説明

プローブを収容するためのアセンブリ

本発明は、プローブ、特に測定用プローブまたは試料採取用プローブを収容するためのアセンブリに関する。アセンブリは、プローブを収容するための空間と、第一流体を収容するための第一チャンバとを持つハウジングを含み、第一チャンバは、プローブを収容するための空間と結合するか、あるいはそのような空間を取り囲む。ハウジングは接続部をさらに含み、これを用いてハウジングが容器に接続可能であるか、あるいは容器に接続されている。容器は媒体を収容する役目を持ち、この媒体の特性がプローブを用いて測定されるか、あるいはこの媒体から試料が採取される。少なくとも第二チャンバが、第二流体を収容するためにハウジングに提供され、第一チャンバとハウジングの接続部間に配置される。測定装置が提供され、それを用いて、第二チャンバにある、あるいは第二チャンバから流れる第二流体の少なくとも一つの特性が測定され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブを収容するためのアセンブリに関し、特に測定用プローブもしくは試料採取用プローブを収容するためのアセンブリに関する。このアセンブリは、プローブを収容するための空間と、第一流体を収容するための第一チャンバを持つハウジングを含む。このチャンバは、プローブを収容するための空間と結合するか、あるいはそのような空間を取り囲む。ハウジングは接続部を含み、その接続部によって、媒体を受ける役割をする容器とハウジングが接続可能になるか、あるいは接続される。媒体の性質はプローブで測定されるか、あるいはその媒体から試料が採取される。プローブは特に、原則的に、円筒形の細長いシャフトを持ち、これはハウジングに対して軸方向に取り外し可能である。
【背景技術】
【0002】
試料採取用、もしくは媒体の性質測定用のプローブの応用範囲は非常に広い。例えば、腹膜透析や血液透析の用途のための化学薬品や医薬品に関する滅菌溶液の製造、またあるいは、臓器洗浄用のかん流液や、血液吸着装置用の洗浄液の製造は、とりわけ、製品の監視や製造工程の監視のために、pH測定用プローブの使用を必要とする。当該技術分野の水準では、製品(例えば溶液)のインラインpH測定を行うために、軸方向に取り外し可能なプローブや、pHセンサー用の受信機を有する、いわゆる格納式アセンブリが使用されることが知られている。これらの格納式アセンブリ、ロックアセンブリ、または測定値変換器装置は、洗浄チャンバを含み、較正目的のための操作の間、その洗浄チャンバの中にプローブまたはセンサーを間欠的に入れることができ、そこで較正液と接触する。較正手順が終わったら、プローブまたはそのセンサーは、洗浄および/または滅菌することができ、その後pH値を測定するために製品に戻すことができる。
【0003】
そのような場合、pH値を測定する溶液が較正液で汚染されたり、あるいは反対に較正液が溶液で汚染されることは、洗浄チャンバと製品の間をシールすることで防止される。
【0004】
例えばDE 100 54 272 A1は、中にセンサー装備プローブを取り外し可能なように配置したハウジングを含む、格納式アセンブリを開示している。必要に応じて、プローブは先端もしくは測定媒体からアセンブリハウジングに引き込むことができ、そこで、媒体側(媒体がある側)を媒体からシールされた洗浄チャンバもしくは較正チャンバの中で、必要なやり方で処理される。媒体側は、ボール弁の形の分離部品を用いて洗浄チャンバから分離される。格納式アセンブリの洗浄チャンバを、環状溝に置かれたシールを用いて媒体から分離することは、例えばWO 2004/024353、WO 2004/023127、DE 198 43 553 A1およびDE 197 23 681 A1から知られている。DE 100 24 564 A1からは、較正チャンバとして実装された洗浄チャンバが、回転ディスクの手段を用いて、測定される媒体に対してシールされているプローブシステムが知られている。
【0005】
そのような格納式アセンブリを滅菌溶液に関して使用することは、問題を含んでいる。なぜなら、一方では、pHプローブの長い滅菌サイクルは、製品領域(容器)内のpHプローブの測定値に悪影響を及ぼし、測定の信頼性が損なわれてしまうためである。他方では、患者の安全が危険にさらされるので、較正液と他の異物は絶対に製品内に入ってはならない。従ってシール不良の場合、あってはならない較正液(バッファー溶液)による製品の汚染が起こり、さらにこの汚染は、気付かれないままである可能性がある。反対に、製品による較正液の汚染も考えられる。従って、そのような測定システムを使用する場合、適切なGMP(適正製造基準)基準が満たされない。それ故、滅菌溶液の製造にあたっ
ては、手動で試料を採取し、その後、適用可能な実験室方式を用いて、実験室で空間的に分離された分析を行うことで、pH値の監視が依然としてなされている。それに関する複雑さに加え、この手順のやり方のさらなる欠点として、既に試料採取の際に、溶液からCOのガス抜けが起こる可能性があり、それは言い換えると、それに付随する測定結果のひずみにつながり得る。
【0006】
