説明

プロジェクター

【課題】冷却効率の低下を抑制できるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、内部空間を形成する外装ケースと、外部空間の空気を取り入れる吸気装置と、内部空間に配置され、吸気装置からの空気を内部空間において第1軸と平行な方向に関して第1側に送風する給気部と、第1軸と平行な方向に関して給気部よりも第1側の反対側の第2側に配置され、内部空間の空気を排出する排気装置と、流入口、出口、及び流入口と出口とを結ぶ流路を有し、給気部から流入口に流入した空気が出口から流出される流路形成部材と、を備える。出口は、給気部よりも第2側に配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して投影するプロジェクターにおいて、光変調素子等の冷却対象物に空気を送風して、その冷却対象物を冷却する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなプロジェクターでは、ファンを含む吸引装置を使って空気を取り入れ、その取り入れた空気を、ダクトを介して冷却対象物に送風する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010―262153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば吸引装置と冷却対象物との位置関係、あるいはダクトの構造等によっては、取り入れた空気を冷却対象物に円滑に送風することが困難となる可能性がある。その結果、冷却効率が低下する可能性がある。
【0005】
本発明の態様は、冷却効率の低下を抑制できるプロジェクターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に従えば、外装ケースと、前記外装ケースの外部の空気を取り入れ前記外装ケースの内部空間における第1側に送風する吸気装置と、流入口、給気口、及び前記流入口と前記給気口とを結ぶ流路を有し、前記吸気装置から前記流入口に流入した空気が前記給気口から送風される流路形成部材と、前記流入口よりも前記第1側の反対側の第2側に配置され、前記内部空間の空気を排出する排気装置と、前記流入口よりも前記第2側に配置される熱を発生する装置と、を備え、前記流路形成部材は前記第1側に送風された空気を前記第2側に配置された前記給気口へ向けて屈曲させる流路を備えるプロジェクターが提供される。
【0007】
本発明の一態様によれば、排気装置が、流入口よりも第2側に配置されるため、流入口よりも第2側に配置される熱を発生する装置を冷却することができる。また、排気装置によって装置内が負圧になっているため流入口からの空気は排気装置に流れるが、流路形成部材に第1側に送風された空気を第2側に屈曲させる流路を備えることによって必要以上に空気が第2側に流れるのを制限することができる。そのため、冷却の必要な光学部品への空気を減らすことなく、流入口よりも第2側に存在する熱を発生する装置にも十分に空気を送風することができる。したがって、冷却効率の低下を抑制できる。
【0008】
前記流路形成部材は、前記流路内に前記流入口から前記流路に流入した空気をガイドするガイド部を有する構成でもよい。これにより、流路において気体は円滑に流れる。
【0009】
前記流路は、第1部分と、前記第1部分よりも前記出口に近い第2部分とを含み、前記第2部分は、前記第1部分よりも大きい構成でもよい。これにより、例えば流入口が小さくても、出口を大きくすることができるため、冷却対象物の広い範囲に空気を当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態に係るプロジェクターの光学ユニットの一例を示す図である。
【図2】本実施形態に係るプロジェクターの冷却ユニットの一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係る流路形成部材を上面側から見た図である。
【図4】本実施形態に係る流路形成部材を下面側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0012】
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の一例を示す図である。本実施形態において、プロジェクター1は、外装ケース100と、外装ケース100の内部空間SPに配置された光学ユニット2と、内部空間SPに配置された冷却ユニット3とを備える。また、プロジェクター1は、内部空間SPに配置された電源装置200と、内部空間SPの空気を排出する排気ファンを含む排気装置300とを有する。
【0013】
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内におけるプロジェクター1の光の投射方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
【0014】
まず、本実施形態に係る光学ユニット2の一例について説明する。図1に示すように、本実施形態において、光学ユニット2は、照明光学系4と、色分離光学系5と、リレー光学系6と、光変調素子700を含む画像形成系7と、色合成光学系704と、投射光学系8と、収容筐体9とを備える。
【0015】
本実施形態において、光変調素子700は、液晶パネルを含む。以下の説明において、光変調素子700を適宜、液晶パネル700、と称する。
【0016】
