説明

ホースリール台

【課題】ホースが巻装されたホースリールを載置し、屈んだ姿勢をとらずに楽な姿勢でホースリールの操作を行うことを可能とするホースリール台を提供する。
【解決手段】ホースが巻装されたホースリールを載置するためのホースリール台を、ホースリールを載置するための天板部11を有する台本体10と、下端部を台本体10の前面下部に軸支されて上端部が左右方向に揺動可能な構造とされたスイングアーム20とを備えたものとし、ホースリールから繰り出されたホースを通して案内するための案内枠部22を、スイングアーム20の上端部に設けた。案内枠部22の内側には、縦ローラ22a,22bと横ローラ22c,22dを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホースが巻装されたホースリールを載置するためのホースリール台に関する。
【背景技術】
【0002】
枠内に配したローラ、又は枠状に配したローラにより、散水ホースなどのホースを案内するようにしたホースガイドが知られている。例えば、特許文献1には、支柱の上端部に取り付けた枠部の内側に複数本のローラを枠状に配したホースガイドが記載されている(同文献の図2)。特許文献1のホースガイドは、ホースを洗浄する洗浄液を収容した洗浄槽の周壁に対して固定するものとなっている。特許文献1のホースガイドは、ホースの取り回しを容易にするものではあったが、ホースガイドの位置が固定されていたため、ホースをホースガイドの側方や後方などに大きく取り回す場合に、必ずしもホースを円滑に案内できるものとはなっていなかった。
【0003】
また、特許文献2には、環状部材の内側に複数本のローラを枠状に配したホースガイドが記載されている(同文献の図4)。特許文献2のホースガイドは、ホースリールにおける略水平に配設された支持棒(ホースリールを運搬する際に手で掴む横棒の部分)に対して可動な状態で取り付けられ、ホースリールから繰り出されたホースを案内する。しかし特許文献2のホースガイドは、屈んだ姿勢をとらなければ、ホースリールの操作(例えば、ホースの巻き取り操作など)を行うことができないものとなっていた。加えて、特許文献2のホースガイドは、前記支持棒の径が太いホースリールにおいては装着できなくなるなど、それを使用できるホースリールが制限されるという欠点があった。さらに、特許文献2のホースガイドは、ホースを高い位置で支持することができない(前記支持棒の高さでしか支持できない)構造となっていたため、ホースを長距離取り回したい場合などに、必ずしもホースを円滑に案内できるものとはなっていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−204236号公報
【特許文献2】特開平06−271201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、ホースが巻装されたホースリールを載置し、屈んだ姿勢をとらずに楽な姿勢でホースリールの操作を行うことを可能とするホースリール台を提供するものである。また、本発明は、ホースリールから繰り出されたホースを長距離取り回すことを容易とするホースリール台を提供するものである。さらに、ホースを案内する部分が、ホースの動きに追従して自動的に移動することができ、ホースを様々な方向に容易に取り回すことを可能とするホースリール台を提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、ホースが巻装されたホースリールを載置するためのホースリール台であって、ホースリールを載置するための天板部を有する台本体と、下端部を台本体の前面下部に軸支されて上端部が左右方向に揺動可能な構造とされたスイングアームとを備え、ホースリールから繰り出されたホースを通して案内するための案内枠部が、スイングアームの上端部に設けられたことを特徴とするホースリール台を提供することによって解決される。
【0007】
このホースリール台は、ホースリール台に載置されたホースリールから繰り出したホースをホースリールの右側(ホースリールから見て右側。特に断りのない限り、以下同じ。)に取り回す際には、スイングアームがホースによって右側に引っ張られて自動的に右側に傾き、ホースをホースリールから見て左側(ホースリールから見て左側。特に断りのない限り、以下同じ。)に取り回す際には、スイングアームがホースによって左側に引っ張られて自動的に左側に傾く構造となっている。このため、ホースを様々な方向へ取り回すことが容易になる。加えて、ホースリールを高い位置で支持でき、それから繰り出されたホースを高い位置で案内することができるので、ホースの長距離の取り回しも容易になる。