このように、格納式アセンブリで用いられる補助媒体による汚染に対して、製品の保護される領域が不十分であることは明らかである。一般に製品は、多くの測定点を持つ大きな反応装置に置かれ、ほとんど視覚的に観察することができないために、またあるいは、ほとんど人手のかからない高度自動化処理過程が行われるために、漏出も気付かれることがない。
【発明の開示】
【0007】
従って本発明の目的は、測定される媒体によって、第一チャンバに置かれた第一流体が汚染される可能性や、あるいは第一流体によって、測定される媒体が汚染される可能性が低減するような、上述の種類のアセンブリを開発することである。こうした目的は、請求項1の特徴を有するアセンブリによって実現される。
【0008】
従って、ハウジングに、少なくとも第二チャンバが第二流体を収容するために提供され、第二チャンバは第一チャンバと、ハウジングの接続部の間に配置される。当該技術分野で周知のアセンブリと異なり、このように、第二流体を収容することができる追加のチャンバが提供され、ここで第二チャンバは、第一チャンバと測定される媒体、もしくはハウジングの接続部との間に配置される。シール不良の場合、第一流体による媒体の汚染の可能性と、さらに媒体による第一流体の汚染の可能性の両方が、低減される。加えて、本発明のアセンブリは、第二流体の選択された特性を監視する技術測定を可能にし、これによりシールへの損傷を即座に認識することが可能になる。
【0009】
本発明のアセンブリは、製品から媒体が十分に区分けされない、およびその反対、あるいは気付かれない漏出に対して第一流体が十分に保護されない、格納式アセンブリにおける問題を克服する。このようにして、所望のインラインpH測定の導入のための必要条件が提供される。
【0010】
第一と第二のチャンバを使用するための、可能な操作ステップ、すなわち処理ステップは、例えば洗浄、滅菌消毒、噴出(Ausblasen)、減圧(Leerdrucken)、吸引除去(Absaugen)、シール材での被覆、などを含む。第一および/または第二の流体(群)が、陰圧だけでなく陽圧で操作されるような手順が考えられる。考え得る重大な製品特性、または媒体の特性として理解されているのは、例えば、貴重さ、高価さ、可燃性、腐食性、有毒性、生体有害性、放射性などである。本発明のアセンブリを用いて、そのような媒体の容器から第一チャンバへの漏出、また同様に第一チャンバから媒体への流体の漏出が効果的に防止されるか、あるいは、場合によっては即座に認識される。
【0011】
どのシールに不具合があるかを見分けることも可能である。特に、個々のチャンバと容器間の圧力レベルと温度レベルに特定の変動(gezielte Abstufung)を設けることができる。その場合には、特定の製品と操作条件に基づいて、個々のチャンバと容器間の圧力レベルと温度レベルが意図的に設定される。
【0012】
さらに本発明のアセンブリは、適切なシール材を直接塗付できるという利点を持つ。当該技術分野の既知のアセンブリのシール(例えば材料については、化学/熱特性、適合性、耐用年数など)は、製品条件に基づいて設計され、折衷案を提示することが出来る。当該技術分野にて既知であるシールは、測定される媒体と片側で接触し、反対側で、第一チャンバ(洗浄チャンバ、較正チャンバ)に位置する第一流体と接触する。これら二種の流体は非常に異なる特性を持ち得るので、シール設計では両者の折衷に悩まされる。当該技術分野で利用されるシールは、所定の状況においては、測定される媒体との接触に最適ではなく、および/または、第一流体との接触に最適ではない。
【0013】
本発明のアセンブリは、第二チャンバの媒体側のシールは、測定される媒体によって提示される条件に従って設計することができ、一方、第一チャンバの領域内のシールは、第一流体によって与えられる条件に従って設計することができるという特徴によって、この問題を取り除く。
【0014】
このようにして、シールの保全間隔が延長され、シールの耐用年数が増加するという利点が得られる。さらに、較正媒体の汚染の回避によって、較正処理の信頼性に関する利点が得られる。
【0015】
第一チャンバが注入口と排出口を有すると特に好都合であり、これを用いて第一流体を第一チャンバに導入でき、第一チャンバから除去できる。本発明の好ましい実施形態では、流れは第一チャンバを連続的に通ることとする。しかし基本的には、本発明は、第一チャンバを不連続的に流れる実施形態や、第一チャンバに非流動流体が存在する実施形態も含む。流体の種類は概して任意である。可能性としては、例えば、場合によってはプローブおよび/またはそのセンサーを洗浄および/または較正する洗浄液や較正液を含む。
【0016】
第二チャンバも、第二流体を第二チャンバに導入し、第二チャンバから除去できる、注入口と排出口を持つことができる。また、第二流体も第二チャンバを通して連続的に搬送されることが好ましい。しかしここでもまた、不連続の操作方法も想定されており、第二流体が第二チャンバを通って流れないが、その代わり第二チャンバに溜まっている場合も考えられる。
【0017】
