説明

マスク部材

【課題】一度ぴったり合わせたら、マスク縁部の湾曲形状を維持できるマスクを提供する。
【解決手段】マスク部材4の折り返し部分5をマスク2の上端部からマスク裏側に回りこむように取り付け、顔面の曲線に合わせて糊付けすることで、顔面の曲線を記憶、固定する働きを持つ。顔面の曲線を保持できることから、マスクの装着部の曲線を見ただけで、自分のものかどうか簡単に判別が出来るものとなる。また、衛生面を重視するという観点から、没個性的作られることの多いマスクの表面上部に別の素材からなる部材を配置することで、マスクをファッショナブルにし、マスクに個性を与えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常の立体型マスクの上縁部に取り付けることで、マスクの防菌効果を高め、より快適にマスクを使用できるようにするマスク部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
マスク装着時に眼鏡が曇るのを防止するため、マスク上部に異なる部材を装着する発想は、「めがねの曇り防止片つき防寒マスク」(実開昭50−25396)をはじめ、最近に至っても「マスクカバー」(実用新案登録第3143607号)など、枚挙にいとまがないほどあるが、それらの多くは顔の凹凸に十分にフィットさせることが出来ないという欠点を抱えていた。
【0003】
顔面との密着をより高めるため、伸縮性のある布をマスクの上から着用する「マスクカバー」(特許第4395194号)などもあるが、布は惜しむらくは使い捨てではなく、何度も洗って使うことを目標としていると推察される。
実際の使用状況を考えると、おそらく使用のたびに、洗浄や乾燥が必要なため1枚では不足であり、また繰り返し洗うことで抗菌効果が落ちてしまうという欠点を抱えているものと考える。
【0004】
一方、マスクを顔にフィットさせるための工夫も、ノーズフィットするマスク(特開2006−305279)などに、マスク上部に金属片(ノーズワイヤー)など可塑性を持った部材を使用することで、顔面にフィットさせようとする工夫が見られるものがあるが、十分に顔と密着させることはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3143607号
【特許文献2】特許第4395194号
【特許文献3】特開2006−305279号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のノーズワイヤー付きのマスクは、手で容易に曲げることが出来る可塑性を持ったワイヤー等の素材をマスク上部に設置したものであり、手で簡単に曲げることでマスク端部を顔面の凹凸に添わせることができ、便利なものである。
しかし、手で簡単に曲げられるという長所は、逆に一度ぴったり合わせても、着け外しを行ったときなど、意図せず強く引っ張っただけで、合わせた形状が崩れてしまい、装着の際にもう一度調整が必要となるという欠点を隠し持っていた。
【0007】
本発明は、マスク上端部に取り付けることで、一度ぴったり合わせたら、塑性変形せず、マスク縁部の湾曲形状を維持できる機能をもち、同時に抗菌効果を備え、外部からの雑菌等の進入を阻止できる機能を持つマスクのサポーターを提供することを目的とする。
【0008】
あわせて、現代の立体型マスクにおいて、顔の前に庇状に突き出た部分に雨滴、雪片が付着し、マスク本体を濡らすことを防止すること、眼鏡の曇りを防止すること、さらに没個性的になりがちなマスクにファッション性をもたせる機能をもつマスクのフードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、マスクを顔面に装着したとき、マスク表面と、内側(裏側)、すなわち装着側とを比較したとき、顔面の凹凸および鼻の部分の湾曲具合によって、表面の長さに違いが出ることに着目する。
【0010】
図2は、図1のマスク装着図におけるA−B断面、すなわちマスク上端面を使用者の頭上から見た図を表すものである。
図の1は、使用者の顔面である。マスク2の厚みにもよるが、マスク表面の表面長Cはマスク装着面(裏側)の表面長Dより大きい。
【0011】
図2ではマスク表面の等間隔に垂直の補助線を立てたものを示しているが、左右対称と見て、図E、F、およびJ、K部において、装着長は幅が狭くなり、唯一I部では幅が広くなっているのがわかる。
