説明

ヘルメット

【課題】真の安全性(法的安全性ー「反安全性=作業能率低下や熱中症等・暑気の弊害」)が高いヘルメット(理想のヘルメット)を実現すること。
【解決手段】クッション部材を採用した点にある。すなわち、自動車等の車や防弾チョッキは、クッション部材により、それぞれの目的を実現しているように、ヘルメットは、クッション部材により、その目的(真の安全性が高いヘルメット=理想のヘルメット)を実現することができる。具体的には、ヘルメット本体の頂部に、暑気を排出するトンネル部3を設け、かつ、このトンネル部の上部にクッション部材を設け、かつ、このクッション部材の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部にし、かつ、この屈曲・復帰自在部が下方に屈曲したとき、この自在部の左右・両側を受け止める受部材6や中間リブ等を設けたりしたこと等で実現できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全性と着用性にすぐれたヘルメットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ヘルメット本体の頂部に前後方向のトンネル部を突設し、このトンネル部4の後部を暑気排出口とし、かつ、このトンネル部の上部にクッション部材を設けたヘルメットが既にある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特許第3766625号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1 ヘルメットの究極の課題は、真の安全性(法的安全性・次のイー反安全性・次のロ)が高いヘルメット(=理想のヘルメット)を実現することである。すなわち
イ・ 法的安全性をクリヤーすること。すなわち、物体の飛来又は落下、墜落、転倒、衝突等から頭部等を守るための法令(労働安全衛生法の保護帽規格等)をクリヤーすること。
ロ・ 反安全性(着用性が悪い)を改善すること=着用性を良くすること。
すなわち、着用性が悪いこと(=頭部に汗や暑気が発生したり溜まったりすること)による反安全性(=ボーットなったり、作業能率が低下したり、熱中症等の病気になったり、急激に目が眩んだり足がふらついたりすること等、かつ、これらによる事故発生等)を改善すること=着用性を良くすること。
この反安全性は、夏、野外作業に従事する作業者にとって、深刻なものであり、高所作業に従事する人々にとっては、なお一層、深刻なものとなっている。
ハ・ よって、究極の課題は、真の安全性(イ・法的安全性ーロ・反安全性=ハ・真の安全性)が高いヘルメット(理想のヘルメット)を実現することである。
ちなみに、現実は、真の安全性(=イ・法的安全性ーロ・反安全性)がゼロかそれ以下になっている場合が多々あると思われる(ヘルメットを被ることを拒絶する人が多々いる)。
2 そこで、様々なヘルメットが提案されたり作られたりしてきた。しかし、これらは、法的安全性(前記1イ)についてはクリヤーしているが、反安全性の改善(着用性を良くする=前記1ロ)については不満足のものだった。
それで、反安全性(着用性が悪い)を大幅に改善したヘルメット、すなわち、着用性が良い(暑気が自然の理により効率良くスムーズに排出される)ヘルメット(特許文献1)が開発された。
しかし、このヘルメットは、トンネルの後部における衝撃等を角で受けたり、暑気排出のために設けた孔等による強度の低下を十分に補っていなかったりする点等があり、トンネル部の後部における衝撃等に対する安全が十分ではなく、このままでは、法的安全性をクリヤーできないものであることがわかった。
【0005】
それで、本発明の課題は、ア・法的安全性(「労働安全衛生法の保護帽規格」等の制約)をクリヤーするという課題(特許文献1のヘルメットの欠陥・法的安全性が不十分)を解決し、かつ、イ・反安全性(前記1ロ)を大幅に改善して着用性を良くしたこと(=特許文献1のヘルメットの長所)は生かし、ウ・そして、これらにより、真の安全性(法的安全性ー反安全性)が高いヘルメット(理想のヘルメット)を実現すること(=究極の課題を解決すること)である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の課題解決手段は、クッション部材の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部(4a)にし、かつ、この屈曲・復帰自在部が下方に屈曲したとき、この自在部の左右・両側を受け止める受部材(6)を、ヘルメット本体に設けたこと。
