説明

マルチキャリアシステムにおいてE−MBSサービスをサポートする方法及び装置

本発明は、マルチキャリアシステムにおいてE−MBS(Enhanced−Multicast and Broadcast Service)サービスを受信するための端末の動作方法であって、基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階と、キャリアスイッチング動作開始時間が割り当てられるように前記端末が前記基地局に要求することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、前記端末が要求した前記キャリアスイッチング動作開始時間情報を含む第2メッセージを前記基地局から受信する段階と、前記受信したキャリアスイッチング動作開始時間情報に基づいてキャリアスイッチング動作を開始する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、マルチキャリアシステムにおいてE−MBS(Enhanced Multicast and Broadcast Service)サービスをサポートする方法及び装置に関し、特に、E−MBSサービスを受信するためにキャリアスイッチング動作(Carrier Switching Operation)を行う方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般のマルチキャリアシステム
以下に説明するマルチキャリアシステムは、少なくとも1つの個別キャリアをまとめて使用する場合を示す。図1の(a)及び(b)はマルチバンド無線周波数(RF:Radio Frequency)ベースの信号送受信方法を示す図である。
【0003】
マルチバンド(又は、マルチキャリア)を効率的に使用するために複数のキャリア(例えば、複数の周波数割り当て帯域)を1つのMAC(Medium Access Control)エンティティが管理する技術が提案されている。
【0004】
図1に示すように、送信端及び受信端における1つのMAC層は、マルチキャリアを効率的に使用するために複数のキャリアを管理することができる。ここで、マルチキャリアを効果的に送受信するために、送信端及び受信端はどちらもマルチキャリアを送受信できると仮定する。1つのMAC層に管理される周波数キャリアは互いに隣接する必要がないので、リソース管理の面では柔軟である。
【0005】
すなわち、隣接キャリアのアグリゲーション(Contiguous Aggregation)でもよく、非隣接キャリアのアグリゲーション(Non−contiguous Aggregation)でもよい。
【0006】
図1の(a)及び(b)において、PHY0、PHY1、…、PHYn−2、PHYn−1は本技術によるマルチバンドを示し、それぞれの帯域は予め定められた周波数ポリシーに従って特定のサービスのために割り当てられた周波数帯域の大きさを有する。
【0007】
例えば、PHY0(RF carrier 0)は一般のFMラジオ放送のために割り当てられた周波数帯域を有し、PHY1(RF carrier 1)は携帯電話通信のために割り当てられた周波数帯域を有する。
【0008】
このように、それぞれの周波数帯域はそれぞれの周波数帯域特性に応じて周波数帯域の大きさが異なるが、以下の説明では説明の便宜上、各周波数割り当て帯域はA[MHz]の大きさを有すると仮定する。
【0009】
また、それぞれの周波数割り当て帯域はベースバンド信号を各周波数帯域で利用するためのキャリア周波数に代表されるので、以下では、各周波数割り当て帯域を「キャリア周波数帯域」、又は不明瞭にならなければ各キャリア周波数帯域を代表して単に「キャリア」という。
【0010】
また、近年、3GPP LTE−Aにおいては、マルチキャリア方式で利用されるサブキャリアと区分するために、前記キャリアを「コンポーネントキャリア」ともいう。
【0011】
このような面から、前記「マルチバンド」方式を「マルチキャリア」方式又は「キャリアアグリゲーション」方式ともいう。
【0012】
図1の(a)のようにマルチバンドで信号を送信し、図1の(b)のようにマルチバンドで信号を受信するために、送信端及び受信端はどちらもマルチバンドで信号を送受信するためのRFモジュールを含むことが求められる。また、図1において、「MAC」は、ダウンリンク(DL)であるかアップリンク(UL)であるかにかかわらず、基地局によりその構成方法が決定される。
【0013】
つまり、本技術は、1つのMACエンティティ(以下、不明瞭にならなければ単に「MAC」という)が複数の無線周波数キャリア(RF carrier:Radio Frequency)を管理/運営することにより信号を送受信する技術である。また、1つのMACで管理されるRFキャリアは互いに隣接する必要がない。よって、本技術においては、リソース管理の面で柔軟であるという利点がある。
【0014】
無線通信システムの1つであるIEEE 802.16mシステムにおいては、基地局の観点からキャリアタイプが大きく2つに分けられる。例えば、キャリアタイプは、完全構成キャリアタイプ(FCCT:Fully Configured Carrier Type)と部分構成キャリアタイプ(PCCT:Partially Configured Carrier Type)に分けられる。
【0015】
完全構成キャリアタイプとは、全ての制御情報及びデータを送受信できるキャリアを意味し、部分構成キャリアタイプとは、DLデータのみ送受信できるキャリアを意味する。ここで、部分構成キャリアはDLデータを主に提供するE−MBSなどのサービスのために使用される。
【0016】
