説明

ポリマーメルトの添加剤との混合方法

本発明はポリマーメルトを添加剤と混合するための方法およびこれにより得られる熱可塑性成形材料に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は熱可塑性ポリマーメルト(または溶融物)を添加剤と混合するための方法に関する。
【0002】
熱可塑性ポリマーを処理して最終製品とする前に添加剤が付与される理由は極めて多様である。添加剤を導入する目的は、例えばポリカーボネートから製造される消費者製品の耐用寿命を延ばすことや色を改善すること(安定剤)、処理を簡単にすること(例えば離型剤、流動助剤、帯電防止剤)、または所定のストレスに対してポリマー特性を適合させること(ゴムなどの衝撃改質剤、難燃剤、着色剤、グラスファイバー)である。
【0003】
可動部材を有する、または有しない装置でポリマーストリーム(または流動物)を混合することは当業者によく知られている。この目的で使用される機械および装置の概要は、例えばヘンセン(Hensen)、クナッペ(Knappe)およびポテンテ(Potente)による「プラスチック押出成形技術 I−基礎(Kunststoff-Extrusionstechnik I Grundlagen)」、ハンザー出版社(Hanser Verlag)、1989年、ISBN 3−446−14339−4、第369〜375頁に見られる。そのような混合を行い得るものとしてそこに挙げられている機械のタイプは単軸スクリュー押出機、ピン型押出機、コニーダー、遊星歯車または移送混合(transfermix)押出機および多軸スクリュー押出機である。多軸スクリュー押出機は同方向回転または異方向回転し、密接に噛合し、互いに接してまたは互いに大きく離間して配置され得る。二軸スクリュー押出機が最も一般的である。
【0004】
可動部材を有する機械で被処理物(task)を混合するには、ヘンセン、クナッペおよびポテンテによる「プラスチック押出成形技術 I−基礎」、ハンザー出版社、1989年、ISBN 3−446−14339−4、第370頁、図10に単軸および二軸スクリュー機械について記載されているような特別な要素(または部材)を通常使用する。例として、シングルスタートスクリュー(eingaengige Wellen)のための刻み付き要素、および同期化密接噛合型二軸スクリュー装置のためのニーディングディスクがある。これらの要素は添加剤の優れた分散性を確保し得るものの、エネルギー入力を余分に要し、このため温度上昇を招いて製品品質を損ない得るという不都合がある。添加剤は高温において望ましくない反応を起こすものとして知られているからである。このことはポリマーマトリクスまたは他の添加剤との反応、または更なる反応相手なしでの反応(例えば分解または転移プロセスにより)の双方で起こり得る。このような反応は一方では、加えた添加剤の品質を低下させ、その働きを制限する。他方では、反応により生じる副生成物もポリマーの品質に悪影響を及ぼし、例えば色を損なわせる。この点において、高温での長い滞留時間は特に不利な影響を及ぼすものである。
【0005】
加えて、ポリマーストリームは既に機械(例えば単軸または二軸スクリュー押出機、好ましくは二軸スクリュー押出機)内にあり、その中で材料に対する処理工程が既に実施されているということも考慮すべきである。この処理工程は好ましくは、脱ガスにより揮発成分の含量を低下させるような工程であり得る。混合より下流には、機械からの排出を伴う工程がある。この排出は、例えば紡糸口金板に通過させるために、所定の圧力上昇を要する。単軸および二軸スクリュー押出機は圧力上昇についての能力レベルに乏しいことが知られており、エネルギー入力により製品温度を上昇させ、このために製品が受けるダメージが問題となる。
【0006】
基本的には、可動部材を有しない混合要素、いわゆるスタティックミキサーも添加剤を混合するために使用され得る。スタティックミキサーを使用した例は、「化学工業(Chemische Industrie)」、37(7)、第474〜476頁に記載されている。しかしながら、スタティックミキサーを使用することは好ましくない。機械の下流に部材が接続されるので、その圧力降下が工業的に許容し得る範囲内であっても、滞留時間がかかり、このため製品を損ねるからである。その圧力降下は、上流の押出機(これは能力が低く、よって圧力上昇および製品ダメージをもたらす)によって、あるいは圧力上昇のために歯車ポンプなどの追加のアセンブリ(これは費用が余計にかかり、また滞留時間が余計にかかり、よって製品ダメージをもたらす)によって手当する必要がある。
【0007】
DE 40 39 857 A1は、ポリマーストリーム中に添加剤を混合する別の方法を記載しており、これはポリアミドおよびポリエステルメルトが好ましい。この方法では、メインストリームからサイドストリームを抜き出し、添加剤をサイドストリームとメルト供給押出機により混合し、そしてスタティックミキサーにより再びメインストリームと混合している。この方法の不都合な点は、押出機では不可避なことであるが、メインストリーム部の温度が上昇することである。このことは、一方ではポリマーの品質を低下させ得、また他方では添加剤成分が互いに、またはサブ(サイド)ストリームもしくはメインストリームのポリマーと望ましくない二次反応を起こすことを許容し得るものである。
【0008】
DE 198 41 376 A1は、ポリマー中に添加剤を混合する別の方法を記載しており、その実施例はポリエステルおよびコポリマーに関するものである。この場合もサイドストリームをメインストリームから抜き出しているが、ここでは遊星歯車ポンプにより行っている。添加剤をサイドストリームとスタティックミキサーにより混合し、その後、サイドストリームをメインストリームとスタティックミキサーにより再び混合している。この方法では、二級品をメインストリームに導入することはできない。また、温度はメインストリームの温度に設定しており、その温度では添加剤の有害な反応が起こり得る。
【0009】
EP 0 905 184 A2は、押出機、バンバリーミキサー、ロールミルまたはニーダー(または混練機)を使用して溶融状態のポリカーボネート中に添加剤を混合することを述べている。同一の装置におけるその他の操作については記載されていない。これら全ての装置には、エネルギー入力およびこれに伴う温度上昇によりポリマーおよび添加剤にダメージを与え得るという不都合がある。熱可塑性メルトをロールミルで取り扱うのは研究室レベルでの使用にしか適さない。
【0010】
US−A 5 972 273には、溶融工程からのポリカーボネートを液体状態で押出機に導入し、必要に応じて押出機にて脱ガスし、そしてポリカーボネートと添加剤との混合物と混合する方法が記載されている。この混合物は固体混合物として添加しても、補助押出機から溶融状態で添加してもよい。処理温度およびスクリュー構造の詳細は示されていない。二級品を使用することは検討されていない。固体のポリカーボネートを添加することには不都合がある。均一混合を行う前にまずこの材料を溶融させなければならないからである。このため、例えば混練ブロックまたはバリアゾーンなどの当業者に既知の溶融要素を要し、この要素はメインストリームの温度を上昇させ、よってポリカーボネートの品質を低下させる。
【0011】
以下の出願および頒布物も従来技術に属する。
【0012】
密接噛合型同方向回転二軸スクリュー押出機のスクリューは1つ以上のねじ山を有する。近頃では二条ねじ方式が一般的に使用されているが、三条ねじ方式も使用されている。密接噛合型同方向回転二軸スクリュー押出機のスクリュー形状(または配置)は当業者に知られており、例えば「完全噛合型二軸スクリュー装置の形状(Geometry of Fully-Wiped Twin-Screw Equipment)」、ポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエンス、1978年9月、第18巻、第12号に詳細に説明されている。従来、密接噛合型同方向回転二軸スクリュー押出機は機械全体に亘って単一のスクリュー直径を有する。