【0007】
第2の課題解決手段は、天井部の両端に下向きの側部がある前側突部(5)を、ヘルメット本体に突設し、かつ、この前側突部(5)の上部の一部又は全部にクッション部材(4)の前部を固定して、このクッション部材の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部(4a)にし、かつ、この屈曲・復帰自在部が下方に屈曲したとき、この自在部の左右・両側を受け止める受部材(6)を前記の前側突部(5)の側部(5b)と一体の形でヘルメット本体に設けたこと。
【0008】
また、第3の課題解決手段は、前記受部材と前記の前側突部とを、これらの上面の高さを同一にして、この受部材をこの前側突部の側部と一体の形でヘルメット本体に設けたこと。
【0009】
また、第4の課題解決手段は、前記の前側突部を、この前側突部の天井部材の後端(C)が排気口出口(B)より前にある形で、ヘルメット本体に突設したこと。
【0010】
また、第5の課題解決手段は、前記受部材を全体として後下がりの形にしたこと。
【0011】
また、第6の課題解決手段は、前記受部材の一部又は全部をカーブ状の形にしたこと。
【0012】
また、第7の課題解決手段は、トンネルの前端(第1の実施例のL)又は前記の前側突部の天井部(5a)から排気口出口の端部(B)ないし同端部の後方に至る間に、一本又は複数本の中間リブ(10)を設けたこと。
【0013】
また、第8の課題解決手段は、前記クッション部材の両端の下部に、ゴム板等の柔軟性を有する裾(8)を設けたこと。
【0014】
また、第9の課題解決手段は、前記裾の一部又は全部の外周辺に裾周辺突部(9)があり、かつ、この裾周辺突部はヘルメット本体に形成したものであること。
【0015】
第1の課題解決手段による作用は、トンネル部の後部における衝撃等を、屈曲・復帰自在部(4a)(=屈曲したり復元したりするクッション部材)を介して受部材(6)が受ける止めるため、受部材等に対する衝撃等が緩和されたり、暑気排出口(7)が閉まったりし、これらにより、前記衝撃等に対する安全性をクリヤーすることができ、特許文献1のヘルメットの課題を解決できる。
すなわち、法的安全性(「労働安全衛生法の保護帽規格」等の制約)をクリヤーし、かつ、着用性がよい(=前記反安全性を大幅に改善した)ヘルメットを実現することができる。
【0016】
また、第2の課題解決手段による作用は、受部材(6)を前側突部の側部(5b)と一体の形でヘルメット本体に設けてあるため、第1の課題解決手段と同様の作用があり、かつ、ヘルメット内の暑気が前側突部(5)をも通って流出するため、第1の手段に比べ、その暑気の流出がスムーズ、且つ多量になり、着用性がより向上するという効果を発揮する。
つまり、法的安全性をクリヤーし、かつ、着用性がより向上したヘルメットを実現することができる。
【0017】
また、第3の課題解決手段による作用は、受部材の強度が増し、かつ、受部材と前側突部とを一体にしたところにおける衝撃等を、この受部材と前側突部とで受け止めるため、同衝撃等に対する安全がより向上するという効果を発揮する。
【0018】
また、第4の課題解決手段による作用は、天井部の後端(C)が排気口出口(B)より前になるため、トンネル部の成型が容易になり、かつ、排気口出口の付近の空間が広がり(=ヘルメット内の暑気排出能力が高まり)着用性がより向上するという効果を発揮する。
【0019】
また、第5の課題解決手段による作用は、受部材が全体として後下がりの形であるため、飛来物や落下物等が屈曲・復帰自在部(4a)に衝突したとき、暑気排出口(7)が閉まったり、飛来物や落下物等をヘルメットの外方向へ排斥したりするという効果(飛来物や落下物等に対する安全性が向上するという効果)を発揮する。
【0020】
