説明

ポリヌクレオチドアセンブリに関する組成物及び方法

本発明は、複数の成分ポリヌクレオチドからの1以上のアセンブルドポリヌクレオチドの迅速なアセンブリのための組成物及び方法を提供する。本発明の方法は、アニール可能なリンカー配列、アニール可能なリンカー配列の対LA及びLB、又はアニール可能なリンカー配列/プライマー結合セグメントの対LA及びPB若しくはPA及びLBにより隣接されたDNAセグメントDを含む環状核酸ベクターを利用する。アセンブルされるべきDNAセグメントを含む複数のベクターの制限エンドヌクレアーゼ消化は、エレメントPA-D-LB、LA-D-LB、及びLA-D-PB又はD-LB、LA-D-LB、及びLA-Dを含む、複数のDNA断片を作製する。アニール可能なリンカー配列LA及びLBの配列は、このDNA断片への相補的末端を提供し、これは宿主細胞介在性相同組換えにおいて、又は様々なDNAセグメントの1以上のアセンブルドポリヌクレオチドへの順序づけられたアセンブリのためのポリメラーゼサイクリングアセンブリ反応においてプライマー(promer)結合セグメントPA及びPBと一緒に、利用される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)最初の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RA0、群D0から選択された任意のDNAセグメント、アニール可能なリンカー配列LB0、及び第二の制限部位RB0を含む、1以上の最初の核酸分子;
(b)中間の核酸分子nの各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAn、第一のアニール可能なリンカー配列LAn、群Dnから選択された任意のDNAセグメント、第二のアニール可能なリンカー配列LBn、及び第二の制限部位RBnを含み、ここでnは、1から中間の核酸分子の数までの整数を表す、1以上の中間の核酸分子;並びに
(c)最後の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAm、アニール可能なリンカー配列LAm、群Dmから選択された任意のDNAセグメント、第二の制限部位RBmを含み、ここでmは、中間の核酸分子の数よりも1大きい整数を表す、1以上の最後の核酸分子;であって、
制限部位RA0からRBmの切断及び生じる直線状核酸分子の変性時に、アニール可能なリンカー配列LB(p-1)の各々は、アニール可能なリンカー配列LAPの相補体にハイブリダイズすることが可能であり、ここでnは1〜(m-1)で変動する整数であり、ここでpは1〜mの整数を表し、かつここで各群D0,...Dn,...Dmは独立して、1以上のDNAセグメントからなるもの:を含有する、組成物。
【請求項2】
前記1以上の最初の核酸分子の各々が、群D0から選択されたDNAセグメントの5'側に位置したプライマー結合セグメントPAを更に含み、かつここで該1以上の最後の核酸分子の各々が、群Dmから選択されたDNAセグメントの3'側に位置したプライマー結合セグメントPBを更に含む、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
前記制限部位RA0からRBmの切断及び生じる直線状核酸分子の変性時に、アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々が、アニール可能なリンカー配列LAPの相補体に、該組成物中の他のアニール可能なリンカー配列又はそれらの相補体と比べ、選択的にハイブリダイズすることが可能である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項4】
前記アニール可能なリンカーLB(P-1)の各々が、アニール可能なリンカー配列LAP、又はそれらの相補体と配列が同一である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項5】
1つの最初の核酸分子及び1つの最後の核酸分子を含有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項6】
前記制限部位RA0からRBmの各々が、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項7】
前記制限部位RA0からRBmが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項8】
前記制限部位RA0からRBmが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項9】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項11】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び融解温度少なくとも65℃を有し、かつ配列モチーフ
【化1】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項12】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列が、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される配列を有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項13】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される配列を有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項14】
前記プライマー結合セグメントの各々が、配列番号:24〜25、及びそれらの相補体からなる群から選択される配列を有する、請求項2記載の組成物。
【請求項15】
前記制限部位RB0からRBmの切断が可能である1以上の制限エンドヌクレアーゼを更に含有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項16】
SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼを更に含有する、請求項8記載の組成物。
