説明

マスク

【課題】従来のマスクは飲食時,会話時,マスク不要時にその都度マスクを外さなくてはならない煩わしさがあり,顎にマスクを引き下げると耳に負担がかかり痛い場合があった.
【解決手段】耳掛け紐に耳掛けレールを取り付け本体と一体となっている側縁部が側縁部端の耳掛けレールに沿った移動により伸縮し本体が伸張され,折りたたまれる構成にした,これによりマスクを取り外すことなく口,鼻を開放し飲食,会話が可能となり,耳に負担をかけることなく耳痛防止も可能となる.

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマスクを着用した状態で飲食できるマスクに関する.
【背景技術】
【0002】
従来の飲食可能マスクは重複する開閉部を設けたもの(例えば特許文献1参照)レールにより耳掛け紐の位置を変えるもの(例えば特許文献2参照)かある.
【特許文献1】特開2006−198305号公報
【特許文献2】実用新案登録第3089472号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のマスクは飲食時,会話時等マスク不用時にマスクを外さなければならず煩わしい思いをし又粉失する恐れがあった
【0004】
本発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり,マスク不要時に取り外す煩わしさを解消することを目的とするものである.
【課題を解決するための手段】
【0005】
そして本発明は上記目的を達成するために耳掛けに耳掛けレールを取り付け包囲した側縁部が滑り子部になっている側縁部端に取り付けられた掛け紐を作動させることにより蛇腹状に収縮し本体が折りたたまれ口,鼻を開放し伸長することにより本体が伸張され口,鼻を覆うものである.
【0006】
また掛け紐は本体が折りたたまれた時.滑り止め機能を有し左右耳掛けレールの上端で横架されフレームを形成する鼻掛け棒に取り付けられた掛止具で掛止され本体伸張を防ぎ本体伸張時顎に掛けマスクを密着させる.
【発明の効果】
【0007】
上述したように本発明のマスクは取り外すことなく飲食,会話等を可能にし密閉性を確保したものである.
【発明の実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する.
【0009】
図においては1は耳掛けレールで側縁部3が包囲し側縁部端4に引掛け紐が取り付けられている.
【0010】
2は鼻掛け棒で左右耳掛けレールの上端で横架されフレームを形成しマスクの変形を防ぎ,マスクの密封性を高める又鼻上部に取り付けられた引掛け具6は引掛け紐5を掛けるために設けられている.
【0011】
7は本体で側縁部の伸縮により伸張したり蛇腹状又は波状その他形状は限られない形に折りたたまれる.
【0012】
以下動作を説明する.飲食時口,鼻を開放する場合は引掛け紐5を引張り上方に持っていくと滑り子部である側縁部端4が耳掛けレール1上を滑動し側縁部3が蛇腹状に収縮するとともに本体7も上縁部に折りたたまれ引掛け紐5を引掛け具6に引掛け掛止する。本体7を下縁部に折りたたみ引掛け紐5を顎にかけてもよい.面係止も可能である.
【0013】
口,鼻を覆う場合は上述した引掛け紐5を引掛け具6から係脱し側縁部端4を耳掛けレールに沿って滑動し移動させ側縁部3を伸長させることにより本体7を伸長させ口,鼻を覆う。マスクを密封するため引掛け紐5を顎に掛ける.
【0014】
図4は本体7を下縁部に折りたたんだ場合,図5は顎当て棒を設け矩形のフレームを形成したものであり図6は耳掛けレール1でのみ形成されたものである.その他上述矩形の上辺を取り除いた形状を有するものがあり形状限定されない.図7は飲食時.開放時図,図8は口鼻を覆った図である.
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の耳掛けレールと鼻掛け棒で形成されたフレーム図
【図2】本体を伸張した図
【図3】本体を上縁に折りたたんだ図
【図4】本体を下縁に折りたたんだ図
【図5】矩形フレーム図
【図6】耳掛けレールのみで形成される図
【図7】口,鼻開放時 図
【図8】口,鼻を覆った図
【符号の説明】
【0016】
1 耳掛けレール
1a 耳掛け紐
2 鼻掛け棒
3 側縁部
4 側縁部端
5 引掛け紐
6 引掛け具
7 本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折りたたみ可能な素材を有するマスク本体と耳掛り紐をそなえたマスクにおいてマスク本体を折りたたみ伸張することを特徴とするマスク
【請求項2】
前記耳掛け紐に耳掛けレールをそなえ耳掛りレールに沿って移動する側縁部端がそなえられ側縁部が伸縮する請求項1のマスク
【請求項3】
前記側縁部端が滑り子部になっている請求項2のマスク
【請求項4】
前記耳掛けレール上端に横架され掛け紐を掛止し滑止め機能を有する鼻掛け棒をそなえた請求項1のマスク
【請求項5】
前記耳掛けレール下端に横架された顎当て棒をそなえフレームを形成する請求項1のマスク
【請求項6】
前記側縁部と本体が一体となった請求項1のマスク

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−111471(P2013−111471A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−290615(P2011−290615)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(508330157)
【Fターム(参考)】