本発明の別の実施形態では、第二チャンバの注入口および/または排出口は、第一チャンバに面している第二チャンバの領域に開くように配置される。もし第一チャンバと第二チャンバの間に漏出が起こった場合、第一チャンバから第二チャンバに入る流体が迅速に検出され、適切な測定が十分時間をかけて行われるように、特に排出口の配置が影響を及ぼす。
【0018】
さらなる実施形態では、第二チャンバに対して第一チャンバをシールする第一シールが提供される。その場合、シールは、挿入されたプローブを取り囲むシールを形成するようなものであることが好ましいとされる。従ってシールはプローブの外側とハウジングの内側の間のシールに影響を与える。もしこのシールの領域内で漏出が起こった場合、第一流体が第一チャンバから第二チャンバへ流れるので、漏出を適切な測定装置を用いて検出できる。
【0019】
本発明のさらなる実施形態では、第二チャンバを周囲(特に容器の内側)からシールする第二シールが提供される。このシールも、挿入されたプローブを取り囲むシールを形成するように実装されることが好ましい。従ってここでもまた、プローブの外側とハウジングの内側の間がシールされる。
【0020】
本発明の好ましい実施形態では、プローブが中に収容されるハウジングの空間は、プローブがハウジングに収容される時、第一チャンバおよび/または第二チャンバを通って伸びるように実装される。例えば、ハウジングがプローブの軸長に適合する軸長を持ち、第一チャンバと第二チャンバが相互に軸方向に間隔を空けてハウジングに配置されることが考えられる。
【0021】
本発明の好ましい実施形態では、ハウジングは回転対称に実装され、第一チャンバと第二チャンバはハウジング内に同軸上に配置される。
【0022】
本発明の特に好ましい実施形態では、第二チャンバに位置する流体または第二チャンバから流出する流体の少なくとも一つの特性が測定可能な、測定装置が提供される。例えば、第二流体の伝導性の測定が考えられ、この実施形態の実施例では、この伝導性は、その後、第二流体が第一流体または容器に位置する媒体と漏出によって混合する際に、変化する。基本的に、様々な他の第二流体の特性も記録され、例えば、温度、色、光に対する吸収特性などの特性が記録される。
【0023】
測定装置は第二チャンバの内側または外側に配置できる。例えば、第一流体および/または測定される媒体が第二チャンバに入る際に変化する、第二流体の特定の種類の特徴を測定するために、測定装置を第二チャンバ内に配置するオプションがある。同様に測定装置が第二チャンバの外側に配置される場合も本発明に含まれる。例えば、第二流体が第二チャンバを通って流れ、第二チャンバから流出する媒体の特性が測定装置によって記録されるオプションがある。
【0024】
本発明の別の実施形態では、第二チャンバが注入口を持ち、また、第二チャンバの注入口に接続され、第二チャンバを通って流れが連続的になるように実装される供給手段(特にポンプ)が提供されるものとする。さらに、第一チャンバが注入口を持ち、また、第一チャンバの注入口に接続され、第一チャンバを通って流れが連続的になるように実装される供給手段(特にポンプ)が提供され得る。
【0025】
オプションとして、言及したポンプは、対応する液体(洗浄液および較正液)を貯蔵する異なる供給容器に、注入口側で接続される。洗浄液と較正液は無菌でもよい。
【0026】
本発明の別の実施形態では、アセンブリはさらに、ハウジングに挿入されたプローブを異なる位置間で動かすことができる駆動装置を含むものとする。当該技術の水準で既に周知のように、プローブは、媒体の特性が測定されたり試料が採取される操作位置と、プローブが洗浄されるか較正される、あるいは試料がプローブから分注される別の位置との間で、こうした駆動装置を用いて動かすことができる。
【0027】
駆動の形式は概して任意である。オプションとしては、例えば、駆動装置が、前後運動のためにシリンダーに収容されるピストンを含み、シリンダーが圧縮空気または他の加圧媒体との接続部を有することを含む。
【0028】
ストローク長を調節するために、リミットスイッチおよび/または近接スイッチが利用できる。
【0029】
本発明は、プローブ(特に試料採取用プローブまたはpH値測定用プローブ)がハウジング内に収容される本発明のアセンブリにも関する。
【0030】
プローブは、手動で、または駆動装置を用いて、異なる位置に移動可能なように、ハウジング内に配置できる。異なる位置とは、第一位置(その中で、プローブの少なくとも一つの領域が容器に位置する媒体内に及び、その容器にはアセンブリが接続されている)、および第二位置(その中でプローブの少なくとも一つの領域が第一チャンバ内に位置している)を含むことができる。こうしたプローブの領域は、プローブのセンサーまたはプローブの試料採取手段を含むことができる。
【0031】
