プローブユニット
【課題】運搬時の取り扱いが容易で保管場所のスペースを削減できるプローブユニットを提供すること。
【解決手段】金属製円筒基体10と、電気的センサー21内蔵の耐熱保護管23を有し、基体10の底部13に同軸的に装着されるプローブ20と、基体10の先端部12に装着され且つ電気的センサー21のリード線22a、22bが接続されるコネクタ30と、基体10に着脱自在に装置されプローブ20の先端を溶湯中に保持する支持体40と、を備えることを特徴とするプローブユニット。
【解決手段】金属製円筒基体10と、電気的センサー21内蔵の耐熱保護管23を有し、基体10の底部13に同軸的に装着されるプローブ20と、基体10の先端部12に装着され且つ電気的センサー21のリード線22a、22bが接続されるコネクタ30と、基体10に着脱自在に装置されプローブ20の先端を溶湯中に保持する支持体40と、を備えることを特徴とするプローブユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブユニットに関する。本発明は、例えば、金属溶湯(鋳鉄溶湯、鋳鋼溶湯、銅溶湯、アルミ溶湯、亜鉛溶湯など)の温度や溶湯中の酸素濃度などを測定するプローブユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、熱電対を内蔵する耐熱保護管を有するプローブの基端部に、金属製の支持体(フランジ)を介してプローブと直交する方向に突出するコネクタを持つターミナルヘッドが設けられたプローブユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−296185号公報(第1頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通常、溶湯の温度や酸素濃度等を測定するプローブユニットは、プローブの先端部を、溶湯に浸漬させて使用するため、大きな浮力を受ける。そこで、プローブユニットが取り付け面から浮き上がらないように、支持体を大きく且つ重くする必要があった。また、大きな浮力を受けない場合でも、溶湯収容容器にあけられた測定用穴にプローブを挿入固定するために、測定用穴より大きな外径で且つ重い支持体が必要であった。一方、プローブユニットは、使用しないとき被測温体(例えば、取鍋)から外され、保管場所に保管される。これまでのプローブユニットは、プローブと支持体との着脱が容易でなかった。したがって、使用後保管するために支持体からプローブを外さないでそのまま保管しようとすると、支持体が大きいため運搬に多大の労力を要する。また、保管場所も大きくなってしまう。
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、運搬時の取り扱いが容易で保管場所のスペースを削減できるプローブユニットを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するためになされた本発明のプローブユニットは、金属製円筒基体と、電気的センサー内蔵の耐熱保護管を有し、前記基体の底部に同軸的に装着されるプローブと、前記基体の先端部に装着され且つ前記電気的センサーのリード線が接続されるコネクタと、前記基体に着脱自在に装置され前記プローブの先端を溶湯中に保持する支持体と、を備えることを特徴としている。
【0006】
支持体がコネクタとプローブとが装着された基体を着脱自在に装置されているので、運搬時にコネクタとプローブとを装着したまま支持体から基体を外すことができる。その結果、運搬が容易になり、保管場所のスペースも大きくならない。
【0007】
また、前記本発明のプローブユニットにおいて、前記支持体は、前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持つ主板部と、前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持ち、前記主板部が当接する前記外周面の一部と背向する一部と当接し、前記主板部と共に一個の板状体を構成する副板部と、前記主板部及び前記副板部で前記基体の前記外周面を狭持するように前記主板部と前記副板部とを連結する連結手段と、を有するようにするとよい。
【0008】
支持体と基体とが螺合するタイプであると、高温下での使用後、変形したり、錆や腐食により支持体から基体を外すことが容易でない。請求項2に係る発明では、支持体の主板部と副板部で基体の外周面を狭持するので、変形したり腐食しても支持体から基体を容易に取り外すことができる。
【0009】
また、前記主板部は前記副板部が装入される切り込み部を備えているようにしてもよい。
【0010】
主板部の切り込み部から副板部を外すだけで基体を取り出すことができる。
【0011】
また、前記主板部及び前記副板部は前記支持体を二等分したものとし、前記連結手段は前記主板部と前記副板部とを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段とするとよい。
【0012】
支持体が二分割されているので、支持体が大きくても運搬が容易であり、保管場所のスペースが狭くてよい。
【0013】