本実施形態において、液晶パネル700は、液晶パネル700Rと、液晶パネル700Gと、液晶パネル700Bとを含む。以下の説明において、3つの液晶パネル700R、700G、700Bを総称して、液晶パネル700、と称する場合がある。
【0017】
照明光学系4は、光源装置401と、第1レンズアレイ402と、第2レンズアレイ403と、偏光変換素子404と、重畳レンズ405とを備えている。
【0018】
光源装置401は、光源ランプ(光源)401Aと、リフレクタ401Bとを有する。光源ランプ401Aは、例えばハロゲンランプを含む。リフレクタ401Bは、例えば放物面鏡を含む。光源ランプ401Aから射出された放射状の光は、リフレクタ401Bで反射する。リフレクタ401Bは、光源ランプ401Aからの光を平行光に変換する。
【0019】
第1、第2レンズアレイ402、403はそれぞれ、例えばマトリクス状に配置された複数のマイクロレンズを含む。第2レンズアレイ403は、重畳レンズ405とともに、光源装置401からの光を均一化して、液晶パネル700を照明する。
【0020】
偏光変換素子404は、第2レンズアレイ403と重畳レンズ405との間に配置される。偏光変換素子404は、第2レンズアレイ403からの光を一定方向の偏光光に変換する。偏光変換素子404からの光(偏光光)は、重畳レンズ405によって液晶パネル700に重畳される。
【0021】
色分離光学系5は、2つのダイクロイックミラー501、502と、反射ミラー503とを有する。色分離光学系5は、照明光学系4からの光を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する。以下の説明において、赤の色光を適宜、赤色光、と称し、緑の色光を適宜、緑色光、と称し、青の色光を適宜、青色光、と称する。
【0022】
ダイクロイックミラー501は、照明光学系4からの光のうち、赤色光成分及び緑色光成分を透過し、青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー502は、ダイクロイックミラー501からの光のうち、赤色光成分を透過し、緑色光成分を反射する。反射ミラー503は、ダイクロイックミラー502からの光(赤色光)を反射する。
【0023】
画像形成系7は、入射した光を画像情報に応じて変調して、合成する。画像形成系7は、色分離光学系5からの各色光が入射する3つの入射側偏光板702と、それら入射側偏光板702の後段に配置される3つの液晶パネル700R、700G、700Bと、各液晶パネル700R、700G、700Bの後段に配置される3つの射出側偏光板703と、色合成光学系704とを備えている。
【0024】
入射側偏光板702は、色分離光学系5からの各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光を吸収する。 射出側偏光板703は、液晶パネル700からの光のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光を吸収する。入射側偏光板702と射出側偏光板703とは、互いの偏光軸の方向が直交するように配置される。
【0025】
本実施形態において、液晶パネル700Rは、赤色光用の液晶パネルである。液晶パネル700Gは、緑色光用の液晶パネルである。液晶パネル700Bは、青色光用の液晶パネルである。
【0026】
色分離光学系5からの青色光は、液晶パネル700Bに供給される。本実施形態においては、ダイクロイックミラー501で反射した青色光が、反射ミラー503で反射し、フィールドレンズ701及び入射側偏光板702を介して、液晶パネル700Bに入射する。
【0027】
色分離光学系5からの緑色光は、液晶パネル700Gに供給される。本実施形態においては、ダイクロイックミラー502で反射した緑色光が、フィールドレンズ701及び入射側偏光板702を介して、液晶パネル700Gに入射する。
【0028】
色分離光学系5からの赤色光は、液晶パネル700Rに供給される。本実施形態においては、ダイクロイックミラー502を透過した赤色光は、リレー光学系6、フィールドレンズ701、及び入射側偏光板702を介して、液晶パネル700Rに入射する。なお、リレー光学系6は、入射側レンズ601と、リレーレンズ603と、反射ミラー602、604とを有する。
【0029】
色合成光学系704は、クロスダイクロイックプリズムを含み、射出側偏光板703から射出され、液晶パネル700R、700G、700Bによってそれぞれ変調された光を合成する。
【0030】
投射光学系8は、色合成光学系704で合成された光を拡大してスクリーンに投射する。
収容筐体9は、照明光学系4、色分離光学系5、リレー光学系6、液晶パネル700を含む画像形成系7、色合成光学系704、及び投射光学系8を保持する。収容筐体9は、照明光学系4、色分離光学系5、リレー光学系6、液晶パネル700を含む画像形成系7、色合成光学系704、及び投射光学系8を収容する空間を形成する。収容筐体9は、例えば合成樹脂製である。
【0031】
次に、プロジェクター1の動作の一例について説明する。照明光学系4の光源装置401から光が射出されると、その光は、色分離光学系5に入射する。色分離光学系5は、照明光学系4からの光を、赤色光、緑色光、及び青色光に分離する。赤色光は、液晶パネル700Rに入射する。液晶パネル700Rは、赤色光に基づいて画像を形成する。緑色光は、液晶パネル700Rに入射する。液晶パネル700Rは、緑色光に基づいて画像を形成する。青色光は、液晶パネル700Bに入射する。液晶パネル700Bは、青色光に基づいて画像を形成する。液晶パネル700R、700G、700Bから射出された光は、色合成光学系704によって合成される。投射光学系8は、色合成光学系704からの光を投射する。