また、第6の課題解決手段による作用は、屈曲・復帰自在部(4a)における衝撃等を、屈曲・復帰自在部(4a)をカーブ状の受部材(6)で受け止めるため、屈曲・復帰自在部(4a)を穏やかに受け止めるという効果(衝撃等に対する安全性が向上するという効果)を発揮する。
【0021】
また、第7の課題解決手段による作用は、中間リブ(10)を1本又は複数本設けることにより、次のアイのことができるため、法的安全性を保った上で、ヘルメット内の暑気排出能力(着用性)を必要に応じて高めることができる。
ア)前記屈曲・復帰自在部(4a)を受け止める面や力を増やすこと(=衝撃等に対する安全を高めたこと)。
イ)暑気排出口(7)を左右方向に広げて排気口を広げること(=衝撃等に対する安全を保った上で排気口を広げること)。
【0022】
また、第8の課題解決手段による作用は、裾(8)が、屈曲・復帰自在部(4a)を受部材(6)に導いたり、落下物等の侵入を防いだりするため、安全性が向上するという効果を発揮する。見た目も美しい。
【0023】
また、第9の課題解決手段による作用は、裾周辺突部(9)をヘルメット本体に形成するため、トンネル部の後部における衝撃等に対する強度が増し、かつ、屈曲・復帰自在部(4a)を前記受部材(6)に導く裾(8)を裾周辺突部(9)がガイドするため、安全性をより高めることができる。見た目も美しい。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、特許文献1のヘルメットの長所(着用性が良い=反安全性を大幅に改善)は生かし、同ヘルメットの課題(トンネル部の後部における衝撃等に対する強度不足等)は解決し、これらにより、真の安全性(法的安全性ー反安全性)が高いヘルメット(理想のヘルメット)を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
【0026】
図1から図7において、ヘルメット1は、概略、強化プラスチックなどの強度の大きい素材から成るヘルメット本体2の頂部に、トンネル部3を前後方向に突設したものである。
【0027】
図1及び図4において、本発明の第1の実施例を説明する。
図1のように、ヘルメット本体2の頂部に前後方向のトンネル部3を設け、このトンネル部の後部を暑気排出口7とし、かつ、このトンネル部3の上部にクッション部材4があるヘルメットにおいて、図4のように、このクッション部材4の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部4aにし、かつ、この屈曲・復帰自在部4aが下方に屈曲したとき、この自在部4aの左右・両側を受け止める受部材6をヘルメット本体2に設けている。また、図4のように、トンネル部3の前端Lは略L形であり、トンネル部3の天井部はクッション部材4になっている。
【0028】
図1から図3において、本発明の第2の実施例を説明する。
図1のように、ヘルメット本体2の頂部に前後方向のトンネル部3を設け、このトンネル部の後部を暑気排出口7とし、かつ、このトンネル部3の上部にクッション部材4があるヘルメットにおいて、図3のように、天井部5aの両側に下向きの側部5bがある前側突部5(図3)を、図2の右下図のように、ヘルメット本体2に突設し、かつ、図2の右上下図及び左下図のように、この前側突部5の上部にクッション部材4の前部を接着剤等で固定し、かつ、このクッション部材4の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部4aにし、かつ、この屈曲・復帰自在部4aが下方に屈曲したとき、この自在部4aの左右・両側を受け止める受部材6を前側突部5(図3も参照)の側部5bと一体の形でヘルメット本体2に設けている。
したがって、このトンネル部3の天井部は、図2の右下図のように、前側突部5の天井部5aと屈曲・復帰自在部4a(クッション部材4の後部)とからなっている。また、前側突部5の横断面は、前側突部5の後端部においては略逆U形(図3も参照)であり、前側突部5の前端部においては略平状(図3も参照)になっている。また、前側突部5の側部5bと受部材6は一体のものであり、かつ、このものはヘルメット本体2に設けてあるものでもある。
なお、前側突部5は、長いトンネル形でも、全部の横断面を略逆U形にしたもの等でもよく、また、前側突部5を長くした場合においては、前側突部5の一部の上部にクッション部材4の前部を固定することになる。
