロジスティックな問題を構成する。さらにまた、コンテナ内で移動することによって生じる衝撃及び摩擦が、プレートに損傷を与え、したがってそれらを顧客にとって役立たなくするおそれがある。
【0005】
搬送中の損傷の危険性を減少させるため、費用及び時間のかかるスペーシング及び詰め物方法が開発され、これが図17〜20に示されている。従来のコンテナは、機械プレートスタッキングを可能にするために1つの側部に開放する低いリムを有した繊維ボード基部からなっている。プレートをコンテナ基部上に配置するのに応じて、リムは、直立させられて固定されなければならない。このステップ及びパッケージング工程のすべてのさらなるステップは、異なるコンテナサイズのために手動でやり遂げなければならない。それから、適当な段ボールリングが、詰め物材料の適用を可能にしてコンテナを静的に安定させるために、高さを高くしたフレームとしてのコンテナリムに嵌め込まれる。プレートスタックとフレームとの間に形成されたスペースは、柔らかい段ボール材料で満たされる。プレートを衝撃及び移動から確実に保護するためには、最大で10センチメートルのスペースが、この材料で詰め物をされなければならない。多くの場合、必要な充填材料の量は、1日につき1トンである。さらに、適当なサイズを有する柔らかい段ボール材料が、コンテナカバーに対するスペーシング及び絶縁材料として作用するように、プレートスタックの上部に置かれなければならない。これはさらに、特に大きいサイズのコンテナが必要とされる場合、材料の柔らかさは緩衝効果を提供するがコンテナカバーを静的に安定させず、したがって、互いの上部にコンテナをスタックしたり、他の重い物品をカバーの上部に積み重ねたりすることが不可能になる点において不利である。
【0006】
調達コストと時間のかかる労働集約型の方法と搬送及び収容中の困難性とを別にして、必要な大量の充填材料は、環境的及び生態学的な不適合、廃棄物処理及び廃棄物焼却に関する問題などの、生産者及び顧客の両方にとって多くの他の否定的な影響を当然含んでいる。
【0007】
特許文献1は、パッケージング用のスロット付き仕切部装置を開示している。特に、特許文献1は、収容及び緩衝領域を開示する方の三次元パッケージングコンテナ内での繰り返し使用のための、組み立てられたスロット付き仕切部装置を開示している。該装置は、繰り返し使用の間及び繰り返し使用中に、それ自身の不注意な分解を排除するように構成されており、位置合わせされたスロットの利用を通じて互いを動作可能に受け入れる、第1及び第2の連動パネル部材の利用に依存している。第1及び第2のスペーサロッキングエレメントは、仕切部装置を開示する第1及び第2のパネルの組立体に応じて、互いに位置合わせされており、該仕切部装置は、第1及び/または第2のパネルの互いのいかなる再組み立て及び再取り付けもなしに、すべての構造部分がさらなる搬送動作における再利用でも無傷に維持されるようにしている。
【0008】
オフセット印刷版などのプレート状物品は光及び温度の変動の影響に非常にデリケートであり、さらに衝撃及び摩擦が防止されなければならないため、過去数年内に様々な新しいパッケージング方法が開発され、試され、かつ使用されてきており、関心の焦点はほとんど独占的に耐光性パッケージングの問題にある。結果として生じた一連の、全く特定のかつ結果的にしばしば非常に高価な内側パッケージングセットは、満足のいく方法で光及び温度の感度の問題を解決したが、上述した不具合を有する従来のコンテナは、依然として外側パッケージングセットとして使用されている。この文脈においては、特許文献2〜11が参照される。
【特許文献1】米国特許第4795083号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1081550号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1184718号明細書
【特許文献4】欧州特許出願公開第1207122号明細書
【特許文献5】欧州特許出願公開第1138520号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開第0744344号明細書
【特許文献7】欧州特許出願公開第0718683号明細書
【特許文献8】欧州特許出願公開第0292007号明細書
【特許文献9】欧州特許出願公開第0955564号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2001/0032797号明細書
【特許文献11】独国特許出願公開第19526335号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は、改良されたパッケージングセット及び改良されたパッケージング方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、本発明の特徴によって達成される。
【0011】
本発明は、組み立てられたときにフレームを形成する少なくとも4つの仕切部を備えたパッケージング構造体を提供するというアイデアに基づいており、該フレームが、パッケージされるプレート状物品のための変化可能なサイズの長方形の受け入れ領域を仕切る。各仕切部は、2つの対向する縁部と、前記縁部に実質的に垂直に延びる少なくとも2つの仕切部スロットとを備えている。第1及び第4の仕切部の少なくとも2つの仕切部スロットは、前記2つの対向する縁部の1つに配置され、かつ前記1つの縁部に実質的に垂直に延びる一方、第2及び第3の仕切部の少なくとも2つの仕切部スロットは、1つの縁部に配置された仕切部スロットが他の縁部の仕切部スロットに対角的に対向するようにして2つの対向する縁部に配置され、かつ前記両縁部に垂直に延びている。
【0012】