【0013】
DE 199 14 143 A1は、プラスチック、特に高分子量ポリカーボネート溶液を脱ガスするための装置であって、同方向に回転し、相互に噛合するスクリューを含んで成る二軸スクリュー押出機より成る装置を記載している。これにより、添加剤を圧力上昇ゾーンの上流にて補助押出機から添加できる。
【0014】
DE 199 47 630 A1は、熱可塑性ポリマーブレンドの連続製造方法およびその使用について記載している。この方法では、一次製造からストリームを抜き出し、ミキサー(特にスタティックミキサー)にて別のポリマーのサイドストリーム(これは添加剤を含んでいてよい)と混合してポリマーブレンドを得ている。
【0015】
DE 100 50 023 A1は、メルト加工可能な成形組成物、特に添加剤バッチを製造するための混合装置および方法であって、2つのスクリュー機械を用いるものを記載してる。2つのスクリュー機械の間の移送部を冷却している。
【0016】
「プラスチック加工(Plastverarbeiter)」、11(43)、1992年、「プラスチックの加工および製造における静的混合(Statisches Mischen in der Kunststoffverarbeitung und -herstellung)」は、スタティックミキサーを用いて行われる混合操作の概要を示し、特にSMX型スタティックミキサーについて可能性のある様々な使用を検討しており、これらの使用も低粘度の添加剤をポリマーメルト中に導入することを含んでいる。そこに述べられている唯一の製品例は鉱油をポリスチレンに導入したものである。
【0017】
もし上述の不都合を許容するのであれば、ポリマー中への添加剤の混合は、基本的には上述の機械、装置および方法を用いて行ってよいであろう。
【0018】
本発明の目的は装置内に存在するポリマー(好ましくはポリカーボネート)のメインストリームを添加剤と混合するための方法であって、従来技術の不都合を排除し、および添加剤が曝される温度を最小限にすることのできる方法を見出すことにある。
【0019】
更に、この方法はいわゆる二級品を用い得るようにすべきである。
【0020】
当業者によく知られた熱可塑性成形組成物(または成形材料)に対して多様な仕様が存在することが知られている。これは例えば、数または重量平均分子量、化学組成、分枝の程度または規則性(またはオーダー)、揮発性または抽出可能物質の含量、エラストマー相の架橋の程度、異なる剪断速度における粘度、メルトフローインデックス、添加剤の含量、分子の末端基の含量、不溶解性および/または変色粒子の含量、調製後の製品のにおい、色または形態などであり得る。これら仕様に反することなる理由も多様である。例えば出発材料の品質にばらつきがあることや極めて幅広く様々な乱れがプロセスに作用するために起こり得るというものである。仕様に適合しない製品が生じる更なる理由は、スタートアップを行うことや、処理量または製品タイプを変更する際に仕様から逸脱しなければならないことによるものである。仕様に適合しない製品を、本明細書において二級品(または二級品質の製品)と言うものとする。二級品は値下げ価格でしか市販できず、または廃棄しなければならず、このためコスト高を招き、また資源を不必要に消費するので環境を破壊することとなる。従って、このような二級品を使用することのできる経済的な方法を見出すことが望ましい。
【0021】
二級品を配分量の添加剤と組み合わせて用いることは従来技術に開示も示唆もされていない。
【0022】
よって、本発明はポリマーメルトを液体状態、溶液中または分散物中の添加剤と混合するための連続方法、特にポリマー製造法における方法であって、溶融ポリマーおよび少なくとも1種の添加剤を含有する第1ストリーム(サイドストリーム)を、溶融ポリマーを含有する第2ストリーム(メインストリーム)と押出機にて混ぜ合わせて1つのストリームを得ること、および第1ストリームの温度を第2ストリームの温度より低くすることを特徴とする方法を提供するものである。
【0023】
本発明は、ポリマー組成物の1つのストリームを形成するために、溶融ポリマーおよび少なくとも1種の添加剤を含有する第1ストリームを、溶融ポリマーを含有する第2ストリームと押出機にて混ぜ合わせることを特徴とする連続方法である。第1ストリームの温度は第2ストリームの温度より低く、また、使用する添加剤は液体状態(または液体の形態)、溶液中または分散物中に存在する。好ましい態様においては、第2ストリームを第1ストリームと混合する前に第2ストリームを脱ガスする。脱ガスにより、残存する揮発物の含量は1000ppm以下、好ましくは500ppm以下に低下する。更に好ましい態様においては、第1ストリームを第2ストリームと圧力上昇ゾーンにて混ぜ合わせる(圧力上昇ゾーンとは、圧力が形成または付与された押出機内の領域である)。
【0024】
更に好ましい態様において、第1ストリームの温度は第2ストリームの温度より少なくとも20K、好ましくは40K低い。最大温度差は一般的には150K、好ましくは100Kである。圧力上昇ゾーンは好ましくは冷却され、押出機の内壁の温度は、混ぜ合わせたストリームの温度より少なくとも40K、好ましくは少なくとも80K、特に好ましくは150K低いようになっている。最大温度差は一般的には200K、好ましくは100Kである。
【0025】
好ましい、特に好ましい、または極めて特に好ましい態様は、好ましい、特に好ましいまたは極めて特に好ましいものとして述べるパラメータ、化合物、定義および説明を用いるものである。
【0026】
しかしながら、本明細書中で一般的なものまたは好ましい範囲として述べる定義、パラメータ、化合物および説明は任意に組合せてよく、即ち、特定の範囲と好ましい範囲との間であってよい。
【0027】
本発明の方法は脱ガス直後に同一の機械にて実施するのに特によく適する。ポリカーボネートの脱ガスは、例えばDE 199 14 143 A1に記載され、これによれば、残存揮発物を二軸スクリュー押出機内のポリカーボネート(いわゆるメインストリーム)から除去している。販売可能な製品とするためには添加剤をポリカーボネートと混合する必要がある。本発明によれば、この目的のためにメインストリームを溶融状態のサイドストリーム(これはポリカーボネートと添加剤との混合物である)と混合する。よって、基本的には、溶融状態で存在するポリマーのメインストリーム(これは機械内で既に処理されたものである)を同一の機械内で添加剤および溶融させた粒状物のサイドストリームと混合し、このサイドストリームはメインストリームより低い温度とする。この方法は添加剤とポリマーとの望ましくない二次反応を驚くほど抑制し、よって、極めて優れた本来の色および素晴らしい適用特性を有する製品が得られる。更に、この方法は仕様に適合しない二級品を再利用でき、得られる製品は全体として良好な品質を有し、仕様に適合するものであるので、驚くほど経済的である。
【0028】
更に、サイドストリームをメインストリームより冷たく、好ましくは20K、特に好ましくは40K冷たくすることが、最終製品の品質にとって特に好ましいことが判明した。また驚くべきことに、圧力上昇ゾーンを冷却することが最終製品の品質に対して好ましい作用を及ぼすことも判明した。
【0029】
この方法は単軸または二軸スクリュー押出機を用いる場合に特に好ましい。
【0030】
脱ガスは機械にて予め実施することが好ましい。
【0031】
サイドストリームは溶融ポリマー材料から得たものであることが好ましい。驚くべきことに、二級品またはリサイクルしたポリカーボネート材料をサイドストリーム中に用いた場合でも、販売可能な品質を有する混合物が得られるということが判明した。
【0032】
添加剤は好ましくはサイドストリームのための溶融部材へ部分的または全体的に供給される。
【0033】
また驚くべきことに、サイドストリームを導入するために特別な混練または混合要素を使用することを省略できることが判明した。圧力上昇ゾーンの混合動作は仕様に適合する製品を得るのに十分好都合であることが判明した。これにより、余計なエネルギー入力によりもたらされる余計な温度上昇およびこれに伴う品質低下を防止できる。
