説明

ポリマー処理装置および処理方法

【課題】多結晶シリコンの製造工程等において発生するクロロシラン類のポリマーを、確実かつ安全に効率よく処理する。
【解決手段】クロロシラン類を含有するポリマーを処理するポリマー処理装置10であって、加水分解の処理水W1を保持する液槽部22と、液槽部22の上部に接続された散水塔24とを有する処理槽20と、処理槽20内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段70と、散水塔24の上部に接続され、下方に向けて開放した開口部40aを有するガス案内塔40と、水封水W2を保持する水封槽50と、を有し、ガス案内塔40の開口部40aが水封水W2中に収容されることにより、処理槽20の散水塔24およびガス案内塔40の内部気体が処理槽20および水封槽50によって水封されるとともに、不活性ガス供給手段70によって処理槽20内に不活性ガスが供給され、処理槽20およびガス案内塔40の内部が陽圧に維持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリクロロシランの精製工程、多結晶シリコンの製造工程等において回収されるクロロシラン類のポリマーの処理装置および処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、半導体材料となる高純度の多結晶シリコンの製造方法として、シーメンス法が知られている。シーメンス法は、トリクロロシラン(三塩化珪素(SiHCl3))と水素との混合ガスからなる原料ガスを、加熱したシリコン芯棒に接触させ、その表面に原料ガスの反応によって多結晶シリコンを析出させる製造方法である。
【0003】
シーメンス法には、たとえば、粉末状の金属シリコンと塩化水素ガスとを流動塩化炉内で反応させ(塩化工程)、蒸留精製することにより得られる高純度トリクロロシランが用いられる。
【0004】
シーメンス法(反応工程)が行われる反応炉からは、未反応のトリクロロシランおよび塩化水素とともに、副生成物のテトラクロロシラン(四塩化珪素)の他に、テトラクロロジシラン(Si22Cl4)、ヘキサクロロジシラン(Si2Cl6)などの高沸点クロロシラン類(テトラクロロシランよりも沸点が高いクロロシラン類)を含むガスが排出される。この排ガスから回収された水素は、一般的には精製などの操作が行われて再度反応炉に投入されて多結晶シリコンの析出反応に用いられる。また、この排ガスを、蒸留精製などを行い、得られるテトラクロロシランを水素とともに転換炉内で反応させ(転換工程)、蒸留精製することによりトリクロロシランを生成することができる。
【0005】
塩化工程、転換工程や反応後の排ガスから水素を回収する際に行われる蒸留精製によって、クロロシラン類のポリマーが回収される。このようなポリマーは、主に多結晶シリコン析出反応や転化反応の過程で精製される高沸点クロロシラン類含有物で、発火などのおそれがあり、そのまま廃棄することができないので、加水分解等により処理された後、廃棄されていた。
【0006】
たとえば特許文献1には、塩化水素水溶液等を用いてポリマーを加水分解することにより、取り扱いやすいゲル状の生成物を回収するとともに、加水分解によって生じた塩化水素ガスを回収する技術が記載されている。
また、特許文献2には、石灰粒子を含むアルカリ性スラリーを用いてポリマーを加水分解することにより、シリカスラリーを回収する技術が記載されている。
また、特許文献3には、ポリマーを加水分解する反応容器の内面に流れを持つ液層を形成することにより、部材表面でのシリカの付着および成長を防止する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開昭58−180494号公報
【特許文献2】特開昭62−275013号公報
【特許文献3】特開平11−253741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
クロロシラン類のポリマーを加水分解することにより、塩化水素、水素、シリカ等が生成する。塩化水素は有害物質であり、水素ガスは空気に接触すると爆発のおそれがある。また、シリカは塊状に成長しやすく、この塊が内部に未反応のポリマー(加水分解していない活性なポリマー)や加水分解により生成した水素ガスを包含した場合、発火や衝撃による爆発等のおそれがある。このため、ポリマーの加水分解処理においては、ポリマーを確実に加水分解し、分解生成物を安全かつ確実に回収することが求められる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、多結晶シリコンの製造工程等において発生するクロロシラン類のポリマーを、確実かつ安全に効率よく処理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、多結晶シリコン製造プロセスまたはトリクロロシラン製造プロセスにおいて発生する、クロロシラン類を含有するポリマーを処理するポリマー処理装置であって、加水分解のための処理水を保持する液槽部およびこの液槽部の上部に接続された散水塔を有する処理槽と、前記処理槽に接続され、この処理槽の前記散水塔内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記散水塔の上部に接続され、下方に向けた開口部を有するガス案内塔と、このガス案内塔の前記開口部を水封水によって水封する水封槽とを有する。