本発明のパッケージング方法によれば、まず、第2の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第1の仕切壁の縁部に設けられた仕切部スロットに挿入される。それから、第3の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第2の仕切部の他の縁部に設けられた仕切部スロットに挿入される。第4の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットが、第3の仕切部の他の縁部に設けられた仕切部スロットに続いて挿入されるのと同時に、第4の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットが、第1の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットに挿入される。言い換えると、複数の仕切部は、時計回りあるいは反時計回りに円周方向で相互接続される。
【0013】
パッケージされかつ発送されるプレートは、様々な異なるフォーマットあるいはサイズを有しているが、本発明によるパッケージング構造体のコンポーネントは、標準化された形状を有している。本発明によるさらなる利点としては、周知のパッケージング方法と比較して、パッケージされるプレート状物品の損傷の危険性が増大することなく、充填材料の量を最小限に減少させることができる。さらに、本発明は、パッケージング作業員及び物品を取り出す顧客の両方の作業をかなり容易化する。さらに、パッケージング工程中の手作業が最小化され、これは、オートメーションによって経費を節減する総合的な試みに対応する。パッケージング工程中は、1人のみが5つの短い連続的なステップを実行する必要がある。
【0014】
複数のプレートは、選択されたパレットに依存して、必要に応じてスタックされていてもよい。パッケージングセットの内側がプレートのフォーマットに適合されるため、適切な大きさのコンテナを選択する必要がない。示されたパッケージング構造体は、特定の材料からなる必要がない。材料が十分な強度及び剛性を示す限り、それが有用性及び市場価格に応じて選択されていてもよい。さらに、パッケージングユニットは、取り出しが行われたときに損傷しないため、異なる製品のためにリサイクル及び再利用されてもよい。
【0015】
本発明は、多機能で、サイズが変化可能とされ、取扱いが容易で、時間及びコストを抑え、可能であれば天然資源を保護するためにリサイクル可能な材料からなる、工業的用途のための外側パッケージングセット及び方法を提供する。
【0016】
本発明は、以下で図面を参照しつつ説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
好ましい実施例において、本発明によるパッケージングセットは、図1〜3の例で示されるように、以下のコンポーネントを備えている。パレット上に配置されたベースプレートと、スロット付き縦仕切部1と、スロット付き横仕切部2と、スロット付き縦仕切部3と、スロット付き縦仕切部4と、カバーとを備えている。4つの仕切部1〜4によって形成された受け入れ領域を仕切るならば、さらなる縦仕切部1及び/またはさらなる横仕切部4が必要となる。追加の仕切部1及び/または4の配置は、図7〜9に示されている。好ましくは、ベースプレート、仕切部、及びカバーは、3重の段ボールからなっている。
【0018】
パッケージングセットのすべてのコンポーネントは、相互接続可能となるように構成されている。仕切部は、好ましくは長方形の形状を有し、スロットに関して平行なすべての仕切部が、同一の側部長さを有している。縦仕切部1及び3と横仕切部2及び4とのそれぞれは、スロットに垂直な同一の側部長さを有している。仕切部及びベースプレート及びカバーの正確な寸法は、使用されるパレットのサイズによって決定される。
【0019】
ベースプレートは、好ましくは、ボトムプレートがスライドするのを防止するために、4つのネジによってパレットに固定されている。ボトムプレートのサイズは、パレットがベースプレートのリムを越えて突出するように選択されており、カバーの縁部がパレットに載置され、カバーがボトムプレートによって固定位置で保持されて移動を防止されるようになっている。好ましくは、カバーの縁部が、パレットの縁部と同一平面上にあるべきである。仕切部は、ボトムプレート上で互いに嵌め込まれている。スロットに垂直な方向における仕切部の側部長さは、ボトムプレートのサイズに適合されている。仕切部は、パッケージされるプレート状物品のための受け入れ領域として機能する長方形の内側領域を形成する。プレート状物品の配置は、図3〜10に示されている。
【0020】
図13〜16は、仕切部1〜4の好ましい実施例を示している。この実施例では、仕切部は、それぞれの縁部11,21,22,31,32,42に、多数の仕切部スロット111,112,211,212,311,312,411,412を有している。したがって、形成された受け入れ領域のサイズは、仕切部を互いに嵌め込むために使用されるスロットの選択によって変化可能である。特に、図面に示された仕切部のそれぞれは、互いに同一の距離だけ離間させられた同一の数の仕切部スロットの有する2つのグループを備えている。示された例では、縦仕切部1及び3のそれぞれは、2×13個のスロットを備え、横仕切部2及び4のそれぞれは、2×9個のスロットを備えている。スロットが延びる方向に平行な縁部に対する仕切部スロットの位置は、縦仕切部1及び3と横仕切部2及び4とのそれぞれにおいて同一である。
【0021】
好ましくは、仕切部のそれぞれが、縁部の中央にスロットを備えており、該仕切部スロットは、追加の仕切部を受け入れるために該縁部に配置されている。これらの追加のスロットは、仕切部によって形成された受け入れ領域を仕切るため、第1あるいは第4の仕切部1あるいは4のタイプとされるさらなる仕切部を受け入れるように機能する。図1b、5及び6と特に図7〜9とは、追加の仕切部を配置する異なるオプションを示している。
【0022】
仕切部スロットは、仕切部を互いに完全に嵌め込むために適当な長さを有しているべきである。好ましくは、仕切部スロットのそれぞれが、仕切部スロットに平行な縁部の長さの少なくとも半分に一致する長さを有している。
【0023】
図13〜16に示される4つの仕切部によって形成された受け入れ領域の多数の可能サイズが、図3aに示されている。受け入れ領域を仕切るためのさらなる仕切部の使用により、図7〜9による受け入れ領域は、縦あるいは横の方向において、半分あるいは4分の1に分割される。例えば、図13〜16に示される仕切部が使用されるならば、400以上の異なるフォーマットが得られる。追加の仕切部が縦及び横の仕切りのために使用されるならば、異なる可能性の数が2倍あるいは4倍になる。したがって、非常に多数の異なる大きさのプレート状物品が、同一のパッケージングセットで問題なくパッケージされることができる。