さらに、洗浄液または較正液、または滅菌消毒液が、第一チャンバに収容されるか、あるいは、洗浄液または較正液、または滅菌消毒液が第一チャンバを通って流れるものとしてもよい。さらに、第一チャンバに収容された媒体に対して、および容器に収容された媒体に対して、影響のない(unkritisch)流体が第二チャンバに収容されるか、あるいはそのような流体が第二チャンバを通って流れることが好ましい。流体が、製品および/またはチャンバ内の液体に対して、生物学的におよび/または化学的におよび/または物理的に中性な場合、この流体を影響がない(unkritisch)という。このようにして、特性測定対象であるか、または試料採取対象である媒体について中性な、例えば滅菌水などの流体のシール媒体または洗浄媒体が第二チャンバを貫流することができ、あるいは、そのような媒体が第二チャンバに存在することができる。
【0032】
“プローブ”という用語は、本発明の意味では、単一部品および複数部品の構成要素を含むことを意味する。従って、例えばプローブは浸漬管や他のホルダーから構成されていてもよく、その上に、あるいはその中にセンサーや試料採取手段が設置される。また、浸漬管やプローブは、中にセンサーを設置するための空洞を含んでもよい。同様に、プローブはセンサーによって形成されていてもよい。
【0033】
“容器”という用語は、本発明の意味では、その中に媒体を収容することができる、あるいはそれを通って媒体が流れるような、任意のユニットを含むことを意味する。オプションとしては、例えば、パイプラインや直線状区分などのラインだけでなく、反応装置、貯蔵容器、バッチ容器も含む。
【0034】
本発明のさらなる発展例では、本発明のアセンブリは、第二チャンバから見て外方に向いている側面上で、第一チャンバと接続する第三チャンバをさらに含むことができる。第三チャンバは特に、プローブを測定位置に入れる間、プローブシャフトの横断面が第一チャンバに入る際に、細菌が搬送されないように、プローブの較正と滅菌消毒の間、第一チャンバの後方に位置するプローブシャフトの横断面を洗浄し殺菌消毒する役目を持つ。
【0035】
この接続における実施形態は、第三チャンバが注入口と排出口を有することを特徴とし、これらを用いて流体を第三チャンバに導入でき、第三チャンバから除去できる。
【0036】
さらに、第三チャンバに対して第一チャンバをシールする、第三シールが提供され得る。このシールはプローブのシャフトに対して位置する。同様に、第一チャンバから見て外方に向いている側面上で第三チャンバをシールする第四シールも提供され、このシールはプローブのシャフトに対して位置する。
【0037】
前述同様に、第三シールおよび/または第四シールは、二つのシール要素から作ることができ、それらは相互に軸方向に間隔の空いた二つのOリングシールであることが好ましい。さらに、洗浄接続部が提供され、それを用いてシール要素間の空間が洗浄および/または滅菌消毒され得る。
【0038】
さらに、測定装置が提供されてもよく、それを用いて、第三チャンバに位置する、あるいは第三チャンバから流出する第二流体の少なくとも一つの特性が測定可能である。
【0039】
より単純な実施形態では、第三チャンバは空圧駆動のシリンダーと第一チャンバ間のセパレータとしてのみはたらく。このようにして、プローブの引き出しの間、シリンダーに突き出しているプローブシャフトの横断面が、プローブが前方に動かされる際に第一チャンバを絶対に貫通できないようになっている。
【0040】
さらに、第一〜第四シールの一つ以上は、アセンブリに対して空気圧で制御可能なシール、つまり空気を入れることができるシールとして設計することができ、この場合、シールは圧力下でシールし、弛緩状態、つまり圧力のない状態で開くことができ、あるいは逆もまた同様に可能である。そのようなシールの利点は、プローブシャフトの滅菌消毒の間、シールが弛みプローブシャフトから離れることができ、洗浄の間に洗浄不十分な隙間や洗浄不可能な隙間が存在しないようになっていることである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
図1の図面は、A−F部分に分割される。A部分は反応装置、または媒体(特性が測定されるか、あるいはそれから試料が除去される)が存在する製品空間をあらわす。B部分はいわゆるシール媒体空間を含み、C部分はいわゆる洗浄空間、変更空間、較正空間、D部分はいわゆるランタン、E部分はドライブ(駆動部)、F部分はブリーチまたは閉め具、およびセンサー接続部を含む。
【0042】
格納式アセンブリはハウジング10を含み、その中にプローブ20が、二重矢印で示される前後運動のために軸方向に移動可能なように配置される。プローブ20は、例えば試料採取用プローブであってもよく、あるいは領域Aに存在する媒体のある値を測定するためのプローブであってもよい。プローブ20はチューブからなり、媒体または洗浄液がプローブ20のチューブ内に位置するセンサー22に接触できるように、開口部21がその中に備わっている。
【0043】
別のオプションとしては、プローブは階段状に変化した直径の円筒形領域を持つことができ、プローブの軸方向運動によって、特定のシールが意図的に洗浄および/または滅菌消毒されやすくなるようになっている。
【0044】