また、前記本発明のプローブユニットにおいて、前記コネクタは、前記基体の外周径と同じか又は小さい外径を持ち、且つ前記基体と同軸的に固定され、前記支持体は、前記基体が挿通する通孔を持つ板状本体と、前記板状本体の前記通孔に前記基体を挿通した状態で前記板状本体と前記基体とを着脱自在に固定する固定手段とを持っているようにするとよい。
【0014】
コネクタが基体の外周径以下であり、板状本体の通孔に基体を挿通した状態で板状本体と基体とを着脱自在に固定する固定手段を有しているので、コネクタを装着したまま基体を支持体の通孔から抜いて外すことができる。
【発明の効果】
【0015】
支持体がコネクタとプローブとが装着された基体を着脱自在に装置しているので、運搬時にコネクタとプローブとを装着したままの基体を支持体から外すことができる。その結果、運搬が容易になり、保管場所のスペースも大きくならない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(実施形態1)
実施形態1のプローブユニットを図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るプローブユニットの概略断面図であり、図2は図1のA−A線断面で見た矢視図である。図3は支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【0017】
プローブユニット1は、金属製円筒基体10と、プローブ20と、コネクタ30及び支持体40等から構成されている。
【0018】
基体10は、例えばステンレス製で、段差11を有し、先端部12の外径が底部13の外径より小さく形成されている。また、先端部12には後述の耐熱保護管23が挿通する軸穴14が、底部13には後述の保護スリーブ24が装着される穴15が、形成され、軸穴14と穴15とは同軸で連通している。
【0019】
プローブ20は、底部に配置された電気的センサ21とセンサ21から延びるリード線22a、22bを内蔵する耐熱保護管23と、耐熱保護管23の先端底部を露出させつつ保護管23の外周面を包囲する保護スリーブ24と、等から構成されている。
【0020】
保護スリーブ24の基端部は、基体10の穴15に挿着される凸部25を持っている。また、保護管23の基端部は、保護スリーブ20から突出し、基体10の軸穴14に挿着されている。
【0021】
電気的センサ21は、温度を測定するプローブの場合、例えば、熱電対の測温接点であり、リード線22a、22bは、異種金属(例えば、白金−白金ロジウム)線である。溶湯中の含有酸素濃度を測定するプローブの場合は、電気的センサ21が例えばジルコニア型酸素センサであり、リード線22a、22bは銅線である。なお、ジルコニア型酸素センサを使用する場合は、保護管20の先端底部にセンサの一方の白金電極(アース電極)が溶湯に接触し、他方の白金電極が保護管23内の大気と接触するように装着される。
【0022】
耐熱保護管23は、温度を測定するプローブの場合、サーメットなどの耐熱材料で形成されることが好ましい。サーメットは、測温の際の熱伝導率の向上に寄与する金属相と、耐熱性の向上に寄与する耐火物相との混合材料で構成されているからである。サーメットとしては、例えばモリブデン−ジルコニア系を採用できる。
【0023】
保護スリーブ24は、耐熱セラミックス材料で形成されている。耐熱セラミックス材料としては、例えば、アルミナ系、シリカ系、マグネシア系、アルミナ−グラファイト系、マグネシア−グラファイト系、ジルコニア−グラファイト系、等を採用できる。
【0024】
コネクタ30は、雄型コネクタで、鍔部31aを持つ筒部31と、絶縁性端子板32、ピン端子33a、33bを備えている。そして、基体10の先端部12に装着された端子ボックス50の側壁に装着されている。
【0025】
支持体40は、円板状本体41と凸部42とを持ち、円板状本体41と凸部42には、基体10の先端部12が挿通する通孔44が形成されている。支持体40は、例えばステンレス製で、円板状本体41の外径と厚さは、支持体40が所定の重量になるように選定されるとよい。例えば、溶湯の温度を測定するプローブユニットの場合、プローブ20の先端部を溶湯に浸漬させて使用するため、大きな浮力を受ける。支持体40を浮力に抗する所定の重量になるようにすることでプローブユニットが取り付け面から浮き上がらないようになるからである。
【0026】
本実施形態の支持体40は、図2に示すように、基体10の先端部12の外周面の一部と弧状に当接する当接部42aを持つ主板部41aと、基体10の先端部12の外周面の一部と弧状に当接する当接部42bを持ち、主板部41aが当接する外周面の一部と背向する一部と当接部42bで当接し、主板部41aと共に一個の板状体41を構成する副板部41bと、主板部41a及び副板部41bで基体10の外周面を狭持するように主板部41aと副板部41bとを連結する連結手段61と、を備えている。主板部41a及び副板部41bは支持体40の板状体41を二等分したものであり、連結手段61は主板部41aと副板部41bとを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段である。
【0027】
連結手段61は、主板部41aの係合部611a、副板部41bの係合部611b、ボルト612及びナット613とからなる。
【0028】