移動端末の観点から、割り当てられるキャリアは2つのキャリアタイプに分けられる。例えば、キャリアタイプは主キャリア(Primary carrier)と副キャリア(Secondary carrier)に分けられる。ここで、移動端末は1つの主キャリア及び複数の副キャリアを基地局から割り当てられる。
【0017】
主キャリアは完全構成キャリアから選択され、移動端末のほとんどの主要制御情報が主キャリアで送信される。副キャリアは完全構成キャリア又は部分構成キャリアから選択され、移動端末の要求や基地局の指示により追加で割り当てられる。
【0018】
移動端末は、主キャリアで全ての制御情報のみならず副キャリアに関する制御情報までも送受信することができ、副キャリアで基地局とデータを送受信することができる。ここで、特定の移動端末に割り当てられた完全構成キャリアである副キャリアが他の移動端末の主キャリアに設定されてもよい。
【0019】
マルチキャリアスイッチング(Multicarrier Switching)
マルチキャリアスイッチングとは、端末が主キャリアから部分構成された又は完全構成された副キャリアに物理層接続を切り替えるマルチキャリアモードをいう。ここで、端末のキャリアスイッチングは、副キャリアでE−MBSサービスを受信するために、基地局の指示により行われる。
【0020】
端末は特定時間の間は副キャリアに接続され、その後主キャリアに戻る。端末が副キャリアに接続されている特定時間の間、端末は主キャリアで送信又は受信を維持する必要がない。
【0021】
基本マルチキャリアモード(Basic MC Mode)
基本マルチキャリアモードとは、端末がただ1つのキャリアで動作するモードをいう。しかし、端末は、マルチキャリア動作に関するキャリアに対する最適化されたスキャンだけでなく、主キャリアのスイッチング過程をもサポートする。
【0022】
E−MBSサービスのためのキャリアスイッチング動作(Carrier Switching Operation for E−MBS Service)
E−MBSサービスは、端末の主キャリアではない特定キャリア(例えば、副キャリア(E−MBSキャリア))により行われる。基地局に接続された状態において、ただ1つの送受信機を有するE−MBS端末(すなわち、キャリアスイッチングモードで動作する端末)は、E−MBSデータバースト、E−MBS構成メッセージ及びE−MBS MAPを受信するために主キャリアから他のキャリアに切り替え、基地局からユニキャストサービスを受信するために前記他のキャリアから前記主キャリアに切り替える。
【0023】
E−MBS端末は、DSA(Dynamic Service Addition)過程の間、基地局から前記端末に割り当てられた端末のE−MBS加入情報に基づいてキャリアスイッチング動作を行う。前記E−MBS加入情報は、例えばMSTIDs及びFIDsである。
【0024】
実際のE−MBS環境においては、基本(デフォルト)E−MBSチャネルはE−MBSサービスに加入している全ての端末に割り当てられ、基本E−MBSチャネルの数は特別E−MBSチャネル(プレミアムチャネル)の数よりはるかに多い。
【0025】
・全てのE−MBS端末は、基本的に無料チャネルで全てのデフォルトコンテンツに加入する。
【0026】
・さらに、一部のプレミアムユーザはプレミアムコンテンツに加入することができる。
【0027】
すなわち、プレミアムコンテンツに加入しているE−MBS端末は、デフォルトコンテンツにのみ加入している端末よりも長くE−MBSキャリアに留まることになる。
【0028】
図2は端末の加入情報に基づいて行われるキャリアスイッチング動作を示すフローチャートである。
【0029】
図2に示すように、端末1はデフォルトコンテンツにのみ加入しており、端末2はデフォルトコンテンツとプレミアムコンテンツ2に加入していると仮定する。
【0030】
また、E−MBSデータバースト1及び3はデフォルトコンテンツに関するデータであり、E−MBSデータバースト2はプレミアムコンテンツ1に関するデータであり、E−MBSデータバースト4及び5はプレミアムコンテンツ2に関するデータであると仮定する。
【0031】
図2を参照すると、端末1は基地局がE−MBSデータバースト2、4、5を送信する間主キャリアに留まることができ(S201)、端末2は基地局がE−MBSデータバースト2を送信する間のみ主キャリアに留まることができる(S202)。すなわち、基地局は最も低いユニキャストスケジューリング効率を有するプレミアムコンテンツに加入している端末にユニキャストリソースを割り当てる。
【0032】
無料E−MBSサービスの間は、端末は上位層で接続(joining)/解除(leaving)過程を行う必要がない。すなわち、この場合、E−MBS端末がE−MBSサービス受信を開始又は終了する際、DSA/DSD(Dynamic Service Deletion)過程を行わない。しかし、キャリアスイッチングモードにおいて、基地局は、効率的なユニキャストスケジューリングのために、端末が現在E−MBSサービスを受信しているか否かを知らなければならない。もし、端末が現在E−MBSサービスを受信していなければ、基地局はいつでも主キャリアで端末にユニキャストサービスを提供することができる。
【0033】
しかし、従来のキャリアスイッチング動作においては、端末がE−MBSサービスに加入しており、基地局との接続モードにある場合、端末はE−MBSサービスの受信に関係なく主キャリアと副キャリア(E−MBSキャリア)のキャリアスイッチング動作を行う。
【0034】
