説明

ホース継手金具

【課題】かしめナットをコンパクト化しつつ必要な締付トルクを確保することのできるホース継手金具を提供する。
【解決手段】ホース内部に挿入状態に固定されるインサート金具、及び筒状をなして後端側に径方向内方の係合凸部26を備えたかしめ部28を、前端側に工具掛け用の角部30とその内周側の雌ねじ部32とを、更に中間部にアーム部34とを有し、かしめ部28においてインサート金具に回転可能に連結されるかしめナット14を有するホース継手金具において、かしめ付け前のかしめナット14の雌ねじ部32に対し後側に隣接した部分を溝底の径が雌ねじ部32の谷径と同等以上の溝部38となすとともに、溝部38と係合凸部26との間の部分の内周面40の内径を雌ねじ部32の谷径よりも小径に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ホースを油圧機器等相手側に接続するためのホース継手金具に関し、特にホース内部に挿入されるインサート金具と、そのインサート金具に対し回転可能にかしめ付固定されるかしめナットとを備えたホース継手金具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、作動油を輸送する油圧ホース等のホースを油圧機器等の相手側に接続するためのホース継手として、ホース内に挿入される筒状のインサート金具と、同じく筒状をなしてそのインサート金具にかしめ付けにより回転可能に連結されるかしめナットとを備えたホース継手、詳しくは筒状をなして後端側にホース内部に挿入されるニップル部を、前端側の外周面に環状の係合凹部を備えたインサート金具、及び筒状をなして後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部を備えたかしめ部を、前端側に工具掛用の角部とその角部の内周側の雌ねじ部とを、更に中間部にそれら角部とかしめ部とを軸方向に連結するアーム部とを有し、かしめ部が係合凸部をインサート金具の係合凹部に係合させる状態に径方向内方にかしめ付けられて、インサート金具に回転可能に連結されるとともに、雌ねじ部において相手側にねじ結合されるかしめナットを有するホース継手金具が用いられている。
【0003】
図7はその具体例を示している。
図7において、200はホース202を相手側204に接続するホース継手金具で、インサート金具206と、かしめナット208とから成っている。
インサート金具206は全体が筒状をなしていて、後端側にニップル部210を、前端側の外周面に環状の係合凹部212を、また中間部に工具掛用の六角形状の面部214を有しており、そのニップル部210がホース202内に挿入された状態で、ホース202の外周面からソケット金具215が縮径方向にかしめ付けられることでホース202に固定される。
【0004】
図8はインサート金具206にかしめ付けられる前のかしめナット208の形状を表わしたもので、同図に示しているようにこのかしめナット208は、後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部216を備えたかしめ部218と、前端側に工具掛用の六角形状の角部220及びその角部220の内周側の雌ねじ部222と、更に中間部にそれらを軸方向に連結するアーム部224とを有している。
【0005】
このかしめナット208は、図7に示しているように後端側のかしめ部218が、内周側の係合凸部216をインサート金具206の係合凹部212に係合させる状態に径方向内方にかしめられてインサート金具206に回転可能に連結され、そして前端側の雌ねじ部222において相手側204にねじ締結され、以ってホース202を相手側204に接続固定する。
【0006】
この種ホース継手金具、即ちインサート金具とかしめナットとを有するホース継手金具は、例えば下記特許文献1に開示がなされている。
従来において、この種ホース継手金具におけるかしめナット208は、図8に示しているようにかしめ前の形状においてアーム部224とかしめ部218とを含む円筒部226の外径dが、角部220における六角対辺間の寸法dよりも小さく、またアーム部224の円形をなす内周面の内径dが、雌ねじ部222の谷径dよりも大径をなす形状に構成されていた。
【0007】
ここでアーム部224における内周面の内径dを、雌ねじ部222の谷径dよりも大径としているのは、雌ねじ部222をねじ加工する際に工具の逃し部を形成するためである。
即ちこのようにアーム部224の内径を雌ねじ部222の谷径よりも大径としておくことで、雌ねじ部222をねじ加工する際に雌ねじ部222を全長に亘って完全ねじ部となすことができる。
【0008】
ところで、近年配管スペースの省スペース化に伴なって、かしめナット208をコンパクト化することの要求が強くなっている。
かしめナット208のコンパクト化は、六角対辺間の寸法dを小さくすることで実現することができるが、この場合円筒部226の外径dもこれに伴って小寸法となってしまう。
【0009】