【請求項17】
前記制限部位RA0からRBmの切断が可能である1以上の制限エンドヌクレアーゼによる、請求項1又は2記載の組成物の消化により形成された複数の直線状核酸分子を含有する、組成物。
【請求項18】
前記直線状核酸分子の各々が、粘着末端を含む、請求項17記載の組成物。
【請求項19】
前記プライマー結合セグメントPAに相補的である第一のプライマー、又はそれらの相補体、及びプライマー結合セグメントPBに相補的である第二のプライマー、又はそれらの相補体を更に含有する、請求項2記載の組成物。
【請求項20】
DNAポリメラーゼを更に含有する、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項21】
SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼによる、請求項8記載の組成物の消化により形成される複数の直線状核酸分子を含有する、組成物。
【請求項22】
(a)5'から3'の配向で、制限部位RA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(b)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(c)5'から3'の配向で、制限部位RA、プライマー結合セグメントPA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(d)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;並びに
(e)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、プライマー結合セグメントPB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;から選択され、
ここで制限部位RA及びRBの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、ベクター。
【請求項23】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項22記載のベクター。
【請求項24】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項22記載のベクター。
【請求項25】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化2】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項22記載のベクター。
【請求項26】
前記アニール可能なリンカー配列LA及び/又はアニール可能なリンカー配列LBが、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される配列を有する、請求項22記載のベクター。
【請求項27】
前記プライマー結合セグメントPA及び/又はプライマー結合セグメントPBが、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される配列を有する、請求項22記載のベクター。
【請求項28】
前記制限部位RA及びRBが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項22記載のベクター。
【請求項29】
前記制限部位RA及びRBが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項22記載のベクター。
【請求項30】
(a)5'から3'の配向で、制限部位RA、制限部位RY、DNAセグメントD、制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(b)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、DNAセグメントD、制限部位RZ、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(c)5'から3'の配向で、制限部位RA、プライマー結合セグメントPA、制限部位RY、DNAセグメントD、制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(d)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、DNAセグメントD、制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;並びに
(e)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、DNAセグメントD、制限部位RZ、プライマー結合セグメントPB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;から選択され、
ここで制限部位RA及びRBの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、ベクター。
【請求項31】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項30記載のベクター。
【請求項32】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項30記載のベクター。
【請求項33】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化3】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項30記載のベクター。
【請求項34】
前記アニール可能なリンカー配列LA及び/又はアニール可能なリンカー配列LBが、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項30記載のベクター。
【請求項35】
前記プライマー結合セグメントPA及び/又はプライマー結合セグメントPBが、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される、請求項30記載のベクター。
