説明

マサイウォーキング用専門履き物のミッドソール

【課題】マサイウォーキング用専門履き物のミッドソールを提供する。
【解決手段】後方部にエアーバックが装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバックが装着されているマサイウォーキング用専門履き物のミッドソールに、前シャンクと後シャンクが連結板で結合されている連結板シャンクが埋め込まれており、地面への足の運動が、着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンクと後シャンクを押下しつつ歩けるようになり、アーチ形態の指圧効果が得られる、連結板シャンクが埋め込まれたマサイウォーキング用専門履き物のエアーバックミッドソール構造を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連結板シャンクが埋め込まれた、マサイウォーキング用専門履き物のエアーバックミッドソール構造に関するもので、より詳細には、後方部にエアーバックが装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバックが装着されているマサイウォーキング用専門履き物のミッドソールに、前シャンクと後シャンクとが連結板で結合されている連結板シャンクが埋め込まれることによって、地面への足の運動が着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンクと後シャンクを押下しつつ歩けるようになり、アーチ形態の指圧効果を得ることができるマサイウォーキング用専門履き物のエアーバックミッドソール構造に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、マサイウォーキングを再現可能にするマサイウォーキング用専門履き物のそこ部の構造に関するもので、本出願の発明者による韓国実用新案登録第20−0402587号(かかとを改良した健康履き物)と、韓国特許登録第10−0584527号(トンネル部が形成されたローリング運動健康履き物装着用のミッドソール及びその製法)を改良・発明したものである。



韓国特許第10−377822号に関する上図において参照符号の名称は、1:履き物、2:甲革、3:そこ部、10:インソール(insole:中敷き)、12:ミッドソール(midsole)、13:アウトソール(outsole)である。この韓国特許第10−377822号は、かかと部がなく、履き物のそこ部が曲面状(弧状)になっている、マサイ族のように歩けるようにする履き物で、マサイウォーキング(Masai Walking)専門のローリングウォーキング履き物(active rolling walking foorware:よくローリングする歩行用履き物)として呼ばれているものに関する。この韓国特許第10−377822号の図2乃至図4には、下記のように歩き方が示されており、“マサイウォーキング(Masai Walking)で歩く姿”と記載されている。


【0003】
韓国ウォーキング協会、世界ウォーキング協会、履物業界及び一般の需要者は、履き物のかかとがなく、履き物のそこ部が曲面状(弧状)となっており、マサイ族のように歩けるようにする履き物を、MBT(Masai Barefoot Technology:マサイ族の裸足の技術)靴と呼んでおり、インターネットの他にも、一般書籍、新聞、雑誌、TV放送においては、マサイウォーキング(Masai Walking)用専門シューズまたはマサイ族ウォーキング用専門シューズ、マサイウォーキング用専用シューズ、マサイウォーキングに関する特許シューズまたはマサイウォーキング特許シューズと呼ばれている。
【0004】
一般に、歩行時には、大きく、かかとによる着地段階、かかとからつま先への重心移動段階、つま先が地面を蹴り出しつつ離脱する段階の3拍子を、左右の足が地面に対して連続して反復することになる。従来の靴は、ヒールの形状が地面に対して略直角となり、特に、ヒール高の靴の場合には、ヒールのエッジが鋭くなっており、着地時にこの鋭いエッジ部が地面に最も早く着く。ところが、このようにヒールの接地面が狭い線形に近くなると、着地時の衝撃が大きく、着地の次の段階である重心移動段階への移動が一気になされるため、足首関節の他、脚と身体の各関節に急に衝撃力が伝えられ、着地感が悪く、歩行が不自然になってしまう。
【0005】
本出願人が先出願した韓国特許出願第10−2007−114634号、第10−2007−124094号、及び第10−2007−120842号のように、従来のマサイウォーキング用ローリングシューズのミッドソールには高弾力性のシャンクが埋め込まれており、このようなシャンクは、上部後方側の内部に埋め込まれており、前方部が、前方の一定位置から前方先端にまで形成される多数のスリットによって数等分されており、中央腰部分に補強のためのビード(beed)形態のリブが前後方向に形成されている。従来のマサイウォーキング用ローリングシューズのミッドソールに埋め込まれているシャンクは前後に動くから、3拍子の歩行時にミッドソール自体が滑らかにローリングできない問題点があり、ミッドソール自体が弾むような感じがし、3拍子の歩行が不自然になるという問題点があった。
【0006】
【特許文献1】韓国実用新案登録第20−0402587号
【特許文献2】韓国特許登録第10−0584527号
【特許文献3】韓国特許第10−377822号
【特許文献4】韓国特許出願第10−2007−114634号
【特許文献5】韓国特許出願第10−2007−124094号