プローブユニットを保管する場合は、図3に示すように、ボルト612とナット613を外すことで主板部41aと副板部41bを切り離すことができ、主板部41aから矢印H方向に基体10の先端部12を取り出すことができる。その結果、基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態2)
本実施形態のプローブユニット1は、連結手段以外は実施形態1と同じである。図4は、実施形態1の図2に相当する図であり、図1のA−A線断面で見た矢視図である。図5は、図4のB−B線断面で見た矢視図、図6は、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。同一要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0029】
本実施形態の連結手段は、図4中の62である。本実施形態の連結手段62は、図5に示すように、主板部41a側の係合フック621と副板部41b側の係合爪622とからなる。
【0030】
プローブユニットを保管する場合は、図6に示すように、係合フック621を係合爪622から外すことで主板部41aと副板部41bを切り離すことができ、主板部41aから矢印H方向に基体10の先端部12を取り出すことができる。その結果、基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態3)
本実施形態のプローブユニット1は、支持体と連結手段以外は実施形態1と同じである。図7は実施形態1の図2に相当する図であり、図1のA−A線断面で見た矢視図である。図8は、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。同一要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0031】
図7において、41aが主板部で、42bが副板部である。主板部41aは、副板部41bが装入される切り込み部49を備えており、切り込み部49に副板部42bが挿入されると、板状体41になる。
【0032】
連結手段は、楔式連結手段63と閂式連結手段64とから成る。楔式連結手段63は、主板部41aの係合部631a、副板部41bの係合部631b、ピン632及び楔633とからなる。
【0033】
閂式連結手段64は、主板部41aの閂挿通部641a、副板部41bの閂挿通部641b及び閂642からなる。
【0034】
プローブユニットを保管する場合は、図8aに示すように、楔633をピン632から外し、閂642を矢印H方向に閂挿通部641a、641bから引き抜くことで、主板部41aから副板部41bを矢印H方向に引き抜くことができる。その後、図8bに示すように、基体10の先端部12を切り込み47を介して矢印H方向に引き出すことで基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態4)
本実施形態のプローブユニット1を図9を使って説明する。なお、実施形態1と同じ要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0035】
基体10の先端部12の外周には支持体40と螺合するねじ16が切られている。
【0036】
コネクタ30は、基体10の先端部12に同軸的に装着される鍔部31aから突出する凸部32bを持つ金属製の筒部31と、絶縁性端子板32、ピン端子33a、33bを備えている。鍔部31aの外径は、基体10の先端部12の外径より小さく作られている。凸部31が図示しない雌型コネクタに挿入されて信号が取り出される。
【0037】
支持体40は、中央部に凸部42を持ち、中央部に前記基体10の先端部12と螺合するねじ穴43が形成されている。
【0038】
プローブユニットを保管する場合は、ねじ16とねじ43の螺合を解除することで、支持体40から取り外すことができる。この際、コネクタ30の外径が基体10の先端部12の外径以下であるので、基体10にプローブ20とコネクタ30とを取り付けたまま、支持体40から取り外すことができる。ねじ16とねじ43の螺合を解除することで、支持体40から基体10を取り外すことができるので、本実施形態では、この支持体40のねじ43が着脱自在に固定する固定手段に相当する。
(実施形態5)本実施形態のプローブユニット1を図10〜図15を使って説明する。図10は、本実施形態に係るプローブユニットの概略断面図であり、図11は、図10のC−C線断面で見た矢視図である。図12は、図11におけるD−D線断面図、図13は、固定用ピンの平面視図、図14及び図15は支持体からの基体の取り外しを説明するための図である。
【0039】
本実施形態のプローブユニット1は、実際形態4と類似している。異なる点は、基体10と支持体40とがねじで螺合する代わりに、固定手段としてピン機構を用いている点である。実施形態4と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0040】
以下、実施形態4と異なるピン機構(固定手段)について説明する。図12に示すように、基体10の先端部12の外周に断面が円弧状のピン溝19が形成されている。一方、支持体40の凸部42には、通孔44の軸方向に垂直で且つピン溝19と対向する位置にピン孔45がピン溝19をかすめるように形成されている。すなわち、図12の断面図では、ピン溝19とピン孔45とで中心が凸部42側にある円形断面孔を形成する。ピン溝19と係合し、ピン孔45と部分的に係合する47cは、図13に示すように、対向する外周面が除去されたピン本体47bの中間部分である。なお、47aは、ピンを回転させる頭部である。