ここで、E−MBSサービスに加入している端末が接続モードにある場合、E−MBSサービスを受信しないときもキャリアスイッチングモードで動作すると、基地局が端末にユニキャストスケジューリングを効率的に提供することができず(特に、VoIPを使用する場合はQoSを保証しない)、端末は不要なキャリアスイッチング動作を行わなければならないので、電力が浪費されるという問題が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0035】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、キャリアスイッチングモードにある端末がE−MBSサービスを受信するか否かに応じてキャリアスイッチングモードを行う方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0036】
上記目的を達成するために、本発明は、マルチキャリアシステムにおいてE−MBSサービスを受信するための端末の動作方法であって、基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階と、前記基地局からE−MBSサービスを受信する際に、キャリアスイッチング動作開始時間が割り当てられるように前記端末が前記基地局に要求することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、前記端末が要求した前記キャリアスイッチング動作開始時間情報を含む第2メッセージを前記基地局から受信する段階と、前記受信したキャリアスイッチング動作開始時間情報に基づいてキャリアスイッチング動作を開始する段階とを含むことを特徴とする方法を提供する。
【0037】
前記キャリアスイッチング動作は、前記端末が加入しているE−MBSサービス区間ではE−MBSデータを受信するために周期的に副キャリアに切り替え、加入していないE−MBSサービス区間ではユニキャストサービスを受信するために主キャリアに切り替える。
【0038】
前記キャリアスイッチング動作開始時間情報は、前記端末がキャリアスイッチング動作を開始するスーパーフレーム番号の4LSBs(Least Significant Bits)である。
【0039】
前記方法は、前記端末がE−MBSサービスを終了する際に、前記端末が前記キャリアスイッチング動作を終了することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、前記基地局から前記第1メッセージに対する応答として第2メッセージを受信する段階と、前記端末が前記第2メッセージを受信すると、前記キャリアスイッチング動作を中断する段階とをさらに含んでもよい。
【0040】
前記端末が前記キャリアスイッチング動作を中断してから、キャリアスイッチング動作を再開するまで、前記端末は前記主キャリアに留まる。
【0041】
前記基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階は、前記E−MBSサービス接続設定を要求するためのDSA(動的サービス追加)要求メッセージを前記基地局に送信する段階と、前記DSA要求メッセージに対する応答としてDSA応答メッセージを前記基地局から受信する段階とを含んでもよい。
【0042】
前記基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階は、前記E−MBSサービス接続設定を要求するための非要求DSA(動的サービス追加)要求メッセージを受信する段階と、前記非要求DSA要求メッセージに対する応答としてDSA応答メッセージを前記基地局に送信する段階とを含んでもよい。
【0043】
前記第1メッセージは、E−MBS報告メッセージ(AAI_E−MBS−REPメッセージ)であってもよい。
【0044】
前記第2メッセージは、E−MBS応答メッセージ(AAI_E−MBS−RSPメッセージ)であってもよい。
【0045】
本明細書は、マルチキャリアシステムにおいてE−MBSサービスを受信するための端末であって、前記端末が基地局と接続設定を行って前記基地局からE−MBSサービスを受信する際に、キャリアスイッチング動作開始時間が割り当てられるように前記端末が前記基地局に要求することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する送信部と、前記端末が要求した前記キャリアスイッチング動作開始時間情報を含む第2メッセージを前記基地局から受信する受信部と、前記受信したキャリアスイッチング動作開始時間情報に基づいてキャリアスイッチング動作を開始するように制御する制御部とを含むことを特徴とする端末を提供する。
【0046】
前記制御部は、前記端末が前記E−MBSサービスを終了する際に、前記端末が前記キャリアスイッチング動作を終了することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信するように前記送信部を制御し、前記第1メッセージに対する応答として第2メッセージを前記基地局から受信するように前記受信部を制御し、前記端末が前記第2メッセージを受信すると、前記キャリアスイッチング動作を中断するように制御してもよい。
【0047】
前記制御部は、前記端末が前記キャリアスイッチング動作を中断してから、前記キャリアスイッチング動作を再開するまで、前記主キャリアで前記基地局からユニキャストサービスを受信するように前記受信部を制御してもよい。
【0048】
前記制御部は、前記端末がキャリアスイッチング動作を開始する前は、前記主キャリアで前記基地局からユニキャストサービスを受信するように前記受信部を制御してもよい。
【0049】
前記第1メッセージは、E−MBS報告メッセージ(AAI_E−MBS−REPメッセージ)であってもよい。
【0050】
前記第2メッセージは、E−MBS応答メッセージ(AAI_E−MBS−RSPメッセージ)であってもよい。