この円筒部226は、従来、六角対辺間の寸法dのバー材を切削加工して形成しており、六角対辺間の寸法dが小寸法となれば、必然的にこの円筒部226の外径dも小寸法化する。
この結果アーム部224の肉厚が薄いものとなってしまい、ホース202を相手側204に接続するに際してかしめナット208を締め付けて行くと、アーム部224の強度不足に起因して必要な締付トルクが確保できなくなってしまう問題を生ずる。
【0010】
具体的には、強い締付トルクでかしめナット208を相手側204に締め込んで行くと、図9に示しているように環状の係合凸部216の付根部位に大きな応力が局部的に発生して同部分で破断を生じたり、或いはアーム部224が大きく曲げ変形して、かしめナット208がインサート金具206から外れてしまう。
【0011】
【特許文献1】特開平9−242960号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明はこのような事情を背景とし、かしめナットをコンパクト化しつつ必要な締付トルクを確保することのできるホース継手金具を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
而して請求項1のものは、(A)筒状をなして後端側にホース内部に挿入されるニップル部を、前端側の外周面に環状の係合凹部を備えたインサート金具及び(B)筒状をなして後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部を備えたかしめ部を、前端側に工具掛用の角部と該角部の内周側の雌ねじ部とを、更に中間部にそれら角部とかしめ部とを軸方向に連結するアーム部とを有し、該かしめ部が前記係合凸部を前記インサート金具の前記係合凹部に係合させる状態に径方向内方にかしめ付けられて、該インサート金具に回転可能に連結されるとともに、前記雌ねじ部において相手側にねじ結合されるかしめナットを有するホース継手金具において、前記インサート金具にかしめ付けられる前の前記かしめナットの内周部であって、前記雌ねじ部に対し後側に隣接した部分且つ前記角部の内側に位置する部分を、溝底の径が該雌ねじ部の谷径と同等以上の溝部となすとともに、該溝部と前記係合凸部との間の部分の内径を該雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したことを特徴とする。
【0014】
請求項2のものは、(A)筒状をなして後端側にホース内部に挿入されるニップル部を、前端側の外周面に環状の係合凹部を備えたインサート金具及び(B)筒状をなして後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部を備えたかしめ部を、前端側に工具掛用の角部と該角部の内周側の雌ねじ部とを、更に中間部にそれら角部とかしめ部とを軸方向に連結するアーム部とを有し、該かしめ部が前記係合凸部を前記インサート金具の前記係合凹部に係合させる状態に径方向内方にかしめ付けられて、該インサート金具に回転可能に連結されるとともに、前記雌ねじ部において相手側にねじ結合されるかしめナットを有するホース継手金具において、前記インサート金具にかしめ付けられる前の前記かしめナットの内周部であって、前記雌ねじ部のねじ端から前記係合凸部に到る部分の内径を、該雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したことを特徴とする。
【発明の作用・効果】
【0015】
以上のように本発明は、インサート金具にかしめ付けられる前のかしめナットの内周部であって、雌ねじ部に対し後側に隣接した部分且つ角部の内側に位置する部分を、溝底の径が雌ねじ部の谷径と同等以上の溝部となすとともに、溝部と係合凸部との間の部分の内径を、雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したものである。
【0016】
かかる本発明のホース継手金具におけるかしめナットにあっては、角部における対辺間の寸法を小寸法となしてかしめナットをコンパクト化した場合であっても、アーム部の肉厚を厚く確保することができ、アーム部の強度を高強度とすることができる。
従って本発明のホース継手金具においては、かしめナットを相手側に締め込んでホースを接続する際、高い締付トルクを実現することができる。
【0017】
本発明においては、かしめナットにおける雌ねじ部の後側に隣接した部分に、径方向外方に凹陥した形状の溝部が形成されており、雌ねじ部をねじ加工する際にこの溝部の存在によって雌ねじ部を軸方向全長に亘り良好に完全ねじ部として形成することができる。
ここで溝部は厚肉をなす角部の内側の位置に形成されているため、このような溝部を設けた場合であっても、かしめナットを相手側にねじ込む際の強度が特に低下するといったことはない。
【0018】