【0034】
溶融アセンブリは当業者が従来技術に基づいて設計でき、単軸スクリュー押出機、同方向または反対方向に回転する二軸スクリュー押出機、同方向に回転する多軸スクリュー押出機またはコニーダーであってよい。好ましくは、同方向に回転する二軸スクリュー押出機または反対方向に回転する二軸スクリュー押出機を用いる。しかしながら、基本的には、この目的のためのものとして知られている、従来技術に記載されるようなあらゆる装置およびアセンブリ、例えば「プラスチック加工(Plastverarbeiter)」、11(43)、1992年、「プラスチックの加工および製造における静的混合(Statisches Mischen in der Kunststoffverarbeitung und -herstellung)」;ヘンセン、クナッペおよびポテンテによる「プラスチック押出成形技術 I−基礎(Kunststoff-Extrusionstechnik I Grundlagen)」、ハンザー出版社、1989年、ISBN 3−446−14339−4、第370頁、図10や、DE 40 39 857 A1、DE 198 41 376 A1またはUS A 5972273に記載されるようなものを用いてよい。
【0035】
メインストリームに対するサイドストリームの質量比は好ましくは1:4〜1:30、特に好ましくは1:5〜1:20である。
【0036】
上述の操作に使用可能なポリマーは、基本的にはあらゆる熱可塑性物およびその混合物、例えばポリスチレン、スチレンとアクリロニトル、スチレンとメチルメタクリレート、スチレンとメチルメタクリレートとアクリロニトル、α−メチルスチレンとアクリロニトル、スチレンとα−メチルスチレンとアクリロニトル、スチレンとn−フェニルマレイミド、およびスチレンとn−フェニルマレイミドとアクリロニトルのコポリマー、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エチレンとビニルアセテート、ポリエチレンとアルファオレフィン、例えばブテン、ヘキセン、オクテンのコポリマー、ポリプロピレン、塩素化ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリオキシメチレン、ポリカーボネート、好ましくはポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、およびアクリロニトリル含有コポリマーならびにそれらの混合物、特に好ましくはポリカーボネート、およびポリカーボネート含有混合物、極めて特に好ましくはポリカーボネート、例えば界面法または溶融エステル交換法によって得られるポリカーボネートである。
【0037】
先の処理操作を実施するのに好ましい機械は単軸、二軸または多軸スクリュー押出機であり、密接噛合型(tightly meshing:または完全噛合型)同方向回転二軸スクリュー押出機が特に好ましく、そして二条ねじの二軸スクリュー押出機が極めて特に好ましい。
【0038】
密接噛合型二軸スクリュー押出機についての圧力上昇ゾーンの好ましい態様は、スクリュー直径が前の部分より小さくなっている三条ねじのものである。
【0039】
特に好ましい機械の態様は同方向回転(co-rotating:または並回転)密接噛合型二軸スクリュー押出機または異方向回転(counter-rotating:または対向回転)二軸スクリュー押出機である。
【0040】
サイドストリームが溶融ポリカーボネート粒状物および/またはポリカーボネートフラグメント、特にリサイクルしたポリカーボネート材料でできていることを特徴とする方法も好ましい。
【0041】
添加剤の一部または全ての添加剤を、サイドストリームのための溶融部材へ供給することを特徴とする方法も好ましい。
【0042】
圧力上昇操作を混合と組み合わせ、そのために特別な混合または混練要素を用いないことを特徴とする方法も好ましい。
【0043】
機械の極めて特に好ましい態様は、三条ねじの排出ゾーンを有する同方向回転密接噛合型二軸スクリュー押出機である。
【0044】
この方法は特にポリマーおよびポリマーブレンドに適用でき、このブレンドは1Pa・s〜10Pa・sの範囲の粘度を示す。
【0045】
更に本発明は、本発明による方法を用いて得ることができる熱可塑性成形組成物を提供するものである。
【0046】
添加剤はポリマーに幅広い特性を付与するものであってよく、これには、例えば酸化防止剤、UV吸収剤および光安定剤、金属不活性化剤、過酸化物スカベンジャー、塩基安定剤(basic stabiliser)、核形成剤、安定剤または抗酸化剤として活性なベンゾフランおよびインドリノン、離型剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、および溶融安定剤が含まれる。
【0047】
添加剤の添加量は0.05〜15重量%、好ましくは0.1〜15重量%、特に好ましくは0.2〜8重量%、とりわけ0.2〜5重量%(いずれの場合もポリマーに対して)である。マスターバッチを製造する場合は、添加剤の量は一般的には1〜15、好ましくは3〜10重量%(ポリマーに対して)である。それ以外では、添加剤は一般的には0.05〜1.5、好ましくは0.7〜1、とりわけ0.7〜0.5重量%の量で加えられる。
【0048】
好ましい適切な添加剤は、例えばプラスチック用添加剤ハンドブック(Additives for Plastics Handbook)、ジョン・マーフィー、1999年またはプラスチック添加剤ハンドブック(Plastics Additives Handbook)、ハンス・ツバイフェル、2001年に記載されている。
【0049】
適切な添加剤は以下のうちの少なくとも1種から選択できる。
【0050】
1.1. 好ましい適切な抗酸化剤は例えば以下のものである。
【0051】
1.1.1. アルキル化モノフェノール、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、ノニルフェノール、これは直鎖であっても、側鎖に分枝していてもよく、例えば2,6−ジノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデカ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルヘプタデカ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルトリデカ−1’−イル)フェノール。
【0052】
1.1.2. アルキルチオメチルフェノール、例えば2,4−ジオクチルチオメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
【0053】
1.1.3. ヒドロキノンおよびアルキル化ヒドロキノン、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアラート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジパート。
【0054】
1.1.4. トコフェロール、例えばα−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、およびそれらの混合物(ビタミンE)。
【0055】
1.1.5. ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル、例えば2,2’−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(3,6−ジ−sec−アミルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
【0056】
