説明

プロジェクタ装置

【課題】投射部を覆う遮蔽物の有無を検出し、その検出結果からプロジェクタの保護機能を動作させ、遮蔽物やプロジェクタ装置の損傷や故障を未然に防止することが可能なプロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタの筐体の上面1bに、上面1bへの荷重を検出する検出手段8を備え、検出手段8により検出された荷重が所定値以上であり、且つ所定値以上の重さが検出された場合に、筐体の上面1bにおける投射部6上に物体が載置されていると判断して、プロジェクタ装置に保護動作をさせるように制御する制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体に投射レンズを備えたプロジェクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
投射レンズを用いて映像をスクリーンに拡大投影するプロジェクタにおいて、遮光目的で投射レンズの直前にノートや手帳などの遮蔽物を配置すると、集光された光による熱によって、これらの遮蔽物が損傷を受けたり、投射レンズやプロジェクタ装置自体が熱により故障したりすることが懸念される。
しかし、従来のプロジェクタ装置は横置きのスタイルがほとんどで、しかも投射レンズが装置の横側に配置されており、さらに、投影するスクリーンとの位置関係から、所謂あおり投射をする場合があるため、投射レンズの直前にノートや手帳などの遮蔽物を配置したとしても、投射レンズとこれらの遮蔽物との間に隙間が生じる。従って、遮蔽物や投射レンズ、プロジェクタ装置が損傷するほどの事態には至らない場合も多い。
それに加え、特許文献1には、図7に示すように、プロジェクタ本体30内部を冷却した空気を投射レンズ31側から排気をして(排気流33)、投射レンズ31の前に配置された遮蔽物34の影響で変化した排気流33の風圧をセンサー32により検出し、その検出値に基づき、プロジェクタのランプ出力を制御することにより、遮蔽物の影響によるプロジェクタ装置の故障を防ぐ構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、筐体の水平な、或いは傾斜した上面に投射レンズからの光を出射する投射部を備えたタイプのプロジェクタ装置において、投射部を有した上部に紙類等の遮蔽物を載せることができる場合には、投射部と紙類とが密着し易く、両者の間に隙間が生じにくい。
このため、投射部からの出射光によって紙類との間に蓄熱が発生し、それに起因するプロジェクタ装置の故障や用紙の損傷が引き起こされる可能性が高い。
また、遮蔽物と投射部との間に十分な隙間がないために、特許文献1に開示の技術を利用することも出来ない。
さらに、投射部が水平な、或いは傾斜した筐体上面に配置されている横置きタイプのみならず、投射部が側面(横側)に配置されている横置きタイプのプロジェクタにおいても、紙類や布類等を筐体上面に載せた結果、筐体上面からはみ出した部分が投射部に垂れかかるなどして投射部を遮蔽し、同様の問題が生じる可能性もある。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであり、投射レンズからの光を出射する投射部を覆う遮蔽物の有無を検出し、その検出結果からプロジェクタの保護機能を動作させ、遮蔽物やプロジェクタ装置の損傷や故障を未然に防止することが可能なプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の問題を解決するために、請求項1の発明は、筐体と、該筐体内に備えた光源と、該筐体に設けられ、前記光源からの光を投射する投射部と、前記投射部を遮蔽する物体からの荷重を検出する検出手段と、該検出手段が、所定値以上の荷重を検出した場合に、保護動作を実行する制御手段と、を備えたプロジェクタ装置を特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上のように構成したので、本発明によれば、筐体の上面にかかる荷重を検出する手段を配置することにより、投射部上に遮蔽物が載せられたことを検出して保護機能を動作させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】投射部を上面に配置したプロジェクタ装置の設置例を説明する図。
【図2】投射部を上面に配置したプロジェクタ装置の設置例を説明する図。
【図3】本実施形態に係るプロジェクタ装置の上面を説明する図。
【図4】本実施形態にかかるプロジェクタ装置の構成を示すブロック図。
【図5】本実施形態にかかるプロジェクタ装置の光学部の構成の一例を説明する図。
【図6】遮蔽物検出及びそれに続く保護動作に係るフローチャート。
【図7】特許文献1のプロジェクタの構成を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態にかかるプロジェクタ装置の構成を説明する前に、小型省スペース化を実現させるために、筐体の水平な、或いは傾斜した上面に光の投射部を配置し、縦置きにて用いるプロジェクタ装置の設置例を説明する。
【0008】
図1、図2は、投射部を上面に配置したプロジェクタ装置の設置例を説明する図である。
図1に示すように、投射レンズ2からの光を投写する投射部6を筐体上面に配置した縦置き用のプロジェクタ装置1は、スクリーンSの下側近傍に設置し、スクリーンSに対して下側から光を投射することにより画像をスクリーンS上に投影する。