【0024】
カバーの高さは、スロットが延びる方向に平行な仕切部の側部長さに適合されている。受け入れ領域のサイズは、ボトムプレート及びカバーのサイズを変更することなく、仕切部の配置の関数として変化可能である。受け入れ領域とカバーとの間のスペースは、緩衝装置として機能する。これらの外側領域のサイズは、受け入れ領域にとって選択されたサイズの関数として変化する。いかなる追加の詰め物材料あるいは充填材料の必要もないように、これらの領域が緩衝装置として機能する。
【0025】
パッケージングセットは、縦仕切部1のセットアップから始まるように組み立てられ、その後、仕切部2〜4のいずれもが、図1aに示すように反時計回りに、あるいは図4に示すように時計回りに挿入される。縦及び横の仕切部の長さは、ボトムプレートの縦及び横の側部長さに一致する。仕切部2〜4は、上部から所望のスロット内へ連続して挿入される。
【0026】
プレート状物品のスタックが仕切部の組み立ての前に既にボトムプレート上に設けられているならば、仕切部は、スタックのまわりに配置される。スタックは、ボトムプレート上で中央に配置される必要はない。スロット付きの相互差し込み可能な仕切部のフレームがスタックのまわりに連続して配置されるため、スタックがボトムプレートと平行に配置されているだけで十分である。図10から明らかなように、スタックは、仕切部が配置される順序に依存して、組立中にいかなる側部からでも容易にアクセス可能である。
【0027】
受け入れ領域を仕切るための追加の仕切部が設けられるならば、それらは、フレームの完全な組立体に上部から挿入されてもよい。このためには、ボトムプレート上に配置された様々なジョイント間に十分なスペースが存在しなければならず、該スペースは仕切部の厚みに一致する。小さなプレート状物品のパッケージングを容易にするためには、受け入れ領域を仕切るための仕切部から組み立てを始めることができる。これは、図6に示されている。このためには、仕切部1及び4が、スロット付きのセクションが上部を指し示すように、ボトムプレート上で交差するように配置される。このように形成された十字の縁部にプレート状物品がそれから配置され、その後、仕切部1〜4がプレート状物品のスタックのまわりで組み立てられる。しかしながら、上述した方法とは対照的に、仕切部が挿入される順序は逆になる、つまり仕切部4から始まる。さらに、仕切部は逆さまに挿入される、つまり底面が上部を指すようになる。
【0028】
パッケージングセットは、2分未満で、1人で完全に組み立てることができる。仕切部で形成されたパッケージングセットあるいはフレームは、完全な組立中のいかなる時も持ち上げる必要がないため、どんな助けも不要である。
【0029】
相互差し込み可能なフレームがタイトにプレート状物品を取り囲み、仕切部の外側端部がカバーの側部壁から所定距離をおいて固定されて、衝撃及び移動に対する保護がなされるため、詰め物材料あるいは充填材料は必要ではない。仕切部がカバーを上部へも支持するため、静的な安定がこの方向においても達成される。したがって、カバーが組み立てられて完全なパッケージングセットがパレットに固定されるとすぐに、内部フレームが固定され、かつパッケージされた物品を移動及び衝撃から保護する。
【0030】
本発明のパッケージングセットは、オフセット印刷版などの異なるサイズの多数のデリケートなプレート状物品が材料の過剰な消費なしに搬送されなければならない場合、パッケージング工程が自動化及び/または簡略化されなければならない場合、また、搬送を容易にするために標準のパレットが用いられる場合に、役立つことが証明された。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1a】本発明によるパッケージングセットを示し、組立中のパッケージングセットのコンポーネントの配置を示す図である。
【図1b】本発明によるパッケージングセットを示し、4つの仕切部と2つの追加の差し込み仕切部とからなるフレームを示す図である。
【図2】パレット上でのベースプレートの配置、サイズ及び固定を示す図である。
【図3】その上に4つの仕切部からなるフレームを有するパレット上でのベースプレートを示す図であり、仕切部によって形成された内側の長方形が、パッケージされるプレート状物品のための受け入れ領域を形成している図である。
【図3a】本発明によるパッケージングセットの4つの仕切部によって形成された長方形の受け入れ領域の様々な可能サイズを示す図である。
【図4】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、図1aを側方から逆にして見た図である。
【図5】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、図1bを側方から逆にして見た図である。
【図6】本発明による4つ(あるいは6つ)の仕切部の組立体における変形例を示す図であり、2つの追加の仕切部が、長方形の受け入れ領域を形成する4つの仕切部の前方の受け入れ領域をさらに仕切るようにセットアップされた図である。
【図7】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図8】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図9】長方形の受け入れ領域をさらに仕切る異なる可能性を示す図である。
【図10】プレート状物品のスタックを示す図であり、3つの仕切部がスタックの3つの側部に配置された図である。
【図11】プレート状物品のスタックを示す図であり、カバーがパレットに固定された図である。
【図12】プレート状物品のスタックを示す図であり、カバーの幻影が、4つの仕切部で形成されたフレームによる静的な安定を示す図である。