【発明の効果】
【0051】
本明細書により、キャリアスイッチングモードの端末がE−MBSサービスを受信しない場合はキャリアスイッチングモードを終了するので、基地局が端末のユニキャストスケジューリングを効率的に提供することができ、また、端末は不要なキャリアスイッチング動作を行わなくてもよいので、電力を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1A】(a)及び(b)はマルチバンド無線周波数ベースの信号送受信方法を示す図である。
【図1B】(a)及び(b)はマルチバンド無線周波数ベースの信号送受信方法を示す図である。
【図2】端末の加入情報に基づいて行われるキャリアスイッチング動作を示すフローチャートである。
【図3】E−MBSを受信するか否かに応じて端末がキャリアスイッチングモードを行うことを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態による、端末のE−MBSサービス受信の開始時に端末がキャリアスイッチングモードを開始する手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態による、端末がE−MBSサービス受信を終了する場合に端末がキャリアスイッチングモードを終了して主キャリアに留まる手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態による端末の内部ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下、本明細書の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。下記の説明では本明細書による動作を理解する上で必要な部分についてのみ説明されており、それ以外の部分についての説明は本発明の要旨を不明瞭にしないように省略されることを理解すべきである。
【0054】
以下の実施形態は構成要素や特徴が所定の形態に組み合わせられたものである。各構成要素又は特徴は、特に断らない限り選択的なものであると考慮されるべきである。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と組み合わせられない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を組み合わせて本発明の実施形態を構成することもできる。本発明の実施形態において、説明される動作の順序は変更することができる。一実施形態の一部の構成又は特徴は、他の実施形態に含まれてもよく、他の実施形態の対応する構成又は特徴で代替されてもよい。
【0055】
本明細書における実施形態は、基地局と端末間のデータ送受信関係に基づいて説明されている。ここで、基地局とは、端末と直接通信を行うネットワークの終端ノードを示すものである。本明細書において基地局により行われると説明されている特定動作は、場合によっては基地局の上位ノードにより行われる。
【0056】
すなわち、基地局を含む複数のネットワークノードからなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は基地局又は基地局以外の他のネットワークノードにより実行されることは自明である。「基地局」は、固定局、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイントなどの他の用語で代替することができる。また、「端末」は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの他の用語で代替することができる。
【0057】
本発明の実施形態は様々な手段で実現することができる。例えば、本発明の実施形態はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせなどにより実現することができる。
【0058】
ハードウェアによる実現の場合、本発明の実施形態による方法は、1つ又は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processors)、DSPD(Digital Signal Processing Devices)、PLD(Programmable Logic Devices)、FPGA(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより実現することができる。
【0059】
ファームウェアやソフトウェアによる実現の場合、本発明の実施形態による方法は、上記機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で実現することができる。ソフトウェアコードをメモリユニットに保存しておき、プロセッサにより駆動してもよい。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知となっている様々な手段により前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
【0060】
以下の説明で使用される特定用語は本明細書の理解を助けるためのものであり、これらの特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更することができる。
【0061】
以下、端末がE−MBSサービスを受信するか否かに基づいてキャリアスイッチングモードを行う方法について具体的に説明する。
【0062】
まず、キャリアスイッチングモードは、端末がキャリアスイッチング動作を行う区間であり、端末が基地局にE−MBSサービス受信の開始、終了を報告することによりキャリアスイッチングモードを開始又は終了することができる。