【請求項36】
前記制限部位RA及びRBが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項30記載のベクター。
【請求項37】
前記制限部位RA及びRBが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項30記載のベクター。
【請求項38】
前記制限部位RY及びRZが、同じ制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項30記載のベクター。
【請求項39】
前記制限部位RY及びRZが、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項30記載のベクター。
【請求項40】
前記制限部位RY及びRZが、SchIにより切断可能である、請求項39記載のベクター。
【請求項41】
(a)請求項30記載のベクターを1以上;
(b)制限部位RA及びRBの切断が可能なIIS型制限エンドヌクレアーゼを1以上;並びに
(c)制限部位RY及びRZの切断が可能な制限エンドヌクレアーゼを1以上:備える、ポリヌクレオチドのアセンブリのためのキット。
【請求項42】
(a)5'から3'の配向で、制限部位RA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(b)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;並びに
(c)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター:であって、
ここで制限部位RA及びRBの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、各ベクターを少なくとも1つ含む、核酸分子のライブラリー。
【請求項43】
(a)5'から3'の配向で、制限部位RA、プライマー結合セグメントPA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(b)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター;並びに
(c)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、プライマー結合セグメントPB、及び制限部位RBを含む、環状ポリヌクレオチドからなるベクター:であって、
ここで制限部位RA及びRBの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、各ベクターを少なくとも1つ含む、核酸分子のライブラリー。
【請求項44】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項45】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項46】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化4】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項47】
前記アニール可能なリンカー配列LA及びアニール可能なリンカー配列LBが、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項48】
前記プライマー結合セグメントPA及びプライマー結合セグメントPBが、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される、請求項43記載のライブラリー。
【請求項49】
前記DNAセグメントDが、選択マーカー、プロモーター、ゲノム標的化配列、エピトープタグをコードしている核酸配列、関心対象の遺伝子、終止コドンをコードしている核酸配列、及びlacZをコードしている核酸からなる群から選択される核配列(nucleic sequence)を含む、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項50】
前記制限部位RA及びRBが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項51】
前記制限部位RA及びRBが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項42又は43記載のライブラリー。
【請求項52】
(a)最初の核酸分子が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RA0、群D0から選択された任意のDNAセグメント、アニール可能なリンカー配列LB0、及び第二の制限部位RB0を含む、最初の核酸分子;
(b)中間の核酸分子nが、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAn、第一のアニール可能なリンカー配列LAn、群Dnから選択された任意のDNAセグメント、第二のアニール可能なリンカー配列LBn、及び第二の制限部位RBnを含み、かつここでnは1から中間の核酸分子の数までの整数を表す、中間の核酸分子;並びに
(c)最後の核酸分子が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAm、アニール可能なリンカー配列LAm、群Dmから選択された任意のDNAセグメント、第二の制限部位RBmを含み、ここでmは中間の核酸分子の数よりも1大きい整数を表す、最後の核酸分子;である各核酸分子の少なくとも1つを含む、核酸分子のライブラリーであって、
ここで制限部位RA0からRBmの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能であり;
制限部位RA0からRBmの切断及び生じる直線状核酸分子の変性時に、アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々は、アニール可能なリンカー配列LAPの相補体とハイブリダイズすることが可能であり、ここでnは1〜(m-1)で変動する整数であり、ここでpは1〜mの整数を表し、かつ各群D0,... Dn, ...及びDmは独立して、1以上のDNAセグメントからなる、ライブラリー。