【0032】
次に、冷却ユニット3について説明する。図2は、本実施形態に係る冷却ユニット3の一例を示す図である。図1及び図2において、冷却ユニット3は、外部空間の空気(外気)を取り入れる吸気装置10を備えている。吸気装置10は、プロジェクター1の外部空間の空気(外気)を取り入れて、プロジェクター1の内部空間SPに空気を送風する。なお、プロジェクター1の外部空間は、プロジェクター1の外装ケース100の外部空間を含み、プロジェクター1の内部空間SPは、プロジェクター1の外装ケース100の内部空間SPを含む。
【0033】
本実施形態において、吸気装置10は、取り入れる外部空間の空気(外気)のごみ、埃等の異物を除去するフィルターユニット130、及び取り入れた外気をプロジェクター1の内部空間SPに送風可能な給気部12を有する。給気部12は、シロッコファン等のファンで構成される。吸気装置10が作動することにより、外部空間の空気が内部空間SPに取り入れられる。
【0034】
給気部12は、−X方向を向いている。給気部12は、内部空間SPにおいて、投射方向とは反対側(−X側)に空気を送風する。本実施形態においては、−X側を第1側と定義する。また、第1側(−X側)の反対側(+X側)を第2側と定義する。
【0035】
本実施形態において、冷却ユニット3は、給気部12からの空気が流れる流路13を有する流路形成部材11を備える。流路形成部材11は、上面14及び下面15を有する。光学ユニット2は、上面14が面する空間S14(上面14側の空間S14)に配置される。給気部12は、下面15が面する空間S15(下面15側の空間S15)に空気を送風する。流路13の少なくとも一部は、空間S15に配置される。
【0036】
図3は、流路形成部材11を上面14側から見た図、図4は、流路形成部材11を下面15側から見た図である。
【0037】
流路形成部材11は、給気部12からの空気が流入する流入口20を有する。流入口20は、給気部12と対向するように配置される。給気部12から送出された空気は、流入口20に流入する。流入口20は、給気部12と対向するように、第2側(+X側)を向いている。
【0038】
本実施形態において、流路形成部材11は、流入口20から流入した空気が光学ユニット2の発熱部へ送風される第1給気口21〜23、31〜34、41〜43、および電源装置200へ送風される第2給気口50を備える。第2給気口50はさらに上側吸気口50Aと下側吸気口50Bを備える。
【0039】
給気口21、22は、液晶パネル700Bの入射面と入射側偏光板702との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700B及び入射側偏光板702を冷却する。給気口23は、液晶パネル700Bの射出面と射出側偏光板703との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700B及び射出側偏光板703を冷却する。
【0040】
給気口31、32は、液晶パネル700Gの入射面と入射側偏光板702との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700G及び入射側偏光板702を冷却する。給気口33、34は、液晶パネル700Gの射出面と射出側偏光板703との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700G及び射出側偏光板703を冷却する。
【0041】
給気口41、42は、液晶パネル700Rの入射面と入射側偏光板702との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700R及び入射側偏光板702を冷却する。給気口43は、液晶パネル700Rの射出面と射出側偏光板703との間の空間に空気を送風して、その液晶パネル700R及び射出側偏光板703を冷却する。
【0042】
流路形成部材11は、流入口20から流入した空気をガイドするガイド部16A、16B、16C、16D、16E、16F、16G、16Hを有する。複数のガイド部16A〜16Hは、給気部12(流入口20)からの空気を、第1給気口21〜23、31〜34、41〜43、および第2給気口50に分配する。ガイド部16A〜16Hは、流路形成部材11の下面15に配置される。給気部12から送出された空気は、流路形成部材11の下面15側の空間S15において、ガイド部16A〜16Hにガイドされながら流れる。本実施形態においては、光学ユニット2を冷却する空気はガイド部16A〜16Eによって、給気部12から、第1給気口21〜23、31〜34、41〜43のそれぞれに送られる。一部の空気は、流入口20から電源装置200を冷却する第2給気口50へ送られる。
【0043】
以下、電源装置200に送風される流入口20と第2給気口50とを結ぶ空気の流路13について主に説明する。
【0044】
本実施形態において、電源装置200は、例えば光源装置401、液晶パネル700等に電力を供給する。電源装置200は、電力供給時に熱を発生する。
【0045】
電源装置200は、内部空間SPにおいて、冷却ユニット3の−Y側で、流入口20よりも第2側に配置される。第2給気口50は電源装置200と対向するように、電源装置200のY側に配置される。
【0046】