【図13】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部1が、2×13個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図14】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部2が、2×9個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図15】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部3が、2×13個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図16】本発明の好ましい実施例における4つの仕切部を示す図であり、仕切部4が、2×9個の仕切部スロットを備えた図であり、仕切部がさらに、受け入れ領域のさらなる仕切りを可能にする中央仕切部スロットを備えた図である。
【図17】従来のパッケージングセットに示す図であり、プレート状物品とコンテナとの間のスペースが段ボールで満たされた図である。
【図18】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【図19】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【図20】従来のパッケージング方法のステップを示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1,2,3,4 仕切部
11,12,21,22,31,32,41,42 縁部
111,112,211,212,311,312,411,412 仕切部スロット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1、第2、第3及び第4の仕切部(1,2,3,4)を含み、各仕切部が2つの対向する縁部(11,12,21,22,31,32,41,42)と少なくとも2つの仕切部スロット(111,112,211,212,311,312,411,412)とを備えた、好ましくはプレート状物品のためのパッケージング構造体において、
前記第1の仕切部(1)の少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)は、前記2つの対向する縁部(11,12)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第2の仕切部(2)の少なくとも2つの仕切部スロット(211,212)は、一方の縁部(21)の仕切部スロット(211)が他方の縁部(22)の仕切部スロット(212)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(11,12)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第3の仕切壁(3)の少なくとも2つの仕切部スロット(311,312)は、一方の縁部(31)の仕切部スロット(311)が他方の縁部(32)の仕切部スロット(312)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(31,32)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第4の仕切部(4)の少なくとも2つの仕切部スロット(411,412)は、前記2つの対向する縁部(41,42)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びている、パッケージング構造体。
【請求項2】
請求項1に記載のパッケージング構造体において、
ボトムプレート及びカバーをさらに備えているパッケージング構造体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部が長方形であり、前記第1及び第3の仕切部(1,3)の仕切部スロット(111,112,311,312)に垂直な縁部(11,12,31,32)が同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部(2,4)の仕切部スロット(211,212,411,412)に垂直な縁部(21,22,41,42)が同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部スロットの方向における仕切部(1,2,3,4)の縁部が、同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを備え、前記第2及び第4の仕切部(2,4)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを有しているパッケージング構造体。
【請求項6】
請求項2〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)のスロットに垂直な縁部が、縦方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部のスロットに垂直な縁部が、横方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項7】
請求項2〜6のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1〜4の仕切部(1,2,3,4)のスロットの方向に平行な縁部の長さが、カバーの高さと一致しているパッケージング構造体。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部のそれぞれが、前記対向する縁部の一方の中央に配置されるとともに該縁部に実質的に垂直に延びる中央スロットを追加で備えているパッケージング構造体。
【請求項9】
請求項8に記載のパッケージング構造体において、
第5及び/または第6の仕切部をさらに備え、前記第5の仕切部が前記第1の仕切部(1)と同一の特徴を有し、前記第6の仕切部が前記第4の仕切部(4)と同一の特徴を有しているパッケージング構造体。
【請求項10】
好ましくはプレート状物品をパッケージするためのパッケージング方法において、
a) 請求項1〜9のいずれかに記載のパッケージング構造体を準備するステップと、