1.1.6. アルキリデンビスフェノール、例えば2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス[3,3−ビス(3’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)ブチラート]、ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタラート、1,1−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
【0057】
1.1.7. O−、N−、およびS−ベンジル化合物、例えば3,5,3’,5’−テトラ−tert−ブチル−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタラート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、イソオクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート。
【0058】
1.1.8. ヒドロキシベンジル化マロナート、例えばジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロナート、ジオクタデシル−2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロナート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロナート、ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロナート。
【0059】
1.1.9. 芳香族ヒドロキシベンジル化合物、例えば1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
【0060】
1.1.10. トリアジン化合物、例えば2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート。
【0061】
1.1.11. アシルアミノフェノール、例えば4−ヒドロキシラウルアニリド、4−ヒドロキシステアルアニリド、オクチル−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
【0062】
1.1.12. β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と一価または多価アルコール(例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン)とのエステル。
【0063】
1.1.13. β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と一価または多価アルコール(例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン)とのエステル。
【0064】
1.1.14. β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と一価または多価アルコール(例えばメタノール、エタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン)とのエステル。
【0065】
1.1.15. 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸と一価または多価アルコール(例えばメタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン)とのエステル。
【0066】
1.1.16. β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド、例えばN,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N’−ビス[2−(3−[3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]−プロピオニルオキシ)エチル]オキサミド(Naugard(登録商標) XL−1、ユニローヤル(Uniroyal)製)。
【0067】
1.1.17. アスコルビン酸(ビタミンC)
【0068】
1.1.18. アミン系抗酸化剤、例えばN,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(2−ナチフル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−tert−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、例えばp、p’−ジ−tert−オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4−(1’,3’−ジメチルブチル)フェニル]アミン、tert−オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミン、モノ−およびジアルキル化tert−ブチル/tert−オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−およびジアルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−およびジアルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−およびジアルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−およびジアルキル化tert−ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−およびジアルキル化tert−ブチル/tert−オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−およびジアルキル化tert−オクチルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、N,N,N,’N’−テトラフェニル−1,4−ジアミノブト−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリド−4−イル)ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリド−4−イル)セバカート、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0069】
1.1.19. 適切なチオ相乗剤(thiosynergist)は好ましくは、例えばジラウリルチオジプロピオナートおよび/またはジステアリルチオジプロピオナートである。
【0070】
1.1.20. 補助的な抗酸化剤、ホスフィットおよびホスホニットは、例えばトリス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット、3,9−ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ(5.5)ウンデカン、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ(5.5)ウンデカン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスフィット、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスホニット、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フルオロホスフィット、o,o’−ジオクタデシルペンタエリトリトールビス(ホスフィット)、トリス[2−[[2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン−6−イル]オキシ]エチル]アミン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィット、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジイル−2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニルホスフィット、ペンタエリトリトールビス((2,4−ジクミルフェニル)ホスフィット)、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル−2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールホスフィットである。