【0011】
このポリマー処理装置によれば、処理槽の散水塔およびガス案内塔が水封空間となり、不活性ガス供給手段によって散水塔内に不活性ガスが供給されることにより、この水封空間が陽圧に維持される。
【0012】
したがって、クロロシラン類のポリマーを、空気に接触させずに加水分解処理でき、分解生成物を安全かつ確実に回収できる。より具体的には、処理槽内で行われるクロロシラン類のポリマーの加水分解処理によって発生した塩化水素、シリカ、水素などのうち、固体であるシリカおよび水溶性である塩化水素は主に処理水および水封水とともに回収できる。一方、処理槽の散水塔およびガス案内塔が陽圧状態に維持されているので、処理水および水封水に吸収されない水素ガス等を含むガスは、水封水を通過した後に回収できる。つまり、塩化水素と水素とを別々に回収できる。
【0013】
このポリマー処理装置において、前記処理水を攪拌する攪拌装置を備えることが好ましい。この場合、加水分解によって生じたシリカが液槽部内に堆積したり、液槽部内にポリマーが偏在したりすることを防ぎ、配管の閉塞や局所的な加水分解の進行による処理水温の異常上昇等を抑止することができる。また、攪拌によってシリカを微細に粉砕してシリカ中の活性な水素を放出させ、安全を確保することができる。
【0014】
また、本発明は、多結晶シリコン製造プロセスまたはトリクロロシラン製造プロセスにおいて発生する、クロロシラン類を含有するポリマーを処理するポリマー処理方法であって、加水分解のための処理水中で前記ポリマーを加水分解し、この加水分解によって発生した気体を、不活性ガスを供給され陽圧に維持された水封空間に放出するとともに、この水封空間を水封する水封水を通過させてから回収する。
【0015】
このポリマー処理方法によれば、加水分解による生成物の一部を、処理水または水封水とともに回収できるので、生成物の中和、スラリー化等の処理を容易かつ安全に行うことができる。また、処理水または水封水とともに回収できない水素ガス等の生成物を、水封水を通過させた後に回収できるので、塩化水素ガス等の水溶性ガスや未反応ガスの割合も少なく、スクラバ等への負荷も低減でき、安定した中和処理を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明のポリマー処理装置および処理方法によれば、加水分解によって生じる塩化水素、水素およびシリカを安全かつ確実に回収しながら、ポリマーを処理できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明のポリマー処理装置の概要を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係るポリマー処理装置および処理方法の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のポリマー処理装置10は、加水分解を行う処理槽20と、処理槽20に接続され、処理槽20内に不活性ガス(本実施形態では窒素ガス)を供給する不活性ガス供給手段70と、処理槽20の上部に接続されたガス案内塔40と、水封水W2を保持する水封槽50とを有している。
【0019】
ポリマー供給管30は、処理槽20に接続され、ポリマーの供給を遮断する遮断弁32と、ポリマーの流量を調整するコントロール弁34とを備え、処理槽20の処理水W1中に一端が開口している耐食合金管である。ポリマーはスラリー状であり、ポリマー供給管30を通じて、遮断弁32およびコントロール弁34の下流側に供給される窒素ガスとともに、処理水W1中に圧送される。
【0020】
処理槽20は、加水分解の処理水W1を保持する液槽部22と液槽部22の上部に配置された散水塔24とを有する。
処理槽20の液槽部22は、排水口22a、オーバーフロー口22bおよび窒素ガス供給口22cが設けられ、処理水W1を攪拌する攪拌機60を備えている。なお、攪拌機60の回転グランド部は、後述するポリマーの加水分解時に発生する塩化水素による腐食を防止するため、窒素ガス等の不活性ガスでシールされている(図示略)。この処理槽30に保持される処理水W1には、多結晶シリコンの切断等を行う際の加工処理水などを用いてもよい。排水口22aおよびオーバーフロー口22bには、中和槽62に接続された排水管64a,64bがそれぞれ接続されている。各排水管64a,64bには、それぞれボールバルブ65a,65bが備えられている。オーバーフロー口22bに接続された排水管64bには、処理槽20内への空気の逆流を防ぐために、常時窒素ガスが供給される。窒素ガス供給口22cには、処理槽20に常時窒素ガスを供給する不活性ガス供給手段70が接続されている。
【0021】