b) 前記第2の仕切部(2)の縁部(22)に設けられた仕切部スロット(212)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられた仕切部スロット(111)に挿入するステップと、
c) 前記第3の仕切部(3)の縁部(32)に設けられた仕切部スロット(312)を、前記第2の仕切部(2)の他方の縁部(21)に設けられた仕切部スロット(211)に挿入するステップと、
d) 前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられた仕切部スロット(411)を、前記第3の仕切部(3)の他方の縁部(31)に設けられた仕切部スロット(311)に挿入するステップと、
e) 同時に、前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられたさらなる仕切部スロット(412)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられたさらなる仕切部スロット(112)に挿入するステップと、を含んでいる方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
ステップa)では、第5及び/または第6の仕切部を準備し、
f) 同時に、前記第5の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットを前記第2の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第5の仕切部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第4の仕切部に設けられた中央スロットに挿入するステップ、及び/または、
g) 同時に、前記第6の仕切部に設けられた仕切部スロットを前記第1の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第6の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第3の仕切部の中央スロットに挿入するステップ、を含んでいる方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1、第2、第3及び第4の仕切部(1,2,3,4)を含み、各仕切部が2つの対向する縁部(11,12,21,22,31,32,41,42)と少なくとも2つの仕切部スロット(111,112,211,212,311,312,411,412)とを備えた、好ましくはプレート状物品のためのパッケージング構造体において、
前記第1の仕切部(1)の少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)は、前記2つの対向する縁部(11,12)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第2の仕切部(2)の少なくとも2つの仕切部スロット(211,212)は、一方の縁部(21)の仕切部スロット(211)が他方の縁部(22)の仕切部スロット(212)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(11,12)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第3の仕切壁(3)の少なくとも2つの仕切部スロット(311,312)は、一方の縁部(31)の仕切部スロット(311)が他方の縁部(32)の仕切部スロット(312)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(31,32)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第4の仕切部(4)の少なくとも2つの仕切部スロット(411,412)は、前記2つの対向する縁部(41,42)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)を含む前記第1の仕切部(1)は、前記第2の仕切部(2)の縁部(22)の仕切部スロットに接続可能とされ、
他方の縁部(21)の対角的な仕切部スロットを含む前記第2の仕切部(2)は、前記第3の仕切部(3)の縁部(32)の仕切部スロットに接続可能とされ、
他方の縁部(31)の対角的な仕切部スロットを含む前記第3の仕切部(3)は、前記第4の仕切部(4)の縁部の仕切部スロットに接続可能とされ、
前記第4の仕切部(4)の縁部の他の仕切部スロットを含む第4の仕切部(4)は、前記第1の仕切部の他の仕切部スロットに接続可能とされている、パッケージング構造体。
【請求項2】
請求項1に記載のパッケージング構造体において、
ボトムプレート及びカバーをさらに備えているパッケージング構造体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部が長方形であり、前記第1及び第3の仕切部(1,3)の仕切部スロット(111,112,311,312)に垂直な縁部(11,12,31,32)が同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部(2,4)の仕切部スロット(211,212,411,412)に垂直な縁部(21,22,41,42)が同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部スロットの方向における仕切部(1,2,3,4)の縁部が、同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを備え、前記第2及び第4の仕切部(2,4)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを有しているパッケージング構造体。
【請求項6】
請求項2〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)のスロットに垂直な縁部が、縦方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部のスロットに垂直な縁部が、横方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項7】
