説明

プロピレン系樹脂組成物およびその用途

【課題】材料由来の分解ガスを発生しないため、太陽電池素子への悪影響がなく、さらに、非架橋でも良好な機械強度、太陽電池封止性、透明性、耐候性および耐熱性を有する太陽電池封止用シートを提供すること。
【解決手段】本発明の太陽電池封止用シートは、示差走査熱量計で観測される融点が100℃以上のプロピレン系重合体(A9)0〜70重量%、およびプロピレンと少なくとも一種のプロピレンを除く炭素数2〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、ショアーA硬度が30〜80であり、かつ示差走査熱量計で観測される融点が100℃未満または融点が観測されない軟質プロピレン系共重合体(B9)30〜100重量%からなる熱可塑性樹脂組成物(X9)を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
示差走査熱量計で観測される融点が100℃以上のプロピレン系重合体(A9)0〜70重量%、およびプロピレンと少なくとも一種のプロピレンを除く炭素数2〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、ショアーA硬度が30〜80であり、かつ示差走査熱量計で観測される融点が100℃未満または融点が観測されない軟質プロピレン系共重合体(B9)30〜100重量%からなる熱可塑性樹脂組成物(X9)を含むことを特徴とする太陽電池封止用シート。
【請求項2】
請求項1に記載の軟質プロピレン系共重合体(B9)が以下のプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体(B9-1)であることを特徴とする太陽電池封止用シート。
(B9-1)プロピレン由来の構成単位を45〜92モル%、エチレン由来の構成単位を5〜25モル%、および炭素数4〜20のα-オレフィン由来の構成単位を3〜30モル%含み、かつ示差走査熱量計で観測される融点が100℃未満または融点が観測されない。
【請求項3】
請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物(X9)100重量部に対してカップリング剤(Y9)を0.1〜5重量部配合してなることを特徴とする太陽電池封止用シート。
【請求項4】
非架橋であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池封止用シート。
【請求項5】
厚み1mmのシートで測定した内部ヘイズが1.0%〜10%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池封止用シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−229445(P2012−229445A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−180938(P2012−180938)
【出願日】平成24年8月17日(2012.8.17)
【分割の表示】特願2006−547878(P2006−547878)の分割
【原出願日】平成17年11月25日(2005.11.25)
【出願人】(000005887)三井化学株式会社 (2,318)
【Fターム(参考)】