【請求項53】
前記最初の核酸分子が、群D0から選択されたDNAセグメントに対し5'側に位置したプライマー結合セグメントPAを更に含み、かつ前期最後の核酸分子が、群Dmから選択されたDNAセグメントに対し3'側に位置したプライマー結合セグメントPBを更に含む、請求項52記載のライブラリー。
【請求項54】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項55】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項56】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化5】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項57】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列が独立して、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項58】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項59】
前記プライマー結合セグメントの各々が独立して、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される、請求項53記載のライブラリー。
【請求項60】
前記最初の核酸分子2つ及び最後の核酸分子2つを含むライブラリーであって、
ここで最初の核酸分子の一方が、ゲノム標的化配列の第一セグメントを含むDNAセグメントD01を含み、かつ他方の最初の核酸分子が、ゲノム標的化配列の第二セグメントを含むDNAセグメントD02を含み、ここでDNAセグメントD01及びD02は、2つの最初の核酸分子の制限部位RA0及びRB0に対し同一配向に配向され;
ここで最後の核酸分子の一方が、選択マーカーの第一の非機能性セグメントをコードしているDNAセグメントDm1を含み、かつ他方の最後の核酸分子が、選択マーカーの第二の非機能性セグメントをコードしているDNAセグメントDm2を含み、ここでDNAセグメントDm1及びDm2は、2つの最後の核酸分子の制限部位RAm及びRBmに対し反対配向に配向され;
並びに、ここで選択マーカーの第一の非機能性セグメントと選択マーカーの第二の非機能性セグメントの間のギャップ修復による組換えは、機能性選択マーカーの作出を生じる、請求項52又は53記載のライブラリー。
【請求項61】
(a)アセンブリ組成物を、1以上のIIS型制限エンドヌクレアーゼにより消化し、成分組成物を作製する工程であって、該アセンブリ組成物が:
(i)最初の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RA0、群PAから選択された任意のプライマー結合セグメント、群D0から選択された任意のDNAセグメント、アニール可能なリンカー配列LB0、及び第二の制限部位RB0を含む、1以上の最初の核酸分子;
(ii)中間の核酸分子nの各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAn、第一のアニール可能なリンカー配列LAn、群Dnから選択された任意のDNAセグメント、第二のアニール可能なリンカー配列LBn、及び第二の制限部位RBnを含み、かつここでnが1から中間の核酸分子の数までの整数を表す、1以上の中間の核酸分子;並びに
(iii)最後の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAm、アニール可能なリンカー配列LAm、群Dmから選択されたDNAセグメント、群PBから選択された任意のプライマー結合セグメント、第二の制限部位RBmを含み、ここでmが中間の核酸分子の数よりも1大きい整数を表す、1以上の最後の核酸分子:を含み;制限部位RA0からRBmの切断及び生じる直線状核酸分子の変性時に、アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々は、アニール可能なリンカー配列LAPの相補体とハイブリダイズすることが可能であり、ここでnは1〜(m-1)で変動する整数であり、ここでpは1〜mの整数を表し、かつここで各群D0,... Dn,... 及びDnは、1以上のDNAセグメントからなる工程;並びに
(b)前記成分組成物を、DNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸及び1以上の第一のプライマー及び1以上の第二のプライマーと、核酸分子の変性に適した条件下で接触させ、アニール可能なリンカー配列LB(P-1)をアニール可能なリンカー配列LAPにアニールし、かつそれらを伸長させ;ここで該第一のプライマーの各々は、群PAから選択された該プライマー結合セグメントの1つとハイブリダイズすることが可能であり、かつ該第二のプライマーの各々は、群PBから選択された該プライマー結合セグメントの1つとハイブリダイズすることが可能であり;並びに、この成分組成物を、ポリメラーゼ連鎖反応に供する工程であり、
ここで5'から3'の配向で、群D0,... Dn,...及びDmの各々から選択された1つのDNAセグメントを含むポリヌクレオチドがアセンブルされる工程:
を含む、複数の成分ポリヌクレオチドからアセンブルドポリヌクレオチドを作製する方法。
【請求項62】
前記1以上のIIS型制限エンドヌクレアーゼが、制限部位RA0からRBmの切断が可能である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
前記アセンブリ組成物が、1つの最初の核酸分子及び1つの最後の核酸分子を含む、請求項61記載の方法。
【請求項64】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項61記載の方法。
【請求項65】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項61記載の方法。
