説明

ボールバルブ用ボールの製造方法、ボールバルブ用ボールおよびボールバルブ

【課題】安価に製作することができ、また量産性に優れ、薄肉軽量化を可能にしたボールバルブ用ボールの製造方法、ボールバルブ用ボールおよびボールバルブを提供する。
【解決手段】 中空の球状体からなり、所定箇所に流路となる貫通孔6とステム用穴7とを有するボールバルブ用ボール8の製造方法であって、金属板の塑性加工によって2つの半球体1,18を形成する。これらの半球体18,18の接合面20を互いに接合して中空の球体を形成する。さらに、球体に貫通孔6とステム用穴7を形成した後、所望の球体に整形してボールバルブ用ボール8とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貫通流路を有する球状のボールバルブ用ボールの製造方法、ボールバルブ用ボールおよびボールバルブに関するものである。
【背景技術】
【0002】
各種流体の制御、例えば空調用の冷温媒体を制御するために使用される弁としては、ボールバルブ(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【0003】
図10は従来のこの種の二方ボールバルブを示す図である。このボールバルブ1は、流体2を流す弁本体3と、この弁本体3内に回動自在に配設されたボール4と、このボール4を回動させるステム(弁軸)5等で構成されている。
【0004】
ボール4は、流体2が通過する貫通孔6を有する球状体に形成され、外周面の頂部にステム5の内端部5aが嵌合するステム用穴7を有し、ステム5によりバルブ本体3の軸線と直交する面内において略90°の角度範囲内で回動されることにより、貫通孔6を開閉するように構成されている。
【0005】
このようなボール4を製造するには、一般的には、丸棒からなる素材を切削加工することにより球状体を製作し、さらにこの球状体に貫通孔6とステム用穴7を切削加工によって形成するか、あるいは鋳造や鍛造によって中空の球状体を製作し、この球状体を切削加工することにより所望のボールを製作している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のボールは、いずれも素材を切削加工して所定の球面形状や貫通孔、ステム用穴を形成しているため、生産性が低く、また素材の歩留りが悪く、製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】
このような問題を解決するために、例えば特許文献2,3に開示された製造方法が提案されている。
すなわち、特許文献2,3に記載された製造方法は、いずれも円筒管の両端部を塑性加工することにより球状化させるようにしたものである。このような製造方法によれば、円筒管の両端開口部がボールの貫通孔となるので、切削加工によって貫通孔を形成する必要がなく、またステム用穴もプレス加工によって容易に形成することができるため、切削による加工工数を削減でき、安価に製作できる利点がある。
【0008】
しかしながら、このような製造方法は円筒管を素材として用いているため、貫通孔が90°折れ曲がったボールや、貫通孔が3方に開口する3方ボールバルブのボールには適用することができないという問題があった。
【0009】
【特許文献1】実開平2−36667号公報
【特許文献2】特開平7−100577号公報
【特許文献3】特開平9−53732号公報
【0010】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは安価に製作することができ、また量産性に優れ、薄肉軽量化を可能にしたボールバルブ用ボールの製造方法、ボールバルブ用ボールおよびボールバルブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、第1の発明は、中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、前記球体に前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、前記球体を所望の球体に整形する工程とを備えたものである。
【0012】
また、第2の発明は、中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、前記2つの半球体に前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、前記球体を所望の球体に整形する工程とを備えたものである。
【0013】
また、第3の発明は、中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、前記半球体に前記ステム用穴を形成する工程と、前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、前記球体に前記貫通孔を形成する工程と、前記球体を所望の球体に整形する工程とを備えたものである。
【0014】