処理槽20の散水塔24は、散水装置26を備え、液槽部22の上部に気密に接続されている。散水装置26は、多結晶シリコンの切断等を行う際の加工処理水などを散水塔24の内部に散水してもよい。散水塔24内に散水された加工処理水などは、塩化水素ガス等の水溶性ガスを吸収して液槽部22の処理水W1に混合される。散水塔24の上部には、ガス案内塔40が気密に接続されている。
【0022】
ガス案内塔40は、散水塔24に接続された煙道42と、散水装置44とを備え、下方に向けて開放した開口部40aが水封槽50の水封水W2中に没するように設置されている。散水装置44は、煙道42およびガス案内塔40の内部に対して、工業用水を散水する。散水された工業用水は、煙道42およびガス案内塔40の内部の水溶性ガスを吸収して流れ、水封槽50に保持されている水封水W2に混合される。
【0023】
水封槽50は、工業用水を水封水W2として保持する液槽部52と、気体を保持する気槽部54とを有する。
液槽部52には、オーバーフローにより水封水W2を排水する排水口52aが設けられている。気槽部54には、外部のスクラバ66に接続されて気槽部54の内部気体を排出する排気口54aが設けられている。水封槽50に気密に接続されたガス案内塔40の開口部40aは、排水口52aの開口位置(すなわち水封水W2の液面)よりも低い位置に配置されている。これにより、処理槽20の散水塔24およびガス案内塔40は水封されるとともに、開口部40aの水封水W2の液面からの深さに応じた水圧によって、散水塔24およびガス案内塔40を陽圧に維持することができる。排水口52aは、水封水W2を流出するとともに、気体が流通できるように形成されている。排水口52aから流出した水封水W2は、排水管64cを通じて中和槽62に送られる。
【0024】
ここで、以上のように構成されたポリマー処理装置10を用いるポリマー処理方法について説明する。
まず、ボールバルブ65aで排水管64aを閉鎖して処理槽20の液槽部22に処理水W1を保持させるとともに、排水管64cを通じて水封水W2を排水しながら水封槽50の液槽部52に水封水W2を保持させる。散水装置26でシリコンを切削加工した際の加工処理水を用いる場合は、処理水W1は、シリコン切粉を含む加工処理水である。一方、水封水W2は工業用水である。水封槽50の液面がガス案内塔40の開口部40aよりも上方になるまで水封水W2を満たすことにより、処理槽20およびガス案内塔40を水封することができる。このとき、ボールバルブ65bで排水管64bを開放することにより、処理槽20の液槽部22の液面を所定位置に維持できる。
【0025】
このように処理水W1および水封水W2によって処理槽20およびガス案内塔40を水封するとともに、不活性ガス供給手段70によって窒素ガス供給口22cを通じて処理槽20に窒素ガスを供給し、ガス案内塔40の開口部40aから空気を排出(パージ)する。ガス案内塔40の開口部40aが水封水W2の液面よりも低いことから、処理槽20およびガス案内塔40内は、開口部40aの深さに応じた水圧による陽圧の水封状態となる。
【0026】
処理槽20およびガス案内塔40内の空気が窒素に置換されたら、ポリマーの処理を開始することができる。すなわち、攪拌機60および散水装置26,44を駆動して、処理水W1を攪拌しつつ、加工処理水および工業用水をそれぞれ散水しながら、コントロール弁34を調整しポリマーの流量を適切に設定するとともにポリマー供給管30の遮断弁32を開放し、適切な流量のポリマーを窒素ガスとともに処理槽20へ供給する。このとき、処理槽20に対して不活性ガス供給手段70を用いて窒素ガスを供給し続けることにより、処理槽20およびガス案内塔40内を陽圧に維持する。なお、排水管64bから空気が処理槽20内に逆流しないように、排水管64aにも窒素ガスを所定圧で供給する。
【0027】
液槽部22の処理水W1中に供給されたポリマーが加水分解されることにより、シリカ、水素、塩化水素が発生する。ポリマーの加水分解は発熱反応であり、処理水W1中でシリカが堆積したりポリマーが偏在したりすることにより、局所的に加水分解が進行すると、処理水W1の液温が異常上昇し、処理槽20が破損する等のおそれがある。このため、攪拌機60を用いて処理水W1を常に攪拌するとともに、処理水W1の液温を数カ所で測定し、液温の測定値に差が生じたときには警報等を発するとともに遮断弁32を用いてポリマーの供給を停止し、処理槽の冷却等の処置を行う。この場合、攪拌機60の破損、排水口22aやオーバーフロー口22bの閉塞等が生じていないかを確認する。また、加水分解による急激なガスの発生により散水塔24、煙道42およびガス案内塔40の内圧が一定以上に上昇しないように、警報や安全弁による管理を行う。
【0028】
加水分解によって生じたシリカは、処理水W1中で攪拌され、排水口22aを通じて排出される。シリコンを切削加工した際の加工処理水を使用した場合でも、シリカは同様に処理槽20内で攪拌され、排出される。この場合、処理水W1中に攪拌されたシリカは、水面に浮いてくるため、側溝等を流す場合と比較して、パイプ等の管を使用して流すことで排出中のシリカの閉塞を防止できる。
【0029】