一方、請求項2は雌ねじ部のねじ端から係合凸部に到る部分の内径を、雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したもので、この場合においてもアーム部の強度を高強度となすことができ、かしめナットを相手側に締め込む際に高い締付トルク(破壊トルク)を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態のホース継手金具で、インサート金具12と、かしめナット14とから成っている。
インサート金具12は全体として筒状をなしており、後端側にニップル部16を、前端側の外周面に環状の係合凹部18を、それらの間の中間部に工具掛用の六角形状の角部20を有している。
【0020】
このインサート金具12は、ニップル部16がホース内に挿入された状態で、ホースの外周面から図示を省略するソケット金具が縮径方向にかしめ付けられることでホースに固定される。
このインサート金具12には、角部20の後側の位置にソケット金具の内向きの環状の爪を係入させる環状の凹部22が設けられている。
また内周前端面は、相手側のテーパ形状のシート面に対して当接させられるテーパ形状のシート面24とされている。
【0021】
図2及び図3にはかしめ付前のかしめナット14が示されている。
図2及び図3に示しているようにこのかしめナット14は、後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部26を備えたかしめ部28を、前端側に工具掛用の六角形状の角部30及びその角部30の内周側に雌ねじ部32を、更に中間部にそれらを軸方向に連結するアーム部34を有している。
【0022】
このかしめナット14は、図1に示しているように後端側のかしめ部28が、内周側の係合凸部26をインサート金具12の上記係合凹部18に係合させる状態に径方向にかしめられて、インサート金具12に対し回転可能に連結され、そして前端側の雌ねじ部32において相手側にねじ締結され、ホースを相手側に接続固定する。
【0023】
この実施形態において、アーム部34及びかしめ部28を含む円筒部36の外径D(ここではD=φ25.2mm)は、図4に示す角部30における六角対辺間の寸法D(ここではD=φ25.4mm)に対して小径をなしている。
また内周部には雌ねじ部32に対し後側に隣接する位置において、溝底の径Dが雌ねじ部32の谷径D(ここではD=φ2.4mm)に対して同等ないし若干大きい環状の溝部38が軸方向に所定長さL(ここではL=2mm)に亘って形成されている。
更にこの溝部38の軸方向端と上記の係合凸部26との間の部分の内周面40の内径D(ここではD=φ21.2mm)が、雌ねじ部32の山径よりも大径且つ谷径(D)よりも小径とされている。
【0024】
ここで溝部38は、図3から明らかなように角部30の軸方向の一方の端と他方の端との間の位置、即ち角部30の内側の位置に設けられている。
尚、図3中30Aは六角形状をなす角部30の頂点を表わしている。
【0025】
本実施形態のホース継手金具10にあっては、六角対辺間の寸法Dを従来に比べて小寸法となした場合であっても、アーム部34の肉厚を従来のものと同等程度の肉厚に保持することができる。
例えば従来のホース継手金具におけるかしめナットの六角対辺間dの寸法φ27mmに対して、同寸法を25.4mmまで小さくした場合であっても、アーム部34の従来の肉厚2.2mmに対してその肉厚を2.0mmの肉厚に保持することができる。
【0026】
以上のような本実施形態では、角部30における六角対辺間の寸法Dを小寸法となして、かしめナット14をコンパクト化した場合であっても、アーム部34の肉厚を厚く保持することができ、アーム部34の強度を高強度となすことができる。
従って本実施形態のホース継手金具10においては、かしめナット14を相手側に締め込んでホースを接続する際、高い締付トルクを実現することができる。
【0027】
また本実施形態においては、かしめナット14における雌ねじ部32の後側に隣接する位置において、溝底の径Dが雌ねじ部32の谷径Dに対して同等ないし若干大きい環状の溝部38が軸方向に所定長さLに亘って形成されていることから、雌ねじ部32をねじ加工する際、この溝部38の存在によって雌ねじ部32を軸方向全長に亘り良好に完全ねじ部として形成することができる。
また溝部38は厚肉をなす角部30の内側の位置に形成されているため、このような溝部38を設けた場合であっても、かしめナット14を相手側にねじ込む際に強度が特に低下するといったこともない。
【0028】
次に図5は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態では、かしめナット14の内周部に上記のような溝部38を設けることなく、雌ねじ部32のねじ端から係合凸部26に到るまで全長に亘り内周面40の内径Dを、雌ねじ部32における山径よりも大径且つ谷径Dよりも小径となしている。
尚六角対辺間の寸法D,雌ねじ部32の谷径D,円筒部36の外径D,内周面40の内径Dの各寸法は図1〜図4に示す実施形態と同様である。
【0029】