請求項2〜6のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1〜4の仕切部(1,2,3,4)のスロットの方向に平行な縁部の長さが、カバーの高さと一致しているパッケージング構造体。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部のそれぞれが、前記対向する縁部の一方の中央に配置されるとともに該縁部に実質的に垂直に延びる中央スロットを追加で備えているパッケージング構造体。
【請求項9】
請求項8に記載のパッケージング構造体において、
第5及び/または第6の仕切部をさらに備え、前記第5の仕切部が前記第1の仕切部(1)と同一の特徴を有し、前記第6の仕切部が前記第4の仕切部(4)と同一の特徴を有しているパッケージング構造体。
【請求項10】
好ましくはプレート状物品をパッケージするためのパッケージング方法において、
a) 請求項1〜9のいずれかに記載のパッケージング構造体を準備するステップと、
b) 前記第2の仕切部(2)の縁部(22)に設けられた仕切部スロット(212)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられた仕切部スロット(111)に挿入するステップと、
c) 前記第3の仕切部(3)の縁部(32)に設けられた仕切部スロット(312)を、前記第2の仕切部(2)の他方の縁部(21)に設けられた仕切部スロット(211)に挿入するステップと、
d) 前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられた仕切部スロット(411)を、前記第3の仕切部(3)の他方の縁部(31)に設けられた仕切部スロット(311)に挿入するステップと、
e) 同時に、前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられたさらなる仕切部スロット(412)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられたさらなる仕切部スロット(112)に挿入するステップと、を含んでいる方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
ステップa)では、第5及び/または第6の仕切部を準備し、
f) 同時に、前記第5の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットを前記第2の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第5の仕切部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第4の仕切部に設けられた中央スロットに挿入するステップ、及び/または、
g) 同時に、前記第6の仕切部に設けられた仕切部スロットを前記第1の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第6の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第3の仕切部の中央スロットに挿入するステップ、を含んでいる方法。
【請求項1】
第1、第2、第3及び第4の仕切部(1,2,3,4)を含み、各仕切部が2つの対向する縁部(11,12,21,22,31,32,41,42)と少なくとも2つの仕切部スロット(111,112,211,212,311,312,411,412)とを備えた、好ましくはプレート状物品のためのパッケージング構造体において、
前記第1の仕切部(1)の少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)は、前記2つの対向する縁部(11,12)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第2の仕切部(2)の少なくとも2つの仕切部スロット(211,212)は、一方の縁部(21)の仕切部スロット(211)が他方の縁部(22)の仕切部スロット(212)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(11,12)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第3の仕切壁(3)の少なくとも2つの仕切部スロット(311,312)は、一方の縁部(31)の仕切部スロット(311)が他方の縁部(32)の仕切部スロット(312)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(31,32)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第4の仕切部(4)の少なくとも2つの仕切部スロット(411,412)は、前記2つの対向する縁部(41,42)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びている、パッケージング構造体。
【請求項2】
請求項1に記載のパッケージング構造体において、
ボトムプレート及びカバーをさらに備えているパッケージング構造体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部が長方形であり、前記第1及び第3の仕切部(1,3)の仕切部スロット(111,112,311,312)に垂直な縁部(11,12,31,32)が同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部(2,4)の仕切部スロット(211,212,411,412)に垂直な縁部(21,22,41,42)が同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部スロットの方向における仕切部(1,2,3,4)の縁部が、同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを備え、前記第2及び第4の仕切部(2,4)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを有しているパッケージング構造体。
