説明

ベルト用プロファイル及びプロファイル付きベルト

【課題】歯付ベルトへの着脱が容易なベルト用プロファイル及びプロファイル付きベルトの提供。
【解決手段】プロファイル本体4と爪部6とを連結部を介して一体に形成する。歯付ベルト3の側縁部をベルト幅方向内側からプロファイル本体4と爪部6との間に挿入する。プロファイル本体4が歯付ベルト3の背面側に配置される。爪部6が側縁部かつ歯面側に配置される。連結部が歯付ベルト3の側面外側を通る。プロファイル本体4と爪部6とが側縁部を挟持しつつ、爪部6がベルト歯5に係止して、歯付ベルト3にプロファイル1が装着される。反対の手順により、歯付ベルト3からプロファイル1を取り外す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯付ベルトに装着して使用するベルト用プロファイル及びプロファイル付きベルトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ベルト搬送において、その被搬送物が転がりやすいものである場合や、水平面に対する搬送方向の傾斜角が大きい場合、ベルトの背面に、被搬送物を搬送方向に押し送るためのプロファイルを取り付けるようにしている。このプロファイルは、ベルトの背面に接着や溶着することによって取り付けることが多く、さらに、ベルトとプロファイルとを一体的に成型することもある。
【0003】
ただ、プロファイルをベルトに取り付けるための手法として接着や溶着などを採用すると、プロファイルの素材の選択が制約を受けやすく、しかも、プロファイルの取り外しができないことから、外観を観察するだけでは接合部の状態を確認できず、プロファイルの寿命を判断しにくいことが多い。また、ベルトとプロファイルとを一体的に成型するには、ベルト成型に、プロファイルの形状を掘り込んだ金型を使用する必要があり、投資金額が高くなり、寸法変更への対応も難しい。
【0004】
これに対して、例えば特許文献1は、歯付ベルトの歯底に嵌め込んだ状態で、歯付ベルト側面において背面側に突出するコ字形あるいは一対のL字形の取付具を介して、ねじ止めにより、歯付ベルトにプロフィルを取り付けるようにしている。
【特許文献1】特開2004−59272(段落番号0006〜0009)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1のプロフィルは、ねじ止めによって歯付ベルトに取り付けるので、その装着及び取り外しが面倒であり、一旦歯付ベルトに装着した後は、寿命の確認などのために取り外すことなく、歯付ベルトに装着したままになりやすい。
【0006】
本発明は、歯付ベルトへの着脱が容易なベルト用プロファイル及びプロファイル付きベルトの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るベルト用プロファイルは、歯付ベルトに装着して使用するものであり、歯付ベルトの背面側に配置されるプロファイル本体と、このプロファイル本体との間に歯付ベルトの側縁部を挟持しつつベルト歯に係止されるよう歯付ベルトの側縁部かつ歯面側に配置される爪部とを備え、その爪部を、歯付ベルト側面の外側を通る連結部を介してプロファイル本体と一体に形成したものである。
【0008】
上記構成によれば、プロファイル本体と爪部とを歯付ベルト側面の外側を通る連結部を介して一体に形成するので、歯付ベルトの側縁部をベルト幅方向内側からプロファイル本体と爪部との間に挿入するだけで、歯付ベルトにプロファイルを容易に装着することができる。しかも、プロファイルを装着するのと反対の手順により、歯付ベルトからプロファイルを容易に取り外すことができる。なお、プロファイル本体と爪部との間に歯付ベルトの側縁部を挿入又は抜き出すには、歯付ベルトを湾曲させて一旦ベルト幅方向に縮めることにより、爪部の先端を乗り越えさせればよい。
【0009】
また、爪部を歯付ベルトの側縁部かつ歯面側に配置するので、この爪部をベルト歯に係止してベルト長手方向へのプロファイルの移動を阻止しつつ、爪部をベルト幅方向で歯付プーリの外側に位置させて、歯付ベルトと歯付プーリとの噛み合いを阻害するのを防止することができる。
【0010】
爪部は、歯付ベルトの側縁部のベルト歯に係止できる形状であればよく、複数の歯先及び歯溝に嵌り合う形状に設定することもできるが、爪部のベルト長手方向の長さを短くするほど、爪部で歯付ベルトの屈曲が阻害されにくく、歯付ベルトを掛巻する歯付プーリを小径に設定することができる。
【0011】
爪部の断面形状としては、歯付ベルトの歯先を覆うことなく一つの歯溝に嵌る断面形状を例示できる。これにより、爪部を簡単な山形形状に形成することができ、しかも、爪部のベルト長手方向の長さを極力短くすることができる。また、爪部を、歯付ベルトの一つの歯溝に嵌ると共に歯溝の両側の歯先を覆う断面形状に設定すれば、一つの歯溝に嵌るだけの形状よりも、爪部のベルト長手方向の長さ、すなわち爪部の幅が大きい分、爪部の強度を高めることができる。
【0012】