【0063】
また、前記キャリアスイッチングモードとは、端末が主キャリアと副キャリア(E−MBSキャリア)のキャリアスイッチング動作を行うことを意味し、すなわち、端末が加入しているE−MBSサービス区間では副キャリアでE−MBSバーストを受信し、端末が加入していないE−MBSサービス区間では主キャリアで割り当てられたユニキャストサービスを受信する。
【0064】
DSA過程によるキャリアスイッチング動作(E−MBSサービス受信)
端末は基地局とE−MBSサービス接続設定を行うためのDSA動作を行う(S301)。ここで、端末は、基地局とDSA動作を行うことにより、E−MBSサービス接続及び受信に必要な情報を交換することができる。
【0065】
すなわち、端末はE−MBSサービス接続設定を行うために、前記基地局にDSA−REQメッセージを送信する。ここで、前記DSA−REQメッセージは、E−MBS接続設定のために基地局が端末に送信してもよい。一般に、基地局が端末に非要求DSA−REQを送信することにより、前記端末とE−MBSサービス接続設定を行う。
【0066】
次に、E−MBSサービス接続設定を開始するために、端末がDSA−REQメッセージを基地局に送信すると、基地局は端末のE−MBSサービス接続要求に対する応答として前記端末にDSA−RSPメッセージを送信する。ここで、基地局が非要求DSA−REQメッセージを前記端末に送信した場合は、端末がE−MBSサービス接続要求に対する応答として前記基地局にDSA−RSPメッセージを送信する。
【0067】
また、端末が受信する前記DSA−RSPメッセージ又は非要求DSA−REQメッセージには、キャリアスイッチングモード情報が含まれる。前記キャリアスイッチングモード情報は、DSAメッセージに含まれるユニキャスト利用可能区間情報によるキャリアスイッチング動作、又はE−MBS−REPメッセージを使用するパラメータによるキャリアスイッチング動作を示すことができる。
【0068】
端末と基地局は、前記DSA過程中に、前記DSA−REQメッセージや前記DSA−RSPメッセージ以外に、DSA過程に必要なメッセージ(例えば、DSA−ACK)を送信又は受信することもできる。
【0069】
端末は、基地局とのDSA過程により、基地局からE−MBSサービスを受信できる状態となる。
【0070】
すなわち、E−MBSサービスに加入している端末が基地局と接続モードにある場合(S302)、端末はキャリアスイッチング動作を行うことにより基地局からE−MBSサービスを受信することができる。
【0071】
以下、接続モード状態にある端末がE−MBS−REP/RSPメッセージによりキャリアスイッチングモードを行う過程について具体的に説明する。
【0072】
端末は、報告モード情報を含むE−MBS報告メッセージ(AAI_E−MBS−REPメッセージ)を基地局に送信する(S303)。前記報告モード情報は、端末がE−MBSサービスを開始、変更又は終了することを示す情報に該当する。また、前記E−MBS報告メッセージは、MACコントロールメッセージに該当する。
【0073】
すなわち、端末は、前記E−MBS報告メッセージにより、端末のE−MBSサービスの開始や、E−MBSサービスの変更や、E−MBSサービスの終了を基地局に通知する。
【0074】
表1はAAI_E−MBS−REPメッセージフォーマットの一例を示す表である。
【0075】
【表1】

表1に示すように、一例として、端末が送信するE−MBS−REPメッセージに含まれる報告モードが「0b00」に設定されている場合、それは端末がE−MBSサービス受信を開始することを示す。従って、基地局は、報告モードが「0b00」に設定されたE−MBS報告メッセージを受信すると、端末がE−MBSサービス受信を開始することが分かる。
【0076】
すなわち、前記E−MBS−REPメッセージは、キャリアスイッチングモードを行うために、基地局からキャリアスイッチング開始時間が割り当てられるように端末が要求することを示す。
【0077】
従って、基地局は、端末がキャリアスイッチング(E−MBSサービス受信)を開始すると判断し、キャリアスイッチング開始時間が端末に割り当てられるように、キャリアスイッチング開始時間情報が含まれるE−MBS−RSPメッセージを前記端末に送信する。
【0078】
ここで、キャリアスイッチング開始時間情報は、端末が副キャリア(E−MBSキャリア)でE−MBSサービスを受信するためにキャリアを切り替えるスーパーフレーム番号の4LSBsを示す。
【0079】
また、前記報告モードが「0b10」に設定されている場合、それは端末がE−MBSサービス受信を終了することを示す。
【0080】
従って、基地局は、報告モードが「0b10」に設定されたE−MBS報告メッセージを端末から受信すると、端末がキャリアスイッチング(E−MBSサービス受信)モードを終了したと判断し、これに対する応答としてE−MBS−RSPメッセージを端末に送信する。
【0081】
次に、端末は、前記E−MBS−REPメッセージに対する応答としてE−MBS応答メッセージ(AAI_E−MBS−RSPメッセージ)を基地局から受信する(S304)。前述したように、E−MBSサービス受信を開始することを通知するE−MBS−REPメッセージを基地局に送信する場合は、基地局から送信される前記E−MBS応答メッセージにキャリアスイッチング開始時間情報が含まれる。
【0082】
また、前記E−MBS応答メッセージは報告モード情報を含むことができる。これは、端末にE−MBSサービスの開始、変更、終了を通知するために基地局から送信されるものである。
【0083】