【特許文献6】韓国特許出願第10−2007−120842号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した従来の履き物における問題を改善するためのもので、その目的は、マサイウォーキングを再現可能にしたマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造において、マサイウォーキング用専門履き物のミッドソールに、前シャンクと後シャンクとが連結板で結合された連結板シャンクが埋め込まれることによって、地面に対する足の運動が着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンクと後シャンクを押下しつつ歩けることになり、アーチ形態の指圧効果を得ることができる、マサイウォーキング用ローリング履き物に装着されるミッドソールを提供することある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、マサイウォーキング用専門履き物のミッドソールに、後方部にエアーバック(40)を装着するか、後方部から前方部にわたってエアーバック(140)を装着し、前シャンクと後シャンクとが連結板で結合されている連結板シャンクを埋め込む構成とした。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ミッドソールの内部上側に連結板シャンクが埋め込まれており、そこ部のかかと底面を、かかとの形状及び歩行時の足首関節に対するかかとの運動軌跡に沿って前後方向に曲面形状に形成し、歩行時に地面に対してローリング運動がなされ、地面に対する足の運動が、着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンクと後シャンクを押下しつつ歩けるようになり、アーチ形態の指圧効果が得られるマサイウォーキング用専門シューズを製作でき、履き物産業上、非常に有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明は、甲革、中敷き、インソール、ミッドソール及び膨らんだ曲面のアウトソールで構成された、マサイウォーキングを再現可能にするマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール構造において、硬度40〜60のポリエステル及びポリウレタンの中から選択されたいずれか一つの材質からなり、前方部から後方部にわたって膨らんだ曲面の弧状に形成され、かかとの傾斜角が25〜45°となるように形成されており、後方部にエアーバック40が装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバック140が装着されているミッドソール20と;ミッドソール20の内部上側に埋め込まれており、前シャンク62と後シャンク64とが連結板70で結合されている連結板シャンク60と、からなることを特徴とする、連結板シャンクが埋め込まれたマサイウォーキング用専門履き物のエアーバックミッドソール構造に関する。
【0011】
本発明のミッドソール構造において、連結板70は、可撓性の薄い金属板及び可撓性の薄い合成樹脂板の中から選択されたいずれか一つの材質からなることを特徴とする。また、本発明の連結板シャンクが埋め込まれたマサイウォーキング用専門履き物のエアーバックミッドソール構造において、連結板シャンクは、前方の一定位置から前方先端にまで開放された多数のスリット62aが形成されている前シャンク62と;前シャンク62と連結されている後シャンク64と;前シャンク62と後シャンク64とを固定具72にて連結させている連結板70と;からなることを特徴とする。
【0012】
本発明の連結板シャンクが埋め込まれたマサイウォーキング用専門履き物は、甲革、そこ部及び中敷きで構成された通常の靴であり、履き物のそこ部が、インソール10、ミッドソール20及びアウトソール30からなっており、履き物のかかと部がなく、履き物のそこ部底面が曲面の弧状に形成されているため、マサイ族のように歩けるようにするMBT(Masai Barefoot Technology)靴、マサイウォーキング(Masai Walking)用専門シューズ、マサイウォーキング用シューズ、マサイウォーキング専用シューズ、マサイウォーキングに関する特許技術シューズまたはマサイウォーキング特許履き物に関する。
【0013】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物において、ミッドソール20は、そこ部の外形及び曲面形状に沿って板状に形成され、ミッドソール20の内部上側に連結板シャンク(shank)60が埋め込まれているので、そこ部のかかと底面を、かかとの形状及び歩行時の足首関節に対するかかとの運動軌跡に沿って前後方向に曲面状に形成し、よって、地面に対してローリング運動しつつ歩行可能になる。
【0014】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール20に埋め込まれている連結板シャンク60は、前シャンク62と後シャンク64とが連結板70を介して結合されているもので、前シャンク62と後シャンク64とが連結板70で一体型に結合されていても良く、前シャンク62と後シャンク64とが連結板70と分離型に結合されていても良い。分離型に結合されている場合、固定具72で結合される。本発明で使用する連結板シャンク60は、ポリビニルクロリド(PVC)材質で製作することが好ましく、前シャンク62と後シャンク64もまた、ポリビニルクロリド(PVC)材質で製作することが好ましい。また、連結板70は、前シャンク62及び後シャンク64の材質に比べて硬度の弱い材質とすることが好ましく、多少の可撓性を有する薄い金属板及び薄い合成樹脂板の中から選択されるいずれか一つの材質で製作し、歩行時に、連結板シャンク60において前シャンク62と後シャンク64が連結板70を中心に上下方向に曲がるようにすることができる。
【0015】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物は、歩行時に、連結板シャンク60において前シャンク62と後シャンク64が連結板70を中心に上下方向に曲がることができるので、地面に対する足の運動が着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板70の弾性作用によってローリング(rolling)運動が自然になる。
【0016】
