説明

ベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法

【課題】機能性物質の原料として有用なベンゼントリアルデヒド化合物を汎用原料から安全且つ効率良く製造することのできる方法を提供することにある。
【解決手段】
下記一般式(1);
【化1】


(式中、Rは同一または相異なって炭素数が1〜3のアルキル基を示し、R、RおよびRは同一または相異なって水素原子またはアルキル基を示す。)
で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物を、有機溶媒中で2級アミン存在下、水素化金属化合物を用いて還元反応させることを特徴とする下記一般式(2);
【化2】


(式中、R、R、Rは前記と同義である。)
で表されるベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性物質の原料として有用なベンゼントリアルデヒド化合物の新規な製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ベンゼントリアルデヒド化合物は、機能性物質の原料として有用であることが知られている。
【0003】
従来、ベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法としては、例えば1,3,5−ベンゼントリアルデヒドの場合、以下のような種々の方法が知られている。
(1)下記反応スキームのように表わされる、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸クロライドを水素化金属化合物で還元する方法(非特許文献1参照)。
【0004】
【化1】

【0005】
(2)下記反応スキームのように表わされる、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸クロライドを水素で接触還元する方法(非特許文献2参照)。
【0006】
【化2】

【0007】
(3)下記反応スキームのように表わされる、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステルを水素化金属化合物で還元し1,3,5−トリス(ヒドロキシメチル)ベンゼンを合成し、次いで酸化する方法(非特許文献3参照)。
【0008】
【化3】

【0009】
(4)下記反応スキームのように表わされる、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸をピバリン酸無水物存在下、水素で接触還元する方法(特許文献1参照)。
【0010】
【化4】

【0011】
しかしながら、上記(1)の方法では自然発火性の水素化リチウムアルミニウムを使用している、(2)の方法では水素ガスを139℃(キシレンの還流下)の高温で吹き込んでいる、(3)の方法では自然発火性の水素化リチウムアルミニウムを使用し、更に発生する廃液の無害化処理を行うために多くの時間と費用が必要なクロム化合物であるPCC(ピリジニウム クロロクロメート)を使用している、(4)の方法では水素を3MPaの高圧で使用している。
【0012】
従って、従来の方法を用いてのベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法は、安全性・環境問題などの点からいずれの方法も工業的な見地から最適な製造法とは言えない。
【特許文献1】国際公開特許公報 WO200012457号
【非特許文献1】ジャーナル オブ ケミカル ソサイエティー(C)J.Chem.Soc.(C)),1968年、p.630
【非特許文献2】アクタ キミカ スカンジナビア シリーズ B(Acta.Chem.Scand.Ser.B)、第36版、1982年、p.661
【非特許文献3】ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー,第115版1993年、p.3752
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明はかかる従来技術を背景になされたものである。即ち、本発明の目的は、ベンゼントリアルデヒド化合物を汎用原料から安全且つ効率良く製造することのできる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明者らは、上記の課題に対し工業的に有利な方法を鋭意検討した結果、ベンゼントリカルボン酸トリエステルを有機溶媒中、2級アミンの存在下、水素化金属化合物を用いて還元反応させることにより、ベンゼントリアルデヒド化合物を容易かつ安全に効率良く製造できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0015】
即ち、本発明は、下記に示す通りのベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法を提供するものである。
項1.下記一般式(1);
【0016】
【化5】

【0017】
(式中、Rは同一または相異なって炭素数が1〜3のアルキル基を示し、R、RおよびRは同一または相異なって水素原子またはアルキル基を示す。)
で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物を、有機溶媒中で2級アミン存在下、水素化金属化合物を用いて還元反応させることを特徴とする下記一般式(2);
【0018】
【化6】

【0019】
(式中、R、R、Rは前記と同義である。)
で表されるベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法。
項2.水素化金属化合物が、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムであることを特徴とする項1記載の方法。
項3.2級アミンと有機溶媒の組み合わせが、N−メチルピペラジンとテトラヒドロフランであることを特徴とする項1または2記載の方法。
項4.2級アミンと有機溶媒の組み合わせが、モルホリンとトルエンである項1または2記載の方法。
項5.一般式(1)で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステルが、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルまたは1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリエチルであることを特徴とする項1〜4のいずれかに記載の方法。
【発明の効果】
【0020】
本発明の製造方法によれば、自然発火性物質、重金属、高圧反応などを使用しない温和な条件で、容易かつ安全にベンゼントリアルデヒド化合物を効率良く製造することができる。
【発明のを実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0022】
本発明において、使用するベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物は、下記一般式(1)で示される。
【0023】
【化7】