すなわち、端末が前記報告モード情報を含むE−MBS応答メッセージを基地局から受信すると、端末は前記報告モード情報に応じてキャリアスイッチングモードを開始又は終了することができ、E−MBSサービス接続情報を変更(アップデート)することができる。
【0084】
基地局は、端末がE−MBSサービスを受信していれば、端末のキャリアスイッチング動作に基づいてユニキャストリソースを主キャリアに割り当てる。端末がE−MBSサービスの受信を終了すると、端末のキャリアスイッチング動作は行われず、基地局は、端末がキャリアスイッチングを開始するまで、主キャリアでユニキャストリソースを端末に割り当てる。
【0085】
表2はAAI_E−MBS−RSPメッセージフォーマットの一例を示す表である。
【0086】
【表2】

表2に示すように、端末から受信されたE−MBS−REPメッセージが端末のE−MBSサービス受信の開始を通知する場合、前記AAI_E−MBS−RSPメッセージ内にはキャリアスイッチング開始時間フィールドが含まれる。
【0087】
表3は報告モード情報を含むAAI_E−MBS−RSPメッセージフォーマットの他の例を示す表である。
【0088】
【表3】

表3に示すように、基地局が送信するAAI_E−MBS−RSPメッセージに端末のE−MBSサービスの開始、変更又は終了を示す報告モードフィールドが含まれることが分かる。
【0089】
次に、端末は、E−MBSサービスを受信するか否かに基づいて、キャリアスイッチングモードを開始するか、現在動作しているキャリアスイッチングモードを終了する(S305)。
【0090】
すなわち、端末は、E−MBSサービスの受信を開始する際に、E−MBSサービスが開始することを基地局に通知してから、E−MBSサービス受信とキャリアスイッチング動作を開始する。つまり、キャリアスイッチングモードの端末は、キャリアスイッチング動作の開始を基地局に通知する。
【0091】
また、端末は、E−MBSサービス受信が終了すると、それを基地局に通知し、キャリアスイッチング動作を終了する。すなわち、キャリアスイッチングモードの端末は、キャリアスイッチング動作を終了することを基地局に通知する。
【0092】
すなわち、端末がE−MBSサービスを受信する場合にのみキャリアスイッチングモードで動作し、E−MBSサービスの受信を終了すると主キャリアに切り替え、E−MBSサービスを受信するまで主キャリアに留まる。端末は、主キャリアに留まっている間、基地局からユニキャストサービスを受信することができる。
【0093】
E−MBS−REP/RSPメッセージ以外の方法によるE−MBSサービス受信の開始/終了報告
まず、端末は、上位層からE−MBSサービス受信開始の命令を受信することにより、キャリアスイッチング動作を行ってE−MBSサービスを受信することができる。
【0094】
端末が現在E−MBSサービスの受信を開始していない場合(すなわち、E−MBSサービスオフ状態の場合)、端末は上位層からのE−MBSサービス受信開始の命令を待つ。端末が上位層からE−MBSサービス受信開始の命令を受信すると、端末は基地局にE−MBSサービス受信信号を送信してE−MBSサービス受信の開始を通知する。ここで、端末は、E−MBSサービス受信の開始を通知するために、MACコントロールメッセージだけでなく、アップリンク制御チャネル(UL control channel)やMAC拡張ヘッダ(MAC Extended Header)などを使用することもできる。
【0095】
基地局は、端末から前記E−MBSサービス受信信号を受信すると、前記E−MBSサービス受信信号に対する応答信号を前記端末に送信する。
【0096】
端末は、前記応答信号を基地局から受信すると、主キャリアと副キャリアのキャリアスイッチング動作を開始する。前記副キャリアとは、E−MBSサービスが送信されるキャリアを意味する。
【0097】
また、端末が現在E−MBSサービスを受信している場合(すなわち、E−MBSサービスオン状態の場合)、端末が上位層からE−MBSサービス受信終了の命令を受信すると、端末は基地局にE−MBSサービス受信終了信号を送信する。ここで、前記E−MBSサービス受信終了信号は、MACコントロールメッセージだけでなく、アップリンク制御チャネルやMAC拡張ヘッダなどを使用することにより、基地局に送信することができる。
【0098】
基地局は、前記端末からE−MBSサービス受信終了信号を受信すると、主キャリアと副キャリアのキャリアスイッチング動作を行わずに主キャリアに留まる。
【0099】
図4は本発明の一実施形態による、端末のE−MBSサービス受信の開始時に端末がキャリアスイッチングモードを開始する手順を示すフローチャートである。
【0100】
まず、端末は、DSx手順により基地局とのE−MBSサービス接続を行う(S401)。ここで、端末と基地局は、E−MBSサービス接続を行うために、DSA−REQ/DSA−RSPメッセージを送受信することができる。また、前記DSA−REQ/DSA−RSPメッセージ以外の他のメッセージを送受信することもできる。
【0101】
キャリアスイッチングモードの端末が基地局との接続モード状態にある場合も(S402)、E−MBSサービスを受信するまで、端末はキャリアスイッチング動作を行わない。すなわち、端末は、主キャリアで基地局からユニキャストサービスを受信することができる。
【0102】
端末がE−MBSサービス受信を開始する場合(S403)、端末はキャリアスイッチング開始時間情報の割り当てを要求するために、すなわちE−MBSサービス受信の開始を通知するために、E−MBS−REPメッセージを基地局に送信する(S404)。
【0103】
前記E−MBS−REPメッセージを受信した基地局は、端末がE−MBSサービスを受信すると判断し、キャリアスイッチング開始時間情報を含むE−MBS−RSPメッセージを端末に送信する(S405)。