【0071】
1.2.1. 2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、例えば2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−sec−ブチル−5’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニルベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イルフェノール];2−[3’−tert−ブチル−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールのポリエチレングリコール300とのエステル交換反応生成物;[R−CHCH−COO−CHCH(式中、R=3’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−2H−ベンゾトリアゾール−2−イルフェニル)、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(α、α−ジメチルベンジル)−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5’−(α、α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール。
【0072】
1.2.2. 2−ヒドロキシベンゾフェノン、例えば4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オクチルオキシ−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ−、4−ベンジルオキシ−、4,2’,4’−トリヒドロキシ−および2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体。
【0073】
1.2.3. 置換および非置換安息香酸のエステル、例えば4−tert−ブチルフェニルサリチラート、フェニルサリチラート、オクチルフェニルサリチラート、ジベンゾイルレソルシノール、ビス(4−tert−ブチルベンゾイル)レソルシノール、ベンゾイルレソルシノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、ヘキサデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、オクタデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、2−メチル−4,6−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート。
【0074】
1.2.4. アクリレート、例えばエチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、イソオクチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−α−カルボメトキシシンナマート、メチル−α−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナマート、ブチル−α−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナマート、メチル−α−カルボメトキシ−p−メトキシシンナマートおよびN−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン。
【0075】
1.2.5. ニッケル化合物、例えば2,2’−チオビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体(例えば1:1または1:2錯体であり、追加のリガンド、例えばn−ブチルアミン、トリエタノールアミンまたはN−シクロヘキシルジエタノールアミンを有していても、有していなくてもよい)、ニッケルジブチルジチオカルバメート、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルホスホン酸のモノアルキルエステル(例えばメチルまたはエチルエステル)のニッケル塩、ケトオキシム(例えば2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル−ウンデシルケトキシム)のニッケル錯体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体(追加のリガンドを有していても、有していなくてもよい)。
【0076】
1.2.6. 立体障害アミン、例えばビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシナート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロナート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−tert−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状または環状縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジイル)ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジル)マロナート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシナート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状または環状縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンとの縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンとの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシと4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラ−メチルピペリジンとの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの混合物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンと4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとの縮合物(CAS登録番号[136504−96−6]);N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、N,N’−ビス(ホルミル)−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、4−メトキシメチレンマロン酸の1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン、無水マレイン酸/α−オレフィンコポリマーと2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジンまたは1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物。