【請求項66】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化6】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項61記載の方法。
【請求項67】
前記アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々が、アニール可能なリンカー配列LAPと配列が同一である、請求項61記載の方法。
【請求項68】
前記制限部位RA0からRBmが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項61記載の方法。
【請求項69】
前記制限部位RA0からRBmが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能であり、かつ工程(a)の制限エンドヌクレアーゼが、SapI又はLguIである、請求項61記載の方法。
【請求項70】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列が独立して、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項61記載の方法。
【請求項71】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項61記載の方法。
【請求項72】
前記プライマー結合セグメントの各々が、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される、請求項61記載の方法。
【請求項73】
前記DNAポリメラーゼが、Pfuである、請求項61記載の方法。
【請求項74】
(a)宿主細胞を、請求項61に従いアセンブルされた1以上のポリヌクレオチドにより形質転換する工程;及び
(b)この1以上のアセンブルドポリヌクレオチドを含む宿主細胞を選択する工程:
を含む、ポリヌクレオチドを含む宿主細胞を作製する方法。
【請求項75】
前記アセンブルドポリヌクレオチドが、選択マーカーを含み、かつ工程(b)が、選択培地上で形質転換された宿主細胞を増殖することを含む、請求項74記載の方法。
【請求項76】
(i)プライマー結合セグメントPAと相同な第一の領域;及び
(ii)プライマー結合セグメントPBと相同な第二の領域:を含む直線化されたプラスミドにより、宿主細胞を形質転換する工程を更に含み:
ここで該相同な第一及び第二の領域は、該ポリヌクレオチドと該プラスミドの間で宿主細胞介在性相同組換えを開始し、宿主細胞において環状化されたプラスミドを形成するのに十分な長さである、請求項74記載の方法。
【請求項77】
(a)(i)分子の各々が、5'から3'の配向で、群D0から選択された任意のDNAセグメント、及びアニール可能なリンカー配列LB0を含む、1以上の最初の直線状核酸分子;
(ii)任意に、中間の直線状核酸分子の各々が、5'から3'の配向で、第一のアニール可能なリンカー配列LAn、群Dnから選択された任意のDNAセグメント、及び第二のアニール可能なリンカー配列LBnを含み、ここでnが1から中間の核酸分子の数までの整数を表す、1以上の中間の直線状核酸分子;並びに
(iii)最後の直線状核酸分子の各々が、5'から3'の配向で、アニール可能なリンカー配列LAm、及び群Dmから選択された任意のDNAセグメントを含み、ここでmが中間の核酸分子の数よりも1大きい整数を表す、1以上の最後の直線状核酸分子:
を含有する組成物により、宿主細胞を形質転換する工程であり;
ここでnは1〜(m-1)で変動する整数であり、
ここで各群D0,... Dn,...Dmは、1以上のDNAセグメントからなり、
ここでアニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々は、LB(P-1)とLAPの間で宿主細胞介在性相同組換えを開始するのに十分な長さのアニール可能なリンカー配列LAPと相同な領域を含み、ここでpは1〜mの整数を表し、ここで該相同組換えは、ポリヌクレオチドのアセンブリを生じる、工程;並びに
(b)アセンブルドポリヌクレオチドを含む宿主細胞を選択する工程であり、ここでアセンブルドポリヌクレオチドが、5'から3'の配向で、群D0,...Dn,...Dmの各々から選択された1つのDNAセグメントを含む工程:
を含む、ポリヌクレオチドを含む宿主細胞を作製する方法。
【請求項78】
(a)1以上の最初の直線状核酸分子の各々が、宿主細胞ゲノムの第一の組込み部位と相同な第一の領域を更に含み;及び
(b)1以上の最後の直線状核酸分子の各々が、宿主細胞ゲノムの第二の組込み部位と相同な第二の領域を更に含み、
ここで該相同な第一及び第二の領域は、各々、該第一及び第二の組込み部位と宿主細胞介在性相同組換えを開始するのに十分な長さであり、ここで該相同組換えは、アセンブルドポリヌクレオチドの宿主細胞ゲノムへの組込みを生じる、請求項77記載の方法。
【請求項79】
前記アニール可能なリンカー配列LB(P-1)及びLAPの少なくとも1つの相同組換えが、選択マーカー遺伝子をコードしている核酸配列を形成する、請求項77記載の方法。
【請求項80】
前記工程(a)が、直線化されたプラスミドにより宿主細胞を形質転換することを更に含み、ここで直線化されたプラスミドが:
(i)1以上の最初の直線状核酸分子と相同な第一の領域;及び
(ii)1以上の最後の直線状核酸分子と相同な第二の領域:を含み、
ここで該相同な第一及び第二の領域は、アセンブルドポリヌクレオチドと該プラスミドの間で宿主細胞介在性相同組換えを開始し、宿主細胞において環状化されたプラスミドを形成するのに十分な長さである、請求項77記載の方法。
【請求項81】
前記組成物が、1つの最初の核酸分子及び1つの最後の核酸分子を含む、請求項77記載の方法。
【請求項82】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項77記載の方法。
【請求項83】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列が、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化7】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項77記載の方法。