【0012】
図3で、本発明のマスク部材の平面図を示している。3がマスク表側に貼り付けられる部分、5が折り返される部分である。折り返し部5の間の溝をここでは6で示している。
図4は、折り返し部5を手前に垂直に倒した状態を示している。
人の顔面を折り返し部分の間の広がりと折り重なりによって調整するには、鼻部分を表すのには、ロ、ハ、ニ、頬の丸みを表すのに、イ、ホ部が広がったり縮まったりする必要があり、合計少なくとも5つの溝(切れ込み)があると合わせやすいのがわかる。
【0013】
この5つの溝は、同時に6つの折り返し部分とも表現できる。
溝や折り返しがそれより多いとさらに正確に曲線を表現できることになる。
ちなみに図では折り返し部が14個(溝は13本)配置されている。
本発明では、この内と外の表面長の違いを利用して、マスク着脱面の曲線を記憶する。
【0014】
なお、このとき両端部の折り返し部を取り付けないで、マスク本体の耳にかける紐によってひっぱられることにより処理すると、少なくとも3つの切れ込み、さらに鼻の部分の切れ込みを無視すれば、少なくとも2つの切れ込みでもある程度類似した効果が得られる。
【0015】
マスク本体に貼り付けるのではなく、クリップでとめる方法をとる場合は、鼻の部分にはクリップがあたらないようにするため、少なくとも4個のクリップを使えば湾曲にある程度添わせることができる。耳紐を使えば、少なくとも2つのクリップで同様の効果が得られる。
【0016】
この場合、表面素材により強度の高いものを使用し、数回の繰り返し使用に耐えるものにするとよい。
【発明の効果】
【0017】
次に本発明による効果を述べる。
【0018】
1 マスク上端部を顔面にぴったりとフィットさせることで、マスク外部からの雑菌の進入を防ぐというマスク本来の効果を高めることができる。
【0019】
2 素材に抗菌効果の高い物質を使用しているので、マスクの抗菌効果をさらに高める働きがある。
【0020】
3 また、顔にぴったりとフィットするので眼鏡着用時、眼鏡が曇るのを防止できる。
【0021】
4 立体型マスクでは顔の前に張り出して庇状になる部分に埃、雨滴や雪片などが付着して、マスクの上端部だけが汚れることがあったが、その部分を保護することができる。
【0022】
5 フードの取り付け位置は鼻の上部であり、実際の呼吸の際に、通気することがあまりない部分なので、マスク部材を装着してもマスクの通気性にまったく支障を与えない。
【0023】
6 マスク部材はマスク全面を覆う必要がないので、マスク自体の最も衛生的であるべき部分が、装着時であってもはっきりと目視でき、汚れがすぐに目立つ効果がある。
【0024】
7 着脱時にマスクを一度折りたたんでも、曲線の特徴を記憶しているので、すぐに元にもどすことができる。ノーズワイヤーは一般的に、大きいものでもマスクのサイズの3分の2程度しかカバーできないが、マスク部材はマスクの左右端の形状まで記憶出来、顔の凹凸に完全に合わせることができる。
【0025】
8 マスクを新しいものに交換するとき、同じく新しいマスク部材を用意し、前に使ったマスク部材の記憶曲線をそのまま利用することで、曲線コピーが簡単にできる効果がある。
【0026】
9 一枚の紙、不織布、合成樹脂フィルムの一方に糊付けをし、型で打ち抜くだけなので、製造原価が安く、使い捨てであるマスクよりさらに安くすることが可能である。
【0027】
10 一般的なマスクの表面が没個性的であり、無味乾燥になりがちなのは、衛生面への配慮を鮮明にするためである。
衛生面を考えると汚れの目立つ白系統でマスクを製作するのは理にかなっており、マスク製造メーカーにとって、マスクを華美にすることは、衛生面重視という姿勢を第一義としてないというそしりを受ける恐れがある。
【0028】
しかし、この発明では、衛生面を重視する立場を十分に守りながらも、抗菌性能を備えた表面部材4もしくは8、9にデザイン的な趣向を凝らすことが可能であり、衛生的でありながらかつ、マスクを個性的に演出することが両立できる。
【0029】
11 表面部材には、さまざまな素材を使用することが出来、表面にさまざまな彩色、デザインを施すことができる。
【0030】