図1〜図5に示すように、後方部にエアーバックが装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバックが装着されている本発明のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール20に埋め込まれている連結板シャンク60は、前シャンク62と後シャンク64とが連結板70で結合されており、地面に対する足の運動が着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板70が弾性作用をし、連結板70が上下に曲がる弾性によってローリング(rolling)が自然になる。また、本発明のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール20に埋め込まれている連結板シャンク60は、歩行時に履き物のそこ部が弾むような感じがせず、かかとからつま先まで自然にローリングができるようにし、弾力的な足運びを可能にする。また、本発明のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール20は、地面に対する足の運動が、着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分される3拍子歩行の場合、連結板70の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンク62と後シャンク64を押下しつつ歩けるようになり、アーチ形態の指圧効果が得られる。
【0017】
後方部にエアーバックが装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバックが装着されている本発明のマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造において、前シャンク62、後シャンク64及び連結板70は、ポリビニルクロリド(PVC)樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリエステル樹脂の中から選択されるいずれか一つの合成樹脂で製作することが好ましい。また、本発明の連結板シャンクが埋め込まれたマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造において、連結板シャンク60は、前方の一定位置から前方先端にまで開放された多数のスリット62aが形成されている前シャンク62;前シャンク62と連結された後シャンク64と;前シャンク62と後シャンク64とを連結する連結板70と;からなることが好ましい。
【0018】
後方部にエアーバックが装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバックが装着されている本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物は、歩行時に、地面に対する足の運動が、着地段階、重心移動段階及び離脱段階に区分して観察されることができる。本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物は、着地段階において着地する瞬間にかかとが地面に着くが、このとき、かかととの接地面積が広いため、着地による衝撃量が相対的に減り、また、連結板70の弾性によって3拍子ローリング(rolling)運動が円滑になりながら、前シャンク62と後シャンク64を押下しつつ歩けるようになり、アーチ形態の指圧効果が得られ、その結果、緩衝効率が高く、滑らかな着地を実現できる。
【0019】
本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物は、連結板シャンク60が埋め込まれていない場合に比べて硬度を半分に減らし、緩衝効果を増加させる。本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物は、重心移動段階に歩行動作が続くと、曲面形状のかかと底面は地面に沿ってローリング運動をし、衝撃力は連続して分散されて吸収される。また、本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物は、曲面形状に沿って次第に重心が移動するので、足首関節、脚及び身体の各関節には急な衝撃が誘発されず、滑らかで自然な歩行が可能になる。
【0020】
本発明のミッドソールに埋め込まれた連結板シャンク60は、前方部が、前方側の一定位置から前方先端までに開放形成された多数のスリット62aによって数等分され、中央腰部分には補強のためのビード(beed)形態のリブが前後方向に形成されていることが好ましい。本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物において連結板シャンク60は、そこ部及び履き物の原形を保存し、歩行時に屈曲及び伸張の変形頻度の高いそこ部が、元来の形状に円滑に復元されるようにすると共に、歩行時に歩行の安全性を向上させ、離脱段階で反撥力を付加し、軽快な歩行を可能にする。本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物において連結板シャンク60は、いずれの形状及び素材にしても良いが、合成樹脂(PVC)材質を使用し、ミッドソール20の外形及び曲面形状に沿って板状に形成すると好ましく、歩行時に屈曲角が比較的大きい連結板シャンク60の前方部は、前方の一定位置から前方先端にまで開放形成された多数のスリット62aによって数等分することによって、つま先部位の曲げ作用が容易になるようにし、シャンクの中央腰部分は、補強のためにビード(beed)形態のリブを前後方向に形成させることが好ましく、多数の貫通穴62cを形成し、ミッドソール20の製造時に成形液が円滑に流動できるようにすることが好ましい。
【0021】
本発明の履き物においてアウトソール30のかかと部は、地面に対する主要傾斜角が25〜45°である曲面の弧状に形成されており、主要傾斜角が25°以下の場合、マサイウォーキング用専門履き物のローリング(rolling)作用が発揮されず、主要傾斜角が45°以上であれば、傾斜があまりにも急なため、履き物の着用時または起立時に不安定な姿勢となりやすい。
【0022】