また、爪部を、歯付ベルトの歯溝に嵌ることなく一つの歯先を覆う断面形状に設定することもできる。そうすれば、爪部を歯付ベルトのうちの元々曲げにくい部位である歯先部分に係止することができるので、歯付ベルトのうちの曲げやすい部位である歯溝部分の曲げを阻害することがなく、歯付ベルトの屈曲をより阻害しにくくすることができる。
【0013】
上記のように、歯付ベルトの屈曲を阻害しないよう爪部を幅狭に設定する場合、単に爪部のベルト長手方向の長さを短くしただけでは、被搬送物からの反力によってプロファイルが倒れやすくなるが、プロファイル本体を歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設した構成とし、その基板を歯付ベルトの複数の歯先及び歯溝に渡る長さに設定すれば、歯付ベルトの屈曲を阻害することなく、プロファイルの倒れを阻止することができる。
【0014】
つまり、プーリ間の歯付ベルトが真っ直ぐに張られた位置では、プロファイル本体の基板全体が歯付ベルトに接することにより、プロファイルが倒れるのを阻止することができる。一方、歯付ベルトが歯付プーリに巻き付いた位置では、プロファイル本体の基板が歯付ベルトと線接触するよう浮き上がるので、その基板が歯付ベルトの屈曲を阻害することがない。
【0015】
さらに、基板を歯付ベルトの回転方向で爪部よりも後方に延設すれば、歯付ベルトを一方向に回転させる場合に、プロファイルの倒れを効果的に阻止することができ、基板を歯付ベルトの回転方向で爪部の前後に延設すれば、歯付ベルトを二方向に回転させる場合にも、プロファイルの倒れを阻止することができる。
【0016】
また、プロファイル本体を歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設した構成とし、その突片を基板に着脱自在なアタッチメントとすることもできる。そうすれば、種々の形状のプロファイルについて、爪部及び基板の共通化を図ることができ、しかも、プロファイルの基板を歯付ベルトに装着したまま、突片を交換するだけで種々の形状のプロファイルを装着することができる。
【0017】
また、本発明は、歯付プーリのプーリ歯に噛み合うベルト歯を有すると共に、プロファイルが装着されたプロファイル付きベルトであって、そのベルト幅が前記歯付プーリの中心軸方向長さよりも幅広に設定され、歯付プーリからベルト幅方向に突出する側縁部が、背面側に配置されたプロファイル本体と、該プロフィル本体と一体に形成されると共に歯面側に位置してベルト歯に係止される爪部とで挟持されたことを特徴とするプロファイル付きベルトを提供する。
【0018】
この構成によれば、上記のベルト用プロファイルと同様、歯付ベルトへのプロファイルの着脱を容易にすると共に、ベルト長手方向へのプロファイルの移動を阻止しつつ、歯付ベルトと歯付プーリとの噛み合いを阻害するのを防止することができる。特に、プロファイル付きベルトのプロファイルとして、上記のベルト用プロファイルを採用することにより、上記のベルト用プロファイルの構成を採用することによる効果と同じ効果を得るのがよい。
【0019】
また、プロファイルの爪部を、歯付プーリ又は位置決め材の外端面に対向させてベルト幅方向の位置ずれを規制すれば、歯付ベルトの位置ずれを規制するための専用のプーリフランジなどを省略することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上のとおり、本発明によると、プロファイル本体と爪部とを一体に形成するので、両者間に歯付ベルトの側縁部を挿入又は抜き出すだけで、歯付ベルトにプロファイルを容易に着脱することができる。これにより、随時、プロファイルを取り外して外観を観察することができ、プロファイルの寿命などを容易に判断することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係るベルト用プロファイル及びプロファイル付きベルトを実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係るベルト用プロファイルの正面図、図2はプロファイルの側面図、図3は図1のA−A断面図、図4は歯付ベルトに装着したプロファイルの断面図である。
【0022】
プロファイル1は、例えば転がりやすい被搬送物2を水平面に対して傾斜する方向にベルト搬送可能なよう、歯付ベルト3に所望の個数を装着して使用するものであり、歯付ベルト3の背面側に配置されるプロファイル本体4と、プロファイル本体4との間に歯付ベルト3の側縁部3aを挟持しつつベルト歯5に係止される爪部6と、歯付ベルト3の側面の外側を通る連結部7とを備え、そのプロファイル本体4と爪部6とが連結部7を介して一体に形成されている。なお、このプロファイル1は、例えばナイロンやポリプロピレンなどの合成樹脂から形成される。
【0023】
歯付ベルト3は、歯付プーリ8のプーリ歯9に噛み合うベルト歯5を有すると共に、そのベルト幅が歯付プーリ8の中心軸方向長さよりも幅広に設定されている。これにより、歯付プーリ8に掛巻した歯付ベルト3のうち、プロファイル本体4と爪部6とで挟持される側縁部3aが、歯付プーリ8からベルト幅方向に突出し、歯付ベルト3と歯付プーリ8との噛み合いが爪部6によって阻害されるのを防止する。