また、第4の発明は、中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、前記半球体に前記貫通孔を形成する工程と、前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、前記球体に前記ステム用穴を形成する工程と、前記球体を所望の球体に整形する工程とを備えたものである。
【0015】
また、第5の発明は、中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、金属板によって2つの円板状のブランクを形成する工程と、前記2つのブランクに前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、前記2つのブランクをそれぞれ塑性加工することにより半球体を形成する工程と、前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、前記球体を所望の球体に整形する工程とを備えたものである。
【0016】
また、第6の発明によるボールバルブ用ボールは、上記第1〜第5の発明のうちのいずれか1つによる製造方法によって製造されているものである。
【0017】
さらに、第7の発明によるボールバルブは、前記第6の発明によるボールを備えているものである。
【発明の効果】
【0018】
第1〜第5の発明によれば、素材として金属板を用い、これを塑性変形させて2つの半球体を製作し、これらの半球体を接合して球体を製作し、ステム用穴と貫通孔をプレス等によって形成するようにしているので、切削工程を削減でき、また貫通孔がストレートな孔でない二方ボール弁用ボールや貫通孔が3方に開口する三方ボール弁用ボールであっても安価に製作することができる。
また、薄い金属板を素材として用いると、肉厚が薄く軽量なボールを製作することができる。
さらに、複数枚の金属板を重ねて切り出せるので、量産する場合に有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による製造方法によって製作されたボールバルブ用ボールの斜視図である。同図において、8は2方ボールバルブ用のボールで、このボール8は金属板の塑性加工によって形成された2つの半球体18,18の接合面20を互いに接合することにより形成されており、所定箇所には流体2の通路となる貫通孔6と、ステム5の内端部5aが嵌め込まれるステム用穴7が形成されている。貫通孔6の両端開口部6a,6bは、ボール8の球心を挟んで対向するように形成されている。ステム用穴7は、ボール8の内外を連通させている。
【0020】
次に、発明に係るボールバルブ用ボールの製造方法を説明する。
図2〜図8は、請求項1に記載された第1の製造方法によって図1に示した2方ボールバルブ用ボール8を製造する際の各工程を説明するための図、図9は第1の製造方法のフローチャートである。
【0021】
図2において、先ず、板厚が1.5mm程度の金属板、例えばステンレス(例えば、SUS316L)、ハステロイ等の板材10を用意する。そして、この板材10をプレス11によって所定の大きさに打ち抜き、正方形のブランク(中間品)12を製作する(図9のステップ50)。
【0022】
ブランク12の製作に際しては、プレス11による打ち抜き加工以外に、フライス加工、レーザー加工等によって製作してもよい。
【0023】
次に、ステップ51によりブランク12を打ち抜き、例えば直径が45mmの円板状のブランク14を製作する。
【0024】
円板状のブランク14の製作に際しては、プレス13による打ち抜き加工以外に、旋盤加工、フライス加工、レーザー加工等によって製作してもよい。
【0025】
次に、図4に示すように、円板状のブランク14をプレス15によって半球状に深絞りすることにより、半球状のブランク16を製作する。この半球状のブランク16は、半球部16Aと円筒部16Bとを備えている。
【0026】
半球状のブランク16の製作に際しては、プレス15による深絞り加工以外に、バルジ加工、液圧絞り加工、へら絞り加工、ゴム圧深絞り加工等によって製作してもよい(ステップ52)。
【0027】
図5に示すように、半球状のブランク16の不要な円筒部16Bをプレス17によって半球部16Aから剪断除去し、半球体からなるブランク(以下、半球体という)18を製作する。
【0028】
半球体18の切断端面20は、後工程で2つの半球体18,18を接合して球体を製作する際の接合面となる面である。このため、切断端面20を剪断加工して半球体18の軸線と直交する仕上げ面(以下、接合面20という)とする。
【0029】
半球体18の製作に際しては、プレス17による剪断加工以外に、旋盤加工、フライス加工、ELID(電解インプロセスドレッシング)研削加工、レーザー加工、研削加工、研磨加工等によって製作してもよい(ステップ53)。
【0030】
次に、図6に示すように2つの半球体18,18を互いに接合面20どうしを接触させて重ね合わせ、接合面20を拡散接合によって接合することにより球体21を製作する(ステップ54)。
【0031】
拡散接合は、固層のまま金属どうしを接合する方法であり、母材の接合面を押し潰すことにより清浄な面を密着させ、押し潰した状態で原子拡散させることにより接合する方法であり、特に溶接のように接合時の温度を融点まで上げる必要がないので組織の劣化が少ないという利点を有している。拡散接合する際には、治具に離型剤を噴霧した後、2つの半球体18,18を治具に固定し、加重(例えば、約1t)を加えて接合面20を接合する。そして、接合後、接合部の表面を研磨する。
