説明

マッサージ機

【課題】 複雑なボタン操作や予備知識を使用者に要求することなく、狙いの部位毎に最適な手技動作を用いてマッサージを行うことが可能なマッサージ機を提供する。
【解決手段】 本発明のマッサージ機を、施療子を複数の施療部位に移動自在に設けたマッサージ機本体と、複数の施療部位のうち所望の施療部位を入力可能な部位選択部22と、部位選択部22により入力された施療部位にまで施療子を移動させるとともに該施療部位に対応して予め記憶させてある手技動作を実行させる制御部とを具備したものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の施療部位で施療子を運動させてマッサージを行うマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のマッサージ機としては、使用者が指圧や按摩等の所望の手技動作を選択するとともに施療子の上下位置等を調整することで、好みのマッサージを行うようにするものが一般的である。しかし、近年提供されるマッサージ機は多機能化傾向にあり、選択可能な手技動作の種類も非常に増大してきているために、操作部に設置するボタン数が非常に多くなって使い勝手が低下するとともに、使用者にとってもボタン選択の適切な判断が困難になってきているという問題がある。つまり、首や肩等の施療部位毎にマッサージ効果の高い手技動作は存在するのだが、一方で使用者にそこまでの予備知識を求めることは酷であり、結果として予備知識のない使用者にとっては最適な手技動作でマッサージを行うことができないといった結果を招いていた。
【0003】
また、施療子の位置を調整する際にも、好みの位置にまで施療子を移動させるには該施療子を上下方向、幅方向、強弱方向等に移動操作する必要があり、使用者にとっては面倒な作業が強いられるといった問題もある。
【0004】
これらの問題を解決すべく、例えば特許文献1には、上下に分割されたおおよその位置を指定したうえで、予め設定された施療コースを実行させることが可能なマッサージ機も提案されている。しかし、これによって操作自体は簡単になるものの、使用者がマッサージを行いたいと感じる狙いの部位を、その部位毎に最適な手技動作で確実にマッサージしていくことが可能になる訳ではない。
【特許文献1】特開2002−369855号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、複雑なボタン操作や予備知識を使用者に要求することなく、狙いの部位毎に最適な手技動作を用いてマッサージを行うことが可能なマッサージ機を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のマッサージ機を、施療子5を複数の施療部位に移動自在に設けたマッサージ機本体15と、複数の施療部位のうち所望の施療部位を入力可能な部位選択部22と、部位選択部22により入力された施療部位にまで施療子5を移動させるとともに該施療部位に対応して予め記憶させてある手技動作を実行させる制御部30とを具備したものとする。上記構成のマッサージ機とすることで、使用者は部位選択部22により首、肩等の所望の施療部位を入力さえすれば、入力を受けた制御部30は、施療子5をその施療部位にまで移動させるとともに、その施療部位に対応して記憶させてある手技動作を実行させることとなる。つまり、使用者にとっては部位選択部22で施療部位を入力するだけで、予備知識を基に複雑な操作を行わずとも、狙いの部位毎に最適な手技動作を用いてマッサージを行うことが可能である。これにより使用者の労力は削減され、尚且つ部位毎に異なったバリエーションのマッサージを楽しむことができる。
【0007】
ここで、制御部30には、施療部位毎に異なる手技動作を記憶させてあることが好適である。このようにすることで、例えば「首」という施療部位に対しては「指圧」と称する手技動作、「肩」という施療部位に対しては「つかみ」と称する手技動作、「背」という施療部位に対しては「リンパ」と称する手技動作、「腰」という施療部位に対しては「整体」と称する手技動作、といった具合に、各施療部位に対応した最も効果的な手技動作を設定しておくものである。
【0008】
また本発明のマッサージ機を、施療子5を複数の施療部位に移動自在に設けたマッサージ機本体15と、複数の施療部位のうち所望の施療部位を入力可能な部位選択部22と、複数の手技動作のうち所望の手技動作を入力可能な動作選択部50と、部位選択部22により入力された施療部位にまで施療子5を移動させるとともに、動作選択部により入力された手技動作を該施療部位毎に対応して記憶させてある動作軌跡で実行させる制御部30とを具備したものとしてもよい。上記構成のマッサージ機とすることで、使用者にとっては部位選択部22で施療部位を入力するとともに動作選択部50で手技動作を入力するだけで、予備知識を基に複雑な操作を行わずとも、狙いの部位毎に最適な動作軌跡の手技動作でマッサージを行うことが可能である。これにより使用者の労力は削減され、尚且つ部位毎に異なったバリエーションのマッサージを楽しむことができる。
【0009】
ここで、部位選択部22と動作選択部50とを、同一ボタンで共用化させてあることも好適である。このようにすることで、施療部位や手技数を多く設けた場合であっても、選択部の構造が大型化及び重量化することが防止される。