本発明のミッドソールが装着されたマサイウォーキング専門ローリング履き物においてミッドソール20は、硬度40〜60のポリエステル及びポリウレタンの中から選択されたいずれか一つの材質からなる。ミッドソールの硬度が40以下であると、柔らかすぎ、ミッドソールが支持体の役割を十分に果たすことができなく、ミッドソールの硬度が60以上であると、硬すぎるので、ミッドソールが弾性体の役割を十分に果たせないという問題点につながる。
【0023】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物においてミッドソール20は、後方部にエアーバック40が装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバック140が装着されているので、ミッドソールの製作工程が縮減され、製作コスト節減され、ソフト感知体が加水分解現象によって破損するのを防止でき、クッションによる反撥力を強力にすることができる。
【0024】
本発明のミッドソールが装着されたローリング履き物においてミッドソール20の内部に埋め込まれたシャンクにより、そこ部及び履き物の原形がよく保存され、歩行時に屈曲及び伸張による変形頻度が高いそこ部の元来形状への復元が円滑になり、そこ部の形状が弾力的で堅固に維持されるので、歩行の安全性が向上する他、離脱段階で復原力による反撥力が付加されてつま先を歩行方向に押し、軽快な歩行が可能になり、歩行効率が高くなる。
【0025】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物においてインソール10は、ミッドソール20の上部に装着されており、硬度25〜30の不織布の材質からなり、歩行の安全性が高い他、離脱段階で復原力による反撥力が付加され、軽快な歩行がなされるようにし、歩行効率を向上させることができる。インソール10の硬度が25以下であると、柔らかすぎるのでインソールが支持体の役割を十分に果たせなく、硬度が30以上であると、硬すぎるのでインソールが弾性体の役割を十分に果たせなくなる。
【0026】
本発明のマサイウォーキング用専門履き物においてアウトソール30は、ミッドソール20の下部に装着されており、硬度70〜80のポリエステル及びポリウレタンの中から選択されたいずれか一つの材質からなり、前方部から後方部にわたって膨らんだ曲面の弧状に形成されており、かかと部の傾斜角が25〜45°になっている。アウトソール30の硬度が70以下であると、柔らかすぎるのでアウトソールが支持体の役割を十分に果たせなく、アウトソールの硬度が80以上であると、硬すぎるのでアウトソールが弾性体の役割を十分に果たせないという問題点につながる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施例によるマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造を示す斜視図である。
【図3】本発明のそこ部に埋め込まれた連結板シャンクを示す斜視図である。
【図4】本発明のそこ部に埋め込まれた連結板シャンクを示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例によるマサイウォーキング用専門履き物を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例によるマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例によるマサイウォーキング用専門履き物のそこ部構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例によるマサイウォーキング用専門履き物を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0028】
10 インソール
20 ミッドソール
30 アウトソール
40,140 エアーバック
60 連結板シャンク
62 前シャンク
62a スリット
62c 貫通穴
64 後シャンク
70 連結板
72 固定具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
甲革、中敷き、インソール、ミッドソール及び膨らんだ曲面のアウトソールで構成された、マサイウォーキングを再現可能にするマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール構造において、
前記ミッドソール構造は、
硬度40〜60のポリエステル及びポリウレタンの中から選択されたいずれか一つの材質からなり、前方部から後方部にわたって膨らんだ曲面の弧状に形成され、かかど部の傾斜角が25〜45°であり、後方部にエアーバック(40)が装着されているか、後方部から前方部にわたってエアーバック(140)が装着されているミッドソール(20)と、
前記ミッドソール(20)の内部上側に埋め込まれており、前シャンク(62)と後シャンク(64)とが連結板(70)で結合されている連結板シャンク(60)と、
からなることを特徴とする、マサイウォーキング用専門履き物のミッドソール。
【請求項2】
前記連結板は、可撓性の薄い金属板及び可撓性の薄い合成樹脂板の中から選択されるいずれか一つの材質からなることを特徴とする、請求項1に記載のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール。
【請求項3】
前記連結板シャンクは、
前方の一定位置から前方先端にまで開放された多数のスリット(62a)が形成されている前シャンク(62)と、
前記前シャンク(62)と連結される後シャンク(64)と、
前記前シャンク(62)と後シャンク(64)とを固定具(72)にて連結する連結板(70)と、
からなることを特徴とする、請求項1に記載のマサイウォーキング用専門履き物のミッドソール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−165814(P2009−165814A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−165540(P2008−165540)
【出願日】平成20年6月25日(2008.6.25)
【出願人】(508192175)リンコリア カンパニー,リミテッド (2)
【Fターム(参考)】