ピストン110がプローブ20に接続され、ピストン110はシリンダー120によって作られた空間内で前後に軸方向に移動できる。別のオプションとしては、洗浄および/または滅菌消毒の間のプローブの短い前後運動によって、シールとプローブ間の表面が洗浄および/または滅菌消毒されやすくなる。シリンダーは、ピストン110によって分離されたシリンダー空間内の圧縮空気の供給と除去のための接続部122を持ち、ピストン110、従ってプローブ20も、所望の運動が可能なようになっている。
【0045】
図1に示されたいわゆるランタン(領域D)は、プローブの軸方向運動について、ピストン120を通過するプローブの領域がシール70’に接触できないような長さで提供される。
【0046】
図の右側にある最終領域Fに示すように、プローブ20は閉め具および/またはセンサー接続部をそこに持つ。
【0047】
ドライブを用いて、プローブ20は操作位置と保全位置間で移動できる。
【0048】
図面に示した位置では、プローブ20は操作位置にあり、開口部21が領域A、すなわち容器50に位置する媒体に位置する。
【0049】
開口部21によって、媒体はセンサー22とも接触し、所望の特性(例えばpH値)が記録できるようになっている。
【0050】
プローブ20を保全位置に移動させる必要がある場合は、ピストン110、従ってプローブ20もが右へ移動されるとすぐに、一番左の圧縮空気接続部122に圧縮空気が供給される。保全位置になると、その後、プローブ20だけでなく開口部21も、点線で示された位置に置かれる。
【0051】
また図によって示されるように、ハウジング10内には、プローブ20が貫通する第一チャンバがある。チャンバ30は二つの軸方向に間隔の空いた通路を持ち、その中にシール70、70’が提供される。シールは、挿入されたプローブ20について、ハウジング10の近接チャンバまたは領域に対して、第一チャンバをシールする役目を持つ。第一チャンバ30は注入口32と排出口34を持つ。注入口32はポンプ90の圧迫側に連通し、そのポンプを用いて洗浄液、較正液、または任意の他の液体がチャンバ30を通過させられる。その吸い込み側では、ポンプ90は様々な貯蔵格納容器に接続され、これらは、所望の媒体を第一チャンバ30を通過させるために、個別にあるいは累積的にポンプ注入口に接続できる。
【0052】
図1は略語CIP(定置洗浄)およびSIP(定置滅菌)を使用する。
【0053】
図1によって示されるように、排出口34を介して第一チャンバ30から出る液体は、温度、圧力、特性について測定され、あるいは場合によっては、これらの変数の適切な制御がなされる。その特性は、生物学的および/または化学的および/または物理的な特性であってもよい。
【0054】
図1にさらに示されるように、センサー22だけでなく開口部21も、保全位置でチャンバ30内に位置する。もし洗浄液や較正液がチャンバを通って流れる場合、その後、それぞれ対応してセンサー22の洗浄や較正が行われる。
【0055】
本発明のアセンブリは接続部40を持ち、これを用いて、アセンブリまたはハウジング10が、特性を測定する媒体がその中に位置する容器50に接続される。容器は、その中にノズルが溶接された開口部を持つ。ノズルは、ハウジング10の接続部40内の結合ナットとかみ合う雄ネジを持ち、ハウジング10が容器50にしっかりと、しかし取り外し可能なように接続されるようになっている。図1に示されるように、容器50の開口部を通して、プローブ20のセンサー22を含む部分が容器50に導入される。
【0056】
この接続部40と第一チャンバ30の間に第二チャンバ60が位置し、図から明らかなようにプローブ20がそれを貫通している。チャンバ30と60は、ハウジング10またはプローブ20の軸方向に相互に間隔をあけて、同軸上に配置され実装される。第二チャンバ60も注入口62と排出口64を持ち、それを用いて第二流体が第二チャンバ60に導入され、また第二チャンバ60から抜かれる。第二流体、またはシール流体は、注入口62と圧迫側で接続し、かつシール液体の格納容器と吸い込み側で接続したポンプ80を用いて、連続的に、あるいは不連続に動かすことができる。この第二流体は、容器50にある媒体に対して、かつ第一チャンバ30にある流体に対して、影響のない性質を持つ。すなわち、製品に対して、および/またはチャンバ30にある液体に対して、生物学的におよび/または化学的におよび/または物理的に中性である。第二チャンバ60は薬局方によるWFI(注射用水)で充填されることが好ましい。
【0057】
第一チャンバ30と同様に第二チャンバ60も、二つの軸方向に間隔の空いた開口部を持ち、その中に前述のシール70さらにシール72が配置され、これらはプローブ20の存在下で、第一チャンバ30に対してだけでなく、容器50の内側に対してチャンバ60をシールするはたらきがある。
【0058】
もしシール70の領域内に漏出が起こる場合、これは第一チャンバ30からの第一流体が第二チャンバ60に入り、そこで第二チャンバにある第二流体と混合してしまうことにつながる。これは第二流体の特性が変わってしまう影響を持つ。この第二流体の特性の変
化は、ハウジング10の外側に配置され、第二チャンバの排出口64に接続している測定装置を用いて記録される。すなわち、チャンバ60から出てきた第二流体は、一つ以上の固有性に関して観察される。