【0032】
原子拡散は、SUSの場合、500℃以上の高温中でないと生じないため、素材を真空炉に入れて加熱し(1000℃程度まで)、30分経過した後冷却する。素材の昇温から冷却までの工程は、3.5時間程度である。
【0033】
球体21の製作に際しては、拡散接合以外に、ロウ付け、溶接などによって製作してもよい。
【0034】
次に、図7に示すようにプレス23による孔開け加工によって球体21の所定箇所に流体の通路となる貫通孔6とステム用孔7を形成する(ステップ55)。この場合、ステム用孔7については球体21の接合面20と重なるように形成する例を示しているが、これに限らず接合面20以外の箇所であってもよい。
【0035】
球体21への貫通孔6およびステム用穴7の形成に際しては、プレスによる打ち抜き加工以外に、旋盤加工、ボール盤加工、フライス加工、レーザー加工などによって形成してもよい。
【0036】
次に、図8に示すようにプレス27によって球体21を所望の真球体に整形し、表面を研磨する。これによって、図1に示したボールバルブ用ボール8が完成し、もってボール8の製作を終了する。
【0037】
球体21の真球体への整形に際しては、プレス加工以外に、旋盤加工、フライス加工、研削加工、研磨加工、レーザー加工等によって整形してもよい。
【0038】
このように本発明に係るボールバルブ用ボールの製造方法は、薄い金属板10の塑性加工によって形成した2つの半球体18,18の接合面20を互いに接合して球体21を形成し、この球体21に貫通孔6とステム用穴7を形成することによりボールバルブ用ボール8を製造するようにしたので、金属板10の入手が容易で丸棒を用いたり、鋳物や鍛造品を用いて切削加工する必要がなく、また高級な板材を使用することができる。
【0039】
また、板材の場合は、丸棒や、ロストワックス、MIM(メタル インジェクション モールド)等によって製造した鋳物製の素材に比べて耐食性に優れており、しかも薄板を使用することでボール8、ひいてはボールバルブ自体を軽量化することができる。
また、2つの半球体18,18の接合面20を拡散接合によって接合する場合は、溶接する場合と異なり温度を素材の融点まで上げる必要がないので、組織を劣化させることもない。
さらに、金属板製のボールバルブ用ボール8の場合は、主としてプレスによる打ち抜き加工、絞り加工、孔開け加工等によって製作することができるため、切削加工を殆ど必要とせず、製造コストを低減することができる。しかも、複数枚の板材を重ねて打ち抜いたり、切り出すことができるので、ボール8を量産する場合に適している。
【0040】
次に、本発明によるボールの第2〜第5の製造方法について説明する。
上記した第1の製造方法においては、貫通孔6とステム用穴7の孔開け工程を、2つの半球体18,18を接合して球体21を製作した後で行うようにしたが、この孔開け工程は他の工程に支障を来すことが少ないので、第2〜第5の製造方法のように適宜ずらして球体21を製作する前に行ったり、あるいは貫通孔6の穴開けとステム用穴7の孔開けを別工程として行うことが可能である。すなわち、請求項2に記載されている第2の製造方法は、貫通孔6とステム用穴7を形成する工程と、2つの半球体18,18の接合面20を互いに接合して中空の球体21を形成する工程を前後入れ替えたものであり、その他の工程の順序は上記した第1の発明と同じである。
【0041】
請求項3に記載されている第3の製造方法は、貫通孔6とステム用穴7の形成工程を別工程とし、半球体18を形成した後、この半球体18にステム用穴7を形成し、球体21を形成した後、貫通孔6を形成するようにしたものであり、その他の工程は第1の発明と同様である。
【0042】
請求項4に記載されている第4の製造方法は、第3の製造方法とは反対に半球体18を形成した後、この半球体18に貫通孔6を形成し、球体21を形成した後、ステム用穴7を形成するようにしたものであり、その他の工程は第1の発明と同様である。
【0043】
請求項5に記載されている第5の製造方法は、円板状のブランク14に貫通孔6とステム用穴7を形成するようにしたものであり、その他の工程は第1の発明と同様である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、孔開け加工をプレス加工、旋盤加工、フライス加工、研削加工、研磨加工、レーザー加工等によって行うことができるため、両端開口部が互いに対向する貫通孔6を有する2方ボールバルブ用のボール8に限らず、両端開口部が90°または135°離間した貫通穴を有するボールや、3つの開口部を有する3方ボールバルブ用ボールや、圧力を下げるための小穴を有するボールや、4つの開口部を有するボールにも適用することができる。
また、本発明は、ステム5によってボール8を回動自在に支持するようにしたトラニオンタイプのボールバルブと、一対のシートリングによってボールを回動自在に支持するようにしたフローティングタイプのボールバルブのいずれにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明による製造方法によって製作されたボールバルブ用ボールの斜視図である。