【請求項6】
請求項2〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)のスロットに垂直な縁部が、縦方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部のスロットに垂直な縁部が、横方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項7】
請求項2〜6のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1〜4の仕切部(1,2,3,4)のスロットの方向に平行な縁部の長さが、カバーの高さと一致しているパッケージング構造体。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部のそれぞれが、前記対向する縁部の一方の中央に配置されるとともに該縁部に実質的に垂直に延びる中央スロットを追加で備えているパッケージング構造体。
【請求項9】
請求項8に記載のパッケージング構造体において、
第5及び/または第6の仕切部をさらに備え、前記第5の仕切部が前記第1の仕切部(1)と同一の特徴を有し、前記第6の仕切部が前記第4の仕切部(4)と同一の特徴を有しているパッケージング構造体。
【請求項10】
好ましくはプレート状物品をパッケージするためのパッケージング方法において、
a) 請求項1〜9のいずれかに記載のパッケージング構造体を準備するステップと、
b) 前記第2の仕切部(2)の縁部(22)に設けられた仕切部スロット(212)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられた仕切部スロット(111)に挿入するステップと、
c) 前記第3の仕切部(3)の縁部(32)に設けられた仕切部スロット(312)を、前記第2の仕切部(2)の他方の縁部(21)に設けられた仕切部スロット(211)に挿入するステップと、
d) 前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられた仕切部スロット(411)を、前記第3の仕切部(3)の他方の縁部(31)に設けられた仕切部スロット(311)に挿入するステップと、
e) 同時に、前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられたさらなる仕切部スロット(412)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられたさらなる仕切部スロット(112)に挿入するステップと、を含んでいる方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
ステップa)では、第5及び/または第6の仕切部を準備し、
f) 同時に、前記第5の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットを前記第2の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第5の仕切部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第4の仕切部に設けられた中央スロットに挿入するステップ、及び/または、
g) 同時に、前記第6の仕切部に設けられた仕切部スロットを前記第1の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第6の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第3の仕切部の中央スロットに挿入するステップ、を含んでいる方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1、第2、第3及び第4の仕切部(1,2,3,4)を含み、各仕切部が2つの対向する縁部(11,12,21,22,31,32,41,42)と少なくとも2つの仕切部スロット(111,112,211,212,311,312,411,412)とを備えた、好ましくはプレート状物品のためのパッケージング構造体において、
前記第1の仕切部(1)の少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)は、前記2つの対向する縁部(11,12)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第2の仕切部(2)の少なくとも2つの仕切部スロット(211,212)は、一方の縁部(21)の仕切部スロット(211)が他方の縁部(22)の仕切部スロット(212)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(11,12)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第3の仕切壁(3)の少なくとも2つの仕切部スロット(311,312)は、一方の縁部(31)の仕切部スロット(311)が他方の縁部(32)の仕切部スロット(312)に対角的に対向するようにして前記2つの対向する縁部(31,32)に配置され、かつ該両縁部に実質的に垂直に延びており、
前記第4の仕切部(4)の少なくとも2つの仕切部スロット(411,412)は、前記2つの対向する縁部(41,42)の一方に配置され、かつ該一方の縁部に実質的に垂直に延びており、
少なくとも2つの仕切部スロット(111,112)を含む前記第1の仕切部(1)は、前記第2の仕切部(2)の縁部(22)の仕切部スロットに接続可能とされ、
他方の縁部(21)の対角的な仕切部スロットを含む前記第2の仕切部(2)は、前記第3の仕切部(3)の縁部(32)の仕切部スロットに接続可能とされ、
他方の縁部(31)の対角的な仕切部スロットを含む前記第3の仕切部(3)は、前記第4の仕切部(4)の縁部の仕切部スロットに接続可能とされ、
前記第4の仕切部(4)の縁部の他の仕切部スロットを含む第4の仕切部(4)は、前記第1の仕切部の他の仕切部スロットに接続可能とされている、パッケージング構造体。