【0104】
端末は、キャリアスイッチング開始時間情報が示す時点でキャリアスイッチング動作を行う(S406)。
【0105】
すなわち、端末は、副キャリアでE−MBSサービスを受信し、加入していないE−MBSサービス受信区間では主キャリアに切り替え、基地局からユニキャストサービスを受信する。同様に、端末は、加入していないE−MBSサービス区間では主キャリアで基地局からユニキャストサービスを受信し、端末が加入しているE−MBSサービス受信区間では副キャリアに切り替えてE−MBSサービスを受信する。
【0106】
図5は本発明の一実施形態による、端末がE−MBSサービス受信を終了する場合に端末がキャリアスイッチングモードを終了して主キャリアに留まる手順を示すフローチャートである。
【0107】
ステップS501〜S506はステップS401〜S406と同様であるので、異なる部分についてのみ以下に説明する。
【0108】
端末がE−MBSサービス受信を終了する場合(S507)、端末はE−MBSキャリアスイッチングの終了を通知するために、E−MBS−REPメッセージを基地局に送信する(S508)。
【0109】
すなわち、端末は、基地局とのAAI_DSA−REQ/RSP過程により割り当てられたE−MBS接続を解除せず、E−MBSキャリアスイッチングを中断する時点を通知するために、基地局にE−MBS−REPメッセージを送信する。
【0110】
前記E−MBS−REPメッセージを受信した基地局は、これに対する応答としてE−MBS−RSPメッセージを端末に送信する(S509)。
【0111】
端末が前記基地局からE−MBS−RSPメッセージを受信すると、端末はキャリアスイッチングモードを終了して主キャリアに留まる(S510)。
【0112】
すなわち、端末は、キャリアスイッチングモードの終了以降は、主キャリアで基地局からユニキャストサービスを受信することができる。
【0113】
図6は本発明の一実施形態による端末の内部ブロック図である。
【0114】
まず、端末600は、送信部610と、受信部620と、制御部630とから構成される。
【0115】
送信部610は、E−MBSサービス受信の開始、変更又は終了を示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する。ここで、前記第1メッセージは、MACコントロールメッセージでもよく、E−MBS報告メッセージ(例えば、AAI_E−MBS−REPメッセージ)でもよい。また、前記第1メッセージはヘッダ形態でもよい。また、前記第1メッセージは、アップリンク制御チャネル又はMAC拡張ヘッダでもよい。
【0116】
また、前記報告モード情報は、キャリアスイッチング開始時間が基地局から割り当てられるように要求する情報や、E−MBSサービス受信のためのキャリアスイッチングの終了を示す情報を示す。
【0117】
受信部620は、前記第1メッセージに対する応答を示す第2メッセージを前記基地局から受信する。ここで、前記第2メッセージは、MACコントロールメッセージでもよく、E−MBS応答メッセージ(AAI_E−MBS−RSPメッセージ)でもよい。また、前記第2メッセージはヘッダ形態でもよい。
【0118】
制御部630は、前記基地局とのE−MBSサービス接続モード状態で、E−MBSサービスを受信するか否かに応じて、主キャリアと副キャリアのキャリアスイッチング動作を行うキャリアスイッチングモードを開始又は終了するように構成される。
【0119】
ここで、前記キャリアスイッチングモードとは、端末が主キャリアと副キャリア(E−MBSキャリア)のキャリアスイッチング動作を行うことを意味し、すなわち、端末が加入しているE−MBSサービス区間では副キャリアでE−MBSバーストを受信し、端末が加入していないE−MBSサービス区間では主キャリアで割り当てられたユニキャストサービスを受信する。
【0120】
また、制御部630は、E−MBSサービス受信を開始又は終了する際に、前記第1メッセージを生成して前記基地局に送信するように送信部610を制御する。
【0121】
さらに、制御部630は、前記キャリアスイッチングモードが開始する前又は終了した後は、主キャリアでユニキャストサービスを前記基地局から受信するように受信部620を制御する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチキャリアシステムにおいてE−MBS(Enhanced−Multicast and Broadcast Service)サービスを受信するための端末の動作方法であって、
基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階と、
キャリアスイッチング動作開始時間が割り当てられるように前記端末が前記基地局に要求することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、
前記端末が要求した前記キャリアスイッチング動作開始時間情報を含む第2メッセージを前記基地局から受信する段階と、
前記受信したキャリアスイッチング動作開始時間情報に基づいてキャリアスイッチング動作を開始する段階と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記キャリアスイッチング動作は、前記端末が加入しているE−MBSサービス区間ではE−MBSデータを受信するために周期的に副キャリアに切り替え、加入していないE−MBSサービス区間ではユニキャストサービスを受信するために主キャリアに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記キャリアスイッチング動作開始時間情報は、前記端末がキャリアスイッチング動作を開始するスーパーフレーム番号の4LSBs(Least Significant Bits)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末が前記キャリアスイッチング動作を終了することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、