【0008】
本発明のホースリール台においては、台本体の天板部を厚さ方向に貫通する長穴を天板部の前部における左右方向に沿って設け、スイングアームの上端部が前記長穴から上方に突出するように、スイングアームの中間部を前記長穴に挿入して、スイングアームの中間部外周面が前記長穴の左右端部に接触するまでの範囲で、スイングアームを左右方向に揺動させることができるようにすると好ましい。これにより、簡素な構造でありながら、スイングアームを所望の範囲で確実に動作させることができる。
【0009】
また、本発明のホースリール台においては、スイングアームを手で操作するためのグリップ部をスイングアームの上端部に設けることも好ましい。これにより、繰り出されたホースをホースリールに巻き戻す際などに、スイングアームを左右方向に意図的に操作することが可能になる。したがって、ホースリールにホースを均一に巻装することも容易となる。
【0010】
さらに、本発明のホースリール台においては、ウェイトを載せるための底板部を、台本体における天板部よりも下側に設けることも好ましい。これにより、ホースリール台を地面に対して固定しなくても、ホースリール台が地面に対して動かないようにすることが可能になる。台本体は、通常、天板部と、天板部から下方に延びる複数本の脚部とで構成され、前記底板部を設ける場合には、前記複数本の脚部の中間部よりも下側の部分に底板部を取り付ける。底板部に載せるウェイトとしては、市販のコンクリートブロックやレンガや水タンクなどが例示される。
【0011】
さらにまた、本発明のホースリール台においては、所定間隔を隔てて配された左右一対の縦ローラを案内枠部に設け、該左右一対の縦ローラの隙間で前記ホースを案内するようにすることも好ましい。このとき、所定間隔を隔てて配された上下一対の横ローラを案内枠部にさらに設け、前記左右一対の縦ローラと前記上下一対の横ローラとを井桁状に配し、井桁状に配された横ローラと縦ローラの内側で前記ホースを案内するようにすることも好ましい。これにより、ホースを上下左右いずれの向きに取り回す際でもホースを円滑に案内することができる。特に、横ローラを設けたことで、スイングアームが右側又は左側に傾いた状態であっても、ホースを円滑に案内することが可能である。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によって、ホースが巻装されたホースリールを載置し、屈んだ姿勢をとらずに楽な姿勢でホースリールの操作を行うことを可能とするホースリール台を提供することが可能になる。また、ホースリールから繰り出されたホースを長距離取り回すことを容易とするホースリール台を提供することも可能になる。さらに、ホースを案内する部分が、ホースの動きに追従して自動的に移動することができ、ホースを様々な方向に容易に取り回すことを可能とするホースリール台を提供することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明のホースリール台の全体を示した斜視図である。
【図2】本発明のホースリール台の全体を示した正面図である。
【図3】本発明のホースリール台における案内枠部の周辺を拡大して示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[ホースリール台の概要]
本発明のホースリール台は、ホースが巻装されたホースリールを載置するためのものとなっている。本発明のホースリール台の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明のホースリール台の全体を示した斜視図である。図2は、本発明のホースリール台の全体を示した正面図である。図3は、本発明のホースリール台における案内枠部22の周辺を拡大して示した正面図である。本発明のホースリール台は、図1に示すように、ホースリールを載置するための天板部11を有する台本体10と、下端部を台本体10の前面下部に軸支されて上端部が左右方向に揺動可能な構造とされたスイングアーム20とを備えている。スイングアーム20は、図1,2における軸Lを中心として揺動することが可能である。スイングアーム20の上端部には、ホースリールから繰り出されたホースを通して案内するための案内枠部22が設けられており、さらにその上部には、スイングアーム20を手で操作するための球状のグリップ部23が設けられている。
【0015】
[台本体]