【0024】
(式中、R、R、RおよびRは前記と同義である。)
上記一般式(1)中、Rは同一または相異なって炭素数1〜3のアルキル基であり、またR、R、Rは同一または相異なって、水素原子またはアルキル基である、アルキル基としては、直鎖状でも分岐状でも良く、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基などの炭素数1〜10のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、炭素数1〜4がより好ましい。特に好ましいアルキル基として、メチル基およびエチル基が挙げられる。即ち、具体的には1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステルまたは1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリエチルエステルの使用が好ましい。
【0025】
本発明で使用する水素化金属化合物としては、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ナトリウムアルミニウムなどが使用でき、中でもナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムが好適であり、取り扱いが容易なことから市販されている60重量%〜80重量%程度のトルエン溶液を使用するのが好ましい。水素化金属化合物の使用量は、出発原料である上記一般式(1)で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物1モルに対して、3.0モル〜10.0モルが好ましく、3.3モル〜7.5モルがより好ましい。
【0026】
本発明に用いられる二級アミンとしては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジアリルアミン、ジフェニルアミン、ジベンジルアミン、N−メチルアニリン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、N−メチルピペラジン、N−エチルピペラジン、チオモルホリンなどが挙げられ、モルホリン、N−メチルピペラジンが特に好ましい。当該二級アミンの使用量は、上記の水素化金属化合物1モルに対して1.1モル〜2.0モル、特に1.1モル〜1.5モルが好ましい。
【0027】
本発明で使用する有機溶媒としては、反応試剤と反応しない限り特に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、アニソールなどのエーテル系溶媒、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの炭化水素溶媒が挙げられ、これらの中でトルエン、テトラヒドロフランが特に好ましい。
【0028】
反応に用いる有機溶媒の使用量は、出発原料である上記一般式(1)で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物1gに対して2mL〜100mLが好ましく、3mL〜50mLがより好ましい。
【0029】
本発明においては、特に二級アミンとしてN−メチルピペラジンを、有機溶媒としてテトラヒドロフランを組み合わせて使用すれば目的物であるベンゼントリアルデヒドを75%以上の収率で得ることができるので特に好ましい。
【0030】
反応温度は、−10℃〜25℃程度が好ましく、−5℃〜15℃がより好ましい。また、反応時間は0.5時間〜5時間程度が好ましく、1時間〜3時間程度が好ましい。
【0031】
なお、本発明においては、予めナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムと二級アミンから試薬溶液を調整しておき、この試薬溶液を有機溶媒中、出発原料であるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物に添加(好ましくは滴下)することにより、還元反応を行うことが好ましい。上記試薬溶液は、有機溶媒中に所定量のナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムを加えて攪拌しながら通常−10℃〜25℃程度、好ましくは−5℃〜15℃程度で所定量の二級アミンを滴下し、滴下終了後に滴下と同じ温度で通常5分間〜60分間程度、好ましくは10分間〜40分間程度攪拌することにより調整される。
【0032】
反応終了後、水を加えることで反応を停止し、抽出・洗浄・脱湿・濃縮などの定法により粗品を得た後に、晶析・再結晶・カラムクロマトグラフィーなどの常法を用いて精製すると下記一般式(2)で表されるベンゼントリアルデヒド化合物が得られる。
【0033】
【化8】