また、クッション部材4は、これの前後等で材質等を変えたり、一部又は全部にカーボンやナイロンや金属等の補強材を加えたりする場合もあるものでもある。裾8もまた同じ。
【0029】
図2の右下図において、受部材6と前側突部5(図3も参照)とを、これらの上面を同一にして、この受部材6をこの前側突部5の側部と一体の形でヘルメット本体2に設けている。
【0030】
図2の右下図において、前側突部5を、この前側突部5の天井部5aの後端C(図3も参照)が排気口出口Bより前にある形で、ヘルメット本体2に突設している。
【0031】
図2の右下図において、受部材6は、全体として後下がりの形になっていっており、かつ、全体としてカーブ状になっている。
【0032】
図2(特に左上図)において、前側突部5の天井部5aから排気口出口の端部B及びこの端部の後方に至る間に、中間リブ10が一本設けてある。
この中間リブ10は、暑気排出口からの暑気排気量を増やしたり、トンネル部の後部の強度を高めたりする為のものであり、必要に応じ複数本にすることもあるものであり、また、第1の実施例の場合は、トンネル部3の前端L(図4参照)から、排気口出口の端部Bないし同端部の後方に至る間に設けるものでもある。
【0033】
図1及び図2において、前記クッション部材4の後部の両端の下部に、ゴム板等の柔軟性を有する裾8(図7も参照)が設けてある。
この裾は、落下物等に対する安全をより高めるために、クッション部材4の後端部に設けたりすることもあるものでもある。
【0034】
図1及び図2において、前記裾8の外周辺に裾周辺突部9があり、かつ、この裾周辺突部9はヘルメット本体に形成してある。
また、この裾周辺突部9は、例えば、ヘルメット本体2を略逆U状に形成したもの(図5も参照)等でもよい。
また、裾周辺突部9は、図1及び図2の右上下図のように、ヘルメット本体に設けたスロープ部11と一体をなした形になっている。
【0035】
また、屈曲・復帰自在部4aを図6のように上下に分けて、下を排気口閉鎖部材12にしたり、又は、屈曲・復帰自在部の下に排気口閉鎖部材12を設けたりして、屈曲・復帰自在部の下に排気口閉鎖部材12を設けることにより、寒さや粉塵等で排気口を閉鎖したい場合には、排気口閉鎖部材12を下げることにより排気口を塞ぐことができる。
【0036】
このヘルメット1は、上記のように構成されており、法的安全性(労働安全衛生法の保護帽規格等の制約)もクリヤーでき、かつ、反安全性を大幅に改善した(着用性が良い)ものになっている。
例えば、イ)トンネル部の後部における衝撃等を、屈曲・復帰自在部4a(クッション部材4の後部)で受け、かつ、その自在部4aを受部材6や中間リブ10で受け止めるようにし、また、裾周辺突部9等をも設け、これらにより、「労働安全衛生法の保護帽規格」等の法的制約もクリヤーすることができる。
ロ)また、ヘルメット着用時におけるヘルメット内部の暑気は、この暑気の上昇力により、トンネル部3を通り、効率よくスムーズに排出されるので(図2の右下図の矢印D参照)、着用性が良いものになっている。
【0037】
以上説明したように本発明によれば、特許文献1のヘルメットの長所(着用性が良い=反安全性を大幅に改善)は生かし、同ヘルメットの課題(トンネル部の後部における衝撃等に対する強度不足等)は解決することができ、真の安全性(法的安全性ー反安全性)が高いヘルメット(理想のヘルメット)を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のヘルメットの第1及び第2の実施例の側面図
【図2】同第2の実施例のトンネル部とこの周辺の図であり、次のとおりである。 右上図は、同トンネル部とこの付近の平面図でクッション部材の一部を切り欠いだもの。 右下図は、右上図におけるX−X線断面図。 左上図は、右上図におけるY−Y線断面図で中間リブ(10)の説明図。 左下図は、同トンネル部とこの付近の背面図
【図3】同第2の実施例におけるトンネル部の前側突部(5)の斜視図
【図4】同第1の実施例のトンネル部とこの周辺の縦断面図
【図5】同第2の実施例における裾周辺部の変形で、略逆U形の裾周辺突部(9)と この周辺の横断面斜視図
