説明

ボトルチェアー

【課題】コストパフーマンスに優れ、活用範囲のスケールも広く環境面においてもリサイクルが容易である椅子を提供する。
【解決手段】あらかじめボトルキャップを構造に取り込んだ再生プラスチックの座面Cを生産し、空いたペットボトルAをねじ込み接合する事で容易に椅子として利用でき、正方形、三角形、扇形、丸形等々多くのバリエーションが可能で、さらに座面どうしをつなぎ合わせることで、S字型、?型、ベンチ型も容易に組み立てることができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルキャップ機能を備えた椅子の座面に、空いたペットボトルをねじ込み接合する事で容易に椅子として利用できる事を特徴とする。
【背景技術】
【0002】
従来、椅子は、木材をはじめ金属、プラスチック、ウレタン、皮革、あるいは合皮などの材料を利用し、作製したものがある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このため、従来の椅子は、外観意匠が複雑になればなる程、多くの資源を必要としていた。またペットボトルは今日、飲料水メーカーの製造販売において欠かすことのできない役割を果たしているが、消費者が飲料水を購入し、役目を終えたペットボトルが海岸に漂着していたり、また河川に投げ捨てられたりと、環境に対する配慮が欠けている。
そこで原材料である再生プラスチックを必要最小限利用することで強度面においても、椅子として役割を果たすことができれば、只単にペットボトルという一次元的価値観だけで投げ捨てたりはしないであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このため本発明の椅子は、あらかじめボトルキャップを構造に取り込んだ再生プラスチックの座面を生産し、世界的マーケットに流通させることで、ペットボトルに対する価値観が変わり、資源に対する価値感も変わる、21世紀を生きる人間が、環境に対する考え方、あるいは、生き方を大きく方向転換していく役をになうことが、最善の策であり認知する時代であることを確認し、地球規模での考え方をビジョンに据え生きていく事で、環境再生のスピードも加速するであろう。本発明の第一の目的はそこにあることを特徴とする。
【0005】
本発明の椅子は、座面の形状及び豊富な色彩展開することで、今日のように嗜好を凝らしたインテリアに十分適応し、なおかつ使う場面においてもいろんな利用方法があり、野外及び、公共的屋内においても活用できることもこの椅子の大きな特徴である。
【0006】
本発明の椅子の座面は、正方形、三角形、扇形、丸形等々多くのバリエーションが可能で、さらに座面どうしをつなぎ合わせることで、図2のようにS字型、?型、ベンチ型も容易に組み立てることができるため、応用範囲もさらに広がることも一つの特徴である。
【0007】
本発明のボトルキャップ内臓の座面は流通の現場においても、有利な点がいくつもある、図3のように、たとえば1,5リットルのペットボトルの飲料水を購入する際に座面をパッケージングし取り扱い説明書を添付することで、エコキャンペーンとしても活用することができるし、500ミリリットルのペットボトルの座面の高さは215ミリメートルの椅子に仕上がるため幼児用椅子として応用できるため国内においては保育所や幼稚園等で利用することも可能で、今日においても後進国のように十分に学校教育がままならない箇所に国連やユネスコをとうして、より多くの椅子を提供することも可能である。
【実施例】
【0008】
本発明の屋外利用においては、風力等で吹き飛ばされないようにすることも必要である、その解決方法のひとつは、座面とペットボトルを接合するまえに図4のようにペットボトルに水や砂を注ぐことで、より安定性の高い椅子になることも特徴の一つである。
【発明の効果】
【0009】
以上のように本発明によれば、持ち運び、あるいは収納においても簡単に作行をすることができ、なおかつ流通の現場においても有効で、さらにリサイクル等、資源の有効利用、また環境やコスト面でも十分配慮したパフォーマンスが理解できることも想像できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る丸形のSサイズLサイズの平面図ならびに立面図と透視図である。
【図2】 本発明に係る扇形、及び、長方形の平面図ならびに立面図と透視図である。
【図3】 本発明に係る市場においてのイメージ図である。
【図4】 本発明の椅子を実際に利用する際の効果をイラストで表現した図である。
【符号の説明】
A 500ミリリットルのペットボトル
B 1500ミリリットルのペットボトル
C 座面部材Sサイズ
D 座面部材Lサイズ
E 座面部材扇形
F 座面部材長方形

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め成型加工した再生プラスチックの座面と空いたペットボトルをねじ込み接合することで椅子になる事を特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−167227(P2010−167227A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−31944(P2009−31944)
【出願日】平成21年1月20日(2009.1.20)
【出願人】(509043434)
【Fターム(参考)】