【0034】
(式中、R、RおよびRは前記と同義である。)
【実施例】
【0035】
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されない。
【0036】
「ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(トルエン溶液)について」
ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(トルエン溶液)の自然発火点の報告例はなく、室温程度では大気中の酸素に対して反応性は無く、自然発火しないことが知られている。ゆえに、反応時に自然発火を起こすことはないものである。
【0037】
実施例1 1,3,5−ベンゼントリアルデヒドの製造
(試薬溶液の調製)
100mLフラスコに、トルエン40mL、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(65重量%のトルエン溶液)35.99g(118.9mmol)を加え、その溶液にN−メチルピペラジン13.10g(130.8mmol)を3℃〜15℃で滴下した。滴下終了後、15分攪拌することで試薬溶液が得られた。
(反応)
300mLフラスコに1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステル5.01g(19.8mmol)、トルエン100mLを加え、その溶液に、上記で調製した試薬溶液を2℃〜9℃で滴下した。滴下終了後、1時間反応した。反応終了後、水100mLをゆっくり加え反応を停止した後に、室温に昇温後酢酸エチル50mLを加え分液し(有機層▲1▼)、次いで水層を酢酸エチル100mL用いて抽出した(有機層▲2▼)。得られた有機層▲1▼、▲2▼をまとめて水100mLで洗浄した後に、無水硫酸ナトリウムを用いて脱湿した後に濃縮すると濃橙色の固体が得られた。この固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=3/7)を用いて精製することで1,3,5−ベンゼントリアルデヒドが1.97g、収率61.2%で白色粉末として得られた。
H−NMR(CDCl):δ10.19(s、3H:CHO),8.62(s、3H:ベンゼン環)
MS(EI)m/z:162(100%)、133(43%)、105(33%)、77(43%)、51(80%)
【0038】
実施例2 1,3,5−ベンゼントリアルデヒドの製造
(試薬溶液の調製)
100mLフラスコに、テトラヒドロフラン40mL、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(65重量%のトルエン溶液)36.01g(118.9mmol)を加え、その溶液にN−メチルピペラジン13.10g(130.8mmol)を4℃〜13℃で滴下した。滴下終了後、15分攪拌することで試薬溶液が得られた。
(反応)
300mLフラスコに1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステル5.01g(19.8mmol)、テトラヒドロフラン100mLを加え、その溶液に、上記で調製した試薬溶液を1℃〜6℃で滴下した。滴下終了後、1時間反応した。反応終了後、水100mLをゆっくり加え反応を停止した後に、室温まで昇温後酢酸エチル50mLを加え分液し(有機層▲1▼)、次いで水層を酢酸エチル100mL用いて抽出した(有機層▲2▼)。得られた有機層▲1▼、▲2▼をまとめて水100mLで洗浄した後に、無水硫酸ナトリウムを用いて脱湿した後に濃縮すると濃橙色の固体が得られた。この固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=3/7)を用いて精製することで1,3,5−ベンゼントリアルデヒドが2.47g、収率76.7%で白色粉末として得られた。
H−NMR(CDCl):δ10.19(s、3H:CHO),8.62(s、3H:ベンゼン環)
MS(EI)m/z:162(100%)、133(43%)、105(33%)、77(43%)、51(80%)
【0039】
実施例3 1,3,5−ベンゼントリアルデヒドの製造
(試薬溶液の調製)
50mLフラスコに、テトラヒドロフラン10mL、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(65重量%のトルエン溶液)14.81g(47.6mmol)を加え、その溶液にモルホリン4.56g(52.3mmol)を1℃〜5℃で滴下した。滴下終了後、15分攪拌することで試薬溶液が得られた。
(反応)
100mLフラスコに1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステル2.00g(7.93mmol)、トルエン40mLを加え、その溶液に、上記で調製した試薬溶液を0℃〜5℃で滴下した。滴下終了後、1時間反応した。反応終了後、水40mLをゆっくり加え反応を停止した後に、室温まで昇温後酢酸エチル20mLを加え分液し(有機層▲1▼)、次いで水層を酢酸エチル40mL用いて抽出した(有機層▲2▼)。得られた有機層▲1▼、▲2▼をまとめて水40mLで洗浄した後に、無水硫酸ナトリウムを用いて脱湿した後に濃縮すると赤褐色の固体が得られた。この固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=3/7)を用いて精製することで1,3,5−ベンゼントリアルデヒドが0.93g、収率72.5%で白色粉末として得られた。
H−NMR(CDCl):δ10.19(s、3H:CHO),8.62(s、3H:ベンゼン環)
MS(EI)m/z:162(100%)、133(43%)、105(33%)、77(43%)、51(80%)
【0040】
実施例4 1,3,5−ベンゼントリアルデヒドの製造
(試薬溶液の調製)
50mLフラスコに、テトラヒドロフラン10mL、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム(65重量%のトルエン溶液)14.80g(47.6mmol)を加え、その溶液にモルホリン4.56g(52.3mmol)を1℃〜7℃で滴下した。滴下終了後、15分攪拌することで試薬溶液が得られた。
(反応)
100mLフラスコに1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルエステル2.00g(7.93mmol)、テトラヒドロフラン40mLを加え、その溶液に、上記で調製した試薬溶液を1℃〜5℃で滴下した。滴下終了後、1時間反応した。反応終了後、水40mLをゆっくり加え反応を停止した後に、室温まで昇温後酢酸エチル20mLを加え分液し(有機層▲1▼)、次いで水層を酢酸エチル40mL用いて抽出した(有機層▲2▼)。得られた有機層▲1▼、▲2▼をまとめて水40mLで洗浄した後に、無水硫酸ナトリウムを用いて脱湿した後に濃縮すると赤褐色の固体が得られた。この固体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=3/7)を用いて精製することで1,3,5−ベンゼントリアルデヒドが0.91g、収率70.4%で白色粉末として得られた。
H−NMR(CDCl):δ10.19(s、3H:CHO),8.62(s、3H:ベンゼン環)
MS(EI)m/z:162(100%)、133(43%)、105(33%)、77(43%)、51(80%)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1);
【化1】

(式中、Rは同一または相異なって炭素数が1〜3のアルキル基を示し、R、RおよびRは同一または相異なって水素原子またはアルキル基を示す。)
で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステル化合物を、有機溶媒中で2級アミン存在下、水素化金属化合物を用いて還元反応させることを特徴とする下記一般式(2);
【化2】

(式中、R、R、Rは前記と同義である。)
で表されるベンゼントリアルデヒド化合物の製造方法。
【請求項2】
水素化金属化合物が、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
2級アミンと有機溶媒の組み合わせが、N−メチルピペラジンとテトラヒドロフランであることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
【請求項4】
2級アミンと有機溶媒の組み合わせが、モルホリンとトルエンである請求項1または2記載の方法。
【請求項5】
一般式(1)で表されるベンゼントリカルボン酸トリエステルが、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリメチルまたは1,3,5−ベンゼントリカルボン酸トリエチルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。

【公開番号】特開2008−81485(P2008−81485A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290514(P2006−290514)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000222554)東洋化成工業株式会社 (52)
【Fターム(参考)】