【0059】
従って、図1にさらに示されるように、排出口64に接続された排出口ラインの領域内に、第二流体の温度、圧力、特性を測定するための装置が存在する。こうした特性は、生物学的および/または化学的および/または物理的な特性であってもよい。
【0060】
本発明に従うアセンブリの実施形態は、領域Aに存在する媒体が、漏出が起こった際に、チャンバ30を貫通して較正処理過程に間違いを起こすことができないようにする。同様に、較正液がチャンバ30から領域Aにある媒体に入ることが効果的に防止され、本発明の格納式アセンブリが特に滅菌溶液の製造および/または監視に適するようになっている。勿論、他の応用範囲も実現可能となる。
【0061】
第二チャンバ60から出る第二流体の特性の測定によって、漏出を迅速に検出でき、適切な手段を直接関与させることができるようになっている。オプションとして、測定された変数は直ちに処理過程自動化に応用される。前述の汚染につながる、未知の長く続く漏出は、このようにして排除され得る。さらなる利点としては、シール70、70’および72は、接触媒体、または流体の特性に対応して設計できること、シールの材料の選択について、より少ない折衷案で済むということを含む。
【0062】
このようにして、同時に機能の改良と相まって、より長い耐用年数とより長い保全間隔が得られる。
【0063】
図2は図1の細部“x”の実施形態の形態をあらわし、従って、領域Aと第二チャンバ60間、および第二チャンバ60と第一チャンバ30間のシールに関係する。
【0064】
これらの領域またはチャンバ間にあるそれぞれのシールは、図2に従う本発明の好ましい実施形態では、各場合において、二つの相互に間隔の空いたOリングシール73から構成され得る。これらのシールリング73間の空間は、本発明の実施形態のこの好ましい形態においては、既知の洗浄チャンバの場合の手順のやり方と同様に、洗浄接続部N1とN2を介して洗浄および滅菌消毒され得る。
【0065】
図3に示した格納式アセンブリは本発明のさらなる発展例に関し、処理工程側(prozessseitig)または容器側は、基本的には上述の実施形態の実施例と同じ構造である。特にプローブの較正と滅菌消毒の役目を持つ第一チャンバ230の前には、第二チャンバ260が、処理工程方向への媒体の引きずりこみを防ぐために、処理工程側に配置される。チャンバはお互いに対して、あるいは処理工程側に対して、シール270、272を持ち、必要な媒体でチャンバを充填するために、流体給排水ラインのための接続部232、234、262、264を含む。
【0066】
さらに、プローブ220の格納位置で、第三チャンバの空圧駆動装置間に位置する、シャフトの後方部分を滅菌消毒できるように、第二チャンバ260から見て外方に向いている第一チャンバ230の側面上に、第三チャンバ290が提供される。この目的を達成するために、チャンバは、必要な媒体の給排水ラインのための接続部292、294を含む。
【0067】
要約すると、本発明のアセンブリによって、損害リスクと漏出リスクが最小化される、あるいは推定できるということに注目すべきである。保全効果、操業費、人件費が最小化される。自動化可能な、つまり再現可能な操作条件によって、最終的に測定用プローブの
耐用年数が増加する。
【0068】
上記のように、本発明の処置は滅菌溶液の分野に限定されないが、その代わり広く一般に応用可能であり、格納式アセンブリの形態で応用されることが好ましい。この形態では、あらゆる理由によって、製品または補助媒体の汚染が防止されるはずであり、あるいはシール損傷が検出されるはずであり、あるいは領域Aから周辺環境への製品の漏出が防止されるはずである。
【0069】
追加のオプションとして、試料採取装置の形態での応用がある。
【0070】
応用範囲は、例えば薬学、化学、生命工学、核技術、および他の重要操作工程と処理技術を含む。本発明のアセンブリは、特に製造工程における大規模インライン処理分析の応用(例えばNIR(近赤外線)および/またはMIR(中赤外線))を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0071】
本発明のさらなる詳細と利点は、図面に示される実施形態の実施例に基づいてより詳細に説明され、図面の図は以下を示す。
【図1】本発明に従う格納式アセンブリ。
【図2】図1の細部“x”の実施形態の形態。
【図3】本発明の格納式アセンブリのさらなる実施形態。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プローブ(20)、特に測定用プローブまたは試料採取用プローブ、を収容するためのアセンブリであり、
前記プローブ(20)を収容するための空間を持つハウジング(10)と、第一流体を収容するための第一チャンバ(30)を含み、
ここで前記第一チャンバは、前記プローブ(20)を収容するための空間と接続するか、あるいはその空間を取り囲み、
前記ハウジングは接続部(40)を含み、前記接続部(40)を用いて前記ハウジング(10)は、容器(50)と接続可能であるか、あるいは接続し、前記容器は媒体の収容に役立ち、前記媒体の特性が前記プローブ(20)で測定されるか、あるいは前記媒体から試料が採取され、