【0010】
また部位選択部22に、全ての施療部位を一括選択する全身選択ボタン80を備えることも好適である。このようにすることで、例えば首から腰にかけての背筋伸ばしを実行させる場合のように全ての施療部位を選択しようとするとき、全身選択ボタン80を一つ押せばよいので非常に操作が容易となる。しかも追加するボタンは一つでよく、選択部が大型化及び重量化するといった問題が生じることもない。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、複雑なボタン操作や予備知識を使用者に要求することなく、狙いの部位毎に最適な手技動作を用いてマッサージを行うことが可能になるといった効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図2には、本発明の実施形態における一例のマッサージ機全体を概略的に示している。本例のマッサージ機は、使用者(図示せず)が着座するための座部1と、この座部1に着座した状態の使用者が後方に凭れ掛かる背凭れ部2と、座部1に着座した状態の使用者が両足を保持させる足載せ台部3とを具備することで、マッサージ機本体15の主要部を構成している。上記背凭れ部2内には、使用者側に向けて左右一対の施療子5を突設させた移動ブロック6が上下に移動自在に配してある。
【0013】
また図3の構成図に示すように上記移動ブロック6には、この移動ブロック6全体を上下方向に駆動させる上下駆動部7と、移動ブロック6内における施療子5の姿勢を変更させて前方への突出量を変更自在とする強弱駆動部8と、移動ブロック6内における左右一対の施療子5を左右方向に近接離間させる幅駆動部9とを一体に組み込んである。また、施療子5の上下位置、強弱位置、幅位置をそれぞれ検知する上下センサ10、強弱センサ11、幅センサ12もそれぞれ移動ブロック6に設置してある。上記構成から成る移動ブロック6の構成は、例えば特開2006−34635号公報に開示されるものと基本的に同一の構成であるから、更に詳細な説明については省略する。なお、施療子5を上下、強弱、幅方向に駆動可能であれば他の機構によるものであっても構わない。
【0014】
上記マッサージ機本体15からは、使用者が各種指令を入力するための操作部4が延出してある。図1に示すように操作部4には、運転を開始するための入切ボタン20と、施療内容を表示するための表示部21と、首・肩・背・腰といった複数の施療部位から所望の施療部位が入力可能となるように設けた部位選択部22とが配してある。部位選択部22として具体的には、首・肩・背・腰といった施療部位毎に対応して、首選択ボタン23、肩選択ボタン24、背選択ボタン25、腰選択ボタン26が上下一列に並べてある。
【0015】
またマッサージ機本体15内には、操作部4を通じて入力された指令に基づいて施療子5を動作させる制御部30が設置されている。図3に示すように上記制御部30は、MPUから成る演算処理部31と、各種データを記憶させておく記憶部32と、各駆動部7,8,9を駆動制御する動作駆動制御部33とから構成され、操作部4及び移動ブロック6と接続させてある。
【0016】
上記記憶部32には、首・肩・背・腰といった施療部位毎に対応した施療子5の上下位置、強弱位置、幅位置と、施療部位毎に対応した手技動作の種類とが記憶されている。ここでの手技動作は、指圧・つかみ・リンパ・整体といった各種の施療動作であり、動作駆動制御部33により各駆動部7,8,9の動作を組み合わせて実行させることで所望の動作軌跡を施療子5に描かせることが可能になっている。
【0017】
ここで本例にあっては、上記記憶部32には、施療部位毎に異なる種類の手技動作を記憶させてある。つまり、図示例では各ボタン23,24,25,26表面に予め印字してあるように、「首」という施療部位に対しては「指圧」と称する手技動作、「肩」という施療部位に対しては「つかみ」と称する手技動作、「背」という施療部位に対しては「リンパ」と称する手技動作、「腰」という施療部位に対しては「整体」と称する手技動作、といった具合である。
【0018】
これは実際のマッサージ師がその部位に多用する手技動作であって、例えば首に対しては首筋の筋肉を強くほぐす指圧マッサージが有効であり、肩にはつかみマッサージが有効であり、背に対しては筋肉量の個人差が大きいことから柔らかく摩るようなリンパマッサージが有効であり、腰に対してはストレッチ運動で筋肉を伸ばすような整体マッサージが効果的であると判断されるからである。勿論、各施療部位に対応して図示例以外の手技動作を設定してあっても構わないし、また、それが効果的であるならば全ての施療部位毎に手技動作が相違していなくても構わない。
【0019】
上記構成のマッサージ機によれば、使用者は座部1に着座して背凭れ部2に凭れ掛かった状態で、まず操作部4の入切ボタン20を押下して運転を開始させ、次に部位選択部22の各ボタン23,24,25,26から所望の施療部位と対応するものを選択して押下すればよい。操作部4のボタン操作による所望の施療部位の入力を受けた制御部30の演算処理部31は、その施療部位に対応して記憶させてある施療子5の上下位置、強弱位置、幅位置を記憶部32から呼び出してその位置にまで施療子5が移動するよう、動作駆動制御部33により各駆動部7,8,9を駆動制御させる。このとき施療子5の位置は各センサ10,11,12により検出される。