12 病院や、製薬会社、各種交通機関、各種公共機関その他健康を気遣う企業では、時にマスクを配布することがあるが、マスク本体に印刷などを行うことは、白く衛生的であるというマスク本来の概念から逸脱するが、鼻の上に配置されるマスク部材にはロゴや病院名などをはじめさまざまな情報を印刷できる。
しかも、それが人体で一番目をひく顔の中心部分にあることから、宣伝効果が期待できる。
また、マスク部材自体に名前を書くこと、日付を入れることなども容易である。
【0031】
13 洗面所などで、化粧や、歯磨き、顔洗いなどでマスクを外す必要が生じる場合は多々ある。ポケットにしまうと、マスクの型がくずれて再調整が必要になる。
このとき、濡れないように洗面台から離して置くという事態も想定できる。その他、一瞬マスクから目を離すことは往々にしてある。
数人がマスクをいっせいに外したとき、没個性的なマスクでは、どれが誰のつけていたマスクか判別しにくいことが起こりがちである。
【0032】
人の着けていたマスクを着用して、違和感を感じて、取り外すというのは、あまり気持ちのよいものではない。しかも、病人のつけていたマスクを間違って着用した場合には、それによって他の人の持っている病原菌をまるごと抱え込むことになる。
【0033】
しかし、それぞれが自分の好みのマスク部材を使っていれば、没個性的ではないので人のマスクを間違って着用することは防げるはずである。
マスク部材はたとえ同じ表面柄のものであっても、顔の曲線に合わせて調整してあるので、エッジ部を見れば自分のものかどうかすぐにわかるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】立体マスク装着状態の斜視図
【図2】図1におけるA−B断面図
【図3】マスク部材−1平面図
【図4】マスク部材−1の折り返し部分を垂直に倒した状態
【図5】折り返し部をマスク裏面に貼り付けマスクにセットした図
【図6】マスク部材−1斜視図
【図7】マスク部材−2正面図
【図8】マスク部材7の平坦部3をマスクに貼り付け、顔に押し当て、折り返し部分5を垂直に倒した図
【図9】マスク部材−2の斜視図
【図10】マスク部材−3 正面図
【図11】マスク部材−3を取り付け、皺を寄せることで曲線を固定した断面図
【図12】マスク部材−3の斜視図
【図13】マスク部材−4の断面図
【発明を実施するための形態】
【0035】
第1の実施態様、マスク部材−1
図3はマスク部材−1の平面図である。
素材として紙、表面にビニールコーティングされた紙、不織布、合成樹脂のフィルム、気泡を含んだ合成樹脂、ゴム類などで成形され、裏側には糊がつけられており、裏紙からはがしてマスク表面(外面)上端部に貼り付ける構造となっている。
【0036】
大きさはよく販売されるマスクの左右の幅に近いもので、左右170ミリ前後、天地は30ミリ程度、折り返し用の折り返し部分を含むと43ミリ程度である。
折り返し部分には表面と異なる色がつけられている。
【0037】
裏紙に貼り付けたものに印刷後、もしくは先に印刷されたものに糊付けして、裏紙に貼り付けられており、型抜き工程で、型が打ち抜かれて作られており、抗菌素材で作られるもしくは、抗菌加工が施され、同じく身体に害のない糊が使用されている。
裏紙は二つのパートに分かれており、最初は平坦部3の裏紙をはがして貼り付け、その後折り返し部分5の裏紙をはがして糊付けする。
【0038】
図3におけるN部がマスク上端部に接する部分で、折り返し部5をマスク装着側(内側)に折り返して使用する。
図4は、折り返し部5を垂直に曲げただけの状態を示している。さらに図5は、折り返し部5を折り返してマスク内側に貼り付けた状態を示している。
【0039】
顔の曲線にあわせ、5を折り返して糊付けすることで、マスク2の上端は、マスク部材によって固定され、顔面の曲線どおりに曲げられ、糊が外れたり、ずれたりしない限り、その曲線を正確に記憶することが出来る。
【0040】
図7は、第2の実施態様、マスク部材−2の平面図を示すものであり、7は、マスク装着側(内側)に貼り付ける部分、3が平坦部であり、5が折り返す部分、8は、マスクの前面に出た折り返し部5の上に貼り付けてさらにこれを固定する外側部分である。
【0041】
図8は、折り返し部分5を直角に曲げた状態を頭上から見たA−B断面の図である。
【0042】