【図6】同第2の実施例におけるトンネル部とこの付近の縦断面図で、同トンネル部 に排気口閉鎖部材(12)を設けたもの。
【図7】同第1及び第2の実施例におけるクッション部材(4)とこれの両端に設け た裾(8)の斜視図
【符号の説明】
【0039】
1 ヘルメット1
2 ヘルメット本体
3 トンネル部
4 クッション部材
4a 屈曲・復帰自在部
5 前側突部
5a 天井部
5b 側部
6 受部材
7 暑気排出口
8 裾
9 裾周辺突部
10 中間リブ
11 スロープ部
A トンネル部の後端
B 排気口出口の端部
C 前側突部の天井部の後端
D 暑気流出線
L (第1の実施例の)トンネル部の前端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘルメット本体(2)の頂部に前後方向のトンネル部(3)を設け、このトンネル部の後部を暑気排出口(7)とし、かつ、このトンネル部の上部にクッション部材(4)があるヘルメットにおいて、このクッション部材(4)の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部(4a)にし、かつ、この屈曲・復帰自在部(4a)が下方に屈曲したとき、この自在部(4a)の左右・両側を受け止める受部材(6)をヘルメット本体に設けたことを特徴とするヘルメット。
【請求項2】
ヘルメット本体(2)の頂部に前後方向のトンネル部(3)を設け、このトンネル部の後部を暑気排出口(7)とし、かつ、このトンネル部の上部にクッション部材(4)があるヘルメットにおいて、天井部(5a)の両端に下向きの側部(5b)がある前側突部(5)をヘルメット本体に突設し、かつ、この前側突部(5)の上部の一部又は全部に前記クッション部材(4)の前部を固定して、このクッション部材(4)の後部を屈曲したり復元したりする屈曲・復帰自在部(4a)にし、かつ、この屈曲・復帰自在部(4a)が下方に屈曲したとき、この自在部(4a)の左右・両側を受け止める受部材(6)を前記の前側突部(5)の側部と一体の形でヘルメット本体に設けたことを特徴とするヘルメット。
【請求項3】
前記受部材(6)と前記の前側突部(5)とを、これらの上面を同一にして、この受部材(6)をこの前側突部(5)の側部と一体の形でヘルメット本体に設けたことを特徴とする請求項2に記載のヘルメット。
【請求項4】
前記の前側突部(5)を、この前側突部の天井部(5a)の後端(C)が排気口出口(B)より前にある形で、ヘルメット本体に突設したことを特徴とする請求項2ないし3に記載のヘルメット。
【請求項5】
前記受部材(6)を全体として後下がりの形にしたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のヘルメット。
【請求項6】
前記受部材(6)の一部又は全部をカーブ状の形にしたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のヘルメット。
【請求項7】
トンネル部の前端(L)又は前記の前側突部(5)の天井部(5a)から排気口出口の端部(B)ないし同端部の後方に至る間に、一本又は複数本の中間リブ(10)を設けたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のヘルメット。
【請求項8】
前記クッション部材(4)の両端の下部に、ゴム板等の柔軟性を有する裾(8)を設けたことを特徴する請求項1から7の何れかに記載のヘルメット。
【請求項9】
前記裾(8)の一部又は全部の外周辺に裾周辺突部(9)があり、かつ、この裾周辺突部(9)はヘルメット本体に形成したものであることを特徴する請求項1から8の何れかに記載のヘルメット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−2043(P2008−2043A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−175477(P2006−175477)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【出願人】(591137905)有限会社開伸 (7)
【Fターム(参考)】