【0020】
更に演算処理部31は、操作部4のボタン操作により入力された施療部位に対応した手技動作の種類を記憶部32から呼び出し、施療子5が所望の施療部位に移動したうえでその手技動作を行うよう、動作駆動制御部33により各駆動部7,8,9を駆動制御させる。
【0021】
つまり、使用者にとっては部位選択部22の各ボタン23,24,25,26の一つを押下するだけでよく、予備知識を基に複雑なボタン操作を行わずとも、狙いの部位毎に最適な手技動作を用いてマッサージを行うことが可能である。これにより使用者の労力は削減され、尚且つ部位毎に異なった種類のマッサージを楽しむことができる。
【0022】
なお、施療部位毎に対応して手技動作を複数記憶させておき、所望の施療部位を選択した場合にはこの複数の手技動作が順に実行されるように設けても構わない。この場合、施療部位毎に最初に設定される手技動作を相違させておくことが好適である。
【0023】
次に、本発明の実施形態における他例のマッサージ機について説明する。但し、本例の基本的構成は上記した一例の構成と同様であることから、一例と一致する構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
【0024】
図4に示すように、本例の操作部4には部位選択部22に加えて、複数の手技動作のうち所望の手技動作を入力可能な動作選択部50を備えてある。ここでの手技動作は、指圧・按摩・リンパ・整体といった各種の施療動作であり、動作駆動制御部33により各駆動部7,8,9の動作を組み合わせることで対応する動作軌跡を施療子5に描かせることが可能になっている。上記動作選択部50として具体的には、指圧・按摩・リンパ・整体といった手技動作毎に対応して、指圧選択ボタン51、按摩選択ボタン52、リンパ選択ボタン53、整体選択ボタン54が上下一列に並べてある。
【0025】
記憶部32には、施療部位毎に対応した施療子5の上下位置、強弱位置、幅位置に加えて、各手技動作における施療部位毎に対応した動作軌跡及び動作時間が記憶されている。つまり、例えばリンパマッサージを行うにしても、図5に示すように「首」という施療部位に対しては肩の上部から首筋に沿って摩り上げて血流を脳に送り易くし(矢印A参照)、「肩」という施療部位に対しては首の付け根から腕の付け根に向けて摩り(矢印B参照)、「背」という施療部位に対しては肩甲骨下のリンパに沿うようにリンパ下部から斜めに押し上げるように摩り(矢印C参照)、「腰」という施療部位に対しては背骨方向に走る筋繊維を大きく横切るように摩る(矢印D参照)といったように、施療部位毎に最適な動作軌跡や動作時間が異なるので、これらを個別に記憶させておくのである。この動作軌跡や動作時間は、実際のマッサージ師が行うものと同様である。なお、上記動作軌跡や動作時間に加えて、施療部位毎に対応した施療速度を記憶させていても構わない。
【0026】
上記構成のマッサージ機によれば、使用者は座部1に着座して背凭れ部2に凭れ掛かった状態で、まず操作部4の入切ボタン20を押下して運転を開始させ、次に部位選択部22の各ボタン23,24,25,26から所望の施療部位と対応するものを選択して押下し、更に動作選択部50の各ボタン51,52,53,54から所望の手技動作と対応するものを選択して押下すればよい。
【0027】
操作部4のボタン操作による所望の施療部位及び手技動作の入力を受けた演算処理部31は、入力された施療部位に対応して記憶させてある施療子5の上下位置、強弱位置、幅位置にまで施療子5を移動させるとともに、入力された施療部位及び手技動作と対応して記憶させてある動作軌跡及び動作時間での手技動作を施療子5に行わせるよう、動作駆動制御部33により各駆動部7,8,9を駆動制御させる。
【0028】
つまり、使用者にとっては部位選択部22の各ボタン23,24,25,26の一つと、動作選択部50の各ボタン51,52,53,54の一つを押下するだけでよく、予備知識を基に複雑なボタン操作を行わずとも、狙いの部位毎に、各手技動作を最適な動作軌跡や動作時間で行うことが可能である。これにより使用者の労力は削減され、尚且つ部位毎にバリエーションに富んだマッサージを楽しむことができる。
【0029】
次に、本発明の実施形態における更に他例のマッサージ機について説明する。但し、本例の基本的構成は上記した他例の構成と同様であることから、他例と一致する構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、他例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
【0030】
本例にあっては、他例において操作部4に設けてあった部位選択部22のボタン群と動作選択部50のボタン群とを、同一ボタン群で共用化させてある点に特徴を有している。具体的には図6に示すように、操作部4には入切ボタン20と、蛍光表示管から成る表示部21と、首選択ボタン23、肩選択ボタン24、背選択ボタン25、腰選択ボタン26を上下一列に並べて成る部位選択部22と、決定ボタン60とが配してある。
【0031】
表示部21には、施療内容を表示する施療内容表示部70と、首・肩・背・腰といった施療部位の種類を表示する部位表示部71と、指圧・按摩・リンパ・整体といった手技動作の種類を表示する手技表示部72とが別枠で設けてある。なお表示部21はLED等の部品を用いて表示させるものであっても構わない。