前記基地局から前記第1メッセージに対する応答として第2メッセージを受信する段階と、
前記端末が前記第2メッセージを受信すると、前記キャリアスイッチング動作を中断する段階と
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末が前記キャリアスイッチング動作を中断してから、キャリアスイッチング動作を再開するまで、前記端末は前記主キャリアに留まることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記端末がキャリアスイッチング動作を開始する前は、前記基地局から前記主キャリアでユニキャストサービスを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階は、
前記E−MBSサービス接続設定を要求するためのDSA(動的サービス追加)要求メッセージを前記基地局に送信する段階と、
前記DSA要求メッセージに対する応答としてDSA応答メッセージを前記基地局から受信する段階と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記基地局とE−MBSサービス接続設定を行う段階は、
前記E−MBSサービス接続設定を要求するための非要求DSA(動的サービス追加)要求メッセージを受信する段階と、
前記非要求DSA要求メッセージに対する応答としてDSA応答メッセージを前記基地局に送信する段階と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1メッセージは、E−MBS報告メッセージ、アップリンク制御チャネル又はMAC拡張ヘッダのいずれか1つであることを特徴とする請求項1又は4に記載の方法。
【請求項10】
前記第2メッセージは、E−MBS応答メッセージであることを特徴とする請求項1又は4に記載の方法。
【請求項11】
マルチキャリアシステムにおいてE−MBSサービスを受信するための端末であって、
前記端末が基地局と接続設定を行って前記基地局からE−MBSサービスを受信する際に、キャリアスイッチング動作開始時間が割り当てられるように前記端末が前記基地局に要求することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信する送信部と、
前記端末が要求した前記キャリアスイッチング動作開始時間情報を含む第2メッセージを前記基地局から受信する受信部と、
前記受信したキャリアスイッチング動作開始時間情報に基づいてキャリアスイッチング動作を開始するように制御する制御部と
を含むことを特徴とする端末。
【請求項12】
前記キャリアスイッチング動作は、前記端末が加入しているE−MBSサービス区間ではE−MBSデータを受信するために周期的に副キャリアに切り替え、加入していないE−MBSサービス区間ではユニキャストサービスを受信するために主キャリアに切り替えることを特徴とする請求項11に記載の端末。
【請求項13】
前記キャリアスイッチング動作開始時間情報は、前記端末がキャリアスイッチング動作を開始するスーパーフレーム番号の4LSBsであることを特徴とする請求項11に記載の端末。
【請求項14】
前記制御部は、前記端末が前記E−MBSサービスを終了する際に、前記端末が前記キャリアスイッチング動作を終了することを示す報告モード情報を含む第1メッセージを前記基地局に送信するように前記送信部を制御し、前記第1メッセージに対する応答として第2メッセージを前記基地局から受信するように前記受信部を制御し、前記端末が前記第2メッセージを受信すると、前記キャリアスイッチング動作を中断するように制御することを特徴とする請求項11に記載の端末。
【請求項15】
前記制御部は、前記端末が前記キャリアスイッチング動作を中断してから、前記キャリアスイッチング動作を再開するまで、前記主キャリアで前記基地局からユニキャストサービスを受信するように前記受信部を制御することを特徴とする請求項14に記載の端末。
【請求項16】
前記制御部は、前記端末がキャリアスイッチング動作を開始する前は、前記主キャリアで前記基地局からユニキャストサービスを受信するように前記受信部を制御することを特徴とする請求項11に記載の端末。
【請求項17】
前記第1メッセージは、E−MBS報告メッセージ、アップリンク制御チャネル又はMAC拡張ヘッダのいずれか1つであることを特徴とする請求項11又は14に記載の端末。
【請求項18】
前記第2メッセージは、E−MBS応答メッセージであることを特徴とする請求項11又は14に記載の端末。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−515428(P2013−515428A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545870(P2012−545870)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/KR2011/000188
【国際公開番号】WO2011/087257
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】