台本体10の具体的な構造は、特に限定されない。本実施態様のホースリール台において、台本体10は、図1に示すように、ホースリールを載置するための天板部11と、ウェイトを載置するための底板部12と、天板部11から下方に延びる4本の脚部13とで構成されている。天板部11及び底板部12は、複数枚の板材を隙間を隔てて並列に配することにより形成している。したがって、ホースリールに巻き取られたホースに付着した土などの汚れを水洗浄する際に、水や土などが天板部11や底板部12の上面に溜まることなく、前記隙間を通じて下側へと抜け落ちることができるようにしている。また、紐などを用いてホースリールやウェイトをそれぞれ天板部11や底板部12に結びつけることも容易となる。天板部11及び底板部12の下側には、スカート状の枠部を設けており、天板部11や底板部12に大きな荷重がかかっても、脚部13が外方に開かないように補強している。天板部11の前部には、厚さ方向に貫通する長穴11aを左右方向に沿って設けている。
【0016】
台本体10の高さ(地面から天板部11の上面までの高さ)は、特に限定されない。しかし、台本体10が低すぎると、ホースリールの位置が低くなり、屈まなければ、ホースリールを操作すること(例えば、ホースをホースリールに巻き戻す操作をすること。)ができなくなる。また、スイングアーム20を高くすることができず、立った姿勢のままでグリップ部23を操作することができなくなる。このため、台本体10の高さは、通常、30cm以上とされる。台本体10の高さは、40cm以上であると好ましく、45cm以上であるとより好ましい。一方、台本体10を高くしすぎると、ホースリール台の安定性が悪くなるおそれがある。加えて、ホースリールやスイングアーム20のグリップ部23の位置が高くなり、ホースリールやスイングアーム20を操作しにくくなるおそれもある。このため、台本体10の高さは、通常、90cm以下とされる。台本体10の高さは、80cm以下であると好ましく、70cm以下であるとより好ましい。本実施態様のホースリール台において、台本体10の高さは、約52cmに設定している。
【0017】
[スイングアーム]
スイングアーム20の具体的な構造は、特に限定されない。本実施態様のホースリール台において、スイングアーム10は、図1に示すように、その下端部を台本体10の前面下部における軸Lに軸支された支柱部21と、支柱部21の上端部に設けられた案内枠部22と、案内枠部22の上面に設けられたグリップ部23とで構成している。支柱部21の下端部は、底板部12のスカート部に形成したポケット12aの中に挿入され、ポケット12aの内部で台本体10に対して軸支されている。一方、支柱部21の中間部は、天板部11に設けた長穴11aに挿入され、支柱部21の上端部が長穴11aから天板部11の上方へ突き出るようにしている。長穴11aは、左右方向に延在しており、スイングアーム20は、その支柱部21の中間部の外周面が長穴11aの左右端部に接触するまでの範囲で、左右方向に揺動させることができるようになっている。
【0018】
スイングアーム20の最大揺動角度θ(図2を参照)は、通常、天板部11に載せるホースリールの巻き取り部(リール部)の横幅の範囲でスイングアーム20の上端部がスイングできるように設定する。最大揺動角度θは、長穴11aの左右の長さや、スイングアーム20の長さや、スイングアーム20の下端部から長穴11aを設ける部分までの高さなどを調節することにより、調節する。最大揺動角度θの具体的な値は、特に限定されないが、最大揺動角度θが小さすぎると、ホースリールから繰り出されたホースを取り回しできる自由度が低下するおそれがある。このため、最大揺動角度θは、通常、3°以上とされる。最大揺動角度θは、5°以上であると好ましく、7°以上であるとより好ましい。一方、最大揺動角度θが大きすぎると、スイングアーム20が傾いた際に、ホースリール台の安定性が悪くなるおそれがある。このため、最大揺動角度θは、通常、45°以下とされる。最大揺動角度θは、30°以下であると好ましく、20°以下であると好ましい。本実施態様のホースリール台において、最大揺動角度θは、8〜9°程度となっている。
【0019】