【0041】
ピン47は、図11に示すように、円板状本体41に凸部42を挟むように配置されたガイド48a、48bでガイドされる。
【0042】
上記のように、ピン47の中間部分47cがピン溝19と係合し、ピン孔45と部分的に係合するので、主端部12が支持体40から抜けることがない。
【0043】
本実施形態のプローブユニットは、ピン溝19、ピン孔45、ピン47、ガイド48a、48bで固定手段(ピン機構)を構成する。
【0044】
次に、プローブユニットを保管する場合について説明する。図11及び図12に示す状態で、ピン頭部47aを180°回転させると、図14に示すように、ピン47の中間部分47cがピン溝19と係合しなくなる。その結果、図15に示すように、矢印H’方向に基体10を引き抜くことができる。この場合、図10に示すように、基体10の先端部12にコネクタ30が装着されているが、コネクタ30の外径が基体10の先端部12の外径より小さいので、コネクタ30を装着したまま支持体40から基体10を引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】実施形態1に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図2】図1のA−A線断面で見た矢視図である。
【図3】実施形態1に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図4】実施形態2に係るプローブユニットの概略平面視図である。
【図5】図4のB−B線断面で見た矢視図である。
【図6】実施形態2に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図7】実施形態3に係るプローブユニットの概略平面視図である。
【図8】実施形態3に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図9】実施形態4に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図10】実施形態5に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図11】図10のC−C線断面で見た矢視図である。
【図12】図11におけるD−D線断面図である。
【図13】固定用ピンの平面視図である。
【図14】実施形態5に係るプローブユニットにおいて、支持板からの基体の取り外しを説明するための図である。
【図15】実施形態5に係るプローブユニットにおいて、支持板からの基体の取り外しを説明するための図である。
【符号の説明】
【0046】
10・・・・・・・・・基体
12・・・・・・・先端部
13・・・・・・・底部
20・・・・・・・・・プローブ
21・・・・・・・電気的センサー
22a、22b・・・リード線
23・・・・・・・耐熱保護管
30・・・・・・・・・コネクタ
40・・・・・・・・・支持体
41・・・・・・・円板状本体(板状体)
41a・・・・・・主板部
41b・・・・・・副板部
42・・・・・・・凸部
42a、42b・・当接部
43・・・・・・・ねじ穴(固定手段)
44・・・・・・・通孔
45・・・・・・・ピン孔
49・・・・・・・切り込み部
61〜64・・・・・・連結手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブユニットに関する。本発明は、例えば、金属溶湯(鋳鉄溶湯、鋳鋼溶湯、銅溶湯、アルミ溶湯、亜鉛溶湯など)の温度や溶湯中の酸素濃度などを測定するプローブユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、熱電対を内蔵する耐熱保護管を有するプローブの基端部に、金属製の支持体(フランジ)を介してプローブと直交する方向に突出するコネクタを持つターミナルヘッドが設けられたプローブユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−296185号公報(第1頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通常、溶湯の温度や酸素濃度等を測定するプローブユニットは、プローブの先端部を、溶湯に浸漬させて使用するため、大きな浮力を受ける。そこで、プローブユニットが取り付け面から浮き上がらないように、支持体を大きく且つ重くする必要があった。また、大きな浮力を受けない場合でも、溶湯収容容器にあけられた測定用穴にプローブを挿入固定するために、測定用穴より大きな外径で且つ重い支持体が必要であった。一方、プローブユニットは、使用しないとき被測温体(例えば、取鍋)から外され、保管場所に保管される。これまでのプローブユニットは、プローブと支持体との着脱が容易でなかった。したがって、使用後保管するために支持体からプローブを外さないでそのまま保管しようとすると、支持体が大きいため運搬に多大の労力を要する。また、保管場所も大きくなってしまう。