図1に示す場合において、プロジェクタ装置1に設けた投射レンズ2は、筐体1aの上面1bに設けた投射部6から、スクリーンSに向けて光を投射可能に設置されている。
かかる構成のプロジェクタ装置1は、従来の横置き用のプロジェクタ装置に比べて、設置スペースを小さくでき、また、スクリーンSとプロジェクタ装置1との距離も短くできるために、狭い部屋での利用等に特に好適である。
【0009】
また、図2に示すような構成も適用可能である。
すなわち、投射レンズ2を筐体1a内部の下方に設け、同じく筐体1aの内部に設けた反射ミラー3によって投射レンズ2からの出射光を反射させる。そして、筐体1aの上面1bに設けた開口部4を投射部6とし、この開口部4からスクリーンSに向けて光を投射する。
この構成によれば、投射レンズ2から出射した光がスクリーンSに到達するまでの光路長を図1に示す構成に比べて長く出来るため、画像の拡大率を稼ぐことが出来る。
なお、反射ミラー3は光学系の構成により凹面ミラー、凸面ミラーの双方が適用可能である。
【0010】
ただし、図2に示すような構成においては、開口部4から筐体1a内に侵入する埃が反射ミラー3に付着しやすくなるため、埃の付着を軽減させる目的で上面1bに、防塵用フィルター5を配置する必要がある。
しかし、防塵用フィルター5を上面1bに配置すると、上面1bが平らになるため、上面1bは、プロジェクタ装置1にとって遮蔽物となるノートや手帳などの物体を、より置きやすい構造(形状)となってしまう。
【0011】
図3は、本実施形態に係るプロジェクタ装置の上面を説明する図である。
本実施形態に係る、縦置きで用いるプロジェクタ装置1の筐体1aにおける上面1bには、光が投射される投射レンズ2(図2に示す構成においては防塵用フィルター5)を含む投射部6に加え、プロジェクタ装置を操作するための操作ボタンを配置した操作部7が設けられていることが多い。
そして、ノートなどの遮蔽物は、操作部7を避けて投射部6上に置かれることが一般的である。
このような場合、遮蔽物によって投射部6から出射されるべき光が遮られたり、投射レンズ2からの強力な出射光による熱により遮蔽物が損傷したり、プロジェクタ装置自体が故障するという問題がある。
そこで、本実施形態に係るプロジェクタ装置1は、筐体1aの上面1bに遮蔽物を検知するための、圧電センサーなどの圧力センサー8を備え、この圧力センサー8によって、筐体1aの上面1bに遮蔽物が載せられたことを検知した場合には、後述する保護動作を行うように構成した。
なお、図3に示すように、圧力センサー8は、筐体1aの上面1bにおける、投射部6付近に配置する。
なお、圧力センサー8の配置箇所を操作部7付近とした場合は、操作ボタンを押下した時の圧力を検出してしまうため、誤動作を防止する意味で、配置場所は投射部6付近が望ましい。
【0012】
図4は、本実施形態にかかるプロジェクタ装置の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態のプロジェクタ装置1は、電源部10と、光源としてのランプLと、ランプLからの光をスクリーンSに向けて出射する上述した投射レンズ2と、図示しないシリアルインターフェイス(I/F)等の入出力I/Fを介して接続されたPC(パーソナルコンピュータ)などの外部装置から入力されたカラー映像信号に対して、A/D変換、画角変換などの処理を行う映像信号処理部11と、映像信号処理部11により処理された映像を液晶画面等に表示するとともに、表示した映像を基に光源Lからの光を変調して投射レンズ2に向けて供給する変調手段としてのパネル12(例えば、透過型の液晶パネル。以下、液晶パネルと表記する)と、カラー映像信号を液晶パネル12に表示する形式に変換して液晶パネル12に供給するパネル駆動部13と、ランプLからの光を液晶パネル12に向けて導光する光学部15と、ランプLの点灯制御を行うランプ点灯処理部16と、映像信号処理部11やランプ点灯処理部16等を制御し、且つ本実施形態の特徴たる遮蔽物検出及び保護動作を制御するマイコン制御部(制御手段)20と、マイコン制御部20に対して命令入力を行うための上述した操作部7と、プロジェクタ装置1の上面1bに載せられた遮蔽物を検知するための上述した圧力センサー8と、を備えている。
【0013】
上記の構成中、筐体の上面外部に備えた操作部7、圧力センサー8以外は、筐体1a内部に収容されている。
なお、投射レンズ2は、パネル12により変調された映像信号を含む光学部15からの光を基に、映像を拡大投影し、スクリーンS上に結像表示する。
また、圧力センサー8は、筐体1a上面(特に投射部近傍)にかかる圧力を検知すると、その圧力の大きさに応じた検知信号をマイコン制御部20に入力することで、筐体上面にかかる荷重(すなわち、遮蔽物の重さ)を通知する。
マイコン制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、ROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、本実施形態に係るプロジェクタ装置1の各種制御を実現する。
【0014】
図5は、本実施形態にかかるプロジェクタ装置の光学部の構成の一例を説明する図である。