スイングアーム20の長さ(支柱部21の下端からグリップ部23の上端までの高さ)も特に限定されない。しかし、スイングアーム20が短すぎると、案内枠部22の左右方向での変位を大きく確保できなくなり、ホースリールから繰り出されたホースを取り回しできる自由度が低下するおそれがある。このため、スイングアーム20の長さは、通常、40cm以上とされる。スイングアーム20の長さは、50cm以上であると好ましく、60cm以上であるとより好ましい。一方、スイングアーム20が長すぎると、グリップ部23の位置が高くなりすぎて、スイングアーム20を操作しにくくなる。このため、スイングアーム20の長さは、通常、100cm以下とされる。スイングアーム20の長さは、90cm以下であると好ましく、80cm以下であるとより好ましい。本実施態様のホースリール台において、スイングアーム20の長さは約70cmとしている。
【0020】
案内枠部22は、その内側でホースを案内できるものであれば、特に限定されない。本実施態様のホースリール台において、案内枠部22は、図3に示すように、枠体の内側に井桁状に配した4本のローラ22a,22b,22c,22dを配したものとなっている。具体的には、所定間隔を隔てて配された左右一対の縦ローラ22a,22bと、所定間隔を隔てて配された上下一対の横ローラ22c,22dとを設けている。縦ローラ22a,22bは、それぞれ縦方向(スイングアーム20の長さ方向)の縦軸L,Lを中心に回転可能な状態で支持されている。一方、横ローラ22c,22dは、それぞれ横方向(スイングアーム20の左右幅方向)の横軸L,Lを中心に回転可能な状態で支持されている。縦ローラ22a,22bは、横ローラ22c,22dよりも前方に配している。案内枠部22をこのように構成することで、ホースリールから繰り出されたホースを各ローラ22a,22b,22c,22dの隙間A(図3における網掛けハッチング部)に通し、ホースを上下左右に円滑に案内することができる。特に、スイングアーム20が左右に大きく傾いて、ホースが隙間Aの角部に移動しても、ホースを円滑に案内することができる。各ローラ22a,22b,22c,22dを支持させる枠体のうち、その縦枠部に相当する部分は、必ずしも必要ではなく、縦ローラ22a,22bに前記縦枠部としての機能を発揮させてもよい。この構成は、縦ローラ22a,22bのみを使用し、横ローラ22c,22dを使用しない場合に好適に採用できる。
【0021】
案内枠部22における隙間Aの寸法は、所望のホースを通すことができるのであれば特に限定されない。市販されている一般的な散水用ホースの外径が12〜18mm程度であることを考慮すると、隙間Aの縦長及び横長は、18mm以上とすると好ましい。しかし、隙間Aの縦長及び横長を長くしすぎると、ホースを案内枠部22で規制できなくなり、例えば、スイングアーム20を操作しながらホースをホースリールに巻き戻す際に、ホースの巻き付け位置を調節しにくくなるおそれがある。また、案内枠部22が大型化してスイングアーム20を操作しにくくなるおそれもある。このため、隙間Aの縦長及び横長は、通常、50mm以下とされる。隙間Aの縦長及び横長は、40mm以下であると好ましく、30mm以下であるとより好ましい。本実施態様のホースリール台において、隙間Aの縦長及び横長は、約23mmとなっている。各ローラ22a,22b,22c,22dの長さや外径、あるいはその配置間隔は、隙間Aを上記の寸法とできるように決定する。各ローラ22a,22b,22c,22dの外径は、通常、10〜40mm、好ましくは、15〜30mmとされる。本実施態様のホースリール台において、各ローラ22a,22b,22c,22dの外径は18mmとしている。ローラ22a,22b,22c,22dの部分でホースが急角度で折れ曲がると、ホースが当該部分から大きな抵抗を受けるようになってホースの取り回しが困難になったり、ホースが潰れて水が出なくなったりするので、ローラ22a,22b,22c,22dの外径はある程度大きくしておくと好ましい。
【0022】
[用途]
以上で述べた本発明のホースリール台は、各種ホースが巻装されたホースリールを載せる台として使用できる。ホースの種類は、散水ホースに限定されず、水以外の液体を流すためのものであってもよい。また、各種気体を流すエアホースであってもよい。しかし、散水ホースが巻装されたホースリールを載せるのに使用すると好ましい。庭や畑などに散水する際には、柱や木や壁などの障害物によって散水ホースの取り回しが煩わしいことも多く、本発明のホースリール台を使用することによる利益が大きいからである。
【0023】
[使用方法]