糊のついた面が顔面から外に向かって立ち上がっているので、この状態のままのまま顔面にあてがっても、化粧やまつげなどに糊がついたりすることはなく、顔の曲線に合わせたまま、折り返すことによって、顔面の凹凸に忠実に合わせることができるものである。
この場合、マスク表面に折り返し部分5が出ることになる。この状態を図9に示した。
【0043】
図9はマスク部材−2の斜視図であり、外側部分8を今から貼り付ける状態を示している。
8は、折り返し部分の上からさらに糊付けする表面部材であり、二重に糊付けすることにより、形状記憶はさらに強固なものになる。なお、この8に関しては折り返し部分と異なる材質を使うことも出来る。
【0044】
第3の実施形態
図10は、マスク部材−3の正面図である。
一枚のシートで作られており、中心を横切る線15が、マスクのエッジに触れる位置を示し、図における上側、(ヘ)の部分は、マスク装着面(内側)に折り曲げて使用される。
シートの表面には折り返し時のガイドとなる折れ線部10から14がプレスされている。
【0045】
この折れ線は、マスクが湾曲する曲線の内側部分、すなわち収縮する位置に設けられており、マスク本体が湾曲するとき、その内側の表面長は縮むので、シートには余裕が出来、皺がよることになる。
【0046】
先に示した実施態様1、2における切れ込みは、先端部の間隔が広がる、もしくは狭くなり、さらには先端部が折り重なるという二つの態様があることで、湾曲を記憶するが、実施態様3の皺は、もっぱら狭くなる方向が中心となり、伸びは素材の伸びだけであるが、この僅かな伸びと襞による収縮によってでも、十分曲線に添わせることができる。このとき皺は、折れ線にそって調整されることできれいな皺になり使用感もよくなる。
【0047】
また、材質によっては、折れ線がなくとも素材の繊維の特性によって、美しい皺がよるものがあるので、折れ線は必ずしも必要ではない。ただし、表(おもて)面になる図10の(ト)部分で、11、13、は左右に収縮することになるので、この部分の表面に写真や絵柄があたると収縮して正確ではなくなるので注意が必要である。
使用方法は、机などの平面上にマスクをおき、マスク上端部に3を合わせ、次に上半分(ヘ)を装着面(内側)に折り曲げる。このとき、皺のよらない場所を指で掴む必要があり、皺部の糊付けを強固にせず、半ば浮かせた状態で湾曲させる。次に顔面の曲線的に合わせて正確に各部を曲げ、皺部もまた強く押し付けて固定する。
シートの裏面には糊があるので、マスクを曲げると一時的にシートが半ば浮いた状態になり、次に皺がよりながらシートの一部は互いにくっつき、表面長が縮んだことを記憶することができる。
【0048】
図11はA−B断面を表しており、10、11、12、13、14には折れ線に添ってしわが入りシート同士がしわによりくっつくことで形状を記憶することができる。
図12は、マスク部材−3の斜視図である。
【0049】
第4の実施態様、マスク部材−4
図13はマスク部材−4、図番は16使用時のAB断面の図である。
裏面に糊はなく、クリップが少なくとも4個取り付けられている。
【0050】
顔の断面は、{ すなわち、中央部分に小さな出っ張り部を持った括弧状になる。
【0051】
この形状にマスク上縁部を調整するのに、顔の側から見て、弓なりになっている凸部形状を、左右両端部にある17、20によりまず形成して、マスク全体を弓状に形成する。
次に今度は逆に18、19部に凹部を形成し、マスクを逆向きに曲げることで、ある程度顔面の曲線にあわせることができる。
【0052】
特に18、19間で、マスク本体より、マスク部材の長さが長くなることで、クリップによって形状を記憶することができる。この効果を期待するためには少なくともクリップは4個必要であるが、さらにクリップを増やせば曲線はさらに忠実になる。また、外側の2個は、マスクの装着紐に取り付けるフックでも代用が可能である。
【0053】
実際に取り付ける際には、まず18、19部をセットし、次に17、20の両端部をセットすることになる。先に述べた両端がフックの場合も同様である。
【0054】
以上の部材には抗菌効果の高い素材、殺菌性の高いイオンを発生する物質などを利用することで、より安全で衛生的なマスクとすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、マスクの効果をさらに高くし、現在ある設備をほんの少し変更するだけで容易に製作でき、マスクをファッショナブルなものにすることができ、産業的に有益である。