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、運搬時の取り扱いが容易で保管場所のスペースを削減できるプローブユニットを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するためになされた本発明のプローブユニットは、金属製円筒基体と、電気的センサー内蔵の耐熱保護管を有し、前記基体の底部に同軸的に装着されるプローブと、前記基体の先端部に装着され且つ前記電気的センサーのリード線が接続されるコネクタと、前記基体に着脱自在に装置され前記プローブの先端を溶湯中に保持する支持体と、を備えることを特徴としている。
【0006】
支持体がコネクタとプローブとが装着された基体を着脱自在に装置されているので、運搬時にコネクタとプローブとを装着したまま支持体から基体を外すことができる。その結果、運搬が容易になり、保管場所のスペースも大きくならない。
【0007】
また、前記本発明のプローブユニットにおいて、前記支持体は、前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持つ主板部と、前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持ち、前記主板部が当接する前記外周面の一部と背向する一部と当接し、前記主板部と共に一個の板状体を構成する副板部と、前記主板部及び前記副板部で前記基体の前記外周面を狭持するように前記主板部と前記副板部とを連結する連結手段と、を有するようにするとよい。
【0008】
支持体と基体とが螺合するタイプであると、高温下での使用後、変形したり、錆や腐食により支持体から基体を外すことが容易でない。請求項2に係る発明では、支持体の主板部と副板部で基体の外周面を狭持するので、変形したり腐食しても支持体から基体を容易に取り外すことができる。
【0009】
また、前記主板部は前記副板部が装入される切り込み部を備えているようにしてもよい。
【0010】
主板部の切り込み部から副板部を外すだけで基体を取り出すことができる。
【0011】
また、前記主板部及び前記副板部は前記支持体を二等分したものとし、前記連結手段は前記主板部と前記副板部とを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段とするとよい。
【0012】
支持体が二分割されているので、支持体が大きくても運搬が容易であり、保管場所のスペースが狭くてよい。
【0013】
また、前記本発明のプローブユニットにおいて、前記コネクタは、前記基体の外周径と同じか又は小さい外径を持ち、且つ前記基体と同軸的に固定され、前記支持体は、前記基体が挿通する通孔を持つ板状本体と、前記板状本体の前記通孔に前記基体を挿通した状態で前記板状本体と前記基体とを着脱自在に固定する固定手段とを持っているようにするとよい。
【0014】
コネクタが基体の外周径以下であり、板状本体の通孔に基体を挿通した状態で板状本体と基体とを着脱自在に固定する固定手段を有しているので、コネクタを装着したまま基体を支持体の通孔から抜いて外すことができる。
【発明の効果】
【0015】
支持体がコネクタとプローブとが装着された基体を着脱自在に装置しているので、運搬時にコネクタとプローブとを装着したままの基体を支持体から外すことができる。その結果、運搬が容易になり、保管場所のスペースも大きくならない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(実施形態1)
実施形態1のプローブユニットを図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るプローブユニットの概略断面図であり、図2は図1のA−A線断面で見た矢視図である。図3は支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【0017】
プローブユニット1は、金属製円筒基体10と、プローブ20と、コネクタ30及び支持体40等から構成されている。
【0018】
基体10は、例えばステンレス製で、段差11を有し、先端部12の外径が底部13の外径より小さく形成されている。また、先端部12には後述の耐熱保護管23が挿通する軸穴14が、底部13には後述の保護スリーブ24が装着される穴15が、形成され、軸穴14と穴15とは同軸で連通している。
【0019】
プローブ20は、底部に配置された電気的センサ21とセンサ21から延びるリード線22a、22bを内蔵する耐熱保護管23と、耐熱保護管23の先端底部を露出させつつ保護管23の外周面を包囲する保護スリーブ24と、等から構成されている。
【0020】
保護スリーブ24の基端部は、基体10の穴15に挿着される凸部25を持っている。また、保護管23の基端部は、保護スリーブ20から突出し、基体10の軸穴14に挿着されている。
【0021】
電気的センサ21は、温度を測定するプローブの場合、例えば、熱電対の測温接点であり、リード線22a、22bは、異種金属(例えば、白金−白金ロジウム)線である。溶湯中の含有酸素濃度を測定するプローブの場合は、電気的センサ21が例えばジルコニア型酸素センサであり、リード線22a、22bは銅線である。なお、ジルコニア型酸素センサを使用する場合は、保護管20の先端底部にセンサの一方の白金電極(アース電極)が溶湯に接触し、他方の白金電極が保護管23内の大気と接触するように装着される。