【0032】
上記構成のマッサージ機によれば、使用者は座部1に着座して背凭れ部2に凭れ掛かった状態で、まず操作部4の入切ボタン20を押下して運転を開始させ、次に、部位選択部22の各ボタン23,24,25,26から所望の施療部位と対応するものを選択して押下する。このとき、使用者に操作順序を容易に理解させるため、表示部21内の部位表示部71の文字表記部分を点滅させておき、各ボタン23,24,25,26のうち一つを押下すれば選択した施療部位の文字表記部分が点灯に切替わることで、部位確定が使用者に通知されるように設けてある。部位確定後には、手技表示部72の文字表記部分が点滅を始め、各ボタン23,24,25,26のうち先に使用者が選択したボタンを再度押下すると、手技表示部72の文字表記部分の一番上に設けてある「指圧」だけが点灯に切替わり、他は消灯する。そして先に選択したボタンを再度押下すると、「指圧」は消灯して次の「按摩」が点灯する。
【0033】
このように、部位選択部22の各ボタン23,24,25,26のうち先に選択したボタンを繰り返し押し続けることで手技動作が「指圧」→「按摩」→「リンパ」→「整体」と順に切替わっていき、現在選択されている手技動作が表示部21内に表示されるように設けるとともに、所望の手技動作が選択された時点で決定ボタン60を押下すればその手技動作が確定するように設けることで、部位選択部22だけで手技動作の選択も行うことが可能になっている。
【0034】
上記構成によれば、操作部4のボタン数を抑制して大型化や重量化を防止しながらも、使用者にとっては表示部21の案内により操作方法の理解し易いマッサージ機となるものである。
【0035】
次に、本発明の実施形態におけるまた更に他例のマッサージ機について説明する。但し、本例の基本的構成は上記した一例の構成と同様であることから、一例と一致する構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
【0036】
図7に示すように、本例のマッサージ機にあっては操作部4に設けてある部位選択部22内に、全ての施療部位を一括選択する全身選択ボタン80を備えたことを特徴としている。これによれば、例えば首から腰にかけての背筋伸ばしのように全ての施療部位を選択しようとする場合に、この全身選択ボタン80を一つ押せばよいので非常に操作が容易となる。しかも一例のものと比べて追加するボタンは一つでよく、操作部4が大型化及び重量化するといった問題も生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態における一例のマッサージ機の操作部を示す正面図である。
【図2】同上のマッサージ機の全体斜視図である。
【図3】同上のマッサージ器の制御構成図である。
【図4】本発明の実施形態における他例のマッサージ機の操作部を示す正面図である。
【図5】同上のマッサージ機による施療部位毎の動作軌跡を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態における更に他例のマッサージ機の操作部を示す正面図である。
【図7】本発明の実施形態におけるまた更に他例のマッサージ機の操作部を示す正面図である。
【符号の説明】
【0038】
5 施療子
15 マッサージ機本体
22 部位選択部
30 制御部
50 動作選択部
80 全身選択ボタン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
施療子を複数の施療部位に移動自在に設けたマッサージ機本体と、複数の施療部位のうち所望の施療部位を入力可能な部位選択部と、部位選択部により入力された施療部位にまで施療子を移動させるとともに該施療部位に対応して予め記憶させてある手技動作を実行させる制御部とを具備することを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
制御部には、施療部位毎に異なる手技動作を記憶させてあることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項3】
施療子を複数の施療部位に移動自在に設けたマッサージ機本体と、複数の施療部位のうち所望の施療部位を入力可能な部位選択部と、複数の手技動作のうち所望の手技動作を入力可能な動作選択部と、部位選択部により入力された施療部位にまで施療子を移動させるとともに、動作選択部により入力された手技動作を該施療部位毎に対応して記憶させてある動作軌跡で実行させる制御部とを具備することを特徴とするマッサージ機。
【請求項4】
部位選択部と動作選択部とを、同一ボタンで共用化させてあることを特徴とする請求項3記載のマッサージ機。
【請求項5】
部位選択部に、全ての施療部位を一括選択する全身選択ボタンを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−49088(P2008−49088A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−231358(P2006−231358)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】