液晶プロジェクタ装置1は、光学部15として、ランプLの出射面に対向して配置された第1のレンズアレイ52と、その出射側に配置された重畳レンズ54と、を備えている。
重畳レンズ54から出射された光は、反射ミラー55により反射されて、ダイクロイックミラー60、61と、反射ミラー68とを含む色光分離光学系53に入射される。
光学部15はさらに、入射側レンズ59と、リレーレンズ56と、反射ミラー57、58と、3枚のフィールドレンズ62、65、66と、3枚の液晶パネル12R、12G、12Bと、クロスダイクロイックプリズム64と、を備えている。
反射ミラー55は、重畳レンズ54から射出された光を色光分離光学系53の方向に反射する機能を有している。色光分離光学系53は、2枚のダイクロイックミラー61、60により、重畳レンズ54から射出される光を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
【0015】
第1のダイクロイックミラー61は、重畳レンズ54から射出される光のうち赤色光成分を透過させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイクロイックミラー61を透過した赤色光は、反射ミラー68で反射され、フィールドレンズ66を通って赤光用の液晶パネル12Rに達する。このフィールドレンズ66は、重畳レンズ54から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネルの前に設けられたフィールドレンズ62、65も同様である。
第1のダイクロイックミラー61で反射された青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイクロイックミラー60によって反射され、フィールドレンズ65を通って緑光用の液晶パネル12Gに達する。一方、青色光は、第2のダイクロイックミラー60を透過し、導光光学系、すなわち、入射側レンズ59を透過し、反射ミラー57で反射し、リレーレンズ56を透過して反射ミラー58で反射し、さらに、フィールドレンズ62を通って青色光用の液晶パネル12Bに達する。
【0016】
3つの液晶パネル12R、12G、12Bは、入射した光を、与えられた画像情報(画像信号)に従って変調する光変調手段としての機能を有している。これにより、3つの液晶パネル12R、12G、12Bに入射した各色光は、与えられた画像情報に従って変調されて各色光の画像を形成する。3つの液晶パネル12R、12G、12Bから射出された3色の変調光は、クロスダイクロイックプリズム64に入射する。
クロスダイクロイックプリズム64は、3色の変調光を合成してカラー画像を形成する。クロスダイクロイックプリズム64には、赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘電体多層膜と、が4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3色の変調光が合成されて、カラー画像を投写するための合成光が形成される。クロスダイクロイックプリズム64で生成された合成光は、投射レンズ2の方向に射出される。
【0017】
以下に、本実施形態における遮蔽物検知及び保護動作の開始処理を詳細に説明する。
本実施形態においては、遮蔽物を検出する手段としてプロジェクタ筐体上面の投射部周辺に圧力センサーを配置し、この圧力センサーによって、所定レベル以上の圧力を検出した場合に、マイコン制御部20が、遮蔽物がプロジェクタ装置上面の投射部付近に載せられたと判断して保護動作を開始する。
図6は、マイコン制御部による遮蔽物検出及びそれに続く保護動作に係るフローチャートである。
図4に示す圧力センサー8から、圧力の検知信号が入力されると(ステップS10でYes)、マイコン制御部20は、その検知信号が示す圧力の大きさに応じた重さ(筐体1aの上面1bにかかる荷重)が、所定の重さ以上か否かを判断する(ステップS11)。
判断の結果、所定の重さ以上であると判断される場合は(ステップS11でYes)、圧力センサー8からの検知信号が所定時間継続して入力されるか否かを判断する(ステップS12)。
判断の結果、検知信号の入力が所定時間継続していると判断される場合は(ステップS12でYes)、筐体1aの上面1bに遮蔽物が載置されているとして、プロジェクタ装置の保護動作を開始する(ステップS13)。
圧力の検知信号に応じた荷重が所定重さ以下であり(ステップS11でNo)、また、所定重さ以上であっても、それが所定時間継続しない場合は(ステップS12でNo)、筐体1aの上面1bに遮蔽物は載置されていないとして保護動作を行わず、通常動作を継続する(ステップS14)。
【0018】
以上のように、遮蔽物検知と保護動作開始の判断基準となる項目は、圧力センサーにより検知される圧力と、検知の継続時間である。
なお、基準となる遮蔽物の重さは、例えば、4gとすることが出来る。これは、一般的なA4サイズのコピー用紙1枚の重さが約4gであるためである。
また、圧力の大きさだけでは、前述したように操作部7の操作ボタンを押下した場合に誤検出が発生する可能性があるため、これを軽減するため圧力のかかっている時間も判断材料としている。所定の時間としては、例えば1秒とすることが出来る。ただし、操作ボタンは断続的に押下されることもあるので単純に継続時間だけではなく、断続的に圧力が検出された場合(断続的に検出信号が入力された場合)は操作ボタンが押下されたと判断させ、保護操作を行わないようにしても良い。