【0022】
耐熱保護管23は、温度を測定するプローブの場合、サーメットなどの耐熱材料で形成されることが好ましい。サーメットは、測温の際の熱伝導率の向上に寄与する金属相と、耐熱性の向上に寄与する耐火物相との混合材料で構成されているからである。サーメットとしては、例えばモリブデン−ジルコニア系を採用できる。
【0023】
保護スリーブ24は、耐熱セラミックス材料で形成されている。耐熱セラミックス材料としては、例えば、アルミナ系、シリカ系、マグネシア系、アルミナ−グラファイト系、マグネシア−グラファイト系、ジルコニア−グラファイト系、等を採用できる。
【0024】
コネクタ30は、雄型コネクタで、鍔部31aを持つ筒部31と、絶縁性端子板32、ピン端子33a、33bを備えている。そして、基体10の先端部12に装着された端子ボックス50の側壁に装着されている。
【0025】
支持体40は、円板状本体41と凸部42とを持ち、円板状本体41と凸部42には、基体10の先端部12が挿通する通孔44が形成されている。支持体40は、例えばステンレス製で、円板状本体41の外径と厚さは、支持体40が所定の重量になるように選定されるとよい。例えば、溶湯の温度を測定するプローブユニットの場合、プローブ20の先端部を溶湯に浸漬させて使用するため、大きな浮力を受ける。支持体40を浮力に抗する所定の重量になるようにすることでプローブユニットが取り付け面から浮き上がらないようになるからである。
【0026】
本実施形態の支持体40は、図2に示すように、基体10の先端部12の外周面の一部と弧状に当接する当接部42aを持つ主板部41aと、基体10の先端部12の外周面の一部と弧状に当接する当接部42bを持ち、主板部41aが当接する外周面の一部と背向する一部と当接部42bで当接し、主板部41aと共に一個の板状体41を構成する副板部41bと、主板部41a及び副板部41bで基体10の外周面を狭持するように主板部41aと副板部41bとを連結する連結手段61と、を備えている。主板部41a及び副板部41bは支持体40の板状体41を二等分したものであり、連結手段61は主板部41aと副板部41bとを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段である。
【0027】
連結手段61は、主板部41aの係合部611a、副板部41bの係合部611b、ボルト612及びナット613とからなる。
【0028】
プローブユニットを保管する場合は、図3に示すように、ボルト612とナット613を外すことで主板部41aと副板部41bを切り離すことができ、主板部41aから矢印H方向に基体10の先端部12を取り出すことができる。その結果、基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態2)
本実施形態のプローブユニット1は、連結手段以外は実施形態1と同じである。図4は、実施形態1の図2に相当する図であり、図1のA−A線断面で見た矢視図である。図5は、図4のB−B線断面で見た矢視図、図6は、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。同一要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0029】
本実施形態の連結手段は、図4中の62である。本実施形態の連結手段62は、図5に示すように、主板部41a側の係合フック621と副板部41b側の係合爪622とからなる。
【0030】
プローブユニットを保管する場合は、図6に示すように、係合フック621を係合爪622から外すことで主板部41aと副板部41bを切り離すことができ、主板部41aから矢印H方向に基体10の先端部12を取り出すことができる。その結果、基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態3)
本実施形態のプローブユニット1は、支持体と連結手段以外は実施形態1と同じである。図7は実施形態1の図2に相当する図であり、図1のA−A線断面で見た矢視図である。図8は、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。同一要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0031】
図7において、41aが主板部で、42bが副板部である。主板部41aは、副板部41bが装入される切り込み部49を備えており、切り込み部49に副板部42bが挿入されると、板状体41になる。
【0032】
連結手段は、楔式連結手段63と閂式連結手段64とから成る。楔式連結手段63は、主板部41aの係合部631a、副板部41bの係合部631b、ピン632及び楔633とからなる。
【0033】
閂式連結手段64は、主板部41aの閂挿通部641a、副板部41bの閂挿通部641b及び閂642からなる。
【0034】