【符号の説明】
【0056】
1 人体
2 マスク
3 平坦部
4 マスク部材
C マスク表面(外側)
D マスク装着面(内側)
4 マスク部材
N マスク上端位置
5 折り返し部分
6 折り返し部分にある溝
7 マスク装着面(裏側)に貼り付ける折り返し部分
8 マスクの表面に貼り付ける部分
9 マスク部材−3
10 折り目
11 折り目
12 折り目
13 折り目
14 折り目
15 縁の折り目
16 マスク部材−4
17 クリップ
18 クリップ
19 クリップ
20 クリップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔面の湾曲曲線にマスク上端部の曲線を添わせて用いられる立体マスクの上縁部に貼り付けて使用するシート状の部材であり、裏面には糊がつけられており、
マスク表側からマスク上端部をまたいでマスク裏面に回り込んで貼り付けられるものであり、
表側は平坦なシートの状態であり、折り返される部分には、端部からマスク上端部位置にまで至る一つ以上の切れ込みが設けられ、それによって折り返し部はいくつかの折り返し部を形成しており、
マスクに貼り付けた時、マスクの湾曲の度合いによって折り返し部にある折り返し相互の間隔が広がったり、逆に狭くなったり、さらには折り返し部が折重なったりする性質を利用することにより、マスク上端部の湾曲曲線を記憶保持する機能を持つことを特徴とするマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項2】
折り返し部がマスク装着面(裏面)ではなく、表面(外面、表側)に設けられていることにより、
先に平坦部をマスク裏面に貼り付け、折り返し部を直角に(前向きに)倒した状態で、そのまま顔にあてがって折り返し部を折り返すことができることを特徴とする、請求項1記載のマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項3】
切れ込みが少なくとも5箇所以上に設けられている請求項1、2記載のマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項4】
帯状の形状で裏面に糊がついており、マスク表面に出た折り返し部の上部に貼り付け、強固に固定することができるため、湾曲の具合をさらにしっかりと記憶でき、同時に、マスクのアクセントとなることができる請求項2、3記載のマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項5】
顔面の湾曲曲線にマスク上端部を添わせるようにして用いられる立体マスクに取り付けて使用するシート状の部材であり、裏面には糊がつけられており、
貼り付けた後、顔面の湾曲具合に添わせるため、マスク本体といっしょに曲げたとき、湾曲の内側ではシートに皺(襞)が形成されることにより、マスクの曲げられた形状を記憶することを特徴とするマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項6】
マスク部材が収縮する部分、すなわちマスク本体の湾曲の内側部において、皺をきれいに出すための複数の折れ線部が少なくとも5つ以上、設けられていることを特徴とする、請求項5記載のマスク上端部に取り付けるマスク部材。
【請求項7】
顔面の湾曲曲線にマスク上端部の曲線を添わせて用いられる立体マスクの上縁部に貼り付けて使用するシート状の部材であり、マスク上縁部にあたる場所に少なくとも4箇所にクリップが取り付けられていることにより、顔面の湾曲に添わせやすい形態になるマスク部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−183093(P2011−183093A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−54213(P2010−54213)
【出願日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【特許番号】特許第4565403号(P4565403)
【特許公報発行日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(305037318)
【Fターム(参考)】