前記プローブは、特に、原則的に円筒形の、細長いシャフトを持ち、前記ハウジングの軸方向に動かすことができるというアセンブリにおいて、
前記ハウジング(10)において、少なくとも第二チャンバ(60)が第二流体を収容するために提供され、ここで前記第二チャンバ(60)は前記第一チャンバ(30)と前記ハウジング(10)の前記接続部(40)との間に配置される
ことを特徴とする、アセンブリ。
【請求項2】
前記第一チャンバは注入口(32)と排出口(34)を持ち、それを用いて前記第一流体が前記第一チャンバ(30)に導入可能であり、かつ前記第一チャンバ(30)から除去可能であることを特徴とする、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記第二チャンバ(60)が注入口(62)と排出口(64)を持ち、それを用いて前記第二流体が前記第二チャンバ(60)に導入可能であり、かつ前記第二チャンバ(60)から除去可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記第二チャンバ(60)の前記注入口(62)および/または前記排出口(64)が、前記第一チャンバ(30)に面している前記第二チャンバ(60)の領域に開くように配置されることを特徴とする、請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記第一チャンバ(30)を、前記第二チャンバ(60)に対してシールする第一シール(70)が提供され、ここで前記シールは前記プローブの前記シャフトに接触することを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項6】
第二チャンバ(60)を周辺環境に対して、特に前記容器(50)の内側に対してシールする第二シール(72)が提供され、ここで前記シールは前記プローブの前記シャフトに接触することを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記第一シール(70)および/または前記第二シール(72)が、二つのシール要素、好ましくは軸方向に分離された二つのOリングシール(73)から構成され、かつ複数の洗浄接続部が提供され、これらを用いて、前記シール要素間の中間領域を洗浄および/または滅菌消毒することができることを特徴とする、請求項5または6に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記プローブ(20)を収容するための前記空間が、前記プローブ(20)が前記ハウジング(10)に収容される際に、前記第一チャンバ(30)および/または前記第二チャンバ(60)を通過するように実装される、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記第二チャンバ(60)に位置する流体、あるいは前記第二チャンバ(60)から流れる流体の少なくとも一つの特性が測定可能な測定装置が提供されることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記測定装置が、前記第二チャンバ(60)の内側または外側に配置されることを特徴とする、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記第二チャンバ(60)が注入口(62)を持ち、供給手段、特にポンプ(80)が提供され、この供給手段は、前記第二チャンバ(60)の前記注入口(62)に接続し、前記第二チャンバ(60)が、流体で連続的および/または不連続に充填されるように実装されることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記第一チャンバ(30)が注入口(32)を持ち、供給手段、特にポンプ(90)が提供され、この供給手段は、前記第一チャンバ(30)の前記注入口(32)に接続し、前記第一チャンバ(30)が、流体で連続的および/または不連続に充填されるように実装されることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記アセンブリが、さらに駆動装置を持つか、あるいは駆動装置に接続され、前記駆動装置を用いて前記ハウジング(10)に設置された前記プローブ(20)を異なる位置間で動かすことができることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記駆動装置がピストン(110)を含むことを特徴とし、このピストンは前後運動のためにシリンダー(120)内に収容され、ここで前記シリンダー(120)は圧縮空気または他の加圧媒体に対する複数の接続部(122)を持つことを特徴とする、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記ハウジング(10)の中に、プローブ(20)、特に試料採取用プローブまたはpH値測定用プローブが収容されることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記プローブ(20)が、手動でまたは前記駆動装置を用いて、前記ハウジング内で異なる位置に移動可能であることを特徴とする、請求項15に記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記異なる位置とは、前記プローブの少なくとも一つの領域が、前記アセンブリが接続されている容器(50)に収容された前記媒体に及ぶような第一位置と、前記プローブの少なくとも一つの領域が前記第一チャンバに位置するような第二位置を含むことを特徴とする、請求項16に記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記プローブの前記領域が、センサーまたは試料採取手段であることを特徴とする、請求項17に記載のアセンブリ。
【請求項19】
洗浄溶液または較正溶液が前記第一チャンバ(30)に収容されるか、あるいは洗浄溶液または較正溶液が前記第一チャンバ(30)を通って流れることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項20】
前記第二チャンバ(60)に、前記第一チャンバ(30)に収容されている媒体に対しても、かつ前記容器(50)に収容されている媒体に対しても影響がない流体が収容される、あるいは、そのような影響がない流体が前記第二チャンバ(60)を通って流れることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項21】
前記第二チャンバから見て外方に向いている側面で、前記第一チャンバに隣接する第三チャンバをさらに含む、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項22】
前記第三チャンバ(60)が注入口(62)と排出口(64)を持ち、それらを用いて流体を前記第三チャンバ(60)に導入可能で、前記第三チャンバ(60)から除去可能であることを特徴とする、請求項21に記載のアセンブリ。
【請求項23】
前記第一チャンバ(30)を前記第三チャンバ(60)に対してシールする第三シール(70)が提供され、ここで前記シールは前記プローブの前記シャフトに接触することを特徴とする、請求項21〜22のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項24】
前記第一チャンバから見て外方に向いている側面で前記第三チャンバ(60)をシールする第四シール(72)が提供され、ここで前記シールは前記プローブの前記シャフトに接触することを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項25】
前記第三シール(70)および/または前記第四シール(72)が、二つのシール要素、好ましくは相互に軸方向に間隔を空けた二つのOリングシール(73)から構成され、ここでさらに、複数の洗浄接続部が提供され、これらを用いて前記シール要素間の空間を洗浄および/または滅菌消毒できることを特徴とする、請求項21〜24のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項26】
前記第三チャンバ(60)に位置する流体、あるいは前記第三チャンバ(60)から流れる流体の少なくとも一つの特性が測定可能な測定装置が提供されることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。
【請求項27】
前記アセンブリの前記第一〜前記第四シールのうちの一つ以上が、空気圧で制御可能なシール、または空気を入れて膨らませることができるシールとして設計され、ここで前記シールは圧力下でシールし、かつ弛緩状態、つまり圧力のない状態で開くか、あるいはその反対であることを特徴とする、先行する請求項のうちの一つに記載のアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−513964(P2009−513964A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−537100(P2008−537100)
【出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際出願番号】PCT/EP2006/067810
【国際公開番号】WO2007/048821
【国際公開日】平成19年5月3日(2007.5.3)
【出願人】(504001369)エンドレス ウント ハウザー コンダクタ ゲゼルシャフト フューア メス‐ ウント レーゲルテヒニック エムベーハー ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (8)
【氏名又は名称原語表記】ENDRESS + HAUSER CONDUCTA GESELLSCHAFT FUR MESS‐ UND REGELTECHNIK MBH + CO.KG
【Fターム(参考)】