説明

ボルト穴防塵具

【課題】ボルト穴に粉塵が入り込みにくくするための、着脱性および粉塵の当接に対する強度に優れたボルト穴キャップを提供する。
【解決手段】本体1のザグリ穴のボルト2を締めた残りのスペースに、引きつけナット3、サイドクランプ5、締めナット4およびボルト6により構成されたキャップ本体を挿入し、ボルト6を締めることにより引きつけナット3に締めナット4がひきつけて、サイドクランプ5をザグリ穴の側壁に圧接させて固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業用のボルト穴に粉塵などが入り込むのを防止する事に関する。
【背景技術】
【0002】
従来あるボルトキャップなどは樹脂やはめ込み式など使用制限が限られているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07−35814号
【特許文献2】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた従来のボルト穴キャップでは、使用制限が限られ、強度的にも難がある。
【0006】
例えば、旋盤等の爪部にあるボルト穴は、その物自体が回転し切削した粉塵などが直接当たるため強度と着脱が必要となる。
【0007】
本発明は、従来の問題点を解決しようとするものであり、ボルト穴に粉塵などが入り込まなくする事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために強度と着脱を可能にする構造を新規に開発したものである。
【発明の効果】
【0009】
上述したように本発明のボルト穴防塵具は、強度と着脱性を兼ね備える事ができる。
【0010】
また、穴事態に切削した粉塵が入り込みにくい為、製品の着脱時に起きる粉塵等の挟み込み等を軽減することができるので不良品の低下にもつながる。
【0011】
また、穴に粉塵が入り込みにくい為、ボルト自体の寿命ものびる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図
【図2】本発明の構造を示す三角図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
【0014】
図1において、本体1のザグリ穴にたいして、ボルト2を締めた状態の残りのスペースにキャップを入れ締めボルト6を締める事により締めナット4が引き寄せられサイドクランプ5が穴の壁面側に開き強固に取り付けられる。
【0015】
また、ボルト6を緩める事により締めナット4が離れサイドクランプ5がフリーになりキャップ本体が取り外せる様になる。
【0016】
図2において、キャップ本体の名所を及び構造を示す。引き付けナット3aと締めナット4a及びサイドクランプ5a・5b・5cはボルト7aにて一体になっている。
締めボルト6にて引き付けナット3a締めナット4aを締め付けることにより締めナット4aに設けられた山とサイドクランプ5a・5b・5cに設けられた谷アールによりサイドクランプ5a・5b・5cが開閉し穴壁面に固定される
【実施例】
【0017】
産業用のNC旋盤の生爪に装着し切削の粉塵などが入り込みにくいか、また、強度及び着脱性が有るかを検証。検証結果、別紙写真1〜10

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボルト穴に粉塵等が入り込みにくくする為の防塵具。
【請求項2】
強度及び着脱性を兼ね備えた防塵具。

【図1】
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【図2】
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