また、操作部7の操作の影響を受けないように、投射部6における操作部7から十分に離れた位置に圧力センサー8を設けた場合には、圧力の大きさのみを判断材料にするようにすることも出来る。
【0019】
遮蔽物を検出した場合のプロジェクタの保護動作としては、例えば、マイコン制御部20は、信号処理回路(映像信号処理部)11を制御して液晶パネル12に画像を表示させ、投射レンズ2から投射する光量を制限する。
液晶プロジェクタにおいて黒を表現する場合には、液晶パネル12に含まれる液晶素子をパネル駆動部13によって光が透過しないようにする。よって、全画面を黒にすれば、液晶プロジェクタから出射され光量を制限することが可能である。
また、ランプ点灯処理部16を制御してランプLを消灯させプロジェクタ装置1の動作を停止させても良い。
また、圧電ブザーなどをプロジェクタ装置1に備え、これを制御して警告音を鳴らす、あるいはスピーカーを設けてあらかじめ設定しておいた警告メッセージを鳴らすようにしても良い。
さらに、投射部6付近に送風口を備え、圧力検知信号に応じた遮蔽物の重さが、コピー用紙数枚程度の重さであれば、送風口より風を吹きつけてコピー用紙を吹き飛ばすようにしても良い。
この場合の風は、筐体内部1a内部を冷却する風を用い、必要に応じて、送風口の角度を切り替えて風をコピー用紙に風を吹き付けられるようにすればよい。
【0020】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、上面に投射部を配置したプロジェクタにおいて、その上面に圧力センサーを配置することにより投射レンズ上に遮蔽物が載せられたことを検出して保護機能を動作させることが出来る。
なお、上記に説明した実施例においては、投射部が筐体上面に設けられたプロジェクタ装置について説明したが、これに限定されることはない。また、筐体上面とは、水平な面のみならず傾斜面等々、投射部を配置することが可能な面を全て含む。
また、投射部6が筐体1aの上面1bに配置されているタイプのみならず、投射部6が側面(横側)に配置されているタイプのプロジェクタにおいても、紙類や布類を筐体上面に遮蔽物を載せた結果、筐体上面からはみ出した部分が投射部に垂れかかるなどして投射部6を遮蔽し、同様の問題が生じる可能性もある。
従って、投射部6が横側に配置されている所謂横置きで使用するプロジェクタにおいても、筐体上面に圧電センサーを設けることで、上面に載せられた遮蔽物を検知して、保護動作を実行させることが出来る。
【符号の説明】
【0021】
1 プロジェクタ装置、1a 筐体、1b 上面、2 投射レンズ、3 反射ミラー、4 開口部、5 防塵用フィルター、6 投射部、7 操作部、8 圧力センサー、10 電源部、11 映像信号処理部、12 パネル、13 パネル駆動部、15 光学部、16 ランプ点灯処理部、20 マイコン制御部、30 プロジェクタ本体、31 投射レンズ、32 センサー、33 排気流、34 遮蔽物、L ランプ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0022】
【特許文献1】特開2001−092014公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
該筐体内に備えた光源と、
該筐体に設けられ、前記光源からの光を投射する投射部と、
前記投射部を遮蔽する物体からの荷重を検出する検出手段と、
該検出手段が、所定値以上の荷重を検出した場合に、保護動作を実行する制御手段と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ装置。
【請求項2】
外部から入力される映像信号を処理する信号処理手段と、
該信号処理手段によって処理された映像信号に基づく映像を表示し、該映像に基づき前記光源からの光を変調する変調手段と、を備え、
前記保護動作を実行する場合には、前記変調手段に黒の映像を表示することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
【請求項3】
該筐体内に収容された光源を備え、
前記制御手段は、前記保護動作を実行する場合には、前記光源を消灯させるように制御することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
【請求項4】
音声出力手段を備え、
前記制御手段は、前記保護動作を実行する場合には、前記音声出力手段により警告音を出力するように制御することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
【請求項5】
前記投射部の近傍に送風口を備え、
前記制御手段は、前記保護動作を実行する場合には、前記送風口より前記物体に風を当てるように制御することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−109210(P2013−109210A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−255028(P2011−255028)
【出願日】平成23年11月22日(2011.11.22)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】