以下、散水ホースが巻装されたホースリールを載せる場合における本発明のホースリール台の使用方法について説明する。ホースリールは、図1に示すホースリール台における台本体10の天板部11に載置する。ホースリールが軽く、天板部11の上面を動いてしまう。このため、ホースリールは、紐やボルトや釘などを用いて台本体10に固定しておく。天板部11には、ホースリールを所定位置に保持するための保持手段(クランプや嵌込枠など)を設けてもよい。ホースリール台の安定性が悪い場合には、台本体10における底板部12にウェイトを載せる。ウェイトしては、市販のコンクリートブロックやレンガや水タンクなどが好適である。続いて、ホースリールに巻装された散水ホースの先端部を、案内枠部22の隙間Aに通す。散水ホースの先端にノズルを取り付ける場合には、散水ホースの先端を隙間Aに通した後に取り付ける。
【0024】
この後、散水ホースをホースリールから引き出して、庭などに散水を行う。散水ホースをホースリール台の右側や左側に引き出すと、散水ホースに追従してスイングアーム20が傾き、散水ホースはホースリールから円滑に繰り出される。本発明のホースリール台は、ホースリール台を平面視した場合に右側又は左側へそれぞれ90°の方向に散水ホースを引き出しても、散水ホースを円滑に案内することができる。散水ホースをホースリール台の右側に引き出すと、スイングアーム20はホースリール台の右側に傾き、散水ホースをホースリール台の左側に引き出すと、スイングアーム20はホースリール台の左側に傾くが、このような状態であっても、散水ホースの外周面は、案内枠部22においていずれかのローラ22a,22b,22c,22dのみと接触するため、散水ホースは円滑に案内される。
【0025】
散水を終えると、散水ホースをホースリールに巻き戻す。この際、散水ホースがホースリールに対して局所的に巻き付けられると、散水ホースがホースリールや天板部11につかえて、それ以上巻き戻すことができない状態となるが、本発明のホースリール台を使用すると、グリップ部23を掴んでスイングアーム20を左右に操作しながら散水ホースを巻き戻すことができる。したがって、散水ホースをホースリールに均等に巻き付けて、上記の不具合の発生を抑えることができる。散水ホースを巻き終えると、その先端のノズルをホースリールにおける所定箇所に保持させる。次に散水ホースを使用する際には、そのノズルをホースリールから取り外して引き出すだけでよい。
【符号の説明】
【0026】
10 台本体
11 天板部
11a 長穴
12 底板部
12a ポケット
13 脚部
20 スイングアーム
21 支柱部
22 案内枠部
22a 縦ローラ
22b 縦ローラ
22c 横ローラ
22d 横ローラ
23 グリップ部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホースが巻装されたホースリールを載置するためのホースリール台であって、
ホースリールを載置するための天板部を有する台本体と、
下端部を台本体の前面下部に軸支されて上端部が左右方向に揺動可能な構造とされたスイングアームと、
を備え、
ホースリールから繰り出されたホースを通して案内するための案内枠部が、スイングアームの上端部に設けられたことを特徴とするホースリール台。
【請求項2】
天板部を厚さ方向に貫通する長穴が天板部の前部における左右方向に沿って設けられ、
スイングアームの上端部が前記長穴から上方に突出するように、スイングアームの中間部が前記長穴に挿入されて、
スイングアームの中間部外周面が前記長穴の左右端部に接触するまでの範囲で、スイングアームを左右方向に揺動させることができるようにした請求項1記載のホースリール台。
【請求項3】
スイングアームを手で操作するためのグリップ部がスイングアームの上端部に設けられた請求項1又は2記載のホースリール台。
【請求項4】
ウェイトを載せるための底板部が、台本体における天板部よりも下側に設けられた請求項1〜3いずれか記載のホースリール台。
【請求項5】
所定間隔を隔てて配された左右一対の縦ローラが案内枠部に設けられ、該左右一対の縦ローラの隙間で前記ホースを案内する請求項1〜4いずれか記載のホースリール台。
【請求項6】
所定間隔を隔てて配された上下一対の横ローラが案内枠部に設けられ、前記左右一対の縦ローラと前記上下一対の横ローラとが井桁状に配され、井桁状に配された横ローラと縦ローラの内側で前記ホースを案内する請求項5記載のホースリール台。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−103825(P2013−103825A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−250278(P2011−250278)
【出願日】平成23年11月16日(2011.11.16)
【出願人】(511278394)
【Fターム(参考)】