プローブユニットを保管する場合は、図8aに示すように、楔633をピン632から外し、閂642を矢印H方向に閂挿通部641a、641bから引き抜くことで、主板部41aから副板部41bを矢印H方向に引き抜くことができる。その後、図8bに示すように、基体10の先端部12を切り込み47を介して矢印H方向に引き出すことで基体10にプローブ20とコネクタボックス50を取り付けたまま基体10を支持板40から外すことができる。
(実施形態4)
本実施形態のプローブユニット1を図9を使って説明する。なお、実施形態1と同じ要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0035】
基体10の先端部12の外周には支持体40と螺合するねじ16が切られている。
【0036】
コネクタ30は、基体10の先端部12に同軸的に装着される鍔部31aから突出する凸部32bを持つ金属製の筒部31と、絶縁性端子板32、ピン端子33a、33bを備えている。鍔部31aの外径は、基体10の先端部12の外径より小さく作られている。凸部31が図示しない雌型コネクタに挿入されて信号が取り出される。
【0037】
支持体40は、中央部に凸部42を持ち、中央部に前記基体10の先端部12と螺合するねじ穴43が形成されている。
【0038】
プローブユニットを保管する場合は、ねじ16とねじ43の螺合を解除することで、支持体40から取り外すことができる。この際、コネクタ30の外径が基体10の先端部12の外径以下であるので、基体10にプローブ20とコネクタ30とを取り付けたまま、支持体40から取り外すことができる。ねじ16とねじ43の螺合を解除することで、支持体40から基体10を取り外すことができるので、本実施形態では、この支持体40のねじ43が着脱自在に固定する固定手段に相当する。
(実施形態5)本実施形態のプローブユニット1を図10〜図15を使って説明する。図10は、本実施形態に係るプローブユニットの概略断面図であり、図11は、図10のC−C線断面で見た矢視図である。図12は、図11におけるD−D線断面図、図13は、固定用ピンの平面視図、図14及び図15は支持体からの基体の取り外しを説明するための図である。
【0039】
本実施形態のプローブユニット1は、実際形態4と類似している。異なる点は、基体10と支持体40とがねじで螺合する代わりに、固定手段としてピン機構を用いている点である。実施形態4と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0040】
以下、実施形態4と異なるピン機構(固定手段)について説明する。図12に示すように、基体10の先端部12の外周に断面が円弧状のピン溝19が形成されている。一方、支持体40の凸部42には、通孔44の軸方向に垂直で且つピン溝19と対向する位置にピン孔45がピン溝19をかすめるように形成されている。すなわち、図12の断面図では、ピン溝19とピン孔45とで中心が凸部42側にある円形断面孔を形成する。ピン溝19と係合し、ピン孔45と部分的に係合する47cは、図13に示すように、対向する外周面が除去されたピン本体47bの中間部分である。なお、47aは、ピンを回転させる頭部である。
【0041】
ピン47は、図11に示すように、円板状本体41に凸部42を挟むように配置されたガイド48a、48bでガイドされる。
【0042】
上記のように、ピン47の中間部分47cがピン溝19と係合し、ピン孔45と部分的に係合するので、主端部12が支持体40から抜けることがない。
【0043】
本実施形態のプローブユニットは、ピン溝19、ピン孔45、ピン47、ガイド48a、48bで固定手段(ピン機構)を構成する。
【0044】
次に、プローブユニットを保管する場合について説明する。図11及び図12に示す状態で、ピン頭部47aを180°回転させると、図14に示すように、ピン47の中間部分47cがピン溝19と係合しなくなる。その結果、図15に示すように、矢印H’方向に基体10を引き抜くことができる。この場合、図10に示すように、基体10の先端部12にコネクタ30が装着されているが、コネクタ30の外径が基体10の先端部12の外径より小さいので、コネクタ30を装着したまま支持体40から基体10を引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】実施形態1に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図2】図1のA−A線断面で見た矢視図である。
【図3】実施形態1に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図4】実施形態2に係るプローブユニットの概略平面視図である。
【図5】図4のB−B線断面で見た矢視図である。
【図6】実施形態2に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図7】実施形態3に係るプローブユニットの概略平面視図である。
【図8】実施形態3に係るプローブユニットにおいて、支持体からコネクタとプローブとが装着された基体の取り外しを説明する図である。
【図9】実施形態4に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図10】実施形態5に係るプローブユニットの概略断面図である。
【図11】図10のC−C線断面で見た矢視図である。
【図12】図11におけるD−D線断面図である。