【0024】
プロファイル本体4は、歯付ベルト3の背面に接するよう配置される長方形の基板10と、この基板10の一面に突設された突片11とからなる断面略逆T字形とされ、その突片11が被搬送物2を搬送方向に押し送るようになっている。
【0025】
基板10は、歯付ベルト3のベルト幅とほぼ同じ幅に設定されると共に、歯付ベルト3の複数の歯先12及び歯溝13に渡るよう、歯付ベルト3の長手方向で爪部6の前後に延設されている。突片11は、基板10と同じ幅で基端側ほど厚肉の長方形状とされ、その背面側が二本のリブ14で補強されている。
【0026】
爪部6は、歯付ベルト3の側縁部3aの歯溝13に嵌る断面台形の山形部15と、歯付ベルト3の側縁部3aの歯先12を覆う板状の覆い部16とからなる。この爪部6は、歯付ベルト3の歯面側に配置されることにより、側縁部3aをプロファイル本体4との間に挟持しつつ、歯付ベルト3の歯溝13に嵌ると共にその両側の歯先12を覆ってベルト歯5に係止される。
【0027】
連結部7は、略台形の板状とされて、基板10の両側面のうちのベルト長手方向の中央部からベルト歯面側に突出するよう形成され、その先端部からベルト幅方向内向きに爪部6が突出形成されている。
【0028】
次に、プロファイルを装着した歯付ベルトを回転させたときの様子を説明する。図5は歯付プーリの外周側に位置したプロファイルの側面図である。
【0029】
まず、プロファイル1は、そのプロファイル本体4の基板10と爪部6とで歯付ベルト3の側縁部3aを挟持すると共に、その爪部6の山形部15を側縁部3aの歯溝13に嵌めることにより、歯付ベルト3に装着されている。ここで、歯付ベルト3の側縁部3aを挟持するには、歯付ベルト3を湾曲させてベルト幅方向に縮めることにより、爪部6の先端を乗り越えさせるようにして、爪部6の山形部15を歯溝13に嵌めつつ側縁部3aを基板10と爪部6との間に挿入する。さらに、その反対の手順でプロファイル1を歯付ベルト3から取り外すこともできる。
【0030】
このプロファイル1は、歯付ベルト3が正方向に回転して正面側(図4における右方向)に移動することにより、正面側の被搬送物2を正面側に押し送ると共に、被搬送物2から受ける反力を爪部6から歯溝13を介して歯付ベルト3に伝える。
【0031】
図4に示すように、プロファイル1が歯付ベルト3のうちの歯付プーリ8間に張られた部位に位置したとき、基板10の全体が歯付ベルト3の背面に接するようになっている。この状態においては、正面側の被搬送物2から受ける反力に対して、基板10のうちの背面側に延設された部位がベルト背面に圧接されることにより、プロファイル1の転倒が阻止される。
【0032】
また、歯付ベルト3を逆方向に回転させてプロファイル1を背面側(図4における左方向)に移動させ、背面側の被搬送物2を背面側に押し送る場合、基板10のうちの正面側に延設された部位がベルト背面に圧接されることにより、背面側の被搬送物2から受ける反力によるプロファイル1の転倒が阻止される。
【0033】
さらに、図5に示すように、プロファイル1が歯付プーリ8の外周側に位置したとき、基板10は、爪部6の近傍を残して歯付ベルト3の背面から浮き上がる。これにより、基板10が歯付ベルト3の屈曲を阻害することがなく、歯付プーリ8を小径に設定することができる。
【0034】
上記構成によれば、プロファイル1を歯付ベルト3に容易に着脱することができるので、随時取り外して観察することにより、プロファイル1の寿命などの判断をすることができる。また、歯付ベルト3の側縁部3aを挟持して装着するので、歯付ベルト3やプロファイル1の材質を自由に選択することができる。また、プロファイル1の基板10を歯付ベルト3の背面に接触及び浮き上がり自在にするので、被搬送物2のからの大きな反力に耐えつつ、歯付プーリ8を小径に設定することができる。
【0035】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、図6に示すように、爪部6の先端をテーパ状に形成して、爪部6を歯付プーリ8の外端面に対向するよう案内することにより、歯付ベルト3のベルト幅方向の位置ずれを規制してもよく、これにより、歯付ベルト3の位置ずれを防止するプーリフランジなどの専用の部材を省略することができる。さらに、図7に示すように、歯付ベルト3よりも歯面側に位置決め材17を設け、この位置決め材17の端面に爪部6を対向させて、歯付ベルト3のベルト幅方向の位置ずれを規制することもできる。
【0036】
また、図8に示すように、山形部15と覆い部16とからなる爪部6に代えて、歯付ベルト3の歯先12を覆うことなく、一つの歯溝13に嵌る山形部のみからなる爪部18を採用することもできる。これにより、爪部18の強度は小さくなるものの、歯付ベルト3の屈曲を極力阻害しないようにすることができる。
【0037】