【0077】
1.2.7. オキサミド、例えば4,4’−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブトオキサニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−tert−ブトオキサニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−tert−ブチル−2’−エトオキサニリド、およびそれらと2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−tert−ブトオキサニリドとの混合物、o−およびp−メトキシ二置換オキサニリドの混合物、ならびにo−およびp−エトキシ二置換オキサニリドの混合物。
【0078】
1.2.8. 2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、例えば2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ)フェニル−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン。
【0079】
これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0080】
1.3. 適切な金属不活性化剤は好ましくは、例えばN,N’−ジフェニルオキサミド、N−サリチラル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジン、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジン、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N’−ジアセチルアジポイルジヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジンである。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0081】
1.4. 適切な過酸化物スカベンジャーは好ましくは、例えばβ−チオジプロピオン酸のエステル(例えばラウリル、ステアリル、ミリスチルまたはトリデシルエステル)、メルカプトベンゾイミダゾール、または2−メルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩、亜鉛ジブチルジチオカルバメート、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリトールテトラキス(ドデシルメルカプト)プロピオナートである。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0082】
1.5. 適切な塩基共安定剤(basic costabiliser)は好ましくは、例えばメラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、より高い脂肪酸のアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ベヘン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リシノール酸ナトリウム、およびパルミチン酸カリウム、アンチモンピロカテコレートまたは亜鉛ピロカテコレートである。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0083】
1.6. 好ましい適切な核形成剤は、例えば結晶性熱可塑性物に対する結晶核として、また発泡用途における泡形成用の核として、例えばタルク、金属酸化物(二酸化チタンまたは酸化マグネシウム)、リン酸塩、炭酸塩、または硫酸塩(好ましくはアルカリ土類金属のもの)などの無機物質;例えばモノ−またはポリカルボン酸およびその塩(例えば4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウムまたは安息香酸ナトリウム)などの有機化合物;例えばイオン共重合体(アイオノマー)などのポリマー化合物である。1,3:2,4−ビス(3’,4’−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(パラメチルジベンジリデン)ソルビトールおよび1,3:2,4−ジ(ベンジリデン)ソルビトールが特に好ましい。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0084】
1.7. 好ましく適切な他の添加物は、例えば可塑剤、スリップ剤、乳化剤、顔料、粘度調整剤、触媒、均染剤(または均展材)、蛍光増白剤、難燃剤、帯電防止剤および発泡剤である。
【0085】
1.8. 好ましい適切なベンゾフラノンおよびインドリノンは、例えばUS 4,325,863;US 4,338,244;US 5,175,312;US 5,216,052;US 5,252,643;DE−A−43 16 611;DE−A−43 16 622;DE−A−43 16 876;EP−A−0 589 839またはEP−A−0 591 102に開示されるもの、または3−[4−(2−アセトオキシエトキシ)フェニル]−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−tert−ブチル−3−[4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オン、3,3’−ビス[5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)−ベンゾフラン−2−オン]、5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、ラクトン抗酸化剤、例えば以下のもの。
【化1】

これら化合物は例えば抗酸化剤として働く。これら化合物は個々にまたはそれらの混合物として使用し得る。
【0086】
1.9. 好ましい適切な蛍光性可塑剤は「プラスチックハンドブック(Plastics Handbook)」、R.ゲヒター(Gaechter)およびH.ミュラー(Mueller)編、ハンザー出版社、第3編、1990年、第775〜789頁に記載されている。
【0087】
1.10. 好ましい適切な離型剤は、脂肪酸とアルコールとのエステル(例えばペンタエリトリトールテトラステアラートおよびグリセロールモノステアラート)である。それらは単独でまたは混合物として、好ましくは組成物の量に対して0.02〜1重量%で使用される。
【0088】
1.11. 好ましい適切な難燃剤添加物はリン酸エステル、すなわちリン酸トリフェニル、レソルシノールジリン酸エステル、臭素含有化合物、例えば臭素化リン酸エステル、臭素化オリゴカーボネートおよびポリカーボネート、ならびにCSONaなどの塩である。
【0089】
1.12. 好ましい適切な帯電防止剤はスルホン酸塩、例えばC1225SO3−またはC17SO3−のテトラエチルアンモニウム塩である。
【0090】
1.13. 好ましい適切な着色剤は顔料、ならびに有機および無機着色剤である。
【0091】
1.14. エポキシ基含有化合物、例えば3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、グリシジルメチルメタクリレートとエポキシシランとのコポリマー。
【0092】
1.15. 無水基含有化合物、例えば無水マレイン酸、無水コハク酸、無水安息香酸および無水フタル酸。
【0093】
グループ1.14および1.15の化合物は溶融安定剤として働く。それらは個々にまたは混合物として使用し得る。
【0094】