また、本実施形態において、電源装置200の−Y側には排気装置300が配置されている。排気装置300も電源装置200と同様流入口20より第2側に配置されている。排気装置300が作動されることによって、電源装置200内の空気を含む内部空間SPの空気は、外部空間に排出される。
【0047】
本実施形態において、電源装置200と対向して配置される第2給気口50も、流入口20よりも第2側(+X側)に配置されることになる。第2給気口50は、−Y側を向いている。流路形成部材11の流路13は、流入口20から、流入口20よりも第2側に配置された第2給気口50に向けて、屈曲して形成されている。
【0048】
なお、第2給気口50が空気を送風する対象は、電源装置200に限られない。内部空間SPにおいて自ら熱を発生する各種の装置に対して、第2給気口50からの空気を送風してもよい。
【0049】
流入口20と第2給気口50との間の流路13には、流入口20から流路13に流入した気体をガイドするガイド部16F、16G、16Hが配置される。流入口20からの空気は、ガイド部16Fと16Gとの間を流れる。ガイド部16Hは、流入口20からの空気を分離するように配置されている。本実施形態においては、ガイド部16Hによって、第2給気口50は、2つの上側給気口50A、下側給気口50Bに分離される。図3及び図4に示すように、上側給気口50A、50Bは、X軸方向に分離される。さらに図2に示すように上側給気口50Aは+Z側に延出し、電源装置200の+Z側を冷却する。下側給気口50Bは電源装置200の−Z側を冷却する。なお、上側給気口50A、下側給気口50BがZ軸方向に分離されるようにガイド部16Hが設けられてもよい。
【0050】
本実施形態において、流路13は、流入口20側の第1部分131Aと、第2給気口50側の第2部分132Aとを含む。第2部分132Aは、第1部分131Aよりも大きい。換言すれば、第2部分132Aの幅は、第1部分131Aの幅よりも大きい。
【0051】
次に、冷却ユニット3の動作について説明する。吸気装置10が作動されることによって外部空間から取り入れられた空気は、内部空間SPにおいて、給気部12から−X側に送風される。給気部12からの空気は、流入口20に流入する。
【0052】
また、本実施形態においては、吸気装置10とともに、排気装置300も作動する。排気装置300が作動されることによって、電源装置200の内部の空気は、外部空間に排出され、電源装置200の内部は負圧となる。
【0053】
電源装置200の内部が負圧となることによって、流入口20から流路13に流入した空気は、第2給気口50に吸い寄せられるように流れ、電源装置200に送風される。よって電源装置200に空気を円滑に流すことができる。また、流路形成部材11に流入口20から第2側に屈曲させる流路13を備えることによって必要以上に空気が第2給気口50に流れるのを制限することができる。そのため、冷却の必要な第1給気口21〜23、31〜34、41〜43への空気を減らすことなく、流入口11よりも第2側に存在する電源装置200にも十分に空気を送風することができる。
【0054】
本実施形態において、第2部分132Aは、第1部分131Aよりも大きい。すなわち、第2給気口50の大きさ(面積)は、ガイド部16Fと16Gとの間隔(ガイド部16Fと16Gとの間の流路13の面積)よりも大きい。そのため、第2給気口50から送風される気体は、電源装置200の広い範囲に当たることができる。本実施形態においては、排気装置300の作動によって、流入口20から第2給気口50へ向かう空気の流れが生成されるため、空気は、第1部分131A及び第2部分132Aのそれぞれにおいて円滑に流れる。
【符号の説明】
【0055】
1…プロジェクター、2…光学ユニット、3…冷却ユニット、10…吸気装置、11…流路形成部材、12…給気部、13…流路、16A〜16H…ガイド部、20…流入口、21〜23…第1給気口、31〜34…第1給気口、41〜43…第1給気口、50…第2給気口、100…外装ケース、101…電源装置、131A…第1部分、132A…第2部分、700…液晶パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外装ケースと、
前記外装ケースの外部の空気を取り入れ前記外装ケースの内部空間における第1側に送風する吸気装置と、
流入口、給気口、及び前記流入口と前記給気口とを結ぶ流路を有し、前記吸気装置から前記流入口に流入した空気が前記給気口から送風される流路形成部材と、
前記流入口よりも前記第1側の反対側の第2側に配置され、前記内部空間の空気を排出する排気装置と、
前記流入口よりも前記第2側に配置される熱を発生する装置と、
を備え、
前記流路形成部材は前記流入口に流入した空気を前記第2側に配置された前記給気口へ向けて屈曲させる流路を備えるプロジェクター。
【請求項2】
前記流路形成部材は、前記流路内に流路前記流入口から前記流路に流入した空気をガイドするガイド部を有する請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記流路は、第1部分と、前記第1部分よりも前記出口に近い第2部分とを含み、
前記第2部分は、前記第1部分よりも大きい請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−220561(P2012−220561A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−83603(P2011−83603)
【出願日】平成23年4月5日(2011.4.5)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】