【請求項84】
前記アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々が、アニール可能なリンカー配列LAPと配列が同一である、請求項77記載の方法。
【請求項85】
請求項77記載の方法により作製されたポリヌクレオチドを含む、宿主細胞。
【請求項86】
(a)(i)最初の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RA0、プライマー結合セグメントPA、群D0から選択された任意のDNAセグメント、アニール可能なリンカー配列LB0、及び第二の制限部位RB0を含む、1以上の最初の核酸分子;
(ii)任意に、中間の核酸分子nの各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAn、第一のアニール可能なリンカー配列LAn、群Dnから選択された任意のDNAセグメント、第二のアニール可能なリンカー配列LBn、及び第二の制限部位RBnを含み、かつここでnが1から中間の核酸分子の数までの整数を表す、1以上の中間の核酸分子;並びに
(iii)最後の核酸分子の各々が、環状であり、かつ5'から3'の配向で、第一の制限部位RAm、アニール可能なリンカー配列LAm、群Dmから選択された任意のDNAセグメント、プライマー結合セグメントPB、第二の制限部位RBmを含み、ここでmが中間の核酸分子の数よりも1大きい整数を表す、1以上の最後の核酸分子:であって;制限部位RA0からRBmの切断及び生じる直線状核酸分子の変性時に、アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々は、アニール可能なリンカー配列LAPの相補体とハイブリダイズすることが可能であり、ここでpは1〜mの整数を表し、ここでnは1〜(m-1)で変動する整数であり、かつ各群D0,... Dn,... Dmは、1以上のDNAセグメントからなる組成物を、1以上のIIS型制限エンドヌクレアーゼにより消化する工程であって、
ここで1以上のIIS型エンドヌクレアーゼは、制限部位RA0からRBmを切断することが可能である工程;並びに
(b)工程(a)から生じる消化された組成物により、宿主細胞を形質転換する工程であり、ここでアニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々は、LB(P-1)とLAPの間の宿主細胞介在性相同組換えを開始するのに十分な長さのアニール可能なリンカー配列LAPと相同な領域を含み、ここで該相同組換えは、該ポリヌクレオチドのアセンブリを生じ、ここでpは1〜mの整数を表す工程;並びに
(c)アセンブルドポリヌクレオチドを含む宿主細胞を選択する工程であり、ここでアセンブルドポリヌクレオチドが、5'から3'の配向で、群D0,... Dn,...Dmの各々から選択された1つのDNAセグメントを含む工程:
を含む、ポリヌクレオチドを含む宿主細胞を作製する方法。
【請求項87】
(a)1以上の最初の直線状核酸分子の各々が、宿主細胞ゲノムの第一の組込み部位と相同な第一の領域を更に含み;及び
(b)1以上の最後の直線状核酸分子の各々が、宿主細胞ゲノムの第二の組込み部位と相同な第二の領域を更に含み、
ここで該相同な第一及び第二の領域は、各々、該第一及び第二の組込み部位と宿主細胞介在性相同組換えを開始するのに十分な長さであり、ここで該相同組換えは、アセンブルドポリヌクレオチドの宿主細胞ゲノムへの組込みを生じる、請求項86記載の方法。
【請求項88】
前記アニール可能なリンカー配列LB(P-1)及びLAPの少なくとも1つの相同組換えが、選択マーカー遺伝子をコードしている核酸配列を形成する、請求項86記載の方法。
【請求項89】
前記工程(b)が、宿主細胞を直線化されたプラスミドにより形質転換することを更に含み、ここでこの直線化されたプラスミドが:
(i)1以上の最初の直線状核酸分子と相同な第一の領域;及び
(ii)1以上の最後の直線状核酸分子と相同な第二の領域:を含み、
ここで該相同な第一及び第二の領域が、アセンブルドポリヌクレオチドと該プラスミドの間で宿主細胞介在性相同組換えを開始し、宿主細胞において環状化されたプラスミドを形成するのに十分な長さである、請求項86記載の方法。
【請求項90】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項86記載の方法。
【請求項91】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項86記載の方法。
【請求項92】
前記2以上のアニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化8】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項86記載の方法。
【請求項93】
前記アニール可能なリンカー配列LB(P-1)の各々が、アニール可能なリンカー配列LAP、又はそれらの相補体と配列が同一である、請求項86記載の方法。
【請求項94】
前記制限部位RA0からRBmが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項86記載の方法。
【請求項95】
前記制限部位RA0からRBmが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能であり、かつ工程(a)の制限エンドヌクレアーゼが、SapI又はLguIである、請求項86記載の方法。
【請求項96】
請求項86記載の方法により作製されたポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
【請求項97】
配列番号:1〜25からなる群から選択される配列を含むポリヌクレオチド。
【請求項98】
請求項97記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
【請求項99】