【図13】固定用ピンの平面視図である。
【図14】実施形態5に係るプローブユニットにおいて、支持板からの基体の取り外しを説明するための図である。
【図15】実施形態5に係るプローブユニットにおいて、支持板からの基体の取り外しを説明するための図である。
【符号の説明】
【0046】
10・・・・・・・・・基体
12・・・・・・・先端部
13・・・・・・・底部
20・・・・・・・・・プローブ
21・・・・・・・電気的センサー
22a、22b・・・リード線
23・・・・・・・耐熱保護管
30・・・・・・・・・コネクタ
40・・・・・・・・・支持体
41・・・・・・・円板状本体(板状体)
41a・・・・・・主板部
41b・・・・・・副板部
42・・・・・・・凸部
42a、42b・・当接部
43・・・・・・・ねじ穴(固定手段)
44・・・・・・・通孔
45・・・・・・・ピン孔
49・・・・・・・切り込み部
61〜64・・・・・・連結手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製円筒基体と、
電気的センサー内蔵の耐熱保護管を有し、前記基体の底部に同軸的に装着されるプローブと、
前記基体の先端部に装着され且つ前記電気的センサーのリード線が接続されるコネクタと、
前記基体に着脱自在に装置され前記プローブの先端を溶湯中に保持する支持体と、を備えることを特徴とするプローブユニット。
【請求項2】
前記支持体は、
前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持つ主板部と、
前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持ち、前記主板部が当接する前記外周面の一部と背向する一部と当接し、前記主板部と共に一個の板状体を構成する副板部と、
前記主板部及び前記副板部で前記基体の前記外周面を狭持するように前記主板部と前記副板部とを連結する連結手段と、
を有する請求項1に記載のプローブユニット。
【請求項3】
前記主板部は前記副板部が装入される切り込み部を備える請求項2に記載のプローブユニット。
【請求項4】
前記主板部及び前記副板部は前記支持体を二等分したものであり、前記連結手段は前記主板部と前記副板部とを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段である請求項2に記載のプローブユニット。
【請求項5】
前記コネクタは、前記基体の外周径と同じか又は小さい外径を持ち、且つ前記基体と同軸的に固定され、
前記支持体は、前記基体が挿通する通孔を持つ板状本体と、前記板状本体の前記通孔に前記基体を挿通した状態で前記板状本体と前記基体とを着脱自在に固定する固定手段とを持つ請求項1に記載のプローブユニット。
【請求項1】
金属製円筒基体と、
電気的センサー内蔵の耐熱保護管を有し、前記基体の底部に同軸的に装着されるプローブと、
前記基体の先端部に装着され且つ前記電気的センサーのリード線が接続されるコネクタと、
前記基体に着脱自在に装置され前記プローブの先端を溶湯中に保持する支持体と、を備えることを特徴とするプローブユニット。
【請求項2】
前記支持体は、
前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持つ主板部と、
前記基体の外周面の一部と弧状に当接する当接部を持ち、前記主板部が当接する前記外周面の一部と背向する一部と当接し、前記主板部と共に一個の板状体を構成する副板部と、
前記主板部及び前記副板部で前記基体の前記外周面を狭持するように前記主板部と前記副板部とを連結する連結手段と、
を有する請求項1に記載のプローブユニット。
【請求項3】
前記主板部は前記副板部が装入される切り込み部を備える請求項2に記載のプローブユニット。
【請求項4】
前記主板部及び前記副板部は前記支持体を二等分したものであり、前記連結手段は前記主板部と前記副板部とを二等分した分割面同士が当接するように連結する手段である請求項2に記載のプローブユニット。
【請求項5】
前記コネクタは、前記基体の外周径と同じか又は小さい外径を持ち、且つ前記基体と同軸的に固定され、
前記支持体は、前記基体が挿通する通孔を持つ板状本体と、前記板状本体の前記通孔に前記基体を挿通した状態で前記板状本体と前記基体とを着脱自在に固定する固定手段とを持つ請求項1に記載のプローブユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2009−198237(P2009−198237A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−38552(P2008−38552)
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(000220767)東京窯業株式会社 (211)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(000220767)東京窯業株式会社 (211)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】
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