さらに、図9に示すように、歯付ベルト3の歯溝13に嵌ることなく、一つの歯先12を覆う凹形の断面形状の爪部19を採用することもできる。この場合、歯付ベルト3のうち、元々曲げにくい歯先12に爪部19を係止するので、曲げの容易な部位である歯溝13の曲げを阻害することがなく、歯付ベルト3の屈曲を極力阻害しないようにすることができる。
【0038】
また、図10に示すように、基板10及び突片11を一体に形成するだけでなく、突片20を基板21に着脱自在なアタッチメントとすることもできる。これにより、基板21、爪部6及び連結部7を共通にしつつ、突片20のみを目的に応じて種々の形状のものに交換することができる。
【0039】
また、歯付ベルト3が一方向のみに回転する場合には、基板10は、爪部6の前後に延設するだけでなく、歯付ベルト3の回転方向で爪部6よりも後方のみに延設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明に係るベルト用プロファイルの正面図
【図2】プロファイルの側面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】歯付ベルトに装着したプロファイルの断面図
【図5】歯付プーリの外周側に位置したプロファイルの側面図
【図6】爪部が歯付プーリの外端面に対向するプロファイルの正面図
【図7】爪部が位置決め材の外端面に対向するプロファイルの正面図
【図8】歯溝に嵌る山形部のみからなる爪部を備えたプロファイルの断面図
【図9】歯先に係止する爪部を備えたプロファイルの断面図
【図10】アタッチメントとしての突片を備えたプロファイルの断面図
【符号の説明】
【0041】
1 プロファイル
3 歯付ベルト
3a 側縁部
4 プロファイル本体
5 ベルト歯
6、18、19 爪部
7 連結部
8 歯付プーリ
10、21 基板
11、20 突片
12 歯先
13 歯溝
17 位置決め材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯付ベルトに装着して使用するベルト用プロファイルであって、前記歯付ベルトの背面側に配置されるプロファイル本体と、該プロファイル本体との間に歯付ベルトの側縁部を挟持しつつベルト歯に係止されるよう前記歯付ベルトの側縁部かつ歯面側に配置される爪部とを備え、前記爪部が、歯付ベルト側面の外側を通る連結部を介してプロファイル本体と一体に形成されたことを特徴とするベルト用プロファイル。
【請求項2】
前記爪部は、歯付ベルトの歯先を覆うことなく一つの歯溝に嵌る断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
【請求項3】
前記爪部は、歯付ベルトの一つの歯溝に嵌ると共に前記歯溝の両側の歯先を覆う断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
【請求項4】
前記爪部は、歯付ベルトの歯溝に嵌ることなく一つの歯先を覆う断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
【請求項5】
前記プロファイル本体は、歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設してなり、前記基板が歯付ベルトの複数の歯先及び歯溝に渡る長さに設定されたことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のベルト用プロファイル。
【請求項6】
前記基板は、歯付ベルトの回転方向で爪部よりも後方又は爪部の前後に延設されたことを特徴とする請求項5に記載のベルト用プロファイル。
【請求項7】
前記プロファイル本体は、歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設してなり、前記突片が基板に着脱自在なアタッチメントとされたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のベルト用プロファイル。
【請求項8】
歯付プーリのプーリ歯に噛み合うベルト歯を有すると共に、プロファイルが装着されたプロファイル付きベルトであって、そのベルト幅が前記歯付プーリの中心軸方向長さよりも幅広に設定され、歯付プーリからベルト幅方向に突出する側縁部が、背面側に配置されたプロファイル本体と、該プロフィル本体と一体に形成されると共に歯面側に位置してベルト歯に係止される爪部とで挟持されたことを特徴とするプロファイル付きベルト。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれかに記載のベルト用プロファイルを備えたことを特徴とするプロファイル付きベルト。
【請求項10】
前記プロファイルの爪部は、歯付プーリ又は位置決め材の外端面に対向してベルト幅方向の位置ずれを規制することを特徴とする請求項8又は9に記載のプロファイル付きベルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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