(a)(i)5'から3'の配向で、制限部位RA、制限部位RY、 制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(ii)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、制限部位RZ、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(iii)5'から3'の配向で、制限部位RA、プライマー結合セグメントPA、制限部位RY、制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
(iv)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、制限部位RZ、アニール可能なリンカー配列LB、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクター;並びに
(v)5'から3'の配向で、制限部位RA、アニール可能なリンカー配列LA、制限部位RY、制限部位RZ、プライマー結合セグメントPB、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクター;
から選択されたベクターを、制限部位RY及びRZを切断することが可能である1以上の制限エンドヌクレアーゼにより消化し、ここで該消化は、直線化されたベクターを作製する工程;並びに
(b)この直線化されたベクターを、直線状DNAセグメントDと、リガーゼの存在下で接触させ、ここで該接触は、DNAセグメントDを含む環状ベクターを作製し、ここで制限部位RA及びRBの各々は、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である工程:
を含む、ベクターを作製する方法。
【請求項100】
(a)5'から3'の配向で、制限部位RA、制限部位RY、制限部位RZ、及び制限部位RBを含む環状ポリヌクレオチドからなるベクターを、制限部位RY及びRZを切断することが可能である1以上の制限エンドヌクレアーゼにより消化し、ここで該消化は、直線化されたベクターを形成する工程;並びに
(b)この直線化されたベクターを:
(i)5'から3'の配向で、DNAセグメントD及びアニール可能なリンカー配列LBを含む直線状ポリヌクレオチド;
(ii)5'から3'の配向で、アニール可能なリンカー配列LA、及びDNAセグメントを含む直線状ポリヌクレオチド;
(iii)5'から3'の配向で、プライマー結合セグメントPA、DNAセグメントD、及びアニール可能なリンカー配列LBを含む直線状ポリヌクレオチド;
(iv)5'から3'の配向で、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、及びアニール可能なリンカー配列LBを含む直線状ポリヌクレオチド;並びに
(v)5'から3'の配向で、アニール可能なリンカー配列LA、DNAセグメントD、及びプライマー結合セグメントPBを含む直線状ポリヌクレオチド:から選択された直線状ポリヌクレオチドと、リガーゼの存在下で接触させる工程であり、ここで該接触が、DNAセグメントDを含む環状ベクターを作製し、ここで制限部位RA及びRBの各々が、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である工程:
を含む、ベクターを作製する方法。
【請求項101】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、長さが少なくとも24ヌクレオチドであり、かつ少なくとも60℃の融解温度を有する、請求項99又は100記載の方法。
【請求項102】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも70%のG-C含量及び少なくとも70℃の融解温度を有する、請求項99又は100記載の方法。
【請求項103】
前記アニール可能なリンカー配列の各々が独立して、少なくとも30%のA-T含量及び少なくとも65℃の融解温度を有し、かつ配列モチーフ
【化9】

を含み、ここでAはアデニン、Nは任意のヌクレオチド、及びTはチミンを表す、請求項99又は100記載の方法。
【請求項104】
前記アニール可能なリンカー配列LA及び/又はアニール可能なリンカー配列LBが、配列番号:1〜23、及びそれらの相補体からなる群から選択される、請求項99又は100記載の方法。
【請求項105】
前記プライマー結合セグメントPA及び/又はプライマー結合セグメントPBが、配列番号:24及び25、並びにそれらの相補体からなる群から選択される、請求項99又は100記載の方法。
【請求項106】
前記制限部位RA及びRBが、同じIIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項99又は100記載の方法。
【請求項107】
前記制限部位RA及びRBが、SapI又はLguI制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項99又は100記載の方法。
【請求項108】
前記制限部位RY及びRZが、同じ制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項99又は100記載の方法。
【請求項109】
前記制限部位RY及びRZが、IIS型制限エンドヌクレアーゼにより切断可能である、請求項99又は100記載の方法。
【請求項110】
前記制限部位RY及びRZが、SchIにより切断可能である、請求項99又は100記載の方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【公表番号】特表2012−509084(P2012−509084A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537596(P2011−537596)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2009/065048
【国際公開番号】WO2010/059763
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(508347649)アムイリス, インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】