本発明の目的のためのポリカーボネートはホモポリカーボネートおよびコポリカーボネートの双方であり、ポリカーボネートは既知の方法により直鎖状または分枝状にされ得る。
【0095】
本発明において適切なポリカーボネート中のカーボネート基の一部、80モル%以下、好ましくは20モル%〜50モル%は、芳香族ジカルボン酸エステル基で置換されていてよい。そのようなポリカーボネート(これは炭酸の酸残基および分子鎖に導入された芳香族ジカルボン酸の酸残基の双方を含んでいる)は、正確に言えば、芳香族ポリエステルカーボネートである。簡潔にするため、本願ではそれらをまとめて「熱可塑性芳香族ポリカーボネート」と総称するものとする。
【0096】
本発明による方法において使用されるポリカーボネートは既知の方法にて、ジフェノール、炭酸誘導体、場合により連鎖停止剤および場合により分枝剤より製造され、ポリエステルカーボネートを製造する場合は、炭酸誘導体の一部を芳香族ジカルボン酸またはそのジカルボン酸の誘導体で置換し、特に、芳香族ポリカーボネート中の置換すべきカーボネート構造単位を芳香族ジカルボン酸エステル構造単位で置換するようにする。
【0097】
ポリカーボネートの製造に関する詳細は、ここ約40年間に亘る数百件の特許明細書中に述べられている。単なる例としてここに参照する。
シュネル(Schnell)、「ポリカーボネートの化学と物理(Chemistry and Physics of Polycarbonates)」ポリマー・レヴューズ(Polymer Reviews)、第9巻、インターサイエンス出版社(Interscience Publisher)、ニューヨーク、ロンドン、シドニー、1964年;
D.C.プレヴォールシーク(Prevorsek)、B.T.デボナ(Debona)およびY.ケステン(Kesten)、コーポレート・リサーチ・センター、アライド・ケミカル・コーポレイション(Allied Chemical Corporation)、モリスタウン、ニュージャージー 07960:「ポリ(エステルカーボネート)コポリマーの合成(Synthesis of Poly(ester Carbonate) Copolymers)」、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、ポリマーケミストリー篇、第19巻、75〜90(1980年);
D.フライターク(Freitag)、U.グリゴ(Grigo)、P.R.ミュラー(Mueller)、N.ヌーヴァテュー(Nouvertne)’、バイエル・アクチエンゲゼルシャフト(BAYER AG)、「ポリカーボネート(Polycarbonates)」、エンサイクロペディア・オブ・ポリマー・サイエンス・アンド・エンジニアリング、第11巻、第2版、1988年、第648〜718頁;そして最後に、
U.グリゴ博士、K.キルヒャー(Kircher)博士およびP.R.ミュラー博士、「ポリカーボネート、ポリアセテール、ポリエステル、セルロールエステル(Polycarbonate, Polyacetale, Polyester, Celluloseester)」、ベッカー/ブラウン(Becker/Braun)、プラスチックハンドブック(Kunststoff−Handbuch)、第3/1巻、カール・ハンザー出版社、ミュンヘン、ウィーン、1992年、第117〜299頁。
【0098】
熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネートを含む、本方法に好ましく使用される熱可塑性ポリカーボネートは、12,000〜120,000、好ましくは15,000〜80,000、および特に15,000〜60,000の平均分子量Mw(CHCl中、CHCl 100mlあたり0.5gの濃度として25℃での相対粘度測定により求められる)を有する。
【0099】
ポリカーボネートを製造するのに適切なジフェノールは、例えばヒドロキノン、レソルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、α、α’−ビス(ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン、およびそれらの環状アルキル化および環状ハロゲン化化合物である。
【0100】
好ましいジフェノールは、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m/p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,4−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−m/p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−および1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
【0101】
特に好ましいジフェノールは、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m/p−ジイソプロピルベンゼン、および1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
【0102】
これらおよび他の適切なジフェノールは、例えば次のものに記載されている:特許明細書US−A−3 028 635、US−A−2 999 835、US−A−3 148 172、US−A−2 991 273、US−A−3 271 367、US−A−4 982 014およびUS−A−2 999 846、独国特許出願公開公報DE−A−1 570 703、DE−A−2 063 050、DE−A−2 036 052、DE−A−2 211 956およびDE−A−3 832 396、仏国特許明細書FR1 561 518、研究論文「H.シュネル、ポリカーボネートの化学と物理(Chemistry and Physics of Polycarbonates)、インターサイエンス出版社、ニューヨーク、1964年」、日本国特許出願公開公報 昭61(1986)−62039、昭61−62040および昭61−105550。
【0103】
ホモポリカーボネートの場合は1種のみのジフェノールを使用するが、コポリカーボネートの場合は2種以上のジフェノールを使用する。原料は最大限クリーンなものを使用することが望ましいが、使用するジフェノールは、あらゆる他の化学種および合成物に添加される助剤と同様、その合成に由来する不純物により汚染される可能性が当然存在する。
【0104】
適切な連鎖停止剤は、モノフェノールおよびモノカルボン酸の双方である。適切なモノフェノールは、フェノール、アルキルフェノール(例えばクレゾール、p−tert−ブチルフェノール、p−n−オクチルフェノール、p−イソ−オクチルフェノール、p−n−ノニルフェノールおよびp−イソ−ノニルフェノール)、ハロフェノール(例えばp−クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノール、p−ブロモフェノールおよび2,4,6−トリブロモフェノール)、およびそれらの混合物である。
【0105】
適切なモノカルボン酸は、安息香酸、アルキル安息香酸およびハロ安息香酸である。好ましい連鎖停止剤は式(I)のフェノールである。
−Ph−OH (I)
(式中、RはHまたは分枝もしくは非分枝C〜C18アルキル残基を意味する。)
【0106】
使用する連鎖停止剤の量は、個々の事例で使用するジフェノールのモル量に対して0.5モル%〜10モル%である。連鎖停止剤の添加はホスゲン化の前、その間または後に行い得る。
【0107】
適切な分枝剤は、ポリカーボネート化学において既知である3つ以上の官能基を有する化合物、特に3つ以上のフェノール性OH基を有するものである。
【0108】