加水分解によって生じた塩化水素は、一部が処理水W1中に溶け、処理水W1とともに排水口22aを通じて液槽部22から排出され、排水管64aを通じて中和槽62へと送られる。また、処理水W1中に溶けずに気体として放出された塩化水素は、散水塔24中で散水された加工処理水に吸収される。加工処理水は処理水W1に混合されるので、処理水W1から放出された塩化水素ガスも、液槽部22の処理水W1とともに回収される。また、外部装置でのシリコンの切削加工により発生した加工処理水を、本装置で再利用した上で処理水W1とともに処理することもできる。
【0030】
加水分解によって生じた水素は、処理水W1から放出される。処理槽20には窒素ガスが供給され、処理槽20およびガス案内塔40は陽圧に維持されているため、この窒素ガスや加水分解により発生した水素ガスは処理水W1に吸収されるが、処理水W1に吸収されない気体は、散水塔24の上部から煙道42を通じてガス案内塔40の開口部40aにおいて図に矢印で示すように水封水W2の液面を押し下げ、水封水W2へと吹き込まれる。ガス案内塔40には散水装置44によって工業用水が散水されており、この工業用水は水封水W2に混合されるので、未吸収の塩化水素ガス等はガス案内塔40内で工業用水に吸収され、もしくは水と反応して、さらに処理水W2に吹き込まれることにより、処理水W2に吸収される。水素ガスを含む気体は、開口部40aから水封水W2を通過し、水封槽50の気槽部54へ放出される。
【0031】
水封水W2を通過した気体は、水封槽50の気槽部54から排気口54aを通じてスクラバ66に吸引される。スクラバ66では、未吸収の塩化水素等の酸性ガスを中和する。
なお、水素ガス濃度が高い混合気体に空気に接触すると爆発するおそれがある。水封槽50の気槽部54に保持される気体には水素ガスが含まれているので、この混合気体の水素ガス濃度を低下させるために、図に矢印で示すように排水口52aから外気を流入させながら、スクラバ66で気槽部54の気体を吸引することにより、気槽部54の気体の水素ガスを外気で希釈している。
【0032】
処理槽20で発生した気体を通過させた水封水W2は、煙道42およびガス案内塔40で吸収した塩化水素や、未反応ガスの水封槽50中での加水分解により生じたシリカ等を含み、排水口52aを通じて水封槽50からオーバーフローして中和槽62へ送られる。
【0033】
以上説明したように、本発明によれば、陽圧の水封空間でポリマーの加水分解を行うので、加水分解の生成ガスを大気中に放出したり爆発させたりすることなく、安全かつ確実に回収することができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0034】
10 ポリマー処理装置
20 処理槽
22 液槽部
22a 排水口
22b オーバーフロー口
22c 窒素ガス供給口
24 散水塔
26,44 散水装置
30 ポリマー供給管
32 遮断弁
34 コントロール弁
40 ガス案内塔
40a 開口部
42 煙道
50 水封槽
52 液槽部
52a 排水口
54 気槽部
54a 排気口
60 攪拌機
62 中和槽
64a,64b,64c 排水管
65a,65b ボールバルブ
66 スクラバ
70 不活性ガス供給手段
W1 処理水
W2 水封水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多結晶シリコン製造プロセスまたはトリクロロシラン製造プロセスにおいて発生する、クロロシラン類を含有するポリマーを処理するポリマー処理装置であって、
加水分解のための処理水を保持する液槽部とおよびこの液槽部の上部に接続された散水塔を有する処理槽と、
前記処理槽に接続され、この処理槽の前記散水塔内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、
前記散水塔の上部に接続され、下方に向けた開口部を有するガス案内塔と、
このガス案内塔の前記開口部を水封水によって水封する水封槽とを有することを特徴とするポリマー処理装置。
【請求項2】
前記処理水を攪拌する攪拌装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のポリマー処理装置。
【請求項3】
多結晶シリコン製造プロセスまたはトリクロロシラン製造プロセスにおいて発生する、クロロシラン類を含有するポリマーを処理するポリマー処理方法であって、
加水分解のための処理水中で前記ポリマーを加水分解し、
この加水分解によって発生した気体を、不活性ガスを供給され陽圧に維持された水封空間に放出するとともに、この水封空間を水封する水封水を通過させてから回収することを特徴とするポリマー処理方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−168430(P2011−168430A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−32998(P2010−32998)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【出願人】(000006264)三菱マテリアル株式会社 (4,417)
【Fターム(参考)】