【請求項2】
請求項1に記載のパッケージング構造体において、
ボトムプレート及びカバーをさらに備えているパッケージング構造体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部が長方形であり、前記第1及び第3の仕切部(1,3)の仕切部スロット(111,112,311,312)に垂直な縁部(11,12,31,32)が同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部(2,4)の仕切部スロット(211,212,411,412)に垂直な縁部(21,22,41,42)が同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部スロットの方向における仕切部(1,2,3,4)の縁部が、同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを備え、前記第2及び第4の仕切部(2,4)がそれぞれ同一の数の仕切部スロットを有しているパッケージング構造体。
【請求項6】
請求項2〜4のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1及び第3の仕切部(1,3)のスロットに垂直な縁部が、縦方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有し、前記第2及び第4の仕切部のスロットに垂直な縁部が、横方向におけるボトムプレートの側部長さと同一の長さを有しているパッケージング構造体。
【請求項7】
請求項2〜6のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記第1〜4の仕切部(1,2,3,4)のスロットの方向に平行な縁部の長さが、カバーの高さと一致しているパッケージング構造体。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載のパッケージング構造体において、
前記仕切部のそれぞれが、前記対向する縁部の一方の中央に配置されるとともに該縁部に実質的に垂直に延びる中央スロットを追加で備えているパッケージング構造体。
【請求項9】
請求項8に記載のパッケージング構造体において、
第5及び/または第6の仕切部をさらに備え、前記第5の仕切部が前記第1の仕切部(1)と同一の特徴を有し、前記第6の仕切部が前記第4の仕切部(4)と同一の特徴を有しているパッケージング構造体。
【請求項10】
好ましくはプレート状物品をパッケージするためのパッケージング方法において、
a) 請求項1〜9のいずれかに記載のパッケージング構造体を準備するステップと、
b) 前記第2の仕切部(2)の縁部(22)に設けられた仕切部スロット(212)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられた仕切部スロット(111)に挿入するステップと、
c) 前記第3の仕切部(3)の縁部(32)に設けられた仕切部スロット(312)を、前記第2の仕切部(2)の他方の縁部(21)に設けられた仕切部スロット(211)に挿入するステップと、
d) 前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられた仕切部スロット(411)を、前記第3の仕切部(3)の他方の縁部(31)に設けられた仕切部スロット(311)に挿入するステップと、
e) 同時に、前記第4の仕切部(4)の縁部(42)に設けられたさらなる仕切部スロット(412)を、前記第1の仕切部(1)の縁部(11)に設けられたさらなる仕切部スロット(112)に挿入するステップと、を含んでいる方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
ステップa)では、第5及び/または第6の仕切部を準備し、
f) 同時に、前記第5の仕切部の縁部に設けられた仕切部スロットを前記第2の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第5の仕切部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第4の仕切部に設けられた中央スロットに挿入するステップ、及び/または、
g) 同時に、前記第6の仕切部に設けられた仕切部スロットを前記第1の仕切部に設けられた中央スロットに挿入し、かつ、前記第6の仕切部の縁部に設けられたさらなる仕切部スロットを前記第3の仕切部の中央スロットに挿入するステップ、を含んでいる方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公表番号】特表2006−516515(P2006−516515A)
【公表日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−501580(P2006−501580)
【出願日】平成16年1月22日(2004.1.22)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000524
【国際公開番号】WO2004/067396
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(505316060)コダック ポリクロウム グラフィクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年1月22日(2004.1.22)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000524
【国際公開番号】WO2004/067396
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(505316060)コダック ポリクロウム グラフィクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (16)
【Fターム(参考)】
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