適切な分枝剤は、例えばフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシ−フェニル)ヘプテン−2,4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス[4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシル]プロパン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェニル)オルトテレフタル酸エステル、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノキシ)メタンおよび1,4−ビス(4’,4’’−ジヒドロキシトリフェニル)メチル)ベンゼン、ならびに2,4−ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸塩化物、および3,3−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−フェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールである。
【0109】
場合により(またはオプションとして)使用する分枝剤の量は、同じく個々の事例で使用するジフェノールのモル量に対して0.05モル%〜2.5モル%である。
【0110】
分枝剤はジフェノールおよび連鎖停止剤と一緒にアルカリ性水相中に最初から準備してもよく、ホスゲン化の前に有機溶媒中の溶液の状態で添加してもよい。
【0111】
ポリカーボネートを製造するこれら全ての方法はその全体が当業者によく知られたものである。
【0112】
ポリエステルカーボネートを製造するのに適切な芳香族ジカルボン酸は、例えばフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、tert−ブチルイソフタル酸、3,3’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4−ベンゾフェノンジカルボン酸、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン、トリメチル−3−フェニルインダン−4,5’−ジカルボン酸である。
【0113】
芳香族ジカルボン酸のうち使用するのに特に好ましいのはテレフタル酸および/またはイソフタル酸である。
【0114】
ジカルボン酸誘導体はジカルボン酸ジハライドおよびジカルボン酸ジアルキルエステル、特にジカルボン酸ジクロリドおよびジカルボン酸ジメチルエステルである。
【0115】
カルボネート基の芳香族ジカルボン酸エステル基による置換は実質的に化学量論的また定量的に進行し、反応相手同士(reaction partners:または反応種)のモル比が最終的に得られるポリエステルカーボネートにも反映される。芳香族ジカルボン酸エステル基の導入はランダムおよびブロックの双方で進行し得る。
【0116】
本発明により使用されるポリカーボネート(ポリエステルカーボネートを含む)の好ましい製造方法は、既知の界面法および既知の溶融(またはメルト)エステル交換法である。
【0117】
前者の場合、使用する炭酸誘導体は好ましくはホスゲンであり、後者の場合、好ましくはジフェニルカーボネートである。ポリカーボネートを製造するための触媒、溶媒、ワーキング・アップ(または再条件付け)、反応条件などはいずれの場合も十分記述されており、十分知られている。
【0118】
本発明によるポリカーボネート成形組成物は、既知の方法により、ポリカーボネートに対して常套の加工パラメータに従って、常套の加工機にて加工して成形品および押出品とし得る。
【実施例】
【0119】
実施例1
DE 199 14 143 A1による同方向回転式密接噛合型二軸スクリュー押出機にて、溶媒のクロロベンゼンおよびジクロロメタンを、4500kg/hの速度で流れるポリカーボネートのストリームから除去する。ポリカーボネートの相対粘度は1.293である。ポリカーボネートのカラーインデックスYIは1.6である。圧力上昇ゾーンにおけるスクリューの直径は158mmである。圧力上昇ゾーンは三条ねじ構造を有する。添加剤を加える位置においてポリマーストリームは380℃の温度を有する。密接噛合型二軸スクリュー押出機において、400kg/hのポリカーボネート二級品を30kg/hの添加剤と一緒に溶融させ、305℃の温度にあるメインストリームに導入した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマーメルトを液体状態、溶液中または分散物中の添加剤と混合するための連続方法、特にポリマー製造法における方法であって、溶融ポリマーおよび少なくとも1種の添加剤を含有する第1ストリーム(サイドストリーム)を、溶融ポリマーを含有する第2ストリーム(メインストリーム)と押出機にて混ぜ合わせて1つのストリームを得ること、および第1ストリームの温度を第2ストリームの温度より低くすることを特徴とする方法。
【請求項2】
混合に先立って第2ストリームを脱ガスすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
混合を第2ストリームの圧力上昇ゾーンにて行うことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2ストリームの圧力上昇ゾーンを冷却することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
第1ストリームを溶融した二級品で形成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ポリマーがポリカーボネートであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
脱ガス後およびサイドストリーム導入前にメインストリーム中に残存する揮発物の含量が1000ppm以下である、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
残存する揮発物の含量が500ppm以下である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
サイドストリームの温度がメインストリームの温度より少なくとも20K低い、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
サイドストリームの温度がメインストリームの温度より少なくとも40K低い、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
押出機の壁の内側における温度がストリーム全体の温度より少なくとも40K冷たい、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
二条ねじ構造の密接噛合型同方向回転二軸スクリュー押出機にて脱ガスを行う、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
圧力上昇ゾーンが移送要素のみを含んで成る、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
圧力上昇ゾーンは脱ガスゾーンより小さい外径を有する三条ねじ要素を含んで成る、請求項13に記載の方法。

【公表番号】特表2007−513227(P2007−513227A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541843(P2006−541843)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【国際出願番号】PCT/EP2004/013318
【国際公開番号】WO2005/054343
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(504037346)バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト (728)
【氏名又は名称原語表記】Bayer MaterialScience AG
【Fターム(参考)】