本実施形態では、雌ねじ部32のねじ端から係合凸部26に到るまで全長に亘り内周面40の内径Dを、雌ねじ部32における谷径Dよりも小径となしていることから、アーム部34の強度を高強度となすことができ、かしめナット14を相手側に締め込む際に高い締付トルク(破壊トルク)を実現することができる。
【0030】
<試験例>
上記実施形態のホース継手金具の特性の測定結果を、比較例品の測定結果と併せて表に示してある。
【0031】
【表1】

【0032】
この試験例では、油を塗布しない状態でかしめナットによる締付けを行った場合と、油を塗布してかしめナットによる締付けを行った場合とのそれぞれについて、締付トルク(破壊トルク)の値を測定した。
尚比較例品としては図6に示すものを用いた。
【0033】
尚、実施例1とあるのは図1〜図4に示したホース継手金具10におけるかしめナット14を、また実施例2は図5に示すかしめナット14を用いた場合の測定結果を表わしている。
また表1中比の欄は、比較例品を100%として、それに対する実施例品の測定値(平均値(AVE))の比率を表わしている。
【0034】
この表1の結果から、比較例品の場合、油塗布なしの場合には、それぞれ30.4,33.4(それぞれkgf・m)でかしめナットにおけるかしめ部が開いてしまって破壊トルクに到り、また油塗布を行った場合には22.2,23.8でそれぞれかしめナットにおけるかしめ部が開いてしまって破壊トルクに到ったが、本発明の実施例品の場合、油塗布を行わない場合にはそれぞれ36.0以上、また油塗布を行った場合にも36.0以上で異常が生じず、高い締付トルク(破壊トルク)を確保できていることが分る。
【0035】
以上本発明の実施形態を詳述したが、これらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態のホース継手金具を示す図である。
【図2】同ホース継手金具をかしめナットとインサート金具とに分解して示す斜視図である。
【図3】かしめ付け前の同かしめナットの構成を示す図である。
【図4】図3におけるア−ア断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図6】本発明のかしめナットに対する比較例品を示す比較例図である。
【図7】従来のホース継手金具を示す図である。
【図8】図7のかしめナットのかしめ前の形状を示す縦断面及び横断面図である。
【図9】図7のホース継手金具の問題点の説明図である。
【符号の説明】
【0037】
10 ホース継手金具
12 インサート金具
14 かしめナット
16 ニップル部
18 係合凹部
26 係合凸部
28 かしめ部
30 角部
32 雌ねじ部
34 アーム部
38 溝部
40 内周面(内径)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)筒状をなして後端側にホース内部に挿入されるニップル部を、前端側の外周面に環状の係合凹部を備えたインサート金具及び(B)筒状をなして後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部を備えたかしめ部を、前端側に工具掛用の角部と該角部の内周側の雌ねじ部とを、更に中間部にそれら角部とかしめ部とを軸方向に連結するアーム部とを有し、該かしめ部が前記係合凸部を前記インサート金具の前記係合凹部に係合させる状態に径方向内方にかしめ付けられて、該インサート金具に回転可能に連結されるとともに、前記雌ねじ部において相手側にねじ結合されるかしめナットを有するホース継手金具において
前記インサート金具にかしめ付けられる前の前記かしめナットの内周部であって、前記雌ねじ部に対し後側に隣接した部分且つ前記角部の内側に位置する部分を、溝底の径が該雌ねじ部の谷径と同等以上の溝部となすとともに、該溝部と前記係合凸部との間の部分の内径を該雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したことを特徴とするホース継手金具。
【請求項2】
(A)筒状をなして後端側にホース内部に挿入されるニップル部を、前端側の外周面に環状の係合凹部を備えたインサート金具及び(B)筒状をなして後端側に径方向内方に環状に突出した係合凸部を備えたかしめ部を、前端側に工具掛用の角部と該角部の内周側の雌ねじ部とを、更に中間部にそれら角部とかしめ部とを軸方向に連結するアーム部とを有し、該かしめ部が前記係合凸部を前記インサート金具の前記係合凹部に係合させる状態に径方向内方にかしめ付けられて、該インサート金具に回転可能に連結されるとともに、前記雌ねじ部において相手側にねじ結合されるかしめナットを有するホース継手金具において
前記インサート金具にかしめ付けられる前の前記かしめナットの内周部であって、前記雌ねじ部のねじ端から前記係合凸部に到る部分の内径を、該雌ねじ部の山径よりも大径且つ谷径よりも小径に構成したことを特徴とするホース継手金具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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