【図2】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図3】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図4】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図5】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図6】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図7】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図8】発明に係るボールバルブ用ボールの第1の製造方法の製造工程を示す図である。
【図9】第1の製造方法のフローチャートである。
【図10】ボールバルブボールの従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1…ボールバルブ、3…弁本体、4…ボール、5…ステム、6…貫通孔、7…ステム用穴、8…ボール、10…板材、12…ブランク、14…円板状ブランク、18…半球体のブランク、20…接合面、21…球体。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、
金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、
前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、
前記球体に前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、
前記球体を所望の球体に整形する工程と、
を備えたことを特徴とするボールバルブ用ボールの製造方法。
【請求項2】
中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、
金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、
前記2つの半球体に前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、
前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、
前記球体を所望の球体に整形する工程と、
を備えたことを特徴とするボールバルブ用ボールの製造方法。
【請求項3】
中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、
金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、
前記半球体に前記ステム用穴を形成する工程と、
前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、
前記球体に前記貫通孔を形成する工程と、
前記球体を所望の球体に整形する工程と、
を備えたことを特徴とするボールバルブ用ボールの製造方法。
【請求項4】
中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、
金属板の塑性加工によって2つの半球体を形成する工程と、
前記半球体に前記貫通孔を形成する工程と、
前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、
前記球体に前記ステム用穴を形成する工程と、
前記球体を所望の球体に整形する工程と、
を備えたことを特徴とするボールバルブ用ボールの製造方法。
【請求項5】
中空の球状体からなり、所定箇所にステム用穴と流路となる貫通孔を有するボールバルブ用ボールの製造方法において、
金属板によって2つの円板状のブランクを形成する工程と、
前記2つのブランクに前記ステム用穴と前記貫通孔を形成する工程と、
前記2つのブランクをそれぞれ塑性加工することにより半球体を形成する工程と、
前記2つの半球体の接合面を互いに接合して中空の球体を形成する工程と、
前記球体を所望の球体に整形する工程と、
を備えたことを特徴とするボールバルブ用ボールの製造方法。
【請求項6】
請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の製造方法によって製造されたことを特徴とするボールバルブ用ボール。
【請求項7】
請求項6に記載のボールバルブ用ボールを備えたことを特徴とするボールバルブ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−300252(P2006−300252A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−124780(P2005−124780)
【出願日】平成17年4月22日(2005.4.22)
【出願人】(000006666)株式会